注意
・作者はラブライブにまだ詳しくありません。でも書きたくなったので今回書きました。なので間違いや勘違いが多いと思われます。情報の間違いがあったらごめんなさい。
・このSSの意見はあくまで簡単なプロフィールを見た作者の意見です。キャラ批判や中傷ではないのでどうか暖かい目で見てください。
・最後に、嫁を決める内容ですが皆さんには皆さんの嫁がいるはずです。ここで1番にならなかったからと言って荒らしや喧嘩はしないで下さい。
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学校 廊下
友「お~い、男」スタスタ
男「ん? どうした? 」
友「いや、ちょっと話しがあってさ。良いかな? 」
男「ああ。何だ?」
友「お前、『ラブライブ』って知ってるか?」
男「あ~…人気だよな。でも俺ちょっとしか知らねーや」
友「ならちょうど良い。いや、俺も詳しくは知らないんだけどさ。ちょっとこれを見てみ」スッ
男「スマホ? あ、これラブライブのゲームじゃん」
友「そう。『スクフェス』。これ暇つぶしに始めてみたら面白いのなんの」
男「へェ~」
友「しかもキャラが可愛いんだよ」
男「確かに可愛いのがいたな」
友「…でさ、こっから本題」
男「ん? 」
友「実はこれをキッカケにラブライブにハマってな。今や時々誰が一番嫁にふさわしいか考えちまうくらいなんだ」
男「さすが友。気持ち悪いぜ」
友「ありがとう。でさ、その嫁決定戦をお前と協力して解決したいんだ」
男「何それ意味分かんない」
友「頼むよ。あまり知らないお前なら公平なジャッジを下せるって思ってるからさ! 」
男「え~。完全にお前の妄想の付き合いじゃん。それは面倒だな…」
友「頼むよ! 代わりに来週のジャン○買ってやるから!! 」
男「ん~。まァそれなら…でもなァ…」
友「もう~!! やるったらやる!! 良いな!! 」
男「…分かったよ」
友「サンキュウ!! いや~1度こういうのやってみたかったんだよね~」
男「で? もう始めるのか? 学校だから誰か来たら恥ずかしいぞ」
友「大丈夫だろ。放課後だしどっかテキトーな部屋探してやんべ」
男「んじゃそうっすか」
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友「ここにすっか」
男「俺の教室か。誰もいねェな」
友「適当に座って。よし! じゃあまず、お前どれくらい知ってるか確認だ」
男「俺はそうだな。キャラはチラッと見た事があるな。ゲーセンの景品のフィギュアとかで。あとはスクフェス人気だな~とか、CD売れてるな~。くらいだな」
友「そうか。じゃあ見た目的に1番可愛いと思ったキャラとかいた? 」
男「ん~…。あ。あの青い髪の子は可愛かったな」
友「ほう。『園田 海未』ちゃんか。確かにお前好きそうだな」
男「うるせ」
友「まあまあ。じゃああえて海未ちゃんは後方に持ってくとして…」
男「何でだ? つか、何が? 」
友「いやこういうのって最初のキャラが印象に残る気がするからさ。まずは適当に各キャラの簡単なプロフィールを教えようかと」
男「なるほどな」
友「じゃあまずは…この子だ『小泉 花陽』ちゃん」スッ
男「あ、眼鏡っ娘」
友「この子は1年生で、好きな物が白米。趣味は絵を描く事でアイドルに強い憧れがある」
友「大人しくて、すぐに諦めちゃいそうになる性格だが、超優しくてまさに天使のような子だ」
男「詳しいね」
友「今の世の中、何事も誰かが情報をまとめてるものよ」
男「せやな」
友「で、アイドルの話とか始めると興奮するとかマジ天使」
男「ギャップ萌えってやつだね」
友「そ。じゃあかよちんはこんくらいにして次は『東條 希』ちゃん」
男「あ~この子。胸でけェな」
友「そこだよな。3年生とはいえでかいよな」
男「すごい発育」
