幼き日のチノ「お母さんが死んだので人体錬成に踏み出します」 (10)

悪い言い方をすると根暗

内気だったチノの友達は少なく、最も親しい遊び相手は祖父

そして最大の最愛はどこの子供もよろしく母親であった

これを亡くしてから、チノはそれを加速させる

家族の前では見せていた子供らしい笑顔はぱったりと息を潜め、無邪気に喫茶店のお手伝いをせがむことも無くなった

代わりに、飼っている兎と独り言にも近いお喋りばかりするようになった

父親も祖父もチノに何かを強要することは無かった

何かをするより、させるより、そっとして置くのが一番だと考えた

頼ってきたら最大限力になってあげようと考えた

何よりかける言葉が見つからなかった

決意と心配と無力感は、ある日の祖父を動かした


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お経か

チノ「そうして、国家錬金術師である祖父と一緒に母を錬成したのですが…」

ココア「…」

チノ「…結果は、まぁ、分りますよね…」

ココア「駄目だったんだね…」

チノ「…はい」

その日、錬成された物は人の形をしていなかった

今でもチノはあの化け物のような肉塊を夢に見る

お爺ちゃんは持って行かれ、チノは右腕を失った

父親には謝られ、問いただされ、

甘兎庵のお婆さんにはあの化け物を埋めてもらった

当時空地だった、甘兎庵の右隣の土地に埋めたのだった

現在は小さな小屋が建っている

チノ「それから私は必死に勉強しました」

ココア「国家錬金術師を目指したんだね?」

チノ「ええ、まぁ資格はおまけですが…」

チノ「私はお爺ちゃんを取り戻したかったんです」

あれから数年

国家錬金術師となったチノは祖父を取り戻すべく、再び人体錬成という禁忌を犯す

結果は成功

チノは左足と引き換えにお爺ちゃんの魂をペットの兎の死体(訳あって死んだ)に定着させた

チノ「と、まぁこれがお爺ちゃんが兎になったことと」

チノ「私がオートメイルを着けている伏線の回収です」

ココア「そんな辛い過去があったんだね…」

チノは微笑む

痛みは人を強くする

「お爺ちゃん、お爺ちゃんの魂、私の足一本分の価値ですねww」

ブラック過ぎるジョークに今日もティッピーは苦笑う

ごちうさ秘話~完~

こんなんで笑いたくなかった

ワロタwwwwww
原作だと最初から等価交換じゃなかったってオチだっけ?

この発想はなかった

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