男「ヒーローに憧れてもう高校生か」(90)

幼馴染「アンタが 俺は太陽の戦士! とか言い始めた中学生時代ももう終わってたか」

男「や……やめてくれぇぇぇ」

幼馴染「走るときとか 説明しよう彼の体力は正義の力により時速120キロで とか」

男「うあああああああああ」

幼馴染「右腕が疼く……とか言ってる奴の方が可愛く思えたわ」

男「まぁ特撮大好きだからな、俺」

幼馴染『出たな!!怪人、数学教師山田!俺が倒してやる』

男「『出たな!!怪人、数学教師ヤマダイン!俺が倒してやる』な」

幼馴染「あんた自重しなよ」

幼馴染「で?今の将来の夢は?」

男「自衛隊」

男「家の」

幼馴染「まぁアンタのひょろい体ならそれが限界か」

男「うるせー」

男「案外筋肉あるからな?」

幼馴染「まぁ確かに水泳の授業の時見たけどそこそこあったわね」

幼馴染「泳げてなかったけど」

男「うるせー!」

幼馴染「アンタ、友君見習いなよ」

男「まぁ俺はアイツとは違うからな」

幼馴染「モテモテだし運動もそこそこ、勉強もそこそこ」

男「アイツも中二病の時はひどかった」

幼馴染「人の悪口いうんだ、サイテー」

男「ファッ!?」

女の人「あの……すいません」

幼馴染「あ、はい」

女の人「道を聞きたいんですけど」

幼馴染「ああ、そこなら」

男(女の子が溺れてる

男(女の子が溺れてる!)タッタッタ

幼馴染「ちょっ男どこいくの?」

男「ん、ちょっとな!待ってて!」



男「お前、女の子が溺れてたらどうする?」

友「放置する」

男「はぁ?最悪だな、おい」

友「助けに言って溺れたら元も子もないからな」

友「プロの人にまかせるわ」

男(確かに泳げない俺なら溺れるかもしれない……)

男(けど、携帯も無いし、あの子も、もう持ちそうにない……)

男「やるしかないよな」

ザブン

男(クソッ……結構深いな)

男「君ッ俺に捕まって!」

男(でも服を脱いでそれぞれ結びつけたものを石に巻き付けて体に巻いておいたから大丈夫だ)

幼女「ニヤリ 」ガブリ

男(人じゃないっ!?)

男(クソッ!このままじゃ溺れる……)

???「久しぶりの飯だ!喜んで頂くぜ!」

男(畜生……幼女なんか助けようとするんじゃなかった……)

男(死ぬんならせめて……)

男(せめて……)

男(ヒーローになっておくんだった……)



       ピカーン

男(なんか光ってる……光ってる物がこっちに……)

「体を貸してくれ、一緒に生きよう」

男(………はは、ウルトラ○ンみたいだな、おい……)


「うおおおおおおおおおおおおおおお」

力が沸いてくる
そう思った瞬間、冷静な判断力が蘇ってくる
海の奥で目を輝かせているソイツの目は獲物を食う寸前の至福の目ではなく
恐怖で怯えている目に変わった
ソイツは俺を噛む       麻痺毒でもあるのだろう、一瞬痺れた

だが今の俺の前には無意味だ

「うらあああああああ」

ソイツに向けて放った一発が一瞬光る

ドバクウウウウウンと音を立ててソイツに向けてパンチに当たった部分が飛び散る

そのまま得体の知れない生命体は息絶えていった

男「すごい!コレすげえよ!」

「気に入って貰えたようで嬉しいです」

男「お前誰なの!?宇宙人?」

宇宙人「あなたからしたらそうですね」

男「俺は男、よろしくな」

宇宙人「こちらこそよろしくお願いします」

男「という事がさっきあったんだよ」

幼馴染「あんたまだ中二病煩ってんの?」

男「そうかもしれない」

幼馴染「そんな事よりなんでズブ濡れなのよ」

男「女の子を助けようとして」

幼馴染「その話は聞いたから」

男「……」

幼馴染「何よ!その目はぁ!」

男「腹減ったからおごってよ」

幼馴染「まず服かわかしなさいよ」

幼馴染「ていう事があってさ」モグモグ

男「うん」モグモグ

幼馴染「アンタが今何思ってるか当ててあげようか」クチャクチャ

男(クチャラーしね、クチャラーしね、クチャラーしね)

幼馴染「何くだらねー話してんだ、話変えろよ」

男「おしい」

幼馴染(あたってんのかよ……)

