~のび太の部屋~
ドタドタドタ…
ドラえもん「…またかな?」
ガラッ
のび太「びぃえぇええ~~!!ド、ドラえもぉぉおん!!」
ドラえもん「はいはいはい、今度はどうしたのさ?」
のび太「ひくっ、ジャイアン、がっ、ぼくっをっ…」ヒックヒック
ドラえもん「しゃっくりが凄すぎて何言ってるか分からないよ…」
ドラえもん「まぁ、いつも通り苛められたっていう解釈でいいかな?」
のび太「う、えっ、はしゅっ」コクコク
ドラえもん「はぁあ、道具が悪いのか、気味が悪いのか、相手が悪いのか…。君の苛めは全く終わる気配がないね」
のび太「ドラえも~ん…また道具をお願いぃ~!」スリスリ
ドラえもん「もう、そう言って道具を借りるの、何回目なの!」
のび太「僕だって頑張ってるよぉ!」
ドラえもん「僕の道具にだって限界はあるのっ!これ以上、新しい物は出せな…」
ドラえもん「…いや、待てよ」
ドラえもん「…」ゴソゴソ
のび太「え!!あるの!」
ドラえもん「まぁ、あるけど…。ちょっとリスクが大きい道具でね」
のび太「りすく…?」
ドラえもん「ああ。ちょっと危険なんだけど、良いように使えば効果はバツグンさ」
のび太「え!!やるやる!!出して出してよ!」
ドラえもん「…君、後者しか聞いてなかったろ」
ドラ「…この道具の名前は、安価道具メーカー。まだ開発途中の道具さ」
ドラ「付属の未来パソコンに繋いで使用するのさ。そして、オリジナルの道具が作れる」
のび太「へぇ、すっごぉい!それの何処が危険なのさ?」
ドラ「えーと…。実はね、自分の意思で道具が作れないんだよ…」
のび太「…えぇ~?っと?つまり?」
ドラ「かいつまんで説明するとね、パソコンで安価というアイデア募集みたいなものをとり、それが道具になるの」
のび太「え、じゃ、僕の思ったとおりの道具は作れないの!?」
ドラ「そういうこと」
ドラ「どんな道具が開発されるかは、安価しだいなのさ。しかも厄介なことに、作られた道具は必ず僕らが使わなければならない」
のび太「…な、何で?」
ドラ「安価とは、そういうものだからさ(遠い目)」
のび太「ふぅん。ま、使ってみようよ」ニコ
ドラ「軽!!?」
のび太「大丈夫、きっといい道具がつくれるさ!!」ポチ
ドラ「あぁ!!勝手に起動しないで!」
ウィ~ン
のび太「じゃあ、安価をとろう!」
のび太「お願い!ジャイアンを倒せそうな道具を開発して!」
ドラ「…道具の名前>>8 道具の効果>>10」
のび太「ああ、ワクワクするなぁ」
ドラ(…スレの住民が良心的であることを祈るのみだな)
スケベー
スケベーさん以下100名が使用者を30分間外敵からガードをする
チャンチャララーン
のび太「できたぞ!!」
ドラ「…」ドキドキドキ
のび太「えぇと、なになに…。付属の説明書だって…?」
のび太「名前:スケベー 効果:スケベーさん以下100名が使用者を30分間外敵からガードする」
ドラ「…ホッ、名前はともかく、使えそうじゃない!ジャイアンに殴られそうになったら使うといい」
のび太「分かった!!行って来る!!」タタタ
ドラ「ふふ、これで一件落着するといいね」
~空き地~
ジャイアン「へへへ~面白ぇな、これ!!」グイーン
スネオ「うう、返してよぉ、それは最新のラジコンヘリなんだよぉ」
ジャイアン「るせぇ!!」
のび太(…!!いた!)タタタ
ジャイアン「へへへ~…うん?」
のび太「…や、やあ」
ジャイアン「け、のび太かよ…。何か用かよ?」
のび太「…あのさ、さっき僕から盗った漫画、返してよ」
ジャイアン「あぁん…?」
スネオ「おい、馬鹿!怒らせるなよ!」
のび太「返してよ…」ギリッ
ジャイアン「ふふん、そんなに返して欲しいのか?じゃあ、力ずくで取ってみるんだな」
のび太「…!!わ、分かったよ!行くぞ!でぇぇ~!!」ダッ
ブン スカッ
ジャイアン「ふん、遅い遅い!!」
ジャイアン「次はこっちからだぞ!!」ブン
のび太「!!あぁ!!」
のび太(行け!!秘密道具!!)
ピカー
のびたは スケベーを つかった!
まばゆい ひかりが スケベーから あふれだす…!
