ゴジータ4「終わりだ一星龍、ビッグバンかめはめ波ァァァ!!」(245)

世界観崩壊、ツッコミ所ありまくり それでもいい方はどぞ

ゴジータ4「…………ん? どこだ? ここは」キョロキョロ

ゴジータ4「おっかしいな…俺は確か一星龍に全力のビッグバンかめはめ波を放って…」

ゴジータ4「んで…それから…それから……」

ゴジータ4「あー、駄目だ…全く思い出せねえ」

ゴジータ4「というかここはどこだ?…悟飯やトランクス達の気も全く感じられ…」

ゴジータ4「………なんだ? この小さいけど妙に邪悪な気は…四方八方あちこちに散らばってやがるな」

ゴジータ4「うーん… もしかするとビッグバンかめはめ波のあまりの衝撃で時空が歪んじまって」

ゴジータ4「どっか別の世界にでも飛ばされちまったのか? うーん…もしそうだとすると少し弱ったなぁ…」

ゴジータ4「もう一度ビッグバンかめはめ波で時空を歪めてもいいが…歪めたところで元の世界に戻れるとは限らねえんだよな…」

ゴジータ4「ここがどこかも分からねえし…うーん弱った弱った…」

???「動かないで」カチャ

背後で女の子の声と同時に重たい金属音の音が辺りに響いた

ゴジータ4「ん?何だ?」クルッ

???「動かないで、と言ったはずよ」カチャ

ゴジータ4「!!」

ゴジータは振り向くと同時に驚いた。
何に驚いたのかと言うと彼女の握っているのが拳銃であることに…である。
それだけではない
拳銃を握っているのはどこからどうみても少女だった

ゴジータ4「お嬢ちゃんさ~そんな危ないもんどっから持ってきたんだ? そんなの持ってちゃ危ないぜ?」

???「軽率な言葉は謹んで…あなた、いったい何者なの? 普通の一般人…じゃないわね…格好的に………どうやってここに入り込んだの?」

ゴジータ4「ケッ その言葉そっくりそのまま返してやるよ、そんな物騒な物持ってるテメエも一般人じゃあねえな、何者だ」

???「…………」

ゴジータ4「だんまりか、色々聞きたいのはこっちの方だ、ここはいったいどこなんだ?」

???「ここは……魔女の結界よ」

ゴジータ4「…魔女ォ? 魔女って何だ?」

???「…説明している余裕はないわ、だから単刀直入に聞く…あなたは敵なの?味方なの?」

ゴジータ4「え? そんな事言われてもよー、困っちまうな」

???「じゃあいいわ、敵意が無いのかあるのか…それだけ聞かせて」

ゴジータ4「敵意はないぜ? いまんところはよ」

???「…分かった……死にたくなかったら黙ってついてきて、いいわね」タッタッタ

ゴジータ4(…仕方ない、ここは黙ってついていくか…まだフュージョンが解けるまでには余裕があるはずだしな)

ゴジータ4「分かったよ」タッタッタ

ゴジータ4(飛ぶのも色々とめんどくさくなりそうだし…走ってついていくか…気もできる限り抑えないとな…)

???「…」タッタッタ 

ゴジータ4「なあなあ、お前…名前は何ていうんだ?」タッタッタ

???(…名前を名乗るくらい別に問題はないか)

???「…ほむら」タッタッタ

ゴジータ4「ほむらか!俺はゴジータだ、よろしくな」タッタッタ

ほむら「…ゴジータ? それがあなたの名前なの?」タッタッタ

ゴジータ4「ああ、今はな」タッタッタ

ほむら「今は…?」タッタッタ

ほむら(ゴジータが名前…? そして今は? こいつ…俗にいうキャラ作り…って奴なのかしら)

ほむら(別の時間軸のマミから聞いたことがある…) 

ほむら(キャラ作りとは…自分が描く理想のキャラを決められた時間の間公衆の面目など気にせず…全力でなりきる事だって)

ほむら(これは…その…キャラ作り? と言う奴なのかしら…?)

ゴジータ4「んじゃ…ほれっ」スッ

ほむら「……?」

ゴジータ4「何だ、こっちの世界は握手も知らねえのか?」タッタッタ

ほむら(こっちの世界…? この状況で完全になりきっているのね…別の意味で尊敬するわ…)

ほむら「いえ、知っているわ……よ、よろしく」ギュッ

ゴジータ4「ああ」ギュッ

ほむら「!?い、痛い痛い!離して!!」バタバタ

ゴジータ4「あ…わ、わりぃな」パッ

ほむら「つぅ……あなた…とんだ馬鹿力なのね」手ブラブラ

ゴジータ4「ハハハハハ!いやーすまんすまん!」

ゴジータ4(すっっっっっっげえ手加減したつもりだったんだが…フュージョンして強くなりすぎちまったかな…加減が難しい)

ほむら「ハア…急ぎましょう、余計な時間を食ったわ」タッタッタ

ゴジータ4「オウ…ていうかさ、さっきから何でそんなに急いでいるんだ?」タッタッタ

ほむら「…あなたには関係のない事よ、あなたは黙って私についてくればいい」タッタッタ

ゴジータ4「…そうかい」タッタッタ

ゴジータ4(チッ いけすかねえ女だぜ)

ほむら(それにしても結構な速さで走っているのに…この男、汗1つ…いや、呼吸1つ乱れていない)

ほむら(やっぱり、ただの一般人ではないわね…何者かしら、こいつ)

ほむら(いろいろな意味で気になるわ…)


それから1分くらい走って…

ほむら「…いた!!」ダッ

ゴジータ4「何だ?あの黄色い頭の奴とピンク色の頭の奴は」タッタッタ

ほむら「待ちなさい!巴マミ!」ザザッ

???「暁美さん? 言ったはずよね、二度と会いたくな…」クルッ

???「え」

???(…だ、誰?)

ゴジータ4(ふーん、あの黄色い奴…巴マミって言うのか…)

ゴジータ4(というかこいつらはどういう集まりなんだ…?)

???「…誰だろ…あの人」

ほむら「巴マミ、関係ない一般人を…鹿目まどかを巻き込まないで」

ほむら「今回の獲物は私が狩るわ」

ゴジータ4(…で、流れ的にあのピンク色の奴が鹿目まどかって言うらしいな)

マミ「そ、そうもいかないわ…美樹さんとキュゥべえを迎えに行かないと…」

ゴジータ4(……何だ何だ、また新しい奴か?)

マミ「と、ところで暁美さん…そちらの方は…?」

ほむら「……結界に迷いこんだ一般人よ」

マミ「…そ、そう」

マミ(…一般人?)

まどか(ず、ずいぶんとハデな格好だなあ…)

ゴジータ4(何だよ、あの2人…チラチラ見やがって…何か俺の顔についてんのか?)

ゴジータ4参考
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5279538.png

ほむら「だからあなたは手を引いて」

マミ「信用すると思って?」シュルル

ゴジータ4「ん?」

一瞬マミの指輪が光ったと思うと地面からニョキニョキと黄色いリボンが生えてきて

なんとほむらを一瞬でグルグルに縛ってしまった!

まどか「…!」

ほむら「ば、馬鹿…こんなことやってる場合じゃ…!」

ほむら(くっ…!全くほどけない…!)

マミ「もちろん怪我させるつもりはないけど、あんまり暴れたら保障しかねるわ」

マミ「あなたは信用ならない…そこで大人しくしておくことね」

ゴジータ4「オイオイ、今のすっげえゆっくりなリボンがよけられないだなんて…だらしねえぜ、ほむら」ボソッ

↑ミス

ほむら「美樹さんとキュゥべえの安全は保障するわ」

ほむら「だからあなたは手を引いて」

マミ「信用すると思って?」シュルル

ゴジータ4「ん?」

一瞬マミの指輪が光ったと思うと地面からニョキニョキと黄色いリボンが生えてきて

なんとほむらを一瞬でグルグルに縛ってしまった!

まどか「…!」

ほむら「ば、馬鹿…こんなことやってる場合じゃ…!」

ほむら(くっ…!全くほどけない…!)

マミ「もちろん怪我させるつもりはないけど、あんまり暴れたら保障しかねるわ」

マミ「あなたは信用ならない…そこで大人しくしておくことね」

ゴジータ4「オイオイ、今のすっげえゆっくりなリボンがよけられないだなんて…だらしねえぜ、ほむら」ボソッ

マミ「鹿目さん、後置いていくのもアレだから…そこの一般人さん、行きましょう」

まどか「で、でも…」

ゴジータ4「おいおい、ほむらは置いていくのか?」

マミ「大人しくしていれば帰りにちゃんと解放してあげます、さあ…行きましょう」

ゴジータ4「いーや、俺はほむらを置いていくのは反対だね」スタスタ

まどか「!」

マミ「反対って…あなたねえ…!」

ほむら「ゴ…ゴジータ」

ゴジータ4「ほむらもこんなもんさっさと破きゃいいのに…ほいっ」ビリビリッ

まどマミ「!?」

ほむら「…!」スタッ

マミ「そんな…! 私のリボンを…あんな簡単に…!?」

まどか「す…すごい…」

ほむら「ゴジータ…あなたって…」

ゴジータ4「ん?」

マミ「あなた…普通の人間じゃないわね? いったい何者…」

???『マミ! グリーフシードが動き始めた! 孵化が始まる…急いで!』

マミ「っ…分かったわ、暁美さん…一時休戦にしましょう、事態は一刻を争うわ…」

ほむら「まさか…」

マミ「そう、孵化が…始まろうとしているらしいの」

ほむら「!」

まどか「え…!?」

ゴジータ4(孵化? ドラゴンとか恐竜でも生まれんのか?)

マミ「さっきの事は謝るわ…だから…ここは一旦共同戦線を張らない?」

ほむら「……」

まどか(ほむらちゃん…)

マミ「お願い…暁美さん…」

ほむら「…………」フゥ

ほむら「…ええ、分かったわ…よろしく、巴マミ」スッ

マミ「!…よろしく!暁美さん!」グッ

まどか(…良かった…少しは仲良くなれたのかな…?)

ゴジータ4(しかし…あの貧弱なリボンを破くことが…そんなにすごい事だったのか…?)

ゴジータ4(あんなの誰でも破けると思うんだけどなぁ…うーん、分からん)

その後 奇妙な関係の4人は急いで結界の最深部へと進んでいった が

途中まどかがあまりの速さにバテた

マミがまどかをおぶろうとしたがゴジータが俺がおぶってやると言うので ゴジータがおんぶする形になった

ほら、急ぐんだろ? 早く行こうぜ と急かすゴジータに少々魔法少女組はイラッとし

少し思い知らせてやろうと全力で走る2人であったが 平然とまどかをおぶってついてくるゴジータを見て

なぜこの人は魔法少女のスピードに平然とついてこれるのだろう…と終始疑問だった

まどかは というとゴジータの背中であまりの速さに気絶していた

そして4人は結界の最深部へ辿り着く…!!

すいません 寝ます さすがに眠いです
明日残ってたら書きます

こんちゃっす  では再開します


ゴジータ4「お、開けた所に出たな」

ほむら「どうやらここが最深部のようね」

マミ「あ、いた!! 美樹さん、キュゥべえ!おまたせ!」

???「マミさん!!はぁ…間に合ったぁ…って」

???「だ、誰!? しかも転校生まで…」

マミ「えーっと…こちらは結界で迷った一般人で…暁美さんとは一時休戦して今は共同戦線を張っているのよ」

???「へえ…」ジロリ

ほむら「…ジロジロ見ないでくれる? 美樹さやか」

???「…悪いけど、あたしはあんたを信じないよ、いや…信用できない」

ほむら「…そう」

ゴジータ4(こいつがさっきほむらやマミが言ってたさやか、か…ほむらを疑り深そうに見てんなあ)

さやか「あれ?そういえばまどかは…?」

ゴジータ4「まどかならほれっ、あまりのスピードに気絶しちまったぜ」ドサッ

まどか「キュゥ…」

さやか「あ、そ…そうなん…ですか?」

さやか(…この人…すごい格好だな…なんか尻尾もあるし…コスプレ…?)

???「マミ!お喋りは後だ!!魔女が孵化する!」

マミ「! 分かったわ、キュゥべえ!」

ゴジータ4(…何だこいつ、俺の世界じゃ見たことがない生き物だな…キュゥべえっつうのか)

ゴトゴトゴトゴト

バーン

シャルロッテ「……」フワフワ

ほむら「孵化したようね…魔女が…」

ゴジータ4「あれが…魔女…? というか孵化するって魔女の事だったのか」

ゴジータ4(何か変な奴だなぁ…でもあいつ…何かを隠してやがる…そんな気がする)

マミ「せっかくのとこ悪いけど…一気に決めさせてもらうわよ!」パァ

ゴジータ4(!?)

ゴジータ4(…こいつ、衣装が変わったと思ったら…ほんの少し気が上がりやがった)

ゴジータ4(超サイヤ人みてえなもんか…まああっちはもっと格段に気が上がるがな)

マミ「暁美さんは鹿目さん達を護衛して!!行くわよ…!」バッ

ほむら「ちょっ! 巴マミ! 待ちなさい!」

そういって多数のマスケット銃を召喚し、シャルロッテに集中砲火を浴びせるマミ

ゴジータ4(ほー…あれがあいつの技か…銃を出せるなんて…変わった奴だ)

シャルロッテ「…」フラフラ

マミ「よし効いてる…! これでとどめ…!!」パァァァ

そう言って今度は巨大な砲台を召喚するマミ

マミ「ティロ…フィナーレ!!!」ドォォォン

シャルロッテ「!」

渾身のティロフィナーレは 見事シャルロッテの体を貫いた!

さやか「やったあ!マミさん!」

マミ「…フフッ」ニコッ

勝利を確信し、さやか達の方を振り向いて笑顔を見せるマミだったが…

ゴジータ4(あの馬鹿…油断しやがったな)

ほむら「マミ!!!まだ終わってない!!!」

マミ「!?」クルッ

突如倒したと思えたシャルロッテの口から黒い物体が現れ

恵方巻き「ニヤッ」ズイッ

マミ「えっ」

さやか「あ!!」

とてつもないスピードでマミの目の前に接近した!

恵方巻き「アーン」

口を大きくあける魔女 口の中には無数の鋭い牙が生えている

こんな物に噛みつかれたらひとたまりもないだろう

マミ「…っ」

さやか「ぁぁ…」

ほむら(駄目…! 時止めが間に合わない…! やっぱり仲が険悪になろうが…私が戦うべきだった…!)

ほむら(ごめんなさい…巴さん…)

ゴジータ4「やれやれ、何やってんだか…戦いっつうのは油断した方が負けるってのによ…」

ほむら「…?」

そうゴジータが呟いたのが聞こえたと思うと…

次の瞬間

魔女と結界は消えていた

キュゥべえ「なっ…」

さやか「景色が…戻ってる? というかさっきの黒い奴は?」キョロキョロ

ほむら「…え?」

マミ「…!?」キョロキョロ

噛みつかれそうになったマミも唖然としていた

何せ突然魔女が消えたのかと思ったら…結界が解けていたのだから

マミ(な…何がどうなったの?)

ゴジータ4「全く…油断しやがって…お前、俺がいなかったら死んでたぞ?」テクテク

マミ「え?」

そう言いながら向こうからこっちへ歩いてくるゴジータ

ほむら(あれ…? いつの間にあんなところに…?)

さやか「あ! あの人が片手に持ってるのって…!」

さやか「グ…グリーフ…シード…?」

ゴジータ4「あの黒い変な奴なら俺が倒してやったよ、ったく…あんなのに苦戦しやがって」

ゴジータ4「で…あいつこんなの落としたけど…いるか?」コロッ

マミ「た、倒したって…! あの魔女を…!? ありえないわ…」

さやか「でもこれ…グリーフシード…だよねキュゥべえ…」

キュゥべえ「ああ、これは間違いなく本物のグリーフシード…どうやら本当にあの魔女を倒してしまったようだね」

マミ「な…何ですって…」

キュゥべえ「いったい君はどうやってあの魔女を倒したんだい? ぜひ聞かせてほしいな」

ゴジータ4「どうやってって言われても…ただ全力のパンチを1発浴びせただけだぜ」

キュゥべえ「…パンチ?」

ほむら「パンチ1っ発…!? それであの魔女を倒したと言うの!? というかパンチなんてしたの…?」

ゴジータ4「ああ、ちょーっと1発浴びせただけであのあいつ粉砕したぜ」

ほむら「…信じられない 全く見えなかったわ…」

ゴジータ4「さーて、詳しく聞かせてもらおうかな? 魔女だの結界だのこの世界の事だの…色々な事をな…」

キリもいいですし課題とかも忙しいんで今日はここまでにします 

短くて本当にすいません

それではまた明日

こんちゃっす 相変わらず課題がヤバイですが 少しだけ



その後場所をマミの家に移した5人

気絶した状態から目を覚ましたまどかを加え

ゴジータに魔女の事、魔法少女の事などを説明したマミ達

ゴジータも自分が異世界から来た事などを話した

マミ「なるほど…ゴジータさんは別の世界…要するに異世界から来たんですか…」

ゴジータ4「そういうこった」

まどか「ゴジータさんが元は2人の人間? フュージョン? 異世界? え?え? うぇぇ…?」

さやか「あー何か頭痛くなってきた」

ほむら「………」

ゴジータ4「じゃあこの世界のいたるところから感じる小さい邪悪な気は魔女って事なんだな…ふーん」

マミ「え、魔女の場所が分かるんですか?」

ゴジータ4「ああ、正確な場所まで隅々分かる…この世界の至る所に潜んでやがるな」

さやか「す、すごすぎる…これが俗にいうチートって奴?」

ゴジータ4「この魔女共、倒してきてやろうか? いると色んな人が被害に会うんだろ?」

マミ「え? 倒す?」

さやか「ゴジータさん今世界のいたるところにいるって言ったじゃん…どうやってそれを倒すの…?」

ゴジータ4「世界一周だって今の俺には3秒も掛からねえよ、まあせっかくだし10分位掛かるがこの世界の全魔女共…倒してきてもいいぜ?」

まどか「す、すごい…!」

さやか「マミさん! せっかくだしゴジータさんに世界中の魔女を倒してもらいましょうよ!!」

キュゥべえ「いや、それはやめてもらいたいね」

さやか「え!? キュゥべえ! 何で!?」

マミ「悔しいけど、私たち魔法少女は魔女に生かされているような物なのよ…魔女は敵であり…私たちの生命線でもあるの」

マミ「それが突然世界中から消えてしまったら私や暁美さん…それに大勢の魔法少女達がソウルジェムを浄化できず困ってしまうわ」

さやか「あ…そうか…グリーフシードが無かったら…」

まどか「魔法少女達が困っちゃうんだね…」

ゴジータ4「ふーん、まあいいならいいけどよ」

ほむら「あの、ゴジータさんはいつまでこっちにいるんですか?」

ゴジータ4「え? うーん、そうだなあ…そういや帰り方を考えてなかったなぁ…どうするかなぁ」

ほむら「あの…! も、もしこの世界にまだ留まってくれるのなら…ぜひ私に力を貸してください…!」

ゴジータ4「ん? 俺の力をか?」

ほむら「はい…! お願いします…!」

ゴジータ4「…何かわけありみてえだな」

マミ「暁美さん、もしよかったらあなたの事も話してくれない? 私あなたの事、もっと知りたいわ」

マミ「私に手を引いてもらうよう言ったのは…私があの魔女に負けるのが分かっていたから…よね?」

ほむら「…はい」

まどか「ほむらちゃん…もしよかったら話して欲しいなって」

ほむら(今回はゴジータさんと言う凄まじいイレギュラーがいる…きっとこんな奇跡は二度と起こらない)

ほむら(この時間軸で…今度こそ全てを終わらせる!)