幼馴染「……そうだね、このご飯おいしいね」

男「難聴かよ」

幼馴染「で、さっきの話だけどさ」

男「うん」

幼馴染「女の子を助けようとしたのは信じるけど、その子助かったの?」

男「宇宙人に聞いてみたら、もう一週間前に死んでるって言ってた」

幼馴染「アンタの脳内設定から読みとると間に合わなかったって事ね」

男「まぁ手遅れって言ってたな」

幼馴染「はいはい、お疲れお疲れ」

男「………」

男「サンタは信じるのにヒーローは信じないんだな」

幼馴染「嘘じゃなきゃ信じるよ」

男「その嘘か本当かの判定ってどうやるの?」

幼馴染「勘」

男「ムスッ」

男「お前好きな奴いるだろ!!!」

幼馴染「何大声で言ってんの…///」

男「うるせー俺の勘を言っただけだ」

幼馴染「さては信じて貰えなくて拗ねてんの?」

男「……うん」モグモグ

幼馴染「いっつも思うんだけどアンタって馬鹿なくらい正直だよね」

男「ヒーローは単純な奴が多いからな」

幼馴染「ふーん」

幼馴染「あっ怪人だ」

男「えっ?」キョロキョロ

幼馴染「アンタは単純なんじゃなくて馬鹿なだけでしょ」

幼馴染「ハンバーグもーらいっ♪」

男「くっそぉぉぉ」

男「会計俺とか聞いてないんだが」

幼馴染「男から懐とったら何がのこんの?」

男「正義の魂」

幼馴染「うおwwwwww」ゲラゲラ

男「怪人がでてもお前だけはマジで助けない」

幼馴染「help me ヒーローwwww」

男「お前が彼氏できない理由が分かった」

幼馴染「いや、いらないから」

男「おれ……お前のこと……」

幼馴染「……え?」

男「………」

幼馴染「なんだよ……言えよぉ……」

男「…………やっぱいい」

幼馴染「そっか……」

男「うん」

幼馴染「私は別にいつでもいいから」

幼馴染「待ってるから」

男「………おう」

幼馴染「ん、じゃあ帰ろうか」

男「…………」

男「……俺言えるのかな……」

宇宙人「あのぉ~」

男「うおッ!急に声出すなよ」

宇宙人「すいません、でもテレパシーなんで正確に言うと声なんかでてないんですけどね」

男「まぁそうだけどさ」

宇宙人「声に出すと変人だと思われると思うので書くのをオススメします」

カリカリカリ
そっか、ところでなんで俺は助けたんだ?

宇宙人「なんとなくです、融合するなら正義感が強い男にしようと決めていたので」

ほう、俺はお前が思う通りの男だったかね?

宇宙人「まぁ大体は想定通りでした」

宇宙人「そしてさっきの奴の事ですけど」

うん

宇宙人「アイツも僕と同じ宇宙人です」

まぁそうは思ってた

宇宙人「種類は違うんですが、目的は惑星支配みたいですね」

宇宙人「ここら辺に他にも何体も同じ様な敵意を持った気配を感じます」

宇宙人「そこでお願いなのですが」

なんでも言ってくれ、お前は俺の命の恩人だからな

宇宙人「この星の重力の中まだ私はうまく動けません」

宇宙人「そこで、重力になれるまでしばらく体を貸してください」

宇宙人「その代わりあなたの宇宙人殲滅、手伝いますので」

おお、頼もしい

宇宙人「まぁ私が慣れるまでの間なんですけどね」

宇宙人「それからはあなた方「地球の生命体」の問題です」

男「ていう事があってさ!」

友「やっぱお前頭おかしいぞ」

男「いや、本当の話なんだけど」

友「お前のねえちゃんにお前が普通になるまで頼むってお願いされてるこっちの身にもなってくれよ」

男「俺はごくごく普通の高校生なんだが」

友「でも訳あり」

男「人付き合いもそこそこできるぞ」

友「でも訳あり」

男「勉強は……できない、運動もまぁ……」

友「でも、俺がついてる」

男「おまえ……!」

幼馴染「何やってんの、男臭いんだけど」

男「あ、俺はホモじゃないぞ」

友「コイツはバイだぞ」

幼馴染「え?マジで?」

友「コイツん家のフォルダにショタ画像が大量にあった」

男「それ姉ちゃんの」

友「……ごめん」

幼馴染「………」

教師「おい!おまえら!!hr始めるぞぉ!」

教師「よし、みんな来てるな」

宇宙人「男、男」

何?

宇宙人「この教室に人間じゃない反応があります」

まじで

宇宙人「どうします?いつかあなた方食われますよ?」

でもおまえみたいに地球に慣れようとしてるだけじゃね?この1ヶ月なにもないし

宇宙人「敵意を発してる生命体ってのは分かりやすいんですよ」

宇宙人「あなたがやらないなら自己防御の為に僕がやる事になるんですが」

忘れてたんだけどさ

宇宙人「はい」

変身の掛け声どうする?後ヒーローの名前とか必殺技とか

宇宙人「………あなたにまかせます」

宇宙人「なんですか、コレ」

なんですかって俺のステータスに決まってるじゃん

名前:スペースマン …宇宙から来た生命体と融合したので宇宙男

得意技:バーニングブレイカー 手の血液を限界まで沸騰させる事により炎を生み出し、その状態で放つパンチ技


宇宙人「まぁそこそこまとめれてますね」

だろ?

宇宙人「技名はいいんですがヒーローネームはもうちょい捻りたいですね」

お、何がいいの?

