ロックオン「腹減ったな……」 (14)
ロックオン「……」ペラッ
ロックオン「ん?もうこんな時間か」
ロックオン(宇宙ってのはどうしても曖昧な感覚になるよな…それにしても)
ロックオン「腹減ったな……」
ロックオン「なんかつまむもんでも探してくるかよ。ハロ、留守番頼むぜ」
ハロ「マカセロ!マカセロ!」コロコロ
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ロックオン(しかしなぁ、トレミーには趣向品はあるが、食材ってのがまるでねーからなぁ、レーションがほとんどだしよ……キッチンはあるのに)
ロックオン(酒のつまみでもあればいいか、スメラギさんには悪いけどな……ん?)クンクン
ロックオン「この匂いは……やたらと胃を刺激しやがるが」
ロックオン「食堂か?」ウィーン
刹那「」ビクッ
ロックオン「刹那?おまえ、ここでなにしてんだ?」
刹那「……ロックオンか、やらないぞ」
ロックオン「なにをだよ。てか、なんだそのうまそうな匂いの鍋の中身はよ」
刹那「インスタントラーメン……」
ロックオン「なんだ?そりゃ」
ロックオン「ラーメンってのはあれか、スープに小麦の面を入れたやつだよな。インスタントラーメンっつーと、即席のか」
刹那「そうだ」グツグツ
ロックオン「なんでそんなもんがトレミーにあるんだ」
刹那「トーキョーに潜伏しているとき、ヤタイでラーメンを食べた、そのあと宇宙に上がる前に買って持ち込んだ」グツグツ
ロックオン「ハマッたのか」
刹那「……そうだ」
ロックオン「それ、作るのに水使うだろ、水も補給に手間がかかる、あまりいい顔はされねえんじゃねえのか?」
刹那「なにがいいたい」
ロックオン「おれにも作ってくれよ」
刹那「ロックオン・ストラトスッ……!」ギリ
ロックオン「俺の名はロックオン、人の弱みを狙い撃つ男だ」
刹那「仕方が無いか……」ゴソゴソ
ロックオン「あぁ、その隅っこに置いてた箱にしまってあったのか」
刹那「誰も気にしなかった」
ロックオン「それでいいのかよ……」
刹那「味を選べ」コトッ
ロックオン「おお、種類がたくさんあるんだな、……ショーユ……ミソ……シオ…」
ロックオン「よし、このチャルメラのショーユってのを……」
刹那「」シュン
ロックオン「……このシオって方にするか」
刹那「そうか」スクッ
ロックオン(ショーユがお気に入りなのか)
刹那「少し待て、すぐできる」
ロックオン「おまえの作ってる方はいいのか?まだ煮込み続けてるが」
刹那「!!」
刹那「……すっかり伸びてしまった」
ロックオン「小麦麺をあんだけ煮込めばな」
刹那「……美味しくないな」ズルズル
ロックオン「早く食べ終わってつくれよ」
刹那「ロックオンストラトスゥゥ!!!」
ロックオン「大声出すなよ、みんな寝てるんだ」
刹那「くっ……」
ちなみに時系列どの辺りなんだ
刹那「……食べ終わった」
ロックオン「じゃあ早速頼むぜ、さっきの匂いで余計に腹が減っちまった」
刹那「……まずはパックに記載された量の水を軽く沸騰するまで熱する」パチッ
ロックオン「しかしこの部屋にだけ重力働かせるって、器用なことするよな」
刹那「おかげで問題なく作れる」
ロックオン「沸騰するまで暇だ……」
刹那「それくらい我慢しろ」
ロックオン「仕方ねぇ、ガンダムEXAの続きでも読んでるか」パラパラ
刹那「そろそろだ、麺を投入する」グツグツ
ロックオン「おいおい、えらくシンプルだな」
刹那「だからインスタントなんだ」
ロックオン「で、次は?」
刹那「ほぐれるまで適度に菜箸でほぐす」
ロックオン「……地味だ」
刹那「黙れ」
>>6
一期、それ以外知らん
刹那「……素は寂しいな……溶き卵でも入れるか」ガチャ
ロックオン「そのクーラーBOXもおまえのかよ」
刹那「ラーメンのトッピングを買っておいた」
ロックオン「ハム、ウィンナー、卵、白菜、ネギ……結構いろいろあるな」
刹那「なにがいい」
ロックオン「全部、あ、卵は月見にしてくれ」
刹那「ロックオンッ……!」ギリギリ
刹那「……おまえ、月見はしってるのか」
ロックオン「古い英訳の絵本を読んだことがあってな」
ロックオン「で、それをどうするんだ?」
刹那「全部いれる」ポイポイ
ロックオン「おいおい、適当だな」
刹那「こんなものだ……丼を用意しろ」
ロックオン「はいよ、ほら」
刹那「これを鍋から移す、完成だ」テーン
ロックオン「……みててつまらなかったな」
刹那「いい加減にしろ」
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