幼「男を振り向かせたい!」シッポピン
幼友「あんたねぇ、あれ見ても?」
ダリア「男ぉ」フリフリ
アレ「男さぁん」フリフリ
男「可愛いなぁ」ナデナデ
幼「頑張る!」
幼「男ぉ!私もぉ!」
男宅
幼「ねぇねぇ男」シュル
男「なに?…それと、尻尾を首に巻き付けないでね」
幼「ごめん、無意識。でね、男は、猫派?それ…」
男「犬派!」キッパリ
幼「即答!?」
ダリア「当然だ!」フリフリ
アレ「男さんは私達の旦那様ですからね!」ポイーン
幼「ぐっ!」シュル
男(尻尾が腕に巻き付いてる。気持ち良いから黙っとこう)
男(あの事件から一週間が過ぎた)
男(先輩達一味全員逮捕。勿論、退学処分となった)
男(僕は、全地球一週間の怪我)
男(自宅療養が命じられた)
男(半分は停学なのかも)
男(幼にはお咎めがなかったのが幸いだ)
幼「男は明日から登校でしょ?」
男「そうだよ、そろそろ本格的に日数がまずいよ」
幼「授業は?」
男「先生がプリントやらで、色々助けてくれてるから、大丈夫かな」
男「幼の方は?あれから大丈夫?」
幼「うん。幼友とか、友君がフォローしてくれてる」
自分でも爆笑!
訂正
全地球→全治です
前スレ
犬女「私の名前はダリア」
犬女「私の名前はダリア。シベリアンハスキーだ」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1408979924/l30)
です
男「その二人が…ね」
幼「うん、二人は本気で心配してくれた。それから、怒ってくれたよ」
男「良かったね」ナデナデ
ダリア「ん!」
アレ「ん!」
ダリア「幼ばっかり!」
アレ「不公平です!」
男「はいはい」ナデナデ
幼「あっ!もうこんな時間!」
幼「それじゃ、学校でね!」バタバタ
男「なんか、慌てて帰ったなぁ」
ダリア「///」フリフリ
アレ「♪」フリフリ
男「そろそろ、腕が疲れたんだけど」
ダリア「満足!」ミミピン
アレ「では、買い物へ行きましょう!」ミミピン
男「そうだね、晩御飯の材料を買わなきゃだね」
男「何にするかなぁ」
ダリア「わくわく」パタパタ
アレ「忘れてました!男さん」
男「ん?」
アレ「叔母様より、これが…」
男「…ん。母さんからの現金書留か…」
ダリア「…」シュン
ダリア(男は母さんの事になると、すごい辛そうな顔になる)
アレ(…そんな顔ぶれさらたら、私は…私は!)
男「…おっ…と、さぁ買い物に行こうか」
アレ「は、はい」
ダリア「…」
男「今日は唐揚げにするかなぁ」
ダリア「か、唐揚げ!」パタパタ
アレ「そ、それなら速くお肉屋さんに行きましょう」ポイーン
失礼しました。
分かり難かったですね。
男の所に現金書留を送ったのは叔母で、その叔母にお金を送ったのは、男の母です。
男「二人とも、ありがと」ボソ
ダリア「帽子も被ったし!」
アレ「支度はできました!」
ダリア「?」
アレ「どうしました?」
男「んにゃ、行こうか」
お肉屋「お!今日は三人で買い物かい?」
アレ「そうですよ」ニコニコ
ダリア「おにく!おにく!」
男「唐揚げしたいんですが」
お肉屋「それなら、オススメがあるよ」
男「それを、お願いします」
お肉屋「あいよぉ!ちょっと、サービスしとくよ」
ダリア「おっちゃん、いいやつ!」キラキラ
男「あとは、キャベツだな」
男「…」
アレ「どうしました?」
男「いや、この商店街もよく歩いたなぁ…ってね」
ダリア「…」
アレ(…男さん)
男「おっと!ごめん!八百屋さんに行こう!」
男自宅
男「ただいまぁ!」
ダリア「まー!」
アレ「ただいまです!」
男「おかえり!」
ダリア「りー!」
アレ「おかえりなさい!」
男「さぁ!用意をしたら作るぞぉ」
ダリア「用意だぁ」
アレ「お鍋の用意!」
男「完成!」
ダリア「唐揚げだぁ!」キラキラ
アレ「…作り過ぎましたかね?」
男「いや、大丈夫だよ…多分、無くなるから」チラ
ダリア「キラキラ」ヨダレタラー
アレ「…ダリア!」
ダリア「!」フキフキ
男「さぁ、食べよう」
一同「「いただきます!」」
男「さて、明日は久しぶりの学校だ
」
男「今日は、はや…」
ダリア「おとこぉ♪」フリフリ
アレ「おとこさぁん♪」パイーン
男「ですよねぇ」
男「よし、来い!」ムン!
学校
男「おはよう!」
友「あ、男!」
幼友「おはよう!元気だった?」
男「おう!この通り!」グルグル
幼「お、男」
男「幼!おはよう!」ニコリ
幼「はぅ///」シッポユラユラ
幼友「見慣れたけど、よく動くよね、その耳と尻尾」
幼「そ、そうかな」
幼友「男君が相手だと、特にね」
幼「ち、ちょっと!」
幼友「振り向かせるんでしょ」ボソ
幼「そ、それは///」ユラユラ
教師「ごほん!」
幼「あ、あれ?」
幼友「や、やば!」
教師「よし、HRを始めるぞぉ」
教師「男は後、職員室にな」
男「はい」
男「失礼しました」ガララ
「あら、男君」
男「あ、女生徒さん」
女生徒「今日から?」
男「はい。あの時はありがとうございました!」フカブカ
女生徒「…いい」ボソ
男「はい?」
女生徒「な、なんでもないわ」アセアセ
女生徒「それより、聞いたわよ。ヒーローだって?」
男「そんな事ないですよ」
男「殴られただけですから…」
女生徒「…そんな事ないのよ」ソッ
男(頬を触られてる)
女生徒「最近の草食は、そんな事もできないからね」サワサワ
男「あ、あの、女生徒さん…?」
女生徒「ご、ごめんなさい。私ったら///」
女生徒「それじゃ、またね」
男「は、はい」
男(女生徒さん。気になる人だなぁ)
男「やば!授業!」タッタッタッ
女生徒「ほんと、良い人間ね。…食べちゃいたいぐらい」チロチロ
キンコーン!
男「やっとお昼だ」ノビー
友「調子はどうだ?」
男「いや、授業ってこんなに長かった?」
友「ははは!ブランクか?」
男「かもね。友は弁当?」
友「んにゃ、俺は購買に行ってくるよ。男は?」
男「僕は、弁当だね」
友「教室で食べる?」
男「ん。久しぶりだから、屋上に行こうよ」
友「じゃあ、買ってくるから、屋上でな」
男「りょーかい」
幼友「ほら、なに照れてるのよ」グイグイ
幼「あ、いや、それが…」
男「ん?どうしたの、ふたりして?」
幼友「男君、幼がお願いがあるって」ホレホレ
幼「あぅぅ///」フラフラ
幼「あ、あのね、お昼一緒に食べない?」
男「うん、いいよ」
幼「やた!」パァ
男「なら、屋上に行こうよ」
幼「うん!」
幼友「ち、ちょっと!置いて行かないで!私も行く!」
屋上
友「あれ、二人も来たの?」
幼友「嬉しいでしょう?」
友「う、嬉しくなんか…///」
幼「ねぇ、男」
男「ん?」
幼「おかずさ、少し多目に作っちゃってね」
男「その弁当、幼が作ったの!?」
幼「そうだけど、そんなに驚く所?」
男「へぇ、美味しそうだね」
幼「そ、それでね、良かったら少し食べてくるない?」
男「いいの!?」
幼「うん!寧ろ食べてほしい…」
男「じゃぁ、この卵焼きを」パク
男「うん、おいしい!」
幼「ほんと!」パァ
男「そういえば、初めてだね。幼の手料理食べたのって」シミジミ
幼「そ、そうだっけ、アハハ」
幼「男のお弁当も美味しそうだね」
男「昨日の残りの唐揚げだけどね。食べる?」
幼「ぜひ!」コクコク
男「なら、あーん」ヒョイ
幼「へ?」
男「ほら、あーん」
幼「あ、あーん///」パク
幼「お、美味しい!」パァ
男「味付けは、アレと二人でやってるんだ」
幼「アレが!?」
男「幼母さんの様子を見てたって」
幼「負けてらんない!!」
友「なぁ、幼友?」
幼友「なに?」
友「あの二人ってさ、今の方が仲良いよね?」
幼友「だよね?」
幼友「男はどう思ってるのかな?」
友「どうだろうなぁ。多分、浅からず想ってると…思うよ」
友「けど、あの二人程かというと、違うとおもうんだよねぇ」
幼友「別れ方が…ねぇ」
友「それは、そうなんだけど、男はそれとは、別の事を考えてると思う」
幼友「別の事?」
友「どんな事を考えてるかは、分からないけどね」
幼友「そういえば、あんたも幼馴染みだったね」
友「俺は、小学生からだけどね」
友「男と幼は、それこそ幼稚園前からだからね」
幼友「近い分、大変なのかもね」
友「一度は関係が無くなった訳だからね」
幼友「そうだね…」
友「だから、俺達はできる所で、フォローしようよ」
幼友「…うん」
友「全く、あの二人は世話がやけるんだからな」
放課後
幼「男、一緒に帰らない?」
男「いいよ、じゃあ、帰ろうか」
友「またなぁ」
幼友「また、明日ね」
幼友「頑張ってね」ボソ
幼「う、うん」フリフリ
男「?」
幼「学校どうだった?」
男「んー、授業は長く感じたけど、一日がはやく過ぎてる感じだね」
幼「ブランク?」
男「あはは、友にも同じこと言われたよ」
男(自然に尻尾が手に絡んでる)
男(気持ち良いから、黙っとこう)
幼「ねぇ、男」
男「ん、どうした?」
幼「ちょっと、公園寄ってかない?」
男「…いいよ」
幼「…段々暑くなってくるね」
男「そうだね、もうすぐ夏だね」
幼「…ねぇ、男…」
男「…うん」
幼「私…ね、もう一度、恋人になりたい」
男「…」
幼「突然、困るよねこんなこと言って」
男「…何年の付き合いだと思ってるの?」
男「幼の事なら…分かるよ」
男「どれくらいの覚悟で、今の告白をしたかぐらい…」
男「だから、僕もしっかり応えるね」
男「ごめんなさい」
男「今はまだ、幼の事そういう感覚で見られない」
男「…幼は大切な人だよ」
男「けど、僕は幼を全部許せた訳じゃないんだ」
男「…僕は、愛を知ったんだ」
男「僕は、ダリアをアレを愛してる」
男「…幼を愛せる自信が、僕にはまだ無いんだ」
幼「ありがとう、応えてくれて」
幼「…[まだ]って言ってくれるんだね」
幼「…もうひとつ、わがまま言っていい?」
幼「…貴方を振り向かせるまで、側にいても…いいかな?」
幼「男の[まだ]にすがってもいいかな?」
男「…振り向かないかもしれないよ?」
幼「振り向かせてみせる」
男「…僕の感情は同情かもしれないよ?」
幼「ふふふ、何年の付き合いだと?」
男「まいったな、お見通しかぁ」
幼「男は同情で応えない」
幼「それくらい知ってる」
男「…なら、僕の返事も分かってるよね?」
幼「男の口から聞きたいのよ」
男「いいよ」
男「いつか、僕を振り向かせてみせてよ」
男「なかなか振り向かないから、時間かかるよ」
男「だから、それまで僕の」
男「側にいてください」
幼「ありがとう!」
幼「いつか、必ず振り向かせてみせるからね!」
幼「それまで、絶対離れないからね!」
幼、頑張る編
おわり
続いて、女生徒編 逝きますね
突然ですが。
新スレって事もあり。
改めて、キャラ紹介とかあったがいいですかね?
