P「まずは良い樹を探さないとな。上手く見つかるといいんだが…」
P「外敵からは見えにくく、かつ大きくて寄りかかりやすい……。矛盾してるようだが、そういう樹を見つけるのが第一の…」
可奈「ありましたよプロデューサーさんっ。外敵からは見えにくくかつ大きくて寄りかかりやすい良い樹が!」
P「なにっ。今見に行くから待ってろ!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409159108
P「ほぅ…。この辺りの葉が生い茂ってるお陰で、この大きさでも見つかりにくくなってるんだな」
育「どうかなプロデューサーさん。これで大丈夫?」
P「…うん。ロケーションも含めて中々手頃な樹だ。これなら…」
可奈「やったぁっ! 良かったね、育ちゃん!」ダキッ
育「きゃっ!?」
P「こらこら、これくらいではしゃぐんじゃない。これからが問題なんだからな」
可奈「そうでした! プロデューサーさん、はいっ!」サッ
P「ありがと、可奈。早速、コイツをこの樹に仕掛けてみるか」
育「…プロデューサーさん。なぁに、それ?」
P「言ってなかったっけ? これは俺の…」
可奈「『服の切れ端』、でしたよね!? 育ちゃん。私たち、これからこれを使って可憐さんをおびき寄せるんだよ!」
P「そういうこと。まずは樹皮に固定して……」グリグリ
育(……画びょうで大丈夫なんだ…)
支援だよ
>>1
矢吹可奈(14) Vo
http://i.imgur.com/Y1OWwVh.jpg
http://i.imgur.com/tOHYqBG.jpg
>>2
中谷育(10) Vi
http://i.imgur.com/60j8D45.jpg
http://i.imgur.com/jtoWWc5.jpg
P「そしたら、亜利沙特製の謎液体を霧吹きで一発」シュッ
P「よし。これで終わり」
育「……ほんとにこれだけで終わりなんだね。ここに来る前に聞いてはいたけど…」
P「うん。可憐は嗅覚が良いし、好きな匂いを手頃な場所で拡散させるだけで十分なんだ」
可奈「でもでもー。匂いをパーって広げちゃったら、すぐに匂いの元から匂いが無くなっちゃうんじゃないですかー?」
P「ああ。だから、15分くらいしたらまた同じことをしなきゃならない」
P「広がった匂いに釣られてこの近くまでは来るかもだけど、こっちに気付かれないようにするには強い匂いを保つのが望ましいからな」
可奈「へー…」
育「…あ。プロデューサーさん、亜美ちゃんたちから電話きてるよ」
P「ほんと? 貸してくれる?」
育「はい」サッ
P「えーと…」
P『あー…もしもし? 亜美…いや真美か。そっちの方はどうだ?』
『もーぅ! こっちから連絡したのに、折り返しが遅いよ兄ちゃ~ん!』
『ごめんな。やっと良い樹が見つかったから、ついついうっかりしてた』
真美『ごめんで済んだらポリスはいらないんだYO→! 兄ちゃんから言いだしたことなのに、こんなことしたらマジで怒っちゃうかんね!』
真美『……うん? そうそう、そうやって素直に謝ってくれれば、真美たちとしても悪いようには…』
真美『…あ、うん。だいじょぶだいじょぶ、ちゃんと仕掛けたよー。……うん』
真美『…ん。そんじゃまたね、兄ちゃん!』ピッ
真美「兄ちゃんたち、樹を見つけて罠もセットしたってさ」
亜美「それよりさ、真美。本当にこんなんで亜美たちのターゲットは捕まるわけ~?」
真美「兄ちゃんが『可能性はある』って言ってたし…。そうだよね、ミキミキ?」
美希「ん~とね。確かに、可憐は春香のこと好きみたいだし、ミキ的には、多分平気だと思うな」
亜美「ホントにはるるんの匂いに釣られて来るのかなぁ~…。仕掛け終わったら待つだけなんてつまんないよ…」
真美「何かいい暇つぶしないかな~…」
美希「……」
P「あいつら本当に大丈夫なんだろうな。俺が付いてった方が良かったかも…」
可奈「そんな~。私たちだけで可憐さん捕まえるなんて無理ですよぅ~」
