P「アイドルも結婚したら、変わるかな…」 (237)

事務所


高木「すまない、少し出かけてくる」


P「どこに行かれるのですか?」


高木「いやね……妻に買い物を押し付けられてね」


P「はぁ……大変ですね」


高木「結婚したら、女性は変わるもんだよ……」


高木「じゃあ、行ってくる」


ガチャッ









P「結婚したら、女性は変わる……か」


P「……………」


P「プロデュースしてる響も、変わるのかな……」

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ガチャッ



響「はいさーい!プロデューサー!」


P「噂をすれば……はいさい、響」


響「さっき、社長とすれ違ったぞ」


P「買い物だって。奥さんからのお使いだって」


響「ふ~ん……社長、大変だな」


P(………………)


P(響も、もし結婚したら社長の奥さんみたいに、相手の旦那をコキ使うのかな……)


P(いや……響はそういう事はしなさそうだな)


P(他の事で、ワガママになるかもしれん……)


P(今は、元気で愛くるしくて、心優しい響だが……)


P(結婚したら、変わってしまって……)


P(………………)

ーーーPの結婚生活の妄想ーーー


響「ほら!プロデューサー!みんなの体、洗ってよ!」


P「はぁ……はぁ……もう、14匹の動物の体を洗ったぞ……」


響「あと58匹いるんだから、がんばって!ほら!」


P「あ、あのな、響。」


P「結婚して、貯金に余裕が出来たからってペットをこんなに飼うなんて……」


響「ペットじゃない!家族だぞ!」


P「わ、悪い。」


響「それに、2人の子供みたいでいいでしょ?」


響「こんなに沢山いて、子育て出来るなんて幸せでしょ!?」


P「そ、そうだけど……なんか、違うっていうか……」


響「ほら!まだまだ洗わないといけないから!早く早く!」


響「その後は、ご飯の用意ね!」


P「ばたんきゅ~……」




ーーー妄想終了ーーー

響「社長の奥さんかぁ~……」


響「……じ、自分も…その」///


響「結婚して、誰かの奥さんとかに……なったり、するのかな……?」///チラッ


P「響!!」ガタッ


響「ひゃっ!?」///


P「響……俺は……俺は、響と……」


響「え?え?な、何?」


響(ま、まさか、愛の、こ、告白………)


P「響と絶対、結婚しないからな!!」どーん


響「うえぇっ!?」


響「な、何でそんな事言うんだっ!プロデューサー!」


P「お前と結婚したら、動物ばっかにかまって俺をこき使うに決まってる!」


響「そ、そんな事するわけないぞ!」


響「ちゃんと、プロデューサーを大事にするぞ!」


響「それに……自分の事も、大切にして欲しいし……」///


響「お互いが支え合って……大切に、あ、愛し合いたいし……」///


P「………………」


P「いいや、信じらんないね!!」どーん


響「うんぎゃーーー!!」

響「本当だってばぁ!プロデューサー!」


P「確証がないからな……ダメだ!」


響「信じて欲しいぞ……うぅ」ウルッ


P「えっ?な、涙目?」


響「自分……プロデューサーをこき使ったりなんか……うぅ……」グスッ


響「うわぁぁぁぁぁぁぁぁあん!!」ポロポロ


P「え!?え!?」


響「自分、自分、そんな酷い事しないぞぉ!!」ポロポロ


響「大好きなプロデューサに……そんな……そんな事ぉ!」ポロポロ


響「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」ポロポロ


P「響………」


小鳥「泣ーかしたー泣ーかしたー、せーんぱいに言ってやろー」


小鳥「って、あたしやないかい!」ビシッ


P「ごめん!響!」


P「信じるから!俺、響の事信じるから!」


響「グスッ……本当?」


P「あぁ、本当だよ。響は、俺を大切にしてくれるんだよな、ありがとう」


響「うん……自分、プロデューサーを大切にするから……」


響「だから……自分の事も、大切にして欲しいぞ……」///


P「あぁ、もちろん。響を悲しませたりなんか、絶対にしない。約束だ。」なでなで


響「………プロデューサー」///

響「約束してね……?」///


響「お互いが、相手を幸せにするって……」///


P「あぁ……俺は、絶対に響を幸せにするからな」


P「約束の印に、今して欲しいことをしてやるよ。」


響「本当?いいの?」


P「あぁ。何でも言ってくれ」


響「じゃあ……ギュッて、抱いて欲しいぞ……」///


P「え?い、いいのか?抱きしめちゃって……」


響「うん……今は、プロデューサーに触れたい気分から……」///


P「そうなのか……わかったよ」ギュッ


響「うん……あったかい……えへへ」///ギュッ


P(響を幸せにする約束をした限り、ちゃんと守らなければ……)


P(響が幸せになるプロデュースをしないと!)


P(俺と響は、プロデューサーとアイドルなんだからな!うん!)


P(もしも結婚するなら…の話から、お互いを幸せにする話になっちまったな……)


P(まぁ、俺なんかが響と結婚出来るわけないからな、ははは)









響(えへへ、プロデューサーと、婚約しちゃった……)///


響(ちゃんと、動物の家族じゃない、2人の子供を一緒に育てようね……)///


響「えへへ……プロデューサー、大好きぃ」///



事務所


P「いやー、お前が電話して来るなんて久々だなぁ」


P「うん……うん……へー、大変だなぁ」


P「奥さんが戦車で会場に……シュールだなぁ」


P「まぁ、お前も奥さんの尻にしかれてるんだな」


P「あっ、そろそろ仕事だから。じゃあな」ピッ


P「あいつの奥さん、伝説のアイドルだか何だか言ってたが本当かなぁ……」


P「まぁいいや。それより気になったのが……」


P「奥さんの尻にしかれてる……か」


P「結婚したら、女性って変わるもんなんかねぇ……」


P「………プロデュースしてる真美も、変わるのかねぇ……」

ガチャッ


真美「おっはよーん!」


P「おぉ、真美。おはよう。」


真美「兄ちゃん!先週の休みね、親戚の結婚式に行ったんだー!」


真美「花嫁さん、超綺麗だったよ~!」


P(…………………)


P(真美も、結婚したら相手の旦那を尻にしくのかねぇ……)


P(いや、真美は尻にしく……というか)


P(相手をオモチャにして遊びそうだな……)


P(遊ぶ……か)


P(真美が……相手を弄ぶ……?)

ーーーPの結婚生活の妄想ーーー


真美「ほらほら~、兄ちゃん!えいっ!」ブンッ


P「はぁ……はぁ……も、もう、勘弁してくれぇ……真美ぃ」


真美「ダメだYO!兄ちゃんが飼っちゃダメって言ったから、責任とってYO!」


P「い、犬飼うのを反対したからって、俺が犬役だなんて……」


真美「ペットの犬とフリスビーするのが夢だったんだから、ちゃんとやってやって~!」


P「体力の、限界だよ……はぁ……」


真美「……………」


真美「ふん!もういいよ!やる気ない兄ちゃん何か嫌い!」プイッ


P「!!」


P「す、すまん!やるよ!犬役!」


P「だから、嫌わないでくれぇ!真美ぃ!」グスッ


真美「………もう、ちかたないなぁ~」


真美(んっふっふ~、兄ちゃんチョロチョロポッポ、チョロチョロポーだよ~)


P「やな感じぃ~……」




ーーー妄想終了ーーー

真美「真美も、あんな綺麗な花嫁さんになれるかなぁ~?」


真美「綺麗な花嫁さんには、素敵な旦那さんも必要だよね~?」


真美「だから兄ちゃん、素敵な人にならないと、真美綺麗な花嫁さんになれないよ~?」


真美「なんちゃって!んっふっふ~!」///


P「真美!!」


真美「ふぇっ!?」


真美「ど、どうしたの?大声出して……?」


P「真美……俺は……俺は真美と……」


真美「えっ!?えっ!?」///


真美「に、兄ちゃん、さっきのセリフ本気にしちゃった!?」///


真美「兄ちゃん、まだ真美にはちょっと早過ぎ………」///


P「俺は真美と結婚なんてしないからな!!」ズギュウウウウウウン


真美「うぇっ、うえぇ!?」


真美「な、何でそんなこと言うのぉ!?」


P「お前と結婚したら、どうせ俺をオモチャのように扱うに違いない!」


P「俺を遊び道具と見て、愛し合う気なんてないだろ!?」


真美「そんな事ないYO!!」


真美「兄ちゃんと結婚したら、真美、兄ちゃんに絶交ラブに決まってるじゃん!」


P「ぞっこんラブか?」


真美「それ!メチャラブになるに決まってるじゃん!」


P「……いや、信じられないね!」ズギュウウウウウウン


真美「うえぇぇえ!?」

真美「そんなに兄ちゃん、信用してないとは……」


真美「だったら!信用させるまでぇ!!」


真美「えぇいっ!!」抱きっ


P「わ、わぁ!?」


真美「抱きつき攻撃ぃ~~~!!」


P「こ、こら!誰かが見てたらどうすんだ!!」


小鳥「パパラッチでもいたらどうするんですか!」カシャカシャ&??REC


真美「ほら!兄ちゃん!こうすれば、真美が兄ちゃんの事大好きって分かるっしょ!?」ギュウウ


P「分かった!分かった!信じる!」


P「信じるから、ちょっと一旦離れてくれ!」


真美「えぇ~?何で?」



真美「兄ちゃん、真美が抱きつくの嫌なの……?」ギュウウ


P「ドキドキして、話がしにくいんだよ……」ドキドキ


真美(…………兄ちゃん、真美に抱かれてドキドキしてるんだ……)


真美(心臓、バクバク鳴ってる……)


真美(なんか、嬉しいな……)///


真美「……うん、一旦離れるね」///パッ

真美「兄ちゃん……真美の事、信じてくれる?」


P「あぁ……今の行動で、大分信用出来たよ」


真美「真美……兄ちゃんを、ただの遊び道具として見てないYO!」


真美「……ちょ、ちょっとは見てるけどね」


P「………………」


真美「でも、それ以上に兄ちゃんの事は大好きだYO!」


真美「兄ちゃんとなら……真美、結婚してもいいもん!」///


真美「兄ちゃんと……ずっとラブラブしてたいYO!!」///


P「真美………」


P「ありがとな……真美」抱きっ


真美「んっ……抱きつかれたら、真美もドキドキしちゃうよ……兄ちゃん……」///ギュッ


P「さっきのやり返しだ」ギュウウ


真美「んっ……兄ちゃん、胸広いね……」///


真美「………ねぇ、兄ちゃん?」///


P「ん?」


真美「返事は……どうなの?」///


P(返事?)

P(返事って何だ……?)


P(………あぁ、もしかして、逆に俺が真美ともし結婚したら、俺がぞっこんラブになるかを聞きたいのか?)


P(なるほど……まぁ、本当に結婚するわけじゃないが……ちゃんと返事しとかないとな)


真美(さっきの、兄ちゃんとなら結婚していい!って真美の告白……)


真美(兄ちゃん、応えてくれるかな……)///ドキドキ










P「あぁ、もちろんだよ。真美。」


P「真美だけじゃなく、俺もぞっこんラブだよ」


真美「!!」


真美(OKって事だよね!?)


真美「んっふっふ~!兄ちゃん、大好きぃ!!」///ギュウウ


P「ははは、どうしたんだよ急に……」


真美(やったぁ……兄ちゃんと混浴……じゃなくて、婚約しちゃったぁ!)///


真美「兄ちゃん!ず~っと真美と、一緒だかんね!」///


END

ツンデレ女「ふんっ!もう、あんたなんか知らないわよ!」


男の娘「ま、待ってよ!何でそんなに怒ってるの!?」


ツンデレ女「少しは自分で考えなさいよ!ふんっ!」


ツンデレ女「……他のアイドル仲間にデレデレしちゃって……」ボソッ


男の娘「ねぇ、機嫌直してよぉ~!」


ツンデレ女「ふんっ!知らないっ!」スタスタ


男の娘「ぎゃおおおん!!」












P「…………………」


P「窓から外を見てたら……大変な所を見ちまったな……」


P「見た所、カップルかな?」


P「………ああいうのが結婚したら、男の方が立場弱いんだろうな……」


P「そして、妻の方が上で……」


P「………………」


P「俺がプロデュースしてる、雪歩も結婚したらそうなるのかな……」

ガチャッ



雪歩「………あっ、プロデューサー、おはようございますぅ」


P「おぉ、雪歩、おはよう」


雪歩「プロデューサー、さっきの喧嘩見ましたか?」


P「あぁ。外眺めてたら、たまたまな……」


雪歩「女の子、凄く怒ってましたね」


P(………………)


P(雪歩も、結婚したら上から目線になってしまうだろうか……)


P(いや……雪歩はないだろう!そんなこと!)