このスレを見てくださってる方は、前スレを見てくださった方だと思いますが。
ダリア 元シベリアンハスキー
スレンダーなモデル体型。
黒髪ショートで、白いメッシュ。
オッドアイ。
右目が赤みがかった茶色。
左目が青みがかった白色。
一見、クールビューティだが、尻尾と耳でバレバレ。
好きなもの 幸。とにかく、幸が大好き。あとは、運動。
最近は、幸と○○○がお気に入り。
アレ 元ポメラニアン
ちっこくて、巨乳。動く度に揺れる。
髪は栗色のポニーテール。こちらも動く度に揺れる。
特技、家事全般。
性格 上品な性格だが、時々、口が悪い。幸の匂いが弱点。
好きな事 幸が喜んでくれること。
最近は幸への○。○が大好き
幼 本名 高橋 優子[たかはし ゆうこ]
親同士が友人だったため、幸とは幼稚園前からの付き合い。
一度は幸と別れるが、改めて、幸の存在の大きさに気付く。
現在は幸に振り向いてもらうため、猛アピール中。
猫耳と尻尾が生える。
種類はバーマン。好奇心旺盛な性格だが、今は、幸一筋。
黒髪のセミロング。スタイルは…現在、努力中。
因みに名前は、ある女性騎手から頂きました。
女生徒 本名 黒井 梨沙[くろい りさ]
チャラ男に襲われそうになるが、幸により、難を逃れる。
その後、なにかと幸を気にかける。
金髪ショートで背が高い。
性格は執念深い所がある。
狙った獲物は逃がさない。
このキャラもある女性騎手がモデルです。
分かる方は、相当な競馬好きかも。
因みに、海外の騎手です。
キャラ紹介は以上です!
長々としてしまい、すいませんでした。
これからも、見ていただけると幸いです。
とある部屋
男「んむ…ん?」
男「んん!」ガチャンガチャン
男(こ、ここはどこ?)
男(それに、ベットに手足を縛られてる)
男「んー!ふが!」
男(…これは猿ぐつわ)
男(こ、これって、もしかしなくても)
男(監禁…?)
男「んーん!」
男(いやいやいや!)
男(なんで僕?)
男(そ、そうだ!今日を振り返ろう!)
男(なにか、ヒントがあるかも!)
男(思い出せ!)
男(えと、いつから思い出す?)
男(朝はいつも通り、ダリアとアレに見送られて…)
男(学校では幼、友に幼友と一緒だったよな)
男(んで、放課後になって)
男(幼は用事があるって先に帰ったんだよな)
男(最近、一緒に帰ってないなぁ…)
男(なにしてんのかな?)
男(一緒にいると、尻尾絡んでくるんだよなぁ)
男(もふもふしてて、気持ち良いんだよなぁ)ウンウン
男(いやいや、それを思い出してどうする!)ブンブン
男(確か、下駄箱であの人に会ったんだ)
男(女生徒さんに)
男(そうだよ、女生徒さんと話して)
男(…あれ?それからの記憶が…ない)
男(最後に見たのは、黄色の目)
男(って事は、女生徒さんに、拐われた?)
ガチャ
女生徒「うふふ、お目覚めかしら?」
男「!」
女生徒「気分はどう?」
男「んー、んぅん?」(んー、まぁまぁ?)
女生徒「…驚くかしないの?」
男「んん?」(なんで?)
女生徒「…拉致監禁されてるのよ?」
男「ん、んんん!」(女生徒さんだし)
女生徒「…猿ぐつわ外すわね。何言ってるか分からないから」
男「んんん、んんん!?」(通じてなかったの!?)
男「ぷはぁ!喋れるって素晴らしい!」
女生徒「余裕があるのね」
男「女生徒さんだって、分かりましたからね。怖がる理由はないですから」
女生徒「拘束されてるのに?」
男「猿ぐつわ外してくれました」
女生徒「…ほんと、変わった人ね」
男「そうですか?あっ!それより今、何時です?」
女生徒「…時間が気のなるの?」
男「ダリアとアレが心配してるんで」
女生徒「また、あの二人…」ギリ
男「女生徒さん?」
女生徒「ねぇ、ここで私と二人で暮らさない?」
男「無理です」キッパリ
女生徒「即答なのね…」
女生徒「私が、こんな姿だから?」
女生徒「見ての通り、私は蛇女」
女生徒「目が黄色いでしょ?口も大きくなるの」
女生徒「舌も長いわよ」チロチロ
男「…女生徒さんの気持ちはありがたいですが、僕には、ダリアとアレが居ますし…」
男「それに、幼は僕を振り向かせてみせるって頑張ってくれてますから…」
男「女生徒さんと、ここで、二人で暮らすのはちょっと…」
女生徒「え?」
男「え?」
女生徒「私の話、聞いてた?」
男「暮らさないかって?」
女生徒「その後!」
男「あと?」
女生徒「私のこの姿の事よ!」
男「姿?…可愛いですね」
女生徒「そうよ!かわい…!」
女生徒「…可愛い?」
男「はい、可愛いですよ」
女生徒「///」ボン!
女生徒「か、かかか、可愛い!?」
男「その黄色の目、大きな口」
女生徒「あわわ///」オロオロ
男「可愛いですよ」ニコリ
女生徒「…///」プシュー
男「始めはギャルっぽい感じでしたけど、今は、落ち着いた感じですよね」
男「金髪は変わらないですが…って、聞いてます?」
女生徒「…はっ!」
女生徒「はぁはぁはぁ」
男「大丈夫ですか?」
女生徒「落ち着いたわ」
女生徒「なら、なんで断るの?」
男「…僕の話、聞いてました?」
女生徒「え?」
男「ですからね…」
説明中。
女生徒「それは、ダリアさんアレさん。幼さんがいるから、ここで暮らせないと?」
男「はい」
女生徒「拘束されているのに?」
男「外してくれますから」
女生徒「誰が?」
男「え?女生徒さんがですよ?」
女生徒「ふふふ、まいったわ」
女生徒「私の負けね」
女生徒「今、外すわね」
男「ありがとうございます」
男「うん、うん。心配かけたね。大丈夫だよ。女生徒さんの所にお邪魔してたんだ」
男「だから、大丈夫だって。うん」
男「女生徒さんがね、皆で晩御飯食べないかって、言ってるんだけど」
男「うん?うん、なら、伝えておくね。待ってるよ。あぁ、場所は…」
女生徒「迎えを出すわよ」
男「迎えに行くって。うん、うん、仕度しててね」
女生徒「話はついた?」
男「はい。今から仕度をするそうです」
女生徒「敬語」
男「はい?」
女生徒「敬語はなし」
男「うん、分かったよ」
女生徒「ねぇ、男君」
男「はい?」
女生徒「私も、貴方の、貴方達の仲間に入れてくれない?」
男「そ、それって」
女生徒「貴方の事、気に入っちゃったの」
女生徒「ここで、暮らせないなら、追いかけるしかないじゃない?」
男「それって、どうしても、追いかけるよね?」
女生徒「そうね、これはお願いじゃなくて、宣言ね」
男「分かった!」
女生徒「後悔しない?」
男「なんでもこいって感じ!」
女生徒「私の家、大変よ」クスクス
男「…大丈夫です」
男「だから、そんな顔しないで」ソット
女生徒「男君///」
黒服「おほん!」
男「うわぁ!」
女生徒「く、黒服!?いつから?」
黒服「敬語のくだりからです、お嬢様」
男「随分前からですね」
女生徒「で、なんの用かしら?」
黒服「旦那様がお客人にお会いするされます」
応接室
黒服「旦那様、男様をおつれしました」
旦那「うむ」
男「えぇと…?」
黒服「…机の向こうです」ヒソヒソ
男「…もしかして、あの机から見えてる、ほよほよしてるの?」ヒソヒソ
黒服「…小さいとかは、禁句です」ヒソヒソ
男「了解です」ヒソヒソ
旦那「なにをひそひそしておるか」
黒服「声も幼いのは禁句です」ヒソヒソ
男「了解」ヒソヒソ
旦那「泣いちゃうよ」
黒服「もう少ししたら、泣き出します」ヒソヒソ
男「それは、僕的にはマズいと思うのですが…」ヒソヒソ
黒服「私的には大好…大丈夫です」ヒソヒソ
男(黙ってれば美人なんだけどなぁ)
黒服「なにか?」ヒソヒソ
旦那「…泣いちゃうよ」ウルウル
黒服「カメラOK!」バッ!