P(うーむ。今思うと、行動を急がず事務所に留まって味方を増やした方が良かった気がしてきたなぁ)
P「……」チラッ
可奈「な、なんですかプロデューサーさん? 今日はプチシューなんて隠し持ってませんよ?」
P「……」チラッ
育「!! 私なら大丈夫だよ、プロデューサーさん! おおぶねに乗ったつもりで任せてね!」
P(……うん。人選ミスったなコレは)
>>7
双海真美(13) Vi
http://i.imgur.com/DAjftfw.jpg
http://i.imgur.com/L98USM5.jpg
>>8
双海亜美(13) Vi
http://i.imgur.com/jXZd5ZB.jpg
http://i.imgur.com/rlHvhlN.jpg
星井美希(15) Vi
http://i.imgur.com/CTLKRsk.jpg
http://i.imgur.com/BuhqGwJ.jpg
P「……よし。俺は今から三人の方を見てくるから、二人はこのまま隠れて待機しててくれ」
可奈「えっ! 可憐さんが来たらどうすればいいんですか?」
P「動きを見張って、逃げそうなそぶりを見せたら迷わず飛びかかれ。小さい女の子でも、二人同時にかかればなんとかなるかもしれん」
可奈「は…はいっ!」
P「育も頼んだぞ。疲れるとは思うが、油断しないで見張りを続けててくれ」
育「うん!」
P「それと…あと10分くらいしたら匂いが霧散するだろうから、仕掛けを直すついでにやって欲しい事があるんだ」サッ
可奈「…プロデューサーさん? なんですかこれ?」
P「可憐が寄ってこなくても困らない時に、この本のここから…………ここまでを朗読してくれ。しおり挟んでおくから」
可奈「いいですけど…どうして?」
P「いいから。なるべく遠くまで聞こえるよう、出来るだけ大声で頼む」
P「じゃあな二人ともっ。健闘を祈るっ」ダッ
可奈「行っちゃった…。…私たちだけでも頑張ろうね、育ちゃんっ」
育「うんっ」
育(…可奈さんと二人きりなんだから、私がしっかりしないと……!)
P(さて、真美達がいるのはどの辺だったかな。連絡が入ってないって事は、向こうも可憐は捕まえられてないはず……)ブーンッ、ブーンッ
P「うおっ、鳴ってる。着信は……麗花さんからか」ピッ
P『はい、もしもし。どうかしました?』
『うぅ~…。プロデューサーさぁん…』
P(…なんだか面倒くさくなりそうだぞ)
んん。時間がアレなんで一旦切ります。明日か明後日にはまた続き書きます
一旦乙
P『麗花さん、今いる場所はどこですか?』
P『…事務所? それなら、俺今からそっち行きますから安心してください』
P『いえいえ、大したことないですよ。それより、どんな問題が起きてるのか教えてください』
P『……えぇ…? と、とりあえず一回切るんで、そのまま待っててください。絶対ですからね!』ピッ
P「案の定だよもう! 森にいる皆がうまくやってくれてるといいけどな…」
可奈「さ い か わ は じ ぶ ん の う で ど け い を み る !
か れ は あ な ろ ぐ の と け い が す き だ !
し か も 、 も じ ば ん に あ ら び あ す う じ が …………!!」
育(うぅ…。可奈さんの大声が響いてるせいで、うまく仕掛けがつけられない……)
「ハナシナサイヨ、コノヘンタイ!」ハナシナサイヨ、コノヘンタイ!」ナシナサイヨ、コノヘンタイ!」ナサイヨ、コノヘンタイ!」サイヨ、コノヘンタイ!」イヨ、コノヘンタイ!」ヨ、コノヘンタイ!」、コノヘンタイ!」コノヘンタイ!」ノヘンタイ!」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
真美「やったやった→! たったこれだけでいおりんがこんなに取れるなんて思ってなかったYO!」
亜美「シュチニクマンってやつですなぁ~。亜美たち、プロのいおりんハンターになれるね!」
美希「入れ食い状態でやめられないの! 亜美、真美、もっとオレンジジュースを撒くの!」