ほむら「…分かった、でもこれだけは信じて…これから話す事は全て真実だっていう事を…」

まどさやマミ「…」コクッ

ゴジータ4「さ、話してみな」

ゴジータ4「何度も何度もまどか救うため時間をやり直している…そしてワルプルギスの夜……か」

マミ「そう…辛かったのね…暁美さん…」

ほむら「し…信じてくれるの!?」

まどか「勿論だよ!! 多分ゴジータさんの話で少し耐性が付いちゃったのかもね、ウェヒヒ」

まどか「そして…ごめんねほむらちゃん…私…ほむらちゃんに色々迷惑かけて…」

ほむら「気にしないでまどか…今回こそ…あなたを守って見せるから…!」

まどか「…うん! 私…絶っっ対に魔法少女にはならないよ!」

ほむら「そう言ってもらえると嬉しい…ありがとう、まどか」

さやか「…転校生ごめん、あたし…あんたに色々ひどい事を…」

ほむら「いえ、気にしてないわ…色々ひどい事したのも確かだし……こちらこそごめんなさい」

さやか「…うん、それじゃあ…これで仲直り…だね」スッ

ほむら「…! そうね」ギュッ

まどか「ウェヒヒ! よかったね! ほむらちゃん!」

ほむら「ええ!」

キュゥべえ「なるほど…それで君とは契約した覚えが無かった訳か…これで納得ができたよ」

ほむら「今回こそあなたの思い通りにはさせない…インキュベーター!」

さやか「インキュ…ベータ―…?」

ほむら「そう…こいつの本当の名前よ!」

まどか「キュゥべえ…私…魔法少女にはならないからね…ほむらちゃんの為に」

キュゥべえ「そうかい、でもほむらは1つ大事な話をすっ飛ばしているね」

ほむら「!!」

マミ「大事な…話…?」

キュゥべえ「そうさマミ、魔法少女に関わる…大事な話だ」

ほむら(いけない…! あいつまどかが魔法少女になるきっかけを無理やり作る気だわ…!!)

マミ「魔法少女に関わる…大事な話…?」

さやか「は、早く話しなさいよ」

ほむら(巴さんに魔法少女の真実を知られるのは…まずい…! だから魔法少女の真実はあえて語らなかったのに…!)

ほむら「やめなさい! インキュベーター!!!」

マミ「暁美さん!?」

ほむら「巴さん…! こいつの言葉に耳を貸しちゃ駄目…!」

キュゥべえ「何故だい? 暁美ほむら…ただ僕は真実を話そうとしているだけだよ?」

マミ「暁美さん…魔法少女の真実を…話されると何かまずい事でもあるの…?」

ほむら「そ…それは…その…」

さやか「……」

まどか「……」

ほむら(まずい…せっかくみんなと友好的になったのに…また疑いの目が向けられてる…)

ほむら(でも巴さんに真実を知られるわけにはいかないし…どうすれば…どうすればいいの…!)

ゴジータ4「別に話しても大丈夫じゃねえか?」

ほむら「ゴジータさん…」

ゴジータ4「まっ、何かありゃ俺が助けてやるからさ…なっ?」ニッ

ほむら「……分かりました…ゴジータさんを信じます…」

こうしてほむらはキュゥべえの言葉を借りる事無く、自分で魔法少女の真実を4人に語った

ほむら「…以上が魔法少女の…真実よ」

ゴジータ4「…チッ」

マミ「そ、そんな…! 魔法少女が…魔女に…? 私が倒してきた魔女が…人間…?」ワナワナ

まどか「あ…あんまりだよ…! ひどすぎるよ…!」

さやか「キュゥべえ!! 何でこんな大事な事…先に話さなかったの!?」

キュゥべえ「簡単な事さ、聞かれなかったからね」

さやか「聞かれなかったからって…!! 知りもしないのに聞ける訳ないでしょ!!」

ほむら「こいつはこういう奴なのよ…私たち人間の事なんて家畜同前としか思ってないわ」

さやか「…くっそ!!」

マミ「ま…魔法少女が魔女になるなら…」プルプル

まどか「マ…マミさん…?」

マミ「みんな死ぬしかいないじゃない!!!!!」パァ

やっぱりこうなる安定のマミさん はてさて この先どうなりますことやら

それではまた明日

こんちゃっす では少しだけ


悲痛な声で叫びながら立ち上がり、魔法少女へと変身するマミ

さやか「マ、マミさん!?」

ほむら(やっぱり…こうなって…しまうのね…)

マミ「暁美さん…ごめんね…! でもこうするしか…!」プルプル

そう言ってマスケット銃をほむらに向けるマミ、マスケット銃を持つ手はプルプルと震えていた

まどか「マミさんやめて…!!」

ほむら「…っ!」

ゴジータ4「おいおいマミ、魔女になるのは今じゃねえだろ? 落ち着けよ」

マミ「魔女にならない為には……こ…こうするしかないのよ…! それに魔法少女でもないあなたに何が…」

ゴジータ4「いいから…落ち着けって言ってんだろうが」ギロッ

マミ「!!!!!」ゾワッ

ほむら「!?」ゾワッ

まどさや「…ひっ」ゾワッ

この瞬間ゴジータの圧倒的パワーに恐れをなしたのか、マミ家からゴキブリ、クモ、その他の虫たちが姿を消した

ゴジータ4「わりぃな、落ち着かせる為にちょっっとだけ気を解放させてもらった」

ゴジータ4「錯乱したってどうにもならねえだろ…とりあえず落ち着け、マミ」

マミ「は…はい…」ストン

マミ(な、何…? 今の感覚…まるで今から圧倒的強者に…自分が殺されるような…そんな悍ましい感覚…)

マミ(あ、あれ? 足が…すくんじゃった………た、立てない)

ほむら(…今のがちょっと力を解放しただけ…? こっちは今のだけで足の震えが止まらないのに…やっぱりこの人底が知れないわ…)

さやか「と…鳥肌たっちゃったよ…へ、へへっ…ね? まどか」

まどか「…………………………」

さやか「…まどか?」

まどか「…………………………………サヤカチャン」

さやか「…ど、どうしたの?」

まどか「………………………………………グスッ…ふぇぇぇぇ…」

さやか「げっ、まどか…あんたまさか…」

まどかは ゴジータのあまりの迫力に…催したらしい

まどか「グスッ…えぐっ…ううう…」

ゴジータ4「いやーそのー…ご、ごめんなぁ?」

マミ「鹿目さん…えっと…大丈夫だから…そんなに泣かないで…」オロオロ

まどか「ごぉめぇんなざいぃぃ…」グスッ

マミ「だ、大丈夫よ! ね? ね? ちゃんとお洗濯してるから!」

まどか「ううぅ…びえええええええええん…」ポロポロ

マミ「よーしよしよし! 大丈夫! 大丈夫よ!」

ほむら「…………お洗濯……ねえ…フフ」

さやか「ん? 何か言った? ほむら」

ほむら「いえ、何でもない…ってほむ…ら?」

さやか「ん? いやーいつまでも転校生って呼び方もアレだろーって思ってさ…駄目かな」

ほむら「………いえ、嬉しいわ…ありがとう…さやか」

さやか「…! いやー…えへへ」

その後 洗濯して干していたまどかのパンツが乾いたのでそれを装備したまどか

まどか「ほんと…迷惑かけてごめんなさい…」グスッ

マミ「大丈夫よ鹿目さん! お漏らしなんてよくある事だから!!」

ゴジータ4「そうだぜ、よくある事さ…気にすんなよ」

まどか「うぅぅ…」

ほむら(…チッ 人目が多すぎて入手できなかったわ)

さやか(…よくある事なのか?)

マミ「それじゃあケーキでも出しましょうか」

さやか「ハッ…そういえばマミさん、もう大丈夫なんですか!?」

マミ「え? 何が?」

さやか「……」

マミ「…………」

マミ「あ…そうだった! みんな死ぬしかないじゃない!」

ゴジータ4「………」ジロッ

マミ「…ゴメンナサイ」

ゴジータ4「ウーン、ごのゲーギうんめえなあ!! もっどねえのが?」モゴモゴ

マミ「もう1ホールくらいは食べたじゃないですか…もうないですよ」

ゴジータ4「なーんだ…もうねえのか、残念だぜ」ゴクッ

マミ「それより…どうしよう…魔法少女が魔女になるだなんて…」プルプル

まどか「ほむらちゃん…何とかできないのかな…」

ほむら「いえ…こればっかりは私にはどうにも…」

さやか「キュゥべえの奴…絶対許せない…あれ? そういえばキュゥべえは?」

まどか「…途中から忘れてたけど…そういえば見当たらないね」

ゴジータ4「ああ、ムカついたから気で跡形もなく粉砕しといたぜ」

ほむら「でもキュゥべえには数と言う概念がないんです…! 無限に沸いてきます…」

さやか「うぇぇ…ゴキブリじゃあるまいし…気持ち悪い…」

ゴジータ4「心配すんな、この家周辺に触るとQBのみが消滅する気をさっきから展開してる、奴は俺たちに手出しもできねえはずさ」

ゴジータ4「おまけに奴のテレパシーもシャットアウトって豪華特典つきだぜ」ニシシ

さやか「ほ、本当にチートじみてる…」

ゴジータ4「…ん?」ピクッ

まどか「ど、どうしたんですか…?」

ゴジータ4(マミとほむらから感じるこれは…こりゃもしかするかもしれねえ)

ゴジータ4「マミ、ほむら…ソウルジェムっての出してみろ」

ほむら「え?」

ゴジータ4「いいから早く」

マミ「わ、分かりました…はい」スッ

ほむら「…どうぞ」スッ

ゴジータ4「サンキュー」ジー

ゴジータ4「…………やっぱそうか」

ほむら「何がです?」

ゴジータ4「ソウルジェムに凝縮されてるこのエネルギー…マイナスエネルギーにそっくりだ」

マミ「マイナス…エネルギー…?」

さやか「な、なんだそりゃ」

ゴジータ4「まあ、簡単に言っちゃえば悪いエネルギーって事だ」

ゴジータ4「お前ら、もしかしたら人間に戻れるかもしれねえぞ」

ほむマミ「!?」

まどか「そ、それって本当ですか!?」

ゴジータ4「絶対に戻れると断定は出来ねえけど…ソウルジェムに凝縮されてるこのマイナスエネルギーを…」

ゴジータ4「俺がプラスエネルギーに変換しちまえば…ソウルジェムが浄化されて…魂が肉体へ戻ると思うんだがなぁ」

ゴジータ4「こればっかりはやってみねえとどうなるかは分からん」

マミ「でも…もしかしたら人間に戻れるって事ですよね!?」

ゴジータ4「ああ、そうだな」

マミ「す、すごい!! すごいすごい! ゴジータさぁん!!」ギュー

ゴジータ4「おいおい、抱きつくな…暑苦しい」

マミ「うぅぅ…よかったよぉ…」グスッ

ゴジータ4「おいおい、戻れるって決まった訳じゃねえだろうに」

マミ「でも! でも! 人間に戻れるかもしれないって思ったら…嬉しくって嬉しくって…!!」

ゴジータ4「ハア…やれやれ」

さやか「ゴジータさんってほんと何でもできるね…」

まどか「なんだか神様みたい…」

ほむら(ゴジータさん…私にとってあなたは本当に…神様のような存在よ…)

何とソウルジェムはマイナスエネルギーと似た物で構成されていた

マミ、ほむらは人間に戻る事が出来るのか

次の投稿はもしかしたら明後日になるかもしれません…

できる限り明日投稿できるよう頑張りますが…もし無理だったらすいません それでは

本当におまたせしました それでは再開します

ゴジータ4「それじゃあマミ、ほむら…人間に戻るか? まだできるかよく分からねえけどよ」

ゴジータ4「魔女とワルプルギスの夜の事なら心配すんな、俺が倒してやる」

マミ「えっと…」

ほむら「ゴジータさん…それは待ってください」

ゴジータ4「ん? どうした」

ほむら「私…まだ魔法少女をやめる訳にはいかないんです」

マミ「!!」

さやか「え!? 何で!? 人間に戻れるんだよ!? ほむらは人間に戻りたくないの…?」

ほむら「そんな訳ないじゃない!!」

さやか「!!」

ほむら「人間に戻りたいわよ! みんなと普通の学校生活を送って…! 普通にご飯を食べて…! 眠くなったら寝て…!」

ほむら「目覚まし時計で起きて…! 朝ご飯を食べて…眠い目をこすって学校に行って…! 学校で勉強して…!」

ほむら「そんな何気ない普通の生活が…どんなに微笑ましい事か…!!」

まどか「……ほむらちゃん」

さやか「な、なら…」

ほむら「でも…! あいつを…! ワルプルギスの夜と決着をつけるまで…私にかかった魔法少女と言う呪いが解ける事は絶対にない…!」

ほむら「あいつを倒すまでは普通の人間に戻る訳には絶対にいかないんです!」

ゴジータ4(…暁美ほむら…か…フフ…気に入ったぜ…おめえの覚悟…とことん協力してやるよ)

ゴジータ4「ああ、分かった…おめえの覚悟…しっかり見せてもらったぜ」ニッ

ほむら「ゴジータさん…」

さやか(ほむら…すごいよあんたは…目の前に救済への道があるのにそれをあえて断るなんてさ…尊敬するよ)

マミ(暁美…さん…)

まどか「ほむらちゃん…私にできる事があったら何でも言ってね!」

ほむら「まどか……ええ、何かあったらお願いするわ」ニコッ

ゴジータ4「マミ、お前はどうする?」

マミ「………私も」

ほむら「!」

マミ「私もワルプルギスの夜を倒すまで…人間には!」プルプル

ほむら「巴さん…無理をしないでください」

マミ「で、でも…! 私だけのうのうと戻る訳には…ッ!」

ほむら「いいんですよ…もう休んでも…今まで…たった1人で頑張ったんですから」ギュッ

マミ「あ、暁美さん…!! ご…ごめん…! ごめんなさい…! 私もう魔女が怖くて仕方ないの…!」ギュウウ

マミ「あの時ゴジータさんがいなかったら…私は死んでたんだろうって思うと…! 怖くて…怖くて…!」

マミ「ごめんなさい…頼りない先輩で…本当にごめんなざい…うぅ…うわあああああああああ…」ポロポロ

ほむら「…巴さん…お疲れ様でした」ギュッ

まどか「…」ウルウル

さやか「マミさん…」ウルウル

ゴジータ4「よっしゃ、それじゃマミ…ソウルジェムを出してくれ」

マミ「は、はい」スッ

ほむら「ほ、本当に大丈夫なの?」

ゴジータ4「ああ、大丈夫だ…タブン」

ほむら「た…多分って」

ゴジータ4「よっしゃ! いくぞ! ハアアアア…」ゴゴゴゴゴゴ

マミ「!! な…何か…体の芯からポカポカしてきたような…」

さやか「あ! マミさんのソウルジェムが!」

まどか「ひ、光ってる!」

ほむら「す、すごい輝き…! 見てるだけで希望が湧いてくるようだわ!」

絶望のマイナスエネルギーから希望のプラスエネルギーに変換されたマミのソウルジェムは

やがて光の粒子となり

マミの体の中へ吸い込まれていった…!

ゴジータ4「…うっし!」

マミ「ソウルジェムが…消えた…私…人間に戻れたの…?」

ゴジータ4「ああ、どうやらうまくいったみたいだな」

マミ「や…やっだあああああああああああああああああ!!!」

まどか「よかった…! よかった…!!」グスッ

さやか「マミざぁぁぁん!!」グスッ

ほむら「よかったわね…! 巴さん!!」ウルウル

マミ「う…うわあああああああああああん!! ありがとう!ありがとおお!」ギュウウ

ゴジータ4「ハハハ、抱きつくなよ暑苦しい」

まどか「ゴジータさああああん!!」ダキッ

さやか「ゴジータさあああああああん!!!」ギュウウ

ほむら「ゴジータ…ありがとう…!」ヒシッ

ゴジータ4「おいおい…お前らまで抱きつくな!」゙

マミ「ランランラーン♪ ラララーン♪ 夢を叶えて~♪ 一人で探してた~♪ 星の~♪」ジュ~

まどか「マミさん…嬉しそう!」

さやか「うん、何だかこっちまで嬉しくなってくるよ…ちょっと恥ずかしいけど」

ほむら(よかったわね…巴さん)

ゴジータ4「………」チラッ

ゴジータ4「………妙だな」

まどか「? 何が妙なんです?」

さやか「確かにあのはっちゃっけながら料理を作るマミさんは少し妙だけど…」

ほむら「何か気になる事でも?」

ゴジータ4「ああ、俺が元は2人の人間ってことは話したよな」

ほむら「え、ええ…確かフュージョン…でしたっけ」

ゴジータ4「ああ、俺はそのフュージョンって奴で2人の戦士が融合し、生まれたんだが」

ゴジータ4「フュージョンってのは30分経つと元の2人に戻るはずなんだよ」

ほむら「え? でも私とゴジータさんが出会ってもうとっくに30分は経ってますよ…?」

さやか「というかもう結構外暗いもんね…さっきは明るかったけどさ」

まどか「…なんで戻らないんだろう?」

ゴジータ4「分からねえ…何故元の2人に戻らねえのか…」

ゴジータ4(異世界に来た衝撃によってフュージョンで生まれた戦士っつう結果が無くなっちまって…)

ゴジータ4(フュージョンで生まれていない戦士と言う結果に上書きされちまったのか…?)

ゴジータ4(それとも…制限時間っつうのは元の世界での時間の事で…こっちの世界じゃカウントされないって事か…?)