宇宙人「>>28-30(安価で一番よかったものを採用)」

宇宙人「後僕他にも>>31-32って技が使えるんですよ(説明も込みで)」

でさ

宇宙人「はい?」

その宇宙人の反応っての?どっからでてるの?

宇宙人「正確な場所は分かりませんがこの教室なのは確かです」

キーンコーンカーンコーン

教師「じゃあ今日はここでおしまい!ここテストに出すから良くチェックしとけよ!」

え~なんだよぉ めんどくせぇ~

教師「お前らもうちょいやる気だせよぉ!」

男「なぁ友」

友「ん?」

男「次の授業って何?」

友「選択授業だろ、音楽、芸術」

男「お、サンキュー!」

友「良い加減覚えろよ、おい」

友「そろそろ真面目に授業受けないと大学いけないぞ」

男「まぁ確かにそうだよなぁ、友おすすめの……」

友「参考書くらい自分でさがせよ」

男「エスパーや、エスパーがおった」

宇宙人「男」

男「うん?」

宇宙人「トイレにいってください」

男「なんで?」

宇宙人「その方がいいでしょう」

男「?」

宇宙人「まぁ時期分かります」

男「○○、俺ちょいトイレ行くから授業遅れるわ」

分かったー

男「で、なんだよ、なんか話があるんだろ?」

宇宙人「その事なんですが、地球の生命体じゃない生物の話なんです」

男「なんかその良い方めんどくさいから、エイリアンで統一してくれない?」

宇宙人「まぁそのエイリアンが今音楽室に向かってます」

男「なんで分かるの?」

宇宙人「防音設備がある場所なら暴れても多少ばれにくくなるでしょ?」

男「ほぉ、悪者も考えて仕事してるんだな」

宇宙人「悪知恵が働かない悪人もどうかと思いますよ」

男「で、トイレの個室に入らせた理由ってなんなの?」

宇宙人「今から変身してもらいます」

男「おお、ヒーローだから正体がバレナイようにか」

宇宙人「それに関しては考えてませんけど、そのまま変身すると服が破けるので」

宇宙人「裸になれという事ですね」

男「………」

男「裸で闘うとかそれもう変態じゃね?」

宇宙人「……そんなもんですよ……」

「どこだぁ……どこにいる……俺の餌ぁ………」

「ここかなぁ……」

「いや、ここかなぁ………」




動けない、今見つかれば確実に殺される
警察を呼べばどうにかなるかもしれない、だがそれまで生きていればの話だ
ふいに誰かが声をあげた
それは自分自身だった、誰でもなく俺だった

