阿笠「できなかったぞ!!」コナン「できなかったのかよ!!」 (41)

阿笠「仕方ないじゃろう。天才には失敗が付きものじゃ」

コナン「で、なにを作ってたんだ?」

阿笠「光彦の身に不幸が起こりまくるスイッチじゃよ」

コナン「それはおもしろそうだな!」

阿笠「まぁ試作の段階で失敗して、処分したがのう」

コナン「なぁーんだ」

阿笠「というわけでのう、新しいスイッチを考えたいんじゃが手伝ってくれないか?」

コナン「いいぜ」

阿笠「すまんのぅ。じゃあ、ポアロにでも行くぞい」

コナン「なんかおごってくれよな!」


つかつか→ポアロ




光彦「・・・・・んっふっふ~、いいこと聞いちゃいましたよ~」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408890813

がさごそ

光彦「うわー、博士のゴミ箱、ティッシュでいっぱいですねぇ・・・。そんなに鼻水が出るんでしょうか?それにひどい臭いです。」

がさごぞ

光彦「ん?これは・・・・ありました!スイッチらしきものです!」

光彦「なんか白くてネバネバしたものがついてますね・・・。これが故障の原因でしょうか?」

光彦「ティッシュでふきとって、と・・・。これできれいになりましたね。・・・んっふっふ~、コナン君に博士め。さんざん僕のことを好き勝手しおってからに・・・。僕の恐ろしさをみせてやりますよ!」

チュイ~ン→ガリガリ

ママ彦「光彦~ごはんよ~!!」

光彦「あとでたべま~す!!」

パパ彦「ははは、光彦も忙しいなぁ」

姉彦「まったく、先に食べちゃいましょうよ」

元太「そうだぜ!せっかくのメシが冷めちまうぜ!」

ママ彦「まぁ元太くんったら食いしん坊ね」

元太「おうよ!俺はだれかれ構わず食っちまうんだぜ。」

パパ彦「ははは、名前の通り、元気だねぇ」

みんな彦「じゃあ、いただきま~す!!」



チュイ~ン→ガリ・・・・

光彦「や、やっとできました。博士の作ったメカニズムを解くのは大変でしたよ・・・。」

光彦「さて、この『誰かに不幸が起こりまくるスイッチ』で復讐ですよ・・・・。待っててください博士、コナン君!」

~登校中~

歩美「コナン君!おはよう!」

コナン「よぉ」

灰原「あら?あんなにかわいい女の子が話しかけたのに、無愛想ね」

コナン「バーロー」

元太「ははは、コナンのやつ、照れてやがるwwwwww」

コナン「う、うるせぇ!///」

みんな「あはははははは!!」



光彦「コナン君め・・・よくもぬけぬけと・・・・懲らしめてやります!」

光彦「・・・不幸ってなにが起きるんですかね?鳥のフンがおちてくるとかですかね?」

光彦「でもまぁ、メインディッシュは後に取っておくものです。まずは元太君からです・・・。勝手に人のうちでご飯を食べてからに・・・。」

光彦「ターゲットを元太君に、っと・・・」カチカチ

光彦「不幸になりなさい!!」ポチッ!!


ズドォォォォォォォォン!!!!!!


コナン「元太が爆散した!」

光彦「!?」

光彦「ど、どうゆうことですか!?なんで爆発!?」

爆散――それは元太にはあまりにも唐突すぎる出来事だった。

    路傍の石につまずくことはあっても、刹那的に身体が四散することなど

    到底、少なくとも小学生の男児には考えつかないことだった。

    死の実感が無いまま小嶋元太の人生は終わった。



    少し多めの脂肪と毛髪の絡まった肉片が光彦の足元に落ちてきた。

    べちょ、とまるで腐りかけのトマトが落ちたような音がアスファルトに吸われる。

    その肉片を光彦は踏みつけた。なんどもなんどもなんどもなんども。

    もとから原形を留めていなかったモノがさらに原形を留めなくなったとき、光彦は思った。

    
    
    「これは誰かが不幸になるスイッチじゃない」

     
    「僕が幸せになるスイッチだ」

    現に光彦の気持ちは高ぶっていた。

    
コナン「おい光彦!!なにボヤっとしてる!警察を呼ぶんだ!!ここからなら走っていける!!」

光彦「わかりましたぁ。」タッタッ→


    光彦は走って行った
    
    いつしかスニーカーの底の赤い汚れと地面がこすれて、しだいに汚れが薄くなっていた



   私の意識はしだいに遠くなっていった・・・。
   
   子供の身体が爆散するという現実味のない現実を目の当たりにしたからだろうか

   頭が混乱している・・・。

   時計の音がやけに頭に響く・・・。

   いっそこの目を閉じてしまいたいくらいだ

   
   
   この悲劇・・・いや、まだどうなるか分からないが・・・。


   続きは必ず書く。

   だから少しだけ・・・・・。

   光彦が警察署に着くまで・・・いいかな?   

