穂乃果「真姫ちゃんは何色の穂乃果が好き?」真姫「じゃ、じゃあ……」 (96)

ラブライブSS

まきっと!

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穂乃果「まっきちゃーん!」

真姫「ん、どうしたの穂乃果」

穂乃果「真姫ちゃん何かピアノ弾いてよ!」

真姫「……なんで弾かなきゃいけないのよ」


穂乃果「……ここが音楽室だから!」

真姫「はぁ……しょうがないわねぇ」


穂乃果「よしっ!」

真姫「嬉しそうね」

穂乃果「だって真姫ちゃんのピアノが聞けるんだもん!」

真姫「う……わかったから顔近づけないでっ!」グイッ

穂乃果「はーい!」

真姫(さて……何を弾こうかしら)

穂乃果「真姫ちゃん!」ズイッ

真姫「何よ!?」


穂乃果「穂乃果はどこで聞けばいいかな?」

真姫「どこでも……」

真姫(正面……は緊張しそうね……)

真姫(後ろ? 何されるかわからないわ……)


真姫「いつぞやの時のようにドアを挟んで……」

穂乃果「……真姫ちゃんひどいっ」

真姫「冗談よ」

穂乃果「じゃあ隣に座るねっ!」ピョンッ


真姫「ヴェエ!?」

穂乃果「あ、真姫ちゃん温かいね」ヒシッ

真姫(うぅ……近すぎよばか……)

