提督「鎮守府のアイテム屋が色々と手遅れだった件について」 (52)


※艦隊これくしょんのSSになります 短いです
※キャラ崩壊しています
※というよりシモネタ等色々とひどいです
※これらが苦手な方は、ご注意ください

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~ 鎮守府内 アイテム屋『明石』 ~


提督「ごめんくださーい」カランカラーン

明石「はいはーい。って提督じゃないですか!?どうしたんですか一体?」

提督「いや、ちょっと八八資源セットを購入しに来たんだけど」

明石「あー、そういえば提督も今回の海域でかなり苦戦していましたからねー」

提督「どうしても連合艦隊で組むと遠征メンバーが出せなくなるからな…で、この有様だよ」

明石「アハハ、切実ですねー」

提督「そう思ってくれるなら少しぐらいまけてくれてもいいんだぞ?」

明石「だか断る」キリッ

提督「即答かい!?」


明石「まあそれは冗談としてもこっちも仕入れ値ギリギリで運営していますからちょっと難しいんですよね」

提督「そんなもんか。そういえば仕入れ先とかどうしているんだ?上から納品の話は聞いたことはないしそもそも業者が搬入するところとか見たことないんだが」

明石「…企業秘密です」

提督「企業秘密ってお前なぁ…」

明石「唯一つ言えることは、安定した仕入れルートであることは間違いないです。そこはご安心ください」

提督「まあそこまで言うんならこっちとしても深く追求はしないけどさ」

提督『それに万が一大本営が関わっているなんて事だったら洒落にならないしな』

明石「で、いくつ購入しますか?すぐに用意しますよ」

提督「ああ、じゃあ2セット…いや、念のために3セット頼むわ」

明石「はーい、それじゃあ少し待っててくださいねー」ガサガサ

提督「あいよー」


提督「しかしまあ、てっきりアイテムだけを売ってるものと思ったら他にも色々と売ってるんだな」キョロキョロ

明石「ええ、流石にアイテムを売るだけでは生計が成り立たないので…提督がもっと会に来てくれれば話は別なんですけど」

提督「こっちにも予算の都合があるからな」

提督「にしても紅茶セットに化粧品に…なんだこりゃ、島風の連装砲か?」ヒョイッ

明石「あーそれですか?駆逐艦のみんなに結構人気があって商品化したんですよ。もちろんレプリカですから戦闘能力はないですけどね」

提督「いろんなことやってるんだなぁ…ん?」

明石「どうかしましたか、提とk!!」

提督「いや、何度か来たことはあったが奥にこんな扉なんてあったk」

明石「ストォォォォッツプ!!!!!!」


提督「うわぁ!!な、何だよ急に!!」

明石「そ、そこはデスね、あの、その…新しく作った倉庫です」

提督「倉庫?」

明石「は、はい!厳しくなる戦線に備えて万が一ここが戦場になったとしても備えを万全に出来るように新しく増設したものであります!!」

提督「喋り方があきつ丸っぽくなってんぞ」

明石「と、とにかくそこはいざというときのための部屋でして提督殿は近づかないほうがいいかと思われます」

提督「ふぅん、まっ、明石がそこまで言うならそれでいいか」

明石「ええ、それよりも急に大声を出してしまってて申し訳ございませんでした」


提督「まあそこまで気にしなくてもいいよ。そうだ、八八資源をもう一つ追加してもらえないか?大和たちのことをすっかり忘れていててな」

明石「分かりました。それじゃあすぐに用意を」ガサガサ

提督「はいっ、じゃあそのあいたに倉庫を拝見っと」ガチャッ

明石「はい、こちらになりまsっていやぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!!!」



提督「………」

提督「うわぁ…なんていうか、うわぁ…」

明石「………」ダラダラ


提督「うわぁ…マジでうわぁ…」

明石「………」コソコソ

提督「はいストーップ」ガシッ

明石「ひゃぁん!!」

提督「提督として俺はあまり強制を好まないんだが…どういうことか説明してもらおうか?」

提督「ちなみに拒否権はないし黙秘権もない、ついでに弁護人を呼ぶ権利すらない」

提督「今の明石に出来ることは素直に俺に説明すること、それだけだ」

明石「え、えーっと」

提督「返 事 は ?」ゴゴゴゴゴ

明石「は、はい…」


提督「さてと、まず一つ。嘘をつくならもう少し上手くつくようにしろ」

提督「明石の動揺をみて嘘をついてることはすぐに分かったが、あまりにもバレバレすぎだ」

提督「あくまで戦場での話しだがそういう隙を敵に見せたら真っ先に的になるぞ」

明石「…はい」

提督「…だからといって嘘をつけないのが悪いといっているわけではないがな」

提督「正直なところも明石のいいところだと思うぞ」

明石「あ、ありがとうございます」

提督「…まあ今回はそんなことはどうでもいい、重要なことじゃないん」

提督「俺が聞きたいことはなぁ…」

提督「明石が倉庫といった部屋に展開されてるこれは一体どういうことなんだ!!!」バァン!!