ゴジータ4(何せよ…今の今まで2人に戻らねえって事を考えると…元の世界に帰るまで元には戻れないって事になるな…)

ゴジータ4「まあ…今の状況じゃ戻らねえ方がありがてえがな、いちいちポーズ決めるのもめんどくせえし」

まどか「ポーズ…?」

ゴジータ4「フュージョンするためには2人がフュージョンポーズってのを完璧に成功させなきゃならねえんだ」

ゴジータ4「お前たち…後でやってみるか?」

まどさやほむ「いいえ、遠慮しときます」

ゴジータ4「そ、そうか…」

その後マミが作ったごちそうをありがたーく頂いたゴジータ達だったが…

ゴジータ4「うーん! うまいうまい!」ガツガツ

ゴジータ4「おーいマミー! おかわり頼むぜ!」

マミ「は、はいはい!」アタフタ

さやか「………」

まどか「………」

ほむら「………」

マミ「はい、どうぞ!」

ゴジータ4「お、サンキュー!」ガツガツ

ゴジータ4「んぐんぐ………プハァ! マミー!おかわりー!」

マミ「えー!? またですか!?」

さやか「………」

まどか「………」

ほむら「………」

ゴジータの凄まじい食いっぷりを唖然とした顔で眺める3人なのだった…

ゴジータ4「ふー、まあ…腹6分目ってとこか」

さやか「あ、あれだけ食べて6分目!?」

まどか(普段どれだけ食べてるんだろう)

ほむら(…あれだけの食事は体のどこへ行ったのかしら)

マミ「ハア…お家にあった食べ物全部無くなっちゃったわ…また買いに行かなきゃ…」

マミ「…それより鹿目さんと美樹さん、お家の方は大丈夫なの?」

さやか「一応ご飯食べて帰るって連絡はしたんで大丈夫ですけど…あんまり長居するのもあれだからそろそろ帰ります」

まどか「ああ、私もそろそろ帰らないと…連絡は入れたけど親も心配するし」

ほむら「それじゃあ私もそろそろ帰らせてもらおうかしら」

ゴジータ4「そか、じゃあ3人共俺が飛んで送ってってやるよ、外も暗いしな」

まどか「え!? 本当ですか!?」

ゴジータ4「おう、夜道はアブねえからな」

さやか「おお、空を飛べる感覚が味わえるー! なんかワクワクしてきた!」

その後マミ家のベランダへ出たゴジータ達

ゴジータ4「そんじゃまずはまどかからだ、3人一片はちときついからな…怪我するかもしれねえし」

ゴジータ4「2人は悪いがちょっとマミの家で待っててくれ…10秒くらいで戻るから」

まどか「え? 10秒?」

ゴジータ4「おいまどか! しっかり背中に捕まってろよ!」

まどか「は、はい!」ギュッ

ゴジータ4「えーっと まどかの家はこっちだったな…そんじゃ、行くぞー!」

ビュンッ

激しく風を切る音と友に、まどかを乗せたゴジータは一瞬で空の彼方へ消え去った

さやか「…………………………私歩いて帰ろうかな」

ほむら「…………………………私もそうしようかしら」

マミ「…わ、悪い事はいわないわ…歩いて帰った方があんぜ…」

ゴジータ4「ただいまー! まどか送り届けてきたぜー!」スタッ

3人「はやっ!!」

ゴジータ4「うし、送り届け終了!」スタッ

マミ「お、お疲れ様…あの…3人共死んでませんよね?」

ゴジータ4「ああ、大丈夫大丈夫…ちゃんとすっっっっっげえ遅く飛んだからよ」

ゴジータ4「もし俺が本気で飛んだらあまりの速さに人間なんて粉々になっちまうぜ、ハハハハ!」

マミ「そ、そうですか…」

マミ(…本当に大丈夫かしら)

その頃それぞれの家の前では…

まどか「…………ウォエエエエエエ!!」ピクピク

さやか「オェッ…ウッ…ウゲエェェ…」プルプル

ほむら「………………………ウプッ」ビクンビクン

あまりにも激しい吐き気や酔いの為、未だに地面を這いつくばっていた

3人が家に入れるのはいつになるのだろうか…

ほむら「オゲエエエエエエエエ!!」プルプル

ゴジータ4「それよりマミ、いいのか? 俺を家なんかに置いて」

マミ「それについてはこっちがお願いしたいくらいですよ! 自分の家と思ってぜひくつろいでください!」

ゴジータ4「そうか、こっちの世界にとどまるのはいいけど家が無くて困ってたんだ、ありがたく使わせてもらうぜ」

マミ「それよりゴジータさん…本当にこっちにいていいんですか? 元の世界でみんなが心配してるんじゃ…」

ゴジータ4「目の前で困ってる奴らがいんのにそれを気にもせずにオチオチ帰れるほど俺は腐っちゃいねえよ」

マミ「でも…」

ゴジータ4「なあに気にすんな、それより風呂に入りてえんだがいいかな」

マミ「あ、はい! えーっと…お風呂場はあそこの扉の先です!」

ゴジータ4「お、サンキューな」スタスタ

マミ「…ありがとう、ゴジータさん」

ゴジータ4「ここが風呂場か、うっし…脱ぐ…か」シュルシュル

ゴジータ4「………しっかしこの上着…改めて見るとすげえデザインだな…肩パッドデカすぎだぜ…」ゴトッ

ゴジータ4「ふんふんふーん」シュルシュル

ゴジータ4「…うっし! 入るか!」ガラッ

ゴジータ4「……ふーん、ブルマの家の風呂よりは小さいけど…まあいっか!」

シャワアアア

マミ「タオル置いておきますね!」

ゴジータ4「おう! サンキューな!」

マミ「あの、ゴジータさん…着替えとかどうします?」

ゴジータ4「着替えか…」

マミ「着替えと言っても私用のしかなくて…何なら私が今から買いに行きますけど」

ゴジータ4「…いや、いいよ! フュージョンした奴にとっちゃそこに置いてある服が正装なんだ」

マミ「そ、そうですか…分かりました」

マミ(ズボンはまだいいけど…この大きな肩パッドで胸丸見えの上着が正装…か…それにしてもこんな大きい帯初めてみたかも)

ゴジータ4「ふうーさっぱりした―! いいお湯だったぜ!」ホカホカ

マミ「あ、ゴジータさん…そこに布団敷いときました」

ゴジータ4「お、サンキュー! ふぁぁぁ…ねっむ」

マミ「それじゃあ…私もお風呂入ってきますね」スタスタ

ゴジータ4「ふぅぅ…」ゴロン

ゴジータ4(…悟飯…悟天…トランクス…みんな…待っててくれよな)

ゴジータ4(…本格的に眠くなってきた…まだ早いけど寝るか…今日は色々疲れた…)

ゴジータ4「……ZZZZZZ」グーグー

―――
――

マミ「いいお湯だった…あ、ゴジータさん寝ちゃってる」

ゴジータ4「グオオオオオ…グウウウウ…」

マミ「フフ、気持ちよさそうに寝てるなあ」スッ

マミ「………ゴジータさん」

マミ「…」スッ

チュッ

マミ「…」

ゴジータ4「んぐ…ムニャ…グオオオオオオオ…グウウウウウ…」

マミ「………ありがとう、ゴジータさん…本当に……ありがとう」

マミ「……」

マミ「おやすみなさい!」ニコッ

無事人間に戻れたマミさん! よかったよかった

それじゃ今日はここまで

次は明日か明後日に投稿予定です それでは

こんちゃっす 本格的に私生活も忙しくなってきました
忙しくて書き溜めもろくにできないので少しだけの更新ですが始めます

ゴジータ4「んっ? んん…………ふぁぁぁぁ、よく寝た」ゴシゴシ

ゴジータ4「…なんだこりゃ、置手紙か?」ペラッ

『ゴジータさんへ
  
   学校に行ってきます。夕方には帰るので留守番お願いします。
 
   キッチンに朝ご飯が置いてあるので食べてくださいね。

   昼ご飯は申し訳ないですが何か外で食べてください。

   朝ご飯の隣にお金と家の鍵を置いておきました。 それで食べてください。

   後外に出るときはしっかり鍵を閉めてくださいね。

                                   マミより』 
 

ゴジータ4「ふーん、マミの奴学校に行ったのか…まっ、とりあえず朝飯を頂くとすっか」スタスタ

ゴジータ4「…いぃ!? これが朝飯!? こんなパン1個じゃ腹の足しにもなりゃしねえぞ!」

ゴジータ4「ハァ…まあ贅沢も言ってられねえし…とりあえず頂きますっと…」モグモク

ゴジータ4「…駄目だ、やっぱり腹の足しにもなりゃしない…腹減ったなあ…」グウウウ

ゴジータ4「…」チラッ

2000円「やあ」

ゴジータ4「…あれは…昼飯代…」

ゴジータ4「……………」グウウウウウ

ゴジータ4「腹減ってくたばりそうだ…背に腹は代えられないか…何か食いに行こう」

ゴジータ4「…えーっと鍵持って、金持って…うっし!」テクテク

ゴジータ4「鍵をしーめて…」カチャカチャ

ゴジータ4「よっしゃ、行くか!」タッタッタ

ゴジータ4「何食おうかなあ…うーん…何かワクワクしてきた」

ガヤガヤ

ゴジータ4「適当に人通りが多いところに来てみたけど…」

野次馬1「何だよあの格好…趣味わりぃ」

ざわざわ…

野次馬2「こんな朝っぱらからコスプレ…? やーね…尻尾までついてるわよ…」ヒソヒソ

ざわざわ…

ゴジータ4「…何だ? この妙な視線の嵐は…俺に向けられてるみてえだが…」

ゴジータ4「…おいコラお前らァ! 何が面白くて俺の事ばっかりジロジロ見てやがるんだ!!」

ざわざわざわ…

ざわざわざわ…

ゴジータ4「ぐっ…何でだ? 俺の顔に何かついてんのかな…」

ゴジータ4「とりあえず人の少ない所へ避難すっか」ビュンッ

野次馬3「わっ!? あ、あれ…? あのコスプレ男子は?」

野次馬4「急に突風が吹いたと思ったら…どこ行ったんだ? あいつ」

ゴジータ4「…ここまでくりゃ人も少ねえだろ…ったく…何でだろうなあ」スタスタ

ゴジータ4「…自分で言うのもアレだが…そんなにブサイクって訳でもねえと思うんだがなあ…」スタスタ

ゴジータ4「ん?」ピクッ

ゴジータ4「ここからすぐ近くに弱いが邪悪な気…魔女だな」

ゴジータ4「野放しにしてると人に被害が出るっていうからな…近いついでに倒しておくか」ピシュン

ゴジータ4「よお、魔女」ピシュン

ロベルタ(鳥かごの魔女)「!?」

ゴジータ4「せっかく挨拶したところわりぃが、あばよ」ポーヒー

ドガアアアアアアアアアアアアアアアン

シュウウウウン

コロンッ

ゴジータ4「いっちょあがりっと! 結界は外部と閉鎖されているからここでの衝撃が外へ行かねえってのがいいな…おかげで気功波が使えるぜ」

ゴジータ4「でも閉鎖されてるからと言って軽ーーーーくやらねえと結界ごと街が吹き飛んぢまうからな…しっかり加減しねえと…」

ゴジータ4「…お! グリーフシードも落としたな…ほむらに後でやるか、きっと喜ぶだろう」

ゴジータ4「うーん…倒したはいいが…まだゴロゴロいやがるな…」

ゴジータ4「せっかくだし…この街の魔女だけでも倒しといてやるとっするか」

ゴジータ4「被害が出てからじゃおせえしな」ピシュン

その後ゴジータは魔女達を怒涛の速さで次から次へと倒していった…!

イザベル(芸術家の魔女)「ギャアアアアアアアアア」ドガアアアアアアアアアアアン

パトリツィア(委員長の魔女)「ギャアアアアアアア」ドガアアアアアアアアン

エリー(箱の魔女)「ギャアアアアアアア」ドガアアアアアアアアン

ズライカ(暗闇の魔女)「ギャアアアアアアアアア」ドガアアアアアアン

エルザマリア(影の魔女)「ギャアアアアアアアアアア」ドガアアアアアアアアン

アルベルティーネ(落書きの魔女)「ぬわーーーーーっ!!」ドガアアアアアアアアン

もちろん魔女だけではなく…

ゴジータ4「…このすっげえ小さい邪悪な気は使い魔って奴だな? こいつらもしっかり倒しとくか」ピシュン

使い魔's「ギャアアアアアアア」ドガアアアアアアン

使い魔もしっかり倒していくゴジータであった

その頃学校で

キュゥべえ『ほむら!! ほむら!!!』

ほむら「え!?」ガタッ

まどか「!?」

さやか「!?」

その他クラスメイト全員「!?」

先生「ど、どうした? 暁美…急に立ち上がって」

ほむら「あ、何でもないです…すいません」ストン

ほむら(なによ、あいつ急に…ビックリした…)

先生「そうか…しっかりここんところノートに取っとけよ」

ほむら「はい…」

さやか(何やってんだほむらの奴…黒板が見えなかったのか? いや、んな訳ないか)

まどか(ほむらちゃん…どうしたんだろ? 後で聞いてみようかな)

キーンコーンカーンコーン

先生「よし、今日はここまで! 今日やったところ家に帰ってしっかり復習しとけよーそれじゃ、日直! 号令」

日直「きりーつ、礼」

全員「ありがとうございましたー」

ざわざわ…

アーツカレタ

チョットノートミセテクンネ?

まどか「ほむらちゃん…さっきはどうしたの? 急に立ち上がって…」

さやか「そうだよ、みんなビックリしてたぞー!」

ほむら「ご、ごめんなさい…それが…キュゥべえが急に話しかけてきて…」

まどか「え」

さやか「あの糞野郎…! この学校に来てんのか…!」

キュゥべえ「糞野郎とはひどい言われようだね」スウッ

ほむら「…」ギロッ

まどか「っ!!」

さやか「キュゥ…べえ…!」

キュゥべえ「やれやれ、偉く嫌われたものだ」

さやか「あんた!! こんな所に何しに来たのよ!! どうせまどかと契約をしようと!」

まどか「さ、さやかちゃん…」オロオロ

さやか「何まどか……あっ」

ナンダヨミキノヤツ…オオゴエダシテ…

キュゥベエッテナンダ?

さやか「…やっば」タラー

ほむら「…場所を移しましょう、ここじゃ人目につくわ」

まどか「そ、そうだね」

さやか「さ、賛成」

―体育館裏―

ほむら「ここなら生徒も滅多に来ないはずよ…さっ、用件は何かしら…あなたとはできる限り会話をしたくないのだけれど」

キュゥべえ「それが妙な事が起きてね、今さっき見滝原中の魔女と使い魔の反応が消えてしまったんだよ」

ほむら「な、何ですって!?」

まどか「見滝原中の魔女と使い魔の反応が…」

さやか「消えた…?」

ほむら「ど、どういう事よ!?」

キュゥべえ「さあ、僕にも一切分かりかねない…たった1分くらいで見滝原中の魔女、使い魔、共に全滅さ…全く度し難い」

キュゥべえ「時を止める事ができる君ならもしやと思ってね、わざわざこうしてこんな所へやってきた訳さ」

キュゥべえ「暁美ほむら…見滝原中の魔女や使い魔を倒したのは君かい?」

ほむら「いいえ、私ではないわ…見滝原中の魔女、使い魔を1分たらずで倒す事なんて…いくら時を止めたって不可能よ…魔力がもたないわ」

キュゥべえ「そうか…君ならもしやと思ったんだけどね…」

ほむら「いったい…何が起こっていると言うの?」

見滝原の魔女、使い魔全滅 いったい誰の仕業ダローナー

今日はここまで それでは

さいかい~

ゴジータ4「ふぅー! ここら辺の魔女と使い魔はぜーーーんぶ倒してやったぜ!」

ゴジータ4「グリーフシードもこーんなに大量! うーんスッキリスッキリ!」ジャラジャラ

ゴジータ4「…と思ったんだが…まだまだいやがるな…ここから少し先にもたくさんいやがる…」

ゴジータ4「そんなに魔女をぶっ倒しまくるのはよくないって言われたが…まあ少しくらい…いいだろ」

ゴジータ4「あそこら一帯の魔女と使い魔を倒したらやめにすっか…無理やたらに魔女を倒して他の魔法少女達を困らすわけにもいかないもんな」

ゴジータ4「よし、やるか…ったく気が邪悪ですーぐ分かるから瞬間移動が楽ったらねえぜ」ピシュン

―――
――

キュゥべえ「!? た、大変だ! 今度は風見野の魔女や使い魔達がどんどん倒されている!!」

3人「!?」

キュゥべえ「一匹…二匹…なんというスピードだ…人間業じゃないよ!」

ほむら「誰がやっているかは分からないの!?」

キュゥべえ「分からない…いくつかの個体を結界前に待ち伏せさせているけど…」

キュゥべえ「急に魔女がやられるんだ…誰も結界へ入っていないのに」

まどか「急に魔女がやられる…?」

さやか「魔女って結界の中にいるんでしょ? 結界へ入らないと魔女は倒せないんじゃ…」

キュゥべえ「そうなんだけど…結界へ入っていく魔法少女の姿をどの個体も確認できないんだ」

ほむら「…結界へ入らずに…魔女を一瞬で何体も倒せる…? そんな魔法少女いるの…!?」

キュゥべえ「そんな魔法少女…歴史上には存在しな……………あっ」

ほむら「な、何かあったの!?」

キュゥべえ「…………風見野の魔女、使い魔…全滅だ…結局正体を掴む事はできなかったか…」


その頃ゴジータは…

ギーゼラ(銀の魔女)「ギャアアアアアアア」ドガアアアアアアアアン

シュウウウウン

ゴジータ4「いっちょあーがりっと、グリーフシードも頂き!」パシッ

ゴジータ4「…こいつでこの辺り一帯の魔女は最後か、ハア…しっかし腹が減ったな…早く飯食いに行こ…」

???「おいちょっと待て!!」ザッ

ゴジータ4「ん? 何だお前」

???「お前か? さっきから魔女を倒しまくってる奴は!」

ゴジータ4「ああ、そうだけど」

???「どんどん魔女反応が消えておかしいと思って全速力で来てみりゃ…」

???「まさか犯人が魔法少女じゃなくってこんなコスプレした男だったなんてね」

ゴジータ4「いや、コスプレじゃなくてこれが俺本来の格好なんだが…」

???「あんた…いったい何者だ! 何故魔法少女でもないのに魔女が倒せる!」

ゴジータ4「なぜって言われても…俺が強いからとしか言えねえなあ」ポリポリ

???「てめえ…ふざけてんのか…? 真面目に答えろ! さもねえと…」パアア

???「ちょっと痛い目見るぜ…オラァ!」

ゴジータ4「変身したっつう事は…魔法少女…か」ピシュン

???「な、き…消えた…ど…どこ行ったあの野郎…」キョロキョロ

ゴジータ4「お前魔法少女だろ? なあそうだろ?」

???「あんなところへいつの間に…ってやっぱり魔法少女の事を知っているのか…あんたいったい何者…」

ゴジータ4「いやー! わりぃわりぃ! ちょっとついでに退治してやろうって思っただけなんだ!」

ピシュン

ゴジータ4「ほらっ! これ!」

???「わっ!?」

???(こ、こいつ…! 今度はいきなりあたしの目の前へ…!? テレポート能力でも持ってるのかよ…!? ってこれ…)

