ゴリエ「シンデレラチアリーダー、勝負!」若林智香「!!」 (38)



皆さんこんにちは、若林智香ですっ☆

今日アタシは、とあるチア関連のイベントにスペシャルゲストとして呼ばれているんです!

そこでもう一人のシークレットゲストとチア対決を行うという企画があるんですけど

なんとその相手とは……!





ゴリエ「アイドルになった智香ちゃんと競演ができるなんて、ヨ・ロ・コ・ビ~!!」

智香「ゴ、ゴリエ先生!?」


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若林智香(17)
http://i.imgur.com/6tOVMR6.jpg

ゴリエ(?)
http://i.imgur.com/poAINoj.jpg


モバP「何だ? 知り合いなのか智香?」

智香「あ、はいっ! 中学生の時の……もんじゃろ学園中学校の1年G組副担任だったゴリエ先生ですっ」

ゴリエ「あなたが智香ちゃんのプロデューサーさんですか?」

P「ええ」

ゴリエ「はじめまして。松浦ゴリエと申します!」

P「これはご丁寧に……私は智香の担当プロデューサーのPと申します」

ゴリエ「ちなみに普通のかわいい巨乳です」

P「は、はい?」

ゴリエ「そしてうで、わき、へそ毛は濃いめです。ペコリ~!」ペコリ

P「あの、そこまでは紹介しなくても結構です……」


智香「あははっ! ゴリエ先生はあいかわらず変わってないですねっ☆」

ゴリエ「そういう智香ちゃんもあいかわらずかわいい!」

P(確かに智香はかわいい。言わずもがな)

ゴリエ「どう? アイドル活動は楽しいでござるか?」

智香「プロデューサーさんや皆と一緒で……毎日楽しいことばかりです♪」

ゴリエ「ふふっ……どうやらあたしにとっての川ちゃんみたいに、智香ちゃんも大切な人達が出来たみたいだねっ!」

智香「はいっ☆ 仲間から力をもらって、アタシがファンの皆に届ける力も更にパワーアップですよっ」


ゴリエ「プロデューサーさんっ」

P「なんでしょうか?」

ゴリエ「いつも智香ちゃんを支えてくれてありがとうございます。ペコリ~!」ペコリ

P「いえ、俺の助力なんて微々たる物ですよ。智香の頑張りがあってこそです」

智香「そんなことないですよっ。いつもプロデューサーさんが後ろにいてくれるから安心して踊れるんです!」

P「智香……」

智香「だから改めて、アタシからも感謝の気持ちです! ペコリ~☆」ペコリ

P「……あぁ! こちらこそいつもありがとうな、智香!」


ゴリエ「あっ、そろそろ時間みたい!」

P「ゴリエさんの出番が先でしたね」

ゴリエ「それじゃあ智香ちゃん、また後で……あのステージの上で会おうねっ!」

智香「ゴリエ先生……アタシ、全力全開で行きますからね!」

ゴリエ「それはこっちも同じセリフな・ん・だ・な」


タッタッタ


P「ところで智香。こういうイベントに呼ばれるということは、ゴリエさんはチアリーダーとして有名な方なのか?」

智香「それはもうっ! ゴリエ先生はペコリ大学在学中からチアを始め、以前にはCDも出したすごい人なんですよっ!」

P「それはすごいな……!」

智香「ゴリエ先生には色々とお世話になったんですっ☆」

P「なるほど。それじゃあ師弟対決と言ったところか」

智香「アタシ、ゴリエ先生に勝ちたいももちろん気持ちもありますけど……それ以上に一緒のステージに立てることが何よりも嬉しいですっ!」

P「……よし、じゃあ立派に成長した智香の姿をゴリエさんに見せてあげようじゃないか!」

智香「はいっ☆」


―――
――



『それでは松浦ゴリエさん、お願いします!』



ゴリエ「ミュージック……スタートォー!!」



Hey Mickey, hey, hey!



