金剛「今日も紅茶が美味しいネー」
八幡「・・・ここどこ?」
金剛「ここデスか?何言ってるデース、ここは鎮守府ネー」
八幡「そうじゃなくて、何で俺がここにいるんだって話だよ」
金剛「私が指名したからネー」
八幡「はい?」
金剛「たまたま見かけたときにインパルスが走ったネー、これはきっと運命だとネー」
八幡「インパルス?運命?」
金剛「比企谷八幡は今日から提督ネー!」
八幡「・・・・・・提督って何?」
金剛「私たち艦娘を使って深海棲艦たちをデストロイするお仕事の事デース!」
八幡「それってどういう
バタバタ
霧島「マイクチェックの時間だオラァ!」ドカーン!
八幡「ひぃっ!?」ビクーン!
比叡「金剛お姉様、この人が司令になる人ですか?」ジー
八幡「え、やるなんて一言も言ってない」
榛名「三人とも、少しは説明をする姿勢を見せてあげてください!さっきから混乱しかしてないでしょう?」
八幡(て、天使・・・)ウルッ
霧島「コホン、では私から説明しましょう。まず自己紹介から、長女の金剛、次女の比叡、三女の榛名、末っ子の霧島だオラァ!」
八幡「何で怒鳴るんだよ!?」ビクッ
霧島「失礼、提督を迎えるのは初めてなものでつい興奮を」シレッ
金剛「さっき説明にあった金剛デース!ワタシから言えるのは一目惚れでここまで連れて来たってことだけネー」
八幡「俺誘拐されたの!?・・・そういや、確かに昨日の夕方から記憶がない・・・」
比叡「司令、金剛お姉様の見る目を信用はしていますが、何かあれば海の藻屑にするので気を付けてくださいね?」
八幡「・・・・」ガクガク
榛名「姉と妹がすみません、私が三女の榛名です、これからよろしくお願いしますね」
八幡「お、おう・・・」///
霧島「最後に私が末っ子の霧島です、なるほど金剛お姉様の言う通り頭はキレる方かもしれませんね」
八幡(あんたはいきなりキレる方ってのは分かった)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408819641
八幡「つか、提督?司令?とか何とか言ったってやる気ないんだけど」
金剛、比叡、榛名、霧島「・・・」
霧島「そ
金剛「ワタシから言うネ、提督はさっき話した深海棲艦を知らないデショ?」
八幡「確かに何も知らん、どうやって連れてこられたかも一切分からねえもんな」
金剛「奴らは恐ろしいネ、ワタシ達が奴らの進撃を止めないといけないネ」
八幡「・・・」
金剛「本当に提督を見かけたのは偶然だったヨ、一目見た瞬間に提督を尾けて
家を調べたネ、それからは憲兵さんに頼んで鎮守府に連れてきたのが全部ダヨ」
八幡「なんだよそれ・・・」
金剛「ワタシ達は命を懸けて戦う運命ダヨ、だから命を懸けるのにも価値というか他の何かが欲しいネ、その理由が提督ダヨ」
八幡「・・・・」
金剛「ワタシ達は提督の為なら人類のために死ねるネ、だから、ワタシの提督になって欲しいヨ」
八幡「・・・」
金剛「無理なら仕方ないネ、憲兵さんに送ってもらうから心配ないヨ」
八幡「死ねるとか簡単に言うんじゃねえよブッ殺すぞ」
霧島「それは矛盾しているのでは・・・」
榛名「・・・」
八幡「俺が提督になれば、お前たちは死なないのか?」
金剛「少なくともモチベーションは凄く上がるネ」
八幡「・・・やってやるよ」
榛名「本当ですか!?」
比叡「気合い入ってますね」
八幡「お前らみたいな女の子が生き死にの世界にいることを知って見過ごせるほどは腐ってねえからな」
金剛「アリガトー!」ダキッ
八幡「つっても何をどうすりゃいいのか分からんから一通り教えてもらうがな、あと家に帰りたい」
金剛「出来れば泊り込んで欲しいナー」
八幡「抱き付くな、離せ」////
比叡「お姉様・・・」
榛名「いいなー・・・」ボソッ
霧島「では、今日のところは帰っていただきましょう、憲兵さんに一通りの説明などを頼んでおきますので一通り頭に入れておいてください」
八幡「お、おう分かった、明日学校終わったら来るわ」
霧島「ええ、お待ちしております」
金剛「またネー!」
比叡「お疲れ様でした」
榛名「明日が楽しみです」
八幡「楽しみとかいうなよ・・・勘違いしちゃうだろ」
榛名「勘違いではないと思いますよ」ニコッ
八幡「!」ドキッ
霧島「さて、ケッコンカッコカリの制度も教えておいた方がいいかもしれませんね」
八幡「まあ大体わかった」
霧島「それは重畳です。次に、鎮守府内の金剛型以外のメンバーを紹介します」
八幡「え?まだいんの?」
榛名「戦艦だけだと出撃で及ばないところがあるんです」
金剛「ワタシ達にも苦手はあるネー」
比叡「バランスを考えると、戦艦の他に制空権争奪用の空母や夜戦に強い重巡洋艦が欲しいところですね」
金剛「今はワタシ達金剛型と今から紹介する重巡洋艦しかこの鎮守府には居ないヨ」
八幡「つまりガチムチの火力のゴリ押しと夜戦特化の戦術しか組めないのか」
金剛「イエス!物分かりがいい人は素敵デース!」
霧島「あ、そういえば工廠には行かれますか?」
八幡「先に重巡洋艦組を紹介してくれよ」
霧島「我々も到着を待っているのですが、もう少し掛かりそうですよ」
八幡「あー、そんなら工廠とやらも見てみるか」
金剛「フォロミー!」
工廠
霧島「資材をいくつ建造に使うのかを決めて、妖精さん達にお願いをするんです」
八幡「もう多少の事じゃ驚かんぞ」
榛名「さっそく何か建造してみますか?」
八幡「うーん、必要になったら使う感じで行くかな」
金剛「紅茶を飲みに戻るデース」
司令室
八幡「にしても調度品やらなんやら色々置いてあるな」
金剛「ふっふっふ、全部私物デース!」
八幡「私物持ち込みすぎじゃね」
榛名「ですけど金剛お姉様が色々用意しなければ机が段ボールでしたよ?」
八幡「マジで?」
比叡「マジです、金剛お姉様に感謝してくださいね」
八幡「ありがとう金剛」
金剛「照れるネー」///
「ぱんぱかぱーん!遅くなりましたぁ~」
八幡「ん?」
高雄「重巡洋艦高雄、愛宕、鳥海、摩耶、到着しました」
愛宕「あなたが提督なの?うふふ、好みかも~」
金剛 榛名「!」ピクッ
八幡(何だろう・・・どっかのビッチを思い出す・・・)
高雄「私が高雄です、提督、よろしくお願いしますね」
愛宕「愛宕よ~?よろしくね~?」
鳥海「鳥海です、よろしくお願いします」
摩耶「摩耶ってんだ、よろしくな!」
八幡(メロンを超越したスイカが四つ・・・だと!?)