P(………………)


P(でも、そういう子程、豹変すると母ちゃんから聞いたことが……)


P(ま、まさか………)


P(女の子らしくて、守ってあげたくなる可愛さを持つ天使の雪歩が……)


P(…………………)

ーーーPの結婚妄想ーーー



P「じゃあ、仕事に行って来るよ」


雪歩「はい、行ってらっしゃい。プロデューサー」


P(何だ、全然上から目線とかじゃないな)


P(いやぁ~…よかったよかった、じゃあ仕事行ってと……)スタスタ


雪歩「………………」


雪歩「うぅっ……グスッ……ひゅぅ……」グスッ


P「!?」


P「な、泣いた!?」


P「どうしたんだ!?雪歩!?」


雪歩「プロデューサーと……離れるのが辛くって……うぅ」ポロポロ


P「え、えぇ!?」


雪歩「うぅ……寂しい……ですぅ」ポロポロ


P「わ、分かった!離れない!」抱きっ



雪歩「あっ……」///


P「今日は仕事休む!!」ギュッ


雪歩「えへへ……嬉しいですぅ」///ギュッ


P(………し、しかし、家計がヤバくなる……世間的にも……うぅ……)



ーーー妄想終了ーーー

雪歩「さっきの人達……仲直りして欲しいですね」


雪歩「きっと、お付き合いしてる人達ですから、仲良くして欲しいですぅ」


雪歩「プロデューサーと、私は……仲……いいですよね?」///


雪歩「と、友達以上……だったり……します、かね……」///


P「雪歩……」


雪歩「は、はいぃ!」ビクッ


雪歩「す、すみません、プロデューサー!自惚れてましたぁ!」///


雪歩「こんな私、穴掘って……」


P「俺達は……結婚してはダメだ……雪歩」


雪歩「え、えぇ!?」ガーン


雪歩「け、結婚って……?そ、それより、ダメって……」


雪歩「ううぅ……そう、ですよね……私なんか……ひんそーでちんちくりんで……」


P「雪歩……俺達が結婚したら、悲しい末路になってしまう……」


P(家計がなくなって、一文無しに……)


P「俺達は……結婚、しちゃだめなんだ」


雪歩「何で……何でそう思うんですか?」


P「俺は……雪歩をいつでも側について守ってやりたい……」


P「だが……ずっと俺が雪歩に付いていれば、俺達は崩壊してしまうんだ……」


P(主に家計的にな……)


P「だから雪歩……俺と、結婚しちゃダメだ……」


雪歩「…………………」


雪歩「プロデューサー……分かりました」

P「分かって、くれたか……」


P「俺達が、結婚しちゃダメだって……」


雪歩「私が、強くなればいいんですね!?」


P「……え?」


雪歩「私が、プロデューサーに守られなくても大丈夫なくらいに強くなれば……」


雪歩「プロデューサーと、け、結婚しても、大丈夫何ですよね!?」///


P「雪歩………」


雪歩「プロデューサー……し、失礼しますぅ!」


雪歩「えいっ!」///抱きっ


P「わっ……ゆ、雪歩?」


小鳥「あらっ……大胆ね」///


雪歩「わ、私は、最初は男の人が苦手で、プロデューサーにも近づけませんでした……」///


雪歩「でも、今は前よりも強くなって、プロデューサーに抱きつけますぅ!」///


雪歩「私も、強くなれるんです!プロデューサー!」


雪歩「私、この調子で強くなります!だから……だから……」


雪歩「プロデューサーと、結婚させて下さいぃ!!」///ギュッ


P「雪歩………」

P(…………俺は、馬鹿だったんだな……)


P(雪歩は、こんなにも強い子なのに……)


P「雪歩……ありがとな」ギュッ


P「俺も……雪歩と結婚したいよ」


P(まぁ、出来たらの話だけどね)


P(本当に結婚するわけじゃないしな)


雪歩「ぷ、プロデューサー……ほ、本当、ですかぁ?」///


雪歩(こ、これって、婚約成立、だよね)///


雪歩(私……プロデューサーと……わぁ)///


雪歩「えへへ……プロデューサー……私、幸せですぅ」ギュッ


P「そうか……雪歩が幸せなら、俺も幸せだよ」なでなで


雪歩「えへへへ……」///


雪歩(プロデューサーと……将来、結婚……ずっと、一緒……)///








おしまい

律子「ふんっ!もう、あんたなんか知らないわよ!」


男の娘「ま、待ってよ!何でそんなに怒ってるの!?」


律子「少しは自分で考えなさいよ!ふんっ!」


律子「……他のアイドル仲間にデレデレしちゃって……」ボソッ


男の娘「ねぇ、機嫌直してよぉ~!」


律子「ふんっ!知らないっ!」スタスタ


男の娘「ぎゃおおおん!!」

事務所


P「あ、もしもし。久しぶり」


P「今大丈夫か?」


P「お前は150人以上のアイドルをプロデュースして大変だもんなー」


P「ん?今はアイドル達の相手して忙しい?」


P「そうかそうか、いや悪かったな。暇つぶしに電話なんかして。」


P「また飲みにでも行こう。じゃあな」ピッ



P「大変だなー……担当アイドルが沢山いるって……」


P「………………」


P「結婚して、子供が沢山出来たらこんな感じになるのかな……」


P「沢山の子供といえば……やよいだよな」


P「やよいと結婚したら……子供が沢山出来そうで、子育て大変そうだな」


P「相手の旦那とやよいとの時間が少なそうだ……」

ガチャッ


やよい「あっ、プロデューサー!おはようございまーす!」


P「おっ、やよい。おはよう。」


やよい「プロデューサー!あの、あの!」


やよい「弟の長介が、学校で学級委員に選ばれたらしいんです!」


やよい「長介、照れてあまり表情には出してなかったですけど……」


やよい「とっても、喜んだ様子だったんです!」


やよい「私も、うれしい気分になっちゃいました!えへへ!」


P(………………)


P(やよいが結婚したら、こんな風に子供ばかりにかまうのかな……)


P(相手の旦那の事なんて、ただのATMとしてしか見ないのかな……)


P(こんな、天使で優しい、可愛いやよいも結婚したら……)


P(………………)

ーーーPの結婚妄想ーーー


やよい「プロデューサー!一郎のミルク作ってください!」テキパキ


やよい「あと、後でスーパーの特売セールで出る紙オムツも買って来て下さいね!」テキパキ


P「あ、あぁ……」


八郎「うえぇーーん!」グスッ


やよい「あぁ!ほら、プロデューサー!息子の八郎が泣いてますよ!」


やよい「私は、息子の七郎と、娘の二子の服を着替えさせますから、八郎を泣き止ませて下さい!」


やよい「あと、三郎の送り迎えと、一子の髪の毛をクシでといて、五郎の宿題を見て……」


P(うぅ……息子が13人、娘が3人……多すぎる……)


P(二つのアイドル事務所が出来そうだ……)


やよい「あっ、それと、プロデューサー!」


やよい「また……赤ちゃん、お腹に出来ちゃいました……」///


やよい「家族がまた、増えますね!えへへ!」///


P「しぇーーーーーーー!!」



ーーー妄想終了ーーー

やよい「いい出来事に一緒に喜ぶのって、とってもいい気持ちになりますよね!?」


やよい「プロデューサーも、一緒に喜んでくれますか?」


やよい「そしたら、私、とってもうれしいかなーって……」


P「やよい……」


やよい「はい?」


P「俺は……やよいとは結婚出来ない……」


やよい「えっ……ええぇ!?」///


やよい「あっ、あのっ、何で結婚のお話に……」///


やよい「それに、プロデューサー、結婚出来ないって……」


P「やよいは……俺と結婚したら、子供ばっかにかまって、俺にかまってくれなくなるんだろ……?」


P「やよいは、面倒見がいい子だからな……」


やよい「そ、そんな!プロデューサーを放ったらかしになんて、しません!」


P「う~ん……なかなか信じられないなぁ~……」


やよい(でも、プロデューサーとの子供って……)


やよい(想像したら、嬉しい気分になるなぁ……えへへー)///

やよい(あ、でもでも、プロデューサーは子供ばっかにかまったら嫌なんだよね……)


やよい(そっかぁ……プロデューサー、寂しい気分になっちゃうんですね……)


やよい(…………うん、私、決めた!)


やよい(仕方ないけど、プロデューサーと結婚するためだもんね……)


やよい「プロデューサー!」


P「ん?」


やよい「私、プロデューサーに寂しい気持ちになって欲しくないから……」


やよい「プロデューサーと結婚しても、子供はいなくていいです!」


P「!!」


小鳥「おいおい、一生処女宣言ピヨか?」


P「そんな……やよい、いいのか?」


やよい「はい、ちょっと寂しいですけど……」


やよい「プロデューサーと一緒にいられるなら、私平気です!」///


やよい「プロデューサーと二人っきりで……ずーっと、一緒ですよ!」///


P「や、やよい……」


P(俺は……馬鹿野郎だ!)


P(こんな優しい子に……我慢をさせて……!)


P(やよいを……信じてやらなくて……)


P「やよい……ごめん!」


P「やよいが、ほっとかないって言ってるのに……信用しないで……」


P「どうか、また俺にやよいを信用させてくれ!」


P「そして、2人の子供を一緒に育てさせてくれ!」


やよい「プロデューサー……」///

やよい「私も……プロデューサーと一緒に、育てたいです……」///


やよい「2人で……2人の子供を……」///


P「やよい……」


P「ありがとう……やよい!」抱きっ


やよい「はわぁっ……」///


やよい(えへへ……プロデューサーのスーツの匂い……)///


やよい(プロデューサーの温かさ……伝わって来ます……)///ギュッ


やよい「プロデューサー……結婚したら、子供はいい子に育てましょうね?」///


P(まぁ、結婚したら、の話だよな……)


P(もしも、の話だよな……)


P「あぁ、やよいに似た、いい子に育てよう!」


やよい「プロデューサーに似た、いい子にも……ですね!」///


やよい「お互いの、いい所をとった、いい子供にしましょうね!」///


やよい(プロデューサーと……結婚の約束……えへへ)///


やよい(とっても、幸せな気分になっちゃった……)///


やよい「プロデューサー!ずっと、ずーーーーーっと!」///


やよい「私達、一緒にいましょうね!子供とも一緒に!えへへ!」///








GOAL

事務所



prrrrr……prrrrr……



P「はい、765プロでございます」ガチャ


千種「いつも娘がお世話になっております」


千種「千早の母です」


P「あぁ……千早のお母さん」


千種「あの……娘に、実家に顔を見せるように言ってもらえませんでしょうか?」


千種「あの子……全く家に帰って来なくって……」


千種「電話をしても出てくれなくて……」


P「そうですか……わかりました、声をかけときます」


千種「すみません、ご迷惑をおかけして……それでは」ガチャッ


ツー……ツー……


P「………そうか、千早の家庭は離婚や弟の問題が……」


P「千早……この問題のせいで、将来結婚する気、無いんじゃないか……?」


P「どうなんだろうか……」

ガチャッ


千早「あ、プロデューサー。おはようございます」


P「あぁ、千早か。丁度良かった」


P「千早、親御さんが、実家に顔を見せに来いって電話で話して来たぞ」


P「ちょっとくらい、帰ってみたらどうだ?」


千早「そう……ですか……」


千早「………すみません、もう少し考えさせて下さい」


P「そうか……千早が納得するようにすればいいさ」


千早「はい……ありがとうございます、プロデューサー」


P(やっぱり、思い悩んでるんだな……千早)


P(………そういえば、家庭内問題は子供に引き継がれるってよく聞くな……)


P(じゃあ、もし誰かと千早が結婚すれば……)


P(過去の家庭内問題を引き継いでしまって……)


P(千早の夫婦の間にも、問題が出来たりして……)


P(悲しい末路に……なんて、悪循環に……)


P(ダメだ……悪い方悪い方へと、考えてしまう……)


P(千早は、歌に一生懸命な、クールで真面目な子……)


P(だけど、時折見せる笑顔や仕草がとても可愛いくて、愛らしくて……)


P(だけど、誰かと結婚した事によって、その千早が千早じゃ無くなってしまうかもしれない……)