男(帰ろうかなぁ…)
旦那「…ごほん!」ゴシゴシ
黒服「どうぞ、男さん」スッ
男(散々、泣く姿を撮り続けた事はスルーするんだ…)
黒服「…なにか?」
男「いえ、なにも」
旦那「君が男君だね」
男「はい」
旦那「娘が世話になったね」
男「僕は、なにも…」
旦那「良い表情しているね、娘が気に入るのも分かる」
旦那「少し、娘の話をしてもいいかな?」
男「はい。僕も女生徒さんの事を知りたいです」
黒服「…」
旦那「見ての通り、我が家は所謂、金持ちになる」
旦那「私で6代目になる。色々なモノを売り買いする商売をしていてね」
旦那「初代の時の話だ」
旦那「初代は人が良すぎてね、騙されて商売に失敗したそうだ」
旦那「そんな時、一人の女性と出会って、夫婦になったらしい」
旦那「それからは、商売も上手く行くようになった」
旦那「…しかし、その女性は人間ではなかったのだ」
旦那「蛇の妖怪が人間に化けていたのだ」
旦那「始めは初代を食べるつもりだったらしいが、次第に惹かれるようになり、子供を授かったそうだ」
旦那「その子孫がワシだ」
旦那「それから、子孫の中に蛇の姿をしているものが、生まれるようになったのだ」
旦那「女生徒も蛇の目と口を持って生まれた」
旦那「…簡単だが、理解してくれたかな?」
男「えっと、期待してたのと違いますが、分かりました」
旦那「え?」
黒服「え?」
男「え?」
旦那「ワシ、結構重たい話をしたよ?」
男「いえ、小さい頃の話とかを期待してたんで…」ポリポリ
旦那「…え?」
男「今の話は、家の話ですよね?」
男「確かに、女生徒さんは蛇の姿をしていますが、僕には可愛い女性に見えます」
男「学校でも、他の生徒と話してますし、この前はナンパもされてましたよ」
旦那「…ナンパ?ワシ、書いてないよ?」
黒服「…」シラー
男「女生徒さんは、普通の女の子ですよ」
黒服「!」ジワァ
旦那「…君は強いな」
男「…僕を頼ってくれる家族がいますから」ニコリ
旦那「そうか。…娘を頼む」フカブカ
男「やめてください。僕は、そんな男にじゃないです」アセアセ
黒服「…」グツ!
男「…泣きながら手を握らないで下さい」
ホール
女生徒「話はすんだ?」
男「うん、いいお父さんだね」
女生徒「自慢のパパよ」クスクス
男「黒服さんは…面白い人だね」
女生徒「そうね、あの人はお姉さんって感じね」
女生徒「昔から、私の相手をしてくれてね。今は、執事みたいな事をしてくれてる」
女生徒「私の自慢の家族よ」
男「うん、自慢したくなるの分かるよ」
女生徒「家族と言えば、来てるわよ」
男「え?」
どーん!
ダリア「男!」
アレ「男さん!」
幼「心配したのよ!」
男「皆、来たんだね!」
男「ん?幼も?」
幼「ひどい!」
幼「男の家に行ったら、大騒ぎしてたから心配で!」
男「ありがとね」ナデナデ
幼「///」シュル
男(尻尾絡んでる)
ダリア「ずるい!」
アレ「私も心配したんですよ!」
男「ありがとね、二人とも」ナデナデ
ダリア「♪」フリフリ
アレ「♪」ポイーン
女生徒(…羨ましい)
女生徒「あ、あのね」
男「ん?」
女生徒「わ、私も撫でてほしいなぁ、なんて…ふぁ!」
男「どう?」ナデナデ
女生徒「…いい///」
三人「「むむむ!!」」
幼「そんなに仲良かったっけ?」
ダリア「誰だ!?」
アレ「最近、良く嗅ぐ匂いですね!」
男「紹介するね、女生徒さん。僕達の仲間に入りたいそうだよ」
女生徒「女生徒よ、よろしくね」
幼「な、なん…!」
ダリア「仲間か!」ミミピン
アレ「むむ!お嫁さんは私とダリアですよ!」
女生徒「あら、なら妻になろうかしら」クスクス
幼「な、なん!…その手があったか!」
幼「お姉様!」ガシ!
幼「ここは、協力していきましょう」ヒソヒソ
女生徒「分かったわお嫁さんに対抗するのね」ヒソヒソ
ダリア「なんの話だ?」
アレ「なにやら不穏な…」
幼「ふふふ」
女生徒「ふふふ」
男「盛り上がってるなぁ」ニコニコ
黒服(呼びに来たら、すごい絵面になってた…)
男「あ!黒服さん、どうしました?」
黒服「君はこの雰囲気の中、平然としているな?」
男「いつもの事ですから」ニコリ
黒服「…」
女生徒「向こうが嫁なら、こちらは妻でいきましょう」ニコニコ
幼「はい!」グッ!
黒服(良い笑顔ね、女生徒)クス
黒服「お食事の用意ができました」
黒服「皆様、食堂へ」
幼「もうお腹ペコペコ」
女生徒「家の食堂はちょっと自慢なのよ」
アレ「どんなものか、拝見しましょうか」フン
ダリア「ご飯♪ご飯♪」
男「…皆、食堂がある事にびっくりしないんだね」
食堂
男「…」ポカーン
アレ「な、なに…ここ?」
幼「ひろーい!」フリフリ
ダリア「ご飯!」ミミピン
黒服「では、席はご自由に」
女生徒「男君は、私の隣ね」グイ
アレ「むむ!なにしてるんですか!」グイ!
男「いたた!」
ダリア「お鍋だ!」フリフリ
幼「アレは男の隣でいいから、早く座りましょうよ」
ダリア「そうだそうだ!」
アレ「むむ!ダリアを引き込みましたね!」
旦那「ようこそ、皆さん!」
ダリア「ん?なんだ、あのちっこいの?」
旦那「ちっこい」シュン
男「ダリア!しっ!」
ダリア「なぜだ?」
男「だからね」
説明中
ダリア「分かった!ちっこいのは内緒な!」
旦那「また、言った」シュン
女生徒「アハハハ!」
女生徒「パパも拗ねてないで、食べましょう!」
女生徒「黒服も一緒に、ね」
黒服「よろしいのですか?」
女生徒「折角のお鍋よ?皆で食べましょう」
黒服「では、私も…」
一同「「いただきます!」」
旦那(我が家で鍋をするのは、いつぶりだろう)
旦那(思えば、こんな賑やかな食事も久しぶりだ)
旦那(…温かいな、今日は特に)ニコリ
旦那(男君。君はなんて、温かい人なんだろう)
旦那「…ありがとう」
女生徒編
おわり
すみません。なんか、うまくまとまってないですが、女生徒編おわりです。
ダリアさんの1日編
逝きますね。
ちょっとした、ゲストが出ます。
まぁ、気にしないで下さい。
女生徒の屋敷の出来事から数日後
男自宅
ダリア「Zzz」
アレ「ダリア、ダリア!」ユサユサ
ダリア「…ん、おはよう、アレ」
アレ「おはようって、もうお昼近いですよ」
ダリア「ん、男は?」
アレ「忘れたのですか?」
アレ「叔母様と会う約束があると、昨日言われてたでしょ?」
ダリア「忘れてた!」
アレ「ダリアらしいです」
アレ「夕方には、ご一緒に帰られて、晩御飯を皆で食べるそうですよ」
ダリア「叔母さんか!懐かしいな!」フリフリ
アレ「私は、数回しかお会いしてないですが、面白い方でしたね」
ダリア「ん?アレは何処かに行くのか?」
アレ「はい。今から幼母の所へ行きます」
アレ「今日は、お料理を教わる約束でしたから」
ダリア「そうか!」
アレ「ダリアも来ますか?」
ダリア「私は料理は出来ない」シュン
アレ「味見役ですよ?」
ダリア「行く!」ミミピン
ダリア「けど、パトロールしてから行くぞ!」
アレ「では、幼母の所で待ってます」
ダリア「うん!楽しみだ!」パタパタ
公園
ダリア「うぅーん!」ノビー
ダリア「今日も異常なし!」
おばちゃん「あら、ダリアちゃん!お散歩?」
ダリア「パトロールだ!」
おばちゃん「おやおや、それは頑張ってね」
おばちゃん「ほら、ティーケイも挨拶しなさい」
ティーケイ「ダリアさん!」
ダリア「ティーケイ!トイレの件はありがとう!」
ダリア「あと、この前の悪者退治も手伝ってもらって、助かった!」
ティーケイ「いえいえ、私達もお役に立ててよかったです!」
ダリア「そういえば、お婿さんを貰うって?」
ティーケイ「はい!」
ダリア「おめでとう!」
ティーケイ「頑張って強い子を産みますね!」
ティーケイ「目指せ!三冠馬!」
ダリア「?」
ティーケイ「…なんでもないです」
ダリア「そろそろお腹ペコペコだ」
ダリア「アレの所へ行こう!」
ダリア「走ればすぐだな!」ミミピン
ダリア「待っていろ!」グッグッ
ダリア「私のご飯!」
バヒューン!
