比企谷八幡「やはり俺の日常は間違っている」 (9)

日常1

泉「では……今日は転校生を紹介します」

泉「じゃあ比企谷くーん?」

八幡「……」

クラスメイト「」ボウゼン

八幡「(見られてる……この目を見られてる……!まぁわかってたけど……)」

八幡「(あれだ……人をピーマンか何かと思えばいいんだ!)」

八幡「(いや小町だと思えばいいか?今の考え八幡的にポイント高い!)」

泉「では自己紹介をお願いしますね?」

八幡「今日からこのクラスの一員となる比企谷八幡です」

泉「そ、それだけ?」アセアセ

八幡「あ、えーっと……特技は自然に溶け込むことです」

八幡「(なんなら隣の女子に気付かれないどころか……)」

八幡「(ここ数年手をあげても一度も先生に指されたことがないまである)」

泉「あの……どうしても気になっちゃうんですけど……その目は……?」

八幡「や……この目はあのですね……」

八幡「厳しい環境に晒され続けた結果と言うか……」

泉「可哀想」ウルウル

泉「比企谷君の席は窓側の一番後ろの方です」ウルウル

八幡「ど、どうも……」

日常2

昼休み

裕子「ねーねーみおちゃんみおちゃん!」ボソボソ

みお「何ゆっこ?」

裕子「あの転校生の目の腐り方尋常じゃないよ!」ボソボソ

みお「別に普通だとおも……」チラッ

八幡「……」グロ目

みお「うん……そうだね」

八幡「(さて……どこで飯を食おうか……)」

八幡「(男子トイレ?ダメだ……便所飯なんてしてバレたら死ぬしかない)」

裕子「ねー!比企谷くんのその目の腐り方って!」

八幡「ひゃ、ひゃい!?」

裕子「比企谷くんってもしかしてグールだったりして(笑)」

みお「ちょ!?ゆっこ!?何馬鹿なこと言ってんの!?」

八幡「おいやめろ!昔の思い出をついうっかり思い出しちゃうだろ!」

みお「ごめんねゆっこバカだから……」

裕子「それよりそれより!昔の思い出って何?聞かせてよ!」

八幡「(ホント……馴れ馴れしいなこいつら……ビッチめ」

裕子「ビッチ?」

八幡「(まずい……つい声に出てたぁ!!!)」

八幡「(転校早々女子生徒をビッチ呼ばわりした不良として噂が広まってしまう!)」

八幡「あーあれだ!ピッチって言ったんだよピッチ!俺の思い出をピッチなんつってwww」

裕子「……」

みお「……」

八幡「(滑った……終わったな……俺の高校生活転校初日で終了……)」

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