???「グリーフ…シード…? あたしに…くれるのか…?」

―風見野市にある公園―

???「へえ…異世界からやってきた…ね」

ゴジータ4「ああ、そうだ」

???「で…お前はフュージョンって技で二人の戦士が合体して生まれて…」

???「困った魔法少女の事がほっとけなくて…元の世界には戻らず…ここにとどまっていると…」

???「そして歩いてたらなんとなーく魔女を発見して倒したはいいが…勢い余ってここらへんの魔女、ましてや使い魔も全滅させてしまったと…」

ゴジータ4「ああそうだ…いやー…悪かった、ちょっと調子に乗りすぎて倒しすぎちまった」

???「…調子に乗ってここら一体の魔女を全滅させるなんて…あんた…色んな意味でぶっ飛んでやがるな」

ゴジータ4「悪かったって! ほらっ! 風見野で倒した魔女のグリーフシード全部やっから」ジャラジャラ

???「ん…まあ、もらえるもんは何でももらっとく主義だからな…ありがたくもらっといてやるよ」

???「しっかし…この量…マジで全滅させちまったんだなぁ…ったく参った参った…ほんっと余計な事しやがって…」

ゴジータ4「余計な事…? だと?」ピクッ

???「ああ余計な事さ、魔女ってのは使い魔が成長してなるもんなんだよ…魔女どころかその使い魔まで全滅ときたら…」

???「あたしはこれから先どうやって…魔女も…使い魔もいないこの風見野で…グリーフシードを手に入れればいいんだ?」

???「そりゃこれだけグリーフシードがありゃしばらく持つだろうさ、だが所詮しばらくだ…永遠じゃねえ」

???「時が過ぎたら全部無くなっちまうんだ、もしこれらが無くなったら…あたしはどうすればいいんだ?」

???「魔女もいない、ましてや魔女へ育つ使い魔もいない…こんな枯れ果てた街であたしはどうやって魔法少女を続けりゃいいんだ?」

???「おかげで他の街までわざわざ魔女探しに行かなきゃいかねえハメになっちまったじゃねえか…」

ゴジータ4「別にいいじゃねえか…他の街へ探しに行けば…わざわざ出向くのはめんどくさいだろうがよ」

???「他の街にはな、あたし以外の魔法少女がいる…いわばその街はその魔法少女の縄張りなんだよ」

???「その縄張りに…もしもあたしがグリーフシード稼ぎの為に勝手に入ったとしたら…どうなると思う?」

ゴジータ4「…戦い、か」

???「そう、いわば縄張り争いって奴さ…その街を縄張りとしてる魔法少女はあたしがその街で魔女退治する事を決して許しはしないだろうね」

???「なぜってグリーフシードの取り分が減るからな、グリーフシードは魔法少女にとって命そのもの…だから数が減るなんて死活問題そのものさ」

???「お互い生きていくのに必死なんだ、だから…あたしも絶対に譲らない、そいつも絶対に譲らない…結果縄張り争いの戦いになるって訳だ」

???「分かったかい? あんたがどれだけ余計な事をしてくれたのか…さ」

???「おかげで縄張り争いの戦い確定だよ…チッ…めんどくせえ…」

ゴジータ4「…悪かったよ、どうやら余計な事しちまったみてえだな…すまん」

???「ああ、全くだよ……分かったらさっさと消えろ」

???「あたしはこれから誰かさんのおかげで他の街へ行ってそこを縄張りにしてる魔法少女から縄張りを奪わなくちゃいけないんだからさ」

ゴジータ4「……お詫びと言っちゃあなんだが、お前を魔法少女から普通の人間に戻してやるよ」

???「!? …お、お前………今…なんつった…!?」

ゴジータ4「だから…魔法少女から普通の人間へ戻してやるって言ってるんだ」

???「な、何言ってんだよ!? いくら異世界から来て…魔女を一瞬で全滅させられるすごい力を持ってるからって…」

???「魔法少女を…普通の人間に戻す事なんて…不可能に決まってるじゃねえか!」

ゴジータ4「不可能じゃねえよ、もうすでに普通の人間へ戻してやった奴が1人いる」

???「なん…だと…? ど、どこのどいつだよ、そいつは」

ゴジータ4「知ってっかなあ、巴マミって奴だよ」

???「巴…マミ…だと…?」

???「それは本当の話か!? 巴マミが普通の人間に戻ったって!!」

ゴジータ4「何だよ、マミの事知ってんのか? …ああ、そうだよ…間違いなく俺がこの手で人間へ戻した」

???「それは…マミの奴がお前に頼んだのか?」

ゴジータ4「ああ…まあそうだな」

???「そうか…そうなのか…マミが魔法少女を…やめたのか」

ゴジータ4「お前…マミとはどういう関係なんだ? なんか知ってるような口ぶりだけどよ」

???「ん? まあ……腐れ縁…って奴かな」

ゴジータ4「なんだそりゃ…」

???「あんた…名前何て言ったっけ?」

ゴジータ4「ゴジータだ、そういやお前の名前は聞いてなかったな…何て名前なんなんだ?」

???「あたしか? あたしは…」

???「佐倉…杏子だよ」

ゴジータ4「杏子か! よろしくな!」

杏子「あ、ああ」

???の正体は案の定杏子だった
さてさて この先どうなることやら

ちょっと出かける用事があるので中断します

多分深夜辺りに再開するのでよろしくです

あー ねっむい つかれた でもがんばろう


ジータ4「それで、どうするよ杏子…お前もマミみたいに普通の人間に戻るか?」

杏子「…すっげえありがてえ話だけどさ…わりぃが遠慮しておくよ」

ゴジータ4「…何でだ?」

杏子「…それを説明すんには色々とあたしの過去を知ってもらわなきゃいけない…お前には…特別に話してやる」

杏子「こっちだ、ついてこいよ」スタスタ

ゴジータ4「?」スタスタ

―古びた教会―

ゴジータ4「な、なんだ? ここは」

杏子「まあ、入んなよ」ギィィ

ゴジータ4「おう…お邪魔しまーす」

ゴジータ4「で、なんでこんなところに来たんだ?」

杏子「まあこれから話すよ、それよりっと…おっ、あった…」ガサゴソ

杏子「食いなよ」ポイッ

ゴジータ4「おっ、リンゴじゃねえか! ありがたくいっただきまーす!!」ムシャムシャムシャムシャ

ゴジータ4「ゴクッ…うーん! うまかった!」

杏子「ゲッ、芯まで食ったのかよ…ってかすごい食欲だな…」

ゴジータ4「ハハ、実は朝飯そんなに食べてなくってさ」

杏子「そ、そうか…もう1つどう?」スッ

ゴジータ4「おお! ありがてえ!」ムシャムシャ

ゴジータ4「うーん! うまいうまい!」ムシャムシャ

杏子「…クスッ」

ゴジータ4「ん? どうした?」

杏子「いや、何かそんなに嬉しそうに食べてるのみたら何だか嬉しくなっちゃって…よかったらこれ全部やるよ」ガサッ

ゴジータ4「おおおおおお!! サンキュー!!」

ゴジータ4「ふぅーうまかった」

杏子「よ…よく全部食べられたな…そんなに美味しかったか?」

ゴジータ4「ああ! すげえうまかったぜ! 杏子! ごっそさん!」

杏子「ああ…う、うん」

ゴジータ4「? 何だよ、どうした?」

杏子「いや、そんなごっそさんとか言われても…それ…あたしが買ったんじゃ…ないし…」

ゴジータ4「!! 盗んだって事か!?」

杏子「……」コクッ

ゴジータ4「ど…どうしてそんな事を!」

杏子「……ここにわざわざ来たわけ…これから話すよ…実はさ」

――――
―――
――

杏子「って訳さ…笑えるだろ? あたし自身の祈りが家族をぶっ壊しちまったんだよ」

ゴジータ4「さっき普通の人間に戻る事を拒んだのは…」

杏子「そう、あたしにはもう…家族も…帰る家も…飯を食うお金も…何も一つありゃしねえんだ」

杏子「盗みがいけないって事は分かってるさ…でもな…こうでもしねえとあたしは生きられないんだよ」

杏子「今のあたしには…この魔法少女の力が必要なんだよ、悔しいけどさ」

ゴジータ4「結局マミとは…別れちまったのか」

杏子「ああ、仲違いしちまった…家族があたしの祈りのせいで死んでさ…あたしのこれまでの考え方が変わったんだ」

杏子「これからはもう二度と他人のために魔法を使ったりしない…この力は全て自分の為だけに使い切る…ってな」

杏子「それと対照的な考えを持っていたマミは…他人の為に何の躊躇もなく魔法を使う甘っちょろい奴だった…」

杏子「結局マミの奴と意見が衝突するようになって…結果…あいつとは別れたよ」

杏子「失ったもんは…もう取り戻せねえ…」

杏子「あたしは…この運命を一生背負って…生きていくしかねえんだよ…」

ゴジータ4「確かに失ったものを取り戻す事はできねえ…だけどよ…お前にはまだ失っていないものがあるんじゃねえか?」

杏子「失っていないもの…? あたしにはもう父さんも! 母さんも! 妹もいない! これでまだ何を失っていないって言うんだよ!」

ゴジータ4「決まってんじゃねえか…マミだよ」

杏子「マミ…だと?」

ゴジータ4「マミは…あいつはまだ死んだ訳じゃねえだろ? だったらまだ取り戻せるじゃねえか、マミとの絆って奴が」

杏子「マミとの絆ァ? ケッ…今更そんなもんあたしにあるわけねえだろ…」

ゴジータ4「お前…後悔してるんじゃないのか? まるで本当の家族みたいに仲が良かったマミと別れた事に…」

ゴジータ4「心のどこかで…すっごく後悔してるんじゃねえのか?」

杏子「後悔なんて…あるわけ…」

マミ『佐倉さんすごいわ! やっとできたわね! ロッソファンタズマ!』

マミ『ジャーン! 今日は佐倉さんの為に…頑張ってケーキを焼いてみました! さあ、一緒に食べましょ!』

マミ『フフフ…佐倉さんったら口がクリームだらけよ…全く』フキフキ

マミ『おやすみなさい…佐倉さん』ニコッ

杏子「…っ」

ゴジータ4「お前の今の顔を見りゃ分かる…お前は…マミを心のどこかで求めているはずだ」

杏子「も…! もしもあたしがあいつを求めているからって…今更どの面下げて会いに行けばいいんだよ!」

杏子「もう何もかもおせえんだ…! おせえんだよ! 何もかもが!」

ゴジータ4「ったく…いつまでもウジウジ悩んでたって仕方ないじゃねえか、何事も前進あるのみってな」ピトッ

杏子「なっ! 急に腕なんか掴むんじゃねえよ!」

ゴジータ4「今の俺にはどんなに小さい気だろうが正確に探知できるぜ…えーっとマミの奴は………いた!」ピシュン

杏子「マ、マミって…! ちょ、ちょっと」ピシュン

杏子「待てよこの野郎!!」ピシュン

しーん

杏子「……ん?」キョロキョロ

先生「……」

生徒「……」

マミ「……」

杏子「(゜Д゜)」

駄目です もう無理です 眠いです  
起きて書き溜めし次第続き始めます おやすみなさい

―休み時間、屋上

マミ「もうゴジータさん!! 勝手に学校に来ちゃ駄目じゃないですか!」

ゴジータ4「いや、だってよ…」

マミ「だっても糞もないですよ! おかげで先生に怒られるし…みんなには変な目で見られるし…」

ゴジータ4「す、すまん」

マミ「しかも突然教室のど真ん中に現れたと思ったらいきなり佐倉さんが怒鳴るし…! みんなに後でどう説明すればいいのよ!」

杏子「ご…ごめん」

マミ「でも…佐倉さん…本当に久しぶりね…会えてとっても嬉しいわ!」ニコッ

杏子「!! …そうだな」

マミ「それで…どうして私の所なんかに…? もしかして何かあったんですか…?」

ゴジータ4「いや、それがよ」

杏子「マミ…久しぶりに会えて嬉しかったよ…! それじゃあなっ…」ダッ ピョン

マミ「あ、佐倉さん…」

ゴジータ4「ったく、あいつも素直じゃねえな…追うぞマミ」ピシュン

マミ「え?」ピシュン

―路地裏

杏子「ハア…! ハア…!」タッタッタ

ゴジータ4「よぉ」ピシュン

杏子「っ!」ザザッ

マミ「…あれ、ここは…? って佐倉さん!」ピシュン

ゴジータ4「おい杏子…どうして逃げるんだよ、今が仲直りの絶好のチャンスじゃねえか」

マミ「仲…直り…?」

杏子「…」プイッ

マミ「あの…佐倉さん…もしかして…私と仲直りしてくれるために…わざわざ来てくれたの…?」

杏子「ば、ちげーよ! あたしはこいつに無理やり連れて来られただけだ!」

杏子「それにあたしにとっちゃあんたなんてもう…」

杏子「どうでも、いいんだよ」

マミ「…!!」ジワッ

杏子「…っ、じゃあな…マミ」スタスタ

マミ「佐倉…さん…」ポロッ

それでいいのか!!!

杏子「!!」クルッ

ゴジータ4「本当にお前は…それでいいのか!!」

杏子「ゴ、ゴジータ…」

ゴジータ4「マミとずーっとこのままの関係で…! 本当にいいのか!!」

杏子「…」

ゴジータ4『確かに失ったもんを取り戻す事はできねえ…だけどよ…お前にはまだ失っていないものがあるんじゃねえか?』

ゴジータ4「お前が諦めなければ何度だってやり直せるってのに… それなのにお前はそれをこんな簡単に諦めちまうのか!!」

杏子(あたしは…)

ゴジータ4『マミは…あいつはまだ死んだ訳じゃねえだろ? だったらまだ取り戻せるじゃねえか、マミとの絆って奴が』

杏子(あたしは……!!)

ゴジータ4「逃げるな杏子!! 勇気を出せ!!」

杏子(………何事も…前進、あるのみ……か)

杏子「……」テクテク

マミ「佐倉…さん?」

杏子「マミ…あの時は…その…わ、悪かった」

杏子「あの時マミは…あたしの事を本気で心配してくれてたのに…あたしを励まそうと…色々気遣ってくれてたのに…」

杏子「それなのにあたしは…お前にひどいこと言っちまった……」

杏子「挙句の果てにあたしの勝手な都合で…お前を…一人ぼっちにさせちまった」

杏子「……本当に…ごめんな…いや、ごめんなさい」

マミ「…」

杏子「あの時の事…謝りたかった…ただそれだけなんだ…へへっ…今更謝ったっておせえのにな…何やってんだろうなあたし…」

杏子「それじゃあな…マミ」クルッ

マミ「佐倉さん…」ギュッ

杏子「…」

マミ「私…心配したんだよ…? 佐倉さんの事…」

杏子「…ごめん」

マミ「一人でやっていけるのかな…お家はどうするのかな…たべ…ものは…どうするのかなって…!!」

マミ「本当に…本当に心配…したん…だからっ…!」グスッ

杏子「っ! マ…マミ…」ジワッ

マミ「本当に無事で…よかった…ううう…うえぇぇぇぇぇ…」ポロポロ

杏子「マ…ミ…」グスッ

マミ「ありがとう…! 謝りに来てくれて…!! ほんどうにありがとう!!」ポロポロ

杏子「うっ…うう…ウワアアアアアアア!! ごめんよマミイイイイイイ!! ごめんよぉぉぉ!!」ポロポロ

マミ「さくらざあああああああああああああああああん!!!」ギュウウウ

杏子「マミイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!」ギュウウウ

マミ杏「うわあああああああああああああああああああん!!!」

ゴジータ4「まっ、一件落着って奴か…良かったな…杏子」

杏子「マミ~♪ マミ~♪」ギュ~

マミ「フフ…やあねこの子ったら…」ナデナデ

マミ「そういえば佐倉さん…今どこに住んでるの?」

杏子「公園」

マミ「えっ、い…今何て?」

杏子「公園、正確に言うなら公園のベンチ」

マミ「ご…ご飯は…?」

杏子「万引きするか、もしくはコンビニがゴミで出すコンビニ弁当を漁る、後は雑草とかそこらへんにいるむ…」

マミ「佐倉さん、これは命令よ…今日から私の家で暮らしなさい、そしてこれを機に万引きなんてやめなさい…いいわね?」

杏子「え…でも流石に迷惑だよ…マミにも悪いし…」

マミ「今日は佐倉さんと仲直りできた記念にごちそうやケーキを作ろうと思ったのに…残念だわ…」

杏子「色々迷惑かけるかもしれねえけど…これからよろしくな! マミ!!」

マミ「ええ! よろしく! 佐倉さん!」

ゴジータ4(偉く単純な奴だな)

マミ「それじゃごちそうとケーキの材料を買いにさっそく買い物に行きましょうか!」

杏子「ああ!」

ゴジータ4「お、おいマミ…学校はいいのか? まだ休み時間って奴じゃなかったか?」

マミ「いいんです、学校の事より今は佐倉さんの為のごちそうとケーキのほうが大事ですもの」

杏子「へへっ! さっすがマミ!」

ゴジータ4「そ、そうならいいけどよ…ハハ」


マミ「さっ、ゴジータさんも行きましょ!」

ゴジータ4「いや、俺はこのグリーフシードをほむらの奴に預けたら行くから先に行っててくれ」

マミ「分かったわ、じゃ…行きましょう佐倉さん!」

杏子「うん! あ、ちょっと待ってて!」

マミ「? ええ」

杏子「ゴジータ! 色々本当にありがとな…! おかげでマミとまた元の関係になれたよ」

ゴジータ4「別に俺は何もしてねえさ、ただお前の後押しをしただけだ」

ゴジータ4「この結果を迎えられたのはお前が勇気を出して頑張ったからさ、だからもっと自信持て」 

杏子「へへっ、そ…そうかな…あっ! そうだ! さっきもらったグリーフシード、全部返すよ」ジャラジャラ

ゴジータ4「え? な、何でだ?」

杏子「いいからもらっとけよ! せめてものお礼って奴さ!」ニッ

杏子「それじゃあ先に行くぜ! それ全部ほむらって奴に預けたら早く追いついて来いよ!」タッタッタ

ゴジータ4「お、おう」

杏子「お待たせマミ!」ニコニコ

マミ「じゃあ行きましょうか!」ニコニコ

マミ杏「ランランラーン♪ 夢を叶えて~♪ 一人で探してた~♪ 星の~♪」

ゴジータ4(…急にあそこまで仲良くなれるものなのか…? やっぱ元から相当仲が良かったんだろうな)

ゴジータ4「うし、とっととほむらの奴にこれ預けて来るか」ジャラッ

仲直り大成功! よかったね杏子ちゃんマジあんあん!