~~♪

~~~~♪


穂乃果「ほえぇ~」パチパチパチ

真姫「ん、満足したようね」

穂乃果「やっぱり真姫ちゃん凄いよ!」

真姫「そんなんでもないわよ、小さい時からやれば誰だって……」


穂乃果「穂乃果には出来ないことをやってるから凄いの!」

真姫「ま、ありがと」

穂乃果「うーん……なにかお礼をしないとなぁ」

真姫「え? いいわよお礼なんて」

穂乃果「それじゃあ穂乃果の気が済まないから!」

真姫「えーでも……」


穂乃果「……だめぇ?」ウルッ

真姫「……わかったわよ! だからうるうるするのやめて!」

穂乃果「やったー!」パァ

真姫「で、何をしてくれるの?」

穂乃果「あっ」

真姫「まさか、何も考えてないわけ……?」

穂乃果「いやいやいや、全然考えてるようん!」

真姫「じゃあ早く言いなさいよー?」

穂乃果「ほ……」

真姫「ほ?」


穂乃果「ほむまんを食べに家に来よう!」

真姫「穂乃果の家のお饅頭って美味しいって海未から聞いたわ」

穂乃果「とっても美味しいから一緒に食べよ? ねっ♪」

真姫「ちょっとママに電話するから待ってね」

穂乃果「ママ……」

真姫「!」

真姫「あーもうー! 復唱しないの!」

支援

穂乃果「はいはい、真姫ちゃん入って入って!」

真姫「お、お邪魔します……」

真姫(そういえば穂乃果の家に入るのは初めてね)

穂乃果「今、お饅頭持ってくるから待っててねー!」

真姫「う、うん」


真姫(ここが穂乃果の部屋……)

真姫(漫画の本が適当に並んでるわね……)サッサッ

真姫(これが少女マンガ……?)パラパラッ


真姫「なによこれ、面白いじゃない」フフッ

穂乃果「真姫ちゃん?」

真姫「うええぇっ!?」

穂乃果「そんなに驚かなくても……」

真姫「びっくりしただけよ!」

穂乃果「そんなことよりたーんと召し上がれ!」ドドンッ

真姫「いや、多すぎじゃない? 二人で10個って……」

穂乃果「売れ残りが少々……」

真姫「さ、私は帰るわね」

穂乃果「じょ、冗談だってばー!」

真姫「はいはい、いただきます」パクッ

穂乃果「…………」ジー


真姫「美味しい……」

穂乃果「やった!」

真姫「あっ、いや、今のは……うん。美味しいわよ」ニコッ

穂乃果「喜んでもらえてよかったー!」

真姫(本当に嬉しそうに笑ってくれるのね……)

穂乃果「真姫ちゃん、穂乃果の顔に何かついてる?」

真姫「えっ、いやなんでもないわよ!」


穂乃果「そういえば真姫ちゃんは穂乃果の家に入ったのは初めてだね!」

真姫「そうね、他の皆は入ったことあるの?」

穂乃果「あー真姫ちゃん以外は全員入ったことあるかも……」


真姫「ふぅん……」ジトー

穂乃果「わわっ、真姫ちゃんを仲間はずれとかにしたわけじゃっ!」

真姫「わかってるわよ、そんなこと」ツーン

穂乃果(うぅ……真姫ちゃんの機嫌が悪くなっちゃった……)

真姫「私以外ねぇ……ふーんふーん」

穂乃果(根に持っちゃった……)

真姫「そうねぇ……仕方ないわよねぇ……」

穂乃果(いじけちゃった……そうだ!)

穂乃果「真姫ちゃん!」


真姫「……何よ」

穂乃果「決めたよ!」

真姫「? だから何をよ?」


穂乃果「今度穂乃果の家に泊まりにおいでよ!」

真姫「……ええっ?」

穂乃果「幼馴染の二人以外は初めてだよ!」

真姫「……穂乃果がいいなら」

穂乃果「私は大歓迎っ!」

真姫「じゃ、じゃあ次の日曜日にでも!」

穂乃果「うん! 決まりだねっ!」ギュッ

真姫「~~/// 抱きつかないで!」

今日はここまでで。ゆったりと行きます。お疲れ様でした。


続きも期待

さいこー

最近ほのまき好き

いじけた真姫ちゃん可愛い

にこまきまだ?

ほのまきや言うとんねん

最近ほのまき多くてほのまきに嵌ってしまった

最近ほのまきごり押されすぎでほのまき嫌いになってきた

最近にこまき厨の態度がなってなくてにこまき更に嫌いになってきた
sageろよ

昔からだ、触れちゃいかん

がんばってがんばって

期待

待ってるーずっとーまーてっるー

真姫(ふふ、穂乃果の家に行くのは初めてね)

真姫(まったく……私だけ入ってなかったなんてちょっと悔しいわね)

真姫(でも泊まれるからいいかな……なんてねうふふ)ニコニコ



凛「真姫ちゃんがにこにこしてるよかよちん」ヒソヒソ

花陽「本当だ、なにか良いことあったのかな?」ヒソヒソ