智香「……はじまりましたっ!」



Hey Mickey, hey, hey!



P「な、なんてキレキレな動きなんだ……言葉では描写できないほどにキレキレだ!」

智香「ゴリエ先生……すごいっ……!」ゴクリ


・・・・・・
・・・


P・E・C・O・R・I ♡ Night!



P「凄いな……二曲目に入っても最初のままのペース……そしてキレキレだ」

智香「……」

P「それだけ智香の実力を認め全力を出しているということなんだろうな」

智香「……プロデューサーさん!」

P「どうした智香?」

智香「アタシの手、握ってもらえますか?」

P「……あぁ、分かった」


ギュッ


智香「……ありがとうございますっ☆」

P「さぁ、もうすぐゴリエさんの出番が終わるぞ」

智香「すー……はー……」




『皆ありがとー! ペコリ~!』



ワアアアァァァァ




P「……よし、行ってこい!」

智香「――はいっ!!」


ゴリエ「ふぅっ」

P「お疲れ様ですゴリエさん。ドリンクをどうぞ」

ゴリエ「ありがとっ、プロデューサーさん!」

P「いえ、どういたしまして」

ゴリエ「ゴリエのチアリーディング、どうだった?」

P「とても素晴らしかったですよ」

ゴリエ「ンフフっ」



P「でも、ウチの智香も相当すごいですよ!」


―――
――



『それでは若林智香さん、お願いします!』



(ゴリエ先生……プロデューサーさん……)


(見ていてください……アタシのチアリーディングをっ!)




智香「ミュージック……スタートですっ!!」



お願い!シンデレラ
夢は夢で終われない
動き始めてる 輝く日のために


~♪


ゴリエ「……!」

P「どうですかゴリエさん。智香のチアリーディングは?」

ゴリエ「凄い……昔から達者な子だったけど、更に磨きがキレキレに……」

P「智香、さっきこう言っていました」

P「ゴリエ先生と一緒のステージに立てるのが何よりも嬉しい……って」

ゴリエ「智香ちゃん……」

P「ほら、見てくださいゴリエさん。ステージに立つ智香の顔を」





P「とても楽しそうな顔をしているでしょう?」
http://i.imgur.com/t3SidoQ.jpg





ゴリエ「うん……うん……本当だねっ」

P「さぁゴリエさん。一緒に智香の最高の笑顔を目に焼き付けましょう!」



智香「それじゃあ次、行っちゃいますよー☆」



輝く世界の魔法
私を好きにな~れ☆

ほら笑顔になりたい人
いっせーの!唱えてみよう!


