にこ「負けたくない相手」 (18)
※多少の性的表現あるかもなので注意
※ツバにこです
※SIDの設定に多少準拠しつつのIFストーリー
※稚拙な文章ですがご容赦下さい
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408179474
にこ「ーーみんな全力で歌うわよ!この雪に負けないくらい全力で!」
凛「お、にこちゃんも今日は気合入ってるね!勝てばラブライブ出場だから緊張してるの?」
にこ「それもあるけど...今日こそA-RISEに勝ちたいのよ」
花陽「...勝てるかな?」
にこ「絶対勝つのよ!...だってもう負けたくないから」
凛「?」
あの子には出会った時からずっと負け続けている..もう負けるのはイヤだ。私はあの子と対等に並びたい。だから今度こそ同じ舞台で勝ってみせる...A-RISEのリーダーにして私のライバル、綺羅ツバサに
ー『数年前』
にこ「うーん...これもダメかぁ、困ったな...」
やっぱりアイドルになるにはオーディション!そう思って友だちの親子にくっついてまで探して受けたんだけど今回も無駄だったみたい
にこ「結局これ、いくら受かっても研究生はレッスン料とか登録料がかかるから意味ないんだよね...」
これを払える余裕が我が家にないことは小学生の私にも分かってた。それに仕事で忙しいママのさらに負担になるようなことは出来るだけ避けたいし
にこ「んー、とりあえずまた探してみようかな。出来るだけ安いところは...」
だからと言ってそれで潔く諦めるつもりはもちろんなかった。いつかテレビの中で輝く本当のアイドルになって、パパに笑顔を届けるという夢があったから
にこ「よーし頑張るぞ!」
ーーー
ーー
ー
にこ「はぁ...やっぱ全然見つからない、こうなったらとなりの町まで探しにいくしか...!」
○○「あ、いたいた!にこちゃーん!」
にこ「ん?ああ、○○ちゃんか、どうかしたの?」
○○「にこちゃん、これ見て!」
にこ「...こ、これって!?」
○○「うん、児童劇団の応募用紙だよ。にこちゃんも探してたよね。よかったらこれ一緒にやらない?地元の子だと1年間限定2000円でレッスン受けられるんだよ!しかも入会金もサービス!」
にこ「す、すごい、もちろんやるよ!誘ってくれてありがとう!」
やっと私もレッスンが受けられるんだ!そう思うと私はすぐさま飛びついた。これならママも許してくれるだろうし、せっかくのチャンスを逃したくはなかったから
それから二日後、なんとかママを説得してやってきた初めてのレッスン...それは私の想像よりも遥かに素晴らしいものだった
にこ「うわー...すごい!」
○○「こんなに本格的なレッスンなんて...入団は失敗だったかな」
にこ「ええーなんで?すごい楽しそうじゃん!」
私はかつてないほどワクワクしていた、ここで注目されるようになればアイドルだってきっと夢じゃないはずだもん
先生「じゃあ次は矢澤さんよ、はい、にっこり笑ってみて」
にこ「はーい!」ニコッ
先生「あら上手ね、素晴らしいわ!」
にこ「えへへ、ありがとうございます!」
笑顔は特に得意だからね、このくらい楽勝だよ
○○「すごーい!にこちゃんだけだよ?あんなに褒められたの」
にこ「ふふん、私本気だからね?これから頑張っちゃうよ!....ん?」
「うわー!やっぱりすごーい!」
「あの子はやっぱり別格ね」
「流石だわ...」
にこ「おー、誰か注目されてる子がいるみたいだね」
○○「あー、たぶんあれは本科の子だよ。正規のレッスン料払って正規のコースに在籍してるんだって、そりゃあすごいに決まってるよ」
にこ「そうなんだ...」
でもアイドルになるにはあの子達よりもさらに輝けるようにならないといけないんだよね...これからのレッスン、頑張らないと
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