亜美「でもでもー、あっちの仕掛けはどうする? ほっとくの?」
美希「んー……気が向いたらまた直せばいいの! ミキ、今はでこちゃんを捕まえたいって思うな?」
亜美「…だね! 罠仕掛けたら待ってるだけなんて、つまんなすぎるYO!」
真美「うんうん! 楽しんでいこ→!」
P「麗花さん! 大丈夫ですか!?」バタンッ
茜「全然だいじょーぶじゃないよプロちゃーん! 麗花ちゃんのあの様子を見てよ!」
P「(茜もいたのか…)まあ落ち着け、茜。そんなに慌てたらかえって逆効果だよ」
茜「でもぉ……」
P「とりあえず、ついて来てくれないか? 麗花さんのことで、茜に説明して欲しい事もあるしな」
茜「…うん! 分かったよ、プロちゃん!」
P「うぅん…。参ったなこれは……」
麗花「そんなこと言わないでくださいよぅ…」
P「あっ、すいません。ただ、さっき話に聞いたとはいえリアルで見るとなんともはや…」
茜「でしょっ? 茜ちゃんも、事務所来て麗花ちゃんを見た時はめっっっっっっっちゃビックリしちゃったもんね!」
麗花「そこまで言わないでよ二人とも…。私だって驚いたんだから…」
P(麗花さんでも驚くことってあったんだな)
P「参考までに、どうしてこうなったのかの心当たりってあります?」
麗花「えっと…。今度やるイベントで、沢山の腕を動かさなきゃいけないから……」
麗花「沢山の腕を動かす練習ができたらいいな、って思ってたら、今朝からこんなことになってたんです…」
P「それにしたって8本も生やすなんてやりすぎですよ。イベントで動かす腕だって6本だけなのに」
茜「仏像みたいだよね」
麗花「そんなこと言われても、朝起きたら生えてたんだからしょうがないじゃないですかぁ…」
P「『しょうがない』はこっちの台詞ですよ…」
茜「プロちゃんの言う通りだよ、麗花ちゃん」
麗花「うぅ…」
>>23
野々原茜(16) Da
http://i.imgur.com/WGjXFhH.jpg
http://i.imgur.com/XDhwgRh.jpg
>>24
北上麗花(20) Da
http://i.imgur.com/D6w7juF.jpg
http://i.imgur.com/6RZPe37.jpg
P「とりあえず、来る途中に包丁買ってきたんだけど…。…これで切れるかなぁ?」
茜「ん~…。その大きさだと無理だと思うよ? もっとデカくて強そうなのじゃないと!」
P「…だよなぁ。茜、悪いけど、倉庫の方に探し物してきてくれないか?」
P「もっとデカい刃物とか、ペンチとか万力とか……とにかく、腕取るのに使えそうなやつがあったら持ってきてほしいんだ」
茜「分かった、プロちゃん!」タッ
P「麗花さん、これから痛いかもしれないけど我慢してくださいね。こんな姿で医者行ったら、それだけでニュースになっちゃうんで」
麗花「大丈夫です! 二人が私のために頑張ってくれるんですから、ちょっとくらい平気です!」
茜「あったよプロちゃん! 麗花ちゃんの腕なら真っ二つにできるくらい大きい包丁が!」
P「でかした!」
茜「大きさもだけど、変な形の包丁だよね~。…何に使うんだろう?」
P「多分、豚か何かを捌くのに使うんだろうな。手入れもされてるし、これならいけそうだ」
麗花「本当ですか!? プロデューサーさん、それなら早くやっちゃってください!」
P「はいっ! ……っと、その前に…」
茜「?」
麗花「??」
P「…よし。これで、血が飛んでもある程度はなんとかなるかな」
茜「雑巾やモップも用意できたよ!」
P「そんじゃいきますよ、麗花さん。背中に生えてる2本からいくんで、恥ずかしいと思いますけど上着脱いでください」
麗花「は、はい…っ」ヌギヌギ
茜「きゃーっ! プロちゃんのへんたーい!」
P「ばかっ! 今それどころじゃないから黙ってなさい!」
茜「…ちぇっ。プロちゃんのイケズ…」
P(んー…。他人の腕切るなんて初めてだから勝手が分からないな…)
P(とりあえず枝打ちみたいな感じで思いっきり……いや、少しずつ切っていった方がいいか…?)
