晴「やっちゃいます!」 (45)
エロです。
ふたなりです。
キャラが若干崩壊しております。
晴「は…あっ……はっ…ふ。」
一通り行為が終わって息を切らせている晴を兎角が優しく抱きしめる。
積極的に行為を求めない兎角をその気にさせるために晴が先に手を出すのに、最終的に攻められているのは晴の方だった。
晴(晴も兎角さんにしたいです…。)
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兎角はテーブルの上に置かれた幾つかのカプセルを見つけた。
兎角「風邪でもひいたのか?」
心配そうに晴の顔を覗き込む。
晴「ううん。その薬は鳰にもらいました。」
兎角「即刻捨てろ。」
晴「えぇっ!?」
今しがた優しい目を向けていたはずの兎角の顔はあからさまに不快感を表していた。
兎角「どう考えても毒物だろ。そうでなくてもあいつから貰ったものなんて全て捨ててしまえばいい。というか貰うな。」
晴「兎角さん、鳰のこと嫌い過ぎでしょ…。」
鳰に限ったことではなくて黒組の人間を相手にするなら心を許すべきではないと兎角は思っている。
特に晴は無防備というか、なにも考えていないわけではないのは分かっているが、誰に対しても好意的過ぎて余計こちらが神経を尖らせておかないと気が気ではない。
兎角「で、なんの薬って言われたんだ、それ。」
晴「んー…ヒミツです。」
兎角「心の底から不安になるな…。絶対に飲むなよ。」
晴は微妙な笑顔で誤魔化そうとするがそんなもので納得するはずもなかったが、どうせ事情なんて話しやしないだろうととりあえず釘はさしておく。
晴「晴は大丈夫です。兎角さんは大丈夫じゃないけど…。」
兎角「……どういう意味だ?」
晴「兎角さんのカレーに入れちゃいました!」
満面の笑みに兎角の思考が一時停止する。
兎角「は……?待ておい!どういうつもりだ!?」
晴「晴はお薬効きにくいから兎角さんに飲んでもらおうと思って…。」
兎角「驚くほど悪気がないなお前!?結局なんの薬だよ!!」
晴「2時間くらいで効果が出るそうですよ。」
兎角「2時間!?夕食は2時間前だぞ!?手遅れか!?」
晴「兎角さん、珍しく取り乱してるね。」
兎角「薬じゃなくてお前の態度に対して一番取り乱してるよ!お前怖過ぎるだろ!」
晴「そろそろかなぁ…。兎角さん、変な感じしない?」
兎角「少しは話を聞いてくれないか…。」
晴「大丈夫だってば。遅効性だとしても毒ならもう死んじゃってるよ。」
兎角「ああもう分かった。お前は考えが足りないんじゃなくて考えた上でこれなんだな。」
片手で顔を覆うと兎角は大きくため息をついて諦めた。
晴「どう?」
兎角「どうって別に…。んー…?」
下半身に妙な違和感がある。
兎角(なんか重いな…。)
その下半身をじっと見つめている晴。
ヤバイ気がする。
くるりと兎角が踵を返すと同時に、晴が後ろから抱きついてきた。
兎角「は、離せっ!」
晴「逃げようとしたでしょ!効果出たってことだよね?」
兎角「なんのことだか分からんっ!」
兎角が晴を引き剥がそうとすると、急に体がびくりと震えた。
兎角「…ぁっ!」
力が抜けてしまいそうになるのをぐっとこらえる。
晴を見ると、彼女は兎角のスカートに手を入れて何かを握っていた。
初めて目にするものだったが、それがなんなのかはすぐに理解できた。
兎角「…あり得ん…。」
兎角は頭を抱えてその場に膝をついた。
晴「本当に生えてる…。すごいね。」
兎角「すごいって言うか…。いやもうなんなんだ…。毒の方がまだマシだった…。」
晴「いやいや、死んじゃうから。」
兎角「効果は分かってたのか?」