「コッチだ!化け物!」


ヒーローなんて柄じゃないが、一人の命よりみんなの命、だ
今ここで俺が時間稼ぎをすれば警察も到着して一見落着……のはずだった

足には自信があった、小学生の頃は駆けっこなら誰にも負けないと信じてた
だが俺の読みは間違ってた、あくまで俺が「負けない」のは相手が人間の場合の話だった

ふいに目の前で声がした

「み ー つ け た ー」

化け物との距離差は確実に5mはあった
なのに一瞬で追い付かれた、奴は瞬時に俺の肩を掴むと強く、強く力を入れた

奴の顔には今、人を食べましたとでも言うかのようにべったりと血が張り付いている
その顔から覗かせる、歯並びが汚い歯をこちらにむけてギラギラ光らせーーーー

全速力で走る
話によるともう何人も怪人の餌になっているとの事だった
音楽室に行ったが遅かった、もう怪人はいなかった
急いで探す




友だ

俺のたった一人の親友が、化け物に襲われている
今まさに食われようとした一瞬だった
歯がアイツの肩に噛み合うって瞬間だった




ーーーー俺のパンチが怪物の顔にぶつかった

訳が分からなかった

怪物に食われようとしたその瞬間、俺はもう一体の怪物に助けられた

片方の怪物は見るからに凶暴な感じで、俺が知ってる中で例えるならワニとプロレスラーを
融合させたらこんな感じになるんだろうなっていう恐竜男

もう片方は
なんというか

戦士そのものを具現化させたような形をしていた

勇ましく今にも叫び出しそうなくらいの勢いがある戦士だった

俺のパンチが当たった瞬間恐竜男は燃え上がった
だけど危機的状況に追いやられたのは結果的に俺だった

奴は吸収したのだ、俺の能力を

自らに火を取り込み、更にエネルギーを増させた

「どうすればいい、どうすれば勝てる?」

ーー待ってください、とりあえず時間稼ぎをお願いします

恐竜男が火の玉をこっちに向けて放つ
だが命中力は低くいろんな所に当たっては燃える

そのうち学校は火の海になった

知らない間に避難警報みたいなものが鳴っている

とりあえず友を守らないといけない守りながら時間を稼ぐ

これほど難しい事を俺は体験したことを無かった

勝ち目のない敵を目の前に逃げる事もできずただ守る

次第に体は血だらけになった

「まだかよ!早く考えろ!」

ーーーー思いつきました

どういう訳か、戦士は俺を守ろうとしているようだった
奴の爪をひっしに受け止め俺を守っている
いや、俺がただそう思いたかっただけなのかもしれない



ーーーでも俺はその行動がただただ嬉しかった


だが、戦況は戦士にとって不利だった、思いっきり一か八か闘うならまだしも
俺という荷物があるなか戦士は傷をうけ、苦痛の悲鳴をあげるしかっなかった



だが、急に目つきが変わった
なんというか目に光が蘇った様な気がした

呼吸のリズムも変わった

「ハアアアアアアアア」

「 血 の 氷 剣 」
アイスブラッドソードォォォ

急に戦士が叫びだした

おいおい、戦隊ヒーローじゃあるまいしどうした

と思ったが次の瞬間


「うぐああああああああああああああああああああああああ」

恐竜男が叫び声と共に、一瞬氷ついたかと思うと



ーーーーバラバラに砕けていった

男「宇宙人、後、何時間かかるの……再生って……」

宇宙人「ざっと3日ですかね、ずいぶんボコボコにやられましたからね」

男「お前が早くアイデア思いつかないからだろ!宇宙人!」

宇宙人「何言ってるんですか!男さんの戦闘技術が足らないだけなのに僕の性になるんですかぁ!?」

宇宙人「後、僕の名前、さっさと決めて下さいよ」

男「素人が戦闘技術身につけるのとか半年かかるわ……」

男「名前かぁ………」

男「エイリアンのエイ太ってのはどう?」

「犬じゃないんですからもうちょっと捻りましょうよ」

男「そんな事言われてもだなぁ……」

男「じゃあお前は何がいいのよ」

「………」

男「後、思うんだけどこうやってると俺が変人みたいだから戦闘以外だと何か別の物に取り憑いてくれない?」

「んー、そのクマのぬいぐるみだったら良いですよ、可愛いですし」

男「あ、コイツの名前はクマ山田 ベア志郎だから」

「ネーミング無さ過ぎでしょ……」

男「まぁとりあえずよろしくなベア志郎」

ベア志郎「あくまで重力になれる間だけですからね?本当分かってます?」

男「分かってる分かってるって」

男「あ、でもこれだと持ち運べねえな」

男「やっぱこっちのキーホルダーにしてくれない?」

ベア志郎「別にいいですけど、扱いには気をつけてくださいね」

男「ちなみにこっちのキーホルダーの名前はキーホルダーのキー坊だから」

キー坊「マジでクオリティ低いですね」

男「………今考えたんだけどね」

男「友、肩の調子大丈夫か?」

友「ん、まぁまぁだな、後1ヶ月は病院住みだってさ」

友「てかお前あの時どこに居たんだ?」

友「幼馴染に聞いても見あたらなかったって聞いたんだけど」

男「え………ま……まぁ、トイレに……いたかな……」

友「まぁ……詳しい事情は聞かない事にする」

男「オナニーしてた訳じゃないからな!!!」

友「………」

男「その目やめろよ!!」

キー坊「どうでした?お友達は?」

男「お前、聞いてたんだろ」

キー坊「聞いててもプライバシー関係は極力本人の口から聞く主義でして」

男「傷は両肩の骨が折れたくらいらしい」

キー坊「それは良かったですね」

男「でも、あんな事が起きる前に俺が退治しとけばよかったなと思ったらやるせないんだよな……」

キー坊「それはまぁ仕方ないですよ、結局僕らがしてる事は護るじゃなくて 「止める」 なんですから」

キー坊「いつもあいこ確定の後だしじゃんけんですよ」

男「そういや、聞きたい事があったんだった」

キー坊「なんですか?」

男「ちょっとな……」



必殺技・血の氷剣… 自分の血を急激に冷やして武器にする、刺さった相手は瞬時に冷却され数秒で氷り漬けになる
              そのまま氷り漬けの敵に衝撃を与え粉々にする事も可能である