茜「ちょっとちょっとプロちゃーん! 悩むフリして麗花ちゃんのおっぱいを横から眺めるなんて、ヘンタイ過ぎやしないか~い?」
P「…麗花さん。今刃当ててますけど、痛くないですか?」
麗花「は、はい。あんまり…」
茜「無視しないでよ~! プロちゅわぁ~ん!」
P「(とりあえず枝打ち方面で行くか…)…ていっ!」ドスッ
麗花「!!」ビクッ
P「ていっ! ていっ!」ドカッ、ドカッ
麗花「~~!!」
茜「麗花ちゃん、痛くない!?」
麗花「うん…大丈夫っ!」
P「動かないでください麗花さん! 狙いがずれるので!」
麗花「は、はいっ! 頑張ります!」
P「ていっ! ていっ!」ドカッ、ドシュッ
麗花「あっ、あっ、」
P「ふぬぅぅ……ぬんっ!」ドチャッ
麗花「あっ…!」
P「っしゃー! 1本目終了!」
茜「やったね、プロちゃん!」
麗花「うぅ……」
P「大丈夫ですか、麗花さん!? やっぱり痛いんじゃ…」
麗花「いえ、腕が取れてバランスが崩れただけです! 私は平気だから、どんどん切っちゃってください!」
P「そうですか…。 ……そう言われると、腕が鳴りますね…!」
茜「プロちゃーん。取れた腕と、麗花ちゃんの返り血はどうするの?」
P「えぇっと、切った腕は端によせといて。今は片付けは後にして、先に腕切る方を優先しよう」
茜「うんっ」
P(にしても参ったなぁ…。急なことだから仕方ないが、俺にも予定があるのに…)ドカッ
P(あいつら、ちゃんと可憐を捕まえられたかなぁ。捕まえてればいいってわけでもないしなぁ…)ドカッ
P(可憐はストレスに弱いから優しくしてやらなきゃ駄目なのに…。大人達の誰かに予定合わせて別の日に捕まえに行けば…)ドカッ
P(いやいや、今日が可憐の誕生日なんだから今日捕まえないと意味が無いだろ! 早く終わらせて戻らないと!)ドカッ
P(…にしても、切れ味が落ちてきたなぁ。もう3本も落としたんだし当然か…)
P「すまん茜、ちょっとこれ洗ってきてくれないか? 刃についてる脂落とせばいいから」
茜「りょーかい! 雑用は茜ちゃんに任せて、プロちゃんはその間ゆっくり休んでなよ!?」
P「ははは。茜は優しいなぁ」
P「ふぅ……あと半分か…」
麗花「…ごめんなさいプロデューサーさん。私のせいで…」
P「気にしないで、麗花さん。麗花さんは俺の担当アイドルなんですから、頼ってくれて当然ですし、そうしてくれた方が俺も嬉しいですよ」
麗花「……」
P「それに、しおらしい麗花さんなんて珍しいですからね。今の俺、なんだか得した気分です」
麗花「…もぅっ。そんな酷いこと言うと、嫌いになっちゃいますよ!」
P「あはははは…」
茜「プロちゃーん! デカ包丁、ちゃんと洗ってきたよ!」
P「ありがとう、茜。いい仕事するじゃないか」
茜「へへーん。プロちゃんと麗花ちゃんがいちゃつくのを阻止するのが茜ちゃんの役目だからねっ!」
P「それはともかく……片付けもあるし、早めに終わらせなきゃだな」
麗花「はいっ。プロデューサーさん、お願いします!」
P「…さて。それでは、続きといきますか!」ドスッ
茜「やっちゃえプロちゃーん!!」
P「じゃあ、片付けは頼んだけど…。本当に俺がいなくても大丈夫か?」
茜「まっかせてよ! プロちゃんが敷いてた新聞紙とかのお陰で、血の掃除とかも大分楽に進みそうだし!」
P「そうか。…麗花さんは仮眠室で安静させといていいぞ。目が覚めたら病院なりなんなりに行くよう伝えてあるから」
茜「うんっ。じゃあ、麗花ちゃんが目覚めるまで茜ちゃんはプロちゃんのPCでも漁っとくね!」
P「こらこら。……にしても、なんで茜は休みなのに事務所に来てたんだ? 俺に用がある麗花さんはともかく…」
茜「それは勿論…!」
P「……」
茜「…プロちゃんのデスクとか、プロちゃんのPCとかをあさ……」
P「……」ポカッ!
茜「きゃん!」
寝ます。作中のPはああ言ってますけどこのssは可憐の誕生日に遅刻し過ぎですね…
P「まったくもー。早くあいつらの所に戻ってやんないと…」
小鳥「…プロデューサーさん? そんなに血の付いた刃物持って走ってるなんて、どうしたんですか?」
P「あっ、小鳥さん! そっちこそ事務所を空けて何やってるんですか!」
小鳥「ピヨッ!? い、いやぁ、私の他にも事務所にいましたし、彼女たちの厚意から昼休み的な感じで行きつけの書店にでも、と…」
P「サボりじゃないですか! 幾ら人がいても、事務所のセキュリティを任せられる人は少ないんだからちゃんと事務所にいてくださいよ!」
小鳥「す、すみませんでしたぁ!」
P「お陰で俺のPCが…。……とにかく、気を付けてくださいね。アイドルの全員がおとなしく事務所の留守番出来るってわけじゃないんで」
小鳥「本当にすみません…」
P「お願いしますよ、本当。それと、事務所に戻るならついでにこの包丁も元の場所に戻してきてください」
小鳥「へっ? …って重っ!! なんですかこれ、包丁なんですかこれぇ!?」
P「置いてあった場所は茜に聞いてください。あと、辛そうなんで袋の方は俺が持ってあげますね」サッ
小鳥「あぁっ! 買ってきたばかりの新刊達が!」
P「小鳥さん、それでは! 可憐の誕生パーティーやる頃にまた会いましょう!」ダッ
小鳥「ちょっとプロデューサーさん、待っ……」
小鳥「…誰か捕まえて―! あの人泥棒ですっ。どろぼーっ!!」
P「さて、亜美真美達はこの辺りだったかな。可憐を捕まえても、合流するまで待機って段取りになってるが…」
P「……うぉぉぉぉっ!!?」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 !」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ダーヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」ヘンタイターレン!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」 ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
P「な、なんなんだこの大群は!?」
P「亜美っ! 真美っ! 美希! どうしたんだこの伊織達の群れは!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」! ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!