書き溜めも尽きたんでまた溜まり次第投下します それでは

こんばんは ほんと平日は眠くて仕方ないっすね…

ゴジータ4「よおほむら」ピシュン

ほむら「キャアアアアアアアアアアアア!!!」ビクッ

まどか「わあああああああああああああああ!!」ビクッ

さやか「ぬおっ!?」ビクッ

ゴジータ4「おいおい大声出すなよ…そこにいるみんながビックリしてるぞ」

ほむら「…」チラッ

クラスメイト「………………テカダレ? アノヒト」ジロリ

ほむら「………ここじゃ人目に付くわ…こっちよ、ついてきて」グスッ

ゴジータ4「おう」

まどか「ホムラチャン…」

さやか(クールビューティーキャラも台無しだなこりゃ)

―体育館裏

ほむら「何よ! 今日はキュゥべえだのあなただの…! もう散々だわ! みんなに変な印象つけられちゃったかも…」グスッ

さやか「だーいじょーぶだいじょーぶ、いざとなったら天然おバカキャラでやっていけるって」

まどか「そうだよほむらちゃん! ほむらちゃんの天然おバカなんてギャップ萌えがすごすぎてみんな吐血しちゃうよ!」

ほむら「そ、そうかしら…」

まどさや「「そうだよ!! 大丈夫だよ!」」

ほむら「そうね…いざとなったら天然おバカキャラにでもなろうかしら」

まどか(何か言いくるめちゃったけど…)

さやか(ほむらってもしかしてマジもんの天然?)

ほむら「で、ゴジータさんはどんな用事で?」

ゴジータ4「あ、ああ…これだよこれ…持ちきれないから地面に置くぞ」ジャラララララッ

さやか「これって…」

まどか「グリーフシードだよね…それにすごい量…両手でも多分持ちきれないよ」

ほむら「こ、こんなにたくさんのグリーフシードどうしたんです? …ハッ」

キュゥべえ『それが妙な事が起きてね、今さっき見滝原中の魔女と使い魔の反応が消えてしまったんだよ』

ほむら「もしかして…ゴジータさんが見滝原や風見野の魔女を?」

ゴジータ4「ああ、俺が全部倒しちまったよ…まあそれが1人の魔法少女との対立にも繋がったけどな…」

ゴジータ4「で、何とかそいつとは和解して…仲良くもなったよ」

まどか「すごい…! 見滝原や風見野の魔女と使い魔を全部倒しちゃうなんて!」

さやか「さっすがゴジータさんだね! キュゥべえの奴め…ざまあみろ!」

ほむら「ちょ、ちょっと待ってください、今魔法少女と対立…って言いました…?」

ゴジータ4「ああ、確かに言ったな」

ほむら(今見滝原に魔法少女は私しかいないはず…となると風見野……風見野の魔法少女と言えば…)

ほむら「その魔法少女って…もしかして佐倉、杏子…ですか?」

ゴジータ4「お、そうだぞ! その佐倉杏子だ! よく分かったなほむら」

ほむら(やっぱりか…)


ほむら「でも…仲良くって…」

ゴジータ4「ああ、魔女を狩りすぎちまってさ~杏子に怒られたんだよ…魔女を全滅させんなーってな」

ゴジータ4「で、なんやかんやで和解して…仲良くなって…杏子の奴…マミとも仲直りしたんだぜ」

ほむら「え? マミとも…仲直り?」

ゴジータ4「そうだ、マミに謝りたいってあいつが顔で訴えてるからさ、ちょっと後押ししてやったらあいつ…すぐマミの奴と仲直りできたぜ」

ほむら(嘘、もう佐倉さん問題解決? 私まだ転校してきたばっかりなんだけど…?)

ほむら(…ほんとゴジータさんには頭が上がらないわね…いったいどう後押ししたのかしら…)

まどか「ウェヘヘヘ…」

さやか「ちょっと話についていけないかなー…マミさんとその杏子って奴が仲直りしたの?」

さやか「てかその杏子って奴とマミさんの関係って?」

ゴジータ4「まあ詳しい事はほむらから聞いてくれ、俺はこれからマミと杏子の奴と買い物しなくちゃいけねえからよ」

ほむら「ああちょっと…!」

ゴジータ4「グリーフシード…確かに預けたぜ! じゃあまたな!」ピシュン


ほむら(いや…こんなにもらってもゴジータさんが見滝原の魔女全滅させちゃったし…使わないわね)

ほむら(ワルプルギスの夜との戦いまで取って置く…? …孵化とかしないでしょうね…)

ほむら(それに巴さんと杏子と一緒に買い物…? そんなに仲が進展していると言うの? …というか巴さん学校は)

さやか「ほむら! ほむらー!」

ほむら「わっ! な、何よさやか…」

さやか「何だよボーっとしてさ! ほむらには聞きたいことがたーっぷりあるんだからね!」

まどか「ウェヒヒ…置いてけぼりは嫌だなって」

ほむら「でも…話すと長くなるかもしれないわよ?」

さやか「ドントウォーリー! 心配ナッシーング!」

まどか「私も個人的に気になるんだ…その杏子ちゃんって子と…マミさんの関係…」

まどか「ほむらちゃん…教えてくれないかな?」

ほむら「分かったわ…でもその話は放課後にしましょう、結構長話になるし…」

ほむら「それにほらっ…」

キーンコーンカーンコーン

ほむら「休み時間終了5分前のチャイムが鳴ってるわ…教室に戻らないと…」

さやか「うーーん、何かうまく逃げられた気がしないでもないが仕方ない! 放課後で勘弁してやるぜ!!」

まどか「約束だよほむらちゃん」

ほむら「ええ、ちゃんと放課後になったら話すわ…約束する」

さやか「よっしゃ! じゃあ教室まで競争だ!」タッタッタ

まどか「あー待ってよさやかちゃん!」タッタッタ

ほむら「クスッ…走ると怪我するわよ!」テクテク

さやか「大丈夫大丈…あべしっ!!」ズデッ

まどか「あっ」

ほむら「……言わんこっちゃない」ハァ

その後夕方…マミ家

マミ「ゴジータさんが買い物を手伝ってくれたおかげでたくさん買い物ができました! ありがとうございます!」

ゴジータ4「こんな軽い物いくらでもお安い御用さ」

杏子「しっかしずいぶん沢山買ったな…一部の袋は詰めすぎて商品が袋を突き破ってるじゃねえか」

マミ「そりゃうちにはたくさん食う人が2人もいるんですもの…たくさん買わないとね」ウィンク

ゴジータ4「いやーハッハッハ」

杏子「ハハハ…す、すまん」

マミ「いいのよ! 気にしないで、それに…3人でご飯が食べれるなんてとっても嬉しいもの!」ニコッ

杏子「マミ…」

マミ「それじゃさっそく調理に取り掛かるわね! さあ忙しくなるわよ…」コキコキ

ゴジータ4「あー腹減ったなあ」

杏子「だな…あー早くマミの料理が食いたい」

ゴジータ4「マミの奴…料理うまいもんなあ…ちょっと足りないのが残念だけど」

杏子「そんな事言ってる余裕あんのか? あのハリキリようだとすごい量の料理がでてくるぞ」

ゴジータ4「余裕余裕! まあ杏子にはちょーっときついかもな」ニヤッ

杏子「へっ、食えなくて大恥掻いても知らねえぞ」ニヤッ

ゴジータ4「フフフッ…いやー食事が楽しみだ」グゥゥ

杏子「だな」グゥゥ

杏子「あのさ、ゴジータ」

ゴジータ4「何だ?」

杏子「あの時はああ言ったけど…あたしも…人間に戻してくれないか…?」

ゴジータ4「ん? 別にいいけど…急にどうしたんだ?」

杏子「マミの顔見て目が覚めたって奴さ…これから万引きとかなんて馬鹿な真似せず…真っ当に生きたいんだ」

杏子「ウジウジいつまでも過去の出来事引きずったって…希望ある未来なんて掴めないだろ?」

杏子「もうあたしは……二度とマミの奴に心配なんて掛けたくないんだ…その為には…やっぱりこの力を手放す必要がある」

杏子「この力を持ってちゃ…意地でも魔女との戦い…魔法少女との戦い……色んな戦いや危険が日々纏わりついてきやがるんだ」

杏子「…だけど…あたしはもう戦いたくない…危ない目にあってマミの奴に心配を掛けさせたくない」

杏子「だから…頼む、あたしを…マミと同じ普通の人間に戻してくれ…っ!」

ゴジータ4「ああ、もちろんオッケーだ!」

杏子「…戻れたのか? 普通の人間に…」

ゴジータ4「ああ、もう魔法少女になりたくてもなれないはずさ」

杏子「……ほんとだ、まあソウルジェム自体があたしの中に入って行ったもんな…いったいどういう原理でこんな事…」

ゴジータ4「簡単な事さ、ソウルジェムに凝縮されてる悪いエネルギーをいいエネルギーに変換しただけ…ただそれだけさ」

杏子「へー…ほんとすごいよあんた…街の魔女と使い魔全滅させたり…」

杏子「どこからか急に現れたり…消えたり…増してや魔法少女をやめさせる事ができるなんて…」

ゴジータ4「そんなにすごいことでもないんだがな……まあ、俺がちょーっと強すぎるだけだ」

杏子「ハハ、そうかい…」

杏子「…魔法少女…卒業か」

ゴジータ4「何かあんまり嬉しそうじゃないな」

杏子「いや、嬉しいさ…ちょっと色んな感情がごちゃまぜになってるだけだよ」

ゴジータ4「…そうか」

杏子(魔法少女の力を失った今…もう後戻りはできないね)

杏子(父さん………母さん………モモ………)

杏子(あたし…頑張って生きるよ…どんなに辛い事があっても…どんなに悲しい事があっても…)

杏子(絶対挫けないって誓うよ…みんなの分まで懸命に生きる事を…誓うよ…)

杏子(だから…天国で馬鹿なあたしの事…見守っててくれ…)


マミ「急にリビングから光が迸ったけど…何かあったの!?」

ゴジータ4「ああ、杏子の奴が人間に戻ったんだよ」

マミ「!」

杏子「へへっ…もう危ない事に手突っ込んで…マミの奴に心配かけさせたくないからさ」ポリポリ

マミ「佐倉さん…」ウルッ

ゴジータ4「マミー泣いてる場合じゃねえぞー」

杏子「そうそう…マミにはあたし達の料理を作るって言う大事な使命があるんだからさ」

マミ「…そう、そうよね」グシグシ

マミ「…私には…みんなのご飯を作るって言う…大事な使命があるんだから! よーし!」

杏子(マミ…もうお前を一人ぼっちになんてさせねえからな)

ゴジータ4「うーん、まあ腹いっぱいにはならなかったけどすげえうまかった、ごちそうさん」

杏子「お、お前…あんだけ食って満腹じゃねえとかマジか?」

ゴジータ4「ああ、全然まだ食える…もしかしたら元が2人な分、飯食う量も多いのかもな」

杏子「ああ…そういえばゴジータって2人の戦士がフュージョンって技で合体して生まれたんだっけ」

ゴジータ4「そうそう」

杏子「へー合体か…何か試してみたいな…2人が合体なんていったいどういう感覚になるのかすげえ興味がある」

ゴジータ4「んじゃ後でマミの奴とやってみればいいんじゃねえか? 杏子とマミの気はほとんど同じだし…多分できると思うぞ」

杏子「そうか! じゃあ後で試してみようかな」

マミ「お待たせ、ケーキが焼けたわよ」コトッ

ゴジータ4「おお! いっただっきまーす!」モシャモシャ

杏子「いただきます! …おお、うめえ! 味があの頃から劣化してるどころかさらに美味くなってるじゃねえか!」

マミ「フフッ…喜んでもらえてよかったわ」

杏子「もう駄目だ、何も入らん…久しぶりにお腹いっぱいだ…幸せ」

ゴジータ4「もうケーキないのか?」

マミ「もうないですよ、時間からして1ホール作るのが限界でしたもの」

ゴジータ4「そっか、残念だな…まあ腹は膨れたし…こんなもんか」

杏子「しっかし1ホールのケーキがこんな数分で消える物なのか…」

杏子「だいたいあのごちそうの量でおかわりってほんと胃袋どうなってんだよ…」

マミ「そうね…あの量でお腹いっぱいにならないとなると…ちょっと困ったわ…」

ゴジータ4「いやー、俺にもよく分からん…やっぱりこの腹の減りようは俺が元は2人だからか…?」

杏子「元は2人…あ、そうだ思い出した! マミ! あたしと合体しようぜ!」

マミ「えっ!? が、合体!?」カアア

杏子「ああ! あたしとマミで合体だ! なっ! 合体しよう!」

マミ「そ、そんな……ゴ、ゴジータさんもいるのにそんな大胆な…/// それに私たち女の子同士よ…? 」

杏子「え? ゴジータ、女同士じゃ合体できないのか?」

ゴジータ4「いや、そんな事ないはずだぜ」

マミ「ゴ、ゴジータさん…!!」

杏子「って訳だ、マミ…あたしと合体しよう」イケメンAA

マミ「…っ/////」ボッ

杏子「何だよマミ、そんな顔赤くして…熱でもあるのか?」ピトッ

マミ「**********!!!!!!!」ポーーーーーーーッ

マミ(何で…何でこんなにドキドキしてるのかしら…相手は佐倉さんよ…!? しかも女の子同士…禁断の恋よ!?)

マミ(いけない事って分かってるのに…それなのにどうしてこんなに心臓がドキドキしてるの…?)

杏子「うーん…熱はないみたいだけど…」

ゴジータ4「飯食いすぎたか?」

杏子「そんなゴジータじゃあるまいし…」

マミ(あっ、そっか)

マミ(私、佐倉さんを求めてるんだ)

マミ(私……佐倉さんの事が…好きなんだ)

マミ(同性とかそんなの関係ない、1人の友達として…1人の人間として…)

マミ(佐倉杏子という人間が好きなんだ…)

マミ(だからこんなに体が火照って心臓がドキドキしているのね…いいわ…佐倉さん…あなたがその気なら…)

マミ(私は喜んであなたと合体するわ)

マミ・覚醒 このまま百合展開なのか!?

また書き溜めしたら投下します

ばんばんわー 遅れて申し訳ない


マミ「佐倉さん、私もあなたと合体したい」

杏子「お! やったあ! 流石マミ! 話が分かる!」

マミ「えーっと…ゴジータさんがいる前でやるの…?」

杏子「ん? そんなの当たり前だろ」

マミ「そ、そう…いいわ、佐倉さんが望むなら私…なにもこわくないわ」シュルッパサッ

ゴジータ4「!?」

杏子「お、おいマミ! お前…な、何で急に服なんて脱いでるんだよ!?

マミ「当たり前じゃない…佐倉さんと合体するためよ…」シュルッシュルッ

こうしてマミはゴジータ、杏子の前で下着姿になった

トリップつけときますかね


マミ「さあ佐倉さんも…」

杏子「えっ? えっ? えっ?」

杏子「な、なあゴジータ…合体って…服を脱がなきゃいけないのか?」

ゴジータ4「そんな訳ないだろ」

杏子「だ、だよな」

マミ「もう焦らさないで…! ほらっ…」ギュッ シュルッ

杏子「わっ! わっ! わっ! わっ! ちょ、ちょっと! 脱がすな! やめろおおおお!」

杏子の抵抗空しく、杏子はマミに服をはぎ取られ一瞬で下着姿となった

杏子「うぅ…な、何でこんな事に…!」

マミ「さあ佐倉さん…合体しましょ…」ギュッ

杏子「は、離せ!」バッ

マミ「もう…焦らさないでよぉ…」ウルウル

杏子「…」ドキッ

マミ「おいで、佐倉さん…」

杏子「ちょ、ちょっと待てよ! まだゴジータから合体の仕方聞いてないぞ!」

マミ「そんな事私が教えてあげるっ」

杏子「じゃ、じゃあ! 合体の仕方教えてみろよ! 知ってるんなら教えられるよなあ!?」

マミ「えー!? 佐倉さんったらそんな事言わせるの? そんなの決まってるじゃない…」

マミ「アソコとアソコを使うのよ…フフッ」

杏子「ア、アソコ?」

ゴジータ4「マミ、お前何言ってんだ? フュージョンにアソコなんて物使わねえぞ」

マミ「え?」

マミ「あ、あの…フュージョンって… それって合体の事ですよね?」

ゴジータ4「ああ、そうだ」

マミ「合体って普通アソコとアソコを使うんじゃ…?」

ゴジータ4「使わん、てかアソコって何だ」

マミ「え? 合体なんですよね?」

杏子「合体だな」

ゴジータ4「合体だ」

マミ「ならアソコ使うじゃないですか」

ゴジータ4「使わん、だからアソコって何だよ」

マミ「?、?、?」

杏子「マミさっきから何言ってんだ?」

ゴジータ4「…何か食い違いが起こってるみたいだな…いいか? フュージョンってのはな」

ゴジータ4「分かったか? これがフュージョンだ」

杏子「フュージョンポーズを2人で全く同じ取れば…か…なるほど…」フムフム

マミ「えっ…え? え? え? 技? フュージョン? 合体? え? え?」

ゴジータ4「とりあえず服着たらどうだ、マミ……杏子、お前もだ」

杏子「お、おう…てかこっち見んな!」

ゴジータ4「はいはい」クルッ

マミ「………っ!!!!」カアアアアア

マミ「うわあああああああああああああん!!」ドタドタ バタン

ゴジータ4「ったく…」

マミ「グスッ…」

杏子「まあまあ、あたしも言い方が悪かったよ…許してくれ」

マミ「べ、別に気にしてないわ…でも! このことはくれぐれも他言無用でお願いします…!!!」

杏子「あ、ああ! 誰にも言わねえさ! なあゴジータ!」

ゴジータ4「ああ、言わねえ言わねえ」

マミ「うううう…」グスッ

マミ(駄目…佐倉さん、ゴジータさんと恥ずかしくて顔が合わせられない…私ったら早とちりで何て事を…)

杏子「大丈夫大丈夫、あたしもゴジータも何も気にしてないさ…早とちりなんてよくある事だ…だろ?」

マミ「こんな恥知らずの私を慰めてくれるなんて…佐倉さんは優しいのね」

杏子「その、お前が泣いてるとこなんて…えっと…見たく……ねえからさ」プイッ

マミ「佐倉さん…」

ゴジータ4(お熱いこった)

マミ「えっと…ほんとにやるの? そのフュージョンって技…」

杏子「ああ! だってやってみたいじゃん! 人と人が合体するんだぜ!?」

マミ「ま、まあ私も気になりはするけど…人と人が合体して1人の人間になるなんて摩訶不思議な技…」

杏子「だろ?」

マミ「え…ええ」

杏子「さっ、ゴジータ! フュージョンをする為のポーズを教えてくれよ!」

ゴジータ4「ああ、そんじゃやってみせるからよーく見てろよ? あんまりやりたくねえから1回で覚えろ! いいな!」

杏子「…」ゴクッ

マミ「…」ゴクリ

ゴジータ4「…いくぞ」

ゴジータ4「まずは二人がある程度距離を離して並んで立つ…」テクテク

ゴジータ4「そしてこうする…」スッ

ゴジータ4「腕の角度に気をつけろ!」

ゴジータ4「フュー!」トコトコトコトコ

ゴジータ4「腕を反対にしながら二人が近づく! この時動かす足は三歩分だ!」

ゴジータ4「ジョンッ!」ビシッ

ゴジータ4「足の角度に気をつけろ!」

ゴジータ4「ハァァッ!」ビシッ

ゴジータ4「こうして2人の指を合わせるんだ! またまた足の角度に気を付けろ! 特に左足をピーンと伸ばすのを忘れるな!」

ゴジータ4「フー…このポーズを左右対照でやるんだ……分かったか?」

マミ(だ…ださい)

杏子(あのトコトコ歩きは何とかならなかったのか)

ゴジータ4「マミー、もうちょいリラックスしろー…そうだその調子…杏子はそのままの状態をキープだ」

ゴジータ4「……よし! 気が完全に同じになった…行けるぞ」

杏子「行くぞマミ!」スッ

マミ「え…ええ! やるからにはしっかりやるわ!」スッ

杏マミ「フュー…」トコトコトコトコ

杏マミ「ジョン!」ビシィ

杏マミ「ハッ!」ビシッ

2人の指が合わさったその瞬間…2人から眩い光が溢れ出す…!