ーーーPの結婚妄想ーーー



P「………疲れた……ほぼ、徹夜だもんな……」


ガチャッ


P「………ただいま」


千早「………!!」


千早「プロデューサー!こんな遅くまで、何をしてたんですか!」


P「………仕事だよ、夜遅くまでかかったんだよ」


千早「そんな……子供が熱をひいたって留守電に入れたじゃないですか!」


千早「今も、苦しそうなんですよ!」


P「仕方ないだろ……仕事なんだから」


千早「プロデューサーは……仕事と私達、どっちが大切なのですか!?」


P「お前達が大切だから、仕事をしてるんだろう……わかってくれよ」


千早「そんな……そんなのって……」グスッ


P「はぁ……泣かれても、正直困るよ……疲れてるんだから」


P「もう、寝るから……子供はまかしたよ……じゃあ、おやすみ……」






バタン


千早「…………うぅ……」


子供「ママ……大……丈夫……?」///


子供「うぅ……はぁ……はぁ……頭、痛い……」///


千早「ごめんね……本当は、お母さんが心配しないといけないのに……」グスッ


千早「ごめんね……ごめんね……」ポロポロ



ーーー妄想終了ーーー

千早「プロデューサー……すみません、私の家庭問題なのにご迷惑をおかけして……」


千早「でも……私、正直プロデューサーになら、この話の事を相談したいと思ってるんです」


千早「プロデューサーにでしたら、話を聞いてもらっても大丈夫なので……」


千早「むしろ……その、親身になって、聞いてもらえたら、安心するというか……その……」///


P「千早……」


千早「あ、は、はい!?」///


P「俺は……千早とは、結婚出来ない……」


千早「え、えぇ!?」


千早「そ、そこまで親身になって貰わなくても……」///


千早「え、でも、結婚出来ないって……?」


P「俺と千早が結婚したら……今の家庭内の問題を思い出させてしまうかもしれない……」


P「そして……千早を悲しませてしまう……」


千早「プロデューサー……」


P「だから……千早とは、結婚はしないよ……」


千早「……………そう、ですか……」


千早「分かりました。プロデューサーがそういうなら」


千早「私とプロデューサーは、結婚しません」


P「………あぁ」

千早「……………でも」


千早「結婚はしなくても、私はプロデューサーと……」


千早「ずっと………ずっと、一緒に、いたいです」


P「……!!」


千早「結婚だけが、愛の形じゃないはずです。」


千早「2人が一緒にいられるなら……結婚なんて、しなくていいです」


千早「……だから、プロデューサー」


千早「私と……ずっと一緒に、いてくれますか?」///


千早「私の側に……ずっと、いて欲しいんです……」///


P「……千早」


P(そんなにも………俺のことを……)


P「千早……ごめん!」抱きっ


千早「きゃっ……!プ、プロデューサー……急に抱きつくなんて……」///


P「俺……千早の考えを聞かずに、悪い方の考えを信じちゃって……」


P「本当、ごめん!」ギュッ


千早「プロデューサー……」///


千早(プロデューサーが……私を強く、抱きしてめくれてる……)///


千早(安心感に……包まれます……凄く、うれしいです……プロデューサー)///ギュッ

千早「プロデューサー……もう謝らなくてもいいですよ」


千早「それに、私は結婚するだけで悲しい気分になんてなりませんよ?」


千早「私は……プロデューサーとなら、どんな事でも乗り越えられると信じてますから……」///ギュウウ


P「千早……うれしいよ、そう思ってくれて」


千早「プロデューサー……約束しませんか?」///


千早「私達は、これからずっと一緒で……」///


千早「2人でどんな苦労や悲しみも、乗り越えて行く……と」///


P「あぁ……そうだな」


P「どんな壁も、乗り越えて行こう
!!」


小鳥「千早ちゃんにその台詞は、ちょっと……」


P(このまま、プロデューサーとアイドルの二人三脚で)


P(アイドル活動をしようって事だよな?千早?)


P(よし!このまま、千早をトップアイドルにさせるぞー!!)








千早(プロデューサー……ずっと、一緒にいるって、約束してくれたわ……)///


千早(結婚なんかよりも、深い、深い、愛の約束を……)///


千早(プロデューサー……私達は、何があっても……)///


千早(今みたいに抱きしめて、ずっと近くでいつまでも、側にいてくださいね?)///






閉幕

冬馬「家柄なんて関係ねぇ!」


冬馬「俺と……俺と結婚してくれ!!」


涼「でも……私なんか、身元にばかりに頼ってばっかで……」


涼「中身が空っぽな……ダメな子よ……?」


冬馬「そんなことはねぇ!!」


涼「!!」


冬馬「そんな事はねぇって……俺が1番知ってる!」抱きっ


冬馬「俺と……俺と、結婚してくれ!!」


涼「……うれしい」///グスッ












P「いやー、面白いドラマだな」


P「出演者が、有名アイドルばかりの恋愛ドラマ……」


P「このヒロインの子、可愛いな」


P「……しかし、結婚相手の家系が有名だったり、名高い所だったら」


P「親御さんに、結婚の許可を貰うのは難しいんだろうな」


P「伊織とかが、そうだろうな」

ガチャッ


伊織「あら……いたのね、あんた」


P「そりゃいるさ。おはよう、伊織」


伊織「おはよう……ふわぁ……」


P「あくび……眠たいのか?」


伊織「少しね…昨日、少し長めに勉強しちゃって」


P「勉強か……偉いが、根をつめすぎるなよ?」


伊織「わかってるわよ……でも、勉強を疎かには出来ないわ」


伊織「せっかく、家庭教師付けてもらったり」


伊織「勉強するのに最適な環境を用意してもらってるんだから」


伊織「勉強が出来なかったら、家族に申し訳なくなるわ」


伊織「水瀬の名に恥ないように、ちゃんとしないといけないんだから」


P(そうか……伊織も何だかんだ言って、家系の事を意識してるんだな)


P(……でも、そんな伊織と結婚してしまったら……)


P(家系の名を恥じぬように、毎日生活しないといけないかもしれないな……)


P(……想像したら、胃が……)キリキリ

ーーーPの結婚妄想ーーー



ジリリリリリリリリリリ


P「う~ん……目覚ましうるさい…」


P「あと、5分……」スヤスヤ


SP「起きてください、旦那様」


P「ん……!?」


P「わ、わあ!?セキュリティポリス!?」ガバッ


SP「おはようございます。さぁ、水瀬様にご挨拶をしに行ってください」


P「は、はぁ……」









伊織父「おぉ、おはよう。プロデューサーくん」


P「おはようございます……ふわぁ……」


伊織父「むぅ……プロデューサーくん、そんなだらしなくしてはダメじゃないか」


伊織父「君はね、水瀬家に関わっている大事な人でだね……」くどくど


伊織父「しっかりして、ちゃんと出世をしてもらわないとだね……」くどくど


P「は、はい……すみません……」


P(うぅ……毎日毎日説教説教……)


P(胃に穴が開く所か、胃が無くなってしまう……)キリキリ



ーーー妄想終了ーーー

伊織「でもまぁ、家族に頼ってばっかじゃダメよね」


伊織「早くトップアイドルになって、家のみんなに私を認めさせるんだから!」


伊織「だから、ちゃんとプロデュースしなさいよ、プロデュー……」


P「伊織……出来ない……」


伊織「……え?」


伊織「ちょ、ちょっと、何よ……?」


伊織「何で、プロデュース出来ないなんて言うのよ……?」


P「俺は、伊織と結婚出来ない……」


伊織「………え?」


伊織「……け、結婚……?」


伊織「………結婚!?」///


伊織「な、あ、あんた!急になに言い出すのよ!?」///


伊織「しかも出来ないって……もっとどういう事よ!?」

P「俺……伊織の夫に相応しい男になれる自信がない……」


伊織「……なによ!それくらい!」


伊織「自信うんぬんの問題じゃないわよ!」


伊織「あんたが、私と結婚したいかが重要なの!」


伊織「ほら!!あんたは私と結婚したいの!?したくないの!?」


伊織「はっきり言いなさい!」


P「したいさ……俺だって!」


P「だけど……俺なんかじゃ、伊織と不釣り合いだよ……」


伊織「……馬鹿ね」


伊織「そんな事……あんたしか、思ってないわよ」


伊織「……少なくとも」


伊織「私は……釣り合う男って思ってるわよ……」///


伊織「あんたが……私にね」///


P「………伊織」


P(そうだ……俺は、何を悩んでたんだ)


P(伊織は認めてくれてるってのに、一人で勝手に捻くれちゃって……)


P(大バカ野郎だ……俺は)

P「伊織……ありがとう!」抱きっ


伊織「キャッ……!」///


伊織「ちょ、ちょっと……急に抱きつくなんて……」///


伊織「恥ずかしくて……顔が赤くなっちゃうじゃない……」///カァァ


小鳥「すみません、あの、テレビの前に立たれるとドラマの続きが観えないんすけど」


小鳥「……あ!涼ちんと冬馬きゅんが、チューしたわ!」ハァハァ


P「俺……今なら、自信を持って言えるよ」


P「俺は……伊織に見合う男だって!」


伊織「……そうよ!それよ!」///


伊織「それでいいのよ、それで!」///ギュッ


P(そうだ……俺は、伊織に見合うプロデューサーなんだ!)


P(このまま二人三脚して、トップアイドルまで登りつめるぞ!!)


伊織(これって……婚約が成立したのよね……?)


伊織(これで、プロデューサーはもう、私のものなのよね!)///


伊織(やった……やったわ!!にひひっ!)///


伊織(……はっ!)///


伊織(べ、別に……う、うれしいだなんて……そんな事無いんだから!)///


伊織「と、とにかく!私の相手になるなら、今以上を目指すように覚悟しなさい!」///



伊織「私の相手は、常に進化し続ける男じゃなきゃダメなんだから!」///


P「あぁ!もちろんさ!」


P「もっともっと、伊織に相応しい男になってやるさ!」ギュウウ


伊織「……にひひっ!」///






☆ご愛読ありがとうございました!次回に期待せずもう寝ましょう!

P「うん……うん……」


P「……だから!まだお見合いはしないって!」


P「もう……仕事中に電話しないでくれよ!」


P「じゃあな!」ガチャッ



P「はぁ……全く。うちの親は」


P「結婚結婚って、うるさいんだから」


小鳥「結婚したい!結婚したい!結婚したいピヨぉ!」


P「こっちも別の意味で結婚結婚うるさいし……」


P「そういえば……あずささんも確か、運命の人を見つけて結婚したいって言ってたな」


P「そうだよな……結婚が夢な人もいるもんな……」


P「……でも、もし結婚して夢を叶えたら、その後どうするんだろう……」


P「……夢が叶っちゃって、その後の人生がつまらなくなって悲しい、って人もいるからな……」

ガチャッ


あずさ「あ、おはようございます~、プロデューサーさん」


P「おはようございます、あずささん」


あずさ「プロデューサーさん、トランプ占いしませんか?」


P「トランプ占い?」


あずさ「はい~、最近ハマっちゃいまして……どうですか?」


P「いいですよ、やりましょう」


あずさ「では……」パッパッ


あずさ「テーブルに並べたカードの中から、一つ選んでくれますか?」


P「はい、どうぞ」パッ


あずさ「えーっと……選んだカードが暗示してる未来は……」


P(………未来か)


P(結婚して、夢が叶ったあずささんの未来は……どうなるんだろうか……)


P(………………)

