メリーさん「私メリーさん……今アナタの後ろにいるの」口裂け女「笑えるっす……!」 (24)

世の中には都市伝説というモノがある
例えばメリーさん……有名な都市伝説の一つだ
例えば口裂け女……
例えば寺生まれのTさん……

――都市伝説探偵事務所

口裂け女「お頭~!新たな依頼が来ましたぜ~」

男「お頭って言うのをやめろって前から言ってるだろ……」

男「それで依頼の内容は?」

口裂け女「えっとですね?13歳の少女からの依頼なんですがこれだどうも怪しいんすよ」

男「怪しい……?」

口裂け女「携帯に非通知から電話がかかってきたそうで……応対したら『私、メリーさん。今、ゴミ捨て場にいるの』」って言われたらしいんすよ」

口裂け女「その後着信拒否にしたはずなのにまた掛かってきてらしくてもう一度応対したら『私、メリーさん。今、郵便局の近くにいるの』って言われたそうっす」

男「十中八九メリーさんで間違いないな……」

口裂け女「いや~久しぶりの依頼がメリーさんって感じいいっすね~」

男「お前メリーさん舐めてるだろ……」

口裂け女「え?メリーさんってそんなに強いんっすか?」

男「そうだな……ドラゴンボールで言ったらあれだな……戦闘力53万のフリーザくらいだ」

口裂け女「それめちゃめちゃ強いじゃないっすか!!!ちょっと大丈夫なんすかこれ!?」

男「まあ……メリーさんの特性はわかってることだし打つ手はある」

口裂け女「メリーさんの特性?」

男「瞬間移動だよ……それも標的を殺す場合は背後限定のな」

男「例えばお前『私メリーさん。今、あなたの後ろにいるの』って言われるとわかっているならどうする?」

口裂け女「そりゃ……めっちゃ警戒しますよ」

男「やっぱオマエ馬鹿だわ」

口裂け女「~~~~っ!!!」

男「背後が壁だったりしたらどうするんだ?」

口裂け女「!!!」

男「取り敢えず今日のうちに始末するか」

――少女の家

少女「あの……本当に……大丈夫なんですか?」

男「うん大丈夫だよ」

少女「ですけどその……壁際に立てばいいってなんか拍子抜けっていうか……」

口裂け女「まーまーあたしらに任せとけっす!」

プルルル!

少女「あ……あ……」ガクガク

男「大丈夫だから……電話に出て……」

少女「は、はい……」コクコク

少女「もしもし……?」

メリーさん「私、メリーさん。今、あなたの家の前にいるの」

少女「ぅ……ぇぐ……」ボロボロ

これ、花子と寓話のテラーじゃ……

>>9
もしかしてもう出てるネタだったのか・・・ニコニコ大百科でかべのなかにいるって書かれてるの見て思いついたんだけど

男「メリーさんはなんだって?」

少女「い゛え゛の゛ま゛え゛に゛い゛る゛っ゛て゛え゛え゛!゛!゛!゛」ボロボロ

男「いよいよか……」

プルルル!

少女「ひ゛い゛い゛い゛い゛!゛!゛!゛」ボロボロ

少女「も゛し゛も゛し゛?゛」ボロボロ

メリーさん「私、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの……てええええっ!?」

男「メリーさんってかわいい女の子だったんだな」

口裂け女「かわいい顔だけ壁から出てますねwww」

メリーさん「へ……?」

少女「も゛う゛だ゛い゛じ゛ょ゛う゛ぶ゛で゛す゛か゛?゛」ボロボロ

男「あ、うん」

男「それでメリーさんはどうしよっか……」

メリーさん「状況が理解できないんですけど……説明してもらえますか?」

口裂け女「メリーさんは今壁にハマってるっす!笑えるっす!以上っす!」

メリーさん「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」ボロボロ

メリーさん「わ゛か゛っ゛て゛た゛け゛ど゛わ゛か゛り゛た゛く゛な゛か゛っ゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛」ボロボロ

メリーさん「初゛仕゛事゛で゛大゛失゛敗゛だ゛あ゛あ゛あ゛」ボロボロ

男「なんていうかあれだな……可愛い女の子をいじめてる気分だ」

口裂け女「そっすね……なんかあたしも可哀想になってきましたっす」

男「けど……始末しなきゃ」

メリーさん「や゛め゛て゛え゛え゛え゛え゛!゛!゛!゛こ゛ろ゛さ゛な゛い゛で゛え゛え゛!゛!゛!゛」ボロボロ

メリーさん「ま゛だ゛こ゛の゛仕゛事゛は゛じ゛め゛て゛2゛日゛な゛の゛お゛!゛!゛!゛」ボロボロ

男「えー……」

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