ハルヒ「ねえ、キョン」 (15)
「もしよ…もしもの話だけけどね、自分の望みが全て実現してしまうような力をもったとしたらあんたならどうする?」
「…っ!!」
俺は心臓が止まったかと思った。
「…もしもの話よ、そんな変な顔しないでよ」
「あ、ああ。全く想像もつかんな」
「例えばよ。あんたにその力が目覚めたとして、あんたならどうする?」
「そうだな、俺なら好き放題ふるまうだろうよ」
「俗物のあんたらしいわねえ、でもね…」
「…なんだ?」
こいつもしかして本当に気付いたのか。
「その力はとても恐ろしいものなの。こいつちょっとうざうな、消えないかなとか思ったらほんとに消えちゃうかもしれないのよ」
…ああ、そういうことだったのか。
「そういうのって知らないほうが幸せなのよね、きっと。しってしまったら最後」
「なあ、ハルヒ。」
「なによ」
「その力はなんでもありなのか?望んだことがそのまま実現するんだよな?」
「じゃあ、その力自体が消えるように願えばいいだろ、ばかだな、おまえ」
「!」
「あんたって天才!」
「てへぺろ」
おわり
ハルヒが「あんたって天才!」なんて言わないだろ
>>11
めんどくなった
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