幼家近辺
ダリア「着いた!」
ダリア「…ん?誰か出てきた」
ダリア「黒髪でロングコート?」
ダリア「なんだ、この匂い」
ダリア「…今まで嗅いだ事ないぞ」
ダリア「けど、嫌な匂いじゃない」
ダリア「…行ってみよう」
「えぇ。こちらは問題無しですね」
「はい、主様今からハウスへ戻ります」
ダリア「…」ミミフセ
「あら、貴方は?」
ダリア「…ダリアだ」
「あらまぁ!こっちに来ちゃったの?」
「私が相手をしてもいいんだけど…。まぁ、あの子に任せましょう!」
「じゃぁね、ダリアさん!」
ダリア「あ!」
ダリア「ばいくで行ってしまった」
ダリア「なんだろう?」
ぐぅぅ
ダリア「お腹ペコペコだ!」
ダリア「アレ!」ガチャ
アレ「ダリア!チャイムぐらい鳴らしなさいね!」
幼母「まぁまぁアレちゃん。さぁダリアちゃんこっちへいらっしゃい」
ダリア「邪魔するぞ!」フリフリ
幼「やっぱりダリアも来たのね」
ダリア「幼もいたのか!」ミミピン
幼「私の家だしね」
アレ「ほんと、邪魔しかしやがらねぇです、この女は」フン
幼「ほんと、口が悪いわね!」
アレ「誰かさんには言われたくねぇです」
幼母「ほらほら二人ともテーブルに並べて!」
二人「「はぁい」」
ダリア「…」
アレ「…ダリア?」
ダリア「…ん?なんだ?」
アレ「考え事?」
ダリア「さっきの女…」
アレ「あなた、見てたの?」
ダリア「外であった」
アレ「…そう」
アレ「あの人は、私と幼の事を色々聞いてたわ」
アレ「幼母が相手をしてくれたけど、私達の事を調べてるみたいだった」
ダリア「…決めた!」
アレ「…ダリアのお昼はお弁当にしとくわ」
ダリア「助かる!」
アレ「任せたわよ」
ダリア「任せれた!」ミミピン
幼家外
ダリア「あのばいくの匂いを追えば…」クンクン
ダリア「!」
ダリア「…別の匂いがする。あのロングコートの女と同じ匂いもする」
ダリア「…公園だ!」
公園
ダリア「…匂いの元は…あの女か?」
ダリア「さっきの女じゃない?」
ダリア「あの姿は知ってる!」ミミピン
ダリア「確か、めいどさんだ!しかも銀髪だ!」
「あっ!良かった!会えました!」テテテ
ダリア「むむ!見つかった!」ミガマエ
「申し遅れました、私はメリーと申します」フカブカ
「」
メリー「ダリア様でよろしいのですか?」
ダリア「私はダリアだ!」
メリー「私はダリア様の事を調べに着ました」
ダリア「…調べてどうする?」
メリー「分かりません。判断はマスターがします」
ダリア「…ばいくの女も仲間か?」
メリー「ばいく?あぁ、先輩ですか?そうです、仲間ですよ」
ダリア(私達の事を調べてる?何が目的だ?)ミミフセ
ぐぅぅ
メリー「はぅ///」
メリー「お腹がなっちゃいました///」
ダリア「…ご飯食べるか?」
メリー「いいんですか!」パァ
ダリア「アレが作るご飯はうまいぞ!」フリフリ
メリー「楽しみですぅ!」
メリー「じゃぁ、ベンチに座りましょう!」ワクワク
ダリア「いいぞ!一緒に食べよう!」フリフリ
メリー「おいしいですぅ!」ハムハム
ダリア「うまい!」ハムハム
メリー「このお芋の煮付け、絶品です!」ニコニコ
ダリア「この前の唐揚げもうまいぞ!」フリフリ
メリー「唐揚げ!」
ダリア「アレは料理がほんとに上手だ!」
ダリア「ほら、もっと食べろ!」
メリー「はうぅ♪幸せですぅ♪」
ダリア「…はっ!」
メリー「どうしました?」
ダリア「ご飯を食べてる場合じゃなかった!」
メリー「あれ?なんでしたっけ?」
ダリア「お前は、私達の事を調べに来たのだろう!?」ミガマエ
メリー「そうでした!けど、もういいんです」ニコニコ
ダリア「え?」
メリー「だって、ダリア様はもうお友達ですから」
ダリア「…友達?」
メリー「はい!あっ!この梅干しおいしい!」
ダリア「うん!友達だ!」フリフリ
「メリーどこだぁ?」
ダリア「呼んでるぞ?」
メリー「あっ!マスター!ここですよぉ」
「こんな所にいたのか?…あんたは?」
ダリア「私はダリアだ!」
「おい、メリー!」ガシ!
メリー「はぅ!」
「なんで、お前は調査対象と仲良くご飯を食べてるんだ?」グリグリ
メリー「はぅぅ」
ダリア「やめないか!友達だぞ!」
「…ん?なんだって?」
ダリア「友達だ!離せ!」グイ!
「おっと!」
メリー「ダリア様!ありがとう!」
ダリア「友達だ!当然だ!」
ダリア「あと、様はやめてくれ」
メリー「はい!ダリア♪」
ダリア「///」フリフリ
「まったく、本当に友達になったのか…」
「ほら、メリー。行くぞ」
メリー「もうですか?」
「クッチィからも連絡があったんだ。ここは問題ない。ハウスへ戻るぞ」
メリー「分かりました!」
ダリア「…帰るのか?」
メリー「はい。調査の結果、問題ないと判断されたみたいです」
「気分を悪くしたなら申し訳ない」
「この町に、獣人が出たと聞いてね、調査に来たんだ」
「ここには、男君の、ちょっと変わった家族がいる。それだけだ」
「だから、俺達は行くよ」
ダリア「男に会ったのか?」
「あぁ、いい顔をしていたよ」
ダリア「当然だ!私の旦那様だ!」
「そうだな。そうそう、なにかあればここに連絡をくれ」ニコリ
ダリア「名刺?」
「行くぞ、メリー」
メリー「はい、マスター!」
ダリア「行ってしまった」
ダリア「…んと、きりさき、りゅういち?」
ダリア「うん、いい奴だった!」ミミピン
ダリア「メリーにまた会いたいな!」
ダリア「なんだか、走りたい気分だ!」
ダリア「走ろう!」
ダリア「走ったら、家に、男の所へ帰ろう!」
ダリアさんの1日(ゲスト)編
おわり
以前、書いてたキャラです。
実は、このキャラは現在進行形なんです。
ついつい出したくなって、出してしまいました。
ダリアは犬の頃に1度死んでいます。
神様によって生き返り。
女神様によって、男と結ばれても大丈夫になりました。
女神が来ないとダリアは天国に返ってました。
男自宅
男「さっきの人はなんだったんだろう?」
男「ダリアの事を、色々と聞いてきたけど。…けど、不思議と嫌な感じじゃなかった」
男「なんだろう、あの雰囲気は。そうだ、守りたいって気持ちがあったと思う」
男「あの人はいったい?」
男「あ!叔母さん忘れてた!連絡しないと…」アタフタ
Prrr
男「おっと!…叔母さんからだ!」
男「もしもし。すいません、先に自分だけ帰っ……え?」
男「…分かりました。支度して待ってます…」
男(…頭の中が真っ白だ…)
男(ダリア!アレ!…傍に…)
ダリア「帰ったぞぉ!」ガチャ
アレ「男さん!私も帰りましたよ」
アレ「叔母様と食べようと、魚の煮付けを持って帰りましたよ」フリフリ
ダリア「男ぉ?」スタスタ
アレ「男さぁん?」スタスタ
男「…」
ダリア「!」
アレ「男さん!」
ダリア「男!大丈夫か?どこか痛いのか!?」
アレ「顔色が悪いですよ!」
アレ(こんなに振るえて…。まるで、ダリアが死んでしまった時のように…)
ダリア「男!」ギュウ!
ダリア「私はここにいるぞ!」
アレ「男さん!私もいます!」ギュウ!
