P「肝試し病棟?」【ミリマスSS】 (73)


ミリマスSSです。プロデューサーはP表記。

イベント「アイドル肝試し病棟」が元ネタのSSです。オムニバス形式。
今更ながら、書き溜めが終わったので投下します。最近忙しい・・・


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411304283


かつて栄誉を誇った大病院、七六五総合病院。

あれから何年もの歳月が流れ、あの頃の輝きはすっかりなくなり、荒れ果てた廃病院と化してしまった。

ところが最近、妙な噂があるという。それは、夜中に鳴るというナースコール、鳴き声、そして人の影・・・。

絶対に立ち入ってはいけない、危険な廃病院の素顔が今、明らかになる!
(※引用元:イベントページ)

ゴオオオォ・・・

P「・・・今回はなかなか凝った作りだよな」

P「前回は風船とかちょっとしたBGMとSEだけだったけど、今回はがっつりセット組み込んだし」

P「何よりアイドル達が気合い入れて演技してるからなぁ」

P「とりあえず入ってみてアイドルの様子を見てみよう」


ヒョオォォ・・・

P「うおっ、本当に雰囲気すごい」スタスタ

P「薄暗くて、何か湿気てる感じがする・・・マジで出てきそう」

P「おっ、向こうに誰かいる」

ペタ・・・ペタ・・・

??「・・・ちゃん・・・どこ?」クスン

P(この声は・・・昴だな?)

昴「ねえ・・・お兄ちゃん、どこなの?・・・さびしいよ、会いたいよ・・・」

P「おう、ここにいるぞー」

昴「うわっ!?ぷ、プロデューサー!?」クルッ


P「お兄ちゃんはここにいるぞ?」ニコニコ

昴「べっ、別にプロデューサーのことじゃないし!」カアァ

昴「なあプロデューサー、やっぱり『お兄ちゃん』ってセリフ言わないといけないのか?」

P「イヤなのか?」

昴「イヤというか・・・すっごく恥ずかしいんだよ!」

昴「それにこんなフリフリな服、オレに似合ってるのか分かんないし・・・」

P「セリフといいその服といい、昴にピッタリだし可愛いと思うぞ?」

昴「かわっ」ボンッ

昴「うううぅ・・・」///

?「あーっ!」

P昴「!!」ビクッ

支援だよ

>>4
永吉昴(15) Da
http://i.imgur.com/zJ6YbqD.jpg
http://i.imgur.com/mZ37obd.jpg


P「な、何だ真か・・・ビックリした・・・」

真「えへへ、すみません」

雪歩「うう・・・」ガタガタ

昴「あと、雪歩もいるな・・・捨てられそうな子犬みたいな顔になってるけど・・・」

雪歩「い、犬!?」ビクッ

P「いないから安心して。今回はいぬ美もいないし、大丈夫だ」

真「それよりもプロデューサー!昴のその恰好、何なんですか!?」

昴「ま、真も変だと思「すっごくカワイイじゃないですか!」

昴「!?」

P「真もそう思うだろ?」

真「ピンクで、フリフリで!うう~っ、ボクもそんな服着たいなあ!」

P(あっ、そっちか)

真「それにそのクマのぬいぐるみも持って!あ、あと!」

雪歩「ダメだよ!!」

真昴P「!!!」ビクッ


雪歩「真ちゃんがフリフリの服着た姿とか、誰が求めるの!?」

雪歩「真ちゃんがそんな服着たって・・・それこそ誰得だよ!」クワッ

真「そ、そんなあ!」

雪歩「そんなのよりも、こんな感じの白衣でビシッと決めたりとか!」スッ

雪歩「あと、こんなお化け屋敷なら・・・ほらっ!吸血鬼の恰好とか!」シュバッ

雪歩「絶対絶対、こっちの方がお似合いだよ!!」キラキラ

P(あの服どこから取り出したんだろう・・・って言うかいつも持ち合わせてるのか・・・)

