P「本当に暑いなぁ............」
伊織「そうね............」
P「暑くて溶けてしまいそうだ...」
伊織「景色はこんなに綺麗なのに...」
P「........................暑いなぁ............」
伊織「そうね........................」
P「........................」
伊織「........................」
P「........................伊織」
伊織「な、何よ.........」
P「いい加減手を離さないか...??」
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伊織「な!!? こ、この私が握ってあげてるのにそそそそんなこと言うわけ!!?」
P「だってしょうがないだろ、身動きとりづらいし...」
伊織「うぅ............」
P「........................」
P「まぁ怖いし手を握りたくもなっちゃうわな........................」
P「俺たち遭難してしまったし............」
伊織「.....................」ブワッ
伊織「だ、だからあんな安物の船は嫌だって言ったじゃないのよぉ.......」
P「しょうがないだろウチはお金を持っていないんだし」
伊織「その結果こんな状況になっちゃお金も何もないじゃなーい!!」
P「まぁまぁ...落ち着いて、喧嘩はやめよう...」
P「すぐに救助が来てくれるさ。それまでの辛抱だ」
伊織「うぅ......速くお家に帰りたいよぉ.........」
P(いつも気丈な伊織がこんな状態になるとは......)
P「........................」
P「気晴らしに散歩でもするか」
伊織「え..............................?」
P「浜辺の向こうは木ばっかりだ」
P「どうやら無人島みたいだな...」
伊織「あ、あんたと二人きりってわけね......///」
P「....................................」
伊織「な、何よ!!?ちょっとは、喜びなさいよ!!」
P「ん?? あ、あぁ...そうだな.......」
伊織「バカァ!!」ゲシッ
P(今、人の声が...............)
P「さて、これからどうするかだ...」
伊織「ど、どうするって......」
P「ただ助けを待っているだけって訳にもいかないだろ??」
P「早ければすぐかもしれないし、もしかしたら一週間 はたまた一年後になるかもしれないしな」
伊織「そ、そんな.........」
P「なんてな、冗談だよ。 すぐに来てくれるさ」
伊織「そ、そうだといいけど.........」
P(さすがの伊織でもこの状況で強気に振る舞うことはできないか...)
P(怖くて怖くてしかたがないはずだ...守ってやらなきゃな...)
伊織「それで今日はどこで寝るのよ......」
伊織「もう暗くなってきたし、はやく決めないと......」
P「伊織!!」
伊織「な、何??」
P「>>10」
1 風通しのよさそうな洞窟だ
2 ここで野宿するか
1
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