明石「あ、あぅ…」





~ ♪ 大増設!!みんな大好き提督コーナー ♪ ~




提督「ないわー、マジでこれはないわー」


提督「…っていうか俺も驚いた」

提督「まさかアイテム屋より大きいスペースが展開されてるなんて思ってもいなかったわ」

提督「しかもあんなでかい看板をデカデカと掲げてるとはマジでなんなんだよこれは」

明石「これは、その…アイドルショップみたいなものです!」

提督「アイドルショップ?」

明石「はい、提督はそこまで気づいていないかも知れませんが提督って大人気なんですよ?で、そんなみんなのために提督の傍にいられるようなグッズを私が作りまして」

提督「俺一度も許可をもらったことがないんだけど?」

明石「それはその…サプライズってやつですよ。ほら、この部屋を見たときこんなに俺慕われてるんだなって思いましたよね?」

提督「サプライズ云々通り越してどん引きだったんですが」


明石「…まあ、秘密にしていたことは謝ります」キリッ

明石「けど見てください。こんなに大きいコーナーができるぐらい提督は慕われているんですよ」

明石「確かに鎮守府の中でも提督に対して素直になれない子達もいますが、そんな子達でもここで提督のグッズを買ったりしているんです」

明石「彼女達の素直になれない気持ちをこうして解消させてあげることはそんなに悪いことですか?」

提督「…悪いとはいわない」

明石「…そうですよね、だからこそこうして私は提督に内緒でグッズを」

提督「とはいえここにある『等身大提督抱き枕カバー』とかはどう見ても行き過ぎにしか見えないんですがそこのところはどうなんだ?」

明石「     」


提督「…まあいい、俺も一つ一つ見ながら聞きたいこともあるからその都度説明してもらおうか」

明石「えーっと、もし拒否した場合は?」

提督「残念ながらここに憲兵隊が一個師団押し寄せてくることになる」

提督「ついでに俺は艦娘をたぶらかしたかとかの理由で左遷になるな」

提督「さて、間接的にはみんな同罪かもしれないが、俺が左遷になった場合、原因となった明石は果たしてどうなるかな…?」

提督「俺のためにそこまでするとは思えないが、何かしらのお礼があるかもしれないよな?」

明石「「\(^o^)/」

明石「し、正直に答えさせていただきます」

提督「うん、いい返事だ」


提督「さて、さっそくで悪いんだが、ここのコーナーは?」

明石「こ、ここはですね、提督の日用品コーナーになります」

明石「ここには提督がいつも使ってるお箸とか歯ブラシとかタオルとかそれと同じものを用意しているんです」

明石「あっ、もちろん新品ですよ!いくらなんでも提督の使用済みとかそんなものは売っていませんからね!!」

提督「むしろ売っていたらここで発狂してるわ」

明石「まあみんな提督と同じものを使いたっていうのがあるんじゃないですか?」

提督「いや、男物だから使いにくいだろ」

明石「そんな細かいことなんて気にしませんよ。大事なのは提督と同じものを使っているということなんですよ」

提督「なんだかなぁ」


提督「…まあ、みんなが満足するなら別にいいか」

明石「ですよね!はいっ、ここはセーフっと」

提督「ところでみんなからの要望で最近毎日秘書官を変えるようにしているんだけど」

提督「その都度歯ブラシとかが新品になっているような気がしていたんだがこれとは何か関係があるか」

明石「      」

明石「ふ、不思議なこともあるんですねーアハハ」

提督「指摘してもみんなから気のせいとは言われていたんだけどさぁ…これを見るとなぁ」

提督「…何か知ってることは?」

明石「つ、次いってみまショーーー」

提督「逃げんなおい」


提督「次は…ってさっきも見たが、抱き枕カバーとかか」ハァッ

明石「知っていますか提督。抱き枕で寝るとと普通の睡眠より良質の睡眠が取れるんですよ?普段から戦闘や遠征に行っている子達ですから少しでも疲労を取るためならこれぐらい…」

