カバお「ありえない!ありえない痛みだよー!」
アンパン「…」
カバお「歯がいt…ややっ?あんなところにアンパンが!」
アンパン「…」
カバお「ふむ…どれどれ」モグモグ
カバお「旨い!僕好みのふっくら仕上げだ!」
アンパン「…」
カバお「こし餡もとても甘いしししし痛たたたたた…うわわわーん!尋常じゃなく痛いよー!痛みが増した感があるよー!」ポイ
アンパン「…」ポテ
~一時間後~
カバお「誰も助けに来ないとは…」
カバお「痛い…」ヒリヒリ
カバお「…………帰ろ」スタスタ
アンパン「…」
タッタッタ…
アンパン「…」
タッタッタ…
チーズ「キャインキャイン」タッタッタ
バタコ「待ちなさいチーズ!…もう!」タッタッタ
チーズ「キャウー」
バタコ「お散歩だからってはしゃがないのよ!……あら?」
アンパン「…」
バタコ「まあ!誰かしら!食べかけのパンを捨てるなんて!」
アンパン「…」
チーズ「キャインキャイン…クーン」スンスン
バタコ「チーズ!落ちてるものを食べちゃダメよ!」
チーズ「キャウー」
バタコ「まったくもう…このパンも片付けないと…」ガサガサ
バタコ「ビニールとトングを持ってて正解ね」ガサガサ…ポイ
アンパン「…」パサ
~一時間後~
バタコ「ただいま、ジャムおじさん」ガチャ
ジャムおじさん「バタコや、おかえり……おや?今日はまた随分たくさん出したもんだね」ナデナデ
チーズ「キャイン!」
バタコ「違うわよ、落ちてたパンを拾ってきたのよ」ガサ
アンパン「…」
ジャムおじさん「おやおや?落ちてたパンだけでも勇者なのに、チーズのフォンデュとブレンドされたものを食べるつもりかい?」
バタコ「食べません!…肥料の土に混ぜておこうと思って」
ジャムおじさん「ああ、なるほど…バタコは気が利くね」
チーズ「キャインキャイン!」
アンパン「…」
こうしてアンパンは土に混ぜられていきます
アンパン「…」
アンパンは土のなかで蟻や蚯蚓…微生物により分解されていくのでしょう
アンパン「」
犬の糞もアンパンも等しく同じ末路です
それらはやがて土になり、星の一部となるのです
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