晴「そりゃ本当に毒だったら困るから、晴が選んだカプセルを鳰に飲ませたよ。」
兎角「…あいつのも見たのか。」
兎角の目付きがほんの少し鋭いものに変わった。
晴「ううん。スカートの上からちょっと触っただけ。」
兎角「そういうところを軽々しく触るんじゃない。」
すっと立ち上がり、晴に詰め寄ると晴が嬉しそうに笑った。
晴「あ、ヤキモチだ。」
兎角「悪いか。そもそもそういうの常識的に考えても良くはないだろ。」
晴「そうだけど…。まぁ確認のためだけだからね。」
兎角「もういい。とにかく、これの説明。」
晴「詳しいことは分かんないけど、理事長と英さんの趣味の極みって言ってたよ。」
兎角「変態か、あいつら。」
晴「晴は兎角さんにまだなにもできてないから、兎角さんを気持ち良くさせたいって鳰に相談したの。そうしたらこれをくれたんです。」
兎角「赤裸々だな、おい…。」
知らない所で性癖をバラされていると思うとそれだけで顔が紅潮する。
晴「ねぇ兎角さん…。えっちしよ…?」
唐突過ぎて思わず噴き出しそうになる。
兎角「ば、バカ…!いきなりできるか…!」
そうは言ってみるが、視線は晴の体に向いていた。
晴「この薬、性的な欲求も増進させるんだって。兎角さん、そこ見せて?」
兎角「なっ…!」
晴は逃げようとする兎角をベッドに押し倒した。
晴「ほら、硬くなってる。」
兎角のスカートを押し上げるそこを確認すると、晴は制服を脱ぎ始めた。
兎角はその様子に見惚れていて抵抗もできなかった。
薬の効果なのか、妙に感情が昂ぶっている。
ちょっと犬の散歩に行ってきます。
戻ってきたら続き書きます。
戻りました。
前回も見てくれたんですね。
ありがとうございます!
続けます。
兎角「…ほんとにいいのか?正直に言うと、晴をすぐにでも抱きたいと思ってる。今の私はたぶん晴に優しくできない。」
晴「分かってる…。いいよ。」
晴は服を全て脱ぐと、兎角の下半身に手を伸ばした。
硬くなったそこを慣れない手付きで撫でる。
兎角「っ…。」
晴「痛くないですか…?」
兎角「あぁ…。大丈夫…。もう少し強くこすって…。」
晴「こう…かな…。」
兎角「あっ…、はぁ…はぁ…。」
何度か触っていると晴がそこに顔を近付けた。
兎角「まっ、待て…。なにする気だ。」
晴「口で…。」
兎角「待て待てほんと待て。どこで覚えた、そんなの。」
晴「兎角さんならそういうの喜ぶからって鳰が…。」
兎角「あいつ殴り飛ばしてやる…。」
晴「兎角さんだって、その、晴のいつも舐めてるし…。」
顔を真っ赤にして恥ずかしがる晴。
兎角(なんだこれ、かわいいぞ…。)
もう一度晴がそれを舐めようとした時には兎角も抵抗しなかった。
兎角「ぅっ、ぁあっ…。」
濡れた暖かい感触がそこを包むと、兎角の体が仰け反った。
兎角(晴が私のを口で…。)
舌先で舐めた後に全体を咥え込んだり、手でこすったりして、ぎこちないながらも的確に刺激を与えてくる。
晴「んっ…ふ…、兎角さん、気持ち…いい…?」
兎角「はぁっ…あ、あぁ…。気持ちいいよ…すごく…。」
直接の刺激もそうだったが、晴の視線やちょっとした仕草にも興奮を覚えた。
すいません。
なんかごそごそしてたら遅くなったのでそのまま寝てしまいました。
前回もですが、見てくださってありがとうございます。
今日中に終わる予定ですので今回は焦らしはなさそうです。
続けます。
晴「兎角さんの、最初よりおっきくなってる…。」
兎角「そうだな…。」
低い声で呟くと晴がびくりと震えた。
きっと獣のような目をしているんだと自覚しながらも、我慢する気は毛頭なかった。
兎角(お前が悪い…。)
晴を押し倒して上に覆いかぶさると、晴の方から兎角のシャツを脱がし始めた。