ーーーPの結婚妄想ーーー



P「ただいま、あずさ」


あずさ「あぁ~、おかへりなはい、フロフ~サ~シャ~ん……」///


P「す、凄い酔ってる……また、飲んでるんですか?」


あずさ「だってぇ……1人でつまらないですもぉん……」///


あずさ「プロデューサーしゃんと会える時間も……少なくなって……」///


あずさ「あずしゃ、つまんなぁ~~~い!」///グビグビ


P「あ、あずささん、そんなに沢山飲んでると体に……」


あずさ「…………………ひっく」///


あずさ「結婚って……思ったよりも素敵なものじゃ無いんですね……」///


あずさ「プロデューサーさん……私達、別れましょう」


P「え、えぇ!?そんなぁ!?」


あずさ「私……どうやら、ただ恋に恋した女だったようです……」


あずさ「さよなら……プロデューサーさん」


P「あ、あずささぁーーん!!カムバーーーック!!」



ーーー妄想終了ーーー

あずさ「どうやら、近々女性とのトラブルが発生しそうですよ?」


あずさ「何でしょうね~?プロデューサーさん」


P「あずささん……」


あずさ「はい?」


P「俺と結婚したら……あずささんは……」


P「俺を……捨てちゃうんですかぁ!?」グスッ


あずさ「えっ、えぇ!?」///


あずさ「じょ、女性とのトラブルとは言いましたけど……」


あずさ「そんな具体的に言ってませんよ!」///


あずさ「私とプロデューサーさんが、け、結婚だなんて……」///


あずさ「そんな……夢みたいな事……」///


P「あずささん……結婚の夢を叶えたら、満足しちゃって……」


P「俺を捨てるんじゃ無いんですかぁ……?」グスッ


あずさ「そ、そんなことありませんよぉ!」


P「嘘だ……信じられない……」


あずさ「卑屈になり過ぎですよ!プロデューサーさん!」

あずさ「それに……夢が叶ったのなら……」


あずさ「新しい夢を見つけるまでですよ」


P「新しい……夢……」


P「………例えば?」


あずさ「え?た、例えば、ですか?」


あずさ「そうですね~……う~ん…………」


あずさ「……こ、子供を産んで、2人で育てる……とか」///


P「なるほど……いいですね!」


あずさ「ちなみに、プロデューサーさんが私と結婚したら…」///


あずさ「どんな夢を……叶えたいですか?」


P「え?俺ですか?」


P「俺は………」


P「……結婚したら、きっとあずささんの事を守る事で精一杯になるはずです」


P「なかなか、目先の夢を叶える余裕が無いはずですから……とりあえず」


P「あずささんを幸せにする、ひとつの夢を、一生叶えたいですね」


あずさ「あらあら……うふふ」///


小鳥「おいおい、甘い恋愛ドラマを見せつけてんじゃねーよ」

あずさ「一生をかけて、叶える夢……いいですね~」


あずさ「私も早く結婚をして……そんな夢を見つけたいです~」///


P「そうですよね……まずは、夢を叶える所からですよね!あずささん!」ガシッ


あずさ「キャッ……プ、プロデューサーさん、両手を握って……」///


P「夢を叶えましょうね!あずささん!」


あずさ(プロデューサーさん……真剣な眼差しで、私を見つめて……)///


あずさ(これって……プロポーズ……よね?)///


あずさ(夢を叶えましょうって……)


あずさ(結婚する夢を、プロデューサーさんが叶えてくれるって事よね……)///


あずさ(あらあら……どうしましょ~……凄くうれしいわ~……)///


あずさ(と、とにかく、早く返事しないと悪いわね……)///


あずさ「はい……夢を、叶えて下さいね?プロデューサーさん?」///


P(ん?『夢を叶えて下さいね』?)


P(どういうことだ……?俺はただ、あずささんが結婚出来るように応援しただけなのに……)


P(………あ、もしかして、相手を見つける手伝いをして欲しいのかな?)


P「わかりました!任してください!」ギュッ


あずさ(握ってる両手が、力強く……ふふふ)///


あずさ(プロデューサーさんと、婚約しちゃったわ……うふふ)///


あずさ「私の相手……お願いしますね?プロデューサーさん」///


P「はい!」










終焉

北斗「社長……ダメですよ……こんな所で」///


齋藤「いいじゃないか……ほら、君のホクホクがチャオ☆してるよ」


翔太「早く僕にもかまってよぉ~」///


冬馬「おい!俺のことも忘れんじゃねぇぞ!」///


齋藤「やっぱり、ハーレム結婚は315(最高)だぜ!!」












P「うわぁ……音無さん、こんな本読んでるのか……」


P「本の中とはいえ、ハーレム結婚してジュピターがこんなにも変わるとは……」


P「結婚すれば、人は変わるもんなのかね……」


P「いい方にも……悪い方にも……」


P「……プロデュースしてる美希も、変わってしまうのかな……」

ガチャッ



美希「あふぅ……あ、おはよう!プロデューサー!」


P「あぁ、おはよう美希」


美希「プロデューサー!あのねあのね!」


美希「ミキ、ちょっと変えたいことがあるの!」


P「変えたいこと……?」


P(なんだろうか………?)


P(いや、それよりも……美希もやっぱり何かを変えたいと思ってるんだな……)


P「なにを変えたいんだ?」


美希「うん、ミキの事でちょっと変えたくって……」


P(自分を変えるのか……美希も自分の事をちゃんと考えてるんだな)


P(という事は……きっと結婚してからも、そう考えるよな……)


P(……どう、変わるつもりなのだろうか……)

ーーーPの結婚妄想ーーー


P「ただいまー」


美希「あふぅ……ムニャムニャ」


P「ね……寝てる……まさか、一日中寝てたのか?」


美希「あ……おかえりなの……」ボー


P「あ、あぁ……なぁ美希、少しズボラ過ぎやしないか?」


P「部屋も散らかしっぱなしで……服もパジャマのまま……」


P「昔の美希は、ここまでだらしなくなかったぞ?」


美希「ん~……うるさいの、美希は変わったの、昔と」


P「こんな変わり様……俺は嫌だぞ!美希!」


P「どこぞのニートアイドルじゃないんだから、ちゃんとしろよ!」くわっ


美希「……もう説教はいやなの」


美希「ミキ、ダラダラしてもいい人と結婚するから、別れるね」


P「えっ!?」


P「やだやだ!!捨てないでくれぇ!!」


美希「じゃあ、もっとダラダラさせるの。そこのリモコン取ってなの」


P「トホホ……」






ーーー妄想終了ーーー

美希「ミキね、プロデューサーの事今日からハニーって呼ぶね!」


美希「特別な関係らしくて、いいよね?ハニー?」///


P「ダメだ……変わっちゃダメだ!美希ぃ!」


美希「えぇぇ!?だ、ダメ、なの……?」シュン


P「美希!俺と結婚しても、変わらないでくれ!」


美希「え……?けっこ……」


美希「結婚!?本当!?ハニー!?」


P「お願いだ!結婚しても、変わらないと約束してくれ!美希!」


美希「うん!ミキ、変わらない!ハニーの理想のままのミキでいるね!」


P「あぁ!ありがとう、美希!!」


美希「ハニー……すっごく嬉しいの……」///


美希「ハニーと結婚なんて……美希だけのハニーになってくれるなんて……」///


美希「ハニー!大好きぃ!!」抱きっ


P「わ、わぁ!」ゴロンッ


小鳥「やせいのミキは だきつく をだしてきた!」

P「こ、こら、美希!急にソファへ押し倒すな!」


美希「ごめんなさいなの……えへへ」///


美希「ミキ、ハニーと結婚するって聞いたら、嬉しくなっちゃって……」///


美希「ずっと、ミキを離さないでね……ハニー?」///


P「美希………」


P(こんなに……俺との結婚を嬉しく思ってくれるのか……)


P(こんなに喜んでくれる子が、妄想通りになるわけないよな……)


P(なに馬鹿なことを考えてたんだ……俺は)


P「美希……ありがとう」ギュッ


美希「ん……ハニーの上に寝るの、暖かくて、とっても安心するの……」///モゾモゾ


P「美希、さっきの変わらないで欲しいって言ったのは」


P「美希の自分らしさを失わないでくれって、言いたかっただけだからな?」


美希「ミキ、自分らしさを捨てる気なんてないよ?」


P「結婚したら、失う人が多いんだよ」


美希「ふ~ん……ハニーがそういうなら、そうするね!」

美希「だから、ハニー……ミキと結婚したら……」


美希「美希を幸せに……してね?」///


美希「美希も、ハニーに見合ういい女の子になるから……ね?」///


P(結婚したら、の話だよな……?)


P(想像の話なら、ちゃんと答えとかないとな)


P「あぁ、美希。今以上の幸せを、約束するよ」ギュウウ


美希「んっ……うれしいの……」///


美希「今でも……充分幸せなの、ハニー」///


美希(ハニーと結婚の約束しちゃったの……)///


美希(これからは、ハニーとは特別な関係だよね……嬉しいの!)///


美希「これからは……どんな時も、ミキとハニーは一緒だよ?ハニー?」///










シリーズ 完結

P「久々の休日だ。ゆっくり家で寝るかぁ」


P「ん?……ポストに手紙が……」


P「差出人は……小鳥さん?」


P「……この異様に綺麗で高そうで豪華な手紙の仕様……」


P「これって、まさか……け、結婚の報告の手紙じゃ……」


P「と、とにかく、中を……」バッ









『結婚したいです 音無小鳥』


P「ざけんなっ!!」バンッ


P「何やってんだあの人!自分のお見合い写真まで貼り付けて!」


P「はぁ……はぁ……まったく、結婚ってのはここまで人を変えるのか?」


P「初めて会った時の小鳥は、ひよこみたいで可愛かったのに……今じゃただのアホウドリだ……」


P「結婚で人がこんなに変わるとは……」


P「……プロデュースしてる貴音も、変わるのかな……」


貴音「何がでしょうか?」

P「あぁ、貴音が……」


P「わぁ!?た、貴音!?いつの間に俺ん家に!?」


貴音「先程、着いたばかりですよ」


P「というか、何で俺ん家に!?」


貴音「休日に、『らあめん』を共にとる約束をしたではありませんか」


P「そう………だったな、すまん、忘れてた」


貴音「むぅ……あなた様は、いけずな方です!」


貴音「私が、この日をどれだけ楽しみにしていたと……」


P「ごめんごめん」


P(ビックリした……で、話を戻すけど)


P(本当にどうなのだろうか……)


P(貴音は、結婚したら変わってしまうのだろうか……)


P(というか、貴音は謎が多いからなかなか想像出来ないんだよな……)


P(まぁ、俺が知ってる限りの貴音と結婚したら……)

ーーーPの結婚妄想ーーー


P「も、もう無理……キブアップ……」


貴音「あなた様、あと5分で食べ切れなければ、賞金が与えられませんよ?」ズルズル


P「しかしだな……1人ラーメン10杯って……」


貴音「大将殿、食べ切りました」


大将「す、すげえ……はい、賞金の10万だ」


貴音「さぁ、あなた様も早急に完食を!!」


P「ふぇぇ……」


貴音「それでは、あなた様が食事している間に……」


貴音「へい、大将!ラーメン10人前を!」


P「ふぇぇ!?」


貴音「御代は、賞金から差し引いて下さいませ」


P「ふえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」


P(食費で破産するよぉ……)




ーーー妄想終了ーーー

貴音「では、あなた様。共に『らあめん』を……」


P「貴音……」


貴音「はい?」


P「俺達……俺と貴音は、結婚出来ないかもしれないな……」


貴音「!?」///


P(貴音の食費を稼げる自信がない……)


貴音「な、なんと……私とあなた様が……」///


貴音「面妖な………面妖なぁ……」///


貴音「……………」///


貴音「……………」


貴音「しかし、あなた様の仰る通りかもしれませんね……」


P「………え?」


貴音「私は、果たさなければならない使命があります……」


貴音「故、縁を結ぶ事に時間を割くわけにはいかないのです」


P「そんな……それが、貴音の望むことでもか!?」


貴音「はい……使命を果たすのが、私の運命です……」


貴音「即ち、私とあなた様が結ばれる事は……」


貴音「未来永劫……ない……の、です……」グスッ

P「認めないぞ!!」ガシッ


貴音「キャッ……あ、あなた様……両肩をつかんで……」///


P「貴音!使命や運命なんて知らないがな!」


P「そんな事のために、結婚が出来ないなんて」


P「俺は認めないぞ!!」


貴音「………あなた様…」///


P「そう言われたら、意地でも結婚したくなる!」


P「是が非でも、結婚してやる!」


P「周りがなんだ!反対されようが何だ!」


P「貴音!俺達は、ずっと一緒だ!」


貴音「なんと……心強いお言葉……」///


貴音「そのような真剣な眼差しで……猛々しく申されますと……」///


貴音「本当に……信じ込んで、しまいますよ?」///


P「かまわない!信じてくれ!貴音!」抱きっ


貴音「………あなた、様……」///


貴音(あなた様の懐抱……とても頼りに感じます……)///

貴音「わかりました……あなた様」


貴音「私、四条貴音は……あなた様と縁を結び」


貴音「共に、使命を果たす事に致します。」


貴音「ですから……あなた様」


貴音「私達の、結婚の契りを……お願い致します」///


P(……もしも、の話だよな?これ?)


P(そうだよな……本当だったらヤバイけど、もしもの話をしてるんだよな、うん)


P「あぁ!約束だ、貴音!」


P「俺達が結婚したら……2人で、色んなことを乗り越えよう!」


P「同じ道を、一緒に歩んで行こうな!」


貴音「はい……あなた様」///


貴音「何処へでも……あなた様と共に……」///


貴音(意中の方と、共に過ごす誓約……)///


貴音(これほど幸福感に包まれるとは……)///


貴音「私……四条貴音は、果報者です……」///


貴音「あなた様も…幸せに満ち足りておられますか?」///


貴音「この幸福感を……あなた様と相共に感じ合いたいです……」///


貴音「………延々と」///ギュッ








Game Set! Mission Complete !