金剛「・・・」ムー
榛名(か、形は自信あるんです!触っていいですよ提督!)
霧島「さて、本日より提督は少佐の階級とこの鎮守府の最高司令官となります」
八幡「え!?少佐!?」
霧島「ご不満なら深海棲艦を撃破し続けていれば自ずと階級は上がりますよ」
榛名「提督ならすぐに元帥になれますよ!」
八幡「ま、待て!少佐ってどういうことだ!?」
比叡「えっとですね、こういう軍事施設を取り仕切るのは佐官クラスからが常なんです」
金剛「テートクを迎えるために色々手を回したヨ、霧島が」
八幡「めちゃくちゃじゃねえか・・・」
榛名「ストライキしたりなんかもしましたよね」
愛宕「早い話が、ここにいるのは皆提督が気に入ったからなのよね~」
八幡「・・・」///
摩耶「愛宕姉!余計なこと言うな!」///
金剛「テートクのハートを掴むのはワタシデース!」
榛名「・・・」
愛宕「こういうのはじっくり煮詰めていくものよね、提督もそう思うでしょ?」ズイッ
八幡「・・・」///
比叡「と、とにかく打倒深海棲艦ってことで!気合!入れましょう!」
おー!
めんご、霧島は司令だったわ
八幡「それにしてもあれだな、銚子にこんな軍事施設があるとはな」
金剛「ワタシ達がストライキするよりテートクを呼んだ方がいいって分かってくれたネ」
霧島「説得には骨が折れました・・・・憲兵さんたちの」
榛名「あ、あれは私だけじゃなくて!」
比叡「ちょっとやりすぎましたよね」
八幡「え?」
愛宕「すごかったわよ~、霧島さんはどこかの"拓〝みたいになってましたし」
八幡「!?」
高翌雄「私たちは私たちでお年寄りの多い元帥さん達の懐柔で忙しかったです」
愛宕「優しいおじいちゃん達だったわよね~」
摩耶「ま、高翌雄姉と愛宕姉に囁かれりゃ楽勝だけどな」
八幡「・・・」
鳥海「正直、いきなり戦艦四名に抜けられて困らない軍隊は無いでしょうから」
八幡(く、黒い!)ブルブル
金剛「ま、ワタシたちの完全勝利ネー!」
比叡「お姉様あっての勝利です」
榛名「わがままを言った分頑張りましょう」
霧島「ひとまず結果を出すために出撃してみましょう」
八幡「あー、そんなら約束してくれ」
金剛「Promise?」
榛名「なんでしょうか?」
八幡「艦隊六名の内、一人でも小破したら帰投する様に、これは提督命令だ」
霧島「非合理的ではありませんか?」
比叡「そうですよ、小破位でそんな・・・」
八幡「聞けないなら出撃は無し」
金剛「う~・・・」
愛宕「わっかりましたぁ~小破しないように頑張りま~す」
高翌雄「提督はお優しいですね」
鳥海「沈むのは怖いのでありがたいです・・・」
摩耶「ま、それが命令なら聞いてやるよ」
金剛「う~・・・」
榛名「姉さん、ここは従うべきです」
比叡「金剛お姉様のいない世界なんて考えられませんから確かにいい作戦だと思います」
霧島「ふむ、司令なりのやさしさでもあるのでしょう」
金剛「!」
八幡「・・・ちげーよ」
金剛「その顔は嘘をついている顔ネー!素直に心配って言ってくれたらいいのにサ!」ニマニマ
八幡「う、うっせえ、マックスコーヒー飲ませんぞ」
金剛「ワタシは紅茶派デース!」
高翌雄「私はコーヒーが好きです」
愛宕「マックスコーヒー好きよ~?あの甘さがたまらないのよね~」
寝る
このSSまとめへのコメント
続けて欲しかった
続かない………だと…?
続き……
HACHIMANのSSはエタるのまでがテンプレだから、仕方ないね。