されるがまま兎角も全ての服を脱ぎ終わると、晴の体に何度か口付けし、跡を残した。
兎角「入れるぞ。」
晴「うん…。」
緊張の中、兎角は晴の中心に自分のそれを当て、一気に腰を進めた。
晴「ふ…ぁッ!?」
悲鳴に近い声が上がり、晴は体をよじった。
本当はもっとゆっくりしてやるつもりだった。
しかし薬のせいなのか抑制が効かない。
晴の中に入った瞬間、なにも分からなくなってとにかく快楽を求めた。
晴「は…っ、あぁんっ!!やっ…!あっ、く…ぅんんッ!!」
兎角「ぅう…っ!くっ!あ…晴…っ!」
熱くて柔らかいものに包まれて、全身にぞわぞわとした感覚が走り抜ける。
晴「あっあっあっ…!!兎角…っ!!ん…ふっ…ぁっ!!」
こちらを見つめる晴の瞳は上気していて、潤んだ瞳が加虐心を誘った。
晴が伸ばしてくる手に指を絡め、更に激しく腰を打ち付ける。
兎角と晴の中心から分泌される粘液が混ざって激しい水音が部屋に響き、二人の周りには熱が帯びた。
腰の勢いをそのままに兎角が晴に口付けると、彼女の方から舌を伸ばしてきた。
兎角は荒々しく何度も晴の舌を味わい、漏れる息と声を全て塞ぐ。
晴「んっ…!んンッ!!」
息苦しさに晴が顔を背け、それを追って更にキスをしようとする兎角を両手で押し戻した。
兎角「っ…はぁ…、は…る…?」
やり過ぎたかと考えていると、晴が体勢を変えて、繋がったまま兎角の上に馬乗りになった。
晴「兎角さんのが、入ってる…。」
晴は繋がった部分を指先でなぞった。
そしてゆっくりと腰を引き上げて、限界まで抜いた後に沈めて行く。
晴「ぁ…ん…。ふぁ…。」
晴が腰を上げるたび、強く吸われるような感覚があった。
ゾクゾクと兎角の腰回りが震える。
兎角「く…ぅ…っ。」
晴「兎角さん、はっ…あ…、感じて、るのっ…んっ …かわ、…いい…。」
兎角「…っ、ん…っ、あっ!」
少しずつ腰の動きが早くなって行く。
それでもまだ足りなくて、兎角は晴の腰を両手で掴んだ。
晴「兎角…さん…?」
返事もせず、兎角は両膝を立てて下から晴を突き上げた。
晴「あぁあっ…!あっ、ふ、くぁっ…!!ぁうっ!」
兎角「はぁっ、はぁっ…!!うぅっ、く…!!」
混ざり合って溢れた体液が兎角の腰を伝う。
激しさに耐えられなくなって晴は兎角の上に倒れこんだ。
それでも兎角の腰は止まらなかった。
晴「と…かっ…!ゃ…だ…っ、すごぃ…よぉっ…!!」
耳元で晴の嬌声が響く。
兎角「晴…っ…。」
腰の動きを緩めながら晴の体の向きを変え、四つん這いにさせて背中に舌を這わせた。
晴「あっ、ぁ!」
後ろから突き続けて行くうちに晴の中が狭くなり、びくびくと痙攣し始めるのを感じた。
限界が近いようだ。
兎角は腰の動きを小刻みにして奥を重点的に攻め続けた。
晴「あっ、あっ!そこ…ぉっ!!やっ!イッちゃ…うからぁ…っ!!」
身をよじる晴の胸を掴み先をいじると、刺激に耐えられなくなり上半身が沈んだ。
晴「は…ふっ…!ぁあっ!あぁんっ!!」
腰を突き出した状態で耐えているが、追い打ちをかけるように兎角は指先で陰核を撫でた。
晴「ぁっ!?だっ…!やぁっ!!と、かく…っ!!ふぁぁあっ!!ぁ…っ。」
晴が一際大きな声で鳴くとさらに中が急に締まり、痙攣が激しくなった。
兎角「う…ぁっ…!晴の中、すごいな…。」
熱く吸い付いてくる肉壁が絡みついて兎角を放さない。
動けなくなった晴を寝かせて、兎角はまた腰を動かし始めた。
晴「んっ…ぁ…!待っ…!」
一度弛緩した体がまたこわばる。
絶頂を迎えた晴の体はどこに触れても敏感に震えた。
晴の胸を揉みしだき、何度も口付けて跡をつけていく。
晴「ぁ…あぁっ…!!
