女「ほら、鍵もあいてたしドアも開きっぱなしだったしね？」
男「何やってるんですか…」
女「まぁまぁほら、憧れでさぁ、運命的な出会いってやつ？」
男「いや、初対面ですらないですよね、僕ら」
男「とりあえずベッドから降りてくださいよ」
女「大丈夫、ノーパンだけどちゃんとお尻にハンカチ敷いてるから」
男「…へ？」
女「あ、なんなら上も脱いだ方が良い？」
男「…仕事しすぎて頭おかしくなったんですか？」
男「…生徒会長」
女「失礼な事言うねぇ、君はいつも」
男「単に自分に正直なだけですよ」
女「んー…それなら、自分の性欲に従って目の前にいる美人で優しい生徒会長を正直に襲うというのは？」
男「春の陽気にでもあてられたんですか？」
女「因みに私は準備万端だけど？」
男「誇らしげにスカートを捲らないでください」
女「あら、残念」
女「…自分の部屋に女の子が来ているというのに」
男「？」
女「襲わないどころか、相手にもしないなんて据え膳ナントカってやつじゃない？」
男「…」
女「やっぱり草食系男子はいけないですね」
女「読書なんかしちゃって、知的ですよってアピールでもしてるのかい？」
男「…ココアでも飲みます？」
女「飲むー！」
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