凛「お弁当がトマトいっぱいだったとか!」

花陽「えぇっ!? そうかなぁ……」

凛「聞いてみようかな……」

花陽「う、うん……」

凛「まっきちゃーん!」

真姫(……何を話そうかしら、話題の一つや二つは考えておきたいわね)

凛「真姫ちゃん真姫ちゃん!」

真姫(うーん、穂乃果はイチゴ好きだから持って行こうかしら)

凛「む~真姫ちゃああああん!」

真姫(穂乃果の家にピアノってあるのかしら……)


凛「だめにゃ、自分の世界に入ってるよぉかよちん……」

花陽「……こんな真姫ちゃん初めて見た……」


真姫(うふふっ♪)ニコニコ

真姫(昨日は楽しかったわね……)

真姫(結局、昨日はほむまん食べただけで帰っちゃったから……)

真姫(あ、抱きつかれたわねそういえば……)ウフフ

真姫(日曜日はちゃんとじっくり話したり、くつろいだりしてみようかな……)

真姫(アレだけじゃ入ったことになんてならないわ……)

真姫(他の皆は聞けば一時間以上だし、私だけ三十分なんて論外!)




真姫(今日は金曜日だから……はぁ、早く終わらないかな)


凛「昼休みなのに全然凛の声に反応がないにゃ……」

花陽「真姫ちゃん調子悪いのかな……」


ガラッ


穂乃果「まっきちゃーん!」

真姫「穂乃果!?」




凛「あ、今凛すっごく負けた感じがした……」グッ

花陽「うん、私も感じちゃった……」ガクリ

穂乃果「今日も穂乃果の家に来るー?」

真姫「ヴェエェッ!? こ、心の準備が……!」

穂乃果「ほむまんあるけど……だめかなっ」チラッ

真姫「行くわ!」

穂乃果「それじゃあ放課後にねっ!」ニコッ

真姫「待ってるから迎えに来なさいよ?」

穂乃果「わかってるって! それじゃっ!」


真姫(……うふふっ)



凛「……真姫ちゃんがときめいてるねかよちん」

花陽「……ポーカーフェイスのつもりなのかなあれって……」

――――――放課後――――――

穂乃果「あ、やっぱりここにいたっ!」

真姫「あ、教室まで行ったの? ごめん……」

穂乃果「ううん、真姫ちゃんならここにいると思ってたよ!」

真姫「それならいいわ。行きましょ?」

穂乃果「んと、凛ちゃんと花陽ちゃんは?」

真姫「あの二人は今日はラーメン食べに行くって言ってたわ」

穂乃果「あの二人も仲良しだねぇ~」

真姫「そういう穂乃果、海未とことりは?」

穂乃果「いや、衣装関係でちょっと揉めてたから逃げてきた……」アハハ

真姫「また露出度の高い服なの……?」

穂乃果「穂乃果は可愛いと思うんだけどねー海未ちゃん恥ずかしがり屋だから……」

真姫「海未も大変ね」

穂乃果「うふふっ、じゃあそろそろ行こう真姫ちゃん!」ギュッ

真姫(手をにぎっ……私も握ろうっ)ギュッ

穂乃果「最近穂乃果は占いにハマっててねー!」

真姫「希の影響?」

穂乃果「そこまで本格的じゃないけどねっ」

穂乃果「真姫ちゃんの血液型はー?」

真姫(血液型占いかしら……)

真姫「私はAB型よ」

穂乃果「AB型はー確か……おー! 天才型だって! 凄いね真姫ちゃん!」

真姫「当然でっしょー!」フフン

穂乃果(あ、ドヤ顔可愛い)

穂乃果「穂乃果との相性はー!」

真姫(ドキドキ)

穂乃果「……相性最悪……」ズーン

真姫「穂乃果、血液型なんてどうせ迷信よ」

穂乃果「そうかなぁ……そうだよねっ!」

真姫「わ、私と穂乃果は相性いいじゃない!」


穂乃果「……そうだねっ!」

真姫(あれ、でもメンバーで一番家に入るの遅かったの私よね……)

まきちゃんかわいいかきくけこ!

にやにや真姫ちゃんかわいい

穂乃果「あーっ!?」

真姫「ん。穂乃果どうしたの?」

穂乃果「真姫ちゃん! お金が落ちてたよ!」

真姫「……それで、どうするの?」

穂乃果「? もちろんおまわりさんに届けるよ!」

真姫「てっきり穂乃果ならネコババすると思ったわ」フフ

穂乃果「も~しないよぉそんなこと!」

真姫「うふふ」

穂乃果「あははっ♪」

「いつもありがとね」

穂乃果「いえいえ、それでは!」



真姫「手馴れてるわね」

穂乃果「結構穂乃果ってお金拾ってて……」

真姫「生きてるうちにどうやって五万円以上も拾ってるのかしら……」

穂乃果「小さいうちからコツコツと?」

真姫「それにしても拾いすぎよ……」

穂乃果「落として困ってる人がいるかもしれないからねっ!」

真姫「お人好しなんだから」