ジャイアン「うお!!?なっ、なんだぁあ!?」
のび太「…ふっ」ニヤ
なんと スケベーから むすうの スケベーさんが とびだしてきた!
スケベー「お呼びでしょうか、のび太様」スタッ
のび太「う、うん!皆、僕をコイツから守って!!」
スケベー達「はっ!!!」ザザザザッ
ジャイアン「なんだぁあ~!?このパンイチの変態どもはぁ~!?」
のび太「ぼ、僕のボデーガードさ!これで君は僕に指一本触れられない!!」
ジャイアン「にゃにおう~!?こしゃくなぁ!」ブン
スケベー「はっ!!」パシッ
ジャイアン「…なっ!?」
スケベー「ふっ!!」グイ
ジャイアン「おわぁあああ!!!」ゴロン
のび太「す、すごい!!すごいよぉ!」
スネオ「うわぁ~。あのジャイアンが、手も足もでない!」
ジャイアン「っ…うをおおおおおおお!!!!」ブンッブンッ
スケベー「よ!は!てい!」グルン
ジャイアン「うぎゃああぁ!!」ステン
のび太「ぷははははwww何て滑稽なんだい!」
ジャイアン「こ、このぉ…!!!!」カオマッカ
のび太「どれ、ちょっと僕からも反撃~」
ジャイアン「…っ!!」ブン
スケベー「ふん」パシ
のび太「無駄無駄!あらよっと」ヒョイ
ジャイアン「!!ああああ!!漫画、返しやがれ!」
のび太「嫌だようだ。もともと、僕のだもんねぇ~だ」
のび太「さぁ逃げよう」ゲラゲラ
スケベー「は!!」
ジャイアン「ま、待ちやがれぇえ!!」ダッ
のび太「走り回れ!!ジャイアンをヘトヘトにしてやろうww」
~一時間後~
のび太「……がっ」ビクンビクン
ドラ「何てザマだい」
ドラ「何があったのさ、一体?」
のび太「ぐふ…。道具の効果は良かったんだ…それでぇ、調子にのって…」ブルブル
のび太「町内を30分、走り回ったのさ…」
ドラ「ふんふん、それで?」
のび太「効果が切れて…。慌てて、スケベーを呼んだけど…。来なかった」
ドラ「あぁ!!言い忘れてたよ、道具の効果は一回限りなのさ」テヘペロ
のび太「早く言えこのぽんこt」ガク
ドラ「ちょ、大丈夫!!?」
のび太「…」ブクブク
ドラ「気絶してるね。全く、調子に乗るからだよ」ハァ
ドラ「スケベーはかなり優秀な防護用道具…。ただし、百人と規模が多いのが難点」カタカタ
ドラ「その上、ガードがパンイチなので、公共の場での使用はむかない。…っとこんな感じかな?」カタカタ
ドラ「ふぅ、レポートを書くのも大変だね。じゃあ、次の安価!そうだなぁ、今度は攻撃系がいいかな」
ドラ「名前>>23 効果>>25」
ダムダムゾンゲルゲ
対象の攻撃的な感情を消す。ただし効果が切れたらさらにパワーアップする
ドラ「おい、おーい」ペチペチ
のび太「ん、…うぅ、何?」
ドラ「道具、作っといたよ」ホイ
のび太「うわぁ、ありがとう!…コレは何?」
ドラ「ダムダムゾンゲルゲ」
のび太「それ真面目にヤヴァイやつじゃん(分からない人はぐぐってみよう)」
ドラ「効果:対象の攻撃的な感情を消す。ただし効果が切れたらさらにパワーアップする」
のび太「ううん、諸刃の剣だなぁ」
ドラ「そうだね、確実に怒りの借金みたいなもんだs」
のび太「行ってきまぁす」タタタ
ドラ「…」
~空き地~
ジャイアン「ふー!!ふー!!」ガンガン
スネオ「ちょっとジャイアン、落ち着いて!」
ジャイアン「るせぇ!!あンの眼鏡、次会っても捻り潰す!!!」グワッ
のび太(うわぁ、怒ってるよぅ。で、でも大丈夫)
のび太「や、やあ」
ジャイアン「うおおおおおおおおおおおお!!!のぉおおびぃいいたぁああ!!」ダッ
のび太「う、うわ!!ダムダムゾンゲルゲ!!」
のびたは ダムダムゾンゲルゲを つかった!
ジャイアンの まわりに ピンクの きりが たちこめる…!!
ジャイアン「…」
ジャイアン「おお、のび太。よっ」ニコ
スネオ「えええええええええええええぇぇぇええ!!?」
なんと ジャイアンは いかりを わすれてしまった!