真「・・・」

真「あんまりだあぁぁ!!」ダダダ

ウワアァァン・・・

雪歩「もう、真ちゃんすぐにフリフリの服着たいって言うんだから・・・」

P「なあ、雪歩・・・」

雪歩「どうしました?」

P「真が一人で行ってしまったけど・・・雪歩、お前は一人で大丈夫なのか?」

雪歩「!!・・・ま、真ちゃん、ごめんなさいぃ~~!!まって~~!!」ダダダ

P昴「・・・」

P「この後も何人もアイドルが来るだろうから、頑張ってな」

昴「う、うん・・・」


スタスタ

P「フリフリの服の昴は・・・すごく良かったです、はい」

P「普段とのギャップとか考えたら・・・ね」

P「昴自身も女の子っぽくなりたいし、かわいい昴が見れるし、これぞwin-winってやつだな」

P「真は・・・今度雪歩に内緒で着せてあげよう」

P「何だかんだ言って、真のフリフリ姿もカワイイからね、ちかたないね」

P「・・・確かこの先は病棟だよな・・・ん?」

P「誰かが廊下で立ちふさがってるのか?」

??「そこにいるのは誰でして?」


千鶴「ここから先の病棟はVIP専用!立ち入りはご遠慮いただきますわ!」

千鶴「おーっほっほっほ!!」

P「やっぱり千鶴だったか」

千鶴「プロデューサー、全く驚きませんわね・・・」

P「何だろう・・・あんまり驚く要素がない?」

千鶴「そんなっ!」ガーン

P「あっ、その・・・病院服とかもゴージャスだろ?」

P「それにジュエリーも手にいっぱいつけてるし、セレブとしての威光の方が強く出ちゃってるというか」

千鶴「!!・・・そういうことでしたか。私の気品の高さは黄泉の国をも覆いつくしてしまったのですね!」

P(なにそれすごい)


P「そろそろ次の方に行くよ。この先の順路って?」

千鶴「ええと・・・ここの棟は1周できるので、1周してそれから階段で2階に上がっていただきますわ」

P「OK。それじゃあ千鶴、頑張って」

千鶴「ええ。この名に恥じないようにしてみせますわよ!」

P「あっ、そうだ千鶴」

千鶴「どうしましたか?」

P「こういった病院のVIPルームってたいてい最上階にあるからな。あんまり1階とか、こんな地上階にはないぞ?」

千鶴「えっ」

P「それじゃあ、行ってくるぞ~」ピュー

千鶴「えっ、ちょっ、プロデューサー!ど、どういうことです!?」


P「いや~、千鶴をいじるのは楽しいな~」

P「病院のVIPルームってほんとにすごいって聞くもんね。その病院の最上階のワンフロアが全部1人のための個室とか・・・」

P「ちなみに、今回千鶴が着けてた指輪などの宝石類はすべて水瀬家のご協力により、本物の宝石となっております」

P「当の本人は・・・」

千鶴『これが本物でしたらいいのに・・・』

P「と呟いているように、本物とは思ってないようです」

P「最後、この肝試しが終わった時にバラすの楽しみでしかたない」

キイ・・・キイ・・・

??「・・・クスッ」

カラカラ・・・

P「・・・ん?何の音だ?」クルッ


P「うおっ!」ビクッ

静香「あら、迷子ですか?・・・一度足を踏み入れたらもう出られませんよ?」

静香「諦めて、私と遊びましょう・・・ふふふ・・・」

P「し、静香だったか・・・後ろから近付かれたけど、ほとんど気配しなかったぞ?」

P「演技も鬼気迫ってるし、今までで回ってきた中で一番怖かった・・・」

静香「本当ですか?・・・ふふっ、ちゃんと練習した甲斐がありました」


P「静香は演技で怖がらせてくるタイプか」

P「ちょっと想像と違った感じだったけど・・・」

静香「ちなみにプロデューサー、どういうのを想像してたんですか?」

P「そりゃ勿論・・・」


静香『ああ・・・今日も病院食にうどんが出なかった・・・』フラ・・・フラ・・・

静香『うどん・・・うどんが食べたい・・・』

静香『うどん・・・ああああああ!!!』ブンブン

静香『うどんをぉぉ!!!たべさせろぉぉぉ!!!!!』


P「・・・みたいな?」

静香「私を何だと思ってるんですか」

P「どんきt・・・うどん大好きっ娘?」

静香「何か聞き捨てならない言葉が出かけた気がするんですけど・・・」ジトー

P「そういえば今日の昼飯は何食べた?」

静香「勿論、月見うどんです」ドヤッ

P(やっぱうどんじゃないか・・・でもドヤ顔かわいい)


P(・・・しかし本当に凝ってるな)

P(メイクもしてるんだろうけど、雰囲気出てるし・・・)ジーッ

静香「・・・?」

P(クタクタの病院服が更にマッチしてるな)

