絵里「あいたっ、転んじゃった」 (6)

希「えりち、膝から血が出てるやん」

絵里「これくらい大丈夫よ………いたっ」

希「無理したらあかん。うちが連れてくから、ほら力抜いて」

絵里「きゃっ……お姫様抱っこって。意外と力あるのね」

希「えりちが軽いだけや。さ、いくやで」




穂乃果「ほほぅ」

3日後

希「なんでかわからんけど、うちが怪力だとかパワーあるとかドムとか下半身がどっしりしとるとか学校中から言われるようになったもうた」

絵里「ごめん、多分私のせいだよね」

希「えりちは悪くないんよ」

希「うち、ちょっと痩せた方がええんかなぁ?」

絵里「希は今のままで十分よ」

矢澤先輩「そうよ、あんたはそのままで十分。下手に痩せたら海未とキャラがかぶるわよ」

絵里「どこにいたのよ」

矢澤先輩「さっき来たところよ。おしゃべりに夢中で気づかなかったみたいね」

穂乃果「私もいるよ」

希「ちょっと二人の世界に入る過ぎたかもやね」

絵里「話を聞いていたならちょうどいいわ。希に、なにかアドバイス」

矢澤先輩「あんたはそのままでいい。キャラがブレないように気をつけていればそれでよろしい」

穂乃果「うん、希ちゃんはそのままでいいと思うな」

希「二人共、ありがとうな」

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