男「こんなもんかな」

キー坊「ほう、几帳面なんですね」

男「まぁね~」

男「ところでだけど、あの怪物ってなんだったのよ」

「ああいう種類の宇宙人なんですよ、きっと」

男「きっと……って事は詳しくはしらないのか?」

「そりゃ宇宙は未知ですからね、僕らにも分からない事だって有ります」

男「まぁそらそうだよな」

「でもあいつは確実に人間に憑依していたと思いますよ、僕みたいに」

男「でも誰に憑依してたんだよ」

「それはあなたは知らなくてもいいんじゃないですかね」

男「まぁそう言われたらそうだけどさ」

「とりあえず倒せてよかったですね」

男「まぁそうだな」

男「にしても暇だなぁ」

「学校はどうしたんですか?いつも行ってるじゃないですか」

男「殺人&放火事件があったんだ、しばらくはいけないよ」

「なるほど」



ピンポーン

「男いるーー?」

ガチャ

男「お、幼馴染どうしたんだよ急に」

幼馴染「おお……生きてた……」

男「なんだよその、俺が死んでたみたいなリアクション」

幼馴染「いや、生きてたのは知ってたんだけどしばらく会わなかったからつい……」

男「まぁ俺も4日前まで怪我人だったからな」

幼馴染「へぇアンタも怪我してたんだ」

男「まぁあれだ、かすり傷だったから早く治ったんだけどな…!」

幼馴染「そういやさ例の話聞いた?」

男「例の話とは?」

幼馴染「前の事件で死体以外で行方不明になった男子生徒の話」

男「なんだそれ、都市伝説かなんかか?」

幼馴染「まぁききなさいな」

幼馴染「その子はさ、気が小さくていつも虐められてたらしいんだよ」

幼馴染「ほら、同じクラスの○x君の話ね」

男「おう」

幼馴染「その子がある日強気になっていじめてた子をボコボコにしたらしいのよ」

男「ほう、鍛えたりしたのかね」

幼馴染「それで虐めた子は普通に軽い怪我ですんだらしいんだけど」

幼馴染「ある日その、まぁ仮にdqn君が家でくつろいでたら何かをこするような音が聞こえたらしいのよ」

幼馴染「窓を見るとトカゲみたいな大男がへばりついてて」

幼馴染「一言」

幼馴染「み ー つ け た ー」

男「うおおおおおッ!」

幼馴染「アハハハハ、本当男は脅かしがいがあるねwww好調みたいで結構結構ww」

男「……で?それが言いたかっただけか?」

幼馴染「でさ、そのトカゲ男の話、つい最近までdqn君のホラ話だと思われてたらしいけど」

幼馴染「今回の殺人事件の犯人を見た子の話によると生徒を襲ったのは間違いなくそのトカゲ男だったらしい」

男「んで、その気弱な子とどういう関係が?」

幼馴染「その気弱な子がなんらかの形でトカゲ男を呼びだして、勘づかれない為に失踪したんじゃないかな」

幼馴染「みたいな」

男「ほお」

幼馴染「まさに特撮物の映画みたいな話じゃない?コレ、男好きそうかなって思って」

男「…………」

男「もし俺がそういう映画のヒーローだったら」

男「間違いなくそのトカゲ男を始末してるな!」

男「5秒でwwww」

幼馴染「ふむ、いっつも通りの中二病混じりの男だな」

男「もちろんだろ!俺から正義の心を抜いたらこの屈強な体しか残らないんだからな」

幼馴染「まぁ正義のヒーローだかなんか知んないけどやっぱ生きてるのが一番だと思うよ」

幼馴染「アンタの事だからこういう事になると首を突っ込んで危険な目にあってるんじゃないかと心配したけど」

幼馴染「相変わらずで安心した」

男「なんだよ、相変わらずって、そんなにヒーローに憧れるのが悪いのかよww」

幼馴染「べっつにーwww」

男「ん、じゃあ気をつけて帰れよ!」

幼馴染「アンタもせいぜいこの休み中に遊びすぎないように頑張りなさいよ!」

男「おう!」

バタン




男「あのさ」

「はい」

男「てっとりばやく地球を守る方法ってなんかない?」

「さあ~?地味地にやるしかないでしょう」

男「そっか」

男「なんか俺の想像してたのと違うわ」

「何がですか?」

男「テレビのヒーローって毎回怪人倒してるけどそのたびにみんな笑顔だよな」

「そうなんですか?」

男「ああ、だけど実際怪人なんか倒しても何も解決しない」

男「俺は何考えてたんだろうなぁ……」

「ふむ………」

「侵略者の親玉を倒せば少しはマシになるかもですよ?」

男「え?」

「でも今の僕たちの体力じゃとても無理です、返り討ちのあいます」

男「……特撮物特有の特訓タイムといくか」

「それしかないでしょうね……」

男「なんかないの?特訓マシーンとか」

「そんなもの持ってくる余裕があるなら武器を持ってきますよ」

男「それもそうか」






男「ここならいいかな」

「よくこんな森ありましたね」

男「まぁ田舎ですから」

男 「さ!必殺技を教えたまえ!」

「電撃技とかどうでしょうか」

男「おお、炎技、氷技の次は電撃か」

男「服を全部脱いでっと……」

男「変身ッ!」

ヒーロー「よし、始めようか」

「全裸ですけどね」

ヒーロー「うるせー!」

ヒーロー「で、何をすればいいのよ?」

「まずですね」

ヒーロー「うん」

「基礎体力づくりからですかね」

ヒーロー「え、俺そういうの苦手なんだけど」

「ヒーロー舐めてるんですか?」

「言っても体力は全部ついてるんで、その体に慣れるのが先ですね」

ヒーロー「ほう」