P(それに服がはだけてて谷間が・・・)ジーッ

静香「!」

静香「ど、どこ見てるんですか、プロデューサー!」///

P「!・・・あ、ああ、すまない!服装見てたらついつい谷間に目が行って!」

静香「た、たにま・・・」カアァ


静香「さ、最低です!」

P「つい男の性で・・・悪かったよ・・・」

静香「とにかく!もう次の方に行ってください!!」

P「あ、ああ・・・」

テクテク

静香「・・・」

静香「・・・」ペタペタ

静香(あんまり大きくないけど、ちゃんとそういうふうに見てくれるのね・・・)カアァ

静香「って何考えてるのよ、私!!///」ブンブン

>>15
最上静香(14) Vo
http://i.imgur.com/dKwUhQI.jpg
http://i.imgur.com/XcP2c9j.jpg


P「静香の気を悪くさせてしまった・・・」シュン

P「今度、美味しいうどん屋さん連れて行ってあげよう。それで機嫌直してくれたらいいんだけど・・・」

P「・・・おっ、次はこの部屋か」

P「次は誰がいたっけな・・・っと」ガラッ

??「・・・あら?」

P「ああ、この部屋は琴葉だったか」

琴葉「あなた、どうしてこの部屋に?」

琴葉「私、ちゃんと『病室で待ってて下さいね』って言いましたよね?」

琴葉「せっかく念を押して言ったのに・・・あんなにお願いしたのに・・・」スタスタ

P「あの・・・琴葉?」

琴葉「そっか、このお薬が足りてなかったんですね?」カラカラ

琴葉「早く・・・この薬を飲んで・・・元のあなたに戻ってもらわないと・・・」ニコォ

ちょっと小休止。
11時過ぎに戻ってきます。

一旦乙です

>>20
田中琴葉(18) Vo
http://i.imgur.com/Sr2xMRT.jpg
http://i.imgur.com/g5mULHA.jpg


P「うおお・・・」

琴葉「・・・っと。どうでしたか、プロデューサー?」

P「いや、かなりヤバかった・・・」

P「さっきの静香もなかなかだったけど、それよりも鳥肌立ったぞ・・・」

琴葉「ふふっ♪静香ちゃんに演技指導したの、私なんですよ?」

P「なるほど、そうだったのか・・・」

琴葉「それでプロデューサー、相手を怖がらせるのはこれくらいで良いのでしょうか?」

P「俺はそれくらいで十分怖いと思ったけど・・・どうして?」

琴葉「いえ・・・もう少し、やろうと思えばより怖がらせる演技はできるので・・・」

P「ん~・・・どうだろう、次の人に試したらどうだ?」

琴葉「そうですね、そうしてみます!」

P「よし、それじゃあ俺は次の方に行くから」

琴葉「はいっ」


ガラッ

P「いや~、あれでも十分怖かったと思うんだけどな・・・」

P「流石、元演劇部と言うべきか・・・」

P「あれっ、俺の次に来てる娘って誰なんだろ?」

「うぎゃーーーーー!!!」

P「!?」

ダダダダ

P「な、何だ!?うおっ!?」ボスッ

響「うぎゃっ!?あっ、ぷ、プロデューサー!!」ギューッ

P「な、何だ、響だったか・・・一体どうしたんだ?」

響「こ、琴葉が・・・琴葉がぁ・・・」ブルブル

琴葉「響ちゃーん!?」タタタ

響「ひいっ!こ、琴葉!!」ギューッ!


琴葉「完全に怖がられてる・・・」

P「響は怖がりだけど、ここまで怖がるなんて一体どんなことしたんだ?」

琴葉「えっと、さっきとは趣向を変えて・・・」

_________

響『うう・・・さっきの静香、めちゃくちゃ怖かったぞ・・・』

ガラッ

響『つ、次は一体誰なんだ・・・?』

琴葉『・・・あら、また誰か来たのね?』

響『!!』ビクッ

琴葉『どうしてここへ・・・』

琴葉『そうだそうだ!お薬が足らなかったのね?』

琴葉『ほら、このお薬飲んで?』


響『ち、ちょっ』

琴葉『ほら早く!』ガシッ

響『ひゃあっ!』

琴葉『どうして言うこと聞かないの?あなたは病人なんだから、大人しく飲みなさい!』

響『い、いやだぞっ!』

琴葉『・・・どうして?どうして飲んでくれないの?』

琴葉『ねえ、飲んでよ、お願いだから飲んで?あなたのためなの、ねえ飲んでよ、飲んでよ、飲んでよ飲んでよ飲んでよ飲んでよ飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで飲め飲め飲め飲め飲め飲め飲め飲め飲め飲め飲め飲め』

響『』

琴葉(ふふっ♪私の迫真の演技、どうかしら?響ちゃんの様子は・・・)チラッ

響『』フルフル

琴葉(あっ、恐怖って言うよりも怯えてるかも)