友「焼き肉が大好きで昼寝と占いが趣味だ。何かある度に『カードがそうウチに告げるんや』と言う位占いが得意みたいだ」
男「当たるのか? 」
友「……んで、おっとりしててメンバーのお母さんみたいなんだ。嫌な事あったらのんたんに相談したい。マジで」
男「そっか」
友「じゃあ次、この『南 ことり』ちゃんだ! 」
男「なんかテンション上がったな」
友「俺がスクフェス始めたきっかけの1つ。見た目が可愛かった」
男「成る程。あ、この子もしかして闇鍋にケー…」
友「それ以上はいけない」
男「…ケー」友「いけない」
男「…ヴァイ」
友「ゴホン…。ことりちゃんは2年生でお菓子作りが趣味。たれ目がチャームポイントの天然さんだ」
友「もう、コレだけで可愛く思えるが、この子は声もまた可愛いんだ」
男「はァ…そうなんすか」
友「皆のステージ衣装を作ってるのも彼女だ。衣装作れるとか女子力高いわ」
男「そうなのか?」
友「そういう事にしといて。んじゃ次は…『星空 凛』ちゃんだにゃ」
男「うわいきなり語尾がキモッ」
友「凛ちゃんの口癖だ。それを俺が言うのは確かにキモいな。すまん」
男「良いってことよ」
友「で、この子は1年で花陽の親友。運動神経抜群でラーメンが大好き。でも猫みたいな口調のクセして魚が苦手な子だ」
男「へェ~。確かに短髪で運動してそうな感じ」
友「めっちゃ明るくて面倒見が良いんだ。ただ、料理は下手らしい」
男「おっと…なんか、今回の議題に響きそうなポイントだ…」
友「だな。次は皆さんお待たせ『矢澤 にこ』さんだ」
男「にこ? もしかして『にっこにっこに~』って奴この子の?」
友「そうそう。にこにーは3年でありながらメンバー内で最も小柄だ。お菓子が好きだから一層3年生とは思えないな」
男「だな」
友「幼い頃からアイドルを目指してるから個性は皆より強烈だぞ。ちょっと強烈すぎるが…。あと、家が貧乏で母親が働き詰めだから妹とかの世話とかこなしてる」
男「成る程。家事全般はこなせる、と」
友「おそらくそうにこ」
男「次にいこうか、次」
友「…次はそだな。『高坂 穂乃果』ちゃんかな」
男「主人公だっけ?」
友「確かにこの子を中心に物語は進んでいくな」
男「あ~。何か可愛いな。海未ちゃんと迷う」
友「まじか。穂乃果ちゃんは2年の海未ちゃんとことりちゃんとは幼なじみだ。イチゴとパンが好きで実家は和菓子屋だ」
友「元気と笑顔が取り柄の女の子。水泳とシール集めが趣味で勉強は苦手なの」
男「なんでちょっと女々しい言い方したんだよ」
友「ノリッス。ちなみにこの子、やろうと思えばやれるタイプかな。努力家…なのかも」
男「主人公らしいね」
友「だな。じゃあこの流れで『園田 海未』ちゃん』いってみるか」
男「お。待ってました」
友「海未ちゃんも2年生で好きな物が穂乃果ちゃんの家のまんじゅう。趣味が読書と書道で剣道が得意。アイドルの他に弓道部にも入ってる」
男「大和撫子なんだな」
友「そうだな。だからか真面目で意志が強いぶんちょっと頑固だったり融通の利かない所もあったり。でも作詞はこの子がやってるんだ」
男「意外だな」
友「ポエマーなんだよ。じゃあ海未ちゃんはこれ位で次はKKEの『絢瀬 絵里』ちゃんだな」
男「KKE?」
友「『かしこい かわいい エリーチカ』の略。祖母がロシア人のクォーターで3年。そんで生徒会長」
男「ふーん。そういう略だったんだ」
友「チョコが好きでキルトっつう手芸とアクセサリー製作が趣味。ロシア語が得意で『ハラショー』が口癖みたいなもんだ」
友「明るい性格で、物事に真剣に取り組むのは苦手みたいだ。ちなみにスタイルがメリハリしててハラショーだ」
男「ほう…」
友「希と親友だからスタイル抜群の2人が並んだら凄いだろうな」
男「……それは、後日にでも」
友「おう。じゃあ最後はツンデレ『西木野 真姫』ちゃんだ」
男「あ。やっぱりツンデレなんだ。っぽいな~って思ったわ」