乙、なかなか面白い
つか文章上手いな

>>13
素直にうれしいwwwwww

じゃあまた明日(ピシュ

あへぇ・・・ZZZ

   おはよう 続き書くよ~

タッタッ→ハァハァ

光彦「つ、つきました!意外と遠かったですけど・・・。」

高木「やぁ、光彦君。どうしたんだい?」

光彦「元太君が爆散しました」

高木「!?」

高木「ど、どういうことだい!?」

光彦「・・・たぶん、食べ過ぎ、だと思います」

目暮「ついにその日が来てしまったか!」

目暮「光彦君!案内しなさい!行くぞ高木君!」

高木「はい!」

   
   光彦に嘘をついた罪悪感はなかった
   
   元太が悪いのだ

   散らばった元太の肉片を見れば二人もそう思ってくれる、そう思っていた

   
   だがその考えは思わぬ形で覆された


光彦「これは・・・!」


光彦「元太君の死体がない!?」
   

光彦「ど、どうして・・・」

歩美「うっ・・・えぐっ、あ、歩美、ちょっと見て・・・なかったら元太君・・・だったモノ消えて・・・うわぁあぁぁぁぁん!!!」アヒアヒ~~

灰原「落ち着いて吉田さん!」

光彦「こ、コナン君!どういうことですか!?」

コナン「わかんねぇ!俺たちがちょいと目を離した瞬間に元太の死体がなくなってたんだよ!」

目暮「・・・どういうことかね?」

光彦「あ・・・う・・・。」

高木「まったく、君たちのことだから本当のことかと思ったじゃあないか」

目暮「いたずらかいかんぞ。これだから光彦は・・・。」

目暮「行くぞ。高木君」

高木「はい。」

タッタッ→警視庁

光彦「いったい何が・・・。」

光彦 入浴中

光彦「なんで元太君の死体が消えたんでしょう・・・?」

光彦「そもそも、『不幸が起こりまくる』スイッチで、なんで爆散・・・ん?」

光彦「はっ!」コテリン

光彦「不幸が起こりまくる・・・元太君は死んだこと、これが第一の不幸だとしたら」

光彦「死体が誰にも見つからなくなった、というのが第二の不幸・・・?」

光彦「死体がなければ操作の使用がない・・・。」

光彦「ふふふ・・・あははははははは!!」

光彦「そういうことでしたか!」

光彦「僕は最強の発明品を作り上げましたよ!!」


光彦「待っててください博士!コナン君!悲惨に殺して差し上げますよ!!」


ママ彦「光彦~!!いつまで入ってるの?のぼせちゃうわよ~!!」

光彦「はぁい!今あがりまぁす!!」


   光彦の身体は長風呂と高翌揚で火照っていた

   同時刻 阿笠邸

阿笠「さて、そろそろするかのぅ」

ヌギッ→→→→→→→→ギンギン↑

   阿笠のペニスはまるで別の生き物のように脈打っていた。
   
   阿笠の手の届く距離にはティッシュがある。おそらく出るであろうソレを

   ふき取るためだろう。少し大きめのゴミ箱の周りにはそんなことに使ったと思われる
   
   ティッシュのゴミが散乱していた。元太の死と被るような光景だった。


   浅黒い皮からむき出しになった亀頭を阿笠は優しく撫でまわし始めた。

   それと同時にペニスを固く握り前後に動かす。

   ムアッとした臭いが漂う。

   恍惚。

   その感情だけが阿笠を支配していた。

   発明品であふれた研究室に衣擦れの音が響く。

   ちゅぷ、ちゅぷ、と阿笠の股間がナメクジの這うような音を奏でる。

   こするたびに股間が激しく波打つ。

   いつしか股間は熱く滾っていた。それが手とペニスの摩擦によるものなのか、

   それとも内側から湧き上らんとするなにかなのか、