響『うぎゃーーーーーっ!!!』バッ

ダダダ バタン

琴葉『ああっ!ちょっと響ちゃーん!!』

_________


琴葉「・・・という風に、ちょっと病んだ人をイメージしてやってみたんです」

P「さすがにやりすぎだ」ペチ

琴葉「あう」

P「ほら響、大丈夫だから」

響「うう・・・ハッ」

響「こ、琴葉!?琴葉だよね!?」ガシッ

琴葉「ええ、そうよ?」

響「ううっ、自分ホントに怖かったぞ!琴葉が壊れちゃたみたいで!」ギューッ

琴葉「ご、ごめんね響ちゃん。演技でも少しやり過ぎちゃって・・・」

響「うん・・・」

響「でもよかった、いつもの琴葉だ・・・えへへ」ニコ

P琴葉「・・・」

P琴葉「かわいい」

響「うぎゃっ!?」///


テクテク

P「響にしたパターンは流石にやり過ぎということで琴葉に言っておきました」

P「まあでも何だろう・・・怖がる子にはもっと怖がらせたくなるよね」

P「特に響とか響とか響とか・・・うん」

P「次はこの部屋か・・・」ガラッ

??「ふんふんふ~ん♪」

??「・・・んっ?」

P(次は海美か)

海美「あららっ!そっちから来るとは度胸があるね!」ウミーン


海美「いつもは私が行ってあげてるのに、関心関心♪」

P(海美は注射をするナースか・・・ガーターがエロい)

海美「ねえ、聞いてるー?」

P「ん?ああ、聞いてるぞ?」

海美「んー・・・そうだっ、言うこと聞かない子には早速注射しようっと!」

海美「ねえ、右の注射と左の注射、どっちがいい?」

P「・・・どっちもいや?」

海美「ええっ!?・・・もう、つれないな~」

海美「そんなアナタには両方の注射をプレゼント!」ズイッ

P「う、海美、ちょっと近い・・・」ススス

海美「え?でも近くに立たないと注射できないでしょ?」

P「ま、まあそうだけど・・・」ススス


海美「って、ほら離れないの!」

海美「ふふっ、そうだ!捕まえて動けなくしてから注射してあげる!」

海美「よーし!待てー♪」タタタ

P「わ、わー、逃げろー」タタ

海美「ほらほら~!早く刺された方がキモチよくぶっ飛べるよ~?」

P(うみみ、テンション上がってるなー)

海美「待てー!・・・っきゃあ!」ズルッ

P「うおっ!海美!」ガシッ

ガシャン! ゴロゴロ

海美「うう~、ビックリした~」

>>26
我那覇響(16) Da
http://i.imgur.com/F6Morjl.jpg
http://i.imgur.com/HqftH1n.jpg

>>30
高坂海美(16) Da
http://i.imgur.com/f7P54AC.jpg
http://i.imgur.com/KfLGUGV.jpg


海美「ってプロデューサー、大丈夫!?」

P「あ痛て・・・だ、大丈夫、受け身取ったから・・・」

P「それよりも海美、ケガは?」

海美「私も大丈夫!プロデューサー、ゴメンね?」

P「い、いや、良いんだけど・・・」

P(うみみを抱きしめた状態だから・・・色々とヤバい)

タタタ ガララッ

琴葉「海美ちゃん!すごい音がしたけど何かあったの!?」

琴葉「って・・・」

P海美「あ」ギューッ

琴葉「へえ・・・」スウゥ

P海美「」

P(ふええ・・・さっき怖がらせに来た時以上に怖い顔してるよ・・・)

莉緒「・・・」ニヤニヤ

P(こっそり莉緒さんこっち見てニヤニヤしてるし・・・)


P(とりあえず、琴葉には必死の説明により誤解は解けました)

P「そういえば海美、その注射器の中って何が入ってるんだ?」

海美「この緑の液体?これはね~・・・えいっ!」カポッ

P「むぐっ!?・・・あっ、甘いなこれ」

海美「そう!メロンソーダだよ?」

P「なるほど」

海美「ちょっとのど渇いた時とか、ちょうど良いよ?」

海美「ん~っ、おいし~♪」チュー

P「・・・なあ、海美」

海美「プロデューサー、どうしたの?」ゴクゴク

P「いや・・・それ、さっき俺が飲んだやつなんだけど・・・」

海美「・・・そんなこと言われたら恥ずかしくなったじゃん」カアァ


P「うみみの赤面いただきました」

P「うみみの赤面って珍しいからね、最高ですね」

P「ああいう無垢な性格の子が時折見せる女の子っぽい表情ってグッと来るね」

P「確か次は・・・」

P「・・・」

P「この廊下・・・ね」

P「何が起こるのか分かるんだよなあ・・・」

P「『何をして脅かしたらいいのかな?』って相談して、俺が提案したし・・・」

P(そうだ、アイツの後ろに回り込んで逆に脅かそっと)


ススス

P「・・・わっ!」

??「ひゃあっ!?」ビクッ!