友「1年で好きな物がトマト。写真と天体観測が趣味。両親が地元の大病院をやってるお嬢様だ。将来は病院を継ぐ予定らしい」
男「まじかよ。逆玉の可能性あんじゃん」
友「でも高飛車でプライド高いんだよな。どこの王子だよ」
男「それはちょっと違うんじゃねーか?」
友「そっか。ちなみにこの子が作曲者、ピアノもできるんだぜ」
男「まさにお嬢様だな」
友「さて、これで一通りキャラのプロフィールは分かったな」
男「ああ。何だか長かったよ」
友「まあこれも公平なジャッジの為だ。さて…では、どうしようか」
男「そうだな…お互い今までの話しで誰を嫁にしたいか決めてから話し合おう」
友「俺は当然、ことりちゃんだぜ」
男「俺は話しを聞いて真姫ちゃんだと思った」
友「やっぱり逆玉か? 」
男「そこがポイントでもあるが、何でも出来るイメージがあんだよ。文武両道、才色兼備。これなら、にこちゃんに負けず劣らず家事が出来そうだ」
友「お、おおう…思いのほか真面目な考えでびっくりしたわ」
男「ああ。自分でもこんなに考えてたとは思わなんだ」
友「まあ確かに何でもできる気がしたけど…。まあ俺の理由も見た目だけじゃないんだぜ」
男「ほう?」
友「憧れのシチュエーションがあんだ。服のボタンが外れてさ、困ってる時にことりちゃんが『ことりが直してあげるよ』って言って付けてくれんの」
友「それだけで結婚して良かったって思える」
男「それ、ことりちゃんじゃなくてもよくね?」
友「……ほら、あとお菓子作るの好きだし。料理も上手だと思うぜ」
男「いつかみそ汁にチーズケーキ入れ…」
友「シャラッッッッッップ!! 」
男「認めてんじゃねえよ。可能性を」
友「いやいや、否定は認めたわけじゃねーよ?ただ結婚したら料理も頑張ってくれるに違いないってわけで…」
男「そうかもしれんが、天然は怖いぞ。どれほどかは知らんが紅白の司会した天然を思い出してみろ」
友「……」
男「あんな感じ……かもしれんぞ」
友「…………こ」
友「今回は嫁にするなら誰が1番マシかだから。俺の中ではことりちゃんが1番だから」
男「あ。折れた」
友「断じて浮気じゃないから。…ちょっと考えさせて」
男「ええよ」
友「そうだな~…やっぱり料理は上手な人が良いから…凛ちゃんは友達が丁度かな」
男「ああ、俺は妹が良いな。一緒にスポーツしてくれそう」
友「それも素晴らしいな。だが、この時点で2人の中で凛ちゃんは嫁候補ではない…と」
男「ちなみに俺の中ではことりちゃんと穂乃果ちゃんも親友止まりだ」
友「え!? 何でホノカチャンも!? 」
男「学力だよ。やっぱりそれなりに頭が良い方が付き合う時に疲れないと思うんだ」
友「いやいや、それは無い。穂乃果ちゃんに限ってそりゃねーぜ」
男「何故? 」
友「さっきも言ったが元気と笑顔が取り柄なんだぜ? その2つと穂乃果の行動力によって、グループは結成されリーダーになった」
友「学力は無くてもその行動力とグループからの信頼…人の良さが備わってるだけでもポイント高いじゃねーか」
男「ふーむ」
友「もしかしたらさ、結婚したら色々な事にチャレンジして良き理解者になるはずだぜ」
男「……そう、かもな。じゃあ穂乃果ちゃんはまだ切り捨てないでおこう」
友「何か言い方が引っかかるがそうしておけ」
男「だがこのままじゃ埒があかん。せめて人数を絞ろう」
友「名案だ。そうだな…何なら学年毎に代表を決めるか?」
男「学年か…そうしてみるか?」
友「じゃあ1年からだと、花陽ちゃんか真姫ちゃんの2人か」
男「花陽ちゃんかァ…。俺思うんだけどさ」
友「何だ?」
男「絶対料理は和風だよな」
友「まあ米が好きだからな」
男「俺、朝はパン派なんだよね」
友「そういう考えか。かよちんは優しいから朝はパンにしてくれると思うんだよね」
男「そうかな? 」
友「……いや待て。イマジンしてみるんだ俺」
男「どうした? 」
友「…………駄目だ。朝は…綺麗なご飯を出される」