「とりあえず、150mを2秒で走れるようになってください」

「後、ジャンプで3m飛べるように」

「パンチは一発で木をへしおれるぐらいに」

「パンチでへし折った木を6本ぐらい集めたものをキック2発で完璧粉々にできるように」

「まぁとりあえず今日はこれぐらいでいいですよ」

ヒーロー「…………」

ヒーロー「…………家に帰っていい?」

「駄目です」

2013年4月高校入学ってことは97年生まれか

こうして俺の過酷なトレーニングが始まった
学校がはじまるまで2、3週間、それまでに完璧にこの力を使いこなせるようにならないといけない

3日経過

「なかなかキレの良いパンチだせるようになったじゃないですか」

ヒーロー「コツさえ分かれば簡単だな、こういうのって」


5日経過

「ふむ、なかなかのスピードですね」

「次はジャンプです」

ヒーロー「でもジャンプできるようになったからってなんか利点あんの?」

「……………」


6日経過

ヒーロー「ウラアアアアアアアアアアアア」ドシャアアアアアアアアア

「おおお!マジで粉々にできるようになりましたね!!」

ヒーロー「今だったらビルだって砕けそうな気がする」

「調子に乗らないでください」

「まぁ予定の倍以上時間がかかりましたけど使いこなせるようになりましたね」

ヒーロー「ああ、早く雷の技を教えてくれよ」

「…………」

「無くても倒せると思うんですけど………」

ヒーロー「…………」

ヒーロー「まぁ念の為に……」

「………あ、はい……」

「怪物だァ!怪物が出たァ!」

       「キャアアアア!たすけてええええええ」

                   「うわあああああああん、お母さん!」

「どうやら本格的に地球侵略に出たみたいですね」

ヒーロー「みたいだな、敵がどこにいるか分かるか?」

「こっから200m先です」

怪人a「ふふふ、後50人片づければ今日は終わりにするか?」

怪人b「そうだな~~、まずは恐怖心を植え付けるのが先だな」


ヒーロー「そこまでだッ!」

怪人a「ッ!!!丁度良い!お前も片づけてやる!」

ヒーロー「うるせー!本気を出した俺に勝てると思うなよ!」

怪人b「いくら腕っ節に自信があると2対1で勝てると思ってるのか?」

ヒーロー(怪人aを狼怪人だとするとbは蜘蛛怪人か)

ーーー確かにアイツの言うとおりです2体1はキツいかもしれません

ヒーロー「ストロングキィィィック」ヒュウウン

狼怪人「相当特訓をつんだようだが俺のスピードには到底及ばないようだな……」

ヒーロー「チックソが!!」

ーーー電撃技です、地面を叩いてください!そうすればある程度の範囲ならダメージを与えられるはずです

蜘蛛怪人「俺は先にノルマをクリアしておく!ここは頼んだぞォォ」

ヒーロー「あっくそ!まちやがれ!」

狼怪人「俺を倒してからいいやがれ!!!」シュン

シュッ シュッ シュ シュシュッ

一瞬で男の体が切り刻まれ血が飛び散る

ヒーロー(くそっ……コイツ強い……)

集中してください!そうしなければ相手のペースにハマります!

ヒーロー「分かってる!」

ヒーロー「ハアアアアアアアアッ!」

ヒーロー「ライトニングフィールド!」ドォォォォン

男が地面を叩くとその場一帯が光り輝く、その電気が狼を捕らえ動きを鈍らせる

ヒーロー「そこだッ!炎技第二弾!バーニングストライク!」
                       直球の灼熱

高熱を帯びた拳がピストル並の速度に乗せられ狼人間に迫りッッッ

「グオオオオオオオオ!」

ーーー捕らえる!!

ヒーロー「うおらあああああああああああ」

そのまま狼怪人は燃えさかり、倒れていく



「手を挙げろ!警察だ!!!」

警察に見つかった、どうやら俺も仲間の怪人だと思われているみたいだ
さっと両手をあげ様子を伺う

「蜘蛛の方は生きてるのか?」ボソボソ

みたいです、急いでください、被害者が増えます

「了解」

後23人か……

シュッと糸を出し蜘蛛怪人は移動する

強敵が現れた為、急いで獲物を始末しなければならない
弱い女、子供では意味がない
市民の頼りである警察を集中的に狙う

シュシュシュっと警官を糸で縛り付けヌンチャクの様にして別の警官を攻撃する

いつも手なれた行動だった、だが予想と反した事が一つだけあった



地球人に味方する奴がもう一体居たのだ

「………警察官を解放しろ」

せまる様に言葉を放つ

>>59
設定的には高校2年生です

書き手が中二臭いとかならすいません
でも一応自己満足でも最後まで書きたいんです、ほんとすいません

「てめー誰だぁ?戦闘に不慣れなら喧嘩売らない方が賢いと思うぞ…フフフ」

?「いっとくが俺はお前の知ってるヒーロー気取りの奴とは違って」

「殺しにかかるスタイルだぞ」

馬鹿みたいに地面を踏みしめこちらに近づいてくる
確かに迷いは無いみたいだが遅い、流石素人だ 

ヒーロー「ま……待て!!やめろ!!!ソイツは人質を取ってる!」

丁度良い足止めだ
もう一人の動きが止まった瞬間俺は蜘蛛の糸を銃弾の形状にしたものをとばす
蜘蛛の糸は案外頑丈なのだ、普通の蜘蛛の糸でも数センチあれば不時着する飛行機をうけとめる事ができる

それほどの素材を打ち込んだ
さらに粘着性が強くただではとれない、逃げるなら今しかないッ!