俺は彼女を抱き締めた

そして、俺は彼女を二度と離さないと誓った

彼女さえいれば……俺はもう、何もいらない

彼女の温もりを、感じられるのならば、何もーーーーーー



Fin









P「いやぁー、良いノンフィクション恋愛小説だった」


P「これで終わりか……続きとかないのかな」


小鳥「あ、私この小説の続き持ってますよ」


P「え!?本当ですか!?」


小鳥「えぇ、その後の結婚生活を描いた小説なんですが……これです」スッ


P「ありがとうございます!どれどれ……」







別れたい

結婚なんてするんじゃなかった

毎日毎日、口うるさくワガママや説教を言われる

自由を返してくれ

これを読んでる読者へ、結婚だけはするな。結婚だけは。



P「」

ガチャッ


律子「ただいま戻りました、小鳥さん、プロデュー……」


P「お、おぉ、律子。おかえ……」


律子「プロデューサー!もう昼休みは、とっくに終わってますよ!」


P「おぉっ!?」ビクッ


律子「ほら!本なんか読んでないで、早く仕事をしないと!」


律子「まったく……私がちょっと事務所を抜けてたら仕事をしないんだから……」くどくど


律子「いいですか?もういい大人なんですから、ちゃんと休みと仕事の分別を……」くどくど


P「す、すみません……」


P(律子はいつも説教するな……まるで、さっき読んだ小説の奥さんみたいだ)


律子「聞いてますか!?プロデューサー!!」くわっ


P「は、はい!聞いています!」


P(律子は、結婚してもこんな風なんだろうなぁ……)


P(もし、律子と俺が結婚したら、こんなのが毎日毎日……)

ーーーPの結婚妄想ーーー



律子「ほら!プロデューサー!ちゃんと部屋を片付けて下さい!」


P「きゅ、休日だから、ちょっとは休ませてくれよ……」


律子「ダ・メ・で・す!2週間前から言ってるじゃないですか!」


律子「それに、昨日家でする仕事があるって言ってましたけど、ちゃんとしたんですか?」


P「………………」


律子「……やって、ないんですか?」


P「ピヘヘ……」ニコッ


律子「もう!!プロデューサー!!!!」くわっ


P「ピッ、ピィ!!」ビクッ


律子「何でそんなに、だらしがないんですか!!あなたは!!」


P「ピ、ピピピィ……(り、律子が厳しすぎるんだよ……)」ビクビク


律子「今日は全部終わるまで見てますから、ちゃんとしてくださいよ!!」


P「ピィ!!ピィ!!(そんな!酷い!鬼!悪魔!ちひろ!)」


律子「返事は!!?」ギロッ


P「ピィ(はい、かしこまりました、お嬢様)」







ーーー妄想終了ーーー

律子「いいですか?プロデューサーはですね、ダメな所はサボる所で……」くどくど


P「………い、いや……だ」


律子「せっかく、顔はかっこい……え?」


P「毎日説教する奥さんなんて嫌だぁぁぁぁぁああ!!」ダダダ


律子「お、奥さん!?い、いつ私と結婚したんですかぁ!?」///


律子「それに、いきなり部屋の隅に逃げて何してるんですか!もう!」


P「り、律子は、俺と結婚したら毎日口うるさく説教する気なんだろ……?」ガクガク


律子「なっ……け、結婚って……」///


律子「ま、まぁ……悪い所があるなら、しますけど……」///


P「や、やっぱりぃ!!」


P「律子は、俺が嫌いだから説教するんだぁ!!うわぁぁぁぁあ!!」ガクガクブルブル


律子「な、何言ってるんですか!もう!」///


小鳥(プロデューサーさん、小型電動マッサージ機のように震えてる……)

律子「はぁ……小学生じゃないですから、もう」


律子「私は、プロデューサーが心配だから言ってるんです!」


P「う……嘘だぁい……」


律子「本当です!どうでもいい人に注意する程、私はお人好しじゃありません!」


律子「それに、プロデューサーは……その、ですね……」


律子「ちゃんとすれば、ちゃんと出来るんですし……」


律子「か、カッコいい所も、あるんですから……ちゃんとして欲しいんです……私は……」///


P「律子……」


律子「分かって……くれました?」///


P「あぁ……なに子供染みた事を言ってたんだ、俺は……」


P(こんなにも、俺のことを理解してくれてる人がいるのに……)


P(俺の馬鹿野郎!説教してもらって、当然じゃないか!)


P「律子……ありがとうな」


律子「な、なんですか、急に面と向かって……」///

P「俺も、律子の事をもっと理解したい!」


P「だから、もっと俺との関係の距離を近付けてくれないか!?」


律子「な……なに言い出すんですか!?急にぃ!?」///


P「さぁ!?いいのか!?ダメなのか!?」


P(律子と親友のような関係になって……)


P(律子が俺をよく理解してくれているように、俺も律子をもっと理解したい!!)


P(それは、この765プロの為であり……律子の為でもあるからな!!)


律子(か、関係の距離を近付けるって……)///


律子(さっきの結婚とか、奥さんとかの話からして、これって……)


律子(きゅ、求婚……!?)///


律子(そ、そんな……ま、まだ早いんじゃ……)///


律子(……………)///

律子(で、でも、歳を食ってからじゃ結婚はしにくいってよく聞くわよね……)


律子(実際に、そういう人も見てるわけだし……)


律子(だったら……今、した方がいいよね……)


律子(す、好きな人と結婚なんて、そうそう出来ないし……)///


律子「……わかりました。関係を近づけましょう……プロデューサー」///


P「本当か!やった!」


P「これからも、よろしくな!律子」ガシッ


律子「ひゃ、ひゃいぃ!」///


P「ん?なんだ?その情けない声は?」


律子「きゅ、急に両肩を掴まれたら、びっくりしますよ!」///


小鳥「ちゅーー!!ちゅーー!!」


小鳥「ちゅーーーしろぉーーー!!」


P「ははは、すまんすまん!」


律子(こ、これで、婚約が成立したのよね……?)


律子(これで、プロデューサーと……夫婦に……家庭を共に……)///


律子「……ふふふっ」///


P「ん?どうした?律子」


律子「……いいえ、なんでもないですよ!」


律子「これからもよろしくお願いしますね?ダーリン♪」///







お わ り / N H K

真「さぁ!お姫様!僕の花嫁になってください!!」


涼「そんな……いけません!王子!」


涼「私とあなたの国は、敵同士……」


涼「結ばれては、いけない宿命にあるのです!」


真「そんな宿命……」


真「2人の愛の前では、ささいな事!!」


真「2人の愛は、決して壊滅いたしません!!」


涼「王子………」///









P「うーん……この2人のツーショットは何か複雑だな……」


P「しかし、秋月涼って、最近男って発表したんだろ?」


P「なのに、何でこういう風にドラマでヒロインばっか抜擢されるのだろうか……」


小鳥「需要があるからです!!!!!」


P「それにしても、結婚ねぇ……」


P「真も女の子らしくなりたいって言ってるんだし……」


P「やっぱ、真も結婚したら、より一層女に磨きをかけるつもりかな?」


P「………でも、真が思ってる女の子らしさって、確か……」

ガチャッ


真「おっはよーございまーす!プロデューサー!」きゃっぴぴぴぴ~~ん


P「あ、おはよう、まこ……とぉぉぉぉぉぉおお??」


P「ま、真……なんなんだ、その服装は……きゃりーぱみゅ○みゅ?」


真「見てくださいよ!この服!」


真「新しく買った、女の子らしい服装です!」


真「これで、僕もかわいい系の部類の仲間入りかなぁ……いひひぃ」///


P(何なんだ……真のあの服装は……)


P(あんなファンタジックというか、コスプレくさいというか、昭和の女の子が着てそうな服装……)


P(頭よりでっかいリボンに、白の水玉模様の赤のブラウスとミニスカート)


P(そしてドロワーズ着用……色気無し……)


P(あの服装で、『ハァイ!!あたし、ミ○ー!!』とか言っても違和感ないぞ……)


真「へへへ!どうですか!?プロデューサー!?」


P「えっ……その……あぁー……」


P「ま、真らしくて、いいんじゃないか?」


真「本当ですか!?へへっ、やぁーりぃー!!」///


真「もっともっと、女の子らしくなるように、この調子で切磋琢磨して行きますね!プロデューサー!」


P(な、なにぃ!?明らかに努力の方向性が違うだろぉ!!)


P(このまま努力していけば……今後、真が結婚した時には、どうなっていることやら……)

ーーーPの結婚妄想ーーー


P「ただい……」ガチャッ


P「!?」


P「な、なんだ!?この部屋の模様は……森?川?緑が沢山?」


真「あっ!プロデューサー!おかえりなさい!」どたばたどたばた!


P「真……これはどういう……」くるっ


P「!!!??」


P「な、な、な、何なんだ!?その妖精チックな服装はぁ!?」


P「ディズ○ーに訴えられるぞ!それは!」


真「へへへ……どうです?似合いますか?」///てれてれ


P「もしかして……それ、ステージ衣装か?」


P「家の中でアイドル衣装を着ないの!脱ぎなさい!」


真「ち、違いますよぉ!もぉ!」ぷんぷん


真「これは、新しく買ったパジャマです!」 激まこきゃぴきゃぴ丸!


P「パジャマぁ!?」


真「ロマンチックで、いいと思いませんかぁ?」キラキラ


真「服装と部屋の模様を、マッチさせたんですよ!」キラリーン


P「あのなぁ……真……」


真「あっ!それと、新しく語尾も付けようと思うんです!」ピコーン!


真「語尾に、『ごじゃる』なんて、どうでごじゃる!?プロデューサー!?」ごじゃり~ん


真「まこりん、女の子らしくなったでごじゃる!?」まっこまっこりーん


P「私は貝になりたい……」




ーーー妄想終了ーーー

真「よーっし!飛びっきり可愛い女の子を目指して、がんばるぞー!!」


P「違ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあう!!」


真「うぇええ!?」ビクッ


真「び、びっくりしたぁ……どうしたんです?プロデューサー?」


P「真!女の子らしくなんて、ならなくていい!」


P「今の真のままでいいんだ!」


真「えぇー……そんなぁ!」


真「ボクだって、もっと女の子らしくしたいですよぉ!」


P「違う……違うんだ!真!あのな?」


P「真はもう、女の子らしくて可愛い部類に入ってるんだよ!」


P「飛びっきり、ずば抜けて可愛い女の子なんだよ!」


真「え……ええぇ!?」///


真「ぷ、プロデューサー……そんな、面と向かって言われると……」///


真「恥ずかしさと、嬉しさが一気に……その……へへへ」///


P「ほら!そんな風にモジモジして!十分可愛いわ!」


P「真は、自分で勝手に女の子らしくないって思い込んでるんだよ!」


P「もう十分、可愛いっつーの!!」


真「プロデューサー……そんなに言われると、恥ずかしくて、顔が熱く……」///

P「さっき、女の子らしくなるって真は言ったけどな……」


P「十分可愛い真に、これ以上可愛いらしさを取り入れたらな……」


P「確実に、異常な事象が発生してしまうんだよ!!」


真「そ、そういうもの何ですか……?」


P「そういうもんなんだ!」


小鳥「もう既に起きてますもんね、この○ニーファッションとか」


P「真だって、素敵な人と巡り合って結婚したいだろ?」


真「え……あ、は、はい!もちろんです!」


P「だから、出会うまでは今の自分のキャラクターを大切にしてだな……」


真「で、でも、もう既に出会ってるというか、なんと言うか……」///チラッ


P「な、なに!?本当か!?」


真「はい……僕の王子様になってほしい、魅力的な人が……」///チラッチラッ


P「そうか……もう、見つけて、いたのか……」


P(プロデューサーとしては、本当は止めなければならない事だよな……)


P(だが……俺だって人間だ。情ぐらいあるさ。)


P(真の恋愛を……応援したいさ、女の子なんだから)


P(そうだよ……真だって、可愛い一人の女の子なんだよな!)

P「真……分かった!」


P(お前も、アイドルだろうと恋愛をしちゃうんだよな!)


