御坂「勝負しなさい勝負!」承太郎「やかましい!うっとおしいぞ!」(197)

御坂「何よ!今日という今日は戦ってもらうわよ!」

承太郎「やれやれ…」

コイツはの名前は空条承太郎
見た目はどうみても根っからの不良だけどとんだ変わり者で
最初に出会ったのは私が不良に絡まれていた時だった

※原作のジョジョ、禁書、科学ともにうろ覚えだからおかしくなるかも

不良達「へへへ」

御坂「…」

通行人「…」チラ

不良A「何見てんだよ」

通行人「」タタタ

御坂(助ける人なんていないわよねぇ…)

不良B「嬢ちゃん、そろそろ向こうにいかないかぁ?」スッ

御坂「はぁ…」ビリリ

承太郎「待ちな」ガシ

不良B「あん?」

御坂(へぇ…)

不良B「なんだテメェ?」

不良C「あんだコラ。なんか用でもあんのか?」

不良D「部外者は引っ込んでろ」

承太郎「用ってほどじゃねぇがてめぇらがそんなガキを相手に囲んでるのが気にくわねぇだけだ」

御坂「」カチン

御坂「誰が…」ビリリ

不良C「ん?」

不良B「なんだよ?やんのか?」

不良D「お、おい」

御坂「誰がガキじゃゴルアアアアアアア!!!」ズドオオオオン

不良「ぎゃああああああああ!!!」

御坂「はぁ…はぁ…え?」

承太郎「…………」

ーーーーーーーー
ーーーーー
ーー


御坂「あれ以来私はずっとアンタに挑み続けてんのよ!」

御坂「分かったら勝負しなさい!」

承太郎「…やれやれ…しょうがねぇな…」

御坂「!」ビク

承太郎「そこまで勝負してぇなら…あいてになってやる」

御坂「や…やっとその気になったわね…」ゴク

草原

承太郎「ここなら周りに人もいない」

承太郎「いつでもいいぜ。かかってきな」

御坂「言われなくても…」ビリリリリ

御坂「こっちはこの時を待ってたんだから!!」バリリリリ!

承太郎「星の白金!!」ドキューン

スタープラチナ「オラァッ!!」バリリリリ

御坂「…やっぱり電撃はそいつで防いじゃうのね…」

御坂「なら!」ズズズズズ

承太郎「!?」

御坂「これは砂鉄の剣でね。細かくふるえてチェーンソウみたいになってるから…」

御坂「触れると怪我をしゃうかもね!」ブン

承太郎「」ダン

御坂「チィ!」

御坂「ちょこまか逃げたってこいつにはこんなこともできるんだから!」ズオオオオ

承太郎「くっ!」

スタープラチナ「オラァッ!!」ズドオオオン!

御坂(地面を殴って土壁を作った!?)

御坂「けどね」ニヤ

ズババババ

御坂「その程度の壁くらい簡単に斬り崩せて……!?」

御坂「い、いない!?」

承太郎「やれやれ。そんなもん人に向かって振り回すものじゃないぜ?」

御坂(後ろ!?)

御坂「くっ!」バッ

承太郎「」ガシ

御坂「あっ…」

承太郎「…」

承太郎「」グッ

御坂「ひっ…」ビク

承太郎「…………やれやれ…」

御坂「な、なななな何よ///」バッ

承太郎「ビビってる女をぶん殴るほどおれは悪じゃねぇ」

御坂「び、ビビってなんかないわよ!!////」

承太郎「ふん…涙目になって目も閉じてたじゃねぇか」

御坂「~~~~っざけんなあああ!!!////」バリバリバリリリリ!

御坂「はぁ…はぁ…」

承太郎「危ねぇな。今のが直撃してたらしんでたぜ」

御坂「あ!アイツいつの間に道に出て!」

承太郎「今日の勝負はお預けだ。もう門限は過ぎてるだろ。帰りな」スタスタ

御坂「…く~~ッ!」

翌日

御坂「アイツ…昨日はよくも逃げやがって…今度あったらただじゃ…」

御坂「ん…?」

そこには「空条」と書かれた名札が貼られた家が建っていたッ!

御坂(空条…ま、まさかこんな大きい家にアイツが…)

承太郎「今日はマジメに学校にいくか…」ガラ

御坂「」

御坂(嘘…本当にアイツの家だった…)

ホリィ「待って待って承太郎!」タタタタ

御坂(お母さん?外国人!?ハーフなの!?)

ホリィ「はい承太郎。いってらっしゃいのキスよ。チュ」

御坂「ぷっ…」

承太郎「このアマ…いい加減、子離れしろ」スタスタ

ホリィ「はぁーい!いってらっしゃーい!」フリフリ

御坂(ちょ、ちょっと追ってみよう…)

御坂(今は夏休みなんだけど…アイツはまだなのかな…てかあんな分厚い服きてあつくないの?)

女子A「あ!JOJOだわ!」

女子B「本当だ!JOJOォ!」

女子C「JOJOってばぁ!」

女子DEF「JOJO!」

承太郎「…」スタスタ

御坂(モテモテね…)

御坂(周りからはジョジョって呼ばれてるのね…何でかしら…)

女子B「アンタ!何JOJOに擦りつけてんのよ!」

女子C「うっさいわね!人の勝手でしょ!」

ギャー!ギャー!ギャー!

御坂(…モテすぎってのもやっぱ考えものね…)

承太郎「やかましい!うっとおしいぞ!このアマ!」ガル

御坂「」ビク

女子「」

御坂(うわぁ…あんな大声で怒鳴ったら流石に…)

女子「きゃああああ!!」

御坂「!?」

女子B「今のは私に言ったのよぉ!」

女子E「違うわ!あたしよぉ!」

承太郎「チッ…」スタスタ

女子B「あん!待ってJOJO!」

女子F「JOJOォ!」

御坂「行ってしまった…」

御坂「は!そういえば初春さん達と約束してたんだ!」

御坂「遅れぶっ!」

黒子「お姉さまぁ!」ヒシ

御坂「アンタ!空間移動で出てきたらビックリするじゃない!」

黒子「お姉さまが遅いのが悪いんですの!」

御坂「そうだ!初春さんと佐天さん待たせちゃってる!黒子お願い!」

黒子「はいですの!」

御坂「ごめんね二人とも!待たせちゃった?」

初春「あ、いえいえさっき来たばかりですよ!」

佐天「初春ってばぁ!デートの待ち合わせで遅れた彼氏に言う台詞みたいだね!」

初春「へ!?佐天さん何いって…」

黒子「佐天さん!?」バン

佐天「スイマセン…」

黒子「…ところでお姉さま、どうして遅刻したんですの?」

御坂「え?いや…ちょっと色々あったのよ…!」

黒子「ふぅーん…こういう時のお姉さまは怪しいですの…」

御坂「」ギク

黒子「まさか…!気になる男の家をたまたま見つけて出てきた男を追いかけてたんじゃあ…!?」

御坂(鋭い!10年間研ぎ澄まされた日本刀のように鋭い!)