苦しそうに体を仰け反らせる姿にすら興奮を覚えた。
理性が全く働かない。
むしろもっとめちゃくちゃにしてやりたいとまで思った。
犬の散歩に行ってきます。
本当にどうしようもない趣味に任せたドエロです。
もうちょっとで終わりますのでどうかよろしく。
戻りました。
続けます。
兎角「晴…、ごめ、んっ…!!」
兎角は晴の一番深い場所に強く突き込んだ。
晴「いっ、たぃっ…!!あっ…ぐ…!!ひ、ぁっ!!」
悲鳴を聞いても兎角はやめようとしなかった。
腰を引いて逃げようとする晴を追って、さらにぐりぐりと股間を押し付ける。
晴「とかっ…く!!やぁっ!痛…いっ!!」
兎角の腕を掴む手に力が入り、晴の爪が肉を抉る。
強い痛みが走るが、晴に傷を付けられる事がかえって悦びになった。
兎角「はぁはぁ…っ!!晴っ…、もう出そ…っ!!」
兎角は腰の動きを早めて深い部分の往復を繰り返した。
晴「兎…、角…さっ…!」
涙を浮かべ、晴が手を伸ばしてくる。
その手を取ると、晴は兎角の手を引き寄せて指に歯を食い込ませた。
兎角「痛っ…。」
兎角の動きが止まった隙に、晴は彼女の胸の先を撫でた。
兎角「ぅ…んっ…!あっ…ふぁっ。」
晴は体を起こして兎角を押し倒し、また馬乗りになった。
晴「はぁ…っ、兎角、晴がしてあげるね…。まだ出しちゃだめ…。」
胸からは手を離し、片手は繋がった部分の根元を押さえ、もう一方は腰をなぞって後ろの穴に指をあてた。
兎角「っ!?」
刺激にではなく、兎角は驚きで体を震わせた。
兎角「は、晴っ!待っ…!」
制止は届かず、晴の指は押し進められた。
兎角「うぁっ!!」
兎角の腰がびくんっと反応する。
突き上げたわけではなく、晴の行為への反射だった。
晴「あは…っ、兎角の、またおっきくなった…。気持ちいいんだ…。」
晴は今まで見せたことのない色欲的な笑みを浮かべていた。
晴「…ここ…?」
兎角「くっ、ぅ…っ!」
晴「こっちかな…。」
兎角「あぁっ!!」
弄ぶようにじわじわと兎角の中を掻き回す。
兎角の腰がガクガクと震える度に晴の中から体液が溢れた。
お互いにもう限界だった。
兎角「晴…っ!…出、したいっ…!!」
晴「ん…っ、いいよ…。中に出して…。」
根元を押さえていた手を離し、後ろに差し入れた指をくいくいと動かすと、兎角の下半身がぐっと締まり、腰がびくんっと大きく震えた。
晴「あっ…ぁ…!!う、くっ。っん!」
熱いものが腹部に流れて来るのを感じながら、晴は兎角に深く口付けた。
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事後、兎角はベッドの上で土下座をしていた。
晴「痛いって言ったのに…。」
兎角「……。」
座って兎角を見下ろす晴は口元を尖らせていたが目は穏やかだった。
すでに言葉で謝り倒した兎角はもはやただ頭を下げ続けるしかなかった。
晴「…楽しかった?」
兎角「…いや…、その…。」
晴「正直に。」
晴に気圧されて渋々兎角は口を開いた。
兎角「楽しかった…。」
晴「興奮した?」
兎角「興奮した…。」
責め立てるつもりで聞いているわけではなく、薬の効果とはいえ兎角があそこまで欲のままに行為に及ぶことが意外だったので素直に聞いてみたかっただけだ。
晴「…すごい効果なんだなー…。」
まだ幾つか残っている薬が置いてあるテーブルを見つめる。
兎角「…晴をめちゃくちゃにしたいと思ったのは本音だ…。薬のせいにするつもりはない。」
晴(意外とドSだ…。)
兎角「でももうあんな事はしないから…。」
自己嫌悪に陥って思い詰めた表情をする兎角が不思議と愛おしかった。
真面目なくせに強引で、雑なのに繊細なアンバランスさが魅力的に思える。
晴「…しないの?」
兎角「え、えっ?いいのか?」
目を丸くする表情は何処か嬉しそうに見えた。
晴(なにこの兎角さん、可愛い。)
晴「痛いのはヤだけど…強引なのはいい…。兎角さん、いつも優しいから、もうちょっと…。」
あんなに激しく愛し合ったのに素面の状態で口にするととてつもなく恥ずかしくなった。
兎角もそれは同じだったようで、視線をそらして居心地の悪そうな顔をしている。
兎角「わ、わかった…。」
そう言いながらゆっくりと顔を近づけてくる動作も遠慮がちで、触れた後は滑らかに舌を差し入れてくる。
晴(兎角さんはそういうタイプなんだ…。)
優しい所と熱情的な部分をコントロールすれば、もっと楽しめるかもしれないと考えながら晴は兎角の体に手を伸ばした。
終わり
終わりました。
読んで頂いてありがとうございました。
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