霊夢「謎の機械が幻想入り?」 (392)

今作は元々したらばでたてられていたssですが、気付いたら過去ログに入っていたので、こちらに移ってきました。了承ください。
・今作は東方の二次創作です。以下の点に注意して、こんな糞ss読めるか!チクショーメー!と思った方は、今すぐ回れ右をしてください。それでも大丈夫だ。問題ない。(キリッ)という方はこのまま読み進めてください。
注意
・作者は東方の元ゲーをプレイしたことがありません。すべての知識が同人作品から得たものです。
・作者は計画性がありません。更新は超!亀!かつ超!不定期!です。
・作者はss初投稿です。ノウハウには期待しないでください。
・作者には、文才がありません。過度な期待は作者を殺します。

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紫「ええ。今朝、発見されたの。でもなんの機械かわからなくてね・・・」

霊夢「だったら何で私に聞くのよ。そんなの分かるわけないでしょ」

紫「いや、超自然の力で行けるかな~と」

霊夢「あんたは私に何を期待してるのよ・・・」

紫「で、どう?何かわかる?」

霊夢「どうと言われてもね・・・なにこれ?ヘルメット?」

紫「まあね。でもなんというか、それにしては、すごくごつくない?」

霊夢「そういわれてもね・・・こんな形状だから、かぶって使うのでしょうけど・・・わからないわね。河童に聞いてみましょうよ。こういうのは河童の仕事でしょ」

紫「そうね。行ってみましょうか。」


少女移動中・・・

にとり「椛~!新作のキュウリできたよ~!食べてみて~!」

椛「いや、これ・・・この真っ黒な物体が、キュウリなのか?そうなのか?」

にとり「そうだよ~。さ、食べて食べて!」

椛「いや、あの、ちょっと・・・」
椛(マズイ・・・このままじゃ、確実に×られる・・・誰か・・・)

霊夢「・・り~いるんでしょ~出てきなさ~い」

にとり「おや、お客さんみたいだね。ちょっとごめんね」

椛「いや、別にかまわないぞ(というか、二度と戻ってくるな。ああ神よ、感謝します)」

にとり「いらっしゃ~い。さっそくだけど、私の新作キュウリ、食べる?」

霊夢 紫「丁重にお断りさせていただきます」

にとり「それは残念。じゃ~椛!食べる~?」

椛「おお神よ・・・へ?いやいや、わたしh」

霊夢「まあそういわずに。せっかくこいつが作ったんだから」

紫「そうよ。彼女の友達であるあなたが食べるべきではないかしら?」

にとり「そうだよ~。さ、遠慮しないで食べて!」

椛「いや、あなた達が食べるべきd」

霊夢 紫「食べなさい」

椛(前言撤回。神よ、いッショウウラんでヤる)ピチューン

紫(尊い犠牲だった・・・)

霊夢(椛・・・あなたのことは忘れない。5分くらいは)

にとり「ちょっと椛!?いきなりどうしたのさ!?」

紫「彼女なら大丈夫でしょう。それより、見てほしいものがあるんだけど」

にとり「何?・・・何これ?ヘルメット?」

紫「一見そんな感じだけどね。なんか違う気がするのよ。危険なものかもしれないから、あなたに見てもらいたくてね」

にとり「そうだねぇ~・・・しばらく調べるからさ、しばらく待っててくれないかな」

紫「わかったわ。よろしくお願いするわね」

霊夢「でもその間何するのよ?」

にとり「う~ん・・・まあ、椛の面倒見ててくれない?」

霊夢「わかったわ。よろしくね」


少女待機中&看病中・・・

にとり「わかったよ~・・・って椛。もう目を覚ましたの?」

椛「ああ。川が見えたがな」(ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ)

霊夢(ひしひしと・・・)

紫(殺気を感じるわね・・・)

にとり「ふ~ん・・・あ、そうそう。あれ何の道具かわかったよ」

紫「なんだったのかしら?」

にとり「簡単に言うとね、フルダイブ用の専用端末ってことだね」

紫「ふ、ふるだいぶ?なにそれ?」

にとり「つまりはね~、このヘルメット、あ、これナーヴギアっていうんだけど、このナーヴギアが私たちの大脳の中にある感覚野に干渉を行うことで、私たちの感覚を完全に支配するの。そこにサーバーなどで作って管理している擬似的な世界の情報を与えることで、私たちの脳はまるでその世界に立っているような感覚を受けるの。でもその世界の中で行動をするときに私たちの体が行動したらだめだから脊髄への信号は自動的にシャットアウトされて、ナーヴギアを介してサーバーへと送られるんだよ。そうした情報をサーバーが自動的に処理することで、私たちはその擬似的な世界の中で自由に動いたり、しゃべったりできるんだよ!」

霊夢「うんとりあえず河童が狂暴になったら世界は滅亡することがわかったから。もう少し噛み砕いて説明して」

にとり「う~んとね、まあ簡単に言うと、このヘルメットを使うことで、私たちは擬似的に作った世界で自由に動くことができるようになるんだよ!」

紫「ものすごく噛み砕いた説明をありがとう。へ~、そんなことができるのね、これ」

霊夢「でもこれ、需要ある?私ははっきり言って思いつかないんだけど」

にとり「まあこれは私たちの脳に直接映像を見せるわけだから、肉体的な損害を出さずに模擬的な試合・・・とかもできるかもね」

紫「それよ!」

霊夢「わあびっくりした!何よいきなり!」

紫「霊夢。一度スペルカードを使わない、本気の勝負がしたいと思わない?」

霊夢「できるならね」

紫「あなた、彼女の話を聞いていなかったの?このなーぶぎあなら、それができるのよ!」

霊夢「あなたまさか!」

紫「そう!このなーぶぎあを使って、戦争をするのよ!」

霊夢「いやいや、待って!確かにそれはおもしろそうだけど、さすがに中では、私たちの能力は使えないでしょ!」

にとり「それに関しては大丈夫。私たちの能力は精神的なものに由来するはずだから、ナーヴギアが私の言った通りのものなら、使えると思うよ!」

霊夢「それなら・・・おもしろそうね」

紫「にとり。このなーぶぎあと、専用のさーばー、作れるかしら?」

にとり「少し時間はかかるけど、たぶん大丈夫!でも、ナーヴギアを作る数とか、サーバーの規模とか決めないといけないから、参加者の人数は、早めに決めて欲しいな」

霊夢「よっしゃあ!じゃあ早速、参加者を探しに行くわよ!」

紫「もちろんよ!」

椛(なにも喋れなかった・・・なにこれ、新手のいじめ?)

東方幻争録(プロローグ「辿り着いたものは」)終わり

東方幻争録(第一章「前奏曲」)始め

にとり「いったね」

椛「ああ、そうだな・・・」

にとり「そういえば、新作キュウリの味、どうだった?」

椛「ああ、なんというか・・・新世界の味というか謎の味と言ったらいいのか・・・よくわからんが、あれを他人に食べさせるのはやめた方がいいぞ」

にとり「本当に?う~ん、何がいけなかったんだろ~。このキュウリはしっかりと計算して作ったんだけど・・・キュウリの遺伝子配列がおかしかったのかな・・・それとも・・・」

椛「とりあえず、キュウリから離れてみたらどうだ」

文「あやや?お二人とも、こんなところで、何をしているんですか?」

椛「文殿。いえ、それが、さきほど博麗の巫女と妖怪の賢者が来まして」

文「霊夢さんと、スキマ妖怪が?何のために?」

椛「詳しい解説は・・・にとり」

にとり「OK。まあ簡単に言えば、これのせいかな」

文「これは・・・ヘルメットですか?」

にとり「そう。まあこれは、フルダイブ用のものなんだけど」

文「ふるだいぶ?なんですかそれは?」

にとり「このヘルメットを使うことで、擬似的な世界にダイブすることができるんだ!」

文「椛。どういうこと?」

椛「私もよくわかっていないのですが・・・この道具を使うことで、五感すべてを擬似的な世界へと移すことができるらしいのです」

にとり「そう。それでさっきまでいた二人が、これを使って戦争ゲームをしようと言い出してね」

文「これは二人も随分と乙なことを考えますね。それはいつ開かれるのですか?」

にとり「まだ参加者も決まっていないから、それはわからないね」

椛「でもあの二人は幻想郷中を巻き込むつもりみたいでしたから、相当な大事になるのではないのですか?」

文「あややっ!なるほど!それではつぎの文々。新聞のトップページは、これで決まりですね!」

にとり「それなら、早く追っかけた方がいいよ。あの二人、すごい速度で飛んで行ったから」

文「わかりました!お二人はどちらへ?」

椛「あの方角は・・・多分、紅魔館でしょうね」

文「わかりました!それでは!」シュバッ

にとり「・・・嵐のように去って行ったね」

椛「あの人が上司だと、私も気苦労が絶えなくて・・・」

にとり「ははは・・・大変だね」

椛「まあそんなことばかり言ってられないな。にとりはこれからどうするつもりなんだ?」

にとり「う~んとね・・・まあ私はナーヴギアの解析を続けるよ。まだわからないことだらけだしね」

椛「そうか。じゃあ私は哨戒の続きをしてくるよ」

にとり「うん。じゃ~ね~」


場所は変わって・・・ここは紅魔館


美鈴「ふにゃ~咲夜さ~ん・・・ほめ過ぎですよぉ・・・」

咲夜「まったくこの子ったら・・・永遠に寝かせてあげようかしら」

霊夢「あ、咲夜!」

咲夜「あら霊夢。なんでこんなところに?」

霊夢「ちょっとあんたの主のところに話があるのよ。合わせてくれないかしら?」

咲夜「断っても強行突破するつもりのくせに・・・」

咲夜「わかったわ。でも少し待って」

霊夢「待つって、何を・・・って」

美鈴「ZZZ・・・」

霊夢「なるほど」

~時符「プライベートスクウェア」~

カカカッ

美鈴「」

咲夜「行きましょうか」

霊夢「え、ええ・・・(これがここでは普通なのよね・・・)」


少女移動中・・・



レミリア「まったく、美鈴のあれには困ったものね」

コンコン

レミリア「(咲夜かしら?)どうぞ」

ガチャッ

咲夜「失礼します」

レミリア「咲夜。終わった?」

咲夜「はい。そんなことよりもお嬢様、お客様です」

霊夢「(そんなことって・・・)久しぶりね。レミリア」

レミリア「霊夢じゃないの。何か用かしら?」

霊夢「それがね・・・」


少女説明中・・・

レミリア「なるほど・・・そんなことがね」

霊夢「どう?参加してみない?」

レミリア「ええ。こんな面白そうなこと、参加しないわけがないわ」

霊夢「咲夜は?このあと、全員誘うつもりだけど」

咲夜「お嬢様が参加するなら」

霊夢「わかったわ。まずは二人ね」

ガチャッ

フラン「お姉さま~何してるの~?」

咲夜「妹様。実はカクカクシカジカでして」

フラン「なにそれ面白そう!お姉さま!私も出たい!」

レミリア「え、えっと・・・」

霊夢「数に関しては大丈夫よ。作るのはにとりですもの」

レミリア「なら・・・いいわよ」

フラン「わ~い!ありがとう、お姉さま!」

レミリア「ええ、どういたしまして」

咲夜(顔がにやけてます、お嬢様)

霊夢「詳しい話は今度ね。まあ私はパチュリー誘ってくるから」

レミリア「わかったわ」

一方・・・こちらは大図書館

パチュリー「この感じ・・・何かしら」

小悪魔「どうかなさいましたかパチュリー様?」

パチュリー「いえ、何か変な感じがしたのよ」

小悪魔「!! それは!」

パチュリー「な、なによいきなり」

小悪魔「恋ですよ!相手は誰ですかお嬢様ですか霊夢さんですか魔理沙さんですか!!!!????」

パチュリー「魔理ッ!?そ、それは今は関係ないでしょう!」

小悪魔「ついに!ついに動かない大図書館と言われたパチュリー様に春が!これはめでたい!」

パチュリー「いい加減にしなさ~い!」

霊夢(何やってんだか・・・)

~30分後~

パチュリー「はぁ・・・はぁ・・・もうやめにしましょう」

小悪魔「そうですね。今日はこのぐらいにしておきましょう」

霊夢「ええ。そうしてくれないと私も困るわ」

パチュリー「むきゅっ!?れ、霊夢!?い、いつの間に!?」

霊夢「え~とね・・・「魔理ッ!?そ、それは今は関係ないでしょう!」ぐらいからかしらね」

パチュリー「ほぼ全部じゃないの!!どうしよう・・・魔理沙にばれる・・・そうなる前に全員皆殺しにして・・・」

霊夢「あんたの身の上話なんか興味ないからばらさないって。落ち着きなさい」

パチュリー「・・・ッゴホン!それで!何か用かしら!?」

小悪魔(有無を言わさぬ迫力で話を変えようとするパチュリー様素敵)

霊夢「実はカクカクシカジカでね。あんたのところの主もやる気みたいよ」

パチュリー「へー・・・レミィがやるなら、私も参加しようかしら・・・小悪魔」

小悪魔「はっはい!」

パチュリー「あなたも参加しなさい」

小悪魔「いやでも私お仕事g」

パチュリー「参加しなさい」

小悪魔「・・・はい」

霊夢(今紅魔館の酷い上下関係を見た)

パチュリー「ではまた。何かあったら知らせてね」

霊夢「もちろん」

その頃紅魔館入口では・・・

美鈴「」

文「なんですかこれ・・・逆さ針ネズミ?とりあえず、起こしますか」
文「美鈴さ~ん!起きてくださ~い!」

美鈴「ひいッ!咲夜さんナイフは、ナイフだけはやめてください!・・・ってあれ?文さん?」

文「おはようございます、美鈴さん。いきなりですが、話しづらいので、ナイフ抜いてください」

美鈴「・・・」


少女抜刀中・・・

美鈴「夢ではなかったんですね・・・」

文「いえ、寝ている間にやられたのだから夢なのでは?」

美鈴「なるほど~・・・ところで文さんはどうしてここに?」

文「そうでした。美鈴さん、霊夢さんとスキマ妖怪知りませんか?」

美鈴「知りませんね。でも、どうして急に?」

文「それが霊夢さんとスキマ妖怪が面白そうなことをやるそうなので取材をと。美鈴さんはどうされるのですか?」

美鈴「お嬢様の許しがでたらですね(でるわけないけど)」

レミリア「あら、美鈴。起きてたの。天狗はなぜここに」

文「霊夢さんとスキマ妖怪をさがしてるんです」

レミリア「霊夢は中にいるけど、紫は知らないわね。何、なーぶぎあの話?」

文「はいそうです」

美鈴「わざわざ日傘までさして、どうしたんですか?」

レミリア「あなたの逆さハリネズミが見たかったのだけれど・・・残念ね。あなたは天狗からなーぶぎあのこと聞いたのかしら?」

文「あなたの許しがでたら参加すると言っていましたよ」

レミリア「そう。じゃあ決定ね」

美鈴「へ?え?どういうことですか」

レミリア「・・・説明したんじゃなかったの?」

文「いえ、面白そうなことをやるらしいといっただけです」

レミリア「まったく・・・説明するわよ」


吸血鬼説明中・・・

美鈴「ごめんなさいやっぱり無しで」

レミリア「なにを言ってるの。私の許しがでたら参加するんでしょう」

美鈴「いや、こう見えても私、門番という名誉ある仕事をしておりまして」

レミリア「いてもいなくても大差ないでしょう」

文「違いないですね」

美鈴「反論できない・・・」

レミリア「というわけであなたも参加よ」

美鈴「はぁい・・・」

霊夢「あなたたち?何をしているの?」

文「霊夢さん!さあ早速、なーぶぎあのことを話していただきましょう!」

霊夢「何よいきなり!?」

レミリア「美鈴は参加することになったから。よろしくね」

霊夢「わかったわ。これで紅魔館は全員参戦ね」

文「霊夢さん!早くなーぶぎあのことを話してください!」

霊夢「さっきから一体何よ!?どこで知ったのよそのこと!?」

レミリア「さて美鈴」

美鈴「はい?」

レミリア「寝ちゃだめよ?」

美鈴「わ、わかりました!」

その頃、迷いの竹林では・・・

妹紅「ドルァァ蓬莱ニート!!今日私は最高に調子がいいんだ!!すり潰してやる!!」

輝夜「ゴラァァ竹林ホームレス!!奇遇ね!!私もよ!!今日こそぶっ×してやるわ!!」

紫「・・・なにこれ」

てゐ「気にしないで。いつものことだから」

紫「いつものことなのね、これ」

てゐ「びっくりするのはいいけど、止めるの手伝ってくれない?このままじゃ竹林がなくなるよ」

紫「・・・わかったわ」

~境符「四重結界」~

輝夜 妹紅「」ピチューン

紫「これでいいかしら」

てゐ「うん。ありがとね」

鈴仙「てゐ~!何してるの~!」

てゐ「やっべ」

鈴仙「って、八雲紫!?何でここに!?」

紫「永遠亭の人たちに用があってね。あなた、名前は?」

鈴仙「私は鈴仙・優曇華院・イナバよ」

紫「じゃあうどんで」

鈴仙「何で・・・」

てゐ「それで、用っていうのは?」

紫「ああ、それはね・・・」

輝夜「う~ん・・・」

妹紅「何が起こった、今・・・」

紫「二人とも起きたようね。ちょうどいいからいっぺんに説明しましょうか」


少女?説明中・・・

輝夜「面白そうね」

妹紅「ああ。お前を×すにはいい機会だ」

輝夜「上等よ!」

紫「お二人は?」

てゐ「それなんか賞品とか出るの?」

紫「それは考えてなかったわね。賞品も考えておきましょう」

てゐ「じゃあ私は参加で」

紫「うどんは?」

鈴仙「・・・私は参加したいんですけど、師匠がなんというか・・・」

永琳「私は構わないわよ」

鈴仙「師匠!?どうしてここに!?」

永琳「姫様がなかなか帰ってこないし、たまには運動もいいかと思ってね」

輝夜「確かに。永琳、ここ2、3週間は部屋に籠ってたもんね」

てゐ「鈴仙。師匠はOKって言ってるよ」

鈴仙「あ、うん。じゃあ、私も参加します」

紫「あなたは?」

永琳「そのナーヴギアとやらに興味があるし、参加するわ」

紫「了解。・・・さて、紅魔館は霊夢が行ったし、白玉楼でも行きましょうかしらね」

『弾幕ごっこじゃない戦いができる!?博麗の巫女と妖怪の賢者が発言』
【葉月某日、博麗神社の巫女である博麗霊夢と、幻想郷最強の妖怪の一人である八雲紫は、以前から幻想郷のバトルルールであるスペルカードを一切使わず戦闘できる可能性があると発言した。
これには、つい先日幻想郷内で発見された“ナーヴギア“の存在が大きく関与している。
このナーヴギアは、ヘルメット上の形態をしており、かぶって使用することで、人工的に作られた擬似世界へとダイブすることができる。
開発長である川城にとりは、
「このナーヴギアは可能性を広げてくれる素晴らしい機械です。現実世界とほとんど差のない仮想世界を楽しむことができます。
これを使えば、場所をとらずに訓練などもできるようになりますし、仮想世界を通じて、他人との交流を図ることもできます。
また、このナーヴギアは、システム上、ヘルメットから発信された電波が強力過ぎて脳を焼き切ってしまう可能性がありましたが、そこは河童の技術力でカバーしました!みなさんにこのナーヴギアをもっと知っていただけるように努力していきたいです。」とコメント。
さて、開催される大会についてだが、「幻争祭」と命名され、葉月中には開催する見込みである。また、景品として、物凄い物を用意しているとのこと。
参加希望者は、3日後までに博麗神社へと受付にくること。ナーヴギアの数の関係上、飛び入り参加、辞退は認められていない。現在、紅魔館、永遠亭、白玉楼の面々が参加を表明している。
今後も、「幻争祭」の動向から目が離せない。
文々。新聞 号外号 記事・射命丸文】

文「ざっとこんな感じです。どうですか?」

霊夢「文才のない記事をありがとう」

文「グサッ!!」

紫「まあ、こっちが伝えろと言ったことはすべて書いてあるし、いいんじゃないのかしら?」

霊夢「そうね。どうせ今から書き直しもきかないのだし」

紫「じゃあこれでいいわ。配ってきて」

文「・・・ふぇ~ん」

霊夢「・・・で、なんであんた達はここにいるの?」

魔理沙「つれないな~霊夢。何で私にこのこと話さなかったんだよ~」

霊夢「こうなることがわかっていたからよ」

紫「人形遣いは何でいるの?」

アリス「・・・言わないと分からないかしら?」

紫「・・・あなたも大変ね」

アリス「そう思うなら、変わって頂戴」

紫「いやよ」

霊夢「・・・とにかく、広告を出したから、大分楽にはなったのかしらね」

紫「そうね。ていうか、初めからこうすればよかったのよね・・・」

にとり「君たちは楽になったかもしれないけれど、私は大変だよ~」

紫「ガンバッ☆」

霊夢「紫。今のはウザいわよ」

魔理沙「ウザいな」

アリス「ウザいわね」

紫「・・・自信あったのに」

霊夢「それにしても、あの剣士はともかく、亡霊姫まで参戦するとはね」

紫「まあね。あの庭師は「自分を磨くチャンスです!」とか言って超やる気だったし、幽々子も面白がってたわよ」

にとり「ここまで来ると、もう一大イベントだね~。私も楽しみだよ~」

紫「そういえばにとり。幽々子が、「亡霊も被れるのかしら・・・ナーヴギア」って言ってたんだけど、大丈夫?」

にとり「あ~うん。実体があれば大丈夫」

アリス「そんなものでいいのかしら・・・」

魔理沙「まあいいんじゃないか?結果オーライってことで」

霊夢「そんなもんかしらね・・・ところで二人とも、ものすごい景品って何?」

紫「因幡のウサギに言われてね。みんなのモチベーションも上がるから作ろうと思って」

霊夢「何作るの?」

紫「あなたは参加するのでしょう?だとしたら教えるわけにはいかないわね」

にとり「まあ当日のお楽しみってことで」

霊夢「そういうことにしておきましょうか」

紫「さて・・・いったいどうなるのかしらね・・・楽しみね~」

一方その頃・・・

チルノ「大ちゃ~ん。これなんて読むの?」

大ちゃん「え~とね・・・「ぎじてき」だね」

チルノ「そっか!ありがとう!大ちゃん!」

リグル「何それ?」

大ちゃん「今度なんか面白いことがあるみたいですよ」

ルーミア「そ~なのか」

ミスティ「でもこれ、すごいメンツが参戦してるわよ。勝てるの?」

チルノ「私たちみんなが揃えば、サイキョーよ!」

大ちゃん「チルノちゃん・・・」

ルーミア「私も参加するのだ~」

ミスティ「みんなで参加しないと意味ないものね。私も出るわ~」

リグル「・・・わかったよ!僕も出るよ!」

大ちゃん「チルノちゃん!頑張ろうね!」

チルノ「うん!」

ここは人里・・・

慧音「それで、妹紅はもう参加決定しているのか」

妹紅「ああ。慧音もどうだ?」

慧音「友人が参加しているなら、出ないわけにはいかないな」

妹紅「ありがとう。助かるよ」

慧音「いいんだ。いつも人里の警護をしてくれてるんだ。仮はこういうところで返した方がいいだろう」

妹紅「違いないな」

阿求「お二人とも、楽しそうですね。何かあったんですか?」

慧音「阿求殿。これですよ」

阿求「なになに・・・ふむ、「幻争祭」。道理で騒がしいわけですね」

慧音「阿求殿はどうするのだ?」

阿求「私が参加してもすぐやられてしまうでしょう。お二人を応援することとします」

妹紅「そうか」

阿求「お二人とも、頑張ってくださいね」

慧音 妹紅「ああ」

ここは太陽の畑

幽香「ふーん・・・本当の殺し合いね・・・」

幽香「ふふふふふふふふふっ、ハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

幽香「・・・面白そうじゃないの・・・・・・」

ここは旧地獄

萃香「ということ。みんなはどうする?」

勇義「強いやつと本気でやりあえるんだろ?辞退する理由がどこにある?」

萃香「勇義ならそう言うと思った!!」

パルスィ「勇義がでるなら、私も出るわよ」

さとり「ふむ、そうですね・・・勝てる気はしませんが、地霊殿組で引っ掻き回すのも面白いかもしれませんね」

こいし「面白そう!」

お燐「お空、いける?」

お空「うにゅ。私は大丈夫!」

萃香「ふふふっ、今から祭が楽しみだね」

ここは、守谷神社

早苗「神奈子様~!諏訪子様~!いますか~!って、あら?その紙は・・・」

神奈子「早苗か。おそらくだが、「幻争祭」のことだろう?」

諏訪子「これは随分と良い信仰集めの機会だからね~。参加しないわけないだろ~」

早苗「なら話は早いですね!頑張りましょう!」

神奈子 諏訪子 早苗「オ~~!!!!」

ひとつ、何かとのクロスならクロスといってあげるのがマナーだと思う…読む限り、ナーブギアだけで、本格的なクロスじゃないっぽいが
ふたつ、「自分が無学です!」と堂々といわれると、その…反応に困る。
いっそ言わないか、勉強する姿勢を見せた方が反応がいいかも
みっつ、SS初心者だと書かなくても大丈夫だと思う。親切なのはありがたいけど、気にしないし、差はつかない。何より以降を読むのに抵抗が出そう

登場人物多くて把握できるか不安だが、期待。是非完結させてほしい

そして命蓮寺・・・

神子「それで、用というのは?」

白蓮「簡単なことです。あなたはこれを読みましたか?」

神子「これは・・・見たことないですね・・・「幻争祭」?」

白蓮「はい。私が不思議に思ったのは、「景品がでる」というところです」

神子「それがどうかしましたか?別に不自然ではないでしょう?」

白蓮「あの妖怪の賢者が作る物ですよ!?危険なものに決まっています!」

神子「ふふふっ・・・そこで決めつけるのが、あなたらしいですね。そうですね、これは十分布教の手段にも使えますし、参加を検討しておくことにしましょうか」

白蓮「手助け感謝します。正直、あれほどのメンツを一人で止めるのは厳しいですから」

神子「あなたともある人が、随分と弱気ですね」

白蓮「物事を現実的にとらえているだけです。私はそこまで馬鹿ではありません」

神子「ふふふっ、冗談ですよ。それでは」

そして天界

天子「ねえ依久!これ見た?!」

依久「はい。止めても出場するのでしょう、お嬢様」

天子「当り前よ!そして依久!あなたも出るのよ!」

依久「わかってますよ」
依久(今日一日平和だったのは、嵐の前の静けさだったんですね・・・)

天子「そうと決まれば、さっそく申し込みに行くわよ、依久!」

依久「・・・はぁ」

[そんなこんなで、幻想郷中の強者が出場することになった幻争祭。
果たして勝者は誰なのか?
次回より、第二章!期待はするな!]

東方幻争録(第一章「前奏曲」)終わり

東方幻争録(第二章「幻争開始」)始め

文「さあ!ついにやって参りましたこの日が!」

全員「「イエーイ!」」

文「これより第一回「幻争祭」開会式を始めます!司会進行を務めさせていただきます、射命丸文です!よろしくお願いします!」

藍「進行補佐&解説を担当します、八雲藍です。よろしくお願いします」

文「さて藍さん!」

藍「はい」

文「いよいよ始まりました、第一回「幻争祭」ですが!」

藍「あの~、第一回とついているということは、第二回があるということですか?」

文「はい。希望的観測ですね!」

藍「希望的って・・・」

文「皆様の評価次第ですね~!」

藍「・・・さて、このまま駄弁っていても話が進みません!」

文「はい!今回の大会運営にご協力いただいたみなさんをご紹介しましょう!」

文「ナーヴギアを発見した張本人で、本企画の企画委員長でもあります!幻想郷最強の妖怪!八雲紫さんです!」

紫「は~いよろしく」

文「(一人しかいない)開発部門の開発長!その技術力は計り知れない!川城にとりさんです!」

にとり「よろしくお願いしま~す!」

文「本企画に様々な視点と道具を与えてくださった変わり者の道具屋の店主!森近霖之助さんです!」

霖之助「よろしくお願いします」

文「そして幻想郷の閻魔様であり本大会の審査委員長!今日も白黒つけるためにやってきました!四季映姫・ヤマザナドゥさんです!」

映姫「よろしくお願いします」

文「なお、審査補佐役を、小野塚小町さんが担当します!」

小町「あたいの扱いが雑だねぇ・・・」

文「以上の方々で~す!」

藍「さて、細かいことは色々抜きにして、ルール説明へまいりましょう。四季映姫さん、よろしくお願いします」

映姫「はい。本大会は参加者総勢37名でのバトルロワイヤル式、スペルカードを使用しない状態での戦いとなります。みなさん存分に戦ってくださって問題ありませんが、本大会の優勝条件はそれではありません」

霊夢「え?そうなの?」

映姫「はい。ダイブした世界には全部で十の難題があります。そして、それぞれの難題をクリアすることで、宝玉を手にすることができます。すべての宝玉を手にしたものが優勝となります」

さとり「つまり、自分以外の人を全滅させたとしても、宝玉が集まらなければ意味がないということですか」

映姫「そういうことです。また、マップ内には、特別なアイテムが眠っていることがあります。一見スペルカードのような形状をしていますが、カードを手に持った状態で発動を宣言すると、ゲーム内でのみ、能力を取得することができます」

文「カードには当たり外れありますが、いいカードを手にすれば、普段倒せないやつを張り倒す!なんてこともできるわけです!」

映姫「そして本大会優勝者には、こちらのカードが贈られます。このカードには物凄い能力が宿っています。それは、『一度だけ、あらゆる願いを叶える程度の能力』です」

文「はい。何でもできます!」

白蓮「なんという代物・・・これはなんとしてでも止めなければ・・・」

神子「あなたの唱える人間と妖怪の平等な社会を実現するためにも使えるのですよ、これ」

白蓮「なるほど。それは盲点でしたね」

神子(え、素ですか?)

レミリア「これで幻想郷を支配することも・・・ふふふ」

咲夜(顔がアウトです、お嬢様)

パチュリー(そっとしておきましょう)

魔理沙「優勝したら何するんだ、霊夢?」

霊夢「ふっ・・・金に決まっているでしょう」

魔理沙「あーうん。聞いた私が馬鹿だった」

映姫「そしてもう一つ。このゲーム内では、一定周期ごとに、ミッションが発動します」

妹紅「なんだそれは?」

映姫「基本的には自主参加の、ゲームに影響を及ぼすものです。楽しみにしておいてください」

永琳「基本的には、ねぇ・・・」

映姫「ルール説明は以上です。それでは皆さん頑張ってください」

文「はい、それでは皆さんにはナーヴギアをかぶっていただいて、ダイブしてもらいます!事前に行われたポテンシャル審査によって、能力は100%コピーされるのでご安心ください!」

魔理沙「よっしゃあ!燃えてきたぜ!」

文「それでは皆さんこちらへ!」

村紗「ひじり~ん!ファイト~!!」

星「頑張れ~!」

ナーズリン「ご主人、はしゃぎ過ぎ・・・」

ぬえ「頑張れ~!」

一輪「雲山が、お前ならできる、頑張れだって!」

響子「お師匠様~!!!頑張ってくださ~い!!!!」

マミゾウ「響子うるさい!」

神子「随分と賑やかですね」

白蓮「ええ。自慢の子たちですから」

勇義「角があるのに被れたね・・・」

萃香「河童って凄い」

文「それでは皆さん!」

藍「いってらっしゃ~い!」

文「皆さんいったようですね」

藍「はい。現在にとりさんが参加者の皆様に基本的な操作を教えているのでしばらくお待ちください」

文「それでは、紫さん?」

紫「何かしら?」

文「ミッションとは何ですか?」

紫「・・・さっきヤマザナドゥが言った通りよ」

文「・・・なんか隠してますねー」

藍「まあその時の楽しみということで」

文「そうしますか・・・おっと!?どうやら始まったようです!」

藍「それでは覗いてみましょう!」

[いよいよ始まった幻争祭。
果たしてプレイヤーたちはちゃんとクリアしようとするのか!?
次は第三章!戦闘シーン、頑張って書きます!あと、話がキャラクター主観で進みます!]

東方幻争録(第二章「幻争開始」)終わり

東方幻争録(第三章「そして歯車は廻り出す」)始め

開幕して間もなく、フィールドは弾幕の海となっていた。というのも、

魔理沙「おっしゃあぁぁ!!ぶっ放すぜ!!」

リグル「ギャアアァァァ!!!こ、来ないで~!」

あのバカが文字通り、ぶっ放しているからだ。あいつは優勝条件をちゃんと聞いていたのだろうか。

まあ、あいつのことだし、しばらくしたらガス欠になってどっかに隠れるんでしょうけど。そう思いながら、私、博麗霊夢は移動を開始した。

思い浮かべているのはあの河童・・・もとい、にとりの言葉。

にとり「向こうの世界でも三大欲求には勝てなくてね~、無理するとバッドステータスが科せられたり、最悪死ぬから気を付けて!」

それを聞いたとき、まず最初に、拠点の確保。これを最優先に行動すべきだと考えた。

そう思い、行動しているわけだが・・・何もない。

これから私たちが殺しあうフィールドはいくつかのブロックに分かれているらしく、そこには砂漠のような物もあったから、多分私はそこにいるんだろう。

見渡す限り、砂、砂、砂。それ以外には、何もない。

霊夢「あー、あっつい!何でもいいから、砂以外の物を見せなさいよ!」

そう独り言をつぶやきながら、砂漠の中を歩く。

しばらくして、洞窟のようなものを見つけた。気に入ったので、ここを拠点にすることにした。

身の回りを整えたところで、一度状況把握のためメニューを開く。

【幻争祭】現在状況
参加者(計37人・参加順)
博麗霊夢、霧雨魔理沙、十六夜咲夜、レミリア・スカーレッド、フランドール・スカーレッド、パチュリー・ノーレッジ、小悪魔、紅美鈴、蓬莱山輝夜、藤原妹紅、因幡てゐ、鈴仙・優曇華院・イナバ、八意永琳、アリス・マーガトロイド、西行寺幽々子、魂魄妖夢、チルノ、大妖精、ルーミア、ミスティア・ローレライ、リグル・ナイトバグ、上白沢慧音、風見幽香、伊吹萃香、星熊勇義、水橋パルスィ、古明地さとり、古明地こいし、火焔猫燐、霊烏路空、東風谷早苗、八坂神奈子、洩矢諏訪子、豊聡耳神子、聖白蓮、比名那居天子、永江衣玖
脱落者
なし
難題解決情報
その壱…未解決
その弐…未解決
その参…未解決
その肆…未解決
その伍…未解決
その陸…未解決
その漆…未解決
その捌…未解決
その玖…未解決
その拾…未解決
ルール
・今大会は、全プレイヤーによる、スぺカ非使用でのバトルロワイヤル式で行われる。
・マップ内に存在する拾の難題を解決し、すべての宝玉を集めたものが優勝。
・マップ内に存在するカードを使用することで、大会中のみ、能力を獲得することができる。
・ゲーム内では、定期的にミッションが発動する。参加するかどうかは、あなた次第だ。
・ゲーム内でも第三欲求には勝てない。自給自足してくれ。
・死んだら、即離脱。ゲームオーバーだ。
・優勝賞品は、一度だけ、あらゆる願いを叶える程度の能力』。頑張ってくれ。
                 永遠の十七歳♪みんなのアイドル☆紫☆より

…うん、とりあえず、最後のはいらない。
確認を終えた私は、食料を確保するため、移動を開始した。

~一方その頃~

まったく、もう少し、悪戯を自重するんだったよ。

絶賛逃走中の私、因幡てゐは、そんなことを後悔していた。

え?一体何を後悔するようなことがあるんだって?そりゃあ、ね。開幕早々こんな目にあったら、誰だって日ごろの行いを省みたくなるさ。

フラン「アハハハハ!! ネエ、ニゲテナイデ、アソボウヨ!!」

なんでよりによって、悪魔の妹なのさ。なんでこう、明らかに始めから全力で殺してくるようなやつと鉢合うのさ。よりによって、姫様も、師匠も優曇華もいないし。

くそ、優曇華がいたら確実に使い捨てs…しんがりを頼むのに。

フラン「ネエネエ、ニゲテバッカリジャツマラナイヨ?イッショニアソビマショ?」

そんなことが出来るくらい強かったら、こんな性格やってないっつーの。

フラン「…ツマラナイ!!ナニモシナインダッタラ、コワレテナクナッチャエ!!」

そう言うと、悪魔の妹は手をかざした。…え?あれって、やばくない?

…さよなら、師匠。頑張って優勝してください。
さよなら、姫様。ゲーム内ではさすがに仕事してくださいね。
さよなら、優曇華。…とくにない。

フラン「コワレチャエ!!!「そこまでよ!」ッ、ダレ!?」

お、おお!?あれはもしや!

てゐ「師匠~!優曇華~!」

永琳「てゐ、大丈夫だったかしら?」

てゐ「何とかですね。優曇華!君なら来てくれると信じていたよ!」

鈴仙「…なんかここに来る途中で、あなたに捨てられた気がするのだけど?」

てゐ「アハハ~ソンナコトカンガエルワケナイジャナイカ~」

鈴仙「…まあいいわ。それよりも今は…」

フラン「オネエサンタチ、アソンデクレルノ!?」

永琳「ええ。かかってらっしゃい」

てゐ「じゃあ二人とも、ファイトッ♪」

鈴仙「何さりげなく離脱しようとしてるのよ。あなたも戦うのよ」

てゐ「なん…だと?」

やっぱり、今度から悪戯は自重しよう。そうしよう。

~ここは現実世界~

紫「…各々がそれぞれの目的をもって動き出したわね」

にとり「ゲームって言っても痛覚も三大欲求もあるし、現実となんら変わらないもんね。そりゃあ必死になるよ」

映姫「…あらゆる生命体は生命の危機に瀕した時、自分の本性をさらけ出すもの。ちょうどいい機会です、ぜひ見せてもらいましょう」

紫「…そうね。では、そろそろ始めましょうか」

文「おおっ!!遂に、最初のミッションが発動されるわけですね!?」

紫「そうよ。それでは、参加者たちの知恵、力そして武勇…試させてもらいましょうか」

藍「それにしても紫様。最初から高難易度ではあっという間にゲームが終わってしまいますよ?」

紫「その通りよ。もちろん、大したものではないわ」

藍「そうですか。紫様のことですから、なにか無茶でもやるのかと…」

紫「そんなことはしないわよ。安心なさい」




















紫「…だって、ただの異変ですもの。」
東方幻争録(第三章「そして歯車は廻り出す」)終わり

はい、書き溜めていたのはこれだけです。以後は多分逐一更新です。
ドンドン感想書いてほしいです。
それともう一つ。アンケートです。
オリキャラを出すか出さないか、についてです。
皆さんのご意見どしどしお待ちしておりま~す♪

P.S.前回の反省から、週一ペースで保守のために何か書き込みます。
誰か保守してくれると…嬉しいなぁ

ここは保守要らんよ。1ヶ月は間違いなく持つ

オリキャラは、要らないかな?参加者37人いるし、これ以上増やすと管理しきれないでしょう。それに、まだ出てないキャラがいるではないか

原作やらないで書くとか悪い意味で勇気あるね

東方に限っては二次創作作ってる人間だけでなくファンの大多数が原作未プレイ

オリキャラ出すぐらいだったら輝針組を出せ

・作者は東方の元ゲーをプレイしたことがありません。すべての知識が同人作品から得たものです。


うわぁダメだこりゃ

皆さんコメントありがとうございます。
>>32 わざわざ感想ありがとうございます。そうでしたね…クロス物だと言っておりませんでした。以後気を付けます。あと、頑張って勉強します。これが終わるころには、スぺカぐらいは覚えられると…いいなぁ
>>48 保守いらないですか。勉強になりました。
>>50>>53 だが続ける(キリッ
>>51 初耳です。少し安心しました。
>>52 なにそれおいしいの
今から少し書くかも。多分。ある程度書いたら投下する予定。

あと、オリキャラは出さない方針でいきます。

ある程度区切りがついたよ
投下するけど大した量じゃないよ

東方幻争録(第四章「最初の最終鬼畜ミッション」)始め

アリス「…で?こうなったと?」

魔理沙「いえす☆」

アリス「まったく、あなたって人は…」

呆れた。長い付き合いだが、ここまで馬鹿とは思わなかった。
全ては、30分前にさかのぼる。

~30分前~
アリス「…よし、始めましょうか」

私、アリス・マーガトロイドは燃えていた。参加するときは、魔理沙に無理やり参加させられたのだが。
半分自棄な気持ちで開会式に臨んだ私。その私をやる気にさせたのは、優勝賞品。あれさえあれば、完全自立型人形の研究がさらに進むかもしれない。

アリス「…化け物も大勢いるけど。宝玉さえ集めればいいのよね」

今回の戦いには、私にも勝機はある。なぜなら、戦わなくてもいいから。宝玉さえ集めればいい。化け物からは、逃げればいい。

アリス「さて、まずは一つ目ね」

そう思い、歩き始めたその瞬間だった。

魔理沙「うわぁぁぁ!!!!」

アリス「へ?」

平穏に過ごしたい。そう心から強く願った瞬間だった。

ちなみに開幕早々、やる気がごっそり削がれたのは言うまでもない。

アリス「で、こうなると…」

魔理沙「何言ってるんだ?」

アリス「あんたはちょっと黙ってなさい」

魔理沙「はい」

私が怒っている理由は単純。この馬鹿が、魔力切れで魔法を使えなくなったからだ。

おまけに魔力が戻るまでの間、私に匿って欲しいと言い出す始末。どこまで他人に迷惑をかければ気が済むのかしら。

アリス「まったく…」

魔理沙「た、頼むぜ~アリス~」

実際、こいつの命は私にかかっていると言っても過言ではない。今のこいつは、妖精でも殺せるだろう。
しかし、こんな馬鹿だが、いるかいないかで戦況が変わってくるのも事実。共闘できるようになれば、大きな戦力となる。
それに…曲がりなりにも私の友人なのだ。ここで見捨ててはいけないと思う。

アリス「魔理沙」

魔理沙「ひゃっ、ひゃい!」

アリス「…一つ、もし死んでも責任はとらない」

魔理沙「?」

アリス「一つ、私に絶対に迷惑をかけない。一つ、魔力が戻ったら、最後まで私と共闘する。…これが守れるのなら、匿ってあげる」

魔理沙「ア、アリスぅ~!」

…やっぱりこいつは馬鹿だ。死んでも責任はとらないと、言っているのに。

まあ、…それがこいつのいいところでもあるのだけど。

魔理沙「どうしたアリス?顔が赤いぜ?」

アリス「なっ、何でもないわよ!!」

魔理沙「何でキレるんだよ!?」

…やっぱり、こいつは馬鹿だ。

そんなことをしていると、突然目の前に「ミッション発動」と書かれた板が現れた。

魔理沙「うわっ、なんだこれ!?」

アリス「…さっそく始まったようね。見てみましょうか」

そう言って私は、板を触った。板が光り輝き、内容が表示された。

ミッション情報

エリア「原初の海」より、黒い水があふれ出した。黒い水はあらゆる物の生命力を奪う。黒い水はやがて、フィールドを全て覆ってしまうだろう。
黒い水があふれ出した原因を突き止め、これを解決せよ。

…なにこの極めて簡潔で絶望感あふれるミッション内容は。

しかも「原初の海」って何よ。

魔理沙「…なあ、これって最初のミッションだよな?」

アリス「私たちの記憶が弄られていないならね」

私たちは、途方に暮れるしかないのだった。

はいたったこんだけだよ
次は未定。できるだけ早くはします。
あと、マップはある程度説明するようにするので、しばしお待ちを。
それでは、またいつか

し、死ぬ言うてもナーブギアからはちゃんと戻るんだろ?

にしても追加能力ねぇ……
とりあえず、「粗茶を振る舞う程度の能力」なんてのでどうだ?

>>74 もちろん、ナーヴギアだから、百回死んでも、大☆丈☆夫!!デンッ!
あとその能力は何に使うのさ…
今日投下するけど、予告通り一人惨たらしく死にます。
無理な人は最初のレスは飛ばしてね。

道具に関してなら森近霖之助と言うキャラがおってじゃな
どんな道具でも、外の世界の道具であっても用途がわかるんじゃよ(使い方が分かるとは言ってない)

>>76 な、ナーヴギアは機械だから(震え声)
はい投下するよ、最初のレスは閲覧注意

何だアレは。
いくら攻撃しても効かない。いくら逃げても逃げ切れない。それどころか少し距離を詰められてる気がする。
もう一度、祈るような気持ちで、弾幕を打ち込む。無常にもアレは弾幕を飲み込む。全然こちらの攻撃が効いてない。
今、アレが木を枯らした。花が萎れた。鳥が動かなくなった。皆死んでるんだ。
いやだ、死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない。誰か助けて。
やだ、ヤダヤだヤだやダ嫌ダやだヤダヤだやだ嫌だヤダやダやダヤダやだヤだヤダ嫌ダ、誰か助k―。
あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば
                                         ??? DIED~残り36人~

お燐「…それで、ミッションには参加するんですか、さとり様?」

あたいの名前は火炎猫燐。皆からはお燐って呼ばれてる。
今は地霊殿組が集合して、作戦会議を行っているところなんだ。

さとり「…いいえ、今回は参加しません」

こいし「なんで?楽しそ~じゃん!やろうよやろうよ~!!」

冷静に話してるのが私のご主人様の古明治さとり。無邪気に喋っているのが妹様の古明治こいし。彼女たちは覚妖怪。心が読み取れる妖怪なんだ。…まあ、妹様は色々あって心が読めないけれど。

さとり「…考えてみてください。私たちは、実力、知恵共に優勝するには足りません。今回は、場を引っ掻き回して、十分楽しんだらハイ終わりっていう気持ちで参加したんです」

お燐「ですから、参加する必要はないと?でも、やらないと死んでしまいますよ?」

さとり「…考えてみてください。このミッションを、誰もやらないと思いますか?」

お燐「…いいえ」

確かにそうだ。明らかに放置したら全滅する、半強制参加のミッションだもんね。誰かがやらないわけがないよ。

さとり「…というわけで参加しない方向で。それに、「原初の海」は、ここ「無念の町」とは「死の砂漠」を挟んだ位置に存在するんです。よっぽどのことがない限りは大丈夫でしょう」

すると突然、今まで黙っていたあたいの親友、霊烏路空が元気に会話に入ってきた。

お空「それにしても、最初の作戦、うまくいったね!!」

さとり「…はい。最初の作戦は、成功した、といったところでしょうか」

今言った作戦っていうのは、妹様の能力「無意識を操る程度の能力」を使って、他プレイヤーのスタート位置をかき回す、というもの。多分、凄いことになってるんだろうなぁ…

お燐「でもさとり様。難題には挑戦するんですよね?」

さとり「ええ。宝玉を隠せば、場を混乱させられるかもしれないですしね」

こいし「わーい!!頑張ろうね!!」

あたいも難題には興味がある。いったいどんなものなんだろう。今から楽しみだよ。

さとり「…さて、最初の作戦はうまくいきましたし、そろそろ次の作戦を話しましょうか。よく聞いてください…」

そしてあたい達は、次の作戦の会議を始めたのだった。

霊夢「…で?何であんたがここにいるのよ?」

私がそう尋ねる。相手は、笑顔を浮かべてこういった。

神子「私がいてはいけませんか?」

霊夢「誰もそう言ってないでしょ。ここにいる理由を聞いてるのよ、理由を」

神子「フフフ、簡単な話です。ミッションをクリアしに行くんですよ」

霊夢「それはそれは。殊勝なこと」

神子「貴女は?」

霊夢「食料集めよ。何か悪いかしら?」

神子「いえいえ、まったく」

…やはり何を考えているのか、分からないやつだ。

神子「…しかし、私としては、貴女もミッションに参加してほしいのですが」

霊夢「何を言っているのかしら。私がそんな面倒くさいことするわけないでしょ」

神子「今回の黒い水…少し思いついたことがありまして。貴女には護衛を頼みたいのです」

霊夢「嫌よ。あんた強いんだから、何とかなるでしょ」

神子「そんなことを言わずに。それに、貴女にだってメリットはあると思いますよ?」

霊夢「それは何かしら?」

神子「今回の大会は、人里の皆さんも大勢見られてるようでして。ここで活躍すれば、信仰が集まるかもしれませんよ?」

霊夢「…そんなうまい話があるわけ」

神子「いえ、人間とは現金なものです。昨日まで英雄と讃えられていた人が、今日は悪だと疎まれる事なんてよくあること。確実に、信仰は増えると思いますよ?」

霊夢「…あんたって随分腹黒いわよね」

神子「フフッ、お褒めに預かり光栄です」

霊夢「…わかったわよ。なんか今協力しないと後で大変なことになりそうだし」

神子「有難う御座います。…では、参りましょうか」

何でだろう、凄い言いくるめられた感があるんだけど。

はい今日はここまで。
次は未定です。
それでは、さようなら。

一人目は黒い水とやらにやられたのかな?
意外に操れるかもとか思ったルーミアだったりして

>>86 実は、攻略のキーパーソン(一人)はもう決まっとるんじゃよ…
人物当てで正解したら、問答無用でその人の提案した能力を採用しようと思ってます。
エロはダメ、ゼッタイ。(作者の技術的に)
次レスまでが期限になります。あと>>92までにします。

怨霊的なものならお燐だが、今地霊組は協力体制になかったような?

追加能力
他人の死体を得る&操る程度の能力

お空「ヒャッハー!汚物は消毒だー!」と言いたい所だけど弾幕効かないらしいし……坤を操れる祟り神な諏訪子かな?
追能は背後から攻撃する事で威力が上がる程度の能力

はー、皆さん個性的な能力な能力を考えますね…参考になります。
さて、>>95となったので、答えを言うわけですが…まず皆さん不正解。でも、>>92が非常に惜しいので、アタックチャンスを一回追加します。
はい皆さん、「」内の事を分割して考えてみましょう。
多生物の生命力を奪ってまで生きたい→黒い水の性質ですね。
未練→つまり、正体は何?
欲→最重要単語だZE☆
黒い水の正体と照らし合わせれば、わかるはず!!
ちなみにどうでもいいですが、待ってる間、作者はこころちゃんの可愛さに驚いてました。
めちゃかわいい。

あ、そうそう。言い忘れてました。
明日の午前中に投下するので、解答期限は今晩中です。
それじゃ、頑張ってください。
P.S.やっぱりこころちゃんが可愛い

欲ってなに神子か?既に討伐する気の奴はカウントしないもんだと思ってたぞ
神子じゃなきゃさとりだが……そこまで水を広がらせるつもりなのか?

「感情や気分に呼応する属性技を使える程度の能力」

怒=炎
冷静=冷気
哀=水
苛立ち=雷
爽やか=風
のんびり=土
闇=闇
清廉=光

>>98 正解!! 言ったじゃないですか、キーパーソンはプレイヤーオンリーだって…
「感情や気分に呼応する属性技を使える程度の能力」 採用です。
ちなみに、黒い水の正体は>>92が言った通り、怨霊、悪霊なんですね。
暫くしたら投下します。
P.S.こころt(ピチューン

投下します。

リグル「はぁぁ、助かった…」

どうも、ゲーム序盤に白黒に殺されかけたリグルです。皆さん覚えててくれてたでしょうか。
どうにかして白黒から逃げ切ったボクは、砂漠の中のオアシスで休んでました。

リグル「一体どうすれば皆に会えるのかなぁ…」

この状況はだめだ、すぐに誰かに×られる。早く皆と合流しないといけない。
かといってみんなと会うには一体どうすれば良いのか分からないし、どこに行けばいいのかも分からない。そんな感じで途方に暮れていたのでした、まる。

しばらくすると、「ミッション発動」と書かれた板が突然ボクの前に現れた。

リグル「うわぁぁっ!!ビックリしたなぁ…内容は…ハイ?」

…何これ、半強制参加じゃん。こんなの、おかしいでしょ。

リグル「ってここ「原初の海」の真下じゃん。移動しないと」

そう言ってボクは移動を開始した。

空を飛んで移動する。すると、北の方に黒い水が押し寄せてきていた。急がないと。
しばらく移動すると、前方に大きな廃街と森が見えてきた。

リグル「町の方が「無念の町」で、森の方が「彷徨いの森」だっけ?どっちに行こうか…」

とはいっても、自然の中の方がボクの能力は使いやすいし、皆にも会える確率が高いだろう。…自然の中にいた方がいいかもね。そう思い、ボクは進路を左へ向けた。

森へ入ってしばらく進んでいると、前方にカードのようなものが落ちているのが見えた。あれが、ゲーム内限定能力取得カードだろうか?

リグル「…外れたら怖いし、持っておこうか」

カードを仕舞って、先に進む。すると前方に人影が見えてきた。アレは…?…大ちゃんかな?呼んでみよう。

リグル「おーい、大ちゃーん!!」

すると、大ちゃんが真っ青な顔でこっちを見た。すごい勢いでこっちに来る。

大ちゃん「リグルさん!!何やってるんですか!!」

ミスティ「そーよ、今のでばれたかもしれないじゃない!」

リグル「へ?叫んだだけだけど…って、ばれる?へ?」

よく見ると、後ろにチルノとルーミアもいる。皆揃ったようだ。にしてもばれるって一体…

幽々子「あらあら。そこにいるのかしら、妖精さんたち?」

妖夢「逃げても無駄です。白玉楼の食費確保のため、ここで死んでもらいます」

ナルホドー。ヤッベー。

…何でボクってつくづく運がないんだろう。そんな悪いことはしてないはずなのに。

…ここは「無念の町」。かつて、魔の勢力に滅ぼされた町の廃墟である。
死んでも死にきれない人々の怨念が溜まったこのエリアには、時々その念が凝縮され、化物が姿を現すことがある。
現に先ほど、それが現れたところ。そしてそれを一瞬で捌いた二人の影があった。

その片方、極めて特徴的な髪色をした、女性が呟いた。

白蓮「…おかしい」

その声に反応した、もう片方の天女のような恰好をした女性がこう返す。

衣玖「…なにがですか?」

白蓮「…感じませんか、異常なほどまでの邪気を」

衣玖「…何故ですか?今先ほど邪気の元となる物は倒したはず。まだ邪気が残っているなど、ありえません」

天女の訝しげな問いかけに、女性はこう返す。

白蓮「私もそう思います。ですからこれは…」

衣玖「…別のものが、邪気を発しているとでも?」

???「その通りです」

白蓮 衣玖「!!」

ふと、背後から聞こえた声に、二人が反応する。それは、天女にとっては見知らぬ他人、女性にとっては、因縁の相手だった。

神子「フフフッ、怖い顔をしないでください。せっかくの美人が台無しですよ?」

白蓮「…どこにいたのですか、あなたは」

神子「私を責めないでください。勝手に分断されたんですから。…いえ、無意識に、と言った方が良いかもしれませんね」

白蓮「何をふざけたことを…!」

???「はいはい、そこまで。ここで戦ったら、めんどくさいでしょうが」

一触即発の空気を引き裂く気だるげな声。

白蓮「…何故貴女がここに?」

霊夢「こいつの護衛よ、護衛。ちょっくらミッションクリアしに行きますかーって所でアンタと会ったのよ」

白蓮「…どういうことですか?」

神子「私が頼んだんですよ。少し思いついたことがありまして」

白蓮「…それは、この邪気に関係することですか?」

神子「…驚いた。貴女は私の想像以上にできる人だったようだ」

なにやら二人が難しそうなことを言っているが、部外者にとっては訳のわからない話。痺れを切らした霊夢がぶっきらぼうに言った。

霊夢「なんか訳わからないこと言ってるけど。全員で行けばすむ話じゃないの?」

衣玖「…そうですね。皆さんで力を合わせた方が、やりやすいと思いますよ」

霊夢の発言に空気を読んだ天女が、賛同する。神子は、それに笑顔を返し、

神子「そうですね…では、お願いしましょうか」

そう言った。女性も、渋々ながら賛同する。

白蓮「…わかりました。それに、今争っても勝てる気がしませんしね」

神子「フフフッ、貴女が冷静な判断ができる人で良かったです。…では、参りましょうか」

こうして、先行き不安なパーティーが誕生したのだった。

はい、おしまいです。
次の投稿は1週間以上あくかも…ご了承ください。
やっぱり、東方は書くの楽しいですね。キャラがいいです。

キリがついたので投下します。
量はほとんどないです。
明日もいけたら投下します。

早苗「ふぁぁ~…お二人ともどこへ行ってしまったのでしょうか?」

皆さんこんにちは。守屋j…今は布教の時間ではありませんでしたね。東風谷早苗です。今私は、ゲーム開始とともに逸れてしまった神奈子様と諏訪子様を探して、海まで出てきています。

先ほどからお二人を探しているのですが、一向に見つかりません。なので私は気持ちを切り替え、休むことにしたのです!!

早苗「それにしても、何をすればいいのでしょうか」

とりあえず休むことにしたのですが、これから先、どのようにして難題を解決していくか、見当もつきません。


早苗「何かヒントとなる物はないのでしょうか…」

早苗「ハッ、これは試練なのですね!!ヒントなしで難題を解決すれば、守屋神社の知名度も上がるというもの!!」

早苗「それでは、早速探しましょう!!まずは手掛かりとなる物があるはずです!!」

早苗「まず、手掛かりとなる物とは、何なのか、考えましょう!!」

早苗「難題と呼ばれているぐらいですから、そのままではクリアできないはずです!」

早苗「それを解決するのであれば、当然ヒントとなる物があるはず…」

早苗「なるほど!!つまりそれが手掛かりとなるわけですね!!」

早苗「それでは早速、ヒントを探しましょう!!」

早苗「………」

早苗「ヒントは、どこにあるのでしょうか?」

あれから30分ほど頑張って考えたのですが、思いつきませんでした…あれだけ頑張ったのに…
仕方ないので移動しようとしたそのときです。突如、「ミッション発動」と書かれた、電子板が出てきました。原初の海から、黒い水が出てるそうです。

…海が、見えますね…

すぐに、黒色の水が現れました。

早苗「はわわっ、どうしましょう?と、とにかく、やらなければやられる!!えい!!」

半分自棄で退魔の力を込めた弾幕を放ちました。すると、水が蒸発したではありませんか。

早苗「これは、…いけます!!」

よーし!!神奈子様!!、諏訪子様!!、見ていてください!!

今日はこれだけです。
おやすみなさい。

本当短いなww
最初は弾幕効いてたのか?

>>135 >>78の人は、ただ魔力を込めた弾幕を放っただけなので、悪霊たちには、吸収されます。
早苗さんは、たまたま退魔の力を弾幕に込めたので、たまたま浄化できたんです。奇跡ですね。
ちなみに、>>78は誰だかわかりますか?これもクイズにします。正解者の能力採用にします。
今の段階では全然わからないと思うので、投下内容にヒントを散りばめる予定です。
今の段階で正解した人は、二つ採用します。頑張ってください。

皆さんどうも。少しですが投下します。
今回ようやく難題が公開されます。
もうわかっている方もいるかもしれませんが、クイズになりますよ。
では、投下します。

この世界の時間軸は現実世界と対応しているらしい。暖かな日の光と、さわやかな風が、私たちの周りを吹き抜けている。

本来であれば、山脈地帯なのだろう、この高原でまったりくつろいでいたいのだが、残念ながら今私の近くにいる奴は、それを許してくれないだろう。

慧音「早くどいてくれないか?私は平和主義者なんだが」

輝夜「それは残念。私とは馬が合わなさそうね」

慧音「だったら、早くどっかに行ってくれ。無意味な戦いはしたくない」

輝夜「あらそう。でも私は、考えが違うのよ。馬が合わないからね」

慧音「…」

厄介な奴に捉まってしまった。こいつはどうしても私と戦う気だろう。

…そもそも、死という概念がないこいつらは、どうやったら倒すことができるんだ?

慧音「戦うも何も、お前らは死なないだろう。負け戦をするつもりはない」

輝夜「…ああ、そのことなら、安心していいわよ。少し気に入らないけどね」

慧音「…どういうことだ?」

輝夜「復活する回数に、制限が設けられたのよ。それがないと、あんたの言うとおり、蓬莱人は無敵だからね」

そう言って奴は、メーターのようなものを見せてきた。

輝夜「私たちが死ねる回数は十回。でも、敵を倒せば、回数の補充、増加ができるらしいわ」

慧音「…だから、無理やりにでも戦うわけだな」

輝夜「そういう事。分かったなら…」

そう言って、奴は構える。ここまで来たら、私も戦うしかない。

輝夜「死になさい!!」

奴が弾幕を放ってきた。いつもの弾幕とは違う、私を殺すために生み出された弾幕。

認めたくはないが、奴は強い。いつも妹紅と殺し合いをしているぐらいだ。真っ向から戦えば、私じゃ到底敵わないだろう。だが…

慧音「こんなところで、死ぬわけにはいかないんだ!!」

生き延びなくてはならない。願いを叶え、あいつを救うために。

さとり「…どうやら、これが難題のようですね」

お燐「…これがですか?」

ゲームを引っ掻き回すために暗躍することに決めたあたいたちは、第二の作戦に移行していた。次の作戦は、さとり様が河童から心を読んで位置情報を取得した、第一の宝玉を手に入れ、隠すというもの。難題の解き方も分かれば最高だったんだけど、難題を考えたのは、別の人だったみたい。

それで、今ちょうどそこに辿り着いたところ。辿り着いたのはいいんだけど、それには不思議な問題が書かれていた。

第一の難題

以下の問の法則性を見抜き、□内に入る物は何か答えよ。

Q1.W・T・Y・U・I・O・A・□・X・V・M
Q2.2・8・□・32・50・72・ …… ・200
Q3.2・32・1024・□・1048756
Q4.2+4=110、8+7=□
Q5.O<T<H<T<M<B<□<Z

さとり「…誰か、分かる人はいますか?」

お燐「あたいはだめですね。お空は…まあいいでしょう」

こいし「全然分からない!!」

どうしよう。学問なんて触れたこともないしなぁ…

さとり「…仕方ありません。心を、読んでみましょう」

お燐「…誰のですか?」

さとり「このゲームを外から見ている妖怪や人です。私たちの体は外の世界にあるわけですから、頑張れば回答を知っている者の心が読めるかもしれません」

お燐「…それに賭けるしかありませんね」

さとり「では、始めます」

そう言うと、さとり様は見知らぬ誰かの心を読むため、能力を発動した。

さとりたちが正解できるかどうかは、皆さんにかかってるよ!!
正解で正解者の能力採用+ストーリー分岐です。
頑張ってください。

算数すら覚束ない俺に解けると思うてか

このゴミクズssとっとと落とせ

なんだい難題?こんなのわざわざ協力する奴なんて極少数しか居ないと思うよ?
とりあえず犠牲者は小悪魔ちゃんと予想しとこうか

>>146 …とりあえず、現実世界で言ってはいけないような暴言を、ネットだからって書き込むのはやめましょうか。
   批判するにしても、何が良くなかったかをきちんと併記してくれれば、それは作者にとってはむしろありがたいコメントなんです。ただ単に暴言を書き込むだけでは、心がさみしい人間だと思われてしまいますよ?
>>147…ドウシテワカッタノ?カン?カンダヨネ?(懇願)
>>145少しヒントを出しましょう。
  Q1.まず、書き出されたアルファベットを紙に書いてみましょう。それを縦に折ってみましょう。
  Q2.数列を2で割りましょう。見えてくるはずです。
  Q3.32=2の5乗ですね。1024は2の何乗でしょう?
  Q4.この数列では、2は10、4は100、6は110、8は1000となります。15はどうなりますか?
  Q5.O=oneです。Tは全て別物です。参考までに、最初のTはtenです。
こんな感じです。頑張ってください。

随分とつまらない謎だな。いいからさっさと続き書け。完結しないだろうが

H
18
32767
1110
T

ほれ、書いてやったぞ。よかったな(笑

あ、間違えてる…調子のってすいませんでした。完結させてください待ってます。

>>149>>150お疲れ様です。
Q3とQ4で妖怪いちたりないが出ましたね。
まあ…根本がわかってるみたいですし、正解にしましょう。
ところで、>>147さんと、>>149>>150さんは追加能力書かなくていいんですか?ID変わるまでに書かないと権利無効ですよ?

とりあえず、ストーリー分岐のところを投下しちゃいますね^^
それと、質問コーナーは無しにします。BBげふんの出番が…

さとり様が能力を行使している間、辺りを重い空気が支配する。これが最後の賭けだろう。

さとり「………」

お燐「………」

さとり「…分かりました」

こいし「わかったの!?」

さとり「ええ。やはり、読み通りでした」

お空「やったあ!!」

お燐「何とかなりましたね…」

さとり「ええ。では、早速いただくとしましょうか」

さとり様が宝玉を手にする。ファンファーレが鳴り、「第一の難題クリア」と書かれた板が出現した。思わず、ガッツポーズをして叫んでしまう。

お燐「やったあ!!やりましたよさとり様!!」

さとり「フフフッ、はい。では次の作戦も、頑張りましょう」

一同「オ~ッ!!!」

これで分岐は終わりです。
これからのストーリーも、大きく変わります。さとり達がゲームを掻き回すかどうかで、ゲームは大きく変わりますしね。
次は…今週末を予定。でもテストが返ってきたら、それどころではないかも…ご了承ください。m(_)m

一応、第一の難題の模範回答も投下しますね^^
A1.H…左右対称のアルファベット
A2.18…n^2*2(1≦n≦10)
A3.32768…2^1・5・10・15・20
A4.1111…二進法
A5.T…O=one、T=ten、H=hundred、T=thousand、M=million、B=billion、T=trillion、Z=zillion

やっぱり、ダメだったよ…
短いですが、投下します。

ここは彷徨いの森。かつてはユグドラジル大樹海と呼ばれていた森である。
名前から見て取れるようにこの森は、ユグドラジルへとたどり着く唯一の経路である。かつて魔の勢力によってユグドラジルが破壊され、世界のバランスが崩れるのを恐れた魔法使いたちが、この森に魔法をかけ、現在のようになったとされている。
そんな森の中で先ほどから、傍から見れば滑稽に、本人からすれば命を懸けた逃走劇が繰り広げられていた。

妖夢「現世斬!!」

リグル「うわぁぁぁ!!!」

殺気を感じて横に飛び退くとボクのすぐ横にギラリと輝く刀が。
どうも、リグルです。あれから死に物狂いで逃げています。誰か助けてください。

幽々子「えいっ♪」

ミスティ「きゃあぁぁぁ!!!ちょっとリグル!!何とかしなさいよ!!」

リグル「出来たら今頃逃げてないよ!!…ところで、大ちゃんと、チルノとルーミアは!?」

ミスティ「多分、逃げる時にはぐれたんじゃないの!?だから、多分何とかなったんじゃないかしら!?」

…あいつら逃げやがったな。許さん。友達なんていらなかったんだ。
そういってボクが友達という存在を否定していると、後ろから声が聞こえてきた。

幽々子「会話してる暇はないわよ~」

妖夢「はやく…死んでください!!未来永劫斬!!!」

リグル「ちょっ、やば…」

ミスティ「きゃあぁぁぁぁ!!!!!」

相手のボクの反応速度を超える斬撃に、死を覚悟した。
だが、いくら待っても切られた感覚がない。恐る恐る目を開けてみると、そこには…

チルノ「ふっふっふ、どんなもんよ!!」

ルーミア「助けに来たのだ~」

大ちゃん「お二人とも、大丈夫ですか?」

リグル ミスティ「ヂルノ~!!ルーミア、大ぢゃーん!!」

ありがとう、皆!!やっぱり持つべきは友達だね!!
そう思っていると、ミスティに声をかけられた。

ミスティ「…ところで、リグル」

リグル「何だい、ミスティ?」

ミスティ「あんたそのカード何?」

リグル「…追加能力のやつです」

ミスティ「使いなさいよ」

リグル「いやでもハズレの可能性g」

ミスティ「使いなさい」

リグル「…ハイ」

…やっぱり友達なんていらない。

…頑張ろうと思って書いた結果がこれだよ!!
日曜日は用事があるので無理です。できるなら月曜日になります。
さようなら。

こんばんは。やって参りました。
さっそく、投下していきます。

神子「…あれですね」

白蓮「ええ。邪気はあそこから出ている物と見て間違いなさそうです」

白蓮と衣玖と合流した私たちは、「原初の海」に向かって歩いていた。
神子の視線の先には、禍々しい黒をした水がこちらに向かって押し寄せてきている。
…でもこれ、どうすればクリアできるのかしら。まさかコイツ、考えていたことに解決方法が含まれていないわけでは…ないわよね?

…不安になったので聞いてみることにした。

霊夢「…で?どうするのよ」

神子「予想通りです。異常なまでの欲望を感じます。あれは悪霊の集まりとみて間違いなさそうですね」

悪霊?まさか…

白蓮「…まさか」

神子「ええ。すべて浄化しないと駄目でしょうね」

…嘘でしょ。何かビックリする解決方法があるかと思ったのに…

霊夢「…ゲーム終わったら絶対お賽銭入れてもらうから」

神子「フフフッ、それでは参りましょうか」

衣玖「私は援護に回ります」

何でこんなことに。
ああもう!!ここまで来たらやるしかないじゃない!!

霊夢「ちゃっちゃと終わらせるわよ!!夢想封印!!」

白蓮「水が蒸発した…これを全部やるんですね」

神子「ええ。では私も行きましょうか…無限条のレーザー!!」

???「オオォ…」

霊夢「…さすが神霊ね。ホントにあんた一人でよかったんじゃないのかしら?」

神子「私だけ働きたくないですよ。ほら次、来ましたよ!!」

白蓮「…ッ、スターソードの護法!!」

衣玖「白蓮さん、危ない!!ライトニングフィッシュ!!」

それからしばらくの間、浄化を続けた。
しかし水は一向に減る気配を見せない。私は嫌気を感じ始めていた。

霊夢「夢想転生!!…いくらやってもキリがないわよ!!どうするのよ!!」

神子「グセフラッシュ!!…全部やるしか方法はありません!!頑張ってください!!」

霊夢「…絶対賽銭ふんだくってやる」

衣玖「まだまだ終わらなそうですね…」

まったく、こんなことなら来るんじゃなかったわ。
…ところで、さっきから妙に嫌な感じがするのは私の気のせいかしら?

早苗「グレイソーマタージ!!…キリがない!!どうしましょう…」

早苗「見たところ、退魔の力を込めれば何とかなりそうですが…」

早苗「ハッ、「いいこと」を思いつきました!!」

…気のせいじゃない、なんか今やばい感じがした。

霊夢「…ねえ、今なんか嫌な予感がしたんだけど」

白蓮「気のせいでは?…まだ来ますよ!!」

霊夢「……」

念のために防御準備しとこう。
その選択は、すぐに正解だと分かることとなった。
その後すぐに、遠くの方から声が聞こえたのだ。

早苗「チマチマやるよりも、一気にやってしまった方が良いです!!え~いっ、モーゼの奇跡!!」

霊夢「んなっ!?」

神子「何ですか!?」

突如押し寄せる大津波。まさかこれって…

白蓮「…これ多分、早苗ちゃんのですね」

…やはりか。

霊夢「あんの馬鹿~!!二重結界!!」

衣玖「ッ、マズイ!!」

神子「しまっ…」

白蓮「キャア~ッ!!!」

霊夢「うわぁぁ~!!何でこういうときだけ、張り切るのよ~!!」

そのまま私たちは、流されてしまった。

…早苗め。覚えてろよ。

一方その頃、彷徨いの森では。

リグル「こうなったら自棄だ~!!能力発動!!」

そう言ってボクが能力発動を宣言すると、剣士の方が強い警戒を見せた。もう片方は平然としている。

妖夢「ッ、あれは!!」

幽々子「大丈夫よ~、妖夢。強い能力が来ても、普段から力を持たぬ者は使いこなせずに自滅するもの。だから勝てるわ。…それにしても妖夢、さっきから張り切ってるわね~。どうしたの?」

妖夢「(誰のせいだと思ってるんですか…)」

幽々子「…?どうしたの~、妖夢?」

妖夢「いえ別に」

幽々子「?」

チルノ「かっけ~!!!」

発動エフェクトの派手さにチルノが目を輝かせているけど、こちらは全くうれしくない。むしろ代わってほしい。

リグル「鬼が出るか、蛇が出るか!!…来い!!」

半分やけで発動した能力。もうハズレてもいいんです。

しばらくしてファンファーレが鳴って、情報板が表示された。どうやら、能力の習得が完了したらしい。
表示された情報には、こう書いてあった。

You got a skill!!

Rank ☆☆☆☆★(4)

「主観を客観に変える程度の能力」

リグル「…は?」

何これ。使いどころが分からないんだけど。
でもランク高いし、強いのかな…
でも、特に体に変わったことはないし、習得した実感も湧かない。不安だな…これ大丈夫なの?

そう思っていると、情報は他人にも伝わるらしく、確認をしていた。

幽々子「あらあら?「リグル・ナイトバグさんが「主観を客観に変える程度の能力(4)」を取得しました」ですって。どういう能力なのかしら、これ」

妖夢「どのみち、早いとこ倒した方が良いでしょう。…ん?これは、メンバー情報ですか…」

そう言って二人は呑気に情報を確認している。ここまで舐められていると、ちょっと悲しいよ。

そう思っていたら、急に二人の動きが止まって、こう呟いた。

幽々子 妖夢「…は?」

…何だ?えらく驚いてるみたいだけど…どうしたのかな?見てみよう…

…え?なにこれ?どういう事?

先ほどの津波で、流されてしまった霊夢達。霊夢は神子達とは分断され、一人でいた。

霊夢「いった~、早苗のやつめ、覚えてろよ~!!」

霊夢「まったく…ミッションはどうなってるのかしら…見ときましょうか。」

霊夢「なになに…能力習得?…よくわからない能力ね。あとは…」

霊夢「…はい?」

所変わって、魔理沙グループ。

アリス「…魔理沙~、キノコを見つけたわ。これで魔力の回復ができるわね。…ふぅ、何とかなった…」

そうやってキノコを渡すと、満面の笑みを浮かべてこう言った。

魔理沙「おお!!ありがとう、アリス!!この恩は忘れないぜ!!」

まったく…調子がいいんだから。
ちょっと不安になったので、釘を刺しておくことにした。

アリス「どういたしまして。…さっきの約束、破らないでよね」

魔理沙「いくらなんでもそいつは無いぜ…私のことどう思ってるんだよ…」

アリス「性悪で手癖の悪い魔法使い」

魔理沙「おいおい…」

私がそう返すと、一気に悲しそうな顔になった。表情変化の激しい奴ね。弄ってて楽しいわ。

アリス「フフフッ、冗談よ。…さて、ここらでいっぺん情報の整理をした方が良いかもしれないわね」

魔理沙「そうだな!!えっと…」

そう私が言うと魔理沙は元気よく返す。ゆったりとした、穏やかな空気が流れる。
でもそれは長くは続かなかった。あれを見てしまったから。

魔理沙 アリス「へ?」

いつの間に…どうするのよ、これ。

どうして彼女たちはこんなにも驚いているのか。

答えは簡単。そこにこう書いてあったからだ。

参加者(計37人・参加順)

博麗霊夢、霧雨魔理沙、十六夜咲夜、レミリア・スカーレット、フランドール・スカーレット、パチュリー・ノーレッジ、小悪魔、紅美鈴、蓬莱山輝夜、藤原妹紅、因幡てゐ、鈴仙・優曇華院・イナバ、八意永琳、アリス・マーガトロイド、西行寺幽々子、魂魄妖夢、チルノ、大妖精、ルーミア、ミスティア・ローレライ、リグル・ナイトバグ(+4)、上白沢慧音、風見幽香、伊吹萃香、星熊勇儀、水橋パルスィ、古明地さとり、古明地こいし、火焔猫燐、霊烏路空、東風谷早苗、八坂神奈子、洩矢諏訪子、豊聡耳神子、聖白蓮、比那名居天子、永江衣玖

脱落者

小悪魔

能力情報

「リグル・ナイトバグさんが「主観を客観に変える程度の能力(4)」を取得しました」

難題解決情報…現在三つ解決されています
その壱…解決済(古明治さとり)30分前
その弐…解決済(霊烏路空)  21分前
その参…解決済(火炎猫燐)  09分前
その肆…未解決
その伍…未解決
その陸…未解決
その漆…未解決
その捌…未解決
その玖…未解決
その拾…未解決
ルール
・・・
・・

一同「宝玉が、三つも取られてるだと~!!」

ちゃんと確認をしない者達の末路であった。

紫「…アハハッ、やっと気づいたわ!!」

映姫「日頃からちゃんと状況把握をしないからですよ。まったく、情報が公開されているというのに…これは終わったら説教ですね」

紫「あ~可笑し。まあまあ、面白いし、今回は許してあげてくださいな。無事にミッションも解決したことですし。それに…」

藍「聞いてるんですか~、紫様!!ですから、最初からこのミッションはゲームバランスが崩壊してしまいます!!今回は無事クリアできたからいいものの、最悪全滅するところでしたよ!!紫様はもっと日頃からもっと順序を考えて作業をですね…」

紫「私、もうこれ以上…怒鳴り声は聞きたくないの」

文「そんなしんみり言われても」

映姫「まあ、最初のミッションも終わりましたし、次の作業があるのでしょう?」

文「はい、そうですね。…そんなわけですから、続きは後でしてもらえますか?藍さん」

紫「そうよ、藍!!後にしなさい!!」

藍「…はあ」

文「ははは・・・」

映姫「大変ですね、あなたも」

藍「…そう思うなら、代わってください」

映姫「嫌です」

紫「にとり~!!準備はできてる!?」

にとり「うん、ばっちり!!いつでもいけるよ~!!」

紫「わかったわ!!初めて頂戴!!」

にとり「りょうか~い!!ポチっとな!!」

映姫「…で?今回はどんなミッションなんですか?」

紫「いいえ。ミッションではありませんわ」

文「ミッションではない?どういうことですか?」

紫「ただ単にルールを追加するだけ。ただし…」

映姫「プレイヤー達の欲を刺激する内容になっている、とかですか?」

紫「そういう事ですわ。もちろん、ただ禁欲をしただけでは勝てません。リスクとリターンを考えた上で冷静に行動できたものが、この先の戦いを制するのよ」

藍「それに時間を仕事をないがしろにするぐらい費やしてましたから、期待できると思いますよ…はぁ…」

文「藍さん…お疲れ様です」

紫「さて、そろそろ通達が届いたころじゃないかしら?プレイヤーたちがどう動くのか…楽しみね」

にとり「…あ、そうだ!!言い忘れてた!!」

文「…?なんですか、にとりさん?」

にとり「実は、全部そのまま作るのも面白くなかったし、ちょっと難しくしてあるんだ~」





映姫 藍 文「…ハイ?」

紫「グッジョブ!!」

文「何で!?」

…ちゃんと確認をしない者達の末路であった。


[…みんなちゃんと確認はしようね、作者との約束だよ!!
さらに加速するゲーム!!果たしてリグルの追加能力とはどんなものなのか?
さらに暗躍する地霊殿組!!彼女達の激進を止めるものは現れるのか!!
やっとのことで第五章!!まだまだ続くよ!!]

東方幻争録(第四章「最初の最終鬼畜ミッション」)終わり

はいこれで第四章は終わりです。
振り返ってみて、まだアクションを書いていないことに気付く自分orz
まあぼちぼち頑張っていきます。
あと、能力にランクという指標が出てきましたが、それぞれどのくらいの強さなのか書いておきます。

☆★★★★(1)…ネタ能力orカス能力。ない方がまし。
☆☆★★★(2)…少し弱い能力。雑魚との戦闘には使えないこともないが、強者には全く効かない。
☆☆☆★★(3)…そこそこの能力。うまく使えば同格の相手を凌駕できる強さになれるが、やはり強者には敵わない。
☆☆☆☆★(4)…かなり強い能力。うまく使えば格上とも張り合い、運が良ければ勝つこともできる。少し能力にクセがあることが多い。
☆☆☆☆☆(5)…大災厄級の能力。ひとたび手にすれば、博霊の巫女や鬼でさえも凌駕する力を手にすることができる。全部で5つしかない。またランク5の能力を二つ手に入れたものは、そのあまりの力に耐えきれず、たとえ鬼でも自壊してしまう。

こんなところです。あと、まとめは指摘があったところを直しておきました。もう間違いは無い…はず。何かあったら指摘をお願いします。
次の投稿は土日を予定しています。あくまで予定です。
果たしてさとり達はどうなるのか!?第五章を、お楽しみに!!
それではみなさん、また会いましょう。


結構目まぐるしく状況が変わるな

能力「光を宿す程度の能力」

「能力も活かせぬまま死んでゆけ!」
的な展開になるんだろうなー、きっと

追加能力
毛玉を大量召喚する程度の能力
っと

にとりのアレンジは基礎の出来てない料理アレンジャーみたいな事になりそう(汗

踊れる程度の能力

「魔法少女に変身する程度の能力」
誰が一番キラフワでキューティクルになるか想像してみたらどうかなww

皆さんこんばんは。
>>209 そうですか?気をつけますね。
>>210 案外そうとも限りませんよ?ランク4ですからね。
>>211 よくわかりましたね。この通達は、明らかにミッション一と同レベルのやばさです。…主ににとりの改造のせいで。
>>212 キラフワでキューティクルですか…でも魔法使いの素質がないと使えませんよね、この能力。
それでは、投下していきましょう。今回は通達の内容と、難題が公開されます。ひらめき重視です。頑張ってください。

東方幻争録(第五章「ダークホースと強者たち」)始め


無数の偶然が生み出した「if」の物語。その視点は再びゲーム内に戻る。
通達が送られたことによって、物語は大きく動き出す。

霊夢「…随分と、エグイ内容ね。動かざるを得ないじゃない」

当然、にとりが手を加える前はもっと穏やかな内容だったはずなのだが…やはり確認は大事だ。
…まあともかく、その内容は、こんな感じだ。

通達

只今より、他プレイヤーへの攻撃を推奨する。

以後、他プレイヤーを殺すことに成功した者は、殺したものにあらかじめ決められていたランクとルールに沿って、追加能力カードが一枚配られる。
ランクについては、下に記載する。
また、フィールド上に十体のドッペルゲンガーが出現した。彼らはプレイヤー達を見つけると、その者の「本来の能力」をコピーし、襲ってくる。気をつけたまえ。

プレイヤーランク(参加登録順)
博麗霊夢            ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10)
霧雨魔理沙           ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8)
十六夜咲夜           ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8)
レミリア・スカーレット     ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★(9)
フランドール・スカーレット   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10)
パチュリー・ノーレッジ     ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★(9)
小悪魔             ☆☆☆☆★★★★★★(4)…死亡
紅美鈴             ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8)
蓬莱山輝夜           ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★(9)
藤原妹紅            ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★(9)
因幡てゐ            ☆☆☆☆★★★★★★(4)
鈴仙・優曇華院・イナバ     ☆☆☆☆☆☆☆★★★(7)
八意永琳            ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10)
アリス・マーガトロイド     ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8)
西行寺幽々子          ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10)
魂魄妖夢            ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8)
チルノ             ☆☆☆☆☆★★★★★(5)
大妖精             ☆☆☆☆★★★★★★(4)
ルーミア            ☆☆☆☆★★★★★★(4)
ミスティア・ローレライ     ☆☆☆☆☆★★★★★(5)
リグル・ナイトバグ       ☆☆☆☆☆★★★★★+☆☆(5+2)
上白沢慧音           ☆☆☆☆☆☆★★★★(6)
風見幽香            ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10)
伊吹萃香            ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10)
星熊勇儀            ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10)
水橋パルスィ          ☆☆☆☆☆☆☆★★★(7)
古明地さとり          ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8)
古明地こいし          ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8)
火焔猫燐            ☆☆☆☆☆☆★★★★(6)
霊烏路空            ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★(9)
東風谷早苗           ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8)
八坂神奈子           ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★(9)
洩矢諏訪子           ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10)
豊聡耳神子           ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10)
聖白蓮             ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8)
比那名居天子          ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★(9)
永江衣玖            ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8)
※プレイヤーが追加能力を手に入れたとき、その能力のランクの半分がプレイヤーランクに加算される。(小数点以下切り捨て。ただし、ランク5の能力の場合は、+3される。)
計算式
手に入るカードのランクをRとすると、
R=(倒された者のランク-倒した者のランク) (ただし、R<2の時、R=2とし、R>5の時、R=5とする。)

チルノが西行寺幽々子を倒した場合
R=(10-5)=5、ランク5のカードを入手。
西行寺幽々子がチルノを倒した場合
R=(5-10)=-5ただし、R<2なので、R=2となり、ランク2のカードを入手。

霊夢「…ドッペルゲンガーが本来の能力をコピーするってことは、追加能力を取得しないと、勝てないってことよね。でも、ランクが高いやつはどれだけ頑張っても、現時点ではランク2の追加能力しか手に入らない…強ければ強いほど、不利な内容ね」

その通り。この通達は、強ければ強いほど不利であることを示している。それだけでなく、他のプレイヤーにも狙われる確率も上がってしまうのだ。

霊夢「…仕方ない、自力で探すしかないわね」

…どうやら、敵を倒す気はなさそうだ。

…そう言えば、裏で暗躍する、彼女らはどうしているのだろうか?

彼女たちは今、四つ目の難題に挑戦していた。

第四の難題

これは、物事をある基準で分けたものである。
基準とはどのようなものか、答えよ。

ある
金曜日・飛ぶ・揚げる・フライング

ない
木曜日・跳ねる・焼く・カンニング

君たちにはわかるだろうか?もしかしたら彼女たちが、また君たちの心に聞くかもしれないぞ?

さて、物語を彼女たちの視点に戻してみよう。

さとり「…わかりますか?」

お燐「…いいえ、やっぱり頭を使う物は駄目ですね…」

さとり様が聞いてくるけど、こういうのは駄目みたい。それに…

お空「あるないクイズって何?」

もっと駄目な子もいるしね。

でもさすがと言うべきか、こいし様は何か引っかかることがあるみたい。

こいし「うーん、一つだけカタカナなのが気になるよね…」

さとり「カタカナですか…」

カタカナ?それが何か関係があるのかな?
…考えても分からないので、あの方法を提案してみることにした。

お燐「…使います?あの手を」

さとり「ええ。そうしましょう。まあ宝玉は三分の一回収できてるわけですし、最悪失敗しても大丈夫でしょう。そのときは次の作戦に移行しましょうか」

さとり様はそう言うと能力を発動した。

…できればうまくいくといいな。

今日はここまで。第四の難題の正解者の能力採用です。
そろそろUGSを考えないといけないなーと思う今日この頃です。非常に悩んでおります。頑張ります。
あと、来週は投稿できないので、続きは再来週になります。よろしくお願いします。
それでは。

>>234 ありがとうございます。参考にします。ほかの皆さんも情報お願いします。
さてみなさん。突然ですが、追加能力総選挙を開きたいと思います。
具体的には、作者が考えた能力5個と皆さんの考えた能力10(以内)個のなかから、3つ選んで実装しようと思ってます。
能力投稿は今週金曜日、24:00まで、投票は土曜日一日中(00:00~24:00)とします。よろしくお願いします。
作者の考えた能力は、下記のとおりです。()内は能力ランクを指します。

・「小さくなる程度の能力(1)」…一寸の虫にも五分の魂。あきらめるな。
・「歌は世界を変える程度の能力(2)」…そう!!歌は世界を…かえるぅ~↑↑
・「念力を操る程度の能力(3)」…来てます!!
・「温度を操る程度の能力(4)」…絶対零度から、恒星の中心温度まで幅広く。
・「無になる程度の能力(5)」…無は、すべてを等しく飲み込み、自分のものとする、無限の引力である。

次の投稿は、水、木あたりになりそうです。ではでは。

はい、書きあがりましたよー。
能力に関してはあえてノーコメント。

ここで、>>235の補足説明をさせていただきます。
今回の総選挙ですが、あくまでも追加能力募集の延長線上なので>>87とかの大元のルールは守ってください。
立候補と投票について
立候補(能力をレスすること)の期限は、2014年11月14日(金)午後11時59分59秒99までとなります。なので、土曜日になった瞬間に、それ以降に立候補された能力は、被投票権を失います。当然、それに投票したものは無効票となります。立候補数の上限は15です(作者のレスしたものは含みません)。立候補数が15を超えたとき、そこで打ちきりとします(票が割れすぎて同率順位が乱立するのを防ぐため)。
投票の期間は2014年11月15日(土)午前00時00分00秒~午後11時59分59秒99までとなり、その期間以外に投票したものは無効票となります。
投票権は1つのIDにつき、5票までです。同じものに重複して投票することも可です。
最終的に得票数の多かったもの3つが、追加能力として当選します。
以上

こんな感じです。現在の立候補数は、6です。どんな能力が出てくるのか、楽しみです。

それでは、今日の分を投下します。

さとり「…できました」

お燐「本当ですか、さとり様!?」

さとり「はい。…でも、こうまでうまくいくと逆に気持ち悪いですね…」

お燐「…まあ、確かに」

ここまでうまくいくと、罠にはめられている気がするよ。

まあでも、皆嬉しそうにしているし、そんなことを言うのは野暮だろう。

こいし「すごいよ!!これはもしかしたら優勝も見えてきたね!!」

さとり「…フフフッ、そうですね。まずその前に体制を整えましょうか」

???「んなことさせっかぁ!!ゴルァァァ!!」

???「まったく…ずいぶんめんどくさいことをしてくれたじゃないかい」

一同「!?」

何?このままトンズラしようと思ったのに、私たちを邪魔するのは誰?

洞窟の入り口には、見慣れた一本角を持つ長身の女性と、碧眼の女性。

そのうちの碧眼の女性、水橋パルスィが大声でしゃべりだした。

パルスィ「やっと見つけたわ!!なによあんたたち、私を差し置いてどんだけ難題解決してるのよぉぉぉ!!その抜け駆けをして勝とうとする姿勢が妬ましいわ!!ああ妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい、パルパルパルパルパルパルパル、パールパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパル…」

…ええー。なにこのテンション。こちら側のみならず、勇義も引いてるよ。

しかしさすが勇義というべきなのか、もっとも早く立ち直り、こう続けた。

勇義「…まあ、こっちはともかく。あんたたち、随分人気者じゃないかい。こんなに有名になったんだから、こうやって狙われる可能性も当然考えて対策していたんだろう?」

さとり「…ッ」

さとり様が歯ぎしりをする。それを一瞥した勇義が、いまだパルパルしているパルスィに言った。

勇義「…パルスィ」

パルスィ「パルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパル…なによ、勇義!!私はね…」

勇義「はいはいわかったわかった。じゃあその気持ちを…あいつらにぶつけてやりな!!」

…しょうがない。やるしかないみたいだね。

さとり「来ます!!みなさん構えて!!」

お空「了解!!いっくよ~!!」

パルスィ「妬まシイネタましいネタマシイ…シニサラセヤァァァァァァァ!!!!!!!!」

こうして、戦いは始まったのだった。

・・・ところで勇義は、何であんなにパルスィの扱いがうまいんだろう?

歩けど歩けど木々。常人なら狂ってしまうであろう森の中で、私たちは歩いていました。

それにしてもこの森はいったい何なんでしょうか?先ほどから随分歩いていますが、まったく風景が変わりません。

偶然居合わせた彼女とは、ここを脱出するまでの同盟を結んでいますが。

天子「………暇」

それでも、めんどくさいですね。

とりあえず、無視するとうるさいので、適当に返事をしましょうか。

美鈴「…いえ、私にそんなこと言われても」

天子「うるっさいわね!!なんか面白いこと見つけなさいよ!!」

えぇぇ・・・なんですかコレ理不尽ですよ。傍若無人にもほどがありませんか。

・・・まあ、日頃から寝ただけで串刺しになる理不尽と戦ってますから、どうってことありませんけどね!!

…なんか泣けてきました。あと寒気が。

ま、まあとにかく。こうなってしまった以上、何とかしないといけません。考えてみましょう。

美鈴「何かありますかねぇ、う~ん…」

天子「暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇!!!!」

なんですかプレッシャーですか私のメンタルをそんなに削りたいですかそうですか。

まあ、いつもお嬢様の理不尽な(以下略)

そんなプレッシャーに頭がショートしそうになったとき、ふと木々の奥から不思議な気が流れていることに気が付いた。

美鈴「あの~、なんか面白そうなものがあちらにある気が」

天子「何何⁉どこよ!・・・なにこれ?」

…最後まで話させてくださいよ。そんなに私の話を聞きたくないですか。

まあ、いつもパチュリー様の(以下略)

とにかく、彼女は手に不思議な気の発生源、カードのようなものを持っている。とりあえず、思ったことを言ってみることにした。

美鈴「これは…能力取得カードですかね?」

天子「なるほど!!これでパワーアップね!!」

へ?

いやいやでもこのカードなんかすごい変な気ですよ!?なんかやばそうなので止めましょう!!

美鈴「待ってください!!これ気が…」

天子「なによ!邪魔しないで!!」

美鈴「え、いやちょっと・・・」

天子「能力発動!!」

しかし、そんな私の努力もむなしく彼女は能力を発動させてしまった。…もう知りませんよ。

そして、表示された光り輝く板には、こう書いてあった。

You got a skill!!

Rank ☆☆☆★★(3)

「粗茶を振る舞う程度の能力」

天子「…は?」

美鈴「…あーあ」

やっぱり、やらかしちゃいましたね。これ、なんの用途があるんですか。

気が付くと横で彼女が震えている。そして、心の底からこう叫んだ。

天子「なんじゃこりゃァァァ!!!」

ちなみに、その叫びはこの森の中にいた人全員に聞こえていたことを、ここに報告しておきます。

はい今日はここまで。
>>74の「粗茶を振る舞う程度の能力」を、使わせていただきました。
追能総選挙はまだ続きます。立候補、お願いします。
今週末は、更新できるかはまだわかりません。努力はします。
あと、来週あたりからテスト週間なので、また更新が止まります。ご勘弁を。
それでは、さようなら。

何とか…できた。長い…戦いだった…!!
というわけで完成しました。そろそろ物語が動き出して、一気に物語が終結していきたいです。そんな風に書いたはず。
そろそろ皆さんが追能のメリットを理解しだす頃。そのため、すごい勢いで死ぬかも。追能入手の最短手段は敵の撃破ですから。
そろそろ難題も出す頃。発想力系の問題なので、(lunatic)やればできます。
伏線も張っていきます。最後の難題は、推理物にしようかなって…思ってるんで。
今回活躍するのはあのボーイッシュな妖怪。あの能力が発動します。

では、投下していきます。

私はパチュリー・ノーレッジ。吸血鬼の暮らす館、紅魔館の図書館に住んでいる魔女だ。いつからか、動かない大図書館、なんて呼ばれるようになったけど、誰がそんな二つ名をつけたのかしら。

いま私たちが今いる地域は、彷徨いの森というらしい。迷いの竹林と同じなのかしら?自分が今どこを進んでいるのかが分からなくなり、迷ってしまうみたいね。そんなわけで文字通り彷徨っていた所、…なんか聞こえてきた。

―なんじゃこりゃァァァ!!!―

レミリア「ひあっ!?なに!?」

突如聞こえた叫び声。なんか親近感がわく叫びね。

そしてそれにビb…反応したのが私の親友、レミリア・スカーレット。いざというときは頼りになるし、その人格を尊敬してはいるけど…まだまだ子供っぽいのが玉に傷だ。

咲夜「落ち着いてください、お嬢様。人の声ですよ」

そんな残n…かわいらしいレミィの従者をしているのが、完璧で瀟洒なメイド、十六夜咲夜。彼女は実質紅魔館の家事を一人でやっているし、その腕前は一流。彼女がレミィの従者でよかったと、心の底から思っている。他意はない。

レミリア「え、ええ!!そうでしょうね!!よくわかったわね!!」

…相変わらずだ。咲夜がそんなレミィを見て、(どうしましょうか)といった具合の目線を送ってきたので、(そっとしておきなさい)と返しておく。

しばらく静観していると、レミィが悪戯を思いついた子供のような顔をした。こういう顔をする時はろくなことを考えてないし、大抵上手くいかない。

レミリア「そうだわ!敵がいたのなら倒さないと!!いくわよ!!」

やっぱり。こんなに大きな声が他の人に聞こえていないはずがないんだから、今行ったら乱戦になるに決まってるのに。

パチュリー「…はあ」

でも、そんなこと言えない。今それを言ってレミィの機嫌が悪くなりでもしたら、面倒くさいことになる。

ああ、どうしてこうなるのかしら。私は他人が潰し合うのを見ているはずだったのに。
私のやる気が、底辺にまで至った瞬間だった。

…どうしましょう、これ。これでも私、駄々っ子を諭すのは得意だと自負していたんですが。

天子「あぁぁぁ!!」

どうしてこれを止めることが出来るでしょうか。いえ、出来ません。

美鈴「はぁぁ・・・」

このまま叫ばれていると格好の的なので、なんとか止めるために、提案してみました。

美鈴「とりあえず、その能力で何ができるか試してみたらどうですか?」

天子「そっ、そうね…じゃあまずは…」

天子さんは意外なことに素直に叫ぶのをやめました。このくらいなら慣れてます。きっと大丈夫。

見てみると、天子さんは能力の使い方を確認していました。手を突き出してはぁっ!と叫ぶと、粗茶の水流が物凄い勢いであたりの木々を破壊しました。…あれ?名前の割には普通…じゃないですか?

天子「おお!!粗茶っていうふざけた名前の割には、内容はまともなのね!!」

天子さんも同じことを思った様子。確かに、スピードも威力もあるし、名前の割にはまともな能力ですね。むしろ相手がその名前から油断してくれるかもしれない。うまく使えばかなり強力な能力じゃないんですか?

美鈴「よかったじゃないですか。逆に敵を油断させることもできるじゃないですか」

天子「そっそうね!!プラスポイントとして考えましょう!!」

??「そこまでよ!!」

天子「誰!?」

そして突如聞こえた声。…まあそんな気はしていたんですよ。うん。

やはり木の陰から現れたのは、空色の髪、蝙蝠のような羽根を持った、私の主人。

レミリア「ふっふっふ…答えてやろう!!この私こそ、運命を操る吸血鬼…レミリア・スカーレットだ!!」

パチュリー「わーれみりあさまかっこいいー」

レミリア「ちょっとパチェ!もっとまじめにやってよ!!」

パチュリー「えーまじめにやってますよー」

レミリア「キィーッ!!」

咲夜「お、お嬢様落ち着いて…」

天子「…何あれ?」

…………………………………………………………………………………………………………

美鈴「………」

天子「…?ねえ、どうしたの?ねえ?」

美鈴「比那名居天子さん」

天子「な、なによ」

美鈴「あなたは何も見ていない。そうですね??」

天子「は、はい!!えっと…」

美鈴「何ですか?」

天子「私が言うのもあれだけど。苦労してるのね」

美鈴「あははははははは」

何ででしょう。今日はすごい体力を持って行かれている気がします。まだ一度も戦ってないのに。

そんなことを言っていると、お嬢様がこちらを見ています。そして、

レミリア「ゴホン!!」

と、わざとらしく咳をしました。さすがに、何の理由もなく自分の主人を無視することなんてできないので、私は話しかけます。

美鈴「と、とにかく。よくぞご無事でした。お嬢様」

レミリア「私を誰だと思っているの?そのくらい当然でしょう?」

パチュリー「そーですねー、なんかいかわなにかかったけど、なんとかきりぬけてましたもんねー」

レミリア「なあっ!!それを言うな!!」

…………………………………………………………………………………………………………

パチュリー「わーれみりあさまこわーい」

レミリア「うーさくやぁ・・・ぱちぇがいじめるぅ・・・」

咲夜「ああ、お嬢様泣かないでください。私、いろいろやばいです」

天子「そろそろ私も話していいかなぁ!?」

…もう、リタイアしていいかなぁ…

それは唐突だった。

―なんじゃこりゃァァァ!!!―

向こうが警戒態勢に入ってから、ようやく休めると思った矢先のこと。どこからか、なんかすごい音がした。…人の声かな?

リグル「うわっ!なんだ今の!?」

ルーミア「誰かが叫んだのか―」

大ちゃん「そうみたいですね」

皆もそう思ったみたい。…それにしても、なんか親近感がわくなぁ…

ボクがそんなことを思っていると、ミスティアがこちらの方を向いて、

ミスティア「それは後の話!!今はそれどころじゃないわ!!」

と言った。ふと前を見ると、

妖夢「どんな能力か知りませんが…全て斬るのみです!!」

幽々子「ふふふ~あなたたち…私のお菓子のために死ぬ覚悟は…できたかしらぁ!!??」

痺れを切らしたみたい。もうヤダ。
あとそっちの亡霊の人は目が血走ってるの?なんでそんなにマジなの?別の危険を感じるんだけど。勝てる気がしないんだけど。

リグル「!!!…だ、大丈夫だ!!新しく手に入れた能力があれば、きっと勝てる…絶対に勝つ!!」

でも駄目だ!!気持ちで負けてたら、勝てるものも勝てない!!なんか香霖堂においてあった誰かの応援メッセージを思い出すんだ!!

頑張れ頑張れできるできる絶対できる頑張れもっとやれるってやれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れそこだ!そこで諦めるな絶対に頑張れ積極的にポジティブに頑張る頑張る北京だって頑張ってるんだから!

北京って言葉が気になるけど、これで行ける!!

リグル「よし、行くぞ!!」

妖夢「切れぬものなど、あんまりない!!「未来永劫斬」!!」

リグル「うおおおお!!「ファイヤフライフェノメノン」!!」



〇、〇一秒。向こうの動く速度が遅く見える。さっきと全然違う。




〇、〇二秒。向こうの太刀筋が見える。次に何するかが分かる。避けれる。




〇、〇三秒。相手が隙だらけになった。そこに僕は全力の弾幕を打ち込んだ。




〇、〇四秒。ボクに攻撃は当たらず、後ろには瀕死の庭師がいた。


妖夢「…え?」

世界が止まった。敵も味方も、今の光景が信じられなかった。

世界が動き出したのは、血まみれの庭師が、地面に臥した時だった。

幽々子「え?…妖夢?どうして…」

妖夢「すみません…幽々子様…後は…よろしくお願いします…」

庭師の体がまぶしく輝き、バラバラになって消滅した。あとには、こんなメッセージが残っていた。




「KONPAKU YOUMU WAS KILLED BY WRIGGLE NIGHTBUG」.
魂魄 妖夢は、リグル・ナイトバグに殺害されました。


幽々子「妖夢!!」

夢から覚めた亡霊が叫ぶ。その声は、ボクが勝ったことを証明していた。

今回はここで終了です。
みょんはここで脱落。「主観を客観に帰る程度の能力」の餌食になってもらいました。
もう、能力の内容はある程度わかるはずです。ここまで露骨にやりましたから。
あと一部の察しのいい人は「あっ…」って思ったかもしれません。多分あってます。
それと、今作のレミリアはブレイクしてもらうことにしました。…いや、レミリアは大好きですよ?嫌ってなんかいませんからね。
次の投稿は今週末を予定。次まで暫くお別れです。

パトラッシュ…僕もう疲れたよ…

少し遅れました。いったん内容に区切りがついたので投下します。
色々と話すことはありますが、それはあとで。
では、投下していきます。

ここは彷徨いの森の奥、試練の洞窟。入口にあった石碑曰く、ここには伝説の地に続く道があるんだって。きっとこれを考えた奴はすごい胡散臭いんだろうね。

…ああ、紹介が遅れたね。私の名前は藤原妹紅。須臾の激情に流されて永遠を生きる、罪深き蓬莱人だよ。まあ、この世界の中では死ねるみたいだけど。

私はもともと輝夜と競争するために参加したんだけどね。あいつは見つからないし、慧音もいないし、何もすることがなくって、さあどうしましょうかって思ってたら、ここに付いたわけ。本来ならちゃんとした道を通らないといけないらしいんだけど、いつもの癖かなんなのか、知らぬ間に踏破してたみたい。

それで今は、とりあえず先に進んでみようってんで、歩いている真っ最中。途中出てきたモンスターを狩ってたら、リザレクションできる回数が一回増えてた。どんだけ狩ったんだよ私。

そして最終地点。そこには壁画があって、こう書いてあった。

汝、楽園へと辿り着かんとする者、その智慧を示せばすなわち、楽園の扉開かれん。
亦、その智慧のいと良きを示す者あればすなわち、天下布武の力与えられん。その智慧のいみじく良しを示せば、安くんぞその智慧を誉めざらん。但し、その智慧の悪しを示す者、いたずらにならざること能ず。

…つまり、この先に行きたければ、知恵を示せ、ということらしい。で、素晴らしかったら力も与えよう。でも、酷かったら死ぬよ、ということみたいだね。

で、これが問題みたい。


今、テーブルの上に1枚のクッキーがあり、それを巡って二人の兄弟が喧嘩している。
この二人の兄弟がどちらも納得するように、親が手を加えず、クッキーを追加しないで解決するにはどうすればよいか。


あるないクイズ
ある
トイレ、鹿、鷲、鯛、島

ない
便所、馬、雀、鯖、大陸

どういう基準で分けているか。答えよ。


正直村と嘘吐き村の二つの村に続く交差点があり、そこには正直村もしくは嘘吐き村の住民が一人立っているという。あなたは、その住民に一度だけ質問できる。
正直村の人は必ず本当のことを言い、嘘吐き村の人は必ず嘘のことを言う。
正直村の人と嘘吐き村の人を見分けることはできない。
さて、正直村に行くためにはどうすればよいか。


次の文章を参考にして、PならばQかつQならばPとなるようなP,Qを、次の選択肢の、Pは(イ)~(ハ)、Qは(二)~(へ)の中からそれぞれ選べ。
「太郎が笑う。すると、花子が笑う。花子が笑っているのを見ると、次郎が笑い、花子が泣くと、次郎は笑う。次郎が笑うと、太郎は泣く。太郎が泣くと、花子は泣き、次郎が泣くと、太郎は笑う。」


(イ)太郎が笑う。
(ロ)花子が泣く。
(ハ)次郎が笑う。

(ニ)太郎が泣く。
(ホ)花子が笑う。
(ヘ)次郎が泣く。


「俺氏の卒業アルバム」とかけて、「テスト中の脳内」ととく。その心は?


次の暗号を解読せよ。
「後ろの正面だーれ」
いれうけこええおかきくさみうすせそたわちつてといなやにねのふへほまいむめもゆえよらりしぬるをいはおあろひ


赤くて青くて、灰色で、手が届かない場所は?


友人と、以下の条件で水の早飲み競争をする。
・ある部屋には、テーブルがあり、その上には、コップが大3つ、小3つの計6つあり、大3つは180mL、小3つは100mLの水が注がれている。
・自分は180mLのコップ3つの水を、友人は100mLのコップ3つの水を、同じタイミングで飲みだす。
・コップ、テーブル以外の道具はなく、部屋から退室することはできない。
・二人の飲む速さは同じである。
・コップをつかんで、口に運ぶ時間、コップを机に置く時間は同じである。
・一つのコップの水を飲みきり、机の上に置いてから、次のコップをとらなくてはならない。
・相手のコップには触れられない。
・相手に触れてはいけない。
・テーブルに触れてはいけない。
・自分は180×3mL、友人は100×3mLの水を飲みきらなければならない。
・助っ人は呼べない。
この条件で、自分が友人に勝つにはどうすればよいか。答えよ。


とある交差点で、少年とその父親の男性二人が乗っていた乗用車とトラックが追突事故を起こした。
乗用車に乗っていた父親は即死、少年は意識不明の重体となり、病院へ搬送された。
手術を担当することとなった医師は、病院へと搬送された少年をみて、顔を青くしてこう言った。
「どうして息子が!?」
これはいったいどういうことか。ちなみに、少年に義理の親はいない。


太郎は、健二と親友であり、二人は大手飲食店を経営する企業家である。
あるとき、健二が死んでしまい、経営していた飲食店は、健二の三人の息子に相続されることとなった。健二の遺書には、こう書いてあった。
「私の残した23の飲食店について、長男には全体の1/2,二男には全体の1/3,三男には全体の1/8を分け与えるものとする」
三兄弟は店舗を巡って喧嘩となり、収拾がつかなくなって困った太郎は、弁護士であるあなたに助けを求めることにした。
さて、どうすれば三兄弟が文句を言わないように、解決することができるか。


100x+10y+zを2倍すると100y+10z+xとなるx,y,zについて、1≦x≦9, 1≦y≦9, 1≦z≦9のときのx,y,zの実数解を全て求めよ。

…どうしようかな。いくつかは比較的簡単にわかるけど、それだけで通れるかは分からないし。ノルマが分からない以上、うかつには通れないね。

…仕方ない。一回腰を落ち着けて考えてみよう。なんか降りてくるかもしれないし。

私は、花と戯れていた。歩いているときにふと、花畑を見つけたのだ。
誰もいない花畑。ここには、すべての花が咲いているのではないかと錯覚するほど、無数の花が存在している。
…それにしても、この花の再現度は凄い。さすがは河童の技術力と言った所か。

幽香「…どうせ作り物なのだから、大したものではないと思ったのだけれど、ここの花は素晴らしいわね。…ねえ、あなたもそう思うでしょう?」

あまりにも素晴らしくて、気分がよくなったので、ふと感じた気配の方向に話しかけた。茂みが揺れ、小柄な女性が現れた。

萃香「…あいにく私にはそんな感性はないんでね。わかんないよ」

幽香「あら、それは残念」

萃香「あんまり残念じゃなさそうだけどね」

幽香「あら、そんなことないわ」

嗚呼、実にすばらしい。ここまで楽しいのは何時ぶりだろう。こんな機会を提供してくれたスキマには、後で礼を言わないといけないかしら。

萃香「ところでさ」

幽香「何かしら?」

萃香「あんたってさ。追加能力ってのに興味ある?」

そう思っていたら、向こうがこちらに質問してきた。追加能力を使うか否か。

追加能力は、いわばこの世界の仮初めの力。そんなので勝っても嬉しくないけど、ドッペルゲンガ―は基本これがないと倒せないのよね。

幽香「そうねぇ…興味はないけど、なかったら倒せなさそうな奴がいるのよね…見つけたら使うかしらね」

萃香「これは意外。あんたなら嬉々として何もなしでドッペルに突っ込むかと思ったけど」

幽香「どんなバトルジャンキーよ。これでも長生きだからね。命の大切さはわかっているつもりよ?」

萃香「これは素晴らしいブーメランだね」

幽香「そうね、複数回行き来する高性能ブーメランね」

そんな軽口の応酬をしながら、相手の動きはくまなく注意する。気を抜いたらやられるからだ。
そんなことを思っていると、向こうが笑いながらこう言った。

萃香「で、どうする?ヤる?ヤらない?」

幽香「…上等じゃない」

萃香「おお怖い怖い。…およ?この音は?」

お互いの妖気が高まり出し、今にも戦いが始まろうとしたとき、轟音が聞こえてきた。
しばらく辺りを観察していると、4つの人影が現れた。

一人は、無数の宝石をぶら下げた羽をもった吸血鬼。一人は、紫の髪の少女。一人は黒髪の兎の妖獣。一人は赤と青が半々になった特徴的な服を着た女性。それが、恐ろしい速度で追いかけっこをしている。

てゐ「来ないで来ないで!!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!!」

フラン「アハハハハ!!マッテヨ、アソボウヨ!!」

鈴仙「何こいつ!!全然当たらないんだけど!!」

てゐ「ちょっと鈴仙⁉そんなこと言ってないで助けてよ!!」

永琳「ちょうどよくおt…引き付けられているし、しばらくそのままよ」

てゐ「えぇぇぇぇぇ!!!!!」

フラン「ソーレ!!」

てゐ「もうヤダ―――!!」

幽香 萃香「………」

ここで、一つ思いついたことがある。言わないのもアレなので、言うことにした。

幽香「提案があるわ」

萃香「なにかな」

幽香「これは私の意見だけど。私にはあれが楽しそうに見えるわ」

萃香「うん」

幽香「おまけに悪魔の妹に月の頭脳。強豪ぞろいで、戦い甲斐があると思うの」

萃香「なるほど」

幽香「それにあのウサギが逃げ回るのを追いかけるのも楽しそうだわ」

萃香「へえ」

どうやら、考えは同じのようね。だったら、

幽香 萃香「よし、殺るか」

すぐに行動に移しましょう。

てゐ「えぇぇぇぇ!!!!!なに!?なんかまた増えてない!?」

高速で追いかけっこに加わると、黒髪の兎さんが驚いていたので、なるべく誠意をもって意思を伝えることにした。

幽香「こんにちは素兎さん。通りすがりの花妖怪よ」

萃香「初めましてだね。通りすがりの鬼だよ。さっそくだけど…」

鬼も同じように誠意を伝えている。では、きちんと思いを伝えましょう。

幽香 萃香「死んで(くれないかな)」

てゐ「もう嫌――――――!!!!!!!」

フラン「アハハハハ!!イッショニアソボウ!!」

永琳「あらあら。これは大変な仕事ね」

鈴仙「…超カオス」

さて、愉快な鬼ごっこを始めましょうか。

終わった!!第三部完ッ!!
今日の投稿は終了です。今週末はきっと大丈夫。
古文っぽいのは、その場のノリと間に合わせの知識でそれっぽく作った。反省も後悔もしている。妹紅がきちんと訳してくれているので見る必要はありません。ていうか見ないでください。
そして第六の難題は、前々から予告していた通り発想力を問う問題です。一定以上正解でクリア、妹紅が先に進めます。でもできないと死にます。素晴らしかったら、もこたん無双になります。
解答は、答える人は、全問答えてください。(わからないなら「無答」と書いてください)すべての回答者の中で、一番正解数の高い人が妹紅の回答になります。採用された人の能力を一つ採用するので、名前、ランク、効果を合わせて記述してください。期限は次の投稿まで。
てゐは犠牲となったのだ…そう、強者の好奇心の対象という名の犠牲にな…
そんなわけで、今日はここまで、さようなら。

壱 妹が決める
弐 無回答
参 「どちらがあなたの村か」と聞く
4 Pハ Q二
伍 何も考えていない
陸 無回答
漆 空
捌 こぼしながら飲む
玖 母親だった
拾 できる(長男12 次男8 三男3)
11 無回答

全然わからん
能力は「反転させる程度の能力」 ランク4
何かと何かを逆にできる能力
例) 相手と自分の位置を逆にする

今後のことで相談

今後の話の構成として、ルート分岐を設けたいな、と思っています。
というのは、例えば怪しいものがあって、それを拾いますか?拾いませんか?みたいな感じでやりたいと思っています。
それはすべて分岐点にして、いくつかの選択肢の後、謎解きをさせる、みたいな感じにしようかな、と。
じゃあどうやるねん、ということですが、純粋に選択肢の手前まで書いて、次までに投票、多数決で行動決定みたいな感じにしようかと思っています。
選択肢にはキャラを殺すものも作ります。初見殺しにはしません。そのあたりは、ちゃんとヒントを与えます。
最後の謎解きは、選択肢を通じて得られる予備知識がないとクリアできないようなものにするので、選択は慎重に!!みたいなDEADorCLEARみたいにします。

というのが意見です。どうでしょうか?

遅れてすいません。投下します。

この世の終わりを見たかのような絶叫と、荒廃した道。哀愁漂うその光景を見た人がいた。

諏訪子「あのウサギ、超かわいそう」

神奈子「あれはさすがに、ね」

恐ろしい光景を、私、八坂神奈子は見た。
うん。ものすごい貧乏くじだよね。一瞬助けようかとも思ったし。
しかし、守矢神社は何にも活躍できてない。まず一回も戦ってないし、何の難題も解決してない。早苗にも会えないし。
それを思ったのは諏訪子も同じようで、私にこう聞いてきた。

諏訪子「で、どうする?早苗には会えないし、難題を解く手がかりも見つからないし」

それがわかってりゃ苦労しないよ。
さすがにそういうのはあれなので、無難に返す。

神奈子「そうだね…とりあえず歩こう。この先は無念の町だよ」

諏訪子「りょーかい」

とりあえず森には何にもないし、まだ行ってない廃街に向かって進むことにした。

諏訪子「…で?これ、何?」

神奈子「そんなもん知らないよ、最初に遠目に見たときはなかったから、何か重要なものじゃない?」

廃街には、赤と黒に染まった館があった。うーん、禍々しい。

諏訪子「なんだろー、これ。…ん?何か書いてあるよ?」

神奈子「なんだい?」

諏訪子が何かを見つけたみたいなので、確認してみる。

オいデマせムネんのヤかたシノすみカへハイればサイごでられなイそのむねンはラスまでそのいノちチらすまでムねンはラスはゴにンイノちちラスハゴにんムネンのけッショウミヤぶリくだキそのムねンはらセシカればワレワレのマモリシモノさズケム

…ラリってるじゃないか、これ書いたやつ。しかも難題の一つっぽいし。
私はたぶん顔がひきっつてたと思うけど、諏訪子は結構平然としていた。

諏訪子「これは亡者が中にわんさかいるね」

神奈子「そうなのかい?」

諏訪子「うん。ものすごいここらへん空気が重いしね。それに考えてみなよ、この文超読みづらいじゃん。たぶん何らかが原因でわずかに理性が残ってたやつが書いたんだとおもうよ、これ」

神奈子「中に入ったらどうなるんだい?」

諏訪子「さあ?少なくとも、中でしくじったら死ぬね。最悪亡霊になるかも。これ突破しないと一生終わらないのも自明だけどね」

話すごとに顔が暗くなっていく。…やっぱ私と同じことを考えてたみたいだね。

神奈子「…じゃあ、入ったほうがよさそうだね」

諏訪子「うん。でも、たぶん中に入るには5人いるね。そう書いてあるし。」

じゃあどうするのさ。

そう言おうとしたとき、電子音が鳴った。

神奈子「おっと!!なんだい!?…メール?」

八坂加奈子、洩矢諏訪子の両名が「シの住処」を発見しました。これより3名、挑戦者を募ります。
中では一切の力を行使できず、失敗すれば死んでしまいますが、攻略に成功することで、今後有利になる能力を確定で習得できます。
参加希望者は、無念の町深部、「シの住処」まで。

いや、これは…難しくないですか?いくらなんでも。そして、さり気に私たちの参加は確定ですか。そうですか。まあ参加するからいいけど。

それを見た諏訪子は、肩を竦めて言った。

諏訪子「素晴らしいことに、どうやら、私たちは待ってるだけでよさそうだね」

神奈子「そうだね、実にありがたいことだ。まあ、ゆっくりさせてもらおうか。早苗とも合流できそうだね」

そういうわけで、しばらく休もう。

…あれ、もしかして私たち休んでばっかり?って一瞬思ったけど、気のせいだろう。

これで、全キャラ一巡したかな?今日はこれで終了です。
今回は前に提案したこと(>>368)の準備回ですね。では、詳細を詰めたので発表します。

このクエスト(便宜上そう呼びます)の参加者は5名。神奈子様と諏訪子様は固定参加なので、まだ未定なのは3人です。
この三人は、みなさんが投票で決定してください。前述の通り、クエスト中は参加者の強さは無視されるので、☆10の人でもコロッと死にます。最後まで生き残って、クエストクリアとなれば、今後の死亡率はガクッと下がります(予定)。
さて、候補者ですが、非戦闘、非エンカウント、非特殊状態のキャラのみです。なので、妹紅や輝夜やレミリアやてゐなどは選べません。選べるのは魔理沙や早苗、神子さんとかですね。
投票は夏休みまでです。というのも、今後も忙しくて、安定して執筆時間を確保できそうなのが夏休みぐらいしかないので、それまではやりません。

あと、細かいシステムもある程度決まったので、説明します。

グランドクエスチョン←それを解くためのヒントを開放する大クエスチョン(5個)←それを解くためのヒント(館内にちりばめられており、それを手に入れるために謎を解くこともある・選択肢式で即死もある、ただし運要素なし)

こんな感じです。もっと細かいのはやりながら説明ですかね。

それでは、今日はここまで。次の更新もよろしくお願いします。重ね重ね言いますが、次は普通にやります。

ではでは。(^ω^)ノシ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月06日 (土) 16:30:52   ID: jik6NnW0

主人公の霊夢の能力さえ間違ってるゴミss

2 :  とあるss好きより   2015年03月24日 (火) 12:40:13   ID: EJvEbWOi

わー。(;@3@)何々?ヮヵンナィ?
主は天才!?
問題がァー

3 :  SS好きの774さん   2015年06月05日 (金) 17:33:33   ID: G-KpbNY-

面白かったです!
頑張って下さい!

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