提督「だったら俺の抱き枕である必要はないだろ」

明石「では姉妹艦同士の抱き枕で寝ろと?確かにそういう需要もない事はないですが」

提督「まずその何かを印刷するという発想を捨てろ」

提督「にしても随分あるな…なんでこんなにあるんだ?」ヒーフーミーヨー

明石「あー。みんなすぐに駄目にしちゃうm…あっ」

提督「分かった。頼むからそれ以上言わないでくれ、次からみんなにどんな顔して会えばいいのか分からなくなる」

明石「笑えばいいんじゃないですか?」

提督「やかましい!!」


提督「ここは…本が随分あるな」

明石「ああ、そこは普通ですよ。提督が読みそうな本を置いて欲しいということで置いているだけなので」

提督「ふぅーん」パラパラ


○恋愛のイロハ、教えます 大好きな彼への思いの伝え方
○深層心理に刻み込む恋愛行動パターンについて
○これで万全!!明るい家族計画
○ラノベ主人公タイプの男を落とす10の法則
○恋の黒魔術、術式100選


提督「どうみても穏やかじゃないタイトルばかりなんだが」

明石「…気のせいです」

提督「なわけあるかい!!」


提督「はぁ…なんかだんだんツッコミ疲れてきたわ」

明石「あっ、それじゃあここでやめときますか?」

提督「そうしたいのは山々だがまだまだ何かしら出てきそうだから駄目だ」

明石「デスヨネー」

提督「…で、ここは化粧品売り場か」

明石「ええ、むこうのスペースだけだと置ききれないものでして、こっちにも置いてあるんです」

提督「成程、乳液、化粧水…うん、特におかしなものは売っていないな」

明石「当たり前ですよ!いったい私をなんだと思っているんですか」

提督「諸悪の根源」

明石「ひどいっ、いくら私でも泣いちゃいますよ!!」ウルッ


提督「それじゃあ泣く前に一つ質問」

提督「ここの化粧水とか乳液とか、随分値段が離れているとは思っていたんだが…」

提督「この裏の『提督エキス~%配合』というのはどういうことなんだ」

明石「えーっと、それはですね、プラシーボ効果といいますか、その病は気からといいますか、そのー」

提督「………」

提督「さて、戻って憲兵隊に連絡をっと」ガタッ

明石「提督が入浴した後のお湯を漉して、煮詰めたエキスになります」

提督「…うん、これほど聞きたくなかったことはないな」

明石「流石にそれ以上のことは出来なかったもので、仕方なくなんですけどね」

提督「お前の基準は一体どうなっているんだ」


提督「にしても、本当にこれって売れるのか?ってか買い手がいること自体が信じられないんだが?…うん」ガチャッ

瑞鶴「もうっ、なんで私と同じタイミングで買いに来るんですか!!」ワーワー!

加賀「それはこちらの台詞よ」ギャーギャー!!