穂乃果「もうそろそろ家だね! 昨日はゆっくりできなかったけど今日はゆっくりしようねっ♪」

真姫「ありがと、穂乃果」

真姫「そういえば穂乃果の家にピアノはあるの?」

穂乃果「いやぁ……さすがにないかなぁ」

真姫「穂乃果の隣の部屋は……」

穂乃果「あれは、雪穂の部屋だよ」

真姫「……妹さんね。そういえば見たことないわね……」

穂乃果「あ、ピアノならあるっ!」

真姫「……嫌な予感しかしないんだけど?」

穂乃果「ほら、鍵盤ハーモニカ!」

真姫「……やっぱりね」ハァ

穂乃果「ダメ……かな?」チラッ

真姫「しょうがないわね、別に弾けるわよ」

穂乃果「やった! ありがとっ真姫ちゃん!」モッギュー

真姫「もう、どっちが先輩かわからないじゃない……//」

穂乃果「先輩禁止だからねっ♪」ダキッ

真姫(~~~~っ///)

――――――穂乃果の家――――――

穂乃果「ただいまー」

真姫「お邪魔します……」

ほのママ「あ、真姫ちゃん。今日はゆっくりしていってね」ニコニコ

真姫「あ、ありがとうございます」

穂乃果(……緊張してるのかな?)


バタン


真姫「ふぅ……」

穂乃果「真姫ちゃん緊張してる?」

真姫「ううん、とっても優しそうな人だと思ったからつい……」

穂乃果「えぇ~そんなことないよ~?」

穂乃果「穂乃果には厳しいよ! テスト悪かったら怒るし……」

真姫「いや、それは穂乃果が悪いでしょ……」

穂乃果「も~真姫ちゃんが勉強教えてよー!」

真姫「……掛け算から教えてあげるわ」クスクス

穂乃果「穂乃果のこと馬鹿にしてぇ~!」

真姫「はいはい、今度ね今度」

穂乃果「よーっし占いの続きやるよ!」

真姫「えーまだやるの?」

穂乃果「今度はとっておきだよ!」

真姫「わかったわ、どんな占い?」

穂乃果「それはね……」

寝てました。今日はここまでです。おやすみなさい。

おやすみ

素晴らしい
ほのまきは運命

穂乃果「色占いだよ!」

真姫「……はぁ」

穂乃果「むっ、穂乃果の占い馬鹿にしたらだめだよ?」

真姫「当たるの?」

穂乃果「……海未ちゃんは恥ずかしくなってたかな……」

真姫「……?」

穂乃果「ことりちゃんも地味に恥ずかしがってたかも……」

真姫「それって占いなの?」

穂乃果「じゃあやってみるよ!」

真姫「はいはい、何色でもいいの?」

穂乃果「どんと来いだよ!」

真姫(赤……だと私のイメージカラーを聞いているようでいやね)

真姫(……よし)

真姫「じゃあ黄色で」

穂乃果「…………」

真姫「?」

穂乃果「シャアアアアァッ」

真姫「……猫?」

穂乃果「にゃぁ~ん」ゴロゴロ

真姫「ちょ、穂乃果!」

穂乃果「真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃぁ~んっ」スリスリ

真姫「近い近い近いっ!」グイグイ

穂乃果「負けないにゃ~!」

真姫「占いはどこ行ったのよ!」

穂乃果「……占いだよ!」

真姫「どこらへんが!」

穂乃果「……相性?」

真姫「なんで疑問形よ……」ハァハァ

穂乃果「真姫ちゃんと黄色の相性度は……」

穂乃果「70点!」

真姫「へぇ、どうして?」

穂乃果「もっとスキンシップを取るにゃ」ニコッ

真姫「うるさいっ!」ビシッ

穂乃果「いった~!」

真姫「あ、ごめん……」

真姫(予想通りとはいえ……これはどうしよう)

穂乃果「じゃあ次の行ってみよう!」

真姫(……黄色が凛だとしたら……赤は私?)

真姫(いやいや、いきなり聞くのも……)

穂乃果「次は何色との相性占う?」

真姫「……青で」

穂乃果「オッケー! 青だねっ!」クルッ

真姫「振り向く意味あるの?」

穂乃果「脳内でイメージを……」

真姫(やっぱり)

穂乃果「……真姫」

真姫(呼び捨てなんて初めてね……)

穂乃果「真姫、体調はどうですか?」キリッ

真姫「へぇ、なかなか上手いわね」

穂乃果「何を言っているかわかりませんよ」ニコニコ

真姫(う……地味にキラキラして見えるのが腹立たしいわね……)

真姫(……良く考えれば、穂乃果がμ’sのメンバーをどう思ってるかがわかるってことね)

穂乃果「ふふ、真姫。とても可愛らしいですね」ススッ

真姫「……近いって!」

穂乃果「いいじゃないですか、真姫をこんなにも近くに感じられるなんて」スッ

真姫(……海未イメージちょっと耽美過ぎない!?)

