母「ケータ、何でもかんでも妖怪のせいだの他人のせいにしてたらダメよ」
ケータ「本当に妖怪はいるんだよ!ほら、この時計で見れば見えるよ!」
母「ただの腕時計でしょ。(精神科に連れて行ったほうが良いかしら・・・)」
ケータ「くそっ!またお祈りかよ!」
母「ケータ、次があるわよ。頑張りなさ・・」
ケータ「妖怪のせいだ!」(バシッ)
母「痛っ!ケータ!お母さんになんてことするの!」
ケータ「うるさい!」
俺の名はケータ。30歳。
小さい時、ウィスパーと言う妖怪がくれた「妖怪ウォッチ」で
いろんな妖怪と友達になってそれはそれは不思議で楽しい青春だった。
しかし、そんな生活は中学で消えた・・・
中学時代-----
ケータ「出て来い!俺の友達!」
フミちゃん「やだぁ~アイツまだ変なことしてるんだ~」
クラスメイト1「フミちゃん、同じ小学校なんだっけ?」
フミちゃん「うん。小学校の時は空気を読んですごいね~とか
褒めてたけど今もやってるなんてきも過ぎ~」
クラスメイト2「そうそう、この前、公園で何も無いのに会話してたよ~」
フミちゃん「うっわぁ」
DQN1「おい、なんだそれ」
ケータ「妖怪ウォッチのことか?これを付けると妖怪が見えるんだ!すげーだろ?」
DQN2「まじかよwwwwwwwwwwwwwwww」
DQN3「おい、貸せよwwwwwwwwwwwwwwwマジで見えるのかよwwwwwwww」
ケータ「壊すなよ」
DQN1「わーってるよ!」(カチャ)
DQN1「・・・・おい、見えねーぞコラァ」
すいません。買い物に行ってきます
すぐもどります
1です。ただいま
続けます
ケータ「見えるよ!そうだ、ここにメダル入れて!」
DQN1「あん?ここか?」(カチャン)
妖怪メダル「ニャイーン!」
DQN1「ボイスじゃねーか!なめてんのかゴラァアアアア!」
ケータ「そんな・・・壊れるのかな・・・ちょっと見せて。僕がやる」
カチャン
妖怪メダル「ニャイーン!」
ケータ「あれ?」
カチャン
妖怪メダル「ニャイーン!」
ケータ「オレの友達!出てこいジバニャン!」
カチャン
妖怪メダル「ニャイーン!」
ケータ「・・・・・出ない」
誤字
ケータ「そんな・・・壊れてるのかな・・・ちょっと見せて。僕がやる」
DQN1「おい、妖怪は?」
ケータ「・・・・。」
DQN2「なぁ、もしかしてお前・・・ヤクやってる?」
ケータ「幻覚じゃない!本当にいるんだ!」
DQN3「なら何で出ないんですかぁwwwwwwwwwwww?」
ケータ「そ・・・それは・・・」
ID変わってるかもしれませんが1です。
意外と見てる人がいるから続けても良いかな……?
DQN1「なんだよ」
ケータ「霊感が弱くなったかもしれない……」
DQN1「はぁ?」
ケータ「見えないし出てこないんだ。声だけなんて今まで無かった……」
DQN2「やっぱりヤクやってんじゃね?こいつ…」
DQN3「何言ってんのかわかんねぇよ…」
(キーンコーンカーン……)
教師「おい、一時間目の時間だぞー席につけー」
DQN達「やべっ」
教師「ん?」
ケータ「?」
教師「ケータ君、それは何ですか?」
ケータ「え?妖怪ウォッチですけど……」
教師「それ付けて学校に来たの?」
ケータ「そう…ですけど」
教師「はぁ……、あのさぁ、校則読んだ?学業に関係無いものを持ってくるのは駄目って書いてあるんだけど」
ケータ「でも小学校ではOKでしたよ!」
教師「ここは中学校です。没収します。」
ケータ「そんな……っ!」
ケータ「カンチだっていつもヘッドフォンしてますよ!」
カンチ「え?」
教師「ヘッドフォン何かしてませんよ?」
ケータ「嘘だ!小学校の時からしてたよ!なぁ、カンチ!」
カンチ「何言ってんだ、ケータ。そんな事してたら先生に怒られるしそもそも持ってこないだろ」
ケータ「………。」
教師「寝ぼけてるなら顔を洗って来なさい」
クラスメート「きゃはははははは!」
ケータ「はい……。(本当なのに……)」(ガラガラ)
僕はその後、顔を洗いにトイレに行った。教室には戻れなくて放課後までトイレで泣いた。
途中、教師がノックして来たけど無視した。そしたら「中学生になっても玩具で遊んでるんじゃねーよ、キモヲタ」と冷たい一言を言われた………
何で本当の事を言っただけなのにこんな酷い事を言われるんだ。