男「…ダリア?アレ?」
ダリア「男!」
アレ「男さん!」
ダリア「大丈夫か?」ウルウル
アレ「こんなに振るえて…」ポロポロ
男「聞いてくれ…母さんが、倒れた…」
ダリア「!」
アレ「お母様が!」
男「今、叔母さんがこっちに向かってる」
男「二人とも支度をして。…母さんに…会いに…行こう」
車内
男(今、叔母さんの車で病院に向かっている)
叔母さん「ごめんね、男」
男「…」
男(叔母さんは母さんの所在を知っていた)
男(現金書留が届いているんだから、当然の事だ)
ダリア「…」ミミフセ
アレ「…」ミミフセ
男(ダリア、アレも俯いている)
男(叔母さんは道中、説明してくれた)
男(母さんが、自分の事を黙っているように頼んだこと)
男(時々でいいから、様子を見てほしいこと)
男(…そして)
男(家を出た本当の理由)
病院
男(今、目の前に母が眠っている)
男(病室の隅で、叔父さんと叔母さんが医師と話している)
ダリア「…男」ギュ
アレ「男さん」ギュ
男「大丈夫だよ。…けど、手は放さないでくれる?」
ダリア「勿論だ!」ギュウ!
アレ「はい!」ギュ!
男「…母さん…」
叔母さん「先生、姉はどうなのですか?」
医師「…はっきりとはお答えできませんが。かなり抵抗力が落ちています」
叔父さん「原因は?」
医師「かなり無理をされていたようですね。…ここでは、病名は…こちらへ」
叔父さん「男。私達は先生の話を聞いてくるからな」
男「…」
訂正!
叔父さん→叔母夫
意味合いが変わってしまうところでした!
男(僕は分かってしまった)
男(母さんは患っている)
男(僕らから、父さんを奪った病気)
男「…母さん。僕を心配してくれてたんだね」
男(父さんを奪った病気。それは…癌)
男(母さんは、父さんが、逝ったあの頃と同じ顔をしている)
男(…また、同じ病気で…)
幼「男!」
幼母「男君!」
アレ「二人とも来てくれたのですか!」
幼「当然でしょ!」
幼母「連絡ありがとねアレちゃん」
幼母「叔母さん達は?」
アレ「先生の説明を受けに…」
女生徒「男君!」
アレ「女生徒さん!」
幼「良かった、来てくれて!」
女生徒「当然よ!…で、どうなの?」
アレ「今は、説明を…」
叔母さん「あら!皆さん!」
幼母「どうなんですか?」
叔母さん「ここでは…向こうで…」
ダリア「…」
アレ「ダリア、行きましょう?」
ダリア「…やだ」
アレ「ダリア!」
ダリア「男といる!」
アレ「…なら、私も」
叔母さん「なら、二人とも、男君の事頼むわね」
男「母さん、分かる?」
男「ダリアだよ、こっちはアレ」
男「二人とも人間になったんだ」
男「今は、あの家に三人で暮らしてるんだよ」
男「…知ってる?あの家って一人だと、ものすごく広いんだ」
男「二人とも、その、僕のお嫁さんになってくれたんだ///」
男「…だから、僕はね、幸せなんだよ、母さん」ポロポロ
男「聞いたよ、母さんが家を出た理由」
男「あの頃、相当まいってたんだね」
男「…無理心中しようとしたんだってね」
男「けど、寸前で思い止まってくれたんだってね…」
男「…ありがとう…。僕は生きてて良かったよ」
男「…ねぇ、母さん」
男「目を覚ましてよ」
男「そしてさ、家に帰ろうよ」
男「四人でさ、あの家に帰ろうよ」
男「…あの家で、家族をやり直そうよ」
男「僕は幸せだよ」
男「…母さんも、幸せになろうよ」
男「皆で…幸せになろうよ…」
男「…僕達の家で…」
病室外
幼「入れない」
女生徒「…安請け合いするんじゃなかったね」
幼「…そもそも!あの医者が悪いのよ!」
幼「深刻な表情してさ!」
女生徒「…「ただの疲労です。風邪を拗らせて、抵抗力がないので、回復に時間がかかります」ですからね!」
幼「多分、男はおじさんとだぶらせてるんだと思う」
女生徒「?」
幼「癌で亡くなったの、男のお父さん」
女生徒「そうなのね」
幼「だから、今、相当混乱してるんだと思う」
女生徒「けど、どうするの?」
幼「誰かが伝えないと…」
女生徒「…」
幼「…」
二人「「…はぁ」」
母「う…ん…」
男「母さん?」
母「…お、男?」
母「なんで、ここに?」
母「叔母ね、全くお節介ね」
ダリア「母!」
アレ「お母様!」
母「…はい?…どちら様?」
男「気付かない?」
母「え?」
母「…もしかして、ダリア?」
ダリア「そうだ!」フリフリ
母「え?うそ!…まさか、こちらの小さい方は、アレ?」
アレ「はい!」ポイーン
母「え?え?…えぇぇ!?」
幼「声が!」
女生徒「チャンスじゃない?」
幼「今しかないみたい!」
幼「男!」ガチャ!
女生徒「男君!」
母「今度は誰!?」ビクッ!
母「…幼ちゃんよね?」
幼「はい!お久しぶりです!」
母「そちらのお嬢さんは?」
女生徒「はじめまして。私は男君とお付き合いしています、女生徒と申します。お義母様///」シレット
三人「「な!?」」
母「あらまぁ、男の!」
母「それはそれはご親切に…」
ダリア「男のお嫁さんは私だ!」
アレ「私もですよ!」
幼「なに裏切ってるの!」
母「…どういう事かしら、男?」ニッゴリ
男「え、えぇと、ね…」
幼(あの男が圧されてる。さすがおばさま!)
説明中
母「なるほど。ダリア、アレの姿や」
母「幼ちゃんの姿や女生徒さんの事も分かったわ」
母「けど、お嫁さんが二人いて、妻候補が二人?」
母「なんなの、それは?」
男「母さん。ダリアとアレは僕のお嫁さんだ」
男「それは譲れないよ」ニコリ
母「…久しぶりの真剣スマイルね」
母「それほど真剣なのね」
男「うん、二人とも僕の大切なお嫁さん」
男「幼と女生徒さんは、僕を振り向かせるって言ってくれてるんだ」
男「皆、僕の大切な人達だよ」
母「…久しぶりの真剣スマイルね」
母「それほど真剣なのね」
男「うん、二人とも僕の大切なお嫁さん」
男「幼と女生徒さんは、僕を振り向かせるって言ってくれてるんだ」
男「皆、僕の大切な人達だよ」
母「分かったわ」
母「男の真剣な気持ち」
母「けど、男の一番は…」
母「私よ!!」
男「…」
ダリア「?」
アレ「…!」
幼「」ゼック
女生徒「ー…!」
五人「「えぇぇ!?」」
男「な、なに言ってるの」アセアセ
母「あなたこそ、なに言ってるの?」
母「母の愛情に勝るものはないのよ!」ドヤァ
ダリア「母の愛情!」
アレ「…盲点でした」
幼「…いやいや、アレ、感心しないでよ」
女生徒「なかなか強敵なお義母様ね」ウンウン
幼「女生徒さんも感心しないでね」
男「そういえば、話はどうなったの?」
幼「忘れてた!」
女生徒「…あやふやにならないかしら」
母「…私の事?」
男「!」
母「あの医者、なにか言ってた?」
男(母さんの雰囲気が…)
幼「今しかないわね」ボソボソ
女生徒「えぇ、そうね。任せたわ」
幼「えぇ!?」
男「大声出してどうしたの?」
男「さっきから、様子がおかしいよ?」
レスありがとうございます!
更新遅いですが、お付き合い下されば幸いです!
幼「おばさまの事なんだけど…」
男「…分かってる」
幼「うぅん、違うの。男が思ってるのとは違うのよ」
男「…僕は何も考えてないよ。ただ、母さんとあの家に帰りたいだけだよ」
幼「違うの!聞いて、おと…」
男「聞きたくない!!」
幼「お、男?」
母「…」
男「幼、もういいから…」
幼「…聞いて、男」
男「癌の事なんて聞きたくない!」
母「え…?」
男「あっ!」
母「…私、癌…なの?」
男「あ…あ…」オロオロ
ダリア「男!」ガシ!
アレ「大丈夫ですか!」
母「…そっか。医者はただの風邪を拗らせただけって、言ってたのに…」
女生徒「…この空気でホントの言えないわね。出直す?」ボソボソ
幼「…そうですよ」
女生徒「言っちゃった!」
男「え?」
母「…?」
幼「だから、ただの風邪です!」キッパリ
男「え?だって、あの医者は深刻な顔して、説明はって…」
幼「そのセリフを、言ってみたかったそうよ」
男「…あの医者…」ユラリ
ダリア「!」ビクッ
アレ「!!」ガタガタ
医者「失礼しますねぇ」ガラ
5人「「あっ!」」
男「…」ニコリ
母「あはは!男の早とちりね!」
男「全く!あの医者!」
ダリア「…アレ」
アレ「…はい。男さんを怒らせるのは無しですね」
幼「…必殺スマイル」
女生徒「…滅殺の方ね」
母「あぁ、笑った」
男「…母さん」
母「分かってる。アパートは引き上げる」
ダリア「!」ミミピン
アレ「それでは!」フリフリ
母「帰りましょう、あの家にね」ニコリ
ダリア「やった!」フリフリ
アレ「よろしくお願いします!」フリフリ
母「そんなに喜んでいいのかな?」
ダリア「?」
アレ「?」
母「…私がいるのよ?」
アレ「ハッ!」
ダリア「…?」
ダリア「どういことだ?」
アレ「ダリア、耳を」ミミウチ
ダリア「!男とあ…むぐ!」
アレ「ダリア!」クチオサエ
女生徒「今、凄いこと言いかけた?」
幼「うん、多分」
女生徒「つまり、あれよね?」
幼「男も気付いてるの?」
男「…」ゼック
幼「」
女生徒「」
二人「「はぁ…」」ガックリ
叔母さん「あら、目が覚めたのね」ガラ
母「あんたねぇ、全部バラしたね!」
叔母さん「ご、ごめんね、姉さん。けど、本当に心配したのよ」
母「ん、それは、ごめんなさい」
叔母さん「それより、退院の日なんだけど、一週間後ぐらいでどう?」
母「そんなにかかるの?」
叔母さん「…メンタルケアもお願いしたのよ」
母「…分かった。言う通りにする」
男「母さん。それまでにいえを掃除しとくね」
母「よろしくね」
レスありがとうございます!