穂乃果「真姫、目を閉じて……」

真姫「う……うん」スッ

真姫(何流されてるのよ私っ……)

穂乃果「えへへっ、ドキドキした?」

真姫「…………」

穂乃果「真姫ちゃん?」

真姫「……アソバナイデ!」


穂乃果「……でも、真姫ちゃんの事呼び捨てはどきどきしたかも!」

真姫「…………バカ」

穂乃果「気になる点数は!」

真姫「え、まだやってたの……」

穂乃果「うーん80点!」

真姫「海未とは相性いいのね」

穂乃果「青だよ! も~~!」ジタバタ

真姫「青だったわね」フンッ

穂乃果「真姫ちゃんは押されると弱いっと……」

真姫「……穂乃果?」

穂乃果「ナンデモナイノヨナンデモ」

真姫「ものまね結構出来るのね……」

真姫(皆のこと……良く見てるの……かも)

短くてすいません……今日はここまでで。

こういうの好き

いいですねぇ

いいですねぇ

あらあら~♪

真姫(凛と海未の評価はわかったわ)

真姫(次は3年生のほうがいいかな)

穂乃果「つ~ぎ~は~?」スリスリ

真姫「……ピンクで」

穂乃果「ピンクはイメージしやすいね!」

真姫「確かに、身近なピンクがいるからね」

穂乃果「真姫ちゃぁん……」ヒシッ

真姫「ど、どうしたの?」

穂乃果「穂乃果……ちょっとあっつくなっちゃって……」

真姫(あ、あれ? にこちゃんじゃないの……!?)

穂乃果「真姫ちゃん、ごめんね……」ドンッ

真姫「きゃっ!?」ドサッ

穂乃果「真姫ちゃん……」フーッ

真姫「ひあっ……ちょ、ちょっと穂乃果!」

穂乃果「ねぇ、真姫ちゃん……穂乃果だけを見て……」ウルッ

真姫(忘れてたわ……蕩ける声のPrintempsに所属してるのよね穂乃果も……)

真姫(あぁ、なんかぼーっとしてきたわ……)

真姫(もう、委ねちゃおっと……)フッ

穂乃果「ほっのほっのほ~♪」

真姫「……」ジトー

穂乃果「笑顔届ける高坂穂乃果! 委員長だけど道端でよく転ぶっ!」

穂乃果「ほのっ♪」

真姫「…………」スタスタ

穂乃果「あ、あれ?」

真姫「台無しじゃないっっ!」スパーン

穂乃果「さっきより痛いっ!?」

真姫「あーもー! 意味分かんない!」

穂乃果「穂乃果だって叩かれ損だよ!」

真姫「全く、期待した私がバカみたいじゃない」

穂乃果「んんっ? 真姫ちゃぁん? 穂乃果に期待したのかなぁ?」ウッシッシ

真姫「くっ」

穂乃果「えっへへーピンクはお色気の色って教えてもらったからね!」

真姫「誰によ……」

穂乃果「にこちゃんだよ~」

真姫(一番色気がないじゃない……)

穂乃果「点数はー! 25点!」

真姫「……にこちゃんだから25?」

穂乃果「ぎくっ……い、いやだなーそんなわけないじゃん?」

真姫「図星のようね、やれやれ」

穂乃果「はいっ! 次!」

真姫(……誰をチョイスするかいよいよ難しくなってきたわね)

真姫(私を最後にする? いやいや、自分をメインディッシュに考えるなんて……)

真姫(でも、軽く扱われたら嫌よね、うん)

真姫(……蕩けるボイスを二連続で受けると耐えられる自信がないわ)

真姫(花陽とことりは除外……絵里か希……)

真姫「じゃあ紫で」

穂乃果「了解やよー!」

真姫「完全に希じゃない?」

穂乃果「違うよ! 紫のイメージだわさ!」

真姫「おばさんっぽいわよ」

穂乃果「もー! 集中させてよー!」

真姫「はいはい……」

穂乃果「ふふ……油断したね真姫ちゃん!」

真姫「あっ……しまった……!」

真姫(希といえばわしわしじゃない……! 油断したっ……)

穂乃果「わしわしぃぃぃ!」

真姫「んあっ……//」

穂乃果「おぉ……お?」

真姫「……何よ……///」

穂乃果「真姫ちゃんあんまりおっきくないね!」

真姫「うっさいばかーーーっ!」スパコーン

穂乃果「いだっ……でも真姫ちゃん軽いね」ヒョイッ

真姫「お、お姫様抱っこ……」カァ-

穂乃果「紫穂乃果は力持ち!」

真姫「何よそれ」フフ

穂乃果「うーんなんだろうねっ♪」アハハ

真姫「で? 何点よ」

穂乃果「78点!」

真姫「……あんまり聞きたくないけど理由は?」

穂乃果「スピリチュアルやね!」

真姫「うん、全部終わったら覚えておきなさいよ」

穂乃果「よっと」トサッ

真姫「お姫様抱っこなんて……初めてよ」

穂乃果「海未ちゃんくらいしか穂乃果のこと持ちあげれないから……」

真姫(イラッ)

