はじめに
こちらは東方作品による二次創作作品です。書き込み主の妄想及び嫁への愛、原作崩壊などが含まれておりますのでご了承ください。それでも大丈夫な方は引き続きお楽しみください
ある町に住んでいる俺、神月清勇(かんづき せいゆう)は普通の学生ライフをついこないだまでは送っていた。だがアイツが来てからは俺の知っている学生ライフは滅茶苦茶になってしまった。
時は遡り一ヶ月前
清勇「ふぅ…それじゃあ、お先に失礼します!お疲れさまでした」
先輩「おう、お疲れ!」
俺はいつも通りバイトを終えて夜道を歩いて帰っていた、だがその日俺はとんでもない人物と出会ってしまった
清勇「ふわぁー…んー!疲れたぁ…さて帰ってシャワー浴びて寝るかな」
疲れきった体を動かしながらマンションへと向かった。因みにだが学校とバイト先の間に俺のマンション、もとい俺の寝床、生活環境がある。歩いて10分
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程度だ。しかし、その日の帰り道に一際目立つ髪の長い女性が電信柱にもたれ掛かるよう倒れていた。
清勇「え?ちょ…大丈夫ですか!?」
???「うぷっ…ヤバい…吐きそう…」
どうやら酔っているらしい。彼女は青ざめた表情を浮かべて辛そうにしている。
清勇「背中…擦りましょうか?」
???「わ、悪いわね…お願いするわ」
そう言うと彼女は背を向けて俺に背中を預けてきた。それにしても長い髪だなぁと思いながらも俺はゆっくりと背中を優しく撫でてあげた。
???「んっ…ぷっ……おええぇぇぇ…!」
相当な量を呑んだのであろう。とても苦しそうにしながらも彼女はしばらく吐き続けた。背中を擦り続けそれから15分が経った
???「うぅ…悪いわね…助かったわ」
清勇「あ、いえ…困った時はお互い様ですよ」
その時になって初めて彼女の素顔目の当たりした。なんとも言えない程、整った綺麗な顔立ち何処か寂しそうな気持ちが感じられるような瞳、そしてなによりもクセ一つないさらっと伸びた長く美しい髪が印象的である。それでだけではなく彼女の格好も高価な着物のようにも見える、そう言うなればお姫様のような感じの女性だ。俺はしばらく時を忘れて彼女に見とれてしまっていた。
???「困った時はお互い様……ふふっ面白いことを言うのね」
彼女はクスクスと微かに笑った。一つ一つの仕草が目に留まり俺は見とれ続けた
???「…ねぇ…?」
???「聞いてるの?おーい?」
清勇「はっ!?えっと…なんでしょうか?」
俺とした事がつい見とれていたせいかボーッとしていた。彼女の呼び声で我に返り話に耳を傾けた
???「あのさ…私困った事に帰れないのよね…一晩泊めてもらえたりする?」
清勇「へ?」
間抜けな声が漏れた。それもそうだ彼女は会って間もない俺にいきなり泊めてと言ってきたのだ。男なら誰しも喜ぶべき展開である…がしかしいざこういう展開になると上手くいかないものだ体温が上がり緊張していることが自分でもわかる
清勇「えっ…と…泊める…?誰を誰がですか?」
???「私を貴方が…」
清勇「ちょ、ちょっと待ってください!」
???「なに?」
俺は彼女の発言に混乱した。頭の中が真っ白になってしまい完全にフリーズし思考が追い付かなくなってしまった。無理もないだろ、こんなにも綺麗な女性に一晩泊めてなどと言われたら誰だってこうなる。相当女性慣れしてなければ、いやだがしかしこんな綺麗な女性が言ってきたら少しは慣れていてもドキッとする筈だ!などと考えているうちに彼女は歩き出した
清勇「ちょっと何処へ?」
???「決まってるでしょ?貴方の家よ?その他に何かあるの?」
清勇「家って…分かるんですか?」
???「分かるわけないじゃない、だから案内してくれるんでしょ?」
清勇「は、はぁ…」
と勝手なこと言われた。俺は何処か怪しみながら彼女に自分の家を案内することにした。何か変だと心の底で思い始めた。人間何か不審や不安があると疑心暗鬼になりがちと言うが間違っていないのかもしれない。明らかに彼女の様子が少し変わって見えたのは気のせいではないと思うのだ。
今日はここまでにします。
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