??「も~!ビックリしたよ、プロデューサーさん!」

P「あはは、悪い悪い。それで翼、調子はどうだ?」

翼「うんっ!さっき響さんが来てすっごくビックリさせちゃいました~!」

P「そうか・・・しかしよく出来た人形だな」

翼「だよね~?目がちょっと怖いけど・・・」アハハ

翼「次の娘もこの人形をぶら下げてビックリさせちゃうよ~!」

P「ハイライト消してるからな、確かにちょっと怖いかも」

P(でもホントによく出来てる、流石は東洋インダストリー製)

P(・・・別にやましい気持ちは無いよ?)


コツ・・・コツ・・・

翼「あっ!次の獲物が来たよ~!」

P「誰?」

可奈『うう・・・もう早くここから出たいよ・・・』ブルブル

志保『そ、そんなこと言ったってもう少しあるんだから、が、我慢しなさいよ』ガタガタ

可奈『やっぱダメだよ~!志保ちゃん、助けて~!』

志保『ひゃあっ!?も、もう!ビックリさせないで!!』

P「可奈と志保か・・・」

翼「・・・」ソワソワ

P「タイミングが重要だぞー」

翼「分かってますよ~♪」


翼「よ~し、そろそろ行くよ~!」

翼「えいっ!」ガコン

可奈志保『きゃああああっ!!!』

翼「えへへ、大成kうわあ!」ズルッ

P「翼!」ガシッ

翼「わわっ!落ちちゃう落ちちゃう!!プロデューサーさん助けて~!!」バタバタ

P「お、落ち着け翼!」

P「大丈夫だ、引き上げるぞ」

P「よいしょっと!」ギュッ ムニュ

翼「ふあっ!」ビクッ


翼「ああっ!人形が!!」ズルッ

ドシャッ

『『きゃああああっっ!!!』』

P「もうちょっとだからな、それっ!」ギュッ

翼「ひゃあ!!」

P「・・・ふう、何とか引き上げられた。翼、大丈夫か?」

翼「う、うん、大丈夫だけど・・・プロデューサーさん、その・・・」

P「?」ギュッ ムニュ

翼「私の胸に手が・・・」カアァ

P「ああっ!!ご、ごめん!!」バッ

翼「・・・えっち」///

P(よく考えたらすっごく柔らかかった・・・)