真姫「ふん、私がやってあげるわよ」グッ

穂乃果「わわっ、真姫ちゃん! ムリしないで……!」

真姫「無理じゃっ……ないわよっ……」ググッ

穂乃果(あれは無理してる……どうしよどうしよ!)

穂乃果「次は白ね!」

真姫「いみっ…………わかんないことっ!」グググッ

穂乃果「真姫ちゃん……もうやめておねがぁい♪」

真姫「わわっ!?」ドサッ

真姫「ハーハー……はぁはぁ……」

穂乃果「真姫ちゃんて首筋柔らかいね……」

真姫「はぁ……はぁ……んっ、うるさい!」

真姫(なんで穂乃果のこと持ちあげられないのよ……)

穂乃果「でもぉ……真姫ちゃんには真姫ちゃんしか出来ないことが有りますっ」キャピキャピ

真姫(脳に響く声ねやっぱり……落ち着くわね)

穂乃果「はいっ!」

真姫「鍵盤ハーモニカ……わかったわよ」

穂乃果「~♪」

穂乃果「やっぱり真姫ちゃんのピアノはいいなぁ……」

真姫(結構肺活量がいるわね……)

穂乃果(眠くなってきちゃった……)

~~♪


穂乃果「スースー」

真姫「……穂乃果寝ちゃったわね」

真姫「ん、机の上に本があるわね、なになに……?」

『よく分かる占い……これで楽しい会話をしよう!』

真姫「なにこれ……あぁ、気でも使ってくれたのかしらね」

穂乃果「もう食べられないよ……」ムニャムニャ

真姫「……普通でいいのにね、ありがと」ナデナデ

真姫「こうしてみると……に可愛いわね穂乃果って」

真姫「髪もさらさらだし、手入れとかもしっかりしてるのかな」サワサワ

真姫「ほっぺた柔らかい……」ツンツンプニプニ

穂乃果「んん……」ゴロン

真姫(ドキッ)

真姫「正面から見ると……大人っぽい……かも」

穂乃果「えへへ……」スピー

真姫「海未やことりが知らない穂乃果っているのかしら」

真姫「やっぱり癪ね……」ツンッ

真姫(キスとかしたら……)

真姫「不意打ちとかは卑怯よね……」

真姫「あぁ……でも……」

真姫「…………」

真姫「はぁ、馬鹿らしいわ。穂乃果で欲求を満たすためだけにそんなこと考えるなんてね」

真姫「いいじゃない、こういう表情を見るのだって楽しいコトよ」

穂乃果「すやすや」

真姫「人がどんな気持ちで見てるかも知らないで……ねぇ」ナデナデ

なるほど

真姫「ほんと、穂乃果に誘われてよかったと思ってるわ」

真姫「貴女は知らないだろうけど私のことを救ってくれてるのよ」

真姫「確かに最初は……何この人って感じだったんだけどね」

穂乃果「…………」クー

真姫「知らないうちに皆を引っ張っていってくれて」

真姫「穂乃果、ありがとう」


真姫(起きている貴女に面と向かって言えたらどれだけいいなって思う)

真姫「でも、寝てる穂乃果に言えるのが精一杯」

真姫「素直になれればなって思うわ」ハァ

真姫「一年しか違わないのに、こんなに性格も何もかも違うものなのね」

真姫「……いや、μ’sの皆の根っこは同じかな……」

穂乃果「……ぐぅ」

真姫「ふわぁ……」

真姫「私も眠くなってきちゃった……」

真姫「寝ようっと……おやすみ穂乃果」クゥ

今日はここまでです。お疲れ様でした。

おつかれ

おつ

おやすみ

おつおつ

あら~

待ってる

真姫(ん……長い時間寝てたかも……)

真姫(あれ、ベッドに寄りかかってただけなのに布団の感触が……)

真姫「ん……」ウスメ

穂乃果「真姫ちゃんって髪綺麗だなぁ」ナデナデ

真姫(ななな、なんで膝枕!?)

穂乃果「これで一年生……羨ましい……」ナデリナデリ

真姫(でも気持ちいい……寝てるフリしておこうかな)

穂乃果「ねぇ、真姫ちゃん。ありがとね」

穂乃果「穂乃果もピアノ弾きたいなー!」

真姫「……弾けるわよ穂乃果も」

穂乃果「うぇっ!? 真姫ちゃんおはよう?」

真姫「ん、ごめんね。寝ちゃってたみたい」

穂乃果「ううん、穂乃果も真姫ちゃんのピアノ聞いてたら寝ちゃってたから」タハハ

真姫「ところで今何時?」

穂乃果「あっ……10時だよ……」

真姫「もうそんな時間ね。帰らないと……」グイッ

真姫「えっ?」

穂乃果「ねね、真姫ちゃん。明日土曜日だし泊まっていこう!」

真姫(期待してなかったと言ったら嘘になっちゃうわね)

真姫「泊まってくわ、穂乃果」

穂乃果「今日は夜通し喋れるねっ!」

真姫「う、うん」ドキ

穂乃果「色占いだけど続きどうしよっか?」

真姫「うーん、もういいわ」

穂乃果「えーっ!? 理由は?」