その日から僕は学校に行かず、不登校&引きこもりになった。
中学校卒業の時に没収された妖怪ウォッチが宅配で帰ってきたけどボロボロだった。メダルはヒビが入っていて泣きたくなった。
内申点はボロボロで第一志望だった高校は落ち、辛うじて別の高校に受かり、入学したが僅か一年で自主退学。
母がせめて高校だけは卒業しなさいと定時制の高校に通って何とか高校を卒業出来た。
ケータ(18)-----
ケータ「憧れのレベル99で働くんだ!面接頑張るぞ!」
…………
面接官「えーっと、あなたは中学校時代、不登校だったそうですが何でですか?」
ケータ「ぇ…ぁ……、……ぃ………て…」
面接官「大きな声でお願いします(こいつ、駄目だな……)」
ケータ「あ…その……いじめられ……」
面接官「あー、はい、分かりました。今日はもう良いですよ。お疲れ様でした」
ケータ「え…?あの…っ!まだ3分ですよ!?」
面接官「次の方、どうぞー」
面接官「ほら、早く出て!」
ケータ「……。」
(ガチャ)
カンチ「あ」
ケータ「!」
カンチ「退いてくれませんか?」
ケータ「え……」
カンチ「僕は幼いときから……ペラペラ」
面接官「(こいつ…採用!)」
---一方、ケータは
ケータ「もう不採用だよ。何だよ不登校だからって……」
クマ「あれ?ケータじゃねぇか」
ケータ「!?」
クマ「お前もレベル99の面接に来たのか!」
ケータ「ぁ……うん。」
クマ「頑張れよ!」
ケータ「ありがとう……」
しかしレベル99から来た通知は不採用、お祈りだった。
憧れの会社、筆記試験は受かり、最終面接まで行ったのに……。
僕は絶望した。そしてまた引きこもり生活に戻った。
月日は流れ、成人。
家族は成人式に行けと言われたが行ったフリをしてヒトカラに行った。
ケータ(30)-----
ハロワに行き、様々な会社へ面接に行くが採用されず、気が付いたらアラサーになってしまった。
もう100以上は面接したと思う。なのに全く受からない。
ケータ「またお祈りかよ!いらねーよ!」(ビリビリ)
母「ケータ、諦めちゃ駄目よ!頑張りなさい」
ケータ「妖怪だ……妖怪のせいだ……」
母「妖怪?」
ケータ「僕が面接に受からないのは妖怪のせいだ!」
母「ケータ、まだ妖怪を信じてるの?妖怪はいないのよ?」
ケータ「本当にいるんだよ!信じてよ!ほら、ジバニャンだよ!(カチャ)」
妖怪メダル「ニャイーン!」
母「それ、おもちゃでしょ?」
母「ねぇ、ケータ。精神科に行きましよう。言いたくないけど…最近、おかしいわよ?」
ケータ「おかしいのは母さん達だよ!カンチは糞真面目になってるし、フミちゃんはギャル、クマはスリムになってるし……。おまけにカンチ、ヘッドフォンしてたの覚えてないんだ!」
母「ヘッドフォン?カンチ君、そんなのしてないわよ?」
ケータ「嘘だ!だって僕は小学校の時から妖怪ウォッチを付けてた!カンチはヘッドフォンを付けてた!だけど先生は何も言わなかった!」
母「冷静に考えなさい、ケータ。そんなの付けて登校したら先生に怒られるでしょう?」
ケータ「そうだ……アルバム見てよ!」
僕は母に卒業アルバムを見せた。
母「付けてないわよ?ねぇ、ケータ。精神科に行き…」
ケータ「本当なんだって信じてよ!妖怪もいるんだ!」
母「はいはい、明日行くわよ」
母にも信じて貰えず、次の日、僕は精神科に連れてかれた。
医師「えー、妖怪がいると?そして妖怪ウォッチを……カキカキ」
ケータ「信じてくれますか?」
医師「えーっと、まず、君が持ってる妖怪ウォッチを見せてくれる?」
ケータ「はい…」
医師「……うーん。大事に使っていたんだね。傷はあるけど少ない。これで妖怪か見えたり、出てくるんだよね?」
ケータ「はい」
医師「おぉ、まだ光るんだね」
ケータ「?」
医師「えーっと、メダルはどこに入れるの?」
ケータ「ここです。傷があるから入りにくいかも…」
医師「ここね。よいっしょ……」
ガ…ガガ…ガチャン
妖怪メダル「ニャイーン!」
医師「おぉ、ジバニャンじゃないか。」
ケータ「ほら!妖怪はいるんですよ!信じてくれますよね?」
医師「もう一度……」
ガチャ
妖怪メダル「ニャイーン!」
医師「なるほど……」
ケータ「ね?妖怪はいるんです。」
医師「次に君の友達について話してくれる?」