P「俺は、ちゃんと理解したからな、真!」


真「えっ?わ、分かったって……理解したって……?」


真(プロデューサー……ボクの気持ちに気付いてくれたのかな?)///


真(そ、そうだよね、あんな台詞を言いながら、プロデューサーを見てたんだし!)///


P「俺も……その恋愛、協力するぞ!」


真「え……?」


真(それって……まさか……)


真(と、遠回しに、ボクの王子様になってくれるって……言ってるんだよね!?)///


真(プロデューサー……もう!ロマンチストなんですからぁ!)///


真「はい!協力して下さいね!プロデューサー!」///抱きっ


P「はははは、子供みたいに抱きついっちゃって……全く」なでなで


真「へへへ……!」///


真(これで、プロデューサーはボクだけの王子様に……)///


真(ボクを女の子としてちゃんと見てくれて……ボクを想ってくれる人に……)///


真「プロデューサー!ずっとボクの、かっこいい王子様でいてくださいね!」///


真「へへへっ!」///









提 供
B A ○ D A I
NA○KO


このスレはご覧のスポンサーの提供でお送り致しました

居酒屋


小鳥「飲まなきゃ、やってらんないピョーーー!!」


P(いつも通りだなぁ)


P「まぁまぁ、飲んでやなこと忘れましょうよ」


小鳥「あたしはれすねぇ!ただ、人並みの幸せが欲しかとですピヨォ!!」///グスッ


小鳥「普通に結婚してぇ、普通に子供をもって、普通にツイッターで自慢して……」///くどくど


P(普通に結婚ねぇ……)


P(まぁ、普通が1番なんて言うからな……1番理想的なのかもしれないよな)


P(普通の結婚生活を、共に送れそうな人といえば……)


P「……やっぱ、ウチの春香が真っ先に思い浮かぶなぁ」


小鳥「神様ぁーーーー!!あたしの結婚エンドへのルート分岐点はまだピヨーーー!?」///

次の日 事務所


ガチャッ


P「おはよう……いてて」ズキズキ


春香「あっ!おはようございます、プロデューサーさん!」


P「あぁ……うぅ、頭が……」ズキズキ


春香「どうしたんですか?頭、痛いんですか?」


春香「歩いてる途中、電柱にぶつかったとか……?」


P「犬かよ……いたたた、ごめん、ちょっとソファに横になるよ」


春香「私、水もって来ますね!」タタタ


P「はぁ……こういう時に優しい人って、ありがたいよな……」


春香「はい!どうぞ!プロ……」どんがら……


春香「わ、わぁあ!!」がっしゃーーん!!


P「………………」


春香「あいたたぁ……あぁ!プロデューサーさんが水でビショ濡れに!?」


春香「す、すみません!今、拭きますね!」拭き拭き


P「だ、大丈夫大丈夫……頭が冷えてよかったよ……ははは」


P(というか……拭いてるものが、便所拭き用の雑巾……)


P(でもまぁ……一生懸命やってくれてるんだよな)


P(なんだかんだで、春香と結婚したら幸せになるんだろうなぁ……)

ーーーPの結婚妄想ーーー


P「ただいまー…うぅ、飲みすぎた」


春香「あっ!おかえりなさい、プロデューサーさん!」


P「遅くなってごめんな……はぁ、喉乾いた……」


春香「あっ、今水を持って来ますね!」タタタ


P(………この展開って、まさか……)


春香「プロデューサーさん!」タタタ


P「は、春香!危な……」


春香「はい!どうぞ!水です!」スッ


P「あれ……どんがらしない……」


春香「ぷ、プロデューサーさん!いくら私でも、もう同じ失敗はしませんよ!」


P「悪い悪い、ありがとな」ゴクゴク


P(そうか……春香も結婚してから成長してるんだな……)


ーーーーーーーーーーーー


春香「プロデューサーさん!どうぞ、上に頭を乗せて下さい!」ポンポン


P「ん……?もしかしてそれ、膝枕か?」


春香「はい!あの、私のでよかったら……」///


P「いいも何も、ありがたい!ありがとう、春香!」ゴロン


春香「ふふ、どうぞ、ゆっくりして下さいね」///


P(いやぁ~、妄想なのに何か感触もリアルで、良い匂いだなぁ)ゴロゴロ


P(………あれ?ちょっとリアル過ぎるぞ……この太ももの感触)ムニュムニュ


春香「ぷ、プロデューサーさん……くすぐったいですよぉ…」///


P(も、もしかして……妄想終わってないか……これ!?)モニュモニュ

P「わ、わぁ!?すまん!春香!すぐ起きる!」ガバァッ


春香「い、いえ、大丈夫ですよ……」///


P「本当、すまない……その、二日酔いで変な事考えてて……その……」


春香「だ、大丈夫ですって!」


春香「それより、頭大丈夫なんですか?プロデューサーさん?」


小鳥「何か失礼な言い方ピヨ」


P「あぁ、もう大丈……いてて」ズキズキ


春香「大丈夫じゃないじゃないですか!」


春香「ホラ!プロデューサーさん!寝て下さい!」ポンポン


P「い……いいのか?本当に?」


春香「はい!プロデューサーさんが、楽になるのでしたら……」


春香「それに、プロデューサーさんになら……私、かまいませんよ?」///


P「じゃ、じゃあ……お言葉に甘えて」ゴロン


P(うわぁ……柔らけぇ……)


春香「楽に……なりましたか?プロデューサーさん?」///

P「あぁ……凄く楽になったよ、春香」


P「春香は優しいな……本当、いい奥さんになるよ」


春香「そ……そんな……奥さん、だなんて……」///


春香「それに、私はただ……相手がプロデューサーさんだから……その……」///


P「……春香は、結婚するならどんな奥さんになりたい?」


春香「どんな奥さんって……理想像ですか?」


P「あぁ。どんなのでもいいさ」


春香「私は………」


春香「……………」


春香「私は、大きな幸せ何ていらないですから……」


春香「毎日を、相手の人と幸せに過ごしたいです」


P「そうか……普通の結婚生活を……」


P(そうだよな……みんな、そう思うものだよな……)


P(春香も、その一人なんだ……)


P(ちゃんと、その理想を実現させてやりたいな)


P(その為に、今俺が出来る事は……)


P(とにかく、春香の今の夢、トップアイドルの夢を叶えないとな!)


P(それが、春香の理想を実現させる一欠片になるはずだ!)

P「春香……」


春香「はい?」


P「その、結婚生活の理想……」


P「俺が、実現させてやるからな!」


P「それまで、待っててくれ!」


P(春香をトップアイドルにして、その後理想の相手と結婚させる……)


P(それを成就するように、俺がサポートするぞ!)


春香「えっ……?実現させるって……?」


春香「………え、えぇぇぇ!?」///


春香(俺が実現させてやるって……そ、それって……)///


春香(プロデューサーさんが、私と結婚する……って事?)///


春香(つ、つまりこれって、ぷ、プロポーズ………だよね?)///


春香(待っててくれって……婚約って意味……だよね?)///


春香「そんな……本当に私なんか、その、いいんですか?」///


P「いいかって……いいに決まってるだろ!」


P(春香だって、夢を叶える権利はあるに決まってるじゃないか!)


P「それを、俺が叶えてやるからな!約束だ!」


春香「プロデューサーさん……」///


春香「ありがとうございます……プロデューサーさん」グスッ


P「えっ、えぇぇ!?」


P「な、何で泣くんだ!?」


春香「私……嬉しくって……つい……」グスッ


小鳥「女の涙は、最強の武器よ」


小鳥「まぁ、使う相手がいなけりゃ、宝の持ち腐れなんですけどね」


小鳥「てへピヨッ!!」ニコぉっ

春香「わかりました……私、待ちます!」


春香「プロデューサーさん……改めて、よろしくお願いしますね!」///


P「あぁ!任せろ!」


春香(プロデューサーさんと、婚約……)///


春香(こんなに、幸せな気持ちになれるんだぁ……えへへへへ!)///


春香(プロデューサーさんも、今幸せな気分なのかな……)///


春香(プロデューサーさんには、もっと幸せ気持ちになってもらいたいなぁ……)///


春香(その為には、花嫁修業しないと!)///


春香「プロデューサーさん♪」///


P「ん?なんだ?」


春香「私、もっと頑張りますね色々と!」///


春香「だから、プロデューサーさんも期待して、待ってて下さいね!」///











ネクスト コナンズ ヒント!!
『重婚罪』

次回 終局

事務所


亜美「…………………」


亜美(なーんか、最近事務所の雰囲気が変な気がする……)


亜美「ねぇねぇ、律っちゃ~ん?」


律子「式場を借りる予算と……あと、衣服とかの事も計算して……」カキカキ


亜美「……あずさお姉ちゃ~ん?」


あずさ「あらあら~、雑誌の恋愛運、近頃ずっと最高だわ~、うふふっ」///


亜美「……いおり~ん?」


伊織「いい?最高の式場が用意出来るようにしなさいよ!!新堂!?」


亜美「携帯でポパピプペ中……」


亜美「………何か、みんな変……」


亜美「はるるん達なら、何か知ってるかな……」


亜美「確か、キッチンの所にいたよね」トテトテ

キッチン


亜美「はるるん達、いるかな?」ヒョコッ


春香「ここで、生地を伸ばして……」


千早「こ、こうかしら?」


春香「わわっ!ちぎっちゃダメだよ!千早ちゃん!」


千早「ごめんなさい…難しいのね、お菓子作りって」


春香「慣れれば、簡単だよ!」


春香「それより、千早ちゃんがお菓子作りを教えて欲しいって言うなんて……珍しいね?」


千早「えぇ……ちょっとね」


千早(結婚した後も、つまらない女だとプロデューサーに思われないようにしないと……)


千早(お菓子の一つや二つ、作れるようになれば大丈夫よね)


千早(プロデューサー……おいしいって言ってくれるかしら……)///


春香(千早ちゃん、どうしたんだろうなぁ……)


春香(とにかく、私ももっとお菓子作りの練習して、結婚した後でも)


春香(笑顔で、『おいしいよ』って言って貰えるように、頑張らないと!)


春香「頑張ろうね!千早ちゃん!」


千早「えぇ!」


亜美「…………」


亜美(はるるん達も……何か、変)

応接間


亜美「誰かいないかな~……」ヒョコッ


響「そうだなぁ~、自分、将来は沖縄に戻って暮らしたいかな~」


響(プロデューサーとね!)


真「へぇ~、やっぱりそうなんだ」


真「ボクも、どこか遠くに行って暮らそうかな~」


真(プロデューサーとね!)


雪歩「そっかぁ……私は、地元が1番かなぁ」


雪歩「地元の方が、安心出来るから……」


雪歩(だけど、プロデューサーと一緒なら、どこにでも……)


真「はやく時間が経たないかなぁ~、ボク将来が楽しみで」


響「自分もだぞ!自分も、早く大きくなりたいんだ!」


雪歩「みんな、将来が楽しみなんだね」


雪歩(私もだけど……)


亜美「………………」


亜美(何か……三人の言葉に、含みがあるというか……)


亜美(みんな、本当にどうしちゃったの?変だよ~)うあうあ~

屋上


亜美「はぁ……みんな、どうしちゃったんだろ……」トコトコ


亜美「……あれ?あれって、お姫ちん?」


亜美「電話してる……なんの話してるんだろ?」


貴音「えぇ……ですから、『すぺぇすしゃとる』の用意をして欲しいのです」


貴音「いえ!いたずらでは決してありません!」


貴音「殿方1名、女性1人が乗れるように……あっ、もし!」


貴音「……通話が、途絶えてしまいましたね……」


貴音「仕方がありません……とにかく、中へ戻るとしましょう」スタスタ


亜美(!!)