御坂「そぉんな訳ないじゃない!あんたバカぁ?」

黒子「…ならいいですの。さ、皆揃った事ですしそこのファミレスに入りましょう」

御坂「え、ええ。そうね」

御坂(危ない…黒子に知れたらきっと面倒なことに…)

御坂(やれやれ……ん?)

佐天「はい皆さん!今日も都市伝説についてお話します!」

初春「わー」パチパチ

黒子「また都市伝説ですの?学園都市ではそんなもの全て迷信に過ぎ

佐天「はいまずはこれ!「脱ぎ女」です!」

黒子「はぁ…」

佐天「脱ぎ女とはなんかよく覚えてないんですけど暑くなると所構わず脱ぎだす痴女だったかと…」

黒子「意味が分かりませんの。覚えてないって携帯見ながら言ってるんじゃないんですの?」

佐天「まあそれは置いといて…次はこれです!」

佐天「大男と悪霊」

佐天「これはですね…目撃情報が全くと言っていいほどないんです」

佐天「身長は195cmはあるかという大男の側を離れない悪霊でその男はそれを操って戦うとか…」

御坂「!?」

黒子「なかなかに興味深いですが目撃情報が全くないのなら間違いなくデマですわ」

佐天「ですよねぇ…」

御坂「ねぇ…佐天さん…」

佐天「はい?」

御坂「その悪霊の目撃証言ってある…?」

黒子「お姉さま?」

佐天「はい、ありますよ。ほら」スッ

日付省略)なんか大男が幽霊みたいなのだしてスキルアウト殴ってんだけど…
誰かこんなのみたことある?

御坂(やべ…私のレスじゃん…)

御坂「これ以外にも目撃証言はあるの?」

佐天「え?うーん…これ以外ないんじゃないですかねぇ」

初春「その人一人だけいってるんだったらきっと嘘ですよ」

佐天「だよねぇ…本当にいたら面白いのに…」

御坂(皆見えてないの…?)

御坂(見えてるのは…私だけ…?)

ーーーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


佐天「今日も楽しかったです。さようならー!」

初春「さよならー!」

御坂「またねー!」

御坂「黒子。私も帰ろっか」

黒子「スキルアウトが?了解しましまたの」ピッ

御坂「黒子?」

黒子「スキルアウトがまた喧嘩しているとの通報を受けましたの」

黒子「お姉さまはお先にお帰りなさってくださいませ」シュン

御坂「頑張ってねー」

スキルアウト「た、頼む!許してくれぇ!」

承太郎「喧嘩を売ってきたのはてめぇらだろう?」

スキルアウト「わ、悪かった!もう許して…」

承太郎「おれは売られた喧嘩はかうと決めてんだぜ」グイ

スキルアウト「ひっ!」

ドゴォ!

スキルアウト「ぶべら!」

黒子「お待ちなさい!」スタ

承太郎「?」

黒子「ジャッジメントですの!」グイ

黒子「あなたを暴行および傷害の容疑で連行させてもらいますの」

黒子(これだけの数のスキルアウトを一人で…何か能力を持っていると考えた方がよいですの…)

承太郎「おいおい、おれはこいつらの喧嘩を買っただけだぜ?」

黒子「罪を認めたのであれば大人しくお縄に掛かってくださいませ」

承太郎「いやだね」

黒子「ほほう…抵抗するというのであればこちらも容赦しませんの」シュン

承太郎「!?」

黒子「あなたを蹴り倒すのは少々骨が折れそうですので…」シュン

承太郎「い、いつの間にか仰向けに!?」

ドスドスドスドスドス

黒子「直接テレポートさせて寝てもらいますの」

黒子「ふぅ…無力化のため服に金属矢を刺しましたの」

承太郎「くっ…」ググ

黒子「それにしてもよくこれだけのスキルアウトをぶちのめしましたのねぇ」

黒子「能力者かと思いましたが、ただ単に喧嘩の強い無能力者でしたのね」

承太郎「……こんなもんでおれを拘束できたとでも言うのか?」

黒子「あら、もっと刺してほしいなら構いませんの」スッ

黒子「なんなら喋れないよう口に刺してもよろしくて?」

承太郎「…その金属矢を更に刺すのはかまわねぇが………」

承太郎「これ以上続けるとてめぇ…」

承太郎「死ぬぞ?」

ズドドドドドド

黒子「な!?刺さった金属矢が抜けていく!?」

ドコ!

黒子「うっ!?(な、何かに突き飛ばされたような感触が…)」

黒子「ぐっ!」ドン

ヒュンヒュンヒュン!

黒子(ま、まずいですの…壁に叩きつけられて自らの小道具まで利用されてしまましたの…)

承太郎「…」ゴゴゴゴゴゴ

黒子(地面に刺さった金属矢を引き抜く辺り相当のパワー…能力は念動力のレベル4をいくかいかないかくらいでしょうか…)

黒子(油断しましたの!………か、髪飾りにまで金属矢が!?こんな正確な動きできるわけが………)

承太郎「おい」

黒子「!?………くぅ!」ググ

承太郎「その状態だと空間移動はできねぇようだな」

黒子(まずいですの!何か打つ手を!)

承太郎「…おめぇには見えないのか?」

黒子「な、何がですの?」

承太郎「おれの側にいる”コイツ”が見えねぇのか?」

黒子「何を言ってるのか分かりませんの!」

承太郎「…」

初春「し、白井さん!?」

承太郎「!」

黒子「初春…?」

ss書くの楽しい
寝る

再開

初春「の、能力者…?」

黒子「初春!ここは危険ですの!直ちに現場を離れてくださいの!」

初春「でも…それじゃあ…」

黒子「いいから!」

初春「…お、大人しくしてください!お願いします!」

承太郎「…」

承太郎「お前ら仲間か?」

初春「はい!ジャッジメントです!」

黒子「う、初春!」

初春「白井さん!この金属矢は…」

黒子「小道具を逆に利用されましたの…」

初春「今抜きます!」グイ

初春「くっ!(抜けない!)」グググ

承太郎「……やれやれ…」ドキューン

スタープラチナ「オラァ!」

ズボボボボ

初春「あ、あれ?なんで?」

承太郎(こいつにも見えてねぇのか…)

黒子「おっとォ!?」グラ

風紀委員 事務所

御坂「黒子がヤバいって聞いたから来てみたら…」

承太郎「…」ギシギシ

御坂「なんでアンタがいんのよ!?」

黒子「あら!?お姉さまのお知り合いで!?」

佐天(イス座って足組んでふんぞりかえってる…)