―――
――



~~♪


ゴリエ「さぁ智香ちゃん……もうちょっとでラストだよっ!」



ザワザワ



P「……ん?」

ゴリエ「どうしたのプロデューサーさん?」

P「いえ……何だか客席の方がざわついていませんか?」

ゴリエ「えっ?」


「ふ、ふふふ……智香ちゃん……」



ゴリエ「な、何あの人……ステージに近づいてくるでござるよっ!?」

P「……っ!?」



「智香ちゃーーん!!」




智香「…………えっ?」




『智香っ!!!』


『智香ちゃんっ!!!』




ザッッ


智香「……ゴリエ先生! プロデューサーさん!」

P「智香……俺の後ろに!」

智香「は、はいっ」

P「さて、まずはこいつを取り押さ」




ゴリエ「ちょっとそこのアンタ!!」



ゴリエ「今――智香ちゃんのすっごく大切な場面だったじゃろがい!!!」


ドゴォッ


「がっ……!?」



P「ドッ……」

智香「ドロップ……キック……!」



ズサアアアァァァ



・・・・・・
・・・


警備員A「轟さん、ソッチの方もしっかり抑えててください!」

警備員轟「悪い男すぃめ! 二度と悪さをしないようにボクがぎゅーん!してソイヤしてやる!」




P「無事、連れて行かれたみたいですね」

ゴリエ「智香ちゃん大丈夫!?」

智香「あ……はいっ、大丈夫です! 二人が守ってくれたのでっ」


ゴリエ「けど、騒ぎのせいでイベントは急きょ中止なんて……」

P「中止は残念ですが、二人やお客さんに怪我もなくて何よりですよ」

智香「最後まで出来なかったのは残念だけど……アタシ、ゴリエ先生と同じ舞台で踊れて本当に嬉しかったです」

ゴリエ「智香ちゃん……うんっ、あたしもとっても嬉しいよっ!」

智香「先生、アタシのチアどうでしたか?」

ゴリエ「んー……免許皆伝!」

P「やったな智香!」

智香「はいっ☆」


P「それじゃあ俺は事後処理もあるので一度失礼します」

P「それに二人とも、積もる話もあるでしょうから」

ゴリエ「また後でね、プロデューサーさん」

P「はい!」


タッタッタ


ゴリエ「智香ちゃん。本当に……成長したねっ」

智香「えへへっ♪ 先生に褒めてもらえると嬉しいですっ☆」

ゴリエ「この子は将来伸びる子だと思っていたけど、まさかここまでだなんて……」

ゴリエ「きっと、いろんな人との良い出会いが智香ちゃんをもっと素敵に成長させたんだね」

智香「はいっ☆ 事務所の皆が、ちひろさんが、社長が」



智香「……そして、プロデューサーさんがいてくれたからアタシはここまでこれたんですっ☆」


ゴリエ「ふふっ……何だか幸せそうな智香ちゃんを見てたら早く川ちゃんに会いたくなって来ちゃった」

prrr


ゴリエ「あ、ごめんちょっと電話が……って川ちゃん!!?」


ピッ


ゴリエ「もしもし川ちゃん?」

ゴリエ「あの件? うん、大丈夫! ちゃんと取れてるよ、明日の喜多見柚ちゃんとくずの合同LIVEチケット!」

ゴリエ「……えっ? 急に体調が悪くなったから行けなくなりそう?」



ゴリエ「ウィ、ウィ……それじゃあ今すぐお見舞いに向かうねっ!」


智香「あのー、ゴリエ先生?」

ゴリエ「ごめんね智香ちゃん! 大切な人の危機に向かわないといけないから急だけどもう行かないとっ」

智香「分かりましたっ。ゴリエ先生、またいつか会いましょうっ!」

ゴリエ「うんっ! それとプロデューサーさんにもよろしくって言っておいて……それじゃまたね、智香ちゃん!」



ゴリエ「川ちゃーーーーーん!!!」ダダダダッ



P「すみませんお待たせしました……ってあれ? ゴリエさんは?」

智香「ゴリエ先生、大切な人のお見舞いに行かないとってついさっき行っちゃいました」

P「そうか。それじゃあ仕方ないな」

智香「私たちも帰りましょうか、プロデューサーさんっ!」


―帰り道


P「今日は色々と大変だったけど……帰ったら皆で盛大にお祝いするぞ!」

智香「お祝い? 何をですか?」

P「何言ってるんだ。今日は智香の誕生日じゃないか」

智香「あっ……そうでした! 今日は衝撃が大きいことがたくさんあって、すっかり忘れちゃってましたっ」

P「まぁ、無理もないけどな」



智香「それじゃあ早く帰っちゃいましょーうっ☆」ダッ

P「おいおい。急に走り出したら危ないぞ」


・・・・・・
・・・


智香「ひゃっほーう☆ 思いっきり走ると気持ちいいですねーっ!」 

P「ハァッ……は、走るの速いな智香……」


クルッ


智香「……プロデューサーさーーんっ!!」

P「ど、どうしたー?」





智香「――アタシのこと、これからもずっと応援してくださいねっ☆」
http://i.imgur.com/LsqhzkW.jpg

以上、若林智香ちゃん誕生日SSなんでした
おめでとう!
http://i.imgur.com/BaySJUJ.jpg

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