ちょっと私事でバタバタしてました。
ご期待に添えれるように頑張ります!
男「母さん、ここに泊まっていいかな?」
母「え、泊まるの?」
男「え?」
母「貴方には守る家族がいるんでしょ?」
男「母さんも家族だよ」
母「私は大丈夫よ。叔母もいるから」
叔母さん「え、私?」
母「帰る気だったの?」ジトー
叔母さん「男。私に任せなさい!」
女生徒「今日は帰るの?」
幼「そうみたい」
女生徒「男君。帰るなら、皆を送るわよ」
男「大丈夫なの?」
女生徒「黒服を呼べば大丈夫よ」
男「ありがとう。なら、甘えようかな」
母「男。…今日はありがとね。すぐに帰るからね」
男「うん!まっ…」
母「母親の愛情も、楽しみにね!」
ダリア「!」
アレ「!」
男「う、うん。待ってるね」
幼「さ、さぁ帰りましょう!」
ダリア「また来るぞ!」フリフリ
アレ「そ、それでは失礼します」
帰り道
男「皆、今日はありがとう」
ダリア「男?」
アレ「男さん?」
男「皆がいてくれて、良かった」
幼「私達に遠慮しないで」
女生徒「私達は、いつだって傍にいるわ」
男「だから、ありがとうだよ」
男「分かったんだ。僕は、もっと強くならなくちゃって」
男「皆を守れるぐらいに」
男「これは、僕からの宣言」
男「僕は、強くなる!」
男「皆を、家族を守れるぐらいに!」
男「だから、僕に着いてきてほしい!」
ダリア「勿論だ!着いていくぞ!」ミミピン
アレ「男さん!その言葉忘れません!」フリフリ
幼「男ぉ、着いてく。着いていくよぉ///」
女生徒「…男君///」
黒服(皆、盛り上がってますねぇ)
黒服(けど、私もいる事忘れてらっしゃる)
黒服(…あんなに愛されて、羨ましいなぁ)
黒服(帰ったら、旦那様を愛でようっと)
母編おわり
レスありがとうございます!
これで、母編は終わります。
こんな感じで逝きますので、よろしければ、お付き合い下さい。
もう、冬なんですが、ダリア達はこれから夏を迎えます。
ってな訳で、夏編逝きます!!
よろしければ、お付き合い下さんせ。
母が退院してから数日後。
ダリア「うぅ~」ゴロゴロ
アレ「…」ペラ
ダリア「あうぅ~」ゴロゴロ
アレ「…」ペラペラ
ダリア「暇だぁ~」ポフン
アレ「クッションを抱えてなにやってるの?」
ダリア「男が構ってくれない」
アレ「仕方ないでしょ、てすとなんだから」
ダリア「でも、何時かの時は遊んでくれたぞ!」
アレ「きまつてすとって言われてましたね」
ダリア「てすとはキライだぁ!」ゴロゴロ
ダリア「母もいない!」
アレ「お母様はお仕事」
ダリア「むぅ」
アレ「確か、昔勤めてた会社にサイシュウショクされたとか」
ダリア「なんだそれは?」
アレ「…お仕事じゃない?」
ダリア「母も大変だ」
アレ「幼も勉強してるから、お料理の練習に行けないのよ」
ダリア「女生徒もそう言ってた」
アレ「…暇ね」ゴロン
ダリア「…暇だ」ゴロン
アレ「けど、皆さんは夏休みの為に頑張られてます!」スク!
ダリア「そうだ!」フリフリ
ダリア「夏休みに皆で遊ぶため!」スク!
アレ「そうよ!」
二人「「夏休みの為に!!」」
ミーンミンミーン
二人「「…暑い」」ヘロヘロ
数週間前。学校。
男「暑いぃ~」
幼「やめて、もっと暑くなるから」
幼友「夏も本格的になったよね」
友「なぁなぁ、夏休みの予定は決まってる?」
男「突然どうした?」
友「皆で何処かに行かないか?」
幼友「ごめーん!前半は合宿なんだ」
幼「そういえば、テニス部調子が良いんだって?」
幼友「そうなのよ!大会に向けて特訓よ!」フンス
男「ん?部活と言えば、友水泳部だったよね?」
友「ギク!」
幼「遊んでる場合なの?」
友「実は俺も合宿が…」ポリポリ
男「いつ?」
友「前半。それで、夏休み後半は大会」
幼「遊べないじゃん!?」
友「けど、合間に予定をだね。お祭りとかさ!」
幼友「私も行きたい!」
男「僕は、帰宅部だから問題ないよ」
幼「私も帰宅部だから大丈夫よ」
幼友「なら、お祭り決定!」
友「勿論、あの二人も誘ってね!」
男「当然だね」
幼「ぶれないね」
男「当然!」
先生「その前に、期末テストが待ってるぞ!」ニコリ
男「先生!いつの間に!?」
先生「点数が悪かったものは、夏休み返上で、補習だ!」
一同「「えぇ~!!」」
先生「大丈夫だ!今から、しっかり勉強すれば間に合うぞ!」
放課後
女生徒「あら、男君」
男「女生徒さん」
幼「私もいるのよ」
女生徒「幼さん、後でミーティングね」
幼「分かってる!あの二人への対抗策ね!」
男「まだ、対抗してるの?」
女生徒「楽しくなっちゃってね///」
幼「そうそう、向こうもノリ良いしね///」
男「頑張ってね」ナデナデ
女生徒「///」
幼「ふぁ///」
ダリア「ズルいぞ!」
アレ「私もしてください!」
男「来てたの?」ナデナデ
ダリア「今、着たところだ」フリフリ
アレ「お迎えもお嫁さんの務めですから」フリフリ
女生徒「そうそう、忘れるところだったわ」
女生徒「皆さんいいかしら?」
女生徒「夏休みの事なんだけど」
男「今日は、その話題が多いなぁ」
女生徒「あら、もう予定が?」
幼「お祭りに行こうって話よ」
女生徒「それなら大丈夫ね」
女生徒「夏休み、よかったら、うちの別荘に行かない?」
男「別荘!?」
ダリア「?」
アレ「??」
女生徒「ダメ?」
男「そんなことないよ、お邪魔しても大丈夫?」
女生徒「勿論!パパも安心するわ」
幼「私も?」
女生徒「当然!ダリアさんとアレさんもね」
ダリア「男が行くなら、私も行くぞ!」
アレ「私も!」
女生徒「なら、決まりね!」
男「尚更、勉強頑張らなきゃだね!」
女生徒「私も頑張るわ!」
幼「夏休みの為に!」グッ!
男「合言葉?」
幼「そう!ほら、ダリア達も!」
5人「夏休みの為に!」エイエイオー!
レスありがとうございます!
おぉ!
ラフィアンとクリフジをご存知の方がおられるとは!
ラフィアンは何処かで出そうかと考えてます。
クリフジも、もしかしたら出るかも…。
そして現在。
ダリア「確か、明日で、てすとは最後だ!」
アレ「ですから、男さんは最後の追い込みをされてます!」
アレ「ここは、静かに待ちましょう」
ダリア「そうだ!待つのもお嫁さんの務め!」
アレ「その通り!」
ミーンミンミンミーン
二人「…騒ぐと暑い」グッタリ
男「ふぅ、暑い」
ダリア「男!」ミミピン
アレ「男さん!」ミミピン
男「ちょっと、一息入れようかと思ってね。麦茶冷えてる?」
アレ「もちろんです!入れますね」
男「ありがとう」
ダリア「男!」ダキッ
男「ダリア?」
ダリア「ちょっとこのまま…」
アレ「麦茶で…。ズルいです!」ダキッ
男「おっと、麦茶が…!」キャッチ
アレ「男さんー!」ダキッ
ダリア「男ー!」ダキッ
男(二人に抱きつかれて、麦茶が飲めない)
ダリア「ん~!」フリフリ
アレ「はぅ~」パタパタ
男(嬉しそうに二人の尻尾が揺れてる)
男(暑いけど、幸せだから大丈夫///)
男(…けど、麦茶が温くなりそう)
ダリア「充電完了!」
アレ「補充完了!」
男「ごめんね、寂しかった?」グビ
男(…温い)
ダリア「大丈夫だ!」ミミピン
アレ「夏休みのためです!」ミミピン
アレ「麦茶いれますね」
男「ありがとね」
男「母さんからメールがきてね、今日、遅くなりそうだから、ご飯は入らないって」
アレ「そうですか、大変ですね。麦茶です」
男「ん。会社も忙しいみたいだね」グビ
ダリア「母はご飯一緒じゃないのか」シュン
男「その代わり、明日が休みになったって」グビクビ
ダリア「やた!」
アレ「母の手料理を教えて頂きます!」
男「それで、今日の晩御飯なんだけど」
アレ「なにか予定が?」
男「勉強の息抜きも兼ねて、皆で食べようって事になったんだ」
ダリア「女生徒の家だな!」
男「よく分かったね!」
アレ「また、あの食堂で食べるのですね!」フリフリ
男「別荘に行く打合せもするみたおだよ」
ダリア「楽しみだ!」
男「いまやってる所が終わったら行こうと思うから…」
アレ「何を着ていこうかしら」フリフリ
ダリア「何が出るかな」ヨダレダラー
男「…うん。僕は、勉強を再開しようっと」イソイソ
小一時間後
ピンポーン!