初春(お行儀悪いですね…)

黒子「お姉さま!?この暴力的でわたくしのようなレディにも手をかけるような男とどのような関係で!?」

御坂「い、いや大した関係じゃないわよ!」

黒子「何かやましいことでもあればこの黒子が許しませんの!」ギロ

承太郎「…」

黒子「ちょっとあなた!ここがどこだか存じてますの!?」

承太郎「さぁな」

黒子「ぬぅ!?この襟につけてるアクセサリーはなんですの!古臭いですわ!」ジャラジャラ

黒子「帽子も室内なら脱いでくださいまし!」バッ

承太郎「」ヒョイ

黒子「脱げといってるんですのぉ!」

佐天「ねぇ初春」

初春「なんですか?」

佐天「今日話した都市伝説で大男と悪霊って覚えてる?」

初春「はい、それがなんですか?」

佐天「あの不良の身長195cmはあると思うんだけど…」

佐天「大男の正体ってまさかあの不良じゃ…」

初春「あはは、そんなまさか」

御坂(そのまさかなのよねぇ…)

7:30

承太郎(やっと帰らされたぜ…やれやれ)ガラ

ホリィ「おかえりなさい承太郎!今日は帰るのが少し遅かったわね!」

承太郎「ああ。 ジャッジメントに絡まれてただけだ」

ホリィ「ジャッジメントォ!?あなた何したの?!」

承太郎「てめぇには関係ねぇことだ」スタスタ

ホリィ「あ!もう!いつもママに隠し事するんだから」

数日後のある日

ホリィ「承太郎!買い物にいきましょう♪」

承太郎「一人で行きな」ゴロゴロ

ホリィ「承太郎ゥ!重たい荷物やあなたに合った服を買うのよぉ!」ユサユサ

承太郎「はぁ…」ムク

佐天「白井さんは来れなかったんですね」

御坂「黒子はやっぱ仕事が忙しいみたいでね。昨日も徹夜してたわ」

御坂「初春さんは大丈夫なの?黒子が調べてる事件犠牲者もでちゃってるんでしょ?」

初春「あ、はい。パトロール兼買い物ってことにされてるんで」

御坂「そっかぁ」


?「ジャ、ジャッジメントめ…僕を助けないジャッジメントなんて…」

?「皆殺しだ…」

佐天「お!初春ぅ!これとかどうだぁ!」ピラ

初春「そ、そんなの着れませんよ!///」

佐天「えー。これならスカートをめくられても安心なのにい」

初春「安心じゃないしめくらないでください!////」

御坂(私もなんかいいのないかなっと…)

御坂「ほおお…」

今!御坂美琴が見惚れているのはピンクのパジャマ!
このパジャマが10才~12才の子供用なのは言ってはいけないのである!

御坂「ね、ねぇねぇ!佐天さん!初春さん!このパジャ

佐天「うわあこんな子供っぽい服今時着ないよねぇ」

御坂「…」

初春「はい。小学生くらいなら来てますけど」

御坂「そ…そうそう!今時こんな服着るなんて子供かッつーの!あははは!」

佐天、初春「?」

御坂(ふん…いいもん…パジャマなんだからどうせ他人には見せないし…)

佐天「あ!初春!今度はあっちの水着見に行こうよ!」

初春「はい!」

御坂(!…今だ!)

御坂「それ!」バッ

承太郎「…何やってんだ?」

御坂「は?あああああ!?///」

御坂「な、なななななんでアンタがここに!?///」

承太郎「いちゃあ悪いか?」

「承太郎ォ!」

「おにいちゃーん!」

御坂「!?」

ホリィ「全く先に歩いちゃダメでしょ?迷子になったらどうするの!」

幼女「おにいちゃん!」

御坂「お母さんに…い、妹ォ!?」

ホリィ「あら?あなたは?」

御坂「あ、どうも!承太郎の知り合いの御坂美琴と申します!」

ホリィ「あらあら承太郎ってばついに彼女ができたのねぇ」

承太郎「ちげぇよ」

御坂「か!?////か、か…かかかか…///」

幼女「?」

御坂「か?///………あアンタこの子ってアンタの妹!?」

承太郎「ちげぇよ。洋服売り場を教えてほしいってんで連れてるだけだ」

ホリィ「そうそう。承太郎は本当は優しい子だから怖がらないでね?」

承太郎「このアマ…」

ホリィ「ふふふ。じゃあまたいつか会いましょうね。承太郎の彼女さん」

御坂「くぁ!?///」ボン

幼女「バイバイおねえちゃん!」フリフリ

トイレ

御坂(パジャマは馬鹿にされるし、アイツに見られるし今日は厄日ね…)バシャバシャ

御坂「はぁ…ん?」ギィ

?「…」スタスタ

御坂(ゲコ太!?……)

御坂(ってなんだ…中国製か…全然似てないし…)

初春「御坂さん!ここにいた!」

御坂「ん?どうしたの?」

初春「先程白井さんからセブンスミストに爆弾があると連絡を受けました!!」

御坂「うそ!?」

初春「ただいま避難誘導をしています!御坂さんもすぐに避難を!」

御坂「ええ!」

承太郎「お袋はここで待ってな。おれは女の子を探しに行く」

ホリィ「き、気を付けてね!承太郎」

御坂「あ!アンタ!」

御坂「あれ!?一緒にいた女の子は!?」

承太郎「はぐれちまったんだ。中にいるかもしれねぇから探しにいく所だ」

御坂「ちゃんと見ててあげなさいよ全く!」

初春「…」ピッピッ

黒子『初春!?』

初春「一般人の避難完了しました!」

黒子『初春!今すぐそこを離れるんです!』

初春「え?」

黒子『これまでのグラビトン事件の被害者はジャッジメントばかり!これはどう考えてもジャッジメントを狙っているんですの!』

黒子『そして今回のターゲットは初春!あなたですの!』

初春「!?」

幼女「おねえちゃーん!」

初春「!」

幼女「めがねをかけたおにいちゃんがわたしてって!」

メキキキキ!

初春「!?」ブン

御坂「初春さん!?」

初春「逃げてください!!あれは爆弾です!!」ギュ

御坂(あんなもの…!レールガンで!)ツル

御坂(しまッ!?コインが落ち…)

承太郎「星の白金!!」

スタープラチナ「オラァ!オラオラオラオラ!!」ドゴオオオオオン!

初春「わあ!?」

御坂(床に穴が!?)

ドオオオオオオオオオン!!!

「うおお!?」

「今のはすごかったぞ!」

「中のジャッジメントは大丈夫なのか!?」

ホリィ(承太郎…!)