のび太「うふふ、ジャイアン~♪ねぇ、この前奪ったお菓子、返して」
ジャイアン「あぁ~すまねぇ、もう食っちまった…」シュン
のび太「じゃあ、今すぐ同じの三つ買ってこい!!」
ジャイアン「分かった!!すまない、心の友よ~」タッ
のび太「あ、待ってその前に」ブン
バキッ!!!
スネオ「!!!!?」
ジャイアン「…」
のび太(くぅ~スッキリしたぁああ!!)ゾクゾク
スネオ「や、やばいよのび太!!殺されるよ!!」
ジャイアン「何すんだよぉ、痛いぞぉ~♪」
のび太「うふふ、さっさと買ってこいよぉ、うすのろ豚♪」
ジャイアン「分かった分かった~」タタタ
スネオ「…」ポカン
~十分後~
ジャイアン「はぁ、はあ、か、買ってきた…」
のび太「遅いよこのマウンテンゴリラ」バシッ
ジャイアン「くあっ…!! て、てへへ」ニコ
スネオ「ジャ、ジャイアンどうしたんだよぅ」
ジャイアン「あはは、何だよ、いつもどおりの俺じゃんかぁ」
のび太「笑い方がキモイ!!」ドゴッ
ジャイアン「ぐふ!!!」
ジャイアン「やめてくれよぉ~」
のび太「語尾を延ばすな!!」ゲシッ
ジャイアン「く、くあ!!」
のび太「お前av男優みたいでキモイんだよ!!」バキッ
ジャイアン「え、えーぶいd」
のび太「喋るな!!!!!!」ボグッ
ジャイアン「ぎえぴー!!」
のび太(ああ、このまま何かに目覚めてしまいそうだ…)ゾクゾク
のび太「あ~ダル、もう帰るわぁ」ゾクゾク
ジャイアン「か、かはっ…ば、ばいばい」
のび太「だから喋るなって」バシッ
ジャイアン「」k.o
スネオ「す、すごい…」ゾクゾク
~のび太の部屋~
のび太「っかぁあ~!爽快だったよぉ!」ニヤニヤ
ドラ「ちょっとやりすぎなんじゃない?」
のび太「はぁ!?僕が今までされてきた事のほうがひどいさ!」
ドラ「むぐぐ…。ま、まぁ…。っていうか、この後どうするのさ?」
のび太「大丈夫、索はあるさ。道具メーカー出して」
ドラ「はいよ」
のび太「ジャイアンが怒って向かってきても、撃退できる道具!」
のび太「名前>>36 効果>>38」
加速
デカマラシャブリオン
のび太「加速!どんな物理的攻撃も効かない代わりに、動けなくなるよ」
ドラ「へぇ、随分重そうな鎧(?)だねぇ」
のび太「動けないみたいだけど…何とかなるでしょ」
ドラ「まぁポジティブ」
たまこ「のび太~ドラちゃん~ご飯よ~」
のび太「あっ、はぁい」タタタ
ドラ(わりかし、真面目な安価が集まってって良かったよ)ホッ
たまこ「今日はハンバーグよ」
のび太「うっわぁ、おいしそう!いただきま~す」
ドラ「うんまうんま」
ピンポーン
たまこ「あら、パパかしら?…今日は残業のはず」
のび太「嫌な予感しかしない」ボソ
ドラ「激しく同意」ボソ
のび太「待って、ぼ、僕が出るよ!」
のび太「…」
ドラ「下手すれば今生の別れだね、のび太君」
のび太「…だだ、だいじょぶさ、加速があれヴぁ…」カタカタカタ
ドラ「そ、そう?頑張ってね」
トタトタ
のび太「は、は~い」ガチャ
ジャイアン「……」ズン
のび太「や、あ…」
ガッシャーン!!
たまこ「あら何かしらこの音」
ドラ「気にしないで食べようママ」
のび太「うわああああああああ!!!かっ、加速!!!」
のびたは かそくを つかった!
のびたの からだが ぎんいろに かがやく…!
ジャイアン「!!?」
ガキン!!
ジャイアン「!!いってぇえ!!?」
のび太「ははは、この鎧はどんな物理的攻撃も通さないんだよ」ニヤニヤ
ジャイアン「…まぁた妙な道具を使いやがって!」
ジャイアン「……いや、待てよ。どんな 物理的 攻撃も効かなくなる…?」
のび太「あははは、手も足もでないだろう!」
ジャイアン「ああ、そうだな。けどな…物理的攻撃が効かなくても、精神攻撃は効くんじゃないのか?」ニヤ
のび太「え」
ジャイアン「邪魔するぜぇ~!」ドタドタドタ
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