可奈『えっ、な、何が落ちてきたの?』

志保『確か音がして、天井から人?みたいなのが出てきて・・・それが落ちたよね?』

可奈『ひ、人・・・か、確認しよっか?志保ちゃん、懐中電灯ある?』

志保『え、ええ・・・さっきびっくりして思わず落としたけど・・・あっ、あった』

志保『それじゃあ、いくわよ』カチッ パッ

可奈志保『『ひゃあ!!』』

可奈『や、やや、やっぱり人だよね』ガタガタ

志保『え、ええ・・・い、一体誰が・・・』

カチッ パッ

翼?「」デーン

可奈志保『『!!』』

可奈志保『『ぎゃあああぁぁぁ!!!』』

翼「あっ、私の人形、下に落っこちたんだ」

P「急いで回収するか」

P「・・・下は今悲惨なことなってるみたいだし」


P「確かこの辺・・・って、可奈!志保!」

翼「ぷ、プロデューサーさん!可奈ちゃんと志保ちゃんは!?」

可奈「」

志保「」

P「き、気絶してる・・・」

P「無理もないか、翼の人形だって知らないと翼が落ちてきたって勘違いするよな・・・」

翼「あ、あはは・・・」

P「翼、人形持って行ける?」

翼「うん、そこまで重くないから・・・」

可奈「」

志保「」

P「とりあえず俺は、外にいる音無さんに2人を預けてくるから」

翼「はい。プロデューサーさん、可奈ちゃんと志保ちゃんが起きたら、2人にゴメンなさいって言っててくれませんか?」

P「もし起きたら言っておくよ」

P「翼も落ちないように気をつけてな?」

翼「うんっ」


スタスタ

P「とりあえず2人を外に運んで、元のルートに戻ってきたぞ」

P「しかし、翼・・・柔らかかったなあ・・・」

P「いかんいかん、俺はプロデューサー。アイドルに邪な気持ちを持ってはいけない」

P「次に集中しよう、うん。確か次で最後だったな」

P「ああ・・・確か、麗花だったよな・・・」

P「どんなことするんだ?って聞いたら・・・」

麗花『秘密です、ふふっ♪当日を楽しみにしてくださいね?』

P「って言ってたけど恐ろしく不安でしかない・・・」

P「麗花だけは何考えてるのか分かんないんだよなぁ・・・」


P「・・・とりあえず入ってみるか」

ガララッ

P「」

麗花「あっ、プロデューサーさんやっときましたね?待ってましたよ♪」

P「」

P「」カラカラ パタン

P「OK、俺は何も見てない。いいな?よし、もう一回開けるぞ」

ガララッ

麗花「もーっ、どうして何も言わずに閉めちゃうんですか!」プンスカ

P「いや・・・頭が追い付かなくて・・・」

P「ちなみにコンセプトは?」

麗花「もちろん、マッドドクターですよ♪」

麗花「ほらほら、この腕が6本な所とかマッドですよね?」

P「あ、ああ・・・」

P(わかるようなわかんないような・・・)

麗花「ほらほら~、患部をピピッと切っちゃいますよ~♪」クルクル

P(本人はすごく楽しそうだけど・・・)


麗花「あっそうだ!プロデューサーさん、実はもう一つあるんですけど・・・」

P「も、もう一つ?」

麗花「はいっ♪今からお見せしますから、ちょっと外で待ってて下さいね?」

P「ああ、分かった」

ガラッ パタン

P「一体次は何が待ってるんだ・・・」

P「さっきの6つの手に顔を3つにして『阿修羅!』とかするんじゃないだろうな・・・」

麗花『プロデューサーさん、いいですよー!』

P「わ、分かった」

P(開けづらい・・・ええい、ままよ!)

ガララッ

麗花「うふふっ、どうですか?」

麗花「今度は女医さんっぽくしてみました♪ほら、聴診器当てて診察しますよー?」

P「・・・」

P「Benissimo」グッ


_________
______
___


海美「あ~っ、楽しかったー!」

琴葉「そうね。私もついつい本気で演技しちゃった」クスッ

昴「うう・・・嬉しいような恥ずかしいような・・・」///

千鶴「昴はどうしたのです?」

静香「脅かすたびに、みんなから可愛い可愛い言われてみたいです」アハハ

麗花「また肝試ししたいね?」

翼「そうですね♪」

P「よーし、そろそろ事務所に戻るぞー」

「「「はーい!!!」」」


ガタン!

「「「!!!」」」ビクッ

静香「な、何の音ですかね?」

琴葉「さ、さあ・・・」

千鶴「向こうの部屋からしましたね?」

海美「まさか、本物のユーレイが・・・なんて?」

昴「ま、マジ?」

P「そういえば、莉緒さん見かけないな?」

翼「それじゃあ莉緒さんが脅かしてるんだ?」

ウッウー!デンワデスヨー!

P「かもな・・・って、電話だ」

麗花「じゃあ、私は向こう確認しますね?」


P「もしもし、音無さん?」

小鳥『もしもし、プロデューサーさん?もうすぐ戻ってこれますか?』

P「はい、今から出ようとしたところです」

小鳥『みんな待ってますからね、打ち上げ始めたくてうずうずしてr、きゃあ!り、莉緒さん!?』

莉緒『プロデューサーくん、早く来てよね~?このみ姉さんともう始めちゃってるんだから♪』

P「えっ、莉緒さんそっちいるの!?」

静香「えっ」

莉緒『そうよ?大体20分くらい前から・・・』

琴葉「莉緒さん、もう向こうにいるのですか?」


翼「じゃあ、さっき向こうから音がしたのって・・・」

麗花「確かこの部屋でしたね?よーし、開けちゃいますよー」

昴「れ、麗花!開けるのはちょっと待って!」

麗花「せーの♪」

ガララッ

麗花「あれっ?」

琴葉「麗花さん、どうしたんですか?」

麗花「わあ、すごい!ドアが勝手に開いちゃった♪」

海美「それって・・・」サー

「「「・・・」」」

「「「ぎゃああああぁぁ!!!」」」

ダダダダダ・・・

麗花「すごいすごーい!みんなも来てくださーい!」

麗花「・・・あれ?みんなは?」キョロキョロ


おわり?