佐天(初春……)

?「ククク…」スタスタ

初春「ゲホッエホッ…一体何が……!?」

初春「て、天井に穴が!?それにこれは布団ッ!?」

御坂(落ちた先が丁度布団コーナーでそれがクッションになったって訳ね…)

初春「は!女の子がいない!?」

承太郎「やれやれ。女の子一人も守れねぇのかお前は」

幼女「…」

初春「あ!よかったぁ…」

介旅「はは…凄い威力だった…」

介旅「虫ケラも消し飛ばしてやって最高にスカッとしたぜ」

介旅「そうだ!僕は神になる!この腐りきった世の中を変えて新世界の神になってや

承太郎「…」ドゴ

介旅「ぐあ!」ドンガシャーン

介旅「うぅ……い、痛い…一体何が…」

承太郎「てめぇが爆弾魔か?おい」

介旅「!?」

介旅「な、なんのことですか?」

承太郎「シラをきれるのも今の内だぜ。後数分もしない内にジャッジメントは来る」

介旅「!?…ぼ、僕は何も知らないと言ってるだろう!?」

承太郎「まぁいい……確かにさっきの爆発は凄かったが、死人どころか怪我人一人出なかったぜ」

介旅「ば、バカな!!?あれは僕の最大出力なんだぞ!?」

承太郎「ほう…てめぇの最大出力か?」

介旅「ぐッ…!?」

承太郎「」ボコォ

介旅「ぶべぇ!」ガッシャーン

承太郎「もうてめぇが犯人なのはばれてんだよ。妙な動きはすんじゃねぇぞ」

介旅「…………い、いやぁ…外から見ても凄い爆発だったから…その…」チラ

介旅(スプーン…これで一瞬の隙を狙えば…)

介旅「ッ!」バッ

承太郎「妙な動きをするんじゃねぇ!」

介旅(間に合った!)

介旅「死ねェ!!」

ズドオオオオオオン

介旅「うわああああああ!!?」

承太郎「!?」

御坂「…」バチチチチ

介旅「ぐふ……レ、レールガンか……」

介旅「お前ら能力者にしろスキルアウトにしろいつもそうだ…」

介旅「力でねじ伏せて…地面に叩きつける…」

介旅「だからお前らみたいな奴が嫌いなんだよ!弱い奴から金をたかって!」

介旅「ジャッジメントにしてもそうだ!力を持っているくせに何故助けてくれない!?」

介旅「僕の何が悪い!?僕を助けてくれないクズなジャッジメントを殺そうとして何が悪いんだ!?」

御坂「アンタねぇ……!」ギリ

承太郎「てめぇが金をたかられようが、弱いものいじめをされようがおれには知ったことじゃねぇが…」

承太郎「何の関係もねぇ女の子を巻き込みジャッジメントと共に消そうとしたのをおれは許せねぇ」

御坂「同感よ…」

介旅「くっ……!目標を達成するのに犠牲は付き物だ!」

介旅「僕の目標を達成させるためならあんなガキ一匹どうでもいい!!」

御坂「歯ぁ…食いしばれ!!」バキィ

介旅「があ!」ドサ

承太郎「やれやれ…てめぇ正真正銘最低の男だぜ…」

介旅「な、なにぃ…?」

承太郎「ここで一つ。てめぇにはこの空条承太郎のキツゥいお仕置きを受けてもらう」ドキューン

御坂「あっ…」

介旅「な、なんだ!?何をする気だ!」

承太郎「てめぇの腐りきった性根を…」

承太郎「叩き直してやるだけだぜッ!!」

スタープラチナ「オラァッ!」

スタープラチナ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ」ドコドコドコドコドコ

スタープラチナ「オラァッ!!」ドッゴーン

介旅「ぎにゃああああああああぁあああぁぁぁ…」ドッガシャーン

御坂(あ、相変わらずのパワーね…)

承太郎「これに懲りたなら、一度頭を冷やすことだな」

承太郎「コイツは警備員に連れていかれるだろう。お袋が心配している。後は任せたぜ」スタスタスタ

御坂「え!?ちょ、ちょっとお!」

御坂「あーったくー!殴るだけ殴って帰るなっつの!」

黒子「お、おおお姉さまぁ!?」

御坂「あ、黒…子…」

介旅「」チーン

黒子「お、お姉さま…いくらなんでもここまでボコボコにする必要はありませんの!!」

御坂「ちが!違うわよ!これは私がやったんじゃないって!」

黒子「過剰防衛ですの!ジャッジメントとしてしばし身柄を拘束させてもらいますの!」カチャ

御坂「なんでえ!?ああもお!不幸だああああ!!」

爆破現場

初春「あ!白井さん!…どうして御坂さんに手錠を?」

黒子「それはどうでもいいですのよ。それよりお姉さまってば床にこんな大きな穴を開けて皆を助けるとは流石ですの!」

御坂「…」

初春「かっこよかったよねー!」

幼女「ねー!」

御坂(私じゃないんだけどね…本当はアイツが…)

ホリィ「わあああん!承太郎が生きてたぁ!」ギュウ

承太郎「くっつくな…」

ホリィ「だってだってぇ!あんな爆発の中で生きてるとは思わないんだもぉん!」

承太郎「おれはあんたより先に逝くつもりはねぇよ」

ホリィ「グスン…そうよね…何たって私の承太郎だもんね!」

ホリィ「じゃあ今日はご飯を食べに連れていってあげるわ!どこがいい?」

承太郎「外食の不味い飯なんて食えねぇよ。お袋の手料理にしてくれ」

ホリィ「あらそう♪」

一旦終了する
次はもう色々飛ばしまくって妹達編をやろうと思うてる
てかss書くの楽しいわ

再開
こっから先は色々飛ばして妹達編から始まる
花京院はおまけみたいなので出る予定

美鈴「ただいまー」

幼御坂「うう…ぐす…」

美鈴「美琴ちゃん?どうして泣いてるのかな?」

幼御坂「ママ…ゲコ太が…」

美鈴「あちゃー…」

美鈴「大丈夫!これくらいなら直せるわ」

幼御坂「本当!?もしかしてサンタさんが直しにきてくれるの!?」

美鈴「え?(さ、サンタかぁ…今冬なんだけどなぁ…)」ニコ

美鈴「うん!あのおじさんママのお友達だから頼んどいてあげる!」

幼御坂「すごい!ママはサンタさんとお友達なんだ!」

美鈴「チッチッ、YES I IM!」

美鈴「寝ていればサンタさんが直しにきてくれるからもう寝なさいよ」

幼御坂「うん!」

翌朝

幼御坂「ママァ!みてみて!」

美鈴「ふふ。どうしたの?」

幼御坂「みて!ゲコ太が直ってるの!」

幼御坂「サンタさんがなおしてくれたんだ!」

美鈴「よかったわねぇ!美琴ちゃんが良い子だからサンタさん直してくれたんだわ」

幼御坂「えへへ」

「そんな…いや…!」

「終わりにしてやンよ」

「やめ…!」

「なンだよおめェ!やっぱオリジナルのレールガンかァ!」

「うああああああああ!!」

「自己紹介まだだったなァ…」

「学園都市第一位…一方通行“アクセラレーター“だァ」

「よろしくゥ」

御坂「!?」ガバ

黒子「あら、お目覚めになりましたの」

御坂(今のは夢…?…)

