春香「トップアイドルになりたい」地球「応援している」 (18)

春香「ただただ憧れて入ったアイドルの世界…トップアイドルになりたい」

地球「……」

春香「なれるのかな?」

地球「私に聞くんじゃない、我は1日一回、回転するだけでも一苦労なのだ」

月「あははートップアイドルね、アイドルってなんなのかい?」

影「部外者が口を挟むんじゃねぇよ!」

月「…へー、物体の背後に居座ることしかできない癖によく言うね~」

影「居座ってるわけじゃねぇんだよおい!」

地球「やかましい…!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

春香「ちょっと…地震起こしてどうするんですか」

地球「トップアイドルになりたいなら早く事務所へ行け」

春香「はい…!」

雲「ふん…地震とはまた意味のないことを」


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P「春香…今日はレストランで、1曲歌ってもらう」

春香「はい、プロデューサーさん」

P「外で食事が楽しめる場所らしいんだ、雰囲気にあった曲を選んだつもりだぞ」

春香「わぁ…私、頑張りますね」

亜美「はるるーん今からおちごと?」

春香「うん…来客者さん達の前で歌うの」

亜美「ふーん…」

P「ほら、行くぞ春香」

春香「はい…じゃ、行ってくるね」

亜美「…うん、いってらっちゃい」

P「…温度はこれくらいでいいか?」

春香「はい…丁度いいです」

P「そうか…ええと、場所はと…」


月「お、事務所から出てきたみたいだよ~」

影「んなもん見りゃわかるだろ!」

月「いいだろ~べつに、君みたいに、ものの後ろに張り付いてるストーカーなら見なくても分かるんだろうけどさ」

影「…うるせぇんだよ!」

地球「また同じことをやらないと分からないのか?」

春香「……うぅ」

P「ん、どうした春香…気分でも悪いのか?」

春香「い、いや…大丈夫です」

P「車に酔ったりしたら言うんだぞ」

春香「はい…」

月「まあまあそう怒るなよ~お互いそんなに遠くない仲なんだしさ」

地球「……」

影「ったく、黙って聞いてろ…」



P「そういえば…春香は最近歌の仕事、あんまり無かったな」

春香「えっ……は、はい…まぁ」

P「悪いな、俺もできるだけアイドルらしい仕事を取ってるつもりなんだ」

春香「い、いえ…こうやって仕事ができるだけでも十分です」

春香「それに、たまにライブもできますし…寧ろ、感謝してます」

月「イイコト言うね~」

影「黙ってろって言ってるだろうが!」

月「まぁまぁそう言うなよ…こっちは誰も居なくて静かなんだからさ」

影「…たくよ」


P「しかし、今日はよく晴れたな…絶好の仕事日和じゃないか」

月「ホントだ…よく晴れてるね~」

春香「そうですね…よく晴れてますね」

P「春香の歌、楽しみにしてるからな」

春香「はい…」


影「…おめぇさ、何で部外の星にそんな興味もってんだよ」

月「…興味を持っちゃ悪いのかい?」

影「理由を聞いてんだよ!さっさ答えろよ!頭沸いてんのか」

月「ふー…こんなに威勢のいいストーカーさんは見たことがなくてね~困るよきみ」

影「…くそがぁ!!」



雲「さっきから騒がしいな、ちょっと失礼する」

ザーーーーーザーーー…

春香「ちょ、ちょっと…!」

P「な、なんだ…雨が降ってきたぞ」

月「おいおい、君まで何やってるの~~」

雲「……」

月「聞く耳持たずってかい?」

ザーーーーザーーーーー…

P「なんだ…この大雨は…今日は雨は降らないんじゃ無かったのか?」

P「まずいな…これじゃ歌が中止になるなんてことも」

春香「そ、そうですね…うぅ」

P「わ、悪い…せっかくの歌の仕事が」

春香「プ、プロデューサーさんが謝らなくてもいいです…!」


月「あ~あ、これはダメみたいだね~」

影「他人事みたいに言うんじゃねぇぞ!誰のせいだと思ってんだ!」

月「きみが騒ぐからこうなったんじゃないの~?」

影「うるせぇ!おい、この雨やませることできねぇのかよ!」

地球「…私には自然現象を調和させ、平行に保つことしかできない」

影「ふざけんじゃねぇぞ!!!」

月「あ、そうだ~」

影「あ?」

月「僕たちが静かになれば雨も止むんじゃないかな?」

影「なんだと?」

月「あの雲は僕達がうるさいから雨降らせたんでしょ?そのくらい察しなよ」

影「だま…!!!……!くそがぁ………」

影「あとで覚えてろよ」

月「ごめんなさいね~、今すぐ雨止むから」

春香「……」コクコクッ

影「お、おいあれ見ろよ」

月「なにかな~………!」



雷「おっ久しぶりの雨だな…いっちょ気合い入れますか」


雷「ひゃっほほーーーい」

ゴロゴロッガ~~~シャー~!


雷「あっははははっ!!楽しい~しばらく楽しませてくれよ」

雲「…うむ」



影「くそがぁ…あの野郎!!」

月「あ~こりゃ手に負えないよ」

影「ふざけんなよ、せっかくの歌の仕事が入ってんだぞ!!」

春香「うう…うぅ」

P「お、おい春香…大丈夫か?」

春香「プロデューサーさぁん…」

P「な、泣くな…分かった、歌の仕事はまた取ってくるから」

春香「うぅ…はい……」


月「あーあ、泣いちゃった」

影「…あのやろぅ」

地球「……む、今何が起きてるんだ…ひょっとしてあの娘が泣いているのか!?」

月「そうなんだよ~」

地球「何をしてるんだ!…この前注意されたばかりだぞ…こんなことをしていては、あの方がお怒りになる…!!」

影「お、おい…あの方ってまさか」

月「ちょ……僕、木星の後ろに隠れるよ」

地球「バカが…勝手に居場所を変えるな、地形が維持できなくなるではないか…!」

影「お、おいきたぞ…」

地球「…終わった」

ゴォォォォォォォォォ



……………




「……たわけが」






めんどくさくなったので終わりにします

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