ケータ「フミちゃん…フミカちゃんは清楚で可愛い女の子。いつもニコニコしていて優しい子だよ。カンチは幼いときからヘッドフォンしてる奴。いつもクマといたよ。クマは見た目はでかくてジャイアンみたいな奴と思いきや優しい奴。カンチとよく遊んでたよ。」
医師「うん、うん……カキカキ」
母「………。」
医師「ケータくんは○○小学校出身だったよね?」
ケータ「そうですが…」
医師「ちょっと待ってね。(prrr…)」
医師「あ、もしもし。○○小学校ですか?……はい、はい………あー、そうですか。……はい、ありがとうございましたー(ガチャン」
ケータ「あの…」
医師「お母さん、すみませんが退室してくれますか?」
母「はい」
ケータ「え?あ……あの…っ!(何かやばいのか?)」
医師「ケータ君、落ち着いて聞いて欲しい。君が持っている妖怪ウォッチは……」
ケータ「……?」
医師「ただの玩具なんだよ」
ケータ「プッ……あはははは!びっくりしたじゃないですかぁ。癌とかやばい病気かと思いましたよ」
医師「まだ分からないのかい?」
ケータ「?」
医師「カタカタカタ……今はもうプレミアで買えないんだけど、これ。アマソンにあるでしょ?」
ケータ「……30万!?」
医師「君は妖怪が出てくると言ったよね?これば妖怪の音声゙が出てくるんだよ?」
ケータ「え?」
医師「セットした妖怪メダルの音声が出てくるんだ。例えばオロチのメダルを入れるとオロチの音声が出てくる。君が言ってるのはアニメや漫画の話だね。
こう言えば分かりやすいかな?
現実にポケモンはいるかい?」
ケータ「ポケモンなんて現実にはいませんよ?」
医師「つまり、ジバニャンやオロチは現実にはいないんだよ。」
ケータ「え……」
医師「これはアニメや漫画に出てくる妖怪ウォッチを再現した玩具なんだ。」
ケータ「じゃあカンチ達は!?」
医師「調べたらそんな名前の人はいなかったよ。ヘッドフォンしてる人はいなかった。全ては君の妄想だったんだ。」
ケータ「嘘だ!僕は確かにフミカちゃん達と遊んでたよ!」
医師「君は友達が欲しかったけど、出来なくて孤立していた。遊び相手がいなくて寂しかったある日、妖怪メダルと言うものを知る。そしてその世界に入り込みすぎた………」
医師「ここまでくれば分かか?君はそこにいない何かと・他人と会話してたんだ。カンチやフミカちゃん、クマと思っていたのは……」
ケータ「やっぱり……そうなんですね。」
医師「ケータ君……」
>>85
誤字
ここまでくれば分かるか?
ケータ「僕は欲しかったんだ。友達が……。だけどなかなか出来なくて。そんで当時話題だった妖怪ウォッチの話をすれば友達がすぐに出来ると思ってた……
……でも駄目だった。
出来たのはいじめっ子だった。
もう友達は出来ない、これが運命なんだと友達作りは諦めて代わりに妖怪を妄想(イメージ)してた。」
ケータ「霊感があるフリをして実際にはいないのに会話してた。気が付いたらエスカレートしていって…………うっ、グスッ」
医師「もういい、もういいんだケータ君……」
医師「寂しかったんだね。妄想すればたくさん(架空の)友達が出来るもんね。」
ケータイ「……」
すいません、寝ます
あ、誤字ってた。ケータイじゃなくてケータね。
続けます。
バン!
母「ケータ!」
ケータ「母さん!?」
母「ごめんね、気付いてなくてごめんね。」
母「おかしな子だと思って精神科に連れてごめんね!いじめられてるのに気付かなくてごめんね!」
ケータ「母さん……」
医師「母さん、少しの間ですがケータ君を入院させます。詳しく検査を…」
母「そうですか…」
医師「大丈夫、心配…」
ケータ「まぼ老師……」
母「え?」
ケータ「まぼ老師だ!」
ケータ「寂しかった僕にまぼ老師が幻を見せてたんだね!」
母「け……」
医師「そうだね、妖怪のせいかもね。」
ケータ「ほら、妖怪はいるんだよ」
母「ケータ……」
医師「ケータ君、今日から入院してもらうよ。」
ケータ「え」
医師「君は深刻な程、精神がやばいんだ。詳しく検査したいからしばらく……否、精神科病棟で生活してもらう。」
ケータ「帰れないって事?」
医師「あぁ、母さんの為にも君は検査をしたり、リハビリをして元の生活に戻るんだ。」
ケータ「なんだよそれ……そんなのおかしいよ!」
医師「ケータ君、正直に言おう。君は統合失調症だ!」
ケータ「嘘だ!」(ガシャーン!)