御坂(いや…全て現実…私のせいであの子達は…)

黒子「お姉さまぁ!おはようくらい言ってくださいませぇ!」ガバ

御坂「え?ああうん。おはよう」

黒子「ふんふんふふーん♪」

御坂「…」スタスタ

黒子「おや?またお出掛けですの?」

御坂「うん。でも…野暮用も今日で終わりだから」

黒子「え?」

御坂(寝ている間に何でも解決してくれるママもいない)

御坂(神様に祈っても奇跡なんて起きる筈もない)

御坂(泣いていれば助けに来るヒーローなんている訳もない…)

御坂「だから…私が…」

ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー


ホリィ「承太郎!」

承太郎「やかましい!何だ!」

ホリィ「お夕ごはんを作ろうと思ったのに材料がないのよぉ!」

承太郎「それは残念だったな」

ホリィ「もお!」

ホリィ「ママの言いたいことが分からないの!?」

承太郎「さっぱり」

ホリィ「おつかいに行って来てほしいの!」

承太郎「てめぇが行け」

ホリィ「おつかいもできないのかしら?」

ホリィ「それじゃあいつまでたっても子どもよ?」

承太郎「このアマ…」

ホリィ「おつかいちゃんとできたらおこづかいあげるわよ?」

承太郎「なめてるのか?」

ホリィ「もう怒らないで!はい買ってきて欲しいものその紙に書いたか」

承太郎「はあ…」

ホリィ「はいお金。1分以内に帰ってきてね?」

承太郎「できるか」

ホリィ「もう冗談よ!いってらっしゃーい!」

承太郎「…」スタスタ

御坂「…」ボー

承太郎「…お前は…御坂か」

御坂「ああ……アンタか…」

御坂「何してんの?」

承太郎「お袋に遣いを頼まれたんだ」

御坂「そう…」

御坂「あの気球嫌いなのよね」

承太郎「なんでだ?」

御坂「機械の決めた政策に、人が従ってるからよ…」

?「お姉さま」

御坂「!?」

承太郎「?」

御坂「あ、アンタ!な、なんでこんな所にいるのよ!?」

御坂妹「研修中です。と、ミサカは答えます」

承太郎「双子か?」

御坂「…ちょっとこっちに来なさい」

御坂妹「しかしミサカにも予定が…」

御坂「いいから!」

御坂「来なさい…」

御坂「…じゃあ私達はこっちだから。またねー」ブラブラ

承太郎「……」

承太郎「…」スタスタ

御坂妹「…」プルプル

承太郎「?…おめぇ、さっき姉貴に連れて行かれなかったか?」

御坂妹「?。ミサカはずっとここにいましたが、とミサカは手を震えさせながら答えます」プルプル

承太郎「何やってんだ」

御坂妹「この子猫への餌付けを試みています」

子猫「ニャーン」

承太郎「さっさとやりゃあいいじゃねぇか」

御坂妹「それはミサカには不可能です。ミサカからは常に微弱な電磁波が出ており子猫がそれに反応してしまうからです」

御坂妹「とミサカは理由を述べます」

承太郎「そいつは残念だったな」スタスタ

御坂妹「待ちなさい」

承太郎「?」

御坂妹「このままこの子猫を置いて行くというのですか?とミサカはあなたを制止しつつ言い放ちます」

承太郎「おれは関係ねぇよ」

御坂妹「この子猫は、その内保健所に連れていかれるでしょう」

御坂妹「保健所へ連れて行かれた動物はどのような扱いを受けるかご存じですか?」

御坂妹「とミサカはあなたに質問をぶつけます」

承太郎「さぁな。殺処分されるんじゃねぇか?」

御坂妹「…………」

御坂妹「この子猫を飼ってあげてください、とミサカは単刀直入に

承太郎「いやだね」

亀更新ですまん
短いがここまでにぃする



イエスアイイム・・・?

>>105
うん。なんか知らんがIになってた
他にも誤字はあるんだが訂正がめんどくさくてな
再開

御坂妹「あなたは自分以外の生命に対する慈悲がないのですか?と、ミサカは説得を開始します」

承太郎「おれが飼わなくてもお前が飼えばいいじゃないのか?」

御坂妹「先ほども言いましたがミサカには常に微弱な電磁波が出ており子猫を怯えさせてしまうのです。と、ミサカは再び同じ理由の述べます」

承太郎「だったらその壁を乗り越えてでも互いの距離を縮めるべきじゃあねぇか?」

御坂妹「…」

承太郎「とにかくおれはそんなのを飼う気はさらさらないぜ」

御坂妹「しかし…ミサカは…」

承太郎「……やれやれ…」ヒョイ

ネコ「ニャアア」

御坂妹「!」

御坂妹「こ、子猫のうなじを摘まみあげてはダメです!とミサカは必死に注意します!」

承太郎「こうやって持つと猫は大人しくなるんだ」

承太郎「ならお前が持つか?」スッ

御坂妹「…」ギュ

ネコ「ニャーン」カリカリ

承太郎「なんだ。ちゃんとなつくじゃねぇか」

御坂妹(子猫をまるで物のように渡したのにミサカはムッとします…)

承太郎「もういいだろう。猫を連れてとっとと帰りな」

御坂妹「待ってください」

承太郎「なんだ?」

御坂妹「ネコの参考資料に目を通してたいです。と、ミサカはあなたにお願いします」

古本屋前

御坂妹「ここにあるのですか?と、ミサカは質問します」

承太郎「ああ、だがその猫はどうする?中には連れていけないぜ」

御坂「ミサカ一人では参考資料の置き場が分からない。ミサカとあなたではネコを置き去りにしてしまう…と、ミサカは一世一代の選択に頭を抱えます」

承太郎「やれやれ…」スタスタ

御坂妹「買うのですか?」

承太郎「そうだな」

御坂妹「あなたのようないかにもな不良がネコの本を買う所を想像すると…ぷふ。と、ミサカは自らの想像力を掻き立て吹き出します」

承太郎(このアマ…)