男「は? 」
友「結婚して初めての朝。食卓に出された和の朝食を見て『俺、パンの方が……』と言った途端に」
花陽『大丈夫です! 花陽がお米の美味しさを教えてあげます!! 』
友「とか言ってご飯を繰り出される可能性が……」
男「何それ、俺が言うのも何だけど考えすぎじゃね? 」
友「だがアイドルの話で興奮するキャラ…つまり自分が好きなものを他人に伝える時はいつもよりグイグイくるタイプならありえる…!! 」
男(こいつこんな感じで1人で考えてたのか)
男(変態だナ。もう)
友「ぐぬぬ……真姫ちゃんが有利か……」
男「真姫ちゃんの短所が見当たらないからな」
友「性格があんだろ。お前、ツンツンされて気分悪くないのかよ」
男「プライド高いからこそ安心できんだよ。何かあってもあいつなら大丈夫って思えるだろ?」
男「でもどうしても自分の力じゃどうしようも無い時に頼ってきてくれたら…」
友「!! 」
真姫『ね、ねェ。その…ちょっと相談があるのよ』モジモジ
真姫『あのね…って何笑ってるのよ!! 』
真姫『頼ってくれて嬉しいって…ナニソレイミワカンナイ! 』
真姫『きゃ! ちょっと!! いきなり抱かないでよ!! 』
真姫『……もう。だから言うの恥ずかしかったのに…』カァー
友「……先生、私、真姫ちゃんに一票でござる」
男「お、おう」
男(こいつ一瞬すごい顔になったな。言うならそう、一種のヘブン状態…)
友「そうかギャップが真姫ちゃんにあったか…。そのギャップがかよちん以上に彼女の魅力を上げている…」
友「でもアイドルの話でキャラが変わるかよちんも好きにゃ」
男「次は2年か。確か…海未ちゃんと穂乃果ちゃんか」
友「ことりちゃん…」
男「料理の時点でもうお前の理想から離れてるじゃないか」
友「せめて……せめて俺が料理できれば……!! 」
男「そういうの憧れるよな。お互いの得意分野で支えあうの」
友「だなァ。できたら皿洗いとか肩並べて一緒にやりたい」
男「話が逸れる前に、さっきの件で穂乃果ちゃんにはかなりの可能性がある事が分かった」
友「だが、家庭の問題があるな」
男「和菓子屋?」
友「結婚したらそのまま穂乃果の親父さんの下で修行だろうな」
男「跡継ぎってやつか」
友「逆に海未ちゃんは作法とか武道とか叩きこまれそうだな」
男「……正直どっちもやだなァ」
友「このどっちかを選べってんなら、料理勉強するわ」
男「……だな」
友「もしかしてことりちゃん復活か? 」
男「天然な所が怖いが……。まあ旦那がしっかりしてりゃ大丈夫か。真姫ちゃんとは違って『俺が何とかしてやるよ』って気持ちなら」
友「ことりちゃんの為なら命を賭す覚悟はある」
男「……だが待て。まだ答えを導く時ではない」
友「なんやて!? 」
男「まだ分からない事がある。穂乃果ちゃんの親父さんと海未ちゃんの両親のキャラだ」
男「それ次第では天国だろ?」
友「ぐッ…! 確かに」
男「どうなんだ実際? 」
友「俺そこまで詳しくないけど…穂乃果ちゃん側は優しいんじゃね?海未ちゃんの方は厳しいから海未ちゃんの性格が出来たんだと思う」
男「…………ならば、1つの答えが出た」
友「何? 」
男「2年は…穂乃果ちゃんかことりちゃんの…2択だ」
友「お…おいおい! お前、海未ちゃんが…!! 」
男「厳しいのが嫌なわけじゃない。だが個人的な考えでは…海未ちゃんに沢山迷惑をかける可能性がある!! 」
友「それって…家庭の厳しさのせいでの可能性か? 」
男「……ああ」
友「お前弱いな。そんなんじゃ結婚できんぞ」
男「黙れ妄想癖」
友「ま、理由が理由だし、あくまで俺達の間での話だしな。海未ちゃんは高嶺の花だったってことで」
男「異議なし」
友「ことりか穂乃果ちゃんか……。お前はどっちだ」
男「穂乃果ちゃん。和菓子は純粋に作ってみたいわ。親父さん厳しくなさそうなら」
