ラヴォス VS 巨神兵 VS EVA(20)

という夢をエヴァqを初めて見た夜に見ました。

もう詳しい内容は覚えてない上に自分には文才がないので、このお題でどなたか書いてください。




     こんな事している場合じゃない



     誰もが、それをわかっていた

     でも……



     誰もが、どうする事も出来ないでいた――






ミサト「シンジ君!」

シンジ「わかっています!」

シンジ「atフィールド、全開!」



     バガガガガガガッ!!



シンジ「ぐうううっ……!」

シンジ「このぉっ!」




     エヴァ初号機は、かろうじて粒子ビームを受けきった。

     かつての敵……第5使徒の放つビームよりも強力だが

     照射時間は、はるかに短い。

     だからこそ、何とか受け切れた。



     nervは、このビームを放つ敵を使徒と区別して

     『巨神兵』と呼称している。





アスカ「こぉんのぉぉっ!!」



     ズガアアッ!



アスカ「いい加減に死になさいっ!」

アスカ「止めよっ!」



     ザシュッ!



マヤ「弐号機、目標の頸部切断を確認!」


ミサト「よし! 現時点をもって、本作戦を終了!」

ミサト「エヴァとパイロットの収容を!」

青葉「了解!」

日向「救護班、零号機パイロットの収容を最優先!」

ミサト「被害状況は!?」

マヤ「零号機は左腕部を完全損失!」

マヤ「初号機と弐号機には目立った損害はありません!」

マヤ「しかし……地上施設は、ほぼ壊滅です」

ミサト「人員の被害は?」

マヤ「整備員と諜報員……それに戦自研の人員に犠牲者が出た模様ですが……」

マヤ「すべてを合わせて、100人前後かと……」

ミサト「そう……」


ミサト「…………」

ミサト(今回、何とか撃退できたけど……)

ミサト(次から……しばらくサポートは期待できない)

ミサト(使えるのはエヴァ3体のみ……!)

ミサト(…………)

ミサト(それも、零号機は損傷が激しいときてる)

ミサト(まさに……絶体絶命ね)


ミサト「……どうしたもんかな」

リツコ「指揮官がそんな事でどうするよの、ミサト」

ミサト「リツコ……」

ミサト「零号機、修理にどのくらいかかる?」

リツコ「ざっと見て、2週間ってところね」

ミサト「死ぬ気でやったら?」

リツコ「それなら……10日かしら」

ミサト「じゃあ、死ぬ気でやってくれる?」

リツコ「まあ、期待しないで。 努力はするわ」

ミサト「頼んだわよ」


休憩所



シンジ「ふう……」

アスカ「はあ……」

シンジ「…………」

シンジ「あれから……もう1ヶ月か……」

アスカ「……もう、そんなになるのね」

アスカ「ゼーレが壊滅してから」

シンジ「…………」


シンジ「……黒の夢」

シンジ「だったっけ?」

アスカ「そう……言ってたわね」

アスカ「あいつ」

シンジ「…………」

シンジ「元凶は、あの黒の夢なのに……こっちから攻めて行けないなんて」

アスカ「仕方ないでしょ……ロシアのタイガの森のど真ん中に居るんだから」

アスカ「国境を無断で越えられないのよ」


アスカ「おまけに」

アスカ「黒の夢はロシアで無償のエネルギー供給をしている」

アスカ「表立って擁護こそしてないけど……」

アスカ「被害国の意見は、まるで耳を貸さない」

シンジ「…………」

シンジ「アスカは信じられるの?」

シンジ「黒の夢が……惑星(ほし)を食べる生命体だって……」

アスカ「…………」

アスカ「……そんな事、私に解る訳ないじゃない」


nerv 個室



加持「まったく……予想外の事ばかり起きるものだ」

加持「退屈はしないが……こうも連続だと、さすがに疲れますね」

加持「碇司令」

ゲンドウ「…………」

加持「で? しがないスパイの俺に、頼み事とは何ですか?」

ゲンドウ「……君の諜報能力は高く評価している」

加持「それはどうも」

ゲンドウ「そこで、だ」

ゲンドウ「君に調べてもらいたい事がある」


加持「ほう……それは?」

ゲンドウ「黒の夢と呼ばれる浮遊物体の内部情報だ」

加持「……無茶を言いますね」

加持「今のロシアは入国審査だけでも、非常に厳しくなっています」

加持「そんな所に忍び込め、と?」

ゲンドウ「情報が手に入りさえすれば、手段は特に問わない」

ゲンドウ「その為の資金も出そう」

加持「それは、太っ腹ですな」


ゲンドウ「だが……時間が無いかもしれない」

ゲンドウ「出来るだけ急いでくれ」

加持「やれやれ……」

加持(……ゼーレが居なくなって肩の荷が降りたかと思えば)

加持(新しい荷物は、さらに重い様だな)

加持「わかりました……」

加持「どこまでやれるか……わかりませんが、やってみます」

ゲンドウ「頼む」

加持「下調べがあるので、これで失礼しますが……」

加持「ひとつ聞いてもよろしいですか?」

ゲンドウ「……ああ」


加持「今回の巨神兵襲来……」

加持「あの『少年』がここに居るからだと思いますか?」

ゲンドウ「…………」

加持「…………」

ゲンドウ「……可能性はある、とだけ言っておこう」

加持「そうですか……」

加持「それじゃあ、俺はこれで」

加持「必要なモノと金は、明日、明後日には要求しますので」

ゲンドウ「わかった」

加持「じゃ……」


ゲンドウ「…………」

冬月「…………」

冬月「……相変わらず、油断の出来無い男だな」

ゲンドウ「ああ……」

冬月「黒の夢……か」

冬月「言い得て妙だが、しっくりくる名前だ」

ゲンドウ「そうだな」

冬月「どうする? 碇」

冬月「もう我々のシナリオも有って無い様な物だ」

ゲンドウ「…………」


冬月「お前もロシアと同じように」

冬月「黒の夢と接触を図り、奴の力を利用しよう」

冬月「そう考えているのではないか?」

ゲンドウ「…………」

ゲンドウ「……考えない事は無かったな」

冬月「ほう……」

ゲンドウ「何しろ、ゼーレのエヴァシリーズを」

ゲンドウ「『巨神兵』に作り替えてしまうテクノロジーを有しているのだから……」

冬月「…………」

ゲンドウ「だが……今は――」

ゲンドウ「アレの破壊を望んでいる」

冬月「そうか……」

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