「あばよっ!!裏切り者共!また会う時はもう少し強くなってる事を期待してるぜ ケケ」

「クソッお前のせいで逃がしただろッ!」

ヒーロー「市民がどうなってもいいのかよッ!!」

「うるさいッ!!俺には手があった……それにその警官は死ぬ「覚悟」でここにきているんだよ」

ヒーロー「クッ………」

警官「仲間割れをしているようで悪いが、署まで来て貰おうか」

「引くぞ」

ヒーロー「分かってる!」

ヒーロー「で、お前は俺の味方という事でいいんだよな?」

「ああ…それでいい、俺の予想が正しければだが」

ヒーロー「あ……今変身を解くから待ってろ!」

ヒーロー「………」

ヒーロー 「覗くなよ!」

「のぞかねーよ!!!!」




男「お待たせ」

友「おう」

男「…………」

友「…………」

男「さっきここでガチムチみなかった?」

友「…………」

友「それ俺なんだけど……」

男「やっぱり……?」

友「うん………」

男「……・……なんか喋れよ」

友「お前こそ………」


男「とりあえず………入院してたんじゃないの?」

友「おもったより治癒が早くて退院した……」



男「お前って寄生されてたの……?」

友「ああ……この前の事件が終わってから初めて知った…・」

男「そうか………」

友「まぁとりあえずさ」

男「うん」

友「よろしく」

男「よろしく……」

「改めてなんですけど」

男「うおッ!急にしゃべんなよ!」

友「お……これお前に寄生してる奴?」

男「うん……」

「一応説明しときますね………私たちの事」

エイリアンb「なんや、お前宿主に説明してなかったん?」

「まぁはい……」

男「お前の宇宙人関西弁だな……」

友「うん……」

男「シュールだな……」

友「うん………」

「私達も今さっき人を襲ってた奴も実は同種なんですよ……」

「アイツらは侵略を目的とする僕らの種類でも主な考えの奴らなんですよ」

「そして僕らは平和主義の共存を望む集団です……いわば彼らからしたら反逆者みたいな考えを持ったグループです……」

「そして、あなたの言う恐竜怪人は実は僕ら反逆者が憑依した生命体を始末する為の戦闘兵だったんですよ……」

男「重力に慣れるって話は?」

「嘘です……実は僕の憑依はあくまで人間の性能を極限まで無理をさせるというもの」

「言ったらドーピングみたいなものです…いずれ肉体は崩壊します……とりあえず体の負担が酷かったら別の人間へ乗り換えるつもりでした……」

男「俺を騙してたの?……」

「はい……でも僕はあなたと出会えてよかったと思います……人間にしてはなかなか熱い考えの持ち主だと尊敬してます」

男「………」

「私がいるとあなたの身が危険に晒されます……そう伝えると…見捨てられそうで怖かったんです」

「………どうします?……まだ僕と融合してますか……?」

男「…………まぁ……仕方ないよな……助けられたのは俺の方だし」

男「ここでお前を悪者にするのは流儀じゃない、だってお前はお前なりに俺等を救おうとしてたみたいだし」

男「正義の味方は俺の味方だ、改めて……よろしくな!」

「…………」

「はい!!」

b「泣ける話しとるとこ悪いけど」

b「どうすんの?こっから」

男「親玉をぶっつぶす」

男「そうすればアイツ等の集団性も崩れて、たぶん警察が押さえれるぐらいにはなるはず」

友「俺もそれが良いと思う」

友「俺等の体の貯蓄も無限じゃないんだ、一気にかたをつけるべきだ」

「そうと決まれば!!」

「探しましょう!ボスを!!」

b「って言ってもワイらの仕事なんやけどね」

「まぁそうですね」

男「とりあえず見つけたら言ってくれ」

「はい」

友「あのさ男」

男「うん?」

友「俺、一昨日変身できる様になったばっかだから後で修行つけてくれよ」

男「俺なんかでいいの?」

友「特撮物の必殺技とか応用できようだしな」

男「ああ、なるほど」

「見つけました、大体の方向で言うと……」

「地図持ってます……?」

男「コンビニで買ってくるわ……」



「ここあたりからそれらしい反応がある、と僕らは結論を出しました」

男「なるほど、ここだったら知ってる、たしか普通のアパートだぞ」

「ふむ、とりあえず奴が動いたら作戦決行ですが……」

「そちらは戦闘経験は当然ないんですよね……?」

b「そうやな、コイツは今まで何もしらんと生きてたからな」

男「それに関しては俺がなんとかする」

「分かりました、ではキリが良い時に行きましょう」

男「悪いな、呼び出して」

幼馴染「いや、いいよ、にしても10日ぶり?一緒に外出するの」

男「それくらいだな、久しぶりに一緒に行きたくなってな」

幼馴染「そっか!まぁいいよ、今日はとことん楽しもうね!」

男「ああ、できれば一生残る様な体験が残せればいいと思う」

幼馴染「何?その言い方……まるで」

男「じゃじゃじゃーん!ディ○ニーランドのチケット!!」