医師「おい、安定剤を!」
助手「はい!」
ケータ「おい!何だよ!妖怪はいる!フミちゃんやカンチもいる!」(ジタバタ)
医師「くそ…っ、無理にでもやるしかない」(ブスリ)
ケータ「うわああああ!!」
ケータは友達が一人もいなかった。当時話題だった妖怪ウォッチを自慢気に見せれば出来ると思いきや当時話題だった出来ず、代わりにいるはずのない妖怪を妄想していた。
次第にその妄想はエスカレートし、いるはずのない友達まで妄想してしまった。
たまたまアニメと同じ名前だった為、現実とアニメの世界が分からない程、深刻になってるとは気付かず、時は流れていたのだ。
あ、また誤字。すまん。
×当時話題だった妖怪ウォッチを見せれば出来ると思いきや当時話題だった出来ず、
○当時話題だった妖怪ウォッチを見せれば出来ると思いきや出来ず、
母は僅かに気付いていた。しかし、世間の目を気にして見てみぬフリをした。
我が子をおかしな子と認めたくなかった。
だが30歳になってもおかしな事を言ったりするとは思わなかった。
そしてついに精神科に行ったが医師が告げた病名に母は絶望した。
「ケータは二度と治らない。」
医師は言ってないが母は分かった。
ケータ(35)-------
ケータ「あはははは、本当に妖怪はいるんだよ。この妖怪ウォッチで見えるんだよ!」
看護師1「あの人、また同じ事言ってる……」
ケータ「出てこい!俺の友達!人面犬!」
看護師2「アニメと現実が分からないのよ」
看護師3「妖怪ウォッチだっけ?」
看護師2「あ、3ちゃんは新入りだから分からないか。あの人はケータ君と言ってね………ペラペラ」
ケータ「ゲラゲラポーゲラゲラポー♪フゥー!」
看護師3「可哀想ですね…」
医師「ケータ君、検査の時間だよー」
ケータ「先生、妖怪は本当にいるんですよ!」
医師「はいはい、そうだね。まずは血液検査するよ」
ケータが治ったかどうかは誰も知らない―――
[終]
誤字ったり、書き溜めてなくて遅くなってごめんね。
読んでくれてありがとう。
最後に
良い子の皆は悪い事をしたら妖怪や他人のせいにしちゃ駄目だよ!
ウィスパー「こ、これは妖怪不祥事案件でいうところの「あの会社、面接最悪!絶対ブラックだわーマヂで」
といって自分の非を認めないってやつですね!!」
\ _______
\ r'´ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`、::. ___
l} 、:: \ヘ,___,_ ______/::.__| .|________
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|l'-,、イ\: | | ∧,,,∧ . |::.. ヘ ̄ ̄,/:::(__)::
|l ´ヽ,ノ: | | (´・ω・`) ,l、:::  ̄ ̄::::::::::::::::
|l | :| | |,r'",´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、l:::::
|l.,\\| :| | ,' :::::... ..::ll:::: そうだ
|l | :| | | :::::::... . .:::|l:::: これは夢なんだ
|l__,,| :| | | ::::.... ..:::|l:::: ぼくは今、夢を見ているんだ
|l ̄`~~| :| | | |l:::: 目が覚めたとき、
|l | :| | | |l:::: ぼくはまだ12歳
|l | :| | | ''"´ |l:::: 起きたらイオンに行って、
|l \\[]:| | | |l:::: おみくじ神社に並んで
|l ィ'´~ヽ | | ``' |l:::: 昼はスイカを食べながら宿題して、
|l-''´ヽ,/:: | | ''"´ |l:::: 夜はAKBが出てる
|l /:: | \,'´____..:::::::::::::::_`l__,イ:::: 歌番組を見るんだ・・
妖怪ウォッチのケータの話じゃなくて、同じ名前のケータの話。
別にケータって人に恨みとかは無いし、妖怪ウォッチをアンチしてるつもりは無いので勘違いしないように
このSSまとめへのコメント
レベル99の面接ってワロタwwwww
何故そこでオロチなんだww別にひも爺とかでもいいだろw
…
…ケータ、やっぱりそら頭おかしくなるわな(._.)
ケータ…オラがいるズラよ((
現実逃避
ケータ「ポケモンなんて現実にはいませんよ?」
おかしくね?
なんで妖怪が実際にいるってほざいてるやつが、ポケモンが現実にいないっていうことがわかるの?
妖怪が実際にいるって言っている奴がどうして「現実にポケモンはいるかい?」って聞かれたら「ポケモンは現実にはいない」って即答できる?統合失調症の意味分かってる?