真姫「なんていうかね、穂乃果がどう思ってるかが見えるのがわかるからかな」

穂乃果「あはは、やっぱりバレちゃうよね……」

真姫「ピンクはどうしてああなったのよ……」ハァ

穂乃果「ちょっとお色気を……」

真姫「……」ジー

穂乃果「な、なに?」

真姫「穂乃果は健康的な色気があるから大丈夫よ」

穂乃果「健康的な?」

真姫「ま、元気にしてれば魅力的ってことよ」

穂乃果「真姫ちゃん穂乃果の事良く見てるねっ!」ニコッ

真姫「別に、そんなんじゃないわよ! きっと……」

真姫(あぁ、でも紅色の私は見たかったかな)

真姫(あれ、スカーレットは……緋色だったかしら)

穂乃果「真姫ちゃん真姫ちゃん! じゃあご飯食べに行こう!」

真姫「えぇ、ごちそうになるわ」

真姫(別に、瑣末なことよね)

真姫(今が一番楽しいから)


穂乃果「わぁ……」

真姫「量が凄いわね」

穂乃果「イチゴがいっぱい……」

真姫「誰かの誕生日かしら?」


雪穂「お母さんが真姫さんいるから張り切っちゃって」

ほのママ「こら、雪穂。余計なことは言わなくていいの!」


穂乃果「あはは……」

真姫「ありがとう……ございます。穂乃果のお母さん」ペコリ

真姫(家族での食事……ね)

穂乃果「雪穂いただきっ!」

雪穂「あーっ! 私のイチゴが!」

ほのママ「こらっ! 穂乃果!」ペシッ

穂乃果「いたっ!」

ほのパパ「……」モシャモシャ


真姫(手作り……うちは料理人がいるから……)フゥ

穂乃果「ん? 真姫ちゃんお腹痛いの?」

真姫「いいえ、ちょっと感傷に浸ってただけよごめんなさいね」パクパク

ほのママ「お口にあう?」

真姫「えぇ、とても……とっても美味しいです! 特にトマト!」

ほのママ「あらあら、良かったわ」ニッコリ

雪穂「真姫さんは礼儀正しいなぁ。どこかのおねえちゃんも見習ってほしいな~」チラッ

穂乃果「ふーんっ! 穂乃果はいっぱい食べるからいいもん! おかわりっ!」

――――1時間後――――

穂乃果「た……食べ過ぎた……」ドサッ

真姫「そりゃあ調子に乗って3回もおかわりしたらそうなるわよ」ハァ

穂乃果「うぐぐ……何も言い返せない……」

真姫「美味しかったわ……なんか懐かしかった」

穂乃果「……? 楽しんでくれたなら良かったよ!」

真姫(お母さん料理作ってくれるかな)

穂乃果「お風呂にする? まだ喋る? それとも……ほ の か?」

真姫「……さて、本でも読もうかしら」

穂乃果「うあぁぁっ!? ごめんなさい!」ガバァ

真姫「冗談よ」フンッ

穂乃果「にしても日曜日になる前に泊まっちゃったね」

真姫「そうね」

穂乃果「突然でごめんね?」

真姫「謝るなんてらしくないわよ」

穂乃果「そうかなぁ」

真姫「そうよ。というか私は……泊まりたかったから」

穂乃果「えっへへ♪」

真姫「なによ……」

穂乃果「楽しんでもらえて嬉しいなって♪」ニコニコ

真姫「……楽しいわよ」ボソ

穂乃果「今のもっかい!」

真姫「もう言わない!」

穂乃果「あ、お風呂沸いたみたい。真姫ちゃんお先にどうぞ」

真姫「えぇっ、悪いわよ。穂乃果からどうぞ」

穂乃果「ほらほら、真姫ちゃんはお客さんなんだから先だよ先!」グイグイ

真姫「お、押さないで!」


穂乃果「じゃあ何かあったら呼んでねー」ピシャッ

真姫「強引なんだから……」スルッ

真姫(人の家のお風呂初めてかも)パサッ


真姫「……緊張するわね」ザバッ

真姫「温かいわ……」チャプン


真姫「ふぅ……」

真姫(気持ちいいわ……)

真姫「あ」

真姫「私着替えまでは持ってきてない……」

真姫「制服でいいわよね……」


真姫(1年前まで誰かの家でこんな親密になんて思ってもみなかった……)


真姫「こんなまったりとした日々が続けば……いいわね」


穂乃果「まっきちゃーん! 背中流しに来たよーっ!」バァン


真姫「」

真姫(なんで来るのよ馬鹿!)ブクブク

穂乃果「真姫ちゃん潜ったら背中流せないよー!」

真姫「穂乃果!」ザバァッ

穂乃果「わぁ……真姫ちゃんすべすべ……」

真姫「どこ見てんのよ!」

穂乃果「……穂乃果も落ち着いたし……まぁ座って座って」

真姫「……わかったわよ」

真姫(私を見てドキドキしたってこと……?)

穂乃果「せっかくだから頭から行くよー!」シャコシャコ

真姫「んんっ……」

穂乃果「お痒いところはありませんかー?」