>>44
北上麗花(20) Da
http://i.imgur.com/D6w7juF.jpg
http://i.imgur.com/6RZPe37.jpg

>>49
音無小鳥(2X) Ex
http://i.imgur.com/g8aE7xk.jpg
http://i.imgur.com/iH8gSG2.jpg


おまけ1


P「千鶴、お疲れ様」

千鶴「疲れたけど、とても楽しいものでしたわ」フゥ

千鶴「セレブの患者ということで・・・慣れな、もとい私の長所を十分に引き出すことのできる設定でしたし・・・」

千鶴「しかし、この指輪はなかなかよくできたものですわね?さも本物かと間違えてしまいそうです」

P「千鶴、それ偽物じゃないぞ?」

千鶴「えっ」

伊織「そうよ?私が特別に貸し出してあげたんだからね?」

千鶴「」

静香「そ、それ本物なんですか!?」

未来「ええっ、すご~い!私もつけたいな~!なんて」ヒョコッ

伊織「まあ、落としたりしなければ少しくらいならいいわよ?」


未来「ホント!?伊織ちゃんありがと~!!」パァ

伊織「ちょっと待ってなさい。千鶴、手を出して。千鶴のつけてる指輪を未来につけさせるから」

千鶴「ええ・・・」

伊織「ええと、そうね・・・ええっ!!」

伊織「ち、ちょっとこれ!!」

P「ど、どうした?」

伊織「どうしたもこうしたもないわよ!どうしてこの指輪があるの!?」

千鶴「な、何なの?」

伊織「新堂!ちょっと来なさい!!」

新堂「どうなされましたか、お嬢様?」

伊織「この指輪って・・・そうよね?」

新堂「な、なんと!!・・・すぐに家のものへ連絡いたします!!」タッ

千鶴「えっ、ど、どうしたの?」

伊織「千鶴、落ち着いて聞きなさい。アンタが右手中指につけてるその指輪・・・」



伊織「・・・呪いの指輪よ」

P「」

千鶴「」

静香「」


P(お、おい伊織、そんな話聞いてないぞ!?)ボソボソ

伊織(バカね、そんなもの流石にウチにもないわよ)

伊織(もちろん、新堂も仕掛け人よ)ボソボソ

P(それならいいけど・・・3人は完全に真に受けてるぞ?)

伊織(すぐにネタばらしするから安心しなさい)

千鶴「」

未来「の、呪いの指輪って・・・本当!?」

伊織「ホープダイヤモンドの話って聞いたことない?」

静香「ホープダイヤモンド?」

伊織「とても美しいブルーダイヤなんだけど、その魅力に引きつけられた数々の有力者たちが皆悲惨な死を遂げてるってやつよ」

千鶴「」

伊織「ペルシャの王族もそうだし、あと・・・ルイ16世とマリー・アントワネットも・・・」

伊織「うちの家にも似たようなものがあってね・・・絶対に持ち出されることのない場所に置いてたのだけど・・・」

未来「その伊織ちゃんのお家が持ってる指輪は・・・」

伊織「つけたものは皆死ぬってやつよ」

千鶴「」

>>53
水瀬伊織(15) Vo
http://i.imgur.com/ZSWCNsC.jpg
http://i.imgur.com/sBEBsfc.jpg

春日未来(14) Vo
http://i.imgur.com/MUrfD6d.jpg
http://i.imgur.com/4Tgk3JW.jpg


静香「ち、千鶴さん!?起きてください!?」

千鶴「」

伊織「・・・なんてね、冗談よ?」ニヒヒッ

未来「じゃあ、呪いの宝石って話は・・・」

伊織「ウチにあるわけないでしょ、そんな物騒なもの」

静香「じ、冗談がきつすぎます!伊織さんの家なら本当にあると思ってしまうじゃないですか!」

伊織「わ、悪かったわよ・・・それより、早く千鶴を正気に戻した方がいいんじゃない?」

未来「ああっ、そうですね!千鶴さん、起きてください!」

千鶴「・・・ハッ!」

千鶴「い、伊織!さっきの指輪の話は本当!?」

静香「そ、その話ですけど伊織さんの冗談です!」

千鶴「ああ、よかった・・・つ、つい、取り乱してしまいましたわ」


未来「ところで伊織ちゃん、この指輪は伊織ちゃん家のモノっていうのは本当?」

伊織「ええ、それは本当よ」

千鶴「えっ」

未来「じゃあ、この指輪はいくらくらいするの?」つ

伊織「そうね、確かそれはそんなに高くなかった気がするわ」

伊織「・・・せいぜい1億くらいかしら?」

静香「たかくない・・・?」

千鶴「」

P(流石は水瀬家・・・)