   そんなことは阿笠には関係のないことだった。

   彼の行きつく先には快楽しかない。

   きっとそれを誰も攻めようとはしない。

   普段人間離れした発明をしている老人が、唯一人間であることを確かめる行動なのだから。

   
阿笠「んほぉぉぉぉ!!い、イグぅぅぅぅぅぅ!!!!」


   阿笠はカウパー液のべっとり付いた左手でティッシュを股間の先端に添えた。

   博士は イった。

   マンガの擬音のような音はたてなかったが、勢いはすさまじかった。

   熱い精液がパルプ繊維をゆっくり溶かす。ティッシュが透けてペニスがしぼんでいくのが見える。

   肉の幹からでる精液をふき取り、ルーチン化されたようにゴミ箱に捨てに行く。


阿笠「ん?おかしいのう?なんでオナティッシュがこんなに散らかっとるんじゃ?」

阿笠「倒れたようでもないし・・・ん?なんじゃこの茶色い粒は?ばばっちいのぅ」

ペロッ!

阿笠「こ、これは!光彦のソバカス!!」

阿笠「まさか!!」ガサガサ


阿笠「やはり!スイッチが盗まれておるッ!!」


ギィィィィ→バタン!!

翌日

男「うひゃあ!鳥のフンが!!」

女「最悪!!ガムふんじゃったわ!!」

猫(去勢されたニャー)

警察官たち「白鳥警事が轢かれた!!」


光彦「うむ・・・やっぱりこのスイッチは対象を恨めば恨むほど強くなるということですね」

光彦「これで元太君が爆散したことも説明がつきますね」

光彦「にしても、楽しいですねぇwwwwwwww」カチッ


老婆「あがぁ!腰がぁ!」

子供「アイス落としたぁぁ!!」


光彦「ふふっ、いい気味ですwwwwwwww」

ツカツカ→ピタッ

歩美「光彦くん?」

光彦「歩美ちゃん!」

歩美「あ!なにそのスイッチ!?」

光彦(せっかくですし歩美ちゃんにも不幸になってもらいますか)

光彦「おいしいものが出てくるスイッチですよ。押してみましょうか?」

歩美「わーい!押して押して!!」

老婆「腰・・・腰がぁ!」

歩美「あ!大変だよ!光彦くん!助けなきゃ!!」

光彦(我慢するか・・・?)

ツカツカ→老婆

歩美「だいじょぶ!?おばあちゃん!」

老婆「すまんのぅすまんのぅ」

光彦(いいやッ!『限界』だッ!押すねッ!)カチッ!!

ドグォォォン!!

光彦「ゑ?」

   見覚えのあるサッカーボールが顔をかすめた。
   
   あまりの出来事に光彦は鳥肌すらでなかった。
  
   弾丸のような速さのサッカーボールは千鳥足の白鳥の顔面に衝突し、やっと止まった。

警察官たち「白鳥刑事!!」

   サッカーボールが弾む音が静寂に響く。
  
   いや、本当は騒がしかったのかもしれない。だが光彦はそう感じなかった。

   なぜなら獲物たちが自分から目の前に現れてくれたからだ。


コナン「よぅ。なにやってんだ?光彦」

光彦「・・・こんにちは。阿笠博士、灰原さん」

光彦「そして・・・コナン君」

阿笠「光彦君。やはりスイッチを持ち出したのは君だったかね」

コナン「歩美はおばあさんと一緒に逃げろ!」

歩美「う、うん!」ダッ!!

灰原「失望したわ。円谷君。まぁもとからたいして好きではなかったけどね」

光彦「何とでもいうがいいです。僕にはこのスイッチがあるんですから」

阿笠「・・・聞かせてくれ光彦君。どうやって作ったんじゃ」

光彦「簡単な話ですよ。僕も馬鹿じゃありませんからね。ちょちょっと改造したらこの通りです。」

光彦「なんなら、試してみますか?」スッ

コナン「させるか!麻酔銃!!」バシュ!