承太郎「てめぇはそこで待ってろ」

不良A「た、頼む…許してくれ…」

?「はァ?ケンカ売って来たのはそっちだろォが」ドン

不良A「がああああああ!」

不良B「ひいい!」

?「さァて…ン?」

御坂妹「…」

?「は、お前ラッキーだったなァ。命拾いしたぜ」スタスタ

不良B「ブクブク」

?「一方通行」

?「あ?」

?「ミサカが第10031次実験の相手です」

?「は…だからテメェらは紛らわしいんだよ」

?「そのことについて謝罪をした方がるいのでしょうか?」

?「これから殺す相手に謝罪されてもねェ…」

御坂妹「…」クル

?「…」スタスタ

御坂妹「……確認しました」

御坂妹「…」スッ

ネコ「ニャー」

御坂妹「これより10031号、10032号は所定の位置につきます」

10031「」ダダダダダダダ

一方通行「ふァ~あ…」

一方通行「お前らそンなモンぶっ放しても無駄ってそろそろ気付かねェかァ?」

バシュウウ

一方通行「あァ?」

ドオオオオォォォォン

一方通行「くっだらねェ。暇潰しにクイズでもやってみっかァ?」

一方通行「まず第一問。とあるを知らない読者に質問でェす」

一方通行「学園都市で7人いるレベル5の第一位は誰でしょうかァ!」ドゴン

10031「ぐっ…!」

一方通行「正解はこのオレ一方通行でしたァ!」

10031「はぁ、はぁ」タッタッタッタッタ

一方通行「なんだァその逃げ腰はァ」

一方通行「愉快にケツ振りやがって、誘ってンのかァ?」

10031「くっ!」ダダダダダダダ

一方通行「無駄無駄無駄ァ!!」キーン

10031「がっ…!」ドサ

一方通行「さァて、それでは第2問です」

一方通行「学園都市最強である一方通行のその能力はなンでしょうかァ?」

10031「ハァ…ハァ…反…射…」

一方通行「残念。それはちょっと違うンだよねェ」

一方通行「答えはベクトル変換。あらゆる物の向きを変える程度の能力って訳さァ!」

一方通行「例えばァ、熱量、運動量、電気量etc…」

一方通行「まァ普段は反射に設定してるけどなァ!」

一方通行「…おォ?オレが反射した弾丸が肩を掠めて出血してるようだがァ?」

10031「ハァ…ハァ…」

一方通行「……ククク…いいこと思いついちまったぜェ」

一方通行「それではこれが最後の問題でェす!」

一方通行「このオレ一方通行は今何を思いついたでしょうかァ!」グリリ

10031「ぐぅ…!」

一方通行「今オレはお前の血液に触れているがこれを逆流させたらどうなるでしょうかァ?」

10031「!?」ゾク

一方通行「正解者には安らかな…眠りを」

承太郎「?」

ネコ「ニャア…」

承太郎「……やれやれ」ヒョイ

承太郎「どっかいっちまったのか?」

承太郎「……!」

路地裏{ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

承太郎「…」

承太郎「…」スタスタ

承太郎(こんな所に、いるとは思えねぇが…何かを感じた…)

ネコ「ニャア」

承太郎「これは…」

承太郎(あいつが履いていた靴か?)

承太郎(この赤いのは…血か?)

承太郎(いやな予感がするぜ…)

ネコ「ニャア」タタタタタ

承太郎「…」

承太郎「………な、なにィッ!?」

ドオォーン!
ぐちゃぐちゃの死体「」

ここまで
寝る

再開

御坂妹「まずい所を見られてしまいました。と、ミサカは呟きます」

承太郎「ッ!?」

御坂妹「作業を終えたらそちらへ戻るつもりでした」

承太郎「てめぇ…何者だ…?」

御坂妹「ミサカはミサカです。と、ミサカは答えます」

御坂妹「子猫を置き去りにしたのは申し訳ありません」

ミサカA「と、ミサカは告げます」

承太郎「!?」

ミサカB「しかし」

ミサカC「このような場に」

ミサカD「動物を連れていくのは」

ミサカE「気が引けたのです」

ミサカF「と、ミサカは弁解します」

承太郎「てめぇら何者だ?この死体はなんなんだ?」

御坂妹「そこで死亡しているのは今日あなたとお姉さまと会ったミサカ10031号です、とミサカは答えます」

承太郎「ちょい待ちな。お前はあの場にいなかった筈だ。何故知っている?」

御坂妹「それは」

ミサカA「ミサカの電気を操る能力を応用し」

ミサカC「互いの記憶をリンクし共有していたのです」

ミサカE「と、ミサカは答えます」

ミサカA「ミサカ達が何者かと答えるのならば、御坂美琴お姉さまのDNAによって生まれた軍用体細胞クローン」

御坂妹「妹達“シスターズ“ですよ。と、ミサカは答えます」

承太郎「…もうてめぇらが何を言ってるのか分からねぇな」

御坂妹「…念のためにパスワードを言っておきます」

御坂妹「ZXC741 ASD852 QWE963'。と、ミサカはあなたを試します」

承太郎「何を言ってやがる?」

御坂妹「このパスワードをレコードできない時点であなたはこの実験に関係ないようですね。と、ミサカは言います」

承太郎「待て。実験だと?」

ミサカA「ミサカ達はその死体を回収しなければいけません」

御坂妹「あなたはここから離れてください。と、ミサカは忠告します」

ーーーーー
ーーー
ーー


黒子(お姉さま…野暮用は今日までと言ってらしたのに…)

黒子(今日も帰って来られないのですね…)

黒子「…お姉さまのベッド…」ボフ

黒子「…………」

黒子「スーハースーハー………い、いけませんのッ!この黒子がこのようなはしたない真似をしては!」

黒子「で、でももう少しだけぇ…」デヘ

ピンポーン

黒子「あ、はいですの!(寮に来客とは珍しい)」

承太郎『…』

黒子(む?この男は…)

黒子(……は!こいつはこのわたくしと一戦交えた男ですの!)

黒子(そんなのが常盤台に何の用が…)

黒子(確かこいつはお姉さまのお知り合いだった気が…)

黒子「も、もしかするとお姉さまの事を何か知っている可能性が!?」

黒子「は、はいですの」

承太郎『空条だ。御坂美琴に話がある』

黒子「お、お姉さまに?」

承太郎「同居人か?」

黒子『はいですの。今美琴お姉さまは外出中ですの』

承太郎「そうか、ならいい」

黒子『お姉さまはそろそろ帰られるはずなので中で待つことをお勧めしますの』

承太郎「そうか、だったら邪魔するぜ」

黒子(よしッ!奴を誘い込めましたの!)