亜美(と、とりあえず、隠れちゃお!)ガサゴソ


貴音「ふんふふ~ん、ふんふんふん、ふんふん、ふんふんふ~ん……♪」スタスタ








亜美「………行ったみたい」


亜美「お姫ちん、ノリノリだったなぁ…鼻歌でフラワーガールなんて歌っちゃって……」


亜美「……みんな、本当どうしちゃったの?」

仮眠室


亜美「…………」ヒョコッ


やよい「美希さん、レッスンの時間始まっちゃいますよ~?」ゆさゆさ


美希「ムニャムニャ……大丈夫なの」


美希「時間が近づいたら、やよいが起こしに来てくれるの……」Zzz


やよい「わ、私がやよいですよ~!!」


やよい「早く起きないと、遅刻しちゃいますよ~?」ゆさゆさ


やよい(……結婚したら、プロデューサーをこうやって起こすのかな……)


やよい(……何だか、ドキドキしちゃうなぁ……)///


美希(眠たいの……あ、でもでも)


美希(ミキも結婚したら、ハニーにこうやって起こされるのかな……)


美希(朝からハニーに会えるなんて……最高なの!)///









亜美「………………」


亜美(何か、2人とも嬉しそう……)


亜美「………………」トテトテ

リビング


亜美「なぁーんか、みんな変なんだYOー!」


真美「へぇー、それは大変だねぇ……」カキカキ


亜美「みんないつも遠くを見てるっていうか……」


真美「ふんふん……」カキカキ


亜美「みんな、1人1人が秘密を持ってるみたいなの!」


真美「ここで、分配法則を……」カキカキ


亜美「ま、真美……聞いてる?」


真美「いんや、全然」


亜美「うあうあ~!酷いよ~!」


亜美「それに、真美が勉強だなんて、どうしちゃったの!?」


真美「んっふっふ~、真美は今、ちゃんと勉強の出来る大人になる為に勉強をしているのだよ!」


真美(兄ちゃんに相応しい、立派なお嫁さんになる為にね!)///


真美「だから、話は帰ってから聞くね~」カキカキ


亜美「ちぇ~……つまんないの!」ブー


亜美「はぁ……先に帰ろっと」スタスタ

帰り道


亜美「はぁ……みんな、何か隠してるよね……」スタスタ


冬馬「……おっ」


冬馬「お前は765プロの……」


亜美「……あ!あまとう!それに、ジュピターの皆も……」


冬馬「誰があまとうだ!」


北斗「チャオ☆」


翔太「偶然だね~」


亜美「こんな所で会うなんて……世間は狭いですなぁ~」


冬馬「何から目線なんだよ……お前は」


冬馬(お……そういえば)


冬馬(あのプロデューサーに、こんど俺達が開くライブの招待をしてたんだよな)


冬馬(散々迷惑かけちまったからな……)


冬馬(だが、こいつにそのこと言ったら何か茶化されそうだな……)


冬馬(ライブの事は伝えずに、あいつによろしく言ってもらえるように頼むか)

冬馬「なぁ、おい」


亜美「ん?どったの?」


冬馬「その……あれだ」


冬馬「お前ん所のプロデューサーに……その……」


冬馬「約束の事よろしくな……とでも言っといてくれ」


亜美「約束?」


冬馬「俺達が言ったって言えば、伝わる。よろしく頼むぞ」


翔太「へぇ~、冬馬くん、ちゃんと覚えてもらってるか、心配なんだ~?」


北斗「それほど、あのプロデューサーに思い入れでもあるのか?」


冬馬「なっ!?そ、そんなんじゃねーよ!」


冬馬「それに……お前らだって、何だかんだ言って、期待してんだろ?」


翔太「まぁね、お兄さんいい人だからね!」


北斗「他事務所なのに気に入ってるからね、俺達」


冬馬「とにかく、だ…よろしく頼むぞ」


冬馬「じゃあな」


翔太「ばいば~い!」


北斗「もう一度……チャオ☆」









亜美「………………」


亜美「ジュピターも…何か隠してる……」


亜美「……帰ろっと」スタスタ

亜美「何だろう……約束って」トテトテ






ブオォォォォォォォォォォオオン


亜美「………?」


亜美「なんか、あのリムジン近づいて来てない……?」





ブオォォォォ………


亜美「あ……近くで止まった……」


ウィーーーーン……


亜美「あ、窓が……」


玲音「やぁ、久方ぶり」


亜美「あっ!オーバーランクの人!」


玲音「そう、まさにオーバーランクだよ」


玲音「君がいるって事は……近くにあの好敵手……プロデューサーもいるのかな?」


亜美「ううん、亜美、今1人で帰ってる所だから……」


玲音「そうか……残念だ」


玲音(前に出した、ライブ対決の招待状について話したかったのにな……)


玲音(仕方ない、この子に招待状の事をよろしく頼むよう、伝えて貰おう)

玲音「君、言伝を頼めるかな?」


亜美「ことづて……?お片付けの事?」


玲音「プロデューサーに、伝えて欲しいことがあるって事」


亜美「えぇー……またぁ?」


玲音「彼に、手紙をよく読んで約束をして欲しい、って伝えて欲しいんだ」


玲音「返事を楽しみに待ってる事も、伝えといて欲しい」


亜美「またまた約束……なんの約束なの?」


玲音「それは……」


玲音「彼に、直接聞いた方がいい」


玲音(彼女達とライブ対決する事は、彼の口から聞いた方がいいだろう)


玲音(彼女達にとって、いいサプライズになってくれたらいいな)


亜美「むぅ……また有耶無耶にされたぁ……」


玲音「じゃあ、お願いするね」


玲音「それじゃ、オーバーランクはクールにさるよ!GO!」


ブオォォォォォォォォォォォォォオオン







亜美「……………」


亜美「はぁ……今日は色々ありすぎて、頭がパンクしそうだよ……」トテトテ

双海家


亜美「は~ぁ……皆、何を隠してるんだろ……」


亜美「仲間外れにされてるみたいで、なんかヤダな……」




prrrrrrrrr…prrrrrrr…



亜美「あ、携帯が…」


亜美「ハロー?」ピッ


小鳥『あ、亜美ちゃん?今、いいかしら?』


亜美「あ、ピヨちゃん……どったの?」


小鳥『悪いんだけど、明日はお昼の12時には事務所にいてくれない?』


亜美「明日?うん、別にいいけど……」


亜美「明日、何かあるの?」


小鳥『えっとねぇ……』


小鳥『……ちょっと、秘密かな~』


亜美「……………」


小鳥『とにかく、大丈夫なら明日よろしくね?』


小鳥『じゃあね、おやすみなさーい』ガチャ


亜美「……………」ツー……ツー……


真美「亜美~、お風呂沸いたYO~!」


亜美「……………」


真美「………亜美?」

事務所


小鳥「よし……これで、全員伝えたわね」


P「アイドルの皆に隠す必要、あったんですか?」


小鳥「念には念を、です!」


小鳥「社長が結婚してから、ついに30周年……」


小鳥「それを社長に内緒で祝うサプライズパーティーの事は」


小鳥「絶対に、社長にバレてはいけませんからね!」


小鳥「ちょっとした、真珠婚式みたいなもんですよ」


P「奥さんは他用で、来れないんですけどね……」


小鳥「アクセサリー、指輪や記念品も買いましたし、準備万端ですね!」


P「明日の昼の12時、正午ですよね?」


小鳥「はい、私達は2時間前に来て色々と準備をしましょうね」


小鳥「……あ、それと、プロデューサーさん」


P「はい?」


小鳥「少し、お願いがありまして……」

再び双海家


亜美「ねぇ!真美!」


真美「ど、どうしたの……?そんな、プリプリした顔して……」


亜美「亜美に、何か隠してるっしょ!」


真美「えっ…………」


真美「…………か、隠してなんて、あるわけぇ~……」フイッ


亜美「あぁ~!顔逸らしたぁ!」


亜美「えぇ~い!吐け!吐くのじゃあ!」コショコショ


真美「わぁ!ひゃはははは!」///


真美「くっ、くすぐったいよぉ~、亜美ぃ~!」///


亜美「ならば、言うのじゃ~!」コショコショ


真美「わ、わかったYO!言う!言うYO!」


亜美「本当?」


真美「う、うん……どうせいつかわかっちゃうしね……」ハァハァ


真美「えっとね……真美ね……」


亜美「うんうん」


真美「に、兄ちゃんとね……」


亜美「うんうん」


真美「こ……婚約……しちゃったんだぁ……」///


亜美「うんうん」


亜美「うんうん」


亜美「うん!!!??」

亜美(こ……婚約!?コンニャクじゃなくて!?)


亜美(真美が……兄ちゃんと、結婚の約束!?)


亜美(真美…そんな事を隠してたなんて…)


真美「他の皆には、内緒だよ?亜美?」///


亜美(……でも、みんなも真美みたいに何か隠してるっぽいんだよね)


亜美(………まさか、みんなも兄ちゃんと結婚する約束をしてるとか)


亜美(なぁーんて、ありえないっしょ!あはは!)


亜美(…………いや、でも)


亜美(真美も勉強頑張ってたし、千早お姉ちゃんもお菓子作りの勉強してたり……)


亜美(他のみんなも、似たり寄ったりな所が多い気が……)


亜美(………………)


亜美(ま、まさか、兄ちゃんは……)


亜美(事務所のみんなと、結婚して……)


亜美(765プロでハーレム天国を築き上げようと……!?)


亜美(はっ!そ、そういえば!約束といえば!)


亜美(ジュピターや、オーバーランクの人も約束って……!)


亜美(他の事務所、しかも男の人も手中に収めようとしてるの!?)


亜美(あと、オーバーランクも!)

亜美(兄ちゃん……なんという男よ……)


亜美(………………)


亜美(でも、なかなか亜美には約束して来ようとしないね……)


亜美(………………)


真美「亜美?聞いてる?」


亜美「へぁっ?え、あぁ、うん!バッチシ!」


真美「じゃあ、先にお風呂入ってね!」


亜美「お、おう」


亜美(………………)


亜美(兄ちゃん、亜美の事は好きじゃないのかなぁ……)


亜美(亜美、魅力が無いのかなぁ……)


亜美「………明日、早めに事務所に行って、聞いてみよっと…」

事務所 午前11時頃


P「よし、セッティングは完璧だ!」


小鳥「あとは、プロデューサーさんのアレにかかってますね!」


P「うぅ……これ、本当にするんですか?」


小鳥「はい!もちろんです!」


P「鼻眼鏡にバースデーハット、おめでとう!が書いたタスキ……」


P「これを着て、社長やみんなのいる所に飛び出して、結婚を祝福する台詞を吐くって……」


P「絶対みんな混乱して、滑りますよコレ」


小鳥「大丈夫ですって!あたしもフォローしますから!」


小鳥「じゃ、あたしはカメラ、ビデオカメラ、盗撮用カメラの準備をするので」


小鳥「ちゃんと飛び出した時に言う祝福の台詞、考えといて下さいね?」


P「はいはい……小鳥さんも、いつか捕まらないように」


P「さぁーて……何を言おっかな……」











亜美「……兄ちゃん」ヒョコッ


P「わ、わぁ!亜美!」


P「は、早いな……あと1時間くらい遅く来てよかったんだぞ?」


亜美「うん……ちょっと、兄ちゃんと話がしたくって……」

P「話って、なんの?」


亜美「うん……あのね、兄ちゃんって、みんなとある約束してるっしょ?」


亜美「もう、全部わかってるよ」


P「………約束?」


P(……あぁ、もしかして、みんなをトップアイドルにする約束の事か?)


P「まぁな。それがどうした?」


亜美(うえぇ!?そ、それがって、そんな軽いノリで!?)


亜美(兄ちゃんは、浮気をそんな軽く見てるの!?)


亜美「う、うん、その約束ね……」


亜美(や、やめさせないと!亜美が、兄ちゃんの浮気を止めないと!)


亜美(…………止め、たいけど……)


亜美(亜美、本当にその為に兄ちゃんと話したかったの……?)


亜美(兄ちゃんの浮気を止めるのを、1番にしたかった事なの……?)


亜美(………違うよね)


亜美(亜美が1番に兄ちゃんに聞きたかったことは……)


亜美「兄ちゃん……何で、亜美には約束してくれないの?」


P「……え?」


亜美「亜美も……兄ちゃんと、約束したかったんだよ……?」グスッ


亜美「何で……何で、亜美にはしてくれないの……?」ポロポロ


亜美「亜美……そんなに、魅力ない?兄ちゃんの理想に合わないの……?」ポロポロ



P「えっ、えっ?」


P(お、俺は、亜美をトップアイドルにしないつもりなんて、毛頭も無いぞ!?)


P(もしかして、口でハッキリ言ってやってなかったからか!?)


P(不安になったのか!?)


P(ま、まぁ、成長期とはいえど、子供だしな……そうなんだろ)

P「ごめんな、亜美」抱きっ


亜美「わぁ……兄ちゃん……抱きついて来て……」///


P「ちゃんと、言葉にしてなかったようだな」


P「亜美の事も、ちゃんと考えてたさ」


亜美「グスッ……本当?」///


P「あぁ。改めて、ここで亜美とも約束する。ハッキリ言ってやる。」


P「絶対、約束は守るからな、亜美」


亜美「本当?嫌々してない?」///


P「誰が嫌々するもんか!むしろ、喜んでさせてもらうよ」


亜美「………えへへ、兄ちゃん、ありがとう!」///ギュッ


P「ははは、今日は甘えんぼさんだなぁ」


亜美「昨日、心配で2分くらい遅く寝ちゃったんだよ!」


亜美「罰として、もっと甘えさせるの刑ね!」ギュウウ


P「はいはい……よしよし」なでなで


亜美「んっふっふ~……」///

P「………あ、もうこんな時間か」


P「そろそろ、みんな来るな……」


亜美「!!」


亜美(そうだ……みんなも兄ちゃんと約束を……)


亜美(………………)


亜美(みんな、ごめん……)


亜美(結婚は、1人の相手としか出来ないって法律で決められてるから……)


亜美(みんなには、兄ちゃんを諦めてもらうね……!)