幼馴染「ごまかさいで、何か男変だよ」

幼馴染「まるで」

男「言うな、言ったら本当にそうなりそうで怖いんだよ……」

幼馴染「………」

男「今日は……楽しかったか?」

幼馴染「まぁね……」

男「俺さ、言う決心ついたから言うけどさ」

幼馴染「うん」

男「付き合ってくれ、幼馴染、お前が好きだ」

男「この十年間で分かった、俺にはお前以上に俺の事を大事に思ってくれる人なんていないって」

男「だからさ、もし俺が明日も明後日も生きてたらキスしてほしい」

幼馴染「………」

男「本当にこれまでありがとう」

幼馴染「女の子を助けようとした話って本当だったの?」

男「ああ」

幼馴染「じゃあ誰かを守る為に死ぬって事?」

男「そうだな」

幼馴染「………分かった」

幼馴染「本当に……これが最後だよ」

幼馴染「……待つの」

男「ありがとう……」




「アイツか?俺を殺そうとしてる奴ってのは?」

蜘蛛怪人「そうです、奴です、今殺しますか?」

「フフフ、いや、いい、まともに闘うよりもっと楽な方法を思いついたからな……」

友「そのさ」

男「ん?」

友「聞いときたかったんだけど」

友「お前ってなんで技名叫びながら攻撃するの?」

男「なんでって……それが王道だからだな」

友「聞き方変える、なんでそこまでヒーローにこだわるんだよ」

男「ん~……」

男「俺の父ちゃんさ、結構世界中ほっつきあるいててさ、なかなか会えないんだよ」

友「うん」

男「その父ちゃんが一度だけ、一度だけ、俺にアドバイスをくれた事がある」

男「それが、どうやったか強くなれるか、って話でさ」

男「小学生の時俺っていじめられてただろ?」

友「まぁ…そうだな」

男「そん時に父ちゃんが言ったんだ、「強くなりたい、って思うんじゃなく強くなってどうするかを考えろ」って」

男「俺子供だったのに強くその言葉に励まされてさ、強くなって俺みたいに弱い奴を守りたいって言ったら」

男「父ちゃん、「そうか、お前はヒーローになりたいのか、応援するよ、とびっきり強くなれよ」って」

友「良い話だな……」

男「それでそこからヒーロー物のビデオを借りて見まくった、だからヒーローの仕草は俺の肉体に染みついてるんだよ」

男「まぁ怖さを紛らわす為に技名を叫ぶってのもあるんだけどな」

友「そうか……」

男「どうする?もうちょい特訓するか?」

友「いや、今日は俺一人で技を開発する、一つ閃いたからな」

「言っときますが」

男「うん?」

「今僕らが刃向かおうとしてるのは僕たちのボスです」

「強さは僕の比なんかじゃないです」

「それでも闘うんですか?」

男「闘うっていうより「守る」だな、話が通用しそうな奴なら会話で解決する」

「無理なら?」

男「闘う、その為の訓練だからな」

「なんか秘策でもあるんですか?」

男「無い、でも何かとびっきりの技が思いつきそうな気がする」

「そうですか、勝ちます、あなたなら」

男「よし、俺は準備okだ、お前はどうだ?」

友「お前よりも前に準備ならできてる」

男「そうか、じゃあ行くぞ」


男・宇宙人「変身ッ!」バリバリバリ

友・宇宙人b「変身!」バリバリバリ


ヒーロー2号「死ぬかもしれないからいっとくけど」

ヒーロー2号「俺、お前のねーちゃん好きなんだ」

1号「知ってた」

2号「そっか」

1号「とりあえず生きてたらどうにでもなるから安心しろ」

2号「おう!」

「まずいですね」

b「せやな、まずいな」

1号「何がまずいんだよ」

「普通アパートってのは何人か住んでるでしょ?」

1号「そうだな、実際ここから人がでてくるの見たこと有るし」

「ここから一つも人間の反応がしないんですよ」

b「少なくとも30はいると思って間違いないやろな」

2号「丁度良い、このまま手下も倒せば一気に警察の手間も省ける」

1号「そうだな、どうせ最後の変身と決めてたんだ」

1号「思いっきり暴れるぞ」

「ふふ、アイツらだ」     「アイツらか、クク」 「良く味わって食うぞ……」
    「さっさと逃げた方がいいのになぁ……フフフ」
                     
2号「見て思ったが、質の悪い怪人ばっかだな、戦闘員ってとこか」

1号「………帰って良い?」

2号「帰ったらお前の携帯で幼馴染にお前の巨乳フォルダおくりまくるぞ」

1号「冗談だよ、冗談、ハハ」

1号「どうする?2人でまとめて片づけるか?」

2号「いや、ここは俺に任せろ」

1号「頼んだ!!」


「一番大きな反応は○号室からです」

「さぁショータイムですよ!!」

一旦休憩します

すごい心配なんですけど、読んでくれてる人っているんですかね……?

ありがとうございます!とりあえず話の内容がマニアックすぎた事に反省をしています

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