真姫「ない……わ……」

穂乃果「それでは流しますー!」ザーッ

穂乃果「次は背中です!……あむっ」

真姫「ひぁっ!?」

穂乃果「あ、つい……」

真姫「つい、でかじりつく人がいるわけ無いでしょ!」

穂乃果「憧れる背中だなって思っちゃって……」

真姫「しょ、しょうがないから許してあげるわ」

穂乃果「えへへ」ゴシゴシ

穂乃果「今日はいろんな真姫ちゃんが知れて穂乃果は嬉しかったよ」

真姫「そ、良かったわね」ツン

穂乃果「ちょっと冷たい真姫ちゃんも好きだよ」

真姫「~~~っ///」

真姫「早く上がるわよ!」

穂乃果「えぇ~もうちょっとー!」

真姫「ほら!」

真姫「そういえば穂乃果」

穂乃果「どうしたの?」

真姫「……布団は?」

穂乃果「えっ? 一緒に寝るんだよ?」

真姫「やっぱりね……」

穂乃果「ほら、おいで!」

真姫「……うん」ゴソゴソ

穂乃果「ちょっと狭いかな」

真姫「穂乃果が温かいからいいわよ」

穂乃果「恥ずかしいよ、真姫ちゃん」

真姫(こんなに近くに……色々熱くなりそう)

真姫「服ありがとね。洗って返すわ」

穂乃果「気にしなくてもいいのに」

真姫「私が気にするのよ」

真姫「そういえば、色占い楽しかったわよ」

穂乃果「研究したかいがあったかなっ!」

真姫「私色の穂乃果は見てみたかったけどね」

穂乃果「今……する?」

真姫「結構よ。自分で見ていくことにするわ」

穂乃果「ちなみに花陽ちゃんだったらおにぎり握ったかも」

真姫「太るわよ穂乃果」

穂乃果「うぐっ、ダイエットするもん!」

真姫「また、口だけなんだから」クスクス

穂乃果「そうかもねぇ」ウフフ

穂乃果「あ、色占いやったけど……」

穂乃果「真姫ちゃんは何色の穂乃果が好き?」

真姫「難しいわね」

穂乃果「選べるのは一色ね! 全部とかなしだよ!」

真姫「じゃ、じゃあ……」

真姫(……素直に言おう)

真姫「私は穂乃果色が好きよ」

穂乃果「……あ、あれ穂乃果そんな色で占いしたっけ……?」

真姫「えぇ、ずーっと最初からその色よ」

穂乃果「……真姫ちゃん」

真姫「ん……」

穂乃果「恥ずかしいから禁止ね……//」

真姫「はいはい。わかってるわよ」

穂乃果「あれだけ寝たのに眠くなってきたね……」

真姫「えぇ、お肌にも悪そうだし寝ましょうか」

穂乃果「日曜日どうしよう?」

真姫「うん、皆で遊ぶのも悪く無いわね」

真姫(私一人だけ独占っていうのはフェアじゃないからね)

穂乃果「皆でお泊りでもする?」

真姫「穂乃果の家で?」

穂乃果「うんっ」

真姫「……それは駄目かな」

穂乃果「えぇっ!?」

真姫「私の家に来なさいよ」

穂乃果「いいアイディアだね!」

真姫「ふふ、最高のおもてなしをしてあげるわよ」

穂乃果「真姫ちゃんの家入るの初めて!」

真姫「いつもは別荘だったからね」

穂乃果「別荘羨ましいなぁ」

真姫「入りたければいつでもいいわよ」

穂乃果「うん……」

真姫「眠そうよ、無理しないの」

穂乃果「うん、おやすみ……」

真姫「おやすみ、穂乃果」

今日はいろんな穂乃果を見ることが出来た。

まだまだ知らない穂乃果がたくさんいる。

そんな穂乃果を、新しい穂乃果を発見していって、

楽しい毎日を過ごすことができたらいいなって漠然と思う。

「今日はありがとう、穂乃果」

眠ってる穂乃果に話しかける。

もちろん返答はない。


あぁ、そうだ。今度は私の好きな星を紹介しよう。

少しずつ、素直な私も見てもらおう。

決めたわ。日曜日は天体観測ね。



じゃあ今日は……もうおやすみなさい。


FIN

お疲れ様でした。ほのぼのって難しいですね。

見てくださって有難うございました。

それでは、また次の作品で。

お疲れ様。
ほのまき大好きだからまた書いてくれ

乙やん!


もっと続き読みたかったがまた次楽しみにしてるよ

乙です!
綺麗にまとまっていて素晴らしかったよ
また書いてくださいな

乙ー
ほのかわいい

乙!
面白かった

おつ
続きがでたら絶対読む。面白かった。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年10月07日 (金) 12:25:49   ID: aiM_jQk7

ほんのり穂乃果色だな

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