亜美「あ、亜美はちゃんと止めたよ? 真美やミキミキが、可憐ちんよりいおりん捕まえる方が楽しいから、って…」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!
美希「そういう言い方はズルいの! 亜美だって途中から乗り気だったし、ミキはさっきから『もうやめよう』って提案してたの!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!
真美「一番初めに『でこちゃんを捕まえて遊ぼう』なんて提案したのはミキミキっしょ~? 真美たち、ミキミキに付き合っただけだよ?」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!
美希「えぇ~っ? ミキ的には、亜美がタイクツだタイクツだって連呼してたのが一番の原因だと思うの!」
亜美「そんなのないよミキミキ~! 亜美は…」!」イ!」!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!」
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!
真美「真美は…」 ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!
ンタイ!」タイ!」イ!」!」 ヘンタイ!」
美希「ミキは…」ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!
P「…………っ!」 ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!
ヘンタイ!」ンタイ!」タイ!」イ!」!
P「いいから早くなんとかしろーーーー!!! こんな有り様じゃロクに話も出来ないだろーーーっ!!」
亜美「ひっ!」
真美「…っ!」
美希「……!」
P「怒られてビクつくくらいなら、始めっからこんなことやるんじゃない! そのくらい、分かってるだろ!?」
亜美「うぅ…」
真美「……」
美希「……」
亜美「亜美、残ったオレンジジュース向こうに捨ててくる!」
真美「ま、真美は周りのいおりんたちを追っ払っとくからね! 潰さないように気を付けないと…」
美希「…ミキは樹に仕掛けた罠を外してくるの。…こんなんじゃ、可憐を捕まえることなんてできないから……」
P「よしっ。…俺は真美を手伝って辺りを払っておくから、伊織達の群れを散らしたらすぐに可奈達の方へ向かうぞ。分かったな」
『うんっ(なのっ)!』
P「…というわけで可奈。首尾はどうだ?」
可奈「良くないですぅ~。可憐さんが来ないまま、匂いが残る15分間が過ぎちゃったり…」
百合子「どこかで足音がした、と思うと、その足音もすぐどこかへ逃げちゃったりの繰り返しで……。正直、疲れました…」
育「わ、わたしはまだまだ平気だよ? ちっちゃくても体力には自信あるもん!」
P「なるほど。こりゃ根気よく粘るしかないかなぁ」
美希「なの」
亜美「だねぇ」
真美「うん」
可奈「…ってプロデューサーさん! 亜美ちゃんたちを連れてどうしたんですか!?」
P「それなんだけどさ。可奈か育か、この樹の他に可憐が寄ってきそうな樹を見つけたりしなかったか?」
百合子「可憐さんの……寄ってきそうな、樹?」
育「えっと、大きくて太くって、しかも悪い敵から隠れられるような場所が近くにあるっていう樹だよね?」
P「そうそう、百合子は? ここに来る途中でそういう樹を見たりしなかったか?」
百合子「んと……見たかもしれませんけど、ひょっとしたら、プロデューサーさんたちがもう発見した樹かもしれませんよ?」
P「そうかぁ。どうするかなぁ…」
P「…まぁいいや。百合子、亜美真美美希の中から二人選んで、可奈と一緒に四人でそっちの方に行ってくれ」
百合子「了解です。なるべく早く目標を捕らえるためなら、手分けをするのが定石ですしね」
真美「ちょ、ちょっとちょっと! どうして真美たちの中で一人だけを残すのさ→!」
P「さっきみたいなことが起こると困るだろ? 案内役の百合子と、監視役の可奈との四人で可憐を捕まえてこいってことだよ」
可奈「わ、私が監視役ですか~!?」
美希「ミキはプロデューサーと一緒がいいの! 百合子、そのあたりちゃんと考えて、ね?」
亜美「亜美も! 亜美も兄ちゃんと一緒がいい~!」
育「プロデューサーさん! わたしは? わたしはなにをすればいいの!?」
ワーワー、キャイキャイ! ミキノイウコトヲキクノ! キキマセン! アミー! マミー!