亜美「兄ちゃん!亜美、ちょっと皆を集めて来る!」


P「え?集めるって……いいのか?」


亜美「うん!事務所の入り口付近でみんなを待っとくね!」タタタ


P「あ、おい!……行っちゃった……」


P「どうせ、ここに全員集合するのに……」


小鳥「プロデューサーさん!」


小鳥「もうすぐ、みんなと社長が来ますから、早く隠れて下さい!」


P「え?……あ、あぁ、アレをやるんですか。鼻眼鏡付ける……」


小鳥「はい!12時5分になったら、社長室から飛び出て下さいね!」


小鳥「そのまでの間は、あたしが持ちますから!」


P「はぁ……じゃあ、頼みましたよ?」ガチャッ


小鳥「えぇ!さっ、早く社長室に!」







バタンッ


小鳥「よし、あとはカメラの準備と、皆が来るのを待っといて……」

事務所 12時頃


亜美「みんな、集まった?」


真美「うん!バッチリ!」


小鳥(社長は、まだ来てないのね……)


小鳥「亜美ちゃん、ありがとうね」


小鳥「プロデューサーさんの為に、集めてくれたのね?」


小鳥(亜美ちゃんは、プロデューサーさんからサプライズパーティーの事を聞いたのかしら…)


春香「それで、亜美?なんで集めたの?」


小鳥(……もう言ってもいいかしら)


小鳥「実はね、今日は社長の結婚……」


亜美「みんな!あのね!」


亜美「亜美、さっき兄ちゃんと……」


亜美「婚約したんだ!!」



アイドル共「!!?!!??」


小鳥「えっ」


千早「あ、亜美、何言ってるの?プロデューサーは……」


亜美「知ってるよ!亜美、兄ちゃんが他の人とも婚約してるの、知ってるんだ……」


アイドル共(………………)


アイドル共(私(自分、ミキ、ボク)の事か………)

亜美「でも……結婚出来るのは、1人だけだよね……」


亜美「だから、亜美……」


亜美「みんなから、兄ちゃんを奪いとるからね!」


アイドル共「!!!?!?!」


真美「亜美!酷いYO!真美と兄ちゃんの結婚を奪うなんて!」


真「ちょ、ちょっと待ってよ!プロデューサーと結婚するのはボクだよ!?」


真「ボクの王子様になってくれるって、プロデューサーが……」


伊織「何言ってんのよ!あいつは、私と結婚するのよ!?」


真「なにぃ!?」


伊織「何よ!?」


雪歩「そ、それは違うよ!真ちゃん!伊織ちゃん!」


雪歩「プロデューサーと結婚するのは……その……私、で……」


真・伊織「雪歩は黙ってて!!」


雪歩「い、嫌ですぅ!!」


小鳥「雪歩ちゃんが初めて反抗した……」


あずさ「あらあら~……何がどうなってるのかしら~……うふふ……」ゴゴゴ


貴音「この件について、あの方に問いたださなければなりませんね……」ゴゴゴ


律子「何が、どうなってるのかしらねぇ……」ゴゴゴ


小鳥「何か怖ぇぇ……」

美希「一体全体、どうなってるの!?」


美希「ハニーは、ミキと結婚するんだよ!?」


響「ち、違うぞ!プロデューサーは、じ、自分と!」


やよい「あの、あの、プロデューサーは私にも約束を……」



春香「こ、これって……」


千早「まさか、プロデューサー……重婚……」











ガチャッ


アイドル共「!!!!!」


高木「いやー、おはよう、諸君!」


高木「今日の私は、少し上機嫌でね……はっはっは!」


高木「実はね、今日は妻と結婚してから30年目で……」


アイドル共「…………………」ゴゴゴ……


高木「……な、何だね、音無くん。この雰囲気は……」


小鳥「火に油を注いだ瞬間ですよ、社長」

社長室


P「………そろそろかな?」


P「よし、仮装もバッチリだ!」


P「こんな格好しちゃったんだ!こうなりゃヤケだ!」


P「社長に、結婚の祝福の言葉を浴びせに浴びせてやる!」


P「そして、意地でも皆を笑わせてやる!」









ガチャッ


伊織「あら?社長室のドアが……」


小鳥(あ!忘れてた!しもたぁ!!)










P「結婚、おっめでとぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」パンッパンッ


小鳥(あぁ……クラッカー何て、いつの間に……)


P「結婚おめでとうございます!」


P「いやぁー、結婚はめでたいもんですなぁ!!」


P「あ、でも、浮気なんてしてませんよね?」


P「してしまったら、結婚したのに、奥さんに血痕だらけにされちゃいますよぉ!?」


P「なぁーーーーーーんつっっっっって!!」


パフッ


P「あはははは!今の絶妙なタイミングのラッパ音、よかったっしょ!?ね!?」


765プロの全員「………………」


小鳥(あぁ……)

P「………………」


春香「………………」


千早「………………」


雪歩「………………」


真「………………」


やよい「………………」


律子「………………」


貴音「………………」


あずさ「………………」


亜美「………………」


真美「………………」


伊織「………………」


響「………………」



美希「………………」



高木「………………」



全員「………………………………」



小鳥(ち、沈黙がぁ……)

P「こ、小鳥さん!フォロー!フォロー!!」


小鳥(…………)フイッ



P「あぁ!顔を逸らした!」


あずさ「あの……プロデューサーさん?」


P「は、はい?何でしょうか?」


あずさ「あの……プロデューサーさんの、結婚について何ですけど……」


P「え?あ、あぁ、さっきのは結婚と血痕をかけた所がですねぇ……」


伊織「それじゃないわよ!!馬鹿!!」


亜美「兄ちゃん、みんなと婚約してるんだよね!?」


P「え?コンニャク?」


亜美「あ、亜美と同じ間違いしないでYO!婚約!!」


P「婚約………婚約?」


P「ええぇ!?」


P「ま、待て待て!何の話……」


亜美「他にも、ジュピターやオーバーランクの人ともしてるんでしょ!?」


765プロ全員「!!?!?」


千早「亜美、それ本当なの?」


亜美「昨日、偶然会って、教えてもらって……」


律子「ど、同性とも……ましてや、オーバーランクともだなんて……信じらんない……」


高木「キミィ……」


P「みんな、本当に待ってくれ!!」


P「これは、何かの間違いだ!!」


小鳥(仮装しながら何か言ってる……)

亜美「とにかく!兄ちゃんとは、絶対亜美が結婚するんだかんね!」


真美「何で亜美が勝手に決めちゃうの!?」


千早「そうよ、亜美。私とプロデューサーの結婚を邪魔しちゃダメよ」


春香「千早ちゃんまで、何勝手に言ってるの!?」


美希「いくら千早さんでも、ハニーと美希の結婚の邪魔しちゃダメなの!」


ワーワー……ガヤガヤ……








P「あ、アイドル達が……醜く争ってる……」


小鳥「プロデューサーさん!今こそ、プロデューサーさんが止めないと!」


P「と、止めるって……どうやって?」


小鳥「えっと……『俺の為に争わないでくれぇ!』とか言って」


P「それ普通、女性側が言いません?」


小鳥「と、とにかく早く止めないと、流血騒ぎになっちゃいますよ!?」


P「それもそうですね!おい!みんな!喧嘩は……」


やよい「みなさぁん!喧嘩はやめてくださいぃ!!」

アイドル全員「!!!?!?」


あずさ「やよい……ちゃん?」


やよい「私……プロデューサーと結婚するって約束した時……」


やよい「とっても、嬉しくなっちゃって……」///


やよい「みんなと、この気持ちを分かち合いたいなぁって……思ったんです」///


やよい「でも……プロデューサーと結婚するために、みんなが喧嘩するのは……」


やよい「とっても……悲しいです……」グスッ


伊織「やよい……」


貴音「……高槻やよいの、おっしゃる通りです」


響「例え、誰か1人とプロデューサーが結婚しても」


響「やよいが嬉しくなった時の気持ちに、素直になれないと思うぞ……」


千早「高槻さんの、言う通りね……高槻さんかわいい(高槻さんかわいい)」


律子「建前と本音がどっちも出てる」


亜美「………そうだよね……奪い合って手に入れるなんて、ヤダね……」


亜美「ごめんね、やよいっち。亜美、ちゃんとみんなと話し合うYO!」


高木「ウム、終わり良ければすべて良し…だねぇ」


小鳥「いやまだ終わってませんよ」

真美「あのさ……この事件の原因って、兄ちゃんだよね?」


P「え?俺か?」


真「そうですよ!プロデューサー、ボクの王子様になってくれるって言ったじゃないですか!」


P「えっ………と?」


雪歩「わ、私と、婚約してくれたじゃないですかぁ!!」


P「あの……覚えがないというか……」


伊織「キィ~~!何よ!あんたが全部悪いんじゃない!!」


貴音「あなた様……どうやら、あなた様には、罰を下さなければならないようですね……」


P「えぇ!?ば、罰!?」


律子「そうね……何がいいかしら」


P「あ、あの、出来ればお手柔らかに……」


小鳥「乙女心を弄んだ罪、大きいんですよ!?」


P「あなたには本当に覚えがありません」


小鳥「あ、あなたって……しかも、敬語……」


伊織「あ!そうだわ!」


春香「何か思い付いたの?」


伊織「ええ、とっておきのをね!」


P「な、何が始まるんだ……」


伊織「にひひっ!」

時は経ち……



ジリリリリリリリ……


P「うぅ~~ん……眠いなぁ」


春香「プロデューサーさん!朝ですよ!朝!」


P「んあぁ……今日の朝は、春香だったな……」


春香「朝ご飯、もう出来ちゃってますよ~?」


P「わかったわかった……ふわぁ」





P「いただきます」


春香「はい!召し上がれ!」


P「春香は、本当に料理がうまいなぁ……」モグモグ


春香「えへへ……」///


春香「プロデューサーさんのために、練習、してますから……」///


春香「ちゃんと皆に納得されて、プロデューサーさんに選んで貰いたいですから!」///


P「ははは……そう言われると、春香を選ばないと悪い気になるなぁ」


春香「もう……プロデューサーさん!」


春香「私、そんなつもりで言ったんじゃありませんよ?」


春香「………本心、なんですからね?」///


P「分かってるさ、ありがとう」






P「ごちそうさまでした」


春香「はい!お粗末様です!」


P「とっても美味しかったよ。また、お願いしていいか?」


春香「はい!喜んで!」


P「さて、ご飯も食べたし…そろそろ行くか!」


春香「そうですね、じゃあ私、先に行ってますね?」


P「あぁ、また事務所でな」

P「さて、俺もそろそろ行くか……」


P「行って来まーす」ガチャッ


P「………こんな生活してるのに、行って来ますの返事が無いのは寂しいな…」


P「まぁ、パパラッチ対策をしてるから……仕方あるまい」スタスタ





ガチャッ


P「俺の家から事務所は、微妙に遠いな……おはよう」


伊織「あら、おはよう。プロデューサー」


伊織「もう1ヶ月くらい経ったけど……どう?慣れたかしら?」


P「正直、結構なれて来たよ……」


貴音「あなた様……今宵は、私と共に……」


P「今日の夜は貴音か。よろしくな」


貴音「はい……心より、楽しみにしております」///


春香「伊織、凄いこと思い付いたよね!本当!」


伊織「にひひっ、もっと褒めてもいいのよ?」


小鳥(まさか……罰が、プロデューサーさんに、花嫁修業を付き合って貰う事だなんて……)


小鳥(朝の部、夜の部と分けて、1日2人が担当するシステム……一週間でほぼ全員!)


小鳥(というか、仮想結婚じゃないですか!コレ!)


小鳥(そして、それに私は呼ばれてないだなんて……ピヨォ)

伊織「期間は半年よ?ちゃんと決めとくのよ?」


P「あぁ。分かってるさ」


春香「あと数ヶ月後に…プロデューサーが、1番気に入った相手と結婚するんですよね?」


伊織「絶対、私を選ぶようにしてやるんだから!」


P「ははは……結婚するってのは、前提なのか」


春香「大丈夫ですよ!」


春香「絶対結婚したくなるように、私、頑張りますから!」


春香「だから、私達の事、しっかり見ていて下さいね!プロデューサーさん!」///






高木「あの……私の結婚30周年のお祝いは……?」


高木「みんな彼の事で頭がいっぱいらしく、忘れてしまっていて……」


高木「祝ってもらってないんだが……トホホ」



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