友「分からんぞ? 和菓子の事になると途端にキャラ変わったり。娘の事でネチネチと言うかもしれないし」
男「うへー。それは嫌だなー」
友「でもことりちゃんのお母さんで学校の理事長なんだよな~。それはそれで何だか」
男「…おい待て。何? 理事長? 」
友「うんそう。ことりちゃんは理事長の娘」
男「ほう…。ほほう」
友「うん分かった。お前が言いたい事は分かった」
友「でも穂乃果ちゃん家も稼いでるぞ。多分」
男「ほう…! ほほう!!」
友「父さん母さん。僕はこんな現金な奴が最高のダチ公です」
男「まあ金銭面は見ないようにして…。だが理事長が母親か。何かと便利そうだな」
友「便利? 」
男「子供が出来た時とかさ、勉強見てくれそうじゃん。相手は孫だ。そう厳しくは指導できんだろう」
友「そりゃ娘に似て可愛いだろうよ」
男「なんだかそんな暖かな家庭…素敵じゃね?」
友「そう…だな」
娘『ママ見てー! テストね、こんなに良かったのー! 』
ことり『わあすごい! よく頑張ったねー』ナデナデ
娘『えへへ』
ことり『後でおばあちゃんにお礼言おうねー』
娘『うん! 』
友「……良いな。暖かい家庭」
男「……たまらんな」
友「男よ」
男「何だ」
友「2年の代表は……ことりちゃんに任せても? 」
男「……」
男「認める」
友「ッシャオラァ!! 」グッ
男「意外だった。まさか除外から代表なんて」
友「俺の目に狂いは無かった!! 」
男「スピリチュアルな目だな」
友「せやろ」
男「んじゃ。最後。3年メンバー」
友「うーーーーむ。甲乙付け難いぞ」
男「もれなく全員、何でも出来そうなイメージだな」
友「でもわずかにリードしてそうなのは……にこにーだ」
友「いやしかし!! 学力ではエリチとのんたんの方が…!! 」
男「性格的にも頼れる感じ、先輩の風格がでているな」
友「む…難しい」
男「……俺さ、話し聞いてて思ったんだけど」
友「何だ?」
男「絵里ちゃんって生徒会長なんだろ?何か真姫ちゃんみたいに何でもできるイメージがあるんだけど」
友「確かに器用なタイプらしいな。でもそれはにこにーものんたんも…」
男「でも生徒会長だぜ?それこそ穂乃果ちゃんみたいに生徒から信頼されていた証拠だ」
友「ああ、言えてるな…」
男「他の2人は分からんから偏見な意見だが、絵里ちゃんは安パイなんじゃねーかな?」
友「……お前の言う通り偏見的だが、的を得ている。だがエリチはロシアの血が混じっている」
男「そこもポイントたけーんじゃね?」
友「男…知ってるか?」
男「何だ?」
友「ロシアの女性は……劣化が激しい」ドンッ
男「な……!! 何ィ……!! 」
男「…ってロシア人女性全員がそうってわけじゃねーだろ。しかも絵里ちゃんはクォーターなんだし尚更あり得んだろ」
友「でも、将来あの輝いていたエリチがめっちゃ衰えた姿になってたら…」
男「おいまてやめろ」
友「そんなのKKE(かしこい かわいい エリーチカ)じゃねーよKKE(きゅうに かわっちまった エリーチカ)だよ」
男「……いや可能性にかける! 絵里ちゃんは年老いても可愛いと!! 」
男「無論!! 他の皆も年をとっても可愛いと信じている!! 」
友「……まあ相手は次元が違うしそう言うリアルな話しは別に置いといて良いよね」
男「それ言ったらこの話自体無駄な気がするけどな」
友「とりあえず…。ここはエリチかな?」
男「ああ。実は俺にこちゃんも気になるんだよね」
友「あえて聞こう。のんたんは?」
男「キモい発言すんなら、姉かお母さんになってほしい」
友「嫁より?」
男「うん。姉だったら最高だわ」
友「なして?」
男「俺の直感がそう告げるんだよ」
友「ハラショーな理由だね」
男「まあ本当は嫁でも良いんだけど、希ちゃんってグループのお母さん的ポジションなんだろ?」
友「うん」
男「だったらなんかそのままでいてほしい。他のキャラが嫁になったとして『今日希ちゃんにこんな事を相談したらね』って話をしてくるのが彼女達らしいんじゃないかと思った」
友「あ、それ良いな。繋がりが保たれてるの」
男「だろ?だから希ちゃんは嫁よりは…って感じかな」
友「みんなのお母さんで良いな」
男「良いだろ」
友「じゃあにこは?気になる理由ってのは何よ」
男「家庭環境。貧乏で母親が働き詰めなんだろう?そんな中下の子の面倒見ながら家事こなしてるって…もう1人のお母さんじゃん」
友「おう」
男「完璧じゃね?花嫁修業をこなした感じで。って思って」
友「なるほどなるほど。だが、俺は……にこにーよりはエリチが良いチカ」
男「その心は?」
友「にこと結婚したら、もれなく家族付き。恐らく2人きりの時間なんてそうそうない」
にこ『ごめん。今日は妹達のお世話任されて…あんたも仕事でしょ? お互いやるべき事はちゃんとやってからにしましょ』
友「みたいな」
友「作ってもにこにーが家族を心配してしょうがない気がするんだよね」
男「良い子や……。だがそれが駄目だと?」
友「駄目とは言わないさ。ただ…俺は2人きりでイチャイチャしたい」
男「うわァ……」
友「引くなよ。そういうお前はどうなんだよ?」
男「……」
友「その無言は同類の自覚がありだと解釈しよう」
男「あいや、待たれい。そんなつもりは…」
友「エリチだったらそんな心配ないし…器用で何でもできるなら彼女だな」
男「……じゃあ3年は絵里ちゃんで」
友「スパシーバ」
男「さあて、3人の代表が決まったな」
友「1年は真姫ちゃん。2年はことりちゃん。3年は絵里ちゃん。だな」
男「どの子が嫁にふさわしいか…」
友「ぶっちゃけ言うわ。もう俺はことりちゃん一択だ」
男「真姫ちゃんも絵里ちゃんも眼中に無いと? 」
友「いかにも」
男「正直俺は真姫ちゃん、絵里ちゃん、ことりちゃんの順番だからなァ」
友「俺はエリチ、真姫ちゃんかな」
男「絵里ちゃんが2番目なのは同じなんだな」
友「みたいだな。性格的にやっぱり優しくしてくれそうなエリチの方が良いし。逆玉とか興味ないし」
男「止めろよ俺はお金しか見えてないみたいな言い方」
友「じゃあお前、仮に真姫ちゃんが病院継がなかったらどうなんだよ」
男「…………それでも真姫ちゃんです」
友「間があったぞ。考えてんじゃねーか」
男「だ、だって憧れだろ!? 逆玉!! 」
友「せやな」
男「テンション低!! 」
友「ことりちゃんを思う気持ちは高くなる一方だけどな」
男「…分かったよ。確かに俺は、真姫ちゃんをただ金のなる木のように見ていた最低な男だとしよう」
友「ああ。お前は最低です」
男「それでも…真姫ちゃんの良い所はある!! 何でもこなし! ギャップに萌えれて! 頼りになる!! 」
男「だうだ!? 」
友「お前それ、エリチに置き換えて言ってみ? 」
男「え? 」
友「良いから」
男「えっと…絵里ちゃんの良い所は、何でもこなして、ギャップに萌えれて、頼りになる…? 」
友「エリチは器用で何でもこなせるし、賢いかと思ったら変な所が抜けてて可愛いギャップに萌えれる。そして先輩で生徒会長をこなした彼女はとっても頼りになる」
男「……」
男「アレ? 絵里ちゃんでもいける」
友「お前、やっぱりお金に目がくらんで…」
男「……」
男「アレ? 俺マジ外道」
友「ターイム」
友「今の時間のみ嫁候補の鞍替えを許可しまーす」
男「1人の人間として…俺は絵里ちゃんを愛します」
男「真姫ちゃんを…最悪な形で見る俺に彼女を愛する権利はない」
友「真姫ちゃんだけに限った話で済まないけど…分かった」
男「俺は絵里ちゃん」
友「俺はことりちゃん」
男「どっちだ。どっちが…1番だ」
友「そんなの断然ことりちゃんだ」
男「お前は色眼鏡を通しているからそう言っているに違いない。絵里ちゃんが勝っているものがなにかあるはずだ」
友「なにがある? 言っておくがスタイルなんざきかねーぜ? 」
男「天然」
友「ぴゃあ」
男「やっぱりそこだよな。支えてやるつっても嫁本人は天然なわけで…」
友「それは解決したろうが!! 」
男「例えばお前が仕事で長期間家に帰れなかったとする。その間の家庭は心配じゃないか? 」
友「そ、それは大丈夫に決まって…」
男「本当か? 」
友「……」
男「絵里ちゃんも正直不安だ。だが、冷静な判断はできると思っている」
友「そ、そん時は電話してもらえば俺が…」
男「それは心配だと認めてるぞ? それにそんなんじゃお前を気遣ってことりちゃんも電話し辛いんじゃ…? 」
友「ぐぬぬ…」
男「確かに1度は復活した。だがそれは相手が海未ちゃんと穂乃果ちゃんだったからだ。絵里ちゃん相手だと、こちらが何枚も上手だ」
友「だ、だがな…衣装はことりちゃんが作っている!! それだけのスキルを持っているのはことりだけさ!! 」
男「でも絵里ちゃんも手芸が趣味なんだろ? 似たようなもんじゃね? 」
友「キルトと衣装は違うから! 俺もよくは知らないけど」
男「絵里ちゃんアクセサリー製作もできんだろ? きっとことりちゃんと協力して衣装作ってそうなんだよね」
友「ばんなそかな。…ちょっと調べてみるか」
男「スマホは便利っすなァ」
友「…………あ」
男「どした? 」
友「エリチ……衣装作りが特技だって」
男「あら」
友「……………」
男「ちなみにことりちゃんの特技は? 」
友「……じゅ」
男「じゅ? 」
友「柔軟」
男「…………」
友「……チュン」
絵里『あら、おはよう。朝ご飯できてるわよ』
絵里『今日のはね、この前希と一緒に作ったイチゴジャムで召し上がれ』
絵里『…あ。あなたシャツのボタンが外れそうよ? 』
絵里『ちょっと脱いで…』
絵里『どうしたのよそんな顔して? 』
絵里『って何か変な事考えたでしょ!! もうそんなんじゃないわよ!! 』
絵里『そういうのはよ、夜に…ね? 』
絵里『あ…私朝から何言ってるのかしら…』カァー
絵里『とにかく!! 会社に行く前にボタン直してあげますから!! 』
絵里『もう…』
男「お前の妄想の中に沢山の人から避難されそうな箇所がいくつかあるな」
友「これくらい…デレてもええやん」
男「…んじゃ、決まりだな」
友「ああ」
男「ラブライブのキャラで嫁にするなら? 」
友「うん」
友「KKEの……絢瀬 絵里ちゃんだ」
男「……長かった」
友「ああ。だが、悪くない結果がでたと思うよ」
男「ま、その結果も俺達の中では、だけどな」
友「だな。別に俺達が選ばなかった子が駄目とは言ってない」
男「結局は人の好みだもんな」
友「そうさ、だから俺は……ことりちゃん一筋に変わりはないぜ!! 」
男「そうかい」
友「んじゃ大分暗くなってきたし帰るか」
男「ああ」
下校中
男「じゃあな」
友「おう! また明日な!! 」
男(はあ。なんか無駄なようなそうじゃないような時間を過ごしたな)
男(でも…ラブライブか…。何だか興味がでてきたぞ)
男(これも良い機会だ。色々調べてみるか)
ドンッ
男「うお」
?「あッ」
男「すんません。よそ見してて」
?「こちらこそ…ってああ!! 」
男「? 」
?「あ…アイスが…」
男「え? あ。地面に…。ごめんなさい。弁償しますんで」
?「い、いいえ。その必要はないわ」キリッ
?「元々は私の不注意ですし、食べ歩きしてる方が悪かったんで」
男「いやでも…」
?「本当、大丈夫ですので。では」スタスタ
男「あ、ちょっと…」
?2「あ、いたいた。おーい」
?「!! 」
?2「あれ? アイスどうしたん? 」
?「何もないチカ。大丈夫チカ」
?2「でも、涙目やで? それに肩も震えて…」
?「何でもないチカァァァ!! うわァァァん!!」ダダダ
?2「ちょ!? 待ってえりt…」タタタ
男「…」
男「……うん。やっぱり」
男「俺は真姫ちゃんかな」
終わり
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