ピカーーーーーーー!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

眩い光が収まった時…マミと杏子は…

???「……」

1人の人間になっていた!

ゴジータ4「すげえなお前ら…! フュージョンを一発で成功させるなんてよ…! 正直驚いたぜ!」

???「キョウコとマミが合体して…キョウミ…って所かな」

ゴジータ4「杏美! どうだ? 気分は」

杏美「うん、すごくいい気分だよ! 何か力も溢れて来るし! これがフュージョンって奴なんだね!」

ゴジータ4「そうだ、まあ二人とも何にも修行してない一般人って奴だから…そんなに気の上昇は見られねえけどな」

ゴジータ4「それでも杏美ならそこら辺にいる大人数十人を相手にしても余裕で全員ボコボコに出来ると思うぞ」

杏美「へえ! すごいんだなあフュージョンって! ちょっと鏡見てくるよ!」ドタドタ

ゴジータ4「ハハ、偉いはしゃぎ様だな…しかし一発成功だなんて…俺らが初めてやった時失敗したのは言わないほうがいいなこりゃ…」

杏美「へえ…髪の毛がマミの黄色と杏子の赤色がほどよく混ざってるんだな…何か目も黄色と赤のオッドアイになってるし…」

杏美「…意外とかっこいいじゃん…私」ニヤッ


杏美「ほっ!」ビシッ

杏美「やっ!」ビシィ

杏美「ふんっ」バッ

杏美「……エヘヘ」デレー

杏美「いいじゃんいいじゃん、すげえかっこいいぜ!」

杏美「次はこのポーズを…」

ポンッ

マミ「あ、あら?」

杏子「フュージョンが解けちゃった…」

ゴジータ4「お前らいつまで鏡の前にいるんだ? って何だ、フュージョン解けちまってるじゃねえか」

マミ「フュージョンって30分経つと解けるんですよね…?」

ゴジータ4「ああ、鏡がある洗面所にお前らが向かってからとっくに30分くらいは経ったぞ」

マミ「も…もう30分経ったのね…ほんと楽しいと時間の流れが早いわぁ…」ポケ~

杏子「もっと決めたいポーズとかあったんだけどなあ…」

ゴジータ4「また今度にすりゃいいじゃねえか…フュージョンってのは成功するともう一度できるまで1時間待たないといけないからな」

杏子「それってもう一回フュージョンしたいなら1時間待てって事? というか成功って失敗もあるのか…?」

ゴジータ4「あるぞ、どちらかが少しでもポーズを間違えると元の2人よりパワーの劣った戦士が産まれちまうんだ」

ゴジータ4「失敗したならフュージョンが解けても1時間待たずにすぐにフュージョンできるけどな」

マミ「フュージョンって奥が深いのね…」

マミ「ってもうこんな時間か…フュージョンは1時間経たないとできないし…今日はもう寝ましょうか」

杏子「そうだな…何か今日は色々ありすぎて疲れたよ」

マミ「それじゃ、お風呂貯めて来なくちゃね」タタタ

~♪

マミ「あ、お風呂貯まったみたいね…佐倉さん、昔みたいに一緒に入る?」ニコッ

杏子「ハハハ、今更一緒に入る歳でもねえって」

マミ「そう…残念だわ…」シュン

杏子「………」

マミ「ハア…」トボトボ

杏子「分かった分かった! 入るよ入ればいいんだろ!」

マミ「本当!? やったあ!」ニコッ

杏子「ケッ…今日だけだからな…」

マミ「はいはい」ニコニコ

ゴジータ4「ファアアアア…二人は風呂か…」

ゴジータ4「…早く上がらねえかな」

ゴジータ4(しかし…杏子とマミの奴のフュージョンがきっちり30分経って解けたって事は…だ)

ゴジータ4(フュージョンはこちらの世界でもちゃんできて…しっかり時間が経てば戻るって事だ)

ゴジータ4(…やっぱり制限時間ってのは元の世界での時間で数えるって事なのか…?)

ゴジータ4(だがその理論だと…俺の元の世界では未だに30分経っていない事になるな)

ゴジータ4(もしくは精神の時の部屋のようにこちらの時間とあっちの時間では経過する時間が異なる…とか)

ゴジータ4(それとも…今制限時間は異世界にいる関係上…止まっていて…)

ゴジータ4(俺が元の世界に戻ったと同時に…改めてフュージョンの時間計算が再開されるって事もありえる)

ゴジータ4(ハア…駄目だ、全く原因が分からねえ)

ゴジータ4(まあいくら考えたって戻らねえものは戻らねえんだ、いくら悩んだって仕方ないか)

ゴジータ4(…眠いな)ウトウト

ゴジータ4「zzzzz…」

ゴジータ4「ん…? んん…」ムクリ

ゴジータ4「こりゃ毛布…マミが掛けてくれたのか」

ゴジータ4「…窓の外が明るい…って事は俺あのまま思いっきり寝ちまったみたいだな…今何時だ…」

時計は10時を回っていた

ゴジータ4「また偉く寝てたなあ…結局風呂にも入ってねえし」ポリポリ

ゴジータ4「…」グウウウウ

ゴジータ4「何もしなくても腹は減るもんなんだな…」

ゴジータ4「お、例によって書置き発見だ」ペラッ

ゴジータ4「…何々、朝ご飯と昼ご飯は作っておきました…キッチンにあるので食べてください。」

ゴジータ4「…それとお風呂に入っていないと思うのでタオルをお風呂場の前に置いておきました、使ってください。」

ゴジータ4「私は学校に行ってきます、佐倉さんはバイトを探しに行くそうです。」

ゴジータ4「スペアキーを置いておくので外に出るときは鍵をしっかり閉めてくださいね…か」

ゴジータ4「杏子の奴…バイトを探しに行ったのか…どうりで家の中が静かな訳だ…」ポリポリ

ゴジータ4「…とりあえず風呂でも入るかなぁ」テクテク

その頃学校では

先生「それじゃ今日はここまで、日直」

日直「きりーーつーーれー」

先生「おい、ちゃんと号令を言…」

全員「ありがとうございましたー!」

先生「……もういい、しっかり復習しとけよ」

まどか「はあ…今日の数学難しかったなあ…ほむらちゃん分かった?」

ほむら「ええ、何度もこの授業は受けてるし多少はね」

まどか「ウェヘヘ…良かったら今度教えてもらいたいなあ…なんて」

ほむら「ええ、いいわよ…今度の土日に私の家で勉強会でもやりましょうか」

まどか「ほんと!? ありがとうほむらちゃん! じゃあさやかちゃんも誘っ…」

まどか「……」

ほむら「どうしたの?」

まどか「いや、さやかちゃんどうしたのかなあって…」チラッ

まどか「さやかちゃんが学校に来ないなんて…風邪でも引いたのかな」

ほむら「多分そうでしょう…」

まどか「電話にも出ないし…寝てるのかなあ…ああ、何か心配だよぉ…」

ほむら「帰りにお見舞いがてら、さやかの家に行ってみましょうか」

まどか「そうだね…ちょっと心配だもんね」

ほむら(昨日佐倉さんの話をしたから? いや…そんな訳ないか…)

ほむら(………………まさか)

ほむら「まどか…もしかして…さやかって昨日の帰りに病院に寄ったりしたかしら」

まどか「うん、杏子ちゃんの話を聞いてほむらちゃんと別れた後、上条君のお見舞いをしに病院に寄ったよ」

ほむら(…佐倉さんの問題が解決して浮かれていたわ…まだ大事な問題を1つ残していた…)

ほむら(上条…恭介、彼を何とかしないと……でもどうやって?)

ゴジータ4「ふーサッパリサッパリ! 起きてすぐ入る風呂もいいもんだなあ」

ゴジータ4「さーて、飯食うか!」

ピンポーン

ゴジータ4「ん? インターホンが鳴ってるな…」テクテク

ゴジータ4「誰だ?」ガチャッ

さやか「……」

ゴジータ4「何ださやかか……って何でマミの家なんかに!? というかお前学校は…」

さやか「ゴジータさん…相談に乗って欲しい事があるんです、お願いします…」

ゴジータ4「…いいぜ、まあ入れよ…俺が言うのも何だがな」

さやか「はい…お邪魔します」

ゴジータ4「うん、うまいうまい」ガツガツガツ

さやか「あ、あのぉ…」

ゴジータ4「ん? ああ、すまん…腹減ってたもんでよ…ゲップ」

ゴジータ4「フゥ…ごちそうさん…それでどうしたよ、学校に行ってないって事はサボりって奴だろ?」

さやか「…はい」

ゴジータ4「やっぱりか…そんなサボりなんて真似してまで俺に相談したい事って…いったい何だ?」

さやか「あの、ゴジータさんって人の怪我を治す事って…できますか?」

ゴジータ4「人の怪我…? どういうことだ?」

さやか「じ、実は…」

―――
――

禁書の上条ならこんな事には…
眠いんで寝ます 起きて書き溜めしたら多分開始します

さやか「と、言う訳なんです…恭介の奴相当参っちゃってるみたいで…」

ゴジータ4「うーん、怪我か…何とかしてやりてえのは山々だけど流石の俺も怪我を治すのは難しいかもなあ…」

さやか「やっぱり無理ですか………」

ゴジータ4「俺も何でもできるって訳じゃねえからなぁ…うーん…せめて仙豆があればよかったんだが」

さやか「仙豆?」

ゴジータ4「ああ、俺の世界にある不思議な豆でよ、1口食えばどんな怪我でも治してくれるんだ…病気とかは治せないけどな」

さやか「す、すごい! その仙豆って今は…」

ゴジータ4「わりぃ…持ってないんだ」

さやか「そ…そうですか」シュン

ゴジータ4「うーん…」

さやか「やっぱり魔法少女に…なるしかないのかなあ」

ゴジータ4「…キュゥべえの願いか」

さやか「…はい、あいつに魂売るのは癪だけど…こうするしか方法がないし…」

ゴジータ4「…そうだ! 魔法少女だ! さやか、魔法少女になれ!」

さやか「え!? で、でも魔法少女になったらゾンビみたいに…!」

ゴジータ4「心配すんな、魔法少女になっても俺が元の人間に戻してやる」

さやか「あっそうか! その手があった!! そうすれば何の代償もなしに願いが叶えられますね!」

さやか「ゴジータさん! ぜひお願いします!」ドゲザー

ゴジータ4「ああ、お安い御用だぜ…んじゃキュゥべえの奴を中に入れるかな」

さやか「え? 中に入れるって…」

ゴジータ4「あいつ初めて会った時からずーっと俺の事を監視しようとしてるみたいでよ」

ゴジータ4「監視されるなんて真っ平ゴメンだから触るとQBのみが消滅する気をこの間から俺の周りに常時展開してんだ」

さやか「ああ、あのテレパシーもカットとか言う豪華特典付きのアレですか…」

ゴジータ4「そうそう、それを一旦解く…すると…だ」

さやか「解くと?」

キュゥべえ「ハー…やっと入ってこれた」スッ

さやか「げっ!?」

ゴジータ4「ほらな、すぐご登場って訳よ」

さやか「この現れる速さ、どんだけ近くにいたのよ…」

キュゥべえ「ゴジータ…ずっと君に干渉しようと思っていたのに…あの変なエネルギーはいったい何だい?」

キュゥべえ「アレのせいでいったい何匹の個体が犠牲になった事か…まあ解除してくれたみたいだし…やっと君と話せるよ」

キュゥべえ「ゴジータ、君は色々と面倒な事をしてくれたみたいだね…」

キュゥべえ「学校でのマミといい、今朝見かけた杏子といい…魔法少女にあるはずの魔力が全く感じられない」

キュゥべえ「…君だろ? あんな事をしでかしてくれたのは」

ゴジータ4「さあ、どうだかな」

キュゥべえ「魔法少女をやめさせるなんて芸当は僕でも不可能なのに…それを可能とする人物」

キュゥべえ「…それはゴジータ、君以外では考えられない…異世界からやってきたという君でしか、ね」

ゴジータ4「キュゥべえ、俺はテメエとグダグダ話すためにアレを解除した訳じゃねえぞ?」

ゴジータ4「それ以上無駄口を叩いてみろ、消すぞ」

キュゥべえ「…分かったよ、で…僕に何か用事でも?」

ゴジータ4「キュゥべえ、さやかの奴と契約しろ」

キュゥべえ「……そう来たか」

ゴジータ4「どうなんだ? 契約するのか?」

キュゥべえ「…いいよ、契約をするかしないかは僕自身の意思で決める事はできないしね」

ゴジータ4「ふーん、やけに素直じゃねえか」

キュゥべえ「インキュベーターは嘘をつかない…だ、さあ美樹さやか…願いを言うといい…どうせ人間に戻されてしまうだろうけど」

さやか「あ、あたしの願いは…!」



キュゥべえ「契約は成立だ、さあ解き放ってごらん…君の新しい力…」

さやか「キュゥべえ! これで恭介の腕は元に戻ったって事だよね!?」

キュゥべえ「ああ…そのはずだy」

さやか「よっしゃあ! じゃあゴジータさん…何卒どうか宜しくお願いします…」スッ

ゴジータ4「ああ、任せとけ」

さやか「ありがとうございます…!」

キュゥべえ「わけがわからないよ…」

ゴジータ4「いくぞ、ハアアアア…」ゴゴゴ

ピカーーーーー

シュウウウウン



さやか「ソウルジェムが私の中へ…! やったあ! これで魔女とかゾンビにならずに済む!」

さやか「ありがとうゴジータさん!! ありがとう!!」ギュー

ゴジータ4「ハハ、早くその恭介って奴の所へ行ってやれ」

さやか「うん! 本当にありがとうゴジータさん! それじゃ、また!!」ガチャッ バタン

キュゥべえ「信じられない…まさか本当に魔法少女を人間に戻せるとは……ゴジータ…君は神か何かか…?」

ゴジータ4「へっ、神でも何でもねえよ…ただ、俺が強いだけ」

ゴジータ4「それだけの事だ」

キュゥべえ「強いと言っても限度って物があるよ……ハア、君のその力は恐らく神にさえ匹敵するだろうさ…」

ゴジータ4「それじゃ、テメエの面も見飽きたし…そろそろアレを再び出させてもらうかな…」

キュゥべえ「それなんだけどさ、ちょっと待って欲しいんだ」

ゴジータ4「何だよ」

キュゥべえ「ゴジータ…君に相談がある…それもこれから先、この世界の全人類を救うかもしれない…大事な相談さ」

ゴジータ4「…全人類を救う…だと?」

キュゥべえ「ゴジータ、君のその魔法少女から人間へ自由に戻せる力を見込んで…頼みがある」

ゴジータ4「…」

ピシュン

ほむら「キャッ!!」

まどか「わっ!」

ゴジータ4「よお」

ほむら「ゴ、ゴジータさん…またあなたですか…休み時間で廊下にいたからいいものの…」

ほむら「無理やたらとこっちへ来ないでください…特に教室で来られるとすごい困るんです…」

ゴジータ4「ハハ、今度から気を付けるさ…急な用事ができたもんでよ、ついな」

ゴジータ4「それも…まどかに…だ」

まどか「私に…急な用事?」

ゴジータ4「とりあえずここじゃ人目がつく、どこか人がいなさそうな場所はないか」

ほむら「それじゃあ……昨日も行った体育館裏で…」

ゴジータ4「よし、行こう」

―体育館裏―

ほむら「それで…急な用事っていったい何なんです…? それにまどかにって…」

ゴジータ4「訳は今から話す…とりあえず…おい! キュゥべえ!」

まどか「!?」

ほむら「キュ…キュゥべえ!?」

キュゥべえ「はいはい、急かさなくてもちゃんと行くってば」スウッ

ほむら「ゴ、ゴジータさん! これはいったい…!」

ゴジータ4「まどか、お前…キュゥべえと契約する気はないか?」

まどか「え…」

ほむら「……!」

ほむら「な、何を言い出すんですかゴジータさん!!」

ゴジータ4「大きな声を出すな、人が来ちまうだろ」

ほむら「だ、だけど…!!」

キュゥべえ「まどか、僕は君と相談をしに来ただけさ」

まどか「相談ってどうせ魔法少女の…契約の事でしょ…?」

キュゥべえ「そうだよ、だけど…」

ゴジータ4「俺がすぐに普通の人間に戻すけどな」

まどか「え?」

ほむら「そ…それってどういう…」

キュゥべえ「まどか、君が契約した時に発せられる莫大なエネルギーを…僕たちインキュベーターはぜひ欲しいんだ」

キュゥべえ「君の契約1つで減った宇宙のエネルギーが全て回復する…」

キュゥべえ「いや、全て回復するどころか…宇宙エネルギーがこれから一生減る事もないほどの莫大なエネルギーが…」

キュゥべえ「君が契約1つするだけで…僕たちはそのエネルギーを手に入れる事ができる…要するに宇宙が救われるんだ」

キュゥべえ「まどか、君の手で宇宙を救ってくれないか?」

ゴジータ4「つまりこいつが言いたい事は…だ」

ゴジータ4「俺の力で人間に戻ってもいいから契約をしてくれ…って事さ」

まどか「で…でも」

ほむら「そんなまどかを利用するような事…」

キュゥべえ「分かった…じゃあこうしよう」

キュゥべえ「君が契約してくれた暁には、僕達インキュベーターはこの星から消えるよ…これならどうだい?」

まどか「!」

ほむら「な、何ですって!?」

キュゥべえ「君と契約をしたら今後一切、誰かと契約を結ぶような事はしない…ここに誓おう」

ほむら「そんなの信用できるわけ…!」

キュゥべえ「ほむら…いくつもの平衡世界を見てきた君が一番分かっているはずさ」

キュゥべえ「インキュベーターは嘘をつかない…ってね」

ほむら(こいつ…本気なの? でもこいつが言ってる通り…インキュベーターは嘘をつかない…)