承太郎「…」ガチャ

黒子「ノックもせず入るとは失礼な殿方ですの」ゴロゴロ

黒子「それにあなたのような方がこの場にいるのはとても似つかわしくありませんわね」

承太郎「悪かったな」

黒子「さ、立っているのも辛いでしょうし隣のベッドに腰掛けてくださいませ」

承太郎「いいのか?」

黒子「はい。そこはわたくしのベッドですので」

承太郎「……」

承太郎「お前はどこかで会った気がするが思い出せねぇな」

黒子(こいつ…わたくしは覚えているというのにッ!)

承太郎「お姉さまとか言ってたが、相部屋ってことはおめぇら同級生か?」

黒子「いいえ、わたくしレッキとしたお姉さまの後輩ですの」

黒子「元々はわたくしではない別の方が入る予定でしたが、取り替えてもらいましたの」

黒子「あくまで合法的に」ニヤ

承太郎「フン…」

黒子「それより!こちらからも聞きたいことが…」

コツコツコツコツ

黒子「ふぁ!?」

承太郎「なんだ?」

黒子「巡回ですの!タチの悪く邪悪で一つ一つ部屋を見て回ってますの!」

寮監「白井、御坂。入るぞ」

黒子「はいですの!」シュン

承太郎「ぐぉ!?」

寮監「なんだ。御坂は寝てるのか?」

黒子「はい。この所夜眠れないとついさっき寝てしまわれました」

寮監「フム…それより何か騒がしい喋り声が聞こえた気がしたのだが?」

黒子「いえ、この部屋ではありませんの。お姉さまの安眠を妨げるというなら少しクレームを言わせてもらいますの」

黒子(思わずお姉さまのベッドの下にテレポートさせてしまいましたの…)

黒子(しかしバレてないようなのでこのままやり過ごしますの)

バタン

承太郎(あのアマ…無茶苦茶しやがる…)

承太郎「?(ぬいぐるみの中に紙が?)」ピラ

承太郎「絶対能力進化計画だと…?」

承太郎(レベル5第一位である一方通行がレールガンと126通りの戦場で戦うことでレベル6へと昇進するという計算が出た…)

承太郎(しかし当然ながらレールガンを126体用意するのは不可能。しかしレールガンのクローンである妹達を作り2万通りの戦場で戦わせることでレベル6へ辿り着くことが計算が出された…)

承太郎「妹達…?」

御坂妹『妹達“シスターズ“ですよ』

承太郎(今夜の20:30分にもこれがあるのかッ!?)

承太郎「チッ!」ダン

承太郎(まずは御坂だッ。あいつはどこにいる?)

風車「クル、クル」

承太郎「…風も吹いてねぇのに回ってるのか?」

承太郎「ッ!あの風車は電気に反応して回っているッ!」

承太郎「コイツを辿って行けばッ!」

御坂「……」

一方通行『』ニタァ

御坂「………助けて…」

御坂「助けてよ……」

スタスタスタスタ

御坂「…!」

承太郎「…」

御坂「あ、アンタ…」

承太郎「てめぇ…ここで何してる?」

御坂「何って、アンタには関係ないでしょ」

御坂「夜遊びくらいしたって、絡んでくる不良なんて危険の内に入らないわよ」

承太郎「これはなんだ?」ガサ

御坂「ッ!?……アンタ…もう見つけちゃったんだ」

御坂「妹達には今日の夕方に会ったばっかだってのに。アンタ何者?」

御坂「それに、それ持ってるって事は私の部屋に入ったってことよね」

御坂「ぬいぐるみの中まで探すなんて…死刑よ死刑?」

御坂「大方1万人以上の妹達を殺した私に復讐しに来たってとこかしら?」

承太郎「何いってやがんだ」

御坂「え?」

承太郎「復讐なんてするわけねぇだろうが」

御坂「は…?」

承太郎「あいつらを殺したのはお前じゃあねぇ。一方通行だ」

承太郎「おれはお前に対する憎しみなんてミジンコ一匹分も持ってないぜ」

御坂「……ウソよ…ウソでもそう言ってくれるなら

承太郎「ウソじゃあねぇ」

御坂「………あの子達…自分のことを実験動物って言ってるの」

御坂「あの子たちは実験動物が何かをよく理解してる」

御坂「ラットやモルモットと同じ。薬を打たれ、箱の中に入れられて…」

御坂「使えなくなったら焼却処分される」

御坂「あの子達を生み出したのは私…私があの子達を助けないと…」タッ

承太郎「…」ザッ

御坂「何の真似?そこをどいて」

承太郎「てめぇ…死ぬ気だな?」

御坂「…どうして分かるの?」

承太郎「お前と一方通行じゃあ勝負にならねぇ」

御坂「ええ。ならないわよ。私と一方通行が戦闘を行った場合私が185手で負けるってツリーダイアグラムの計算が出ている」

御坂「でももし…私が最初の一手で負けたら?」

御坂「きっと向こうも考え直すわ。ツリーダイアグラムにも間違いはあるんだってね」

承太郎「おれはこれから死ににいく奴を見送ってやるつもりはない」

バリバリバリィ

承太郎「!」

御坂「だったらこれ以外に方法でもあるの!?アンタは何か他に思いつくの!?」バリバリバリ

御坂「何もできないくせに人の願い踏みにじってんじゃないわよ!!」

承太郎「…」

御坂「何してるの?どきなさいよ!」

承太郎「どかねぇ…」

御坂「どきなさい!どかないと本気で撃ち抜くわよ!」

承太郎「どかねぇ」

御坂「どけっていってんでしょうがああああ!!」バリリリリリ

承太郎「ぐっ…」ドサァ

御坂(な、なんで?いつもの防がれる感触じゃない…これは…直撃した…)

承太郎「ぐぅ…」ググ

御坂「あ………」

御坂「………こ、これで分かったでしょ。さっさとそこをどいて私を…」

承太郎「…」ザッ

御坂「な、なんで…どうして…クローンなんてどうでもいいと思ってるの?」

御坂「お願い。どいて!」

承太郎「どかねぇ…」

御坂「どけって…」ピーン

承太郎「……!」

御坂「いってんのよおおおおおお!!」バシュウウウウ

承太郎「星の白金ッ!!」ドキューン

スタープラチナ「オラァッ!」バシィ

御坂「う……ウソ…レールガンのコインを……」

承太郎「今思いついた」

御坂「え……?」

承太郎「お前もあいつらも傷付けない方法を」

御坂「ウソよ!そんなの!」

承太郎「もしかしての話だが…一方通行が実はめちゃくちゃ弱ぇ奴だったら?」

承太郎「例えば“レベル0“に負けるような」

御坂「は?アンタ何言って…」

承太郎「今まで話した事がなかったが、オレのスタンド星の白金はお前以外の凡人には見えねぇ上に能力スキャンにも引っ掛からなかった」

御坂「え…?」

承太郎「そしておれはレベル0と判定された。やれやれだぜ」

御坂「ちょっと待って!アンタ一方通行を倒す気!?」

何でも解決してくれるママもここにはいない

御坂「あいつは世界中の軍隊を相手にしてもケロリとしてる化け物よ!?」

神様に祈っても奇跡なんて起きるはずがない

御坂「アンタこそ殺されるわよ!」

承太郎「だったらおれもお前も妹達もこれ以上殺されねぇよう協力しろ」

御坂「……」

泣き叫んでいれば助けにくるヒーローなんている訳…

承太郎「野郎はこの空条承太郎がじきじきにブチのめす」

次でやっと一方vs承太郎ができる
このためだけにどれだけ頑張ったか

再開

ドオオオォォォン

御坂妹「ぐぅう!」

一方通行「おいおいお前らなァ。他の奴らと繋がってンだろ?」

一方通行「前回能力ばらしたンだから、ちったァ学習したらどうなんだァ?」スタスタ

御坂妹「っ……」

一方通行「…………おい…」

一方通行「この場合、実験てのはどうなンだァ?」

御坂妹「………?…」

承太郎「…」スタスタ

御坂妹「なぜ……あなたがここに……」

一方通行「てめェなァ…」ガス

御坂妹「ぐぅ…」

一方通行「関係のねェ一般人連れこンでンじゃあ…」

スタープラチナ「オラァ!!」

一方通行「!?」ダン

一方通行(……なんだァ?今のは…)

御坂妹「なぜ……ミサカを助けにここへ来たのですか…?」

承太郎「お前を助けるだけじゃあねぇ。奴には今までのツケを払って貰わねぇと」

御坂妹「…ミサカは……薬品と材料があればボタン一つで自動生産され…在庫にして9968体ものミサカ達が…」

承太郎「関係ねぇ。お前はもう、何もしなくていい。そこで寝てな」

御坂妹「いけま…せん…ミサカのためにあなたが傷付くのは…と…ミサ…カ…は…」

承太郎「おいタゴ。てめぇは今まで何人の妹達を殺してきた?」

一方通行「はァ?お前は今まで食ったパンの枚数を覚えてるかァ?」

承太郎「てめぇ…!」ギリ

一方通行「はァン。もしかして怒ってんのかァ?」

承太郎「今日の夕べの路地裏の死体も、てめぇがやったのか?」

一方通行「あァ。あれみちゃったンだァ」

一方通行「血流操作ってンだけどよォ。初めての割りには上手く弾けとンでただろォ?」

一方通行「人間の体の中にはあんなに血がつまってンのなァ!色々と勉強になってるわァ!」

承太郎「……てめぇはこのくだらねぇ実験を嫌々やらされてたかもと思ったが…」

承太郎「どうやら違ったみてぇだな…!!」ググ

一方通行「そうだなァ。最初はどうかと思ったが、やってる内に段々楽しくなっちまってなァ!!」

承太郎「てめぇはもう二度とこんなことができねぇよう…」

承太郎「ブチのめす!!」ドキューン

承太郎「星の白金!!」

スタープラチナ「オラァ!!」

一方通行「なまっちょろいぞォ!!」ドッゴオオオン

承太郎「ぐっ!!」

一方通行「何がオラァだ!てめぇとの格の違いって奴を教えてやンよ!!」

一方通行「石ころの散弾だッ!頑張って避けてやがれ!」ズガガガガガ

スタープラチナ「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!」ドゴドゴドゴドゴ

一方通行「へェ!やるじゃねェか!」

一方通行「ンじゃあ次はなァ」コツン

バキバキバキ

承太郎「!?」

一方通行「鉄骨の雨が降ってくるから気を付けろってなァ!!」ヒュンヒュンヒュン

承太郎「チィッ!」

ガガガガガガ

スタープラチナ「オオオッ!!」ズドン

一方通行「おいおいよく跳ぶじゃあねェか」

一方通行「だがなァ!」ドン

承太郎「!!」

一方通行「空中に逃げたから安心と思ったかァ!?跳ねることくらい訳ねェンだぞオラァ!!」バキィ

承太郎「ぐうッ!!」

一方通行「いいぜ!見事にふっ飛ンだなァ!」

承太郎(今のは星の白金で防がなかったらやばかったぜ…奴の能力はなんだ?)

一方通行「おいおいもうへばっちまったのかァ!?」

一方通行「のんびりしてる暇はねェ、ぞ」ドゴン

承太郎「くッ!」

スタープラチナ「オラァ!オラオラオラオラオラオラ!!」ドッゴオオオン

ボワアアアアアア

一方通行「コンテナの中は小麦粉かァ?派手にぶち撒けやがってよォ」

一方通行「…キャハ!おめェ粉塵爆発って知ってるかァ?」

承太郎「!?」

一方通行「消し飛びなァ!!」ドゴオン

ドオオオオオオオオオン

一方通行「……あー苦し。流石に酸欠なるのは辛いンだよねェ。核を撃っても平気ってキャッチコピーはアウトかなァ」

一方通行「あいつはどっかで燃え尽きちまったかァ?」

ドゴン

一方通行「あァ?」

承太郎「ハァッハァッ…」

一方通行「は…あの能力か何かで地面に穴を掘ったのか?モグラかてめェはよォ!」

一方通行「っと、そろそろ終わりにするか。もう飽きちまったしな」

一方通行「オレの右手か左手。どっちかに触ってみな」

一方通行「右手に触ると全身の血液が逆流して今日のあいつみてェに弾ける」

一方通行「左手に触れれば電気信号の動きが止まって指一本動かせなくなる」

承太郎「……」

一方通行「ひと思いに右でやっちまうか?」

一方通行「それか、左かァ?」

一方通行「それとも…両方かなァ!?」ズドン

承太郎「……フン…」

一方通行「死んじまいなァ!!」

スタープラチナ「オラアァ!!」

ーーーーー
ーーー
ーー


一方通行(な、何だァ…?何でオレは月を見て…?)

一方通行(…これは……血…?あいつのか…?)

一方通行(い、いてェ…?…この血は……オレのッ!?)

一方通行「が…あ…あ」

一方通行「な、なんじゃあこりゃああああッ!!??」

一方通行(な、何が起こったンだ!?なぜあいつの能力は反射できなかった!?)

承太郎「………」

一方通行「て、てンめェッ!何しやがったああァ!!」

スタープラチナ「オラァッ!!」ドゴン

一方通行「あがああ!!」

承太郎「今まで散々調子に乗ってくれたな」

承太郎「こっからは、おれのターンだぜッ!」

承太郎「ドロー!」

承太郎「ブラックマジシャンガールを召喚!」

承太郎「ブラックマジシャンガール!ヤツのどてっ腹にダイレクトアタック!」

ブラックマジシャンガール「おらぁ☆」

一方通行「がっは…!」

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