灰原「っ・・・!」プスッ   

   なぜか麻酔銃の軌道上には灰原がいた。

   麻酔針が右目に刺さった灰原はその痛みも感じずに眠りについた

コナン「か、体が勝手に・・・?」

光彦「おやおや灰原さん、危ないじゃあないですかwwwwwwww不幸ですねェwwwwwwww」

コナン「や、野郎・・・」

光彦「さぁ、どうしますコナン君?たしか麻酔銃は一日一回、でしたよね?」

コナン「くっ・・・」

光彦「ふふふ、コナン君には絶望してもらいましょうか」

光彦「阿笠博士。死ぬのはあなたからです」

阿笠「・・・ほう。そうかい。やってみるといい」

光彦「ハハハハハ!!ならば、」

光彦「[ピーーー]ぃ!!」カチッ


光彦「あ、あれ?」カチッ、カチッ

光彦「ど、どうした?なぜ作動しないッ!!」

阿笠「無駄じゃよ」

阿笠「お前さんはワシに『感謝』しているからのぅ」

光彦「ははは、なにを馬鹿なことを。僕は博士を恨みはすれど感謝なんて」

阿笠「ならなんでワシを[ピーーー]ことができないのかのぅ?」

光彦「それは・・・」

阿笠「光彦君、君は元太君を殺したとき、幸せを感じなかったか?」

光彦「・・・ええ。それが、なんですか?」

阿笠「そして君はさっきスイッチを改造した、といったのう」

阿笠「じゃがそのスイッチのもとを作ったのは」

阿笠「ワシじゃよ」

阿笠「このスイッチへの感謝がワシへの感謝につながったんじゃよ」

光彦「そ・・・そんな・・・」

光彦「なら、せめてコナン君だけでも・・・・!」

コナン「やめろ光彦!」


光彦「うるせぇ!このイカレチンポがぁ!!!」


ドガルグバァァァン!!

   光彦の身体が浮いた。光彦はその一瞬が何秒にも感じた。
   
   コナンの鋭い爪先が光彦の鳩尾に食い込む。

   胃が圧迫され消化途中のハンバーグが胃液と共にせり上がってくる。
  
   驚きと痛みでまるでやり飽きられたテープ芸のように目を見開く。

   

   しだいに二人の影が遠くなっていく。耳を轟音が劈く。

   円谷光彦が空を切る。ライナー打球のように低く、鋭く飛んでいく。

グバオオォォン!!

   光彦は背中、腰、頭の順に鉄筋コンクリートに叩きつけられた。

   光彦を中心に赤い花が咲いた。スイッチはもう光彦の手になかった。

   ふっとんでいく最中、どこかに落としたのだろう。

   光彦は意識が遠くなるなか、ぼんやりと声が聞こえた。



コナン「おいおい光彦、俺の名前はそんなんじゃあないぜ」

コナン「江戸川コナン、探偵さ。」

72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/08/25(月) 12:02:40.25 ID:l0sedzFUO
86:トライさん[]
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2014/08/20(水) 14:05:14.22 ID:XRBBC/4w0
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73 :ドライさん :2014/08/25(月) 12:06:58.65 ID:l0sedzFUO
自分のうんちを舐める(笑)
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続きは明日書きます
おやすみ

おはよう、そろそろ続き書きます

ぽつ・・・ぽつ・・・

阿笠「雨・・・じゃのう」

コナン「・・・ああ。」

トコトコ→ピタッ

蘭「二人とも、なにやってるの?雨、強くなっちゃうよ?」

コナン「蘭!」

園子「博士も。その年で風邪ひいたら体力的にヤバいわよwwww?」

阿笠「失礼じゃのう。ワシはまだまだ現役じゃわい!」

蘭「まぁ、博士ったら///」

園子「ガキのいる前でよく言えるわねwwwwww」

蘭「さ、帰るわよコナン君」

コナン「・・・・」

蘭「コナン君?」

コナン「う、うん!」

   
   いきなりの雨に行き交う人々は混乱していた。

   カバンを頭にかざし必死に濡れまいとするサラリーマン。
  
   あわてて洗濯物を取り込んでいる主婦。全身生傷だらけで気を失っている刑事。

   そんななかで、女子高生に挟まれた子供と白衣で小太りの老人という集団は少し異様に見えた。

   雨はいつ上がるのだろうか。虹はいつ出るのだろうか。

   
   きっとまたいつもと変わらない日常が流れていくのだろう。

   それがみんなができる元太への弔いなのだから。

   小粋な少年探偵がそんなことを考えていると

   「うな重!」

   雨の中でそんな声が聞こえた気がした。

                     FIN

阿笠「まだもうちょっとだけつづくんじゃ」

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