男「陰毛くれ」(4)
女「マン毛？」
男「マン毛でもわき毛でも胸毛でもＯＫ！」
女「こんな物集めて何するの」ブチ
男「クールビズだよ」
女「いや、それだけじゃないはずよ」
男「なぜそう思うんだ？」
女「暑かったら服を脱げば済む話でしょ」
男「その通りだ」
男「見ろ、あれを」
女「ハゲ？」
男「社長の最大の悩みはハゲていることだ」
女「男子トイレで見たのよ」
男「何を？」
女「後ろ髪にシュってして前に持ってきてる姿を」
男「君も見たのか」
女「見たかなかったけどね」
男「そこで俺は思いついたんだ。社員全員の陰毛をかき集めればあのハゲを隠
せるんじゃないかと」
女「かつらでも作るつもり？」
男「ハゲてる人にかつらをプレゼントして喜ぶと思うか？」
女「その人がハゲを気にしてるかどうかによるわね」
男「大半は気にしてると思うぞ」
男「それに社長は育毛剤を頻繁に使っているようだ」
女「ボトルが捨ててあったの？」
男「机の引き出しに入ってるのを見たんだ」
女「でも全然変わった感じがしないわね」
男「でも、髪を生やしたいという思いだけは痛いほど伝わってくるんだ・・・」
男「だからかつらなんてあげたらダメだ」
女「じゃあ、どうするのよ」
男「社長の頭に少しずつ陰毛を貼り付けてやるんだ」
男「そうすれば髪が自然に生えてきたと錯覚するはずだ」
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