ほむら(こいつから発せられる言葉は嘘偽りがないただの真実…それは私がこれまでたくさんの時間軸を経験し、知っている)

ほむら「だ…だけど」

まどか「本当だね?」

ほむら「ま、まどか?」

まどか「キュゥべえ、私が契約すれば…もう今後一切誰かと契約しようなんて馬鹿な真似しないんだね?」

キュゥべえ「ああ、ここに誓おう、もう今後一切契約なんてしない…ってね」

まどか「この地球からも…いなくなってくれるんだね?」

キュゥべえ「ああ、勿論さ」

まどか「…………分かった、私契約する」

ほむら「ま、まどか…! いいの…?」

まどか「ウェヒヒ…大丈夫だよほむらちゃん…ゴジータさんがすぐに人間に戻してくれるって言うし…」

まどか「それに私の契約1つでこれから先の女の子たちが魔法少女と言う呪縛に囚われないのなら…」

まどか「私は喜んで契約するよ」ニコッ

ほむら(まどか…あなたは本当に優しいのね)


まどか「ゴジータさん…人間へ戻してくれる時は…お願いします」

ゴジータ4「ああ、心配すんな…絶対に戻してやる」

まどか「その言葉…信じます……」

キュゥべえ「じゃあ…契約してくれるという事でいいんだね…?」

まどか「うん、契約する」

キュゥべえ「そうか、じゃあまどか…君はその魂を代償にして…何を願う…?」

まどか「私の願いは…」

まどか「ゴジータさんが好きな時に…元の世界へ帰れるようにする事! それが私の願いだよ!」

ゴジータ4「!!」

キュゥべえ「分かった、契約は成立だ…君ほどの因果律ならどんな途方もない望みも適う事だろう…」

まどか「…っ! うぅ…!」

キュゥべえ「受け取るといい、それが君の運命だ」


まどか「…これが私のソウルジェムなんだ…ピンク色で綺麗だね」

キュゥべえ「まどか、本当にありがとう…君のおかげで枯渇していた宇宙エネルギーが満ち足りたよ」

キュゥべえ「これで宇宙は永遠に安泰を取り戻すだろう…君のおかげだよまどか」

まどか「約束は…しっかりと守ってね?」

キュゥべえ「ああ、約束は守る…これから僕たちインキュベーターは…この地球から去る」

キュゥべえ「宇宙エネルギーを回収すると言う目的も消えたし…ここに留まる理由もない…自分達の母星へ帰るよ」

キュゥべえ「そして二度とこの地で誰かと契約を結ぼうだなんてことはしない、約束するよ」

ほむら「キュゥべえ…あなたが去るのは勝手だけど…グリーフシードや魔女の処理はどうするの?」

ゴジータ4「おいキュゥべえ…ちょっと耳貸せ」

キュゥべえ「ん?」

ゴジータ4「ゴニョゴニョ…」

キュゥべえ「なるほど、それなら安心だ」

キュゥべえ「ほむら…君に僕が持つグリーフシードを処理できるようになる能力を分け与えるよ」ピカー

ほむら「え!?」

キュゥべえ「…うん、これでほむらはグリーフシードを自由に処理できるようになったはずさ…試してみるといい」

ほむら「……」スッ

ブゥゥゥン

ほむら「グリーフシードが消えた…どうやら本当に処理できるようになったみたいね…でもどうして私に?」

キュゥべえ「それについては後でゴジータが教えてくれるさ」

キュゥべえ「それじゃあ僕らはそろそろ消えるとするよ、短い間だったけど楽しかったよ、まどか…ほむら」

キュゥべえ「マミや杏子…そしてさやかにも宜しく伝えておいてくれ」

キュゥべえ「そしてゴジータ、宇宙が救われたのはまどかも含め…君のおかげだ、ありがとう」

ほむら「ちょっと! どうせなら私以外の魔法少女は人間に戻していきなさい!!」

キュゥべえ「大丈夫、そんなのゴジータ1人で簡単にできるさ…それじゃ、さようなら!」パアアアア

シュウウウン

宇宙エネルギー問題を無事解決する事ができたキュゥべえは

母星へ帰還すべく、光を帯び空の彼方へ消えて行った

この日、全国各地で空へ舞いあがる流星を見る人が続出したのは言われるまでもない

まどか「行っちゃったね」

ほむら「あいつ…魔法少女を人間へ戻す事をゴジータさんに押しつけやがったわね…」

ゴジータ4「まあ、今なら元気玉の逆の要領でやりゃ全ての魔法少女を人間に戻せると思うけどな」

ほむら「そ、それって本当ですか!?」

ゴジータ4「ああ、元気玉ってのは地球人みんなから元気をもらう技だ、ならそれを逆にすりゃいい」

ゴジータ4「俺が元気玉の逆の要領で世界中の魔法少女達全員へプラスエネルギーを送れば…」

ゴジータ4「プラスエネルギーを浴びたソウルジェムは浄化されて…魔法少女達は元の人間へ戻れるはずだ」

ゴジータ4「まあ、またしてもできるかはまだ分からねえが…多分できるだろ」

まどか「何かよく分からないけど…」

ほむら「……すごいって事は伝わったわ」

ゴジータ4「あ、そうだ! まどか! 願い…ありがとな! 正直戻り方は考えてなかったからすげえ助かった!」

まどか「いえいえ! ゴジータさんにはとってもお世話になってるし…いつか恩返しがしたいなってずっと思ってたんです!」

まどか「無事恩返しができたみたいで…私もとっても嬉しいです!」

ゴジータ4「まどか…………よし、お前をすぐに人間へ戻してやるからな」

まどか「はい! お願いします!」

ゴジータ4「よっしゃ、人間へ戻せたぞ」

まどか「はあ…よかったあ…」ヘナヘナ

ほむら「まどか…お疲れ様…」

まどか「ウェヒヒ…」

ゴジータ4「それじゃ、いっちょ魔法少女達を人間に戻すか」

ほむら「え? 今やるんですか!?」

ゴジータ4「ああ、こういうのはさっさとやった方がいいしな…」

ゴジータ4「ほむら、悪いが少し時間が掛かるかもしれねえ、誰かが来ないよう…見張りとか頼むぜ」

ほむら「え、ええ…任せて」

そう言って目をつむり…集中するゴジータ

ゴジータ4(まずは地球にいる魔法少女達全員の場所を正確に感知しねえとな…ソウルジェムから溢れてるマイナスエネルギーを感知…感知…)

ゴジータ4「……………………………………」

ほむら「す、すごい…」

まどか「ゴジータさん…まるで自然と一体化してるみたい…」

こうして3分余りが経過した


ゴジータ4(ここにいて…あそこにいて…こっちにもいて…そこにもいて………)

ゴジータ4(よし全員感知できたぞ……後は元気玉の逆の要領でこいつら全員に……)

ゴジータ4「!」パチッ

ゴジータ4「ハアアアアアアアアアアアアアアアア!!」バッ

唸り声と共に空へ両手を掲げるゴジータ

ゴジータ4「俺のプラスエネルギーィ!! みんなの所へ飛んで行けええええええ!!」ポーヒー

そう言うと、ゴジータの手から特大の光り輝くプラスエネルギーの塊が放出された

プラスエネルギーの塊は空高く舞い上がり…空中で静止したかと思うと

まるで花火のように拡散し…ほむらを除く魔法少女達へ散らばって行った

まどか「き、綺麗…」

ほむら「そうね…」

そして全世界では…

「キャッ!? な、何!? この感覚!?」

「何か…心の底から…暖まってきた…」

プラスエネルギーを浴びた魔法少女達に変化が起き始め…

「あれ…ソウルジェムが光ってる?」

「!? わっ! わっ! わっ! ソ、ソウルジェムが! 私の体の中に…!?」

「もしかして…人間に戻れた…?」

「…やったあああああああああああああああ!!」

各地で少女達による喜びの声が上がっていた

ゴジータ4「…うまくプラスエネルギーをみんなに送れた…成功だ」

まどか「成功…? って事は…」

ゴジータ4「ああ、これで残る魔法少女は…ほむらだけって訳だ」

ほむら「すごい…! すごすぎるわ…! こんなのすごすぎる…!」

ゴジータ4「後は魔女と使い魔だな、ほむら…袋か何かあるか?」

ほむら「今は持ってませんけど…私の家になら…!」

ゴジータ4「よし、ほむらの家だな? ほむら…お前の力がいる、お前の家に一緒に行くぞ」

ほむら「…ええ! 喜んで!」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「まどか! 先生に早退するって伝えて! それじゃ、ちょっと行ってくるわね!」ニコッ

ゴジータ4「よし、それじゃ背中に捕まれ…じゃあ行くぞー」ビューン

まどか「ほむらちゃんのあんな笑顔初めて見たかも…」クスッ

まどか「よかったね…ほむらちゃん…!」


ゴジータ4「ここだったな」スタッ

ほむら「そ、そうです…ウプッ」

ゴジータ4「おいおい、何吐きそうになってんだ」

ほむら「だって…!」ウルッ

ゴジータ4「なっさけねえなあ…ほらっ、手を貸してやっから入るぞ」

ほむら「うげえ…」フラフラ

ガチャッ

バタン


ゴジータ4「ほむらー、袋ってどこだ?」

ほむら「えーっと…確かそこらへんに…」

ゴジータ4「おーあったあった」

ゴジータ4「ほむら、これから俺はちょっくら地球にいる魔女共を倒してくる…ワルプルギスを除いて全てな」

ゴジータ4「倒した魔女のグリーフシードはこの袋にドンドン入れて…満タンになったら一回ここへ戻ってくる…」

ゴジータ4「ほむらはそれらをさっきキュゥべえからもらった力で処理してくれ」

ゴジータ4「全部処理し終わったら俺がまたその空の袋を持って魔女退治に行く…これを繰り返すぞ…分かったか?」

ほむら(そっか…だからキュゥべえは私にグリーフシードを処理できるようになる能力を…)

ほむら「わ、分かりました…」

ゴジータ4「それじゃ、いってくる」ピシュン

ほむら「い、いってらっしゃ…ウォエエ…」

―約10分後―

ゴジータ4「うし、満タン満タン! 頼むぞほむら」ピシュン

ほむら「す、すごい…まるで紙屑みたいにグリーフシードがゴミ袋に敷き詰められてる…」

ほむら「この短時間でこの量…いったいどれだけの魔女を…」

ゴジータ4「そんなもんいちいち数えてねえよ…」

ゴジータ4「悪い気を探知したら倒す、グリーフシードを回収する、袋に入れる…」

ゴジータ4「まるで機械みたいに淡々とやってたからな」

ほむら「そ、そうなんですか…」

ゴジータ4「そんじゃ、いっちょ処理の方頼むぞ」

ほむら「は、はい」

1時間後…

ほむら「ハア…ハア…終わりました…」

ゴジータ4「zzzzz…」

ほむら「……ゴジータさん! 終わりましたよ!!」

ゴジータ4「んんっ!? ………あ…ああ、やっと終わったのか…遅かったな」

ほむら「そりゃ遅くもなります…あの量ですよ…」

ゴジータ4「確かにきついだろうけど…もうグリーフシードを処理できんのはほむらしかいねえんだから頑張ってもらうしかねえな」

ほむら「は、はあ…」

ゴジータ4「それじゃ、また行ってくる」ピシュン

ほむら「魔力については心配ないけど…精神的に疲れるわ…この作業…」

ほむら「というかグリーフシードを壊すじゃ駄目なのかしら…」

こうしてほむらとゴジータはこの作業を淡々と繰り返していった

やがて…

地球上から魔女と言う名の化け物はワルプルギスの夜以外消滅し、グリーフシードも1つ残らず消えた。

ゴジータ4「zzzzzz…」

ほむら「はぁぁぁ……ゴジータさん終わりましたよ」ユサユサ

ゴジータ4「…ん? ああ…終わったか」

ゴジータ4「これで…ワルプルギス以外の魔女はもちろん、使い魔もグリーフシードもこの地球から消えたぞ」

ほむら「よ、よかったぁ…」ヘナッ

ゴジータ4「お疲れさん、よく頑張ったな…ほむら」

ほむら「はい…我ながらよくやったと思いますよ」


ゴジータ4「後はおめえがワルプルギスを倒すだけだ…ワルプルギスはいつ来る?」

ほむら「えーっと…後3週間くらい?」

ゴジータ4「えー!? 何かずいぶんと遠いなあ…」

ゴジータ4「……よし、あいつが来るまで待ってるのもアレだし…こっちからワルプルギスの夜に攻撃を仕掛けようぜ」

ほむら「ここで待つんじゃなくて…こちらから仕掛けると…」

ゴジータ4「ああそうだ…そして…今から向かう!」

ほむら「えぇぇ!? 今からですか!?」

ゴジータ4「そうだ」

ほむら「で、でも…私疲れて…」

ゴジータ4「そうか、んじゃ…」

そう言ってほむらへ手をかざすゴジータ

ゴジータ4「ふんっ」パアア

ほむら「!!!!!????」ゴオオオ

ほむら「…あれ? さっきまでだるかった体が…」

ほむら「な、何これ…! すごいすごい! 疲れが吹き飛んだ! それどころがどんどん元気が湧いてくる!」

ゴジータ4「俺の力をほんの少し分けてやった…元気爆発だろ」

ほむら「はい! な、何か今ならワルプルギスも倒せそうな気がします!」

ゴジータ4「よーしその意気だ」

ゴジータ4(多少のプラスエネルギーも一緒に流し込んだから偉く前向きになったな、よしよし)

ゴジータ4「それじゃ、あの4人を呼ぶか…せっかくほむらがワルプルギスの夜と戦いに行くんだからな」

ゴジータ4「ほむら、ちょっくら待ってろ」ピシュン

ほむら「はい」

ゴジータ4「1人っと…」ピシュン

まどか「!? あ、あれ…? ほむらちゃん? あれ? 私自分の部屋にいたような」

ゴジータ4「2人…次だ」ピシュン

さやか「………ん!?」

まどか「さ、さやかちゃん…!?」

さやか「まどか!? それにほむらまで…あれぇ? あたし…自分の部屋でこの漫画読んでたんだけど…おっかしいな…」

ゴジータ4「2人…これで全員だな」

マミ「……………?」キョトン

杏子「……………?」キョトン

さやか「マミさん!? それに……誰?」

マミ「あ、暁美さん!? それに鹿目さんや美樹さんまで…これっていったいどういう事!?」

杏子「……あたしは夢でも見てんのか」

ゴジータ4「夢じゃねえ、俺がお前ら4人を瞬間移動でほむらの所へ連れてきたんだ」

さやか「な…何でまた急に…」

杏子「…ほむら?」

ゴジータ4「ほむらが今からワルプルギスの夜と戦いに行くからな、みんな応援してやってくれ」

4人「!?」

マミ「ほ、本当なの暁美さん…!」

杏子「ワルプルギスの夜ってあの伝説の…!? マジかよ!」

さやか「というか今からって…!」

まどか(あれ? ワルプルギスの夜って今日来るんだっけ…?)

ほむら「本当よ、今から私はワルプルギスの夜と戦いに行く」

ほむら「自分の呪われた運命と決着をつけ、新たな未来へ進むために…!」

さやか「てかワルプルギスの夜ってもっと先に来るんでしょ? それとどうやって戦うの?」

ほむら「簡単な話よ、ゴジータさんに瞬間移動で奴の近くまで連れて行ってもらう」

ほむら「ここで待つくらいなら…こっちから出向いて戦いを挑んでやるわ」

まどか「そ、そっか…その手があったんだね…」

杏子「おい、ほむらって奴…いまいち状況が読めねえが…ワルプルギスの夜に勝つ手立てはあるのか?」

ほむら「手立ても何も私は勝つわ、いいえ…勝たなければならないのよ」ゴゴゴゴゴ

杏子(…こいつの目から凄まじく強い闘志を感じる…そうか…玉砕覚悟ってか…なるほど…)

杏子「分かった…まあ、くれぐれも死ぬなよ…ったく魔法少女辞めたのが悔やまれるぜ」

ほむら(魔法少女をやめた…? なるほど…人間へ戻ったのね…)

さやか「あのさ、もしかしてあなたが佐倉杏子…さん?」

杏子「え? そうだけど…何であんたがあたしの名前知ってんだよ」

さやか「やっぱりそうか!! いやー…あんたすごいよ…! あたしはあんたを尊敬するよ!」

まどか「杏子ちゃんすごいよ…あんな辛い事があったのに今もこうして一生懸命前へ進もうとしてる…ほんとすごいよ!」

杏子「ちょ、ちょっと待て! どういうことだ! 何であたしの名前を…!? というか辛い事って…」

――――事情
――説明
―中

さやか「って訳だよ」

杏子「はーん…なるほどな、ほむらから教えてもらったってか」

杏子「でほむら…何でお前はあたしの事を知ってるんだ? 初対面だよな?」

まどか「あのね杏子ちゃん、ほむらちゃんは…」

―事情
――説明
――――中

杏子「そうか…何度も何度も時間を繰り返してる…と」

杏子「…1人孤独に戦ってたんだな…まあ気づけってのも無理な話だけどさ」

杏子「まっ、この時間軸じゃもうあんたは1人じゃないんだろ?」

ほむら「ええ、今の私にはまどかも…巴さんも…さやかも…それにゴジータさんもいる」

杏子「おいおいほむら、あたしもその中に入れてくれよ」ケラケラ

ほむら「フフ…ええそうね、今の私にはまどかも、巴さんも、さやかも、佐倉さんも、ゴジータさんもいる」

ほむら「私はもう一人ぼっちじゃないわ…だから…何も臆する事なくワルプルギスの夜と戦える」

ほむら「私は必ず勝つ…そして必ずみんなの所に戻ってくる…だから…私を信じて待ってて欲しい」

マミ「当たり前よ、大事な後輩…いえ、友達の無事を信じない先輩はいません! ってね」

杏子「祈っておくよ…あんたの無事を、さ」

さやか「あたしも恭介の分までお祈りする!」

まどか「ほむらちゃん…気を付けてね」

ほむら「ありがとうみんな…」

まどか「あ! そういえばさやかちゃん! 大丈夫なの!?」

さやか「ん? 何が」

まどか「だって…今日学校休んだから心配で…電話も出ないし…」

さやか「ああ、ちょっと恭介の事で悩んでてさ…まあゴジータさんに解決してもらったけどね」

さやか「後今見たら携帯電話…ずっとサイレントマナーだったわw ごめん気づかなくて」

ほむら「解決って…もしかして上条くんの怪我を治してもらったの!?」

さやか「まあ、裏ワザみたいなもん使ってだけどね…ナハハ」

ほむら(やっぱりゴジータさんはすごすぎるわ)