アレ「お客さん?」
ダリア「私が出る!」パタパタ
ダリア「誰だ?」ガチャリ
幼「私だよぉ~!」フリフリ
ダリア「なんだ、お前か」
幼「あからさまに、がっかりしないでよ」
ダリア「幼も女生徒の所へ行くのか?」
幼「当然!打ち合わせもあるしね」
ダリア「取りあえず上がれ」
幼「男は?」
ダリア「まだべんきよう中だ」
アレ「やはり、あなたも来やがりましたね!」ミガマエ
幼「当たり前!」ミガマエ
男「幼、来たんだね」
幼「男ぉ!」ピョーン
男「おっと!」キャッチ
幼「男ぉ~」ゴロゴロ
二人「「ぬぁ~っ!」」
アレ「離れなさい!」
ダリア「この!どろぼう猫!」
幼「やだよぉ~」ゴロゴロ
男(前より、幼が身軽になってる)
男(猫に慣れてるのかな?)
三人「「ぎゃー!ぎゃー!」」
男(楽しそうだなぁ~)ウズウズ
男「僕もまぜてよ」ギュウ!
ダリア「ふぁ///」
アレ「はふん//」
幼「ふに///」
三人「「デレデレぇ」」
男(皆の尻尾がふにゃふにゃしてる)
男「///」ギュ~
三人「「ふにぃ~///」」
更新できずにすみません。
今日は、これだけですが。
言わせてください。
皆さん、メリークリスマス!!
ピンポーン!
女生徒「…?」
女生徒「返事がないわね。メールしたはずなんだけど」
女生徒「ドアは開いて…」ガチャ
女生徒「…毎回毎回…私を除け者にしないでよ!」
女生徒「私も交ぜて!」
四人「「ふにぃ~///」」
黒服「…」
黒服(いい加減、怒ってもいいのかな?この状況)
車中
女生徒「ごめんなさい、黒服」
黒服「いいえ、お嬢様。私は怒っていません」ムス
女生徒「貴女の事を忘れてた訳じやないのよ」アセアセ
黒服「だいじょーぶですよぉ」
女生徒「…秘蔵写真」ボソ
黒服「!」ピク
女生徒「パパのあんな顔」ボソ
黒服「!!」ピクピク
女生徒「こんな姿」ボソ
黒服「さぁ、皆さん!張り切って参りましょう!」アクセルフミー
男「…」
ダリア「…」
幼(ダリアがスルーしてる!)
アレ(流石はハスキー!群を守る術に長けてますね!)
ダリア(ご飯はなにかなぁ)ウキウキ
あけましておめでとうございます!
これからも、ダリアをよろしくなさお願い致します!!
こらからも、頑張って逝きます!
再開します!
支援ありがとうございます!
女生徒 屋敷
旦那「いらっしゃい!待ってたよ!」
ダリア「来たぞ!」ミミピン
アレ「お邪魔致します」ペコリ
幼「お邪魔します」フカブカ
旦那「そこまで畏まらなくて大丈夫ですよ!」ニコニコ
男「お招きありがとうございます」
男(ここは、お屋敷の中庭)
男(どでかい中庭に、これまたどでかい鉄板が置いてある)
男(そして、土台に立ってる旦那さん)
旦那「…」ニコニコ
男(大きめなエプロンをつけてる)
女生徒「パパただいま!」
旦那「待ってたよ!さぁ、始めよう!」
黒服「…」カシャカシャ
旦那「…黒服、早く用意を」
黒服「…」パシャパシャ
旦那「…泣いちゃうよ?」グス
黒服「いただきました!」サムズアップ
黒服「…。さて、用意いたしますね」
ダリア「ごっはん♪ごっはん♪」
旦那「グス!…今日は、焼きそばだよ!」
ダリア「焼きそば!!」
男「ダリア、よだれ」
旦那「今から、皆で焼きましょう!」
アレ「なんだかワクワクします!」
幼「練習の成果をみせるよ!」フンス!
女生徒「…焼きそばよ?」
幼「焼きそばをナメたらいかんゼヨ!」
女生徒「そ、そうなの?」
黒服「お嬢様、愚問です」
女生徒「そ、そんなに!?」
旦那「さぁ、焼くぞぉ!」ワクワク
黒服「シャッターチャンス!!」
旦那「男君は手際が良いね!」
男「いやぁ、一人が長かったですからね」
旦那「…大変だったね」
男「いえ、そんなことないです。ダリアがいましたし…。今は皆がいますから」ニコ
旦那「…強いわけだ」
男「僕なんてまだまだですよ」
幼「ちょっと、ダリア!それはまだ早い!」
ダリア「ソースの匂いは我慢できんのだ!」フリフリ
女生徒「ホント、この匂いは凶器ね」
アレ「けど、ここは我慢してしっかり焼くと、キャベツがしんなりして、麺も香ばしくなりますよ」
女生徒「…うまっ!」
「「あははは!」」
旦那「…当日、私は行けないんだ」
男「それじゃ、黒服さんが?」
旦那「うむ。私の変わりに行ってもらう」
旦那「だから今日は、皆に集まってもらったんだ」
「「あはははは!!」」
旦那「…本当に楽しそうだ」
旦那「娘のあんな笑顔を見れて良かった!」
男「…今度は、皆で行きましょう」
旦那「…男君っ!!」
旦那「…話は変わるが。見下ろすのはやめてね」ウルウル
男「…色々台無しですよ」
やっちまった!
もうひとつの方が無くなってました!
続けると言いながら、この始末。
大変、失礼しました!
保守ありがとうございます!
女生徒「そうそう!」
ダリア「どうした?」
女生徒「夏休みの予定よ!」
幼「あっ!」
女生徒「忘れてたの?」
幼「ソンナコトナイデスヨー」
女生徒「…」
幼「そ、それより何処にいくんデスカー?」
旦那「そこは私から話そう!」フンスー!
旦那「海と山とどちらが好きかな?」
男「そうですね…」チラ
ダリア「?」シッポフリフリ
アレ「…?」ミミピン
幼「男?」シッポピン
男「…やっぱり山が良いですね!」
幼「えぇ!折角、水着新しいの買ったのに!」
アレ「…あれはナイです」
幼「なによ!アレだって似たようなの買ったじゃない!」
アレ「そ、それは!…ダリアは水着はどうするの?」
幼「あ、逃げた!」
ダリア「ん?私は裸で入るぞ!」フンス!
女生徒「は、裸はダメよ!」アセアセ
幼「そ、そうよ!色々見えちゃうよ!」
ダリア「ん?男になら見せても構わん!」
アレ「そんな事を言ってるんじゃないのよ!」
ダリア「なぜだ?アレも男に何度も見せてるぞ」
アレ「そ、それとこれとは違う///」
ギャー!ギャー!
黒服「…大変ですね」シミジミ
旦那「…もう少し、常識をだね…」
男「…あれはあれで可愛いんですが、気を付けます///」
旦那「…ごほん!話を進めてもいいかな」
男「お、お願いします!」
コメントを見ていたらニヤニヤが止まりませんよ!
ゲームでダリアとアレフランスを買って頂いたって!
なンスか?あっしをニヤ死にさせるンスかぁ!
旦那「山で良いのかな?」
男「はい。海だと色々目立つかな、と」
黒服「そうですね。今回は山で良いのでは」
旦那「ふむ。まぁ、今年は山だね」
男(…ん、今年は?)
旦那「私が持っている山に別荘があるから、そこにしなさい」
黒服「分かりました。明日にでも支度に取り掛かります」
旦那「張り切ってる?」
黒服「当然ですよ!」フンス!
旦那「…程々にね」
黒服「お任せください!」フンフンス!
男「…あれ?僕、置いていかれてる?」
男「けど、ホントにお邪魔しても良いんですか?」
旦那「遠慮は無用だよ。もう君達は私の家族も同然だからね」
旦那「男君のお母さんにも、話はしてあるからね」
黒服「旦那様自ら連絡させてもらいました」
旦那「大切な家族を預かるんだから、当然だ」
男「ありがとうございます!当日はしっかり楽しませて頂きますね!」
旦那「うむ、流石男君だ」
旦那「当日は皆で楽しむんだよ」
男「はい!」
女生徒「…あれ?私抜きで話が終わっちゃった?」
男「そんなことないよ。日にちはどうする?」
女生徒「そうね。終業式の次の日はどう?」
男「分かりました!その日からにしましょう!」
女生徒「うふふ。楽しみね」
男「その前にテストを頑張らないとね!」
幼「あら、話は決まったの?」
男「そうだよ。幼は勉強頑張ってる?」
幼「もちろん!男はもちろん。皆で遊ぶんだから必死だよ!」フンス!