P(……まーたうるさくなってきたよ…。でも、これで行くしかないんだよな…)
P「それじゃ、改めてトラップを仕掛けるか。3時のおやつまでには事務所に向かいたいしな」
育「あっ! 仕掛けるのはわたしがやるから、プロデューサーさんは休んでていいよ!」
P「おぉ。じゃあ頼むよ」
育「まかせて!」
P「…やっぱり働き者の子はいいなぁ。俺が持ってきた漫画を読むだけの中学生とは大違いだよ」
P「そう思わないか、真美?」
真美「ぐぬぬ…」
真美「でも兄ちゃーん。虫とりみたいなもんなのに、可憐ちん捕まえるだけでどうしてこんなに人数が要るの~?」
P「可憐は捕まると激しく抵抗するし、俺達が今日狙うのは大人サイズの可憐だからな。捕まえてから事務所に連れていくことを考えると、なるべく人手は欲しいだろ」
真美「なるほろなるほろ~。そいじゃあ、最初はいなかったゆりぴょんが、さっきあそこにいたのはどーして?」
P「可奈に某ミステリー小説の一節を音読させただけのことさ。創作物、それも、好みのジャンルの匂いがしたら反応するのがあいつの性だ」
真美「つまり『飛んでビニール夏のくじ』ってわけですなぁ。策士ってやつだねぇ、兄ちゃん!」
P「まあ、ミーハーを釣るのが本業みたいな面もあるしね。まして気心の知れた相手なら…」
真美「策士ってよりサギ師みたいだね、兄ちゃん…」
育「プロデューサーさん、仕掛けできたよー」
P「サンキュー育。風下だから、こっちの方に隠れ……っ!?」ピクッ
P「…………」
育「? どうしたの、プロデューサ…」
P「シッ。育、ちょっと静かにしてくれ」
育「……」コクッ
P「真美もだぞ。なるべく息も殺して、周りの音が聞こえるようにな」
真美「う、うん…」
P(……気のせいか? いや…)
P(風向きはまだ変わっていない…。だから、俺達三人の場所が匂いでばれるって事はないと思うが…)
P「…………」
P「………………」
P「……………………」
真美(…兄ちゃ~ん。まだ喋っちゃだめなの~?)
育(しっ。まだじっとしてなきゃダメだよ、真美さん!)
P「……………………」
P「………………………………」
P「…………………………………っ!!」
P(いるぞ二人とも! 多分、すぐその辺まで来てる筈だ!)
育(も、もう来たの!? さっき仕掛けしたばかりなのに…)
真美(来ちゃったもんはしょうがないっしょ~。ここは、いっちょ真美のスーパー捕獲…)
P(しーっ。二人とも、声が大きいぞ)
育(……)
真美(……)
寝ます。多分、次の更新で完結までいくと思います
一旦乙です
可憐さんいつのまにカブトムシ化したんだ………
ガサ..ガサ...
可憐「…………」キョロキョロ
P(き、来た! しかも、おあつらえ向きの女子高校生サイズ! これは行くしかないぜ!)
P(…いや。ま、まだだぞ、二人とも、落ち着け…。俺が合図するまでは、静かにしてなきゃダメだからな…!)
P(いいな? 絶対、絶対不用意に動いて気付かれたりしないよう常時気を配ってかつ静かに見張るんだぞ!)
真美(兄ちゃんの方が落ち着いてなくな~い?)
育(真美さん、しーっ)
真美(……ぶー)
可憐「……」
可憐「…この樹からプロデューサーさんの匂いがするけど……あれ?」
可憐「なに、この布…? …プロデューサーさんの匂いがするけど、もしかして……」
可憐「…」チラッ
可憐「…」キョロキョロ
P(周囲を窺っているのか…。俺達に気付いてるわけでもなかろうに、噂通りの警戒心だな…)
可憐「…誰もいない。なら、少しだけ良い、よね……」
可憐「…………」
可憐「……!!」スンスンスン!!
P(おぉ! 夢中で俺の服の匂いを嗅いでいる! こりゃいくらなんでも無防備すぎるぜ!)
真美(兄ちゃん! まだなの?)
P(いや、まだだ! ……だがしかし、うーむ…!)
育(早く決めた方がいいんじゃ…)
P(よ、よし。それじゃ、1、2、3の合図で一気に追いかけるぞ)
真美(オッケィ!)
育(わかった!)
可憐「あぁ、この匂い…。落ち着くなぁ…!」スンスンスン
可憐「はぁ…。…あっちの方で春香さんの匂いもしたし、ここだけじゃなくて他の樹も」
P「かかれぇぇーーーーぃっ!!!」
『わーっ!!!!』
可憐「!!」
可憐「きゃ~っ! だ、誰か、助けてくださ~い!」
P「追えー! 追えー! 捕まえたら絶対に離すなよ! 追え―ぃ!!」
真美「待てーい!」
育「待て~!」
可憐「はぁ……はぁ…!」
P「待てぇ~い! 可憐、おとなしく捕まれー!」
真美「ゴヨーだゴヨーだ! 待てぃ~!」
育「ま、待て~! …はぁ、はぁ……」
P「くそぅ。可憐のやつ、中々の持久力と足の速さじゃないか。ウチでアイドルやってるだけあるぜ…!」
真美「に、兄ちゃん! ちょっと待って!」
P「えっ? 真美、こんな時にどうし……はっ!!」
育「ま、まっ……て…。はぁ、はぁ……」
P(くっ! この作戦に育を同行させるのはまだ早かったか…!)
P「真美、育についていてやってくれ! 可憐は俺がなんとかするから!」
真美「ら、ラジャー! そっちは任せたよ、兄ちゃん隊員!」
P「任された! そんじゃ、またひとっ走り行ってくるからな!」
真美「兄ちゃーん! 真美たち、すぐ追いつくから無理しないでね~!」
P「あいよ~!」
可憐「うぅ…。こんなに走ってるのに、まだ後ろの方で何か聞こえるよぅ…」
P「かれーん! いい加減、観念してこっちにこーい!」
可憐「い、いやです! 私は、誰にも見つからないで穏やかに暮らしたいだけなのに…!」
P「大丈夫だ! 俺の仲間は皆優しいし、穏やかな生活なら森じゃなくてもできるぞ! さぁ!」
可憐「で、でも……」
P「楽しいよ!! おいで!!」
可憐(……やっぱり、怪しいよぅ…!)
P「事務所の皆も可憐を待ってるぞ! さあ、俺と一緒に行こうじゃないか!」
可憐「う…。…で、でも……」
P「今なら春香の脱ぎたてジャージが付いてくる! どうだ可憐、ここを出てく気はないか!?」
可憐「うぅぅ…! …そ、そんなものに釣られませんからね! 私はここで静かに、穏やかに暮らすんです!」
P(ぬぅ、意外と頑固な奴だ。だがしかし…)
P「…悪いがもうここまでだ。可憐、お前は既に包囲されている!」
可憐「! そ、そんなウソに騙され…」
百合子「わあああああああああああああああああ!!!!!!」ガッ
亜美「たあああああああああああああ!!!!」グッ
美希「やああああああああああああ!!!!!」バッ
可憐「きゃああああああああああああ!!!?!!?!!??」
可憐「うぅ…。まさか、すぐ近くに新手が隠れてるだなんて…」
P「お前が風上側になるように追いかけていったからな。俺との会話に付き合っていなければまだ気付けたろうに…」
可憐「……プロデューサーさん。そこまでして、どうして…」
P「可憐は、765プロの重要な一員だ。特に、今日みたいな日に可憐がいなくてどうするんだ? ってことだよ」
可憐「今日みたいな…? ……はっ!」
P(今まで忘れてたのか…)
可奈「ぶろでゅぅざぁさぁ~ん!! 可憐さんを捕まえようとしたら、思いっきり転んぢゃっでいだいですぅ~!」
P「よしよし。よしよし。事務所に帰ったら、風花さんに絆創膏貼ってもらおうな」ナデナデ
美希「可奈、ズルいの! ミキだってガンバったんだし、プロデューサーはミキのことも撫でなきゃいけないって思うな?」
P「うんうん。美希も頑張ったんだし、よく労ってやらないとな」ナデナデ
美希「えへへ…」
真美「ミキミキ、幸せそうですな~」
亜美「ゴマンエツですなぁ~」
百合子「さ、行きましょう可憐さん。疲れてるでしょうし、よければ手を貸しますよ?」
可憐「だ、大丈夫…。私、自分で歩いて行けるよ…」
育「捕まった時にケガとかしてない? 今日の主役なんだから、ムリしちゃダメだよ!」
可憐「ありがとう…。私は平気だよ、育ちゃん…」
P「さぁ皆! 可憐も落ち着いたことだし、今から事務所に戻るぞー!」
『はーーい(なの)!!』
P「ただいまー。予定通り、可憐捕まえてきたよー」
美奈子「プロデューサーさん、お帰りなさ~い! 今、パーティーで食べるメニューの用意してますからね♪」