さやか「後ね、私と恭介ね…その…つ、付き合う事になっちったw」

まどほむ「え」

マミ杏「…?」

さやか「いやー、恭介の腕の怪我が治ってもう嬉しくて嬉しくて…ついその場の勢いで告白しちゃったら…」

まどか「オーケーもらったって事?」

さやか「う…うん///」

まどか「わあああああ! すごいよさやかちゃん! おめでとう!」パチパチ

ほむら「おめでとう、さやか」パチパチ

マミ「よく分からないけど恋人ができたという事ね! おめでとう! 美樹さん!」パチパチ

杏子「まあせいぜい仲良くしろよ、おめでとう」パチパチ

ゴジータ4「おめっとさん」パチパチ

さやか「…ありがとう! みんな」ニコッ

ゴジータにありがとう

オクタヴィアにさようなら

そして全ての友に、ありがとう

ほむら(…これで残す問題は1つ…ワルプルギスの夜だけ)

ほむら(絶対に…勝つ)

ゴジータ4「そんじゃ、行くか」ピトッ

ほむら「はい!」

ゴジータ4「…ワルプルギスの夜は…っと……いたいた」ピシュン

ほむら「それじゃ…みんな、必ず戻ってくるから」ピシュン

まどか「ほむらちゃん…」

さやか「ほむら…」

マミ「暁美さん…」

杏子「ほむら…」

――どこかの荒野

ゴジータ4「到着…」ピシュン

ほむら「…!!」ピシュン

ワルプルギス「!」

ワルプルさんは突然現れたゴジータ達に少し驚く素振りを見せたものの

ワルプルギス「wwwwwwwwwwwww」

また何事も無かったかのように甲高い声で草を生やし始めた

ほむら「ワルプルギス…!!」

ゴジータ4「ほむら、これはお前の戦いに決着をつけるための戦いだ…だから俺は手を出さねえ、やれるか? ほむら」

ほむら「はいやります! みんなの所へ帰らなくてはいけませんから!」

ゴジータ4「よし、その意気だ!」ポンッ

ゴジータ4「後これはアドバイスだ、攻撃する時…思いっきり怒れ」

ほむら「怒る…?」

ゴジータ4「そうだ、お前が今まで押し殺して来た感情を…全部あいつにぶつける気持ちで攻撃してみろ」

ゴジータ4「そうすりゃきっと勝てる」

ほむら「分かりました…やってみます」

ゴジータ4「よし、俺は遠くから見てるからな…頑張れよほむら」ピシュン

ワルプルギス「wwwwwwwwwwwwwwwww」

ほむら「ワルプルギス…ここで会ったが百年目…! 今日こそお前を…! お前を…!」

ほむら「倒す!!!」カチャッ

ほむら「うわあああああああああああああああああ!!」ドガアアアン

ほむら「やああああああああああああああああああ!!」ドガアアアン

時を止め、保管して置いたランチャーやバズーカを怒声を上げ、次々と発射するほむら

ほむら「解除!!」

弾はワルプルギス目がけて飛んで行き、全弾命中!

ほむら「やったか?」

ワルプルギス「wwwwwwwwwwwwwww」

が、笑い声もとい、草が絶える事はない

ほむら「くっそ!」

ほむら「なら…!」

ほむら「これならどうだああああ!! 盾より、タンクローリー召喚!!」ギュオオオオ

そう言って今度はタンクローリーに飛び乗り…それを魔法で操作してワルプルギス目がけて突進するほむら

ほむら「今だ!」バッ

ワルプルギス目前となった所でほむらはタンクローリーの上から脱出

タンクローリーはワルプルギスに命中し、大爆発を起こした

代わりに言ってやる やったか?

ワルプルギス「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

しかし、草は絶えるどころかさらに生える一方であった

ほむら「き…効いてないの…?」

ワルプルギス「wwwwwwwwwwwwwyeswwwwwwwwwwwww」

ほむら「でも…確実にダメージは与えられてるはず…! もっと攻撃を…!」

こうしてほむらは持っていた重火器全てを使いワルプルギスを攻撃した

ゴジータの教えの通り怒声を上げて

だがしかし!

ワルプルギス「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ほむら「そ、そんな…」

ほむら「まるでダメージが見られないじゃない…」

ワルプルギス「クラエwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ゴオオオオオオ

ワルプルギスは今度は自分の番だと言わんばかりに突風を発生させた

ほむら「キャア!!」

突風にあえなく遠くへ吹き飛ばされ、背中から思いっきり地面へ落下するほむら

ほむら「ぐふっ…カハッ…」ピクピク

背骨が少し逝ってしまったようだ


ほむら「ぐっ…か…勝てないの…?」

ほむら「やっぱり…私は…ワルプルギスに…勝つことができないの…?」

ほむら「うっ…うう…」ジワッ

ほむら「まどか…ごめん…私…勝てなかったよ…」ポロポロ

自分の非力に絶望しジェムを濁らせるほむほむ可愛い

が、そんなことをあいつが黙って見てる訳がないのであった

「ほむらああああああああああああああ!! 諦めるなああああああああああああ!!」

ほむら「…ゴジータさん」

「あいつらの所へ帰るんだろ!! だったらそんな簡単に諦めんじゃねえええええ!」

ほむら「でも…私にはもう力が…」

ゴジータ4「全くだらしねえ…ほらっ、立った立った」ピシュン

ほむら「ハア…ハア…うっ…ぐうぅ…」フラフラ

ゴジータ4「頑張れほむら、お前ならあいつを倒せる!」

ほむら「む、無理です…!」

ゴジータ4「無理と決めつけたら人間は終わりなんだよ! これまでの戦いに決着をつけるんだろ!」

ゴジータ4「だからあの時人間へ戻る事を拒んだんだろ! 結局お前の覚悟ってのはこんなもんだったのか!」

ゴジータ4「まどかへの思いは…この程度の物だったのか!!」

ほむら「………っ!!」

ゴジータ4「ほむら! 怒れ! プッツンとキレるんだ! 自分の人間性を失っちまうくらい!」

ほむら「ううう…! ううううう…!」

ゴジータ4「その怒りを全部…! 全部あの糞野郎に…ワルプルギスにぶつけるんだ!!」

ほむら「ぐううう…! うぅぅ…!」

ゴジータ4「爆発させろ!! 力を!!」

ほむら「うわあああああああああ!!! ワルプルギスウウウウウウウウウウウウウ!!!!!」ゴゴゴゴゴ

この手で WOW WOW 必ず~♪ オレはオレを超えてくぜ! ♪

ほむら「お前を殺してやるううううううううううううううううううううう!!!」ゴゴゴゴゴ

ほむら「あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

叫び声を上げるほむら その言葉全てにはワルプルギスへの憎しみが120%詰まっている

と、その瞬間…ほむらの背中から得体のしれない禍々しい黒い翼が生えた

その黒い翼は巨大化し、みるみると空間を侵して行った…

ワルプルギス「!?wwww」

やがて巨大な黒い翼は空間を埋め尽くし、ワルプルギスを飲み込んだ

ワルプルギス「WWWWWWW…wwwwww…WWWW…wwwww…………」

笑い声はどんどんと掠れて小さくなって行き…そしてついに…

草は完全に伐採されたのである

と、同時にワルプルギスが消えた事で暗かった空が透き通るような青空へ変わった

ほむほむの勝ちである

ほむら「ハア…ハア…ハア…」

ほむら「や…やったの…? 私…ついにやったの…?」

ほむら「ワルプルギスを…倒すことができたの…?」

ゴジータ4「あいつの気は完全に消滅した、お前の勝ちだ…ほむら」

ほむら「そ、そうですか…よか…った」カクン

ゴジータ4「おっと、危ない…力を使い果たしたか…まあよく頑張ったなほむら…あの黒い翼は俺も驚いたよ」

ゴジータ4「お前にはもしかしたらまだ未知なる力が眠ってんのかもしれねえな」

ゴジータ4「…ワルプルギスのグリーフシードは見当たらないな」

ゴジータ4「恐らくあの黒い翼にワルプルギスは疎か…グリーフシードごと消されちまったんだろ」

ゴジータ4「よし、そうと決まればさっさと皆の所へ戻るか」ピシュン

ほむら「ん…んん…」パチッ

マミ「おはよう暁美さん! よく頑張ったわね!」

杏子「ワルプルギスをたった1人で倒しちまうなんて…たまげたよ」

さやか「もうあたしはあんたを怒らせない事にするよ」

まどか「本当にお疲れ様! ほむらちゃん!!」

ほむら「まどか…それにみんな…そっか、私…ワルプルギスを倒したのね」

ほむら「あのワルプルギスを…ついに…倒した…倒したんだ…!」

ほむら「やった…やった!! やったああ!!!」

ほむら「うええええええええん…やったよぉ…! まどかぁ…!」グスッ

まどか「ほむらちゃんいい子いい子」ナデナデ

ほむら「あれ、ソウルジェムがない…」

まどか「さっきゴジータさんがほむらちゃんを人間に戻してたよ」

ほむら「そう…後でお礼しなくっちゃね…本当にゴジータさんには感謝してもしきれないわ…」

ほむら「…あれ? そういえばゴジータさんは…」

マミ「ゴジータさん? そういえば見かけないわね…」

さやか「さっきまでそこにいたんだけど…」

まどか「ま…まさか」

杏子「ど、どうしたまどか」

まどか「ゴジータさん…自分の世界に帰っちゃったんじゃ…」

マミ「そ、そんな!!」

ほむら「ま、まだお礼も何も言ってないのに…!」

ほむら「ゴジータさあああああああああん!!!」

ゴジータ4「何だよ」

5人「!?」

マミ「ゴジータさん!? 帰っちゃったんじゃ…」

ゴジータ4「いや、ただトイレに行ってただけだぞ」

杏子「何だそうだったのか…」

さやか「もーまどか! ほんとに帰ったのかと思って焦っちゃったじゃん!」

まどか「ご、ごめん」

ゴジータ4「まあ…そろそろ帰らせてもらおうかな、ワルプルギスもほむらが倒した事だし…ここにいる理由もねえ」

ほむら「そう…ですか」

ゴジータ4「わりぃ、いつまでもこっちにいる訳にもいかねえんだ」

ゴジータ4「お前らにも帰る家があるように、俺…いや、俺ら2人にも帰る場所や守らなきゃならねえモンってのがあるんだ」

ゴジータ4「だから…俺は元の世界へ帰らなくっちゃならねえ」

ゴジータ4「お前らとは短い間だったけど、楽しかったぞ! ありがとな!」

ゴジータ4「まどか! これからも友達と…ほむらと仲良くしろよ!」

まどか「はい…」

ゴジータ4「さやか! 恭介の奴とせいぜい幸せにな!」

さやか「うん…」

ゴジータ4「マミ! 俺を家で少しの間だが養ってくれてありがとうな! 本当に助かったぞ!」

ゴジータ4「後…お前の飯はすげえうまかった、サンキューな」

マミ「…」

ゴジータ4「杏子! せっかくマミの奴と仲直りできたんだからその絆を…また壊さねえようにな!」

杏子「ゴジータ…」

ゴジータ4「そしてほむら! ワルプルギスを倒せたのは俺の力じゃねえ、お前自身の力だ」

ゴジータ4「自信持ってこれからの人生を懸命に…そして幸せに生きろ、分かったな」

ほむら「ゴジータさん…」

ゴジータ4「それじゃあな!」ピカー

ゴジータが帰る事を望んだ為、まどかの願いの力が発動した

ゴジータの周りを眩い光が包み込んでいく

ほむら「ゴジータさん!!」

ゴジータ4「ん?」パアアア

ほむら「…」チュッ

4人「!!」

ほむら「ありがとう…本当にありがとう、ゴジータさん!!」

ゴジータ4「…へっ、こちらこそって奴だ」

さやか「ほむらがやるんならあたしも!!」チュッ

まどか「わ、私も…!」チュッ

マミ「私も!」チュッ

杏子「…あ、あたしだって!」チュッ

ゴジータ4「お前ら…」パアアアアアア

さやか「ゴジータさん…恭介の事とか魔女の事とか本当にありがとう!! あたしゴジータさんの事一生忘れない!」

まどか「ほむらちゃんの事、魔女の事、魔法少女の事…色々ありすぎて感謝しきれないですけど…! 本当にありがとうゴジータさん!」

マミ「ゴジータさんならごちそう作って…いつでも歓迎しますからね…! また…絶対会いましょう!」

杏子「マミの事とか魔法少女をやめさせてくれた事とか…本当に色々ありがとな…! ゴジータ!」

ほむら「あなたのおかげで…この世界は救われたわ…この世界に来てくれて…ありがとう、ゴジータさん」

ゴジータ4「…俺もお前らの事…絶対忘れねえ!」パアアア

ゴジータ4「いつか…絶対にまた会おうな! それじゃ…バイバイ! みんな!!」パアアアアア

こうしてゴジータはまどかの願いの力で元の世界へ戻って行った

さやか「行っちゃったね」

まどか「うん…」

マミ「でも、きっとまた会えるわよ」

杏子「…そうだな」

ほむら「ええ…」

マミ「そうだ…暁美さんがワルプルギスを倒したお祝いに…私の家でケーキでも食べる?」

杏子「おっ、いいじゃん!」

さやか「あっ! あたしも食べたいです!」

まどか「私も!」

マミ「暁美さんは?」

ほむら「あ、はい! 頂きます!」

ほむら(また会えるよね)

ゴジータ4「……? ここは…」

すごいすごーーーい!

ゴジータ4「ん?」チラッ

パン「すごいすごい! フュージョンってすごーい!」

悟天「だろぉ? あれがフュージョンの凄さって奴さ」

トランクス「パワーが2人の時より何百倍に跳ね上がるんだ!」

パン「何か私もフュージョンしてみたくなってきちゃったなあ…! 今度ブラちゃんとしてみよ!」

悟飯「おとうさーん! ベジータさーん! やりましたねー!」

ゴジータ4「悟飯が手を振ってる…まさか…ビッグバンかめはめ波を放ってまどか達の世界に飛んでからまだ1秒すら経っていない?」

そう呟きながらみんながいる地上へ降りてくるゴジータ

悟飯「やりましたねお父さん! 超一星龍の気が完全に消えましたよ!!」

チチ「さっすがうちの悟空さだ! いんや…今はベジータさんも一緒か」

ブルマ「何か分かりにくいわね…ハハ」

ゴジータ4「…」

パン「…おじいちゃん?」

悟飯「ど、どうしたんです? 何か気になる事でも?」

ゴジータ4「いや、何でもねえよ…気にすんな」

悟飯「は、はあ…」

悟天「兄ちゃん、きっとお父さんもベジータさんも疲れたんだよ」

悟飯「まあ、あんなとてつもない巨大なかめはめ波を放ったんだ…」

悟飯「いくらお父さんとベジータさんがフュージョンしたとはいえ、流石に疲れたんだろうな…」

ゴジータ4(…超一星龍は死んだのか…何か全力のビッグバンかめはめ波を放って時間が空いたからか…いまいち実感が沸かんな)

ポンッ

悟空4「おっ! 戻った」

ベジータ4「…!!」

ウーブ「あの…フュージョンって30分で解けるんじゃなかったでしたっけ…」

悟天「そう言われてみると…」

トランクス「そうだな…まだ10分くらいしか経っていないのに」

悟飯「これは仮説だけど…恐らく超サイヤ人4のフュージョンはパワーを余計に使う分…フュージョンできる時間が短いんだよ」

パン「えー!? もしそうだったとしたら結構ギリギリだったんじゃ!」

悟飯「そうだね…フュージョンが時間切れになる前に超一星龍が倒せて本当に良かった」

サタン「いやー! これでまた世界が平和になるってもんですな!」

パン「ねえねえ! 早く神竜を呼んで破壊された町や死んだ人達を生き返らせてもらおうよ!!」

そう言ってパンは青色ではなく、オレンジ色に輝く7つのドラゴンボールを指さした

悟空とベジータはそれを見て、自分たちはあの時完全に超一星龍を倒したことを実感した

悟飯「マイナスエネルギーは超一星龍を倒したことによって消えただろうし…そうしようか」

悟天「…僕達、今までちょっとドラゴンボールに頼りすぎたのかもしれないね」

悟飯「ああ、そうかもしれない…これからは何でもドラゴンボール! って考えは捨てなきゃいけないのかもしれないな」

悟空4「なあ、ベジータ」

ベジータ4「なんだ?」

悟空4「正直ちょっとは悔いがあるんじゃねえか? まどか達の世界に」

ベジータ4「…フン、あいつらなら俺達がいなくてもやっていける…魔女もいないんだからな」

ベジータ4「後は奴らがどうするか…だ」

悟空4「…そうだな」

悟空4(…まどか、さやか、マミ、杏子、ほむら…)

悟空4「みんな、また会おうな」

ほむら「キャアアアアアアア!!」

悟空4「!?」

ベジータ4「な、何だ!?」

悟空「おっとぉ…」パシッ

チチ「な、何だべ!? 急に女の子が空から…!?」

悟天「うひゃあ…かっわいい…」

悟飯「おいおい悟天…お前にはパレスちゃんがいるだろ」

悟天「ハハ、軽いジョークって奴だよ…やだな兄ちゃん…」

悟飯「全く…いつの間にそんな女ったらしになったんだ…」

ほむら「あれ? ここは? 何で病室じゃないの…?」

ベジータ4「おいカカロット、こいつはまさか…」

悟空4「ああ、多分別の世界のほむらだな…メガネカケテルシ…何かの手違いでここに来ちまったんだろ…」

めがほむ「あ、あの…受け止めてくれて…ありがとうございます…えーっと…ここは…どこですか?」

悟空4「ここか? そうだなあ…」

悟空4「ここはドラゴンワールド! 俺の大好きな世界だぜ! ほむら!」

―THE END―

オワッタ… キーボードを叩きすぎて腕が痛いです

たくさんの誤字脱字、もとい世界観崩壊すいませんでした

少しでも楽しんでくれたなら幸いです そんじゃ、またどこかで会いましょ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月25日 (水) 16:46:06   ID: R2OXLyHe

ここに投稿しても意味ないと思うけど面白かった!

2 :  SS好きの774さん   2015年06月28日 (日) 13:10:50   ID: aa3YjYwY

くっさ

3 :  SS好きの774さん   2016年01月31日 (日) 12:09:45   ID: qqDL2mVD

これアニメ化してほしいな

4 :  SS好きの774さん   2016年10月18日 (火) 02:16:36   ID: OX3luO1h

このSSを見たあとに、Pixivでキョウミのイラストを投稿しました。勝手に描いてしまってもうしわけないです。ですが、是非見てほしいです。

5 :  SS好きの774さん   2018年01月22日 (月) 11:45:09   ID: jhZ9Q31_

まどマギをこういう話にしたくなる気持ちはわかる
ゴジータ4なら全銀河で最強だしこんくらいできてもいいだろうし、まあなんかすっきりしたわ

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom