なのは「高町なのは、十四歳!」桜「木之本桜、十五歳です!」 (126)

どっかでみたことある?気にするな


別のところでやれ?ここだっていいじゃん!



と、いうわけでなのはとさくらのクロスです。


特にキャラの説明もあまりないので両方知ってる人だけどうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408462730

―――――友枝町  5:00


「ほえぇぇ・・・・・」


夕方とはいえまだ日のある夏の日。両手に荷物を抱えた少女が二人、道を歩いていた。


「ふんふふんふふ~ん♪」

一人は何やらご機嫌な様子である。

「嬉しそうですわね、さくらちゃん」

「うん!」

「小狼君、いつごろお戻りになりますの?」

「今日の五時半くらいに友枝町に着くって昨日電話で言ってたよ」

「あら、でしたらもっと急いでお買い物に行かなければいけなかったのでは?」

「ううん、今日は小狼君と一緒にお料理しようって約束してるの!」

「あらあら、妬けてしまいますわ」



このご機嫌な少女の名は木之本桜、十五歳。もう一人は大道寺知世、十四歳。ともに中学生である。



「でも残念だなぁ。知世ちゃんも一緒だったらよかったのに」

「お二人の邪魔は致しませんわ」

「ううん、そんな事ない。知世ちゃんもいてくれた方がうれしいよ!」

「うふふ、ありがとうございます。でもやはり、せっかく久しぶりに会えるのですから、お二人だけで楽しんで下さいな」

「ありがとう、知世ちゃん」

「今回は『ごめん。また戻らなくてはいけなくなった。でも、今度は一か月だけ。すぐに戻ってくる。』なんてことには・・・・・」

「どうなんだろう?でも、小狼君にやらなきゃいけないことがあるなら、ちゃんと待つよ。・・・・・でも、前みたいにいっぱい待つのは嫌かも。えへへ」

「あらあら」

―――――――――――――――――――――――――――
回想開始



「・・・・・・・さくら」

「なあに?小狼君」

「また、戻らなくちゃいけなくなった」

「え・・・・・・」

「でも、今度は一か月。約束は取り付けた。これが済んだら当分呼び戻されることはない」

「そっか・・・・・。じゃあ、私待ってるね!」

「ああ。本当にごめん」

「ううん、小狼君が謝ることなんてないよ」

「でも、寂しい思いをさせる」

「・・・・・・」

「・・・・・・さくら、こっちに来てくれ」

「どうしたの?」




ギュッ



「ほええ!?」

「・・・・香港に行く前に、さくらを体で覚えたかった。」

「・・・・・・・・・・・・俺も寂しいからな」



回想終了

―――――――――――――――――――――――――――――――

「はにゃーーん・・・・・」

「うふふ、幸せそうで何よりですわ」







同時刻 友枝町上空

「シャマル、索敵はどうだ?」

「うーん・・・・。ちょぉーっと厳しいかも。この町、異常に魔力が濃くてなかなか・・・・」

「仕方ねぇ、地道に探すか?」

「まて、ヴィ―タ。情報が無いのにどう探す?」

「ンだよザフィーラうるせえなぁ。魔導書型のロストロギアなんだろ?」

「ザフィーラの言う事が正しいな。その情報だけではどうにもならん」

「じゃあシグナム、どうすんだよ?」

「少々手荒だが・・・・。無理やり大きな魔力保持者を特定しよう」

「オーケー、任せとけ!行くぞアイゼン!」

『ヤー!』

『ゲフェングニス・デア・マギー!』

「・・・・反応は四つ。うち二つはともに居るな」

「しかも見たことねえタイプの魔力反応だ。・・・・人間じゃねえな、きっと」

「よし、そこからつぶして行こう」

同時刻  木之本家





「・・・・!!」

「・・・・・・・・ケルベロス」

「ああ、わかっとる」

「ベルカ式だ。久しぶりだな」

「なんでか分からんが、こっちに向かって来とるな」

「・・・・・」

「・・・・・・・・やる気か?」

「恐らく」

「しゃあない、不本意やけど表に出るか」

「おい、貴様ら」

「なんや、ねぇちゃん」


桃色の騎士と、青き守護獣。


「こちらに交戦の意思はない」

「奇遇だな、こちらもだ」


銀色の男と、黄金の獣。


「ならば、話が早い。こちらは管理局だ」

桃色が口を開く。

「管理局やて?わいらに何のようがあるんや?」

答えるのは金色。

「魔導書型のロストロギアを探している。知らないか?」

「・・・・・そんなものは知らない」

次に答えたのは銀色。

「そうか。では、お前たちはなんだ?」

青色が尋ねる。

「・・・・・関係ない。教える気はない」


銀色の答えに、桃色が返す。

「・・・・・我々も、もとはある本の守護騎士でな。分かるのだ。貴様らが、何かを守護していることが」




「・・・・・・どうしてもやる気かい、ねえちゃん」




「ああ。もし、間違った道へ進もうとしているのなら、私は止めてやりたい」

「私も同感だ。同じ過ちは起こさせはしない」



「レヴァンティン!」

『ヤヴォ―』



「ケルベロス、覚悟を決めろ」

「ぬうわあああ!!!!すまん、桜!」

「知世ちゃん?!」

少女は辺りを見回す。

「みんな・・・・いない?」




胸に手を当てる。




「ううん、落ち着いて。今の感じは魔法?」

「・・・・・・この結界、悪い子じゃない。みんなを守るための物だ。きっとみんなは無事」

「ふう・・・・・・。よかったぁ・・・・・・」




一瞬顔が緩んだが、すぐに引き締まる。

「でもでも!なんでこんな物が・・・・?」

「・・・!ケロちゃん、月さん!!」



荷物を置き、少女は走り出した。

「な・・・・・なかなかやるのお」

「鋼の楔!!」

「おおっと!もう食らわんで!」




「レヴァンティン!」

『シュランゲフォルム!』

「なっ・・・!」


「ほう、よく反応したな。だがまだだ!」




金と青、桃と銀が戦っている。

両者の実力は拮抗・・・・とはいかず、金と銀は着実に押されつつもなんとか互角の戦いを見せている。

「貴様、見たことのない術式を使うな」


鍔迫り合いの形になったところで、やや唐突に桃色が尋ねた。



「くっ・・・・」

銀色は必死に踏ん張っている。




だが、すぐにその均衡は崩れた。


「ユエ!後ろや!」



「なにっ・・・!」




「ラケーテン・・・・・・ハンマーーーーーー!」


突如現れた三人目の攻撃が銀色に迫る。


「しまっ・・・・・」

「風華招来!!」

「のわああああ!?」

銀色に突撃していた赤色は、突然の風によってバランスを崩して墜落して行った。





「今の魔法は・・・・・!」

金色がうれしそうに叫ぶ。

「小僧!帰って来たんか!」

彼らが戦っていた空の下、地面に一人少年が立っていた。


「おい、ケルベロス!何が起こってる!?」

「わいにもよう分からんが、とりあえずさくらカードが狙われとる!」

「・・・・・!!!わかった、加勢する!」

「あの赤いのは私が相手する。お前は桃色を。奴も剣士だ」

「了解した。風華招来!」



少年は飛び上がり、桃色に向かっていく。

「はっ!」

そのまま切りかかるが、桃色はそれを受け止める。


「いい太刀筋だ。師がよかったのだろうな。・・・・・私は夜天の将、シグナム。貴様は?」


「・・・・・李、小狼」

「シャオランか。覚えておこう」

いったん崩れかけた均衡は、金銀側にも助っ人が入ったことで再びバランスを取り戻した。だがやはり、桃色側の有利は揺らがない。





そして、ついに。

「ケロ・・・・ちゃん?ユエさん?」


少女が自宅にたどり着いて見たものは、傷つき倒れた友人の姿だった。


「貴女が、彼らの主か?」


視線をあげると、二人と一匹の姿。


「すまない、手荒なことは避けたかったのだが・・・・」

「どうしてこんな酷い事をするんですか?!」

「・・・・。我々は、時空管理局。あなたが持つと思われる魔導書を預かりに来ました」

「え・・・・?」

「危険な力を持ったものです。どうかお渡しください」

「ねえちゃん・・・。なにゆうてんのや」

「・・・・・驚いた。まだ立てるか」

「ケロちゃん!!!」


「当たり前や。さくらは、ワイが守る。・・・・・あとな、ねえちゃん。姉ちゃんたちの言ってるものは、さくらが完璧に制御しとる。危険なんてあらへんよ?」


「・・・・・・・おとなしく渡さないのであれば、力ずくで奪う。すまないが、貴女のためだッ!」



「さくら!!あぶないで!!」

飛んで行こうとするのを、青色が抑える。

「ぐううう・・・・!!!」



「はあぁっ!!」

桃色が斬りかかる。

「さくらーーーー!!!」


だが、刃は振り下ろされなかった。


「しゃ、小狼君!?」

「さくら・・・・・」

「まさか小狼君も?!」

「大丈夫だ、大した傷じゃない」


「凄まじい根性だな。あれだけやれば立つことすらままならないだろうに。その子を守るために私の剣を受け止めるとは・・・・」





「小狼君・・・・・・・」

「そんなに泣きそうな顔をするな。『絶対大丈夫』なんだろ?」

「・・・・・・・うん!」




「ますます気に入った、シャオラン!だが、付き合っている暇はない!!」






「レリーーーーーズ!!!」


「くっ?!」


とてつもない魔力を感じ、桃色は後ろに退いた。

「なあに、これ・・・・。急にこの町を覆っていた魔力が減少した・・・・?」

「シグナム、大丈夫?」


『ああ、大丈夫だ。あれは、なのはのスターライトブレイカーのようなものか?』


「・・・・・ううん、違う。周りの魔力を吸い取ったんじゃない。今まで町を覆ってた魔力は、あの子の無意識に放ってた魔力!」


『なんだと?!』


「あの子が魔力の運用を始めたら減少したのよ?!それに、クラールヴィントで確かめてみたら・・・・」







「・・・・・・・・・魔力量が、はやてちゃんやなのはちゃんたちの二倍近くあるかも」


『ふざけるな!そんな馬鹿みたいな魔力量が・・・・・』

「ウィンディ!シャドウ!」



「う、動けねぇ・・・!!つか、全然とけねえ!?」

「くぅ・・・」



「・・・・・何者だ、あの子は」




「さ・・・く」

「ごめんね、小狼君、ケロちゃん、ユエさん。私のせいで・・・・・。すぐに終わらせるから、ここで待ってて!」

「どうしてこんなことするんですか?!この子たちは、もう悪さなんてしません!」



「・・・・・・・力ずくでも奪うと言った!!!」

『イクスプロージョン!!』


「紫電・・・・・一閃!」



「ファイアリー!!」



ドォォォォン・・・・・








「馬鹿な。・・・・私の斬撃と炎を打消し、なお姿を留めている・・・・・だと?」


炎をまとったような少年が、衝突場所に浮かび、こちらを睨んでいる。


「なんでこんなことをするのか、ちゃんと聞かせてください!!」

「これは・・・・・・ただの魔法じゃない。召喚魔法だ」


『シグナム、危険よ!今召喚されたの・・・・・』


「精霊か何かだろう?」


『・・・・ええ、その通りよ。相手は、自然の力そのままよ・・・・!』




通常、炎や電撃というのは、魔力の変換によって起こる。

つまりどんなに強力でも、それはあくまで魔力から発生したものなのだ。


しかし、今のはちがう。炎という概念、すなわち自然そのものを使用したのだ。



「まったく・・・・。規格外の能力だな・・・・」


「お話を、聞いてください!!!」






to be continued........

ケロちゃんちぇーーーーく!


今日の桜は中学の制服や!前からおもっとったけど、ここの制服ってえらい変なデザインしとるなぁ・・・。


ほな、また来週(?)

大上段に構えて自分たち(管理局)の勝手な理屈を押し付けて
悪用するかもしれないから取りあげる(キリッ)
というのはまぁよく出てくる「あくのかんりきょく」さんだが
個人レベル、しかも主人公サイドがこれってどうなんだ

それ以前に、まず真っ先に「おい、貴様ら」と呼びかけた時点でアカンけどな
軟着陸しようという意思は無いのか……頭おかしい
シグナムじゃなくシ愚ナムだこれ

>111 ◆Rzj0FBDIFA saga 2014/09/13(土) 12:27:19.04 ID:d6CiSzug0
>ザフィーラだけが、その状況を即座に理解し、倒れていたユエ、ケルベロス、シャオランを背に乗せた。

>115 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/13(土) 18:22:30.93 ID:d6CiSzug0
>乙
>シ愚ナムは伏線か

>116 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします sage 2014/09/13(土) 18:24:07.97 ID:d6CiSzug0
>すまん
>
>ageちまった

ID:d6CiSzug0 (大爆笑)
ID:d6CiSzug0 (大爆笑)
ID:d6CiSzug0 (大爆笑)

火消し乙

>111 ◆Rzj0FBDIFA saga 2014/09/13(土) 12:27:19.04 ID:d6CiSzug0
>ザフィーラだけが、その状況を即座に理解し、倒れていたユエ、ケルベロス、シャオランを背に乗せた。

>115 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/13(土) 18:22:30.93 ID:d6CiSzug0
>乙
>シ愚ナムは伏線か

>116 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします sage 2014/09/13(土) 18:24:07.97 ID:d6CiSzug0
>すまん
>
>ageちまった

>122 ◆Rzj0FBDIFA sage 2014/09/13(土) 23:26:56.72 ID:d6CiSzug0
>自演するならこんなヘマやらんわwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

ID:d6CiSzug0 (大大爆笑)
ID:d6CiSzug0 (大大爆笑)
ID:d6CiSzug0 (大大爆笑)
ID:d6CiSzug0 (大大爆笑)


>シ愚ナムは伏線か

自画自賛(大大大爆笑)

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