P「なんだ、もう美奈子戻ってきて……って、美奈子以外の皆も大体戻ってきてるか…」
春香「そりゃもう、都合の合うメンバーは殆どここに来てますからね! 大事な仲間の誕生パーティーなんですから!」
可憐「は、春香さん…。ありがとうございます…!」
春香「お礼なら私以外のみんなにも言ってあげてね? 今ここにいない子も含めてみーんな、可憐ちゃんの誕生日をお祝いしてるんだから!」
可憐「はっ…、はいっ!」
>>79
佐竹美奈子(18) Da
http://i.imgur.com/mqPw0Jy.jpg
http://i.imgur.com/mhV87dX.jpg
天海春香(17) Vo
http://i.imgur.com/PYC4FM3.jpg
http://i.imgur.com/IHX9zDJ.jpg
P「なんだかいい匂いがするなぁ。ケーキやお菓子以外に、何か作ってるのか?」
美奈子「そうなんです! どういうわけか、事務所に来たら新鮮なお肉がいっぱい置いてあって…」
春香「甘いものだけでも寂しいですし、ミートパイを焼いてるんです! 残したりしたら、私たちが怒っちゃいますからねっ?」
P「ははは。これは大変そうだなぁ」
茜「あっ! いつの間にか帰ってきてるよ! おーい、プロちゃんやーい!」
小鳥「あっ、プロデューサーさん! 私の漫画はどこに…」
\キャイキャイ ワチャワチャ ワイノワイノ/
P「さあ皆! そろそろ時間だ! パーティーを始めるぞ」
『はーい!』
P「まあ、堅苦しくやるのもなんだしここは一つ…」
小鳥(プロデューサーさん。ちょっといいですか?)
P(えぇ? なんですか、このタイミングで)
小鳥(実は、このパーティーに集まる予定のメンバーの中で、環ちゃんだけまだ帰ってなくて…)
P(えっ…。…分かりました。とりあえず、パーティー開始の音頭だけとったら連絡してみます)
小鳥(お願いしますね。あと、私の漫画返してください!)
P(やだ)
小鳥(くっ…! と、とにかくまた後で!)
プロデューサーサーン? ドウカシタンデスカー?
P「いや、ちょっとした用事の話だよ! 特に問題は無い!」
P「えー、仕切り直すけど、誕生パーティーってことで堅苦しくなるのもなんだし…」
P「皆、この乾杯が終わったら可憐を祝うなり、ケーキやパイを食べるなり、思い思いに楽しんでくれ! 折角のパーティーなんだからな!」
『はーい!!』
P「よし! さあ皆、可憐の誕生日を祝うぞ!」
P「…乾杯!」
『かんぱーい!!!』
オメデトー! ア、アリガトウゴザイマス... ジャンジャンタベテネ! ギ、ギブアップ..
P「…はぁ。環のやつ遅いなぁ。携帯かけても出ないし…」
P「今日は時間通りに帰るようにきつく言っといたのに…! やっぱり、帰りを一人だけにさせたのがまずかっ…」
オーイ、...ーン!!
P「!! この声は!」
P「環、遅いじゃないか! 今、事務所の階段も降りて探しに行こうかと思ってたんだぞ!」
環「ご、ごめんなさい…。こっちに来る途中ですっごくいいモノ見つけたから、つい…」
P「なんだそりゃ? そんなにいいモノなら、可憐に渡して来たらどうだ?」
環「そのつもりで持ってきたの! それでかれんが喜んでくれたら、たまきも嬉しいぞ!」
P「そうかそうか。で、そのいいモノってどこにあるんだ?」
環「ちょっと持ちづらかったから、下に置いてきたんだ! 今持ってくるから待ってて!」
P(何を見つけてきたんだろう? カエルとかじゃなければいいが…)
環「持ってきたぞ! どうだ、凄いだろー?」
P「おい環。おま、やけに大きい虫かご持ってるが中身はまさか…」
環「こんなにたくさんの群れを見るなんて初めてだったから! 遅刻するのは嫌だったけど、捕まえられるだけ捕まえてきたんだ!」
P「そうか。俺はごく最近見たばかりなんだけどな。その群れ」
環「?? …そうだ! かれんだけにあげてもつまんないし、おやぶんにも一匹あげるね!」
P「えっ。おい待て、かごの口を開けるな、おい環!」
環「んん……それっ!」
P「あぁ…!」
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