アレ「幼は特に頑張りやがれです」
幼「な、なによ!その言い方!」
アレ「…一緒に遊びたいんですよ」ボソ
幼「え?」
アレ「な、なんでもない!と、とにかく頑張りなさい!」
ダリア「…ツンデレだな」
女生徒「話がまとまった所で!」
男「?」
女生徒「合言葉!」
男「あぁ!」
「「夏休みのために!!」」
黒服「…」ムズムズ
旦那「…混ざりたいの?」
黒服「!!」ビク!
「「頑張るぞぉ!!」」
テスト最終日
男「…」カリカリ
幼(えぇと、xの値を求めるには…)
男「…」カリカリ
幼(…?xってどう求めるんだっけ…)
男「…!」ピタ!
幼(あっ!思い出した!)スラスラ
男「…??!!」アセアセ
幼(ん?…計算が合わない?)
男「…!!」スラスラ
幼(ま、いっかぁ。分かるのから解いていこうっと)
教師「よぉし、そこまで!」
「「終わったぁ!」」
幼「どうだった?」
男「ぼちぼちかなぁ、幼は?」
幼「私も同じ」
男「けど、赤点は無い!…と言いな」
幼「そうだね!」
「「夏休みの為に!」」
「「くすくす」」
友「ほんと仲良いなぁ」
幼友「自然体に見えるね」
友「仲が良いのは微笑ましいねぃ」
幼友「じいさんか!」パシン!
友「いた!」
友「痛いなぁ~」スリスリ
幼友「あんたが変な事言うからでしょ!」
「「やいのやいの!!」」
男「あの二人」
幼「仲良いよねぇ~」
モブ「四人とも爆発すればいいのに」
数日後
教師「さぁ、お待ちかね。テストの結果を返すぞぉ!」
「「追試はいやじゃぁ!」」
教師「モブ!」
モブ「はい!」
赤点ずら~!
教師「…追試な」
モブ「…あぃ」シクシク
教師「つぎ!男!」
男「は、はい!」
教師「…後で、職員室に来るように」
男「…へ?」チラ
赤点なし~
男「…なぜ?」
男「…」
幼「ど、どうだったの?…まさか?」
男「ん、いや大丈夫だよ、赤点は無かったよ」
幼「浮かない顔してるよ?」
男「職員室に呼ばれたんだ」
友「…もしかして、先輩の事じゃないかな?」
男「今頃?」
友「あの事件の後、また、なんかあったらしいよ?」
幼「お、男ぉ…」ミミシュン
男「大丈夫。僕がついてる」
幼「…うん///」
男「所で、友はどうだった?」
友「ふふん!これを見よ!」バサ!
「おぉ!」
幼友「…って、赤点あるじゃない!」ペシン!
友「一個は大丈夫!」
男「見事に歴史だけが赤点だ」
幼「他は成績良いのにね、昔からだね」
友「歴史だけはダメなんだよねぃ」
幼「幼友は?」
幼友「私は大丈夫!」
友「ぐっ!80以下無しとは…」
幼「すごい!」
幼友「こんなのすごくないよ、上はもっとすごいから」
友「…聞きたくない」
放課後
幼「待ってようか?」
男「大丈夫だよ、幼は呼ばれてないなら、先輩の事じゃないよ」
友「俺達が一緒に帰るから、大丈夫!」
幼友「…後で、話してね」
男「うん、分かったよ」
再開してから、ダリアさんにアレさんがでてない!
…忘れてるわけじゃないですよ
職員室
男「失礼します」
教師「あぁ、こっちに来てくれ」
教師「指導室使います!」
モブ教師「分かりました」
男(指導室?)
教師「すまないな、他の先生にはあまり聞かれたくないんだ」
男「…なんですか?」
教師「先輩の事なんだが。手紙を預かってね」
男(…今頃?)
教師「まぁ反省分みたいなものだ」
男「…今更ですね」
教師「辛辣だな」
男「…」
教師「まぁ、私も同意見だ」
教師「問題はもう一通の手紙なんだが…これだ」
男「読んでも?」
教師「君宛だ」
『これから先、先輩という人間は君の、君達の人生に絡むことはない』
『安心して、君の家族と暮らすと良い』
『また、うちのメリーと遊んでやってほしい』
男(…あの人だ。けどなぜ?)
教師「実はな、先輩達が出所したんだが、男達に復讐を考えてるという噂があったんだ」
男「!」
教師「それがな、突然、先輩達の姿が消えたそうだ」
男「消えた?」
教師「なんでも、遠洋漁業に皆揃って言ったそうだ」
男(…多分、あの人なんだろうな。あの人は、何者なんだろう?)
教師「そこに、この手紙だ。…実は、私は切手マニアなんだがな」
男「…はい?」
教師「まぁ聞いてくれ」
教師「ごほん。この切手はな、ある財閥が発効していたものなんだよ!」クワ!
男「は、はぁ…」
教師「この何十年と、使われた事がなかった切手が、今、ここに、あるのだよ!」
男「ち、ちかいですよ…」
教師「そこでだ、男、いや、男君!」
男「は、はい!」
教師「この切手をくれないか!?」
男「…えと、はい?」
教師「頼む!この通りだ!」ドゲザ
男「あの、もしかして、この呼び出しも、指導室もこのためです?」
教師「勿論だ!」キラキラ
男(うわぁ、言い切ったよ)
教師「頼むぅ!この通りだぁ!」
男「…」
帰り道
幼「あっ!男!」フリフリ
友「きたきた!」
幼友「どうだった?」
男「なにが?」ニコリ
幼友「え?」
友「…あれ?なぜに必殺スマイル?」
男「さぁ、帰ろうよ。ダリアとアレが心配するからね」スタスタ
幼「待ってよぉ」フリフリ
幼友「え?なぜ?」
友「幼みたいに触れない方が良いよ」ポン
教師「…」チーン
男自宅
ダリア「むぅ…」
アレ「どうしたの?」
ダリア「随分、出番がなかったような」ムムム
アレ「出番?なんの?」
ダリア「むぅ…」
アレ「変なダリア」
アレ「…ん?よく考えれば、私も随分出てないわね」
男「ただいまぁ!」ガチャ
幼「おじゃましまぁす!」フリフリ
ダリア「むぅ」ムムム
アレ「ムムム」ムゥ
幼「二人とも難しい顔してどうしたの?」
男「支度するんじゃ?」
ダリア「あっ!男!」ハッ
アレ「おかえりなさい、男さん!」
男「どうしたの?」
ダリア「いや、出番が…」
幼「出番?」
アレ「いや、なんでもねーです」
幼「なによ?」シャ-!
アレ「なんでやがりますか?」ガルル!
男「はいはい、ケンカしない!」パンパン
男「支度は?」
ダリア「もうすぐ終わるぞ!」フリフリ
アレ「私もです!」
幼「私は服を入れたら終わりだよぉ」シッポピン!
男「幼は家でしようね」
幼「私も一緒にしたい!」
男「いやいや、荷物がないよね」
幼「むぅ」
ダリア「てすとはどうだった?」
「「大丈夫だよ!!」」ブイ!!
アレ「これで皆行けますね!」
少し時間がかかりますが、お待ち下さい
自分でも笑ってしまいます。
地球は大丈夫です。
アルファベットの最後の文字の戦士とか、単車に乗ったヒーローや、3人~5人組のヒーローに守られてますから!
本編はもうちょいお待ち下さい
体育館
校長「え~ですから、学生らしく…」
幼(楽しみだなぁ!)
男(学生らしくしなきゃだね)
校長「皆さんには、しっかりと学生の本分を…」
学生一同((さっき言ったじゃん!))
教室
教師「よし!ハメを外さずに、遊ぶように!」
生徒「「はい!!」」
教師「よし!HR終わり!」
生徒「「終わったぁ!」」
幼「さぁ、行くよぉ!」
男「うん!行こう!!」
男「帰ったよぉ!」
ダリア「おかえり!」
アレ「支度はできています!」
幼「私のは?」
ダリア「?」
幼「私の荷物が届いてるはずよ?」
ダリア「??」
幼「ちょっ…」
アレ「アハハ!」
幼「からかったのね?」ムム
アレ「ダリアは知らないのよ」
幼「え?」
アレ「私が受け取って、まとめてます」
アレ「感謝しやがれです」
幼「あ、ありがと///」
アレ「き、急に素直になるんじゃねぇです///」
ダリア「男、着替える?」
男「そ、そうだね」
母「あら、おかえり」
男「母さん、ただいま」
母「さっき、女生徒さんから家連絡があったわよ」
男「分かった」
母「ほんと、礼儀ができた娘さんね」チラ
三人「「ぎゃいぎゃい!!」」
母「礼儀なら、彼女の勝ちね」ボソ
男「ん?何か言った?」
母「独り言よ。ほらほら、急がないと」
母「三人も遊んでないで、支度する」
三人「「はぁい!」」
女生徒「お邪魔しまぁす!」ガチャ
母「あら、いらっしゃい。待っててね」
母「男ぉ、女生徒さん迎えにきたわよぉ!」
男「はぁい!ほら、皆はやく荷物を纏めて!」
三人「「はぁい!」」
申し訳ありません。
時間がとれず、更新ができません。
突然で申し訳ありませんが、ここで、終了とさせて頂きます。
続きは、別の形になってもできたらと思います。
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