おまけ2


P「ところで琴葉、持ってるその薬って・・・」

琴葉「これですか?このイベントとコラボして作った、特性のサプリメントですよ?」

琴葉「これがそのサプリメントのパッケージです」スッ

P「どれどれ?」

『様々なビタミンと鉄を配合しています。そして、亜鉛です。みんなに元気になってもらいたくて・・・』
『田中琴葉』

P「・・・」

P「この琴葉のコメント、自分が考えた?」

琴葉「はいっ。私も少しサプリメントの勉強をして、少しだけ考えたりしたんです」

琴葉「特に亜鉛って元気の源みたいですからね、特に強調して書いてみました!」

P「ぶふぉ」


琴葉「なっ・・・どうして笑うんですかプロデューサー!」

P「い、いや!なんでもない!!」

琴葉「何でもなかったらそんな吹き出したりしません!」

琴葉「何かおかしい所があったら言ってください!!」ズイッ

P「え、えっと・・・じゃあ言わせてもらうけど・・・」

P「ちょっと琴葉、こっち来て」チョイチョイ

琴葉「?・・・何ですか?」

P「亜鉛ってさ・・・」ゴニョゴニョ

琴葉「はい・・・えっ」カアァ

P「・・・ということなんだ」アハハ

琴葉「あぅ・・・」///


この琴葉とコラボしたサプリメントは、サプリメント市場において伝説となる売上げを記録するのはまた別の話。


おまけ3


P「・・・流石に2人同時に運ぶっていうのはムリだからな、翼、志保を置いていくから面倒見ててくれる?」

翼「うんっ、いいよ~!」

P「それじゃあ可奈を・・・よいしょっと」

P「それじゃあ行ってくる」

翼「行ってらっしゃい~」フリフリ

テクテク

P「って軽いな・・・ちゃんと食べてるんだろうか」

可奈「・・・う、ん」パチッ


可奈「わわっ、なになに!?」ビクッ

P「おっと!落ち着いて、可奈。俺の背中の上だから」

可奈「プロデューサーさんですか、びっくりした・・・」

可奈「ああっ、大変です!つ、翼ちゃんが天井から落ちて!!」

P「ああ、大丈夫。人形が落ちてきただけだから安心して」

可奈「ほん、ホントですか?・・・よかったぁ・・・」

P「流石にびっくりするよな」アハハ

可奈「もう本当にびっくりしました・・・それに怖くて怖くて・・・」ギュッ

可奈「あっ・・・プロデューサーさんの背中、あったかい・・・」

P「そう?」

可奈「えへへ・・・プロデューサーさんのせなか~♪暖かいかな~♪」

P「そうだ、さっき志保と来てたけど最近よく一緒にいるみたいだな?」

可奈「はいっ!この前のオフも一緒に遊んで・・・」



・・・

P「よし、次は志保だな」

P「よいしょっと」

翼「プロデューサーさん、頑張って~」フリフリ

志保「・・・んっ」パチッ

志保(あれ・・・私さっきまで・・・ってどうしてプロデューサーさんにおんぶされて!?)

P「翼もありがとうな、しばらくここにいてくれて」

翼「ううん、大丈夫!じゃあ私は上に戻るね?」

P「ああ」

志保(翼は・・・大丈夫だったのね、良かった・・・)



テクテク

P「しかし、志保もびっくりして気絶するとは思わなかったな・・・」

志保(そっか、私さっきまで気絶して・・・)

P「まあ、あんなよくできた人形落ちてきたら誰でも勘違いするか」アハハ

志保(あれ、人形だったんだ)

P「しかし、さっきの可奈と比べるとかなり背中の感触がボリュームのある感じがして・・・」

志保(!!)

志保(・・・)ギューッ!

P「い、痛い痛い!めっちゃ肩掴んでる!!」

P「・・・志保、起きてる?」

志保「・・・」



P「そういえば、最近可奈と一緒に遊んだらしいな」

P「さっき可奈から聞いたぞ?」

志保(可奈・・・余計なこと言ってなかったらいいけど・・・)

P「いろいろ聞いたぞー?」

P「一緒に買い物行ったりして、それから志保の家でご飯作ったり、可奈も一緒に泊まったり」

P「あと・・・一緒に風呂入ったりとか」

志保「なっ!?」ビクッ

P「おっ、起きたな?」

志保「~っ!降ろしてください!」///

P「やだよ、もう少しで着くんだから我慢して」

志保「うう~っ!!」ポカポカ

P「~♪」

志保(もう、可奈!許さないわよ!!)///



おわり



呼称と口調がおかしかったらごめんなさい。

今更ながら肝試しです。アイデア浮かんでたけど時間なくてこんな時期になりました。
これからも時間を探してゆっくりいろんなの書いていきます。

よく考えたら、SS書き始めて1年経ったんだよなあ・・・

乙でした
一周年おめでとうです

追伸
画像先輩、いつもご苦労様です。
相変わらずの素晴らしいチョイスの画像、ありがとうございました!

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