瑞鶴「加賀さんのことだからどうせ新商品を買い占めて私たちに自慢する気だったんでしょ」

加賀「被害妄想が過ぎるんじゃないの?これだから五航戦は…」

瑞鶴「ほら、またそうやって私たちを差別し、て…」

加賀「…?なに?詰まっているから買う気がないなら通してもらいたいのd」

提督「………やあ」

加賀「     」

瑞鶴「     」


加賀「…そうだ、わたしとしたことがれんしゅうじょうをまちがえたわ」

瑞鶴「あ、そういえばわたしもまちがえてました」

加賀「あらずいかくも?なんでまちがえたのかしらね?」

瑞鶴「ここさいきんのあつさのせいじゃないですかね、それじゃあもどりましょうか」

加賀「もどろう」

瑞鶴「もどろう」

明石「そういうことになった」

提督「変なナレーションやめい」

提督「…まあいい、俺は何も見なかった、見なかったことにしよう…」

明石「ま、まあたまにはこんな不思議なこともありますよね」


提督「俺は何も見ていない、俺は何も見ていない…うん?」

提督「これは…なんでこんなところにケッコンカッコカリの書類が」バサッ

明石「それはですね、艦娘の皆さんが提督のために購入したいということで置いているんですよ」

明石「皆さん提督の金銭的事情を知っているみたいで、だったらせめて自分達で書類だけは用意したいという事でして」

提督「…変な気を使わせてしまってるんだな」

明石「いえ、戦力の強化といえどその度に提督に負担をかけさせるわけにはいかないということでして」

提督「そうか」

提督「…で、なんでこの書類の下に婚姻届がセットで置かれているんだ?しかも複写仕様で」ピラッ

明石「えーっと、そういう仕様です」

提督「で、その横に置かれているゼクシィについては?」

明石「…なにかの参考にするんじゃないんですかねぇ」

提督「ケッコンカッコカリするときは自前で用意しよう、うん、そうしよう」


提督「…なあ、ゲーセンでもないのになんでこんなところにプリクラがあるんだ?」

明石「身の回りのものにつけられるからぜひ欲しいとリクエストがありまして」

提督「………もう驚かない、けど…」チャリンチャリンチャリン

提督「やっぱりフレームは俺関連かよ…」ピピッ!

明石「いやー、これがまた地味に儲かるんですよねー」

提督「ほんと商売人だな。っていうかなんで俺が深海棲艦みたいになったフレームがあるんだ、マジで誰得だよ」

明石「それはもちろん深海棲艦のみな…あっ」

提督「ほう、初耳だなぁ…」

明石「あ、アハハ…提督さんって、本当に人気者ですよね」

提督「まさか資源の仕入れルートって…いや、もういいや、もう何も言うまい」


提督「さて、これで全部か…ものすごく長く感じだぞ」

明石「あれ?もう一つ残っていますが」

提督「言うな」

明石「いや、全部チェックするといっていましたからてっきりあそこもチェックするかと思ったんですが」

提督「言うな、触れるな」

明石「一応説明させていただきますとあそこはR-18コーナーになってまして、手錠とか媚薬とかその他大人のおm」

提督「それ以上言うな、俺もチラッとみてこれはアカンと思ったんだからこれ以上言うな」

明石「けどあそこのコーナーのも結構売れているんですよ、特にs」

提督「だからいうなっつーの!!!」

明石「はーい」


提督「…さて、それじゃあ明石の処遇についてだが…」

明石「お、お手柔らかにお願いします」

提督「とりあえずここにあるものは全部撤去で、後で空の魚雷を用意するからそれに入れて爆破処理をすること」

明石「ひどっ!あんまりですよ!!」

提督「…憲兵さん方に尋問されるのとどっちがいい?選ばせてやろう」

明石「うぅっ…」

提督「次に今後のことだが、何がいいのか俺にはさっぱりわからんがグッズ製造は許可制にする」

提督「俺の判断が基準になるが、今回みたいに無許可に製造販売した場合速攻憲兵隊を呼ぶ。いいな」

明石「むぅ…了解しました」

提督「最後に今日の支払いはチャラで、以上だ」

明石「ちょっと!!最後のは明らかに私事ですよね!!なんでそこにねじ込むんですか!」

提督「まあなんだ…いままでの使用料って事で」

明石「くっ、事情が事情だけに反論できない!!」


提督「それじゃあ俺は司令室に戻るけど、処分するものはちゃんと用意しておけよ」

明石「はぁーい、了解しました…」

明石「トホホ、まさかの事態で大赤字になりそう」

明石「………」

明石「まあ、提督の生声を間近で録音できたから良しとしましょうか」カチッ

明石「後はこれを編集してっと…」ガチャガチャ



提督『俺と ケッコンしてくれ 婚姻届もある 大好きだ』



明石「ふふふ…これでよしっと」ニコォッ



その後、某所で行われた艦娘オークションで明石製作の提督ボイスは深海棲艦まで巻き込んで非常に高騰した
しかし、あまりにも騒ぎが大きくなりすぎたため提督が気づき、音声自体は処分されることになった。ちなみに明石は悲鳴を上げた
しかし、バレた以上は開き直るしかないと艦娘(+深海棲艦)の猛烈なアタックに提督は悩まされることになるが、それはまた別の話



END


E-4で撤退しまくったのストレス発散のために書来ました
けどそのイライラも時津風のおかげで解消されそうです

これはこれで中毒になりそうですけど


それでは、また

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月31日 (日) 15:05:17   ID: W9vlE4gI

面白かった!

2 :  SS好きの774さん   2018年08月02日 (木) 00:43:25   ID: 4Ge-z7i7

あれ?提督がいれば戦争終わるんじゃね(名案)

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