ss初投稿です
まどマギ×NARUTO
ナルト側の時間軸はロードトゥニンジャ時の設定です
※駄文注意・遅筆&不定期更新になるかと思いますのでご了承を
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407469642
?「…ん……あれ…ここ、どこだ?」
?「俺ってば…確か里に現れたマダラと戦って、そんで、あいつがいきなり閃光弾みてぇなもん放り投げて…それから…んー…」ポリポリ
?「あー駄目だッ!思い出そうとするとなんかわかんねぇけど頭がボヤつくってばよ…」
?「マダラの野郎…俺に一体何しやがったんだ…!」
?「…ってか、ここ、木ノ葉の里じゃねぇ…よな…?」
?「一体どこなんだよ…!」タタタタッ
少年は戸惑いつつも、路地裏とおぼしき場所から抜け出、現状の確認の為に建物を登っていく
その動きは、おおよそ普通の人間では到底不可能な身のこなしだった
?「よっ、ほっ!」シュンシュン
地上50mはあるであろう高さのビルを、少年は軽い動きであっという間に駆け上り、屋上に辿りつく
眺めはかなり良い
そしてそこから少年は眼下に広がる風景を見渡す
?「…」グルリ
少年の目に映るのは、見渡す限りに密林のように立ち並び光り輝くビル、ビル、ビル…ばかりだ
少し遠くに目を向ければ、風車のようなものがクルクルと機械的に回っているのも見える
やはり、どうみても少年の言う「里」ではない
?「やっぱり、木の葉じゃねェな…他里か?」
?「だけどこんな広い里見たことないってばよ…!」
?「一体俺はどこに来ちまったんだよ…!」
警備員「ふわぁ…ねみー…夜勤なんてやってらんねェよ…全く」ガチャ
ビル内を巡回していた夜勤の警備員が屋上へのドアを開く
警備員「ん?」
ドアを開き屋上に出ると、数メートル先に人影が立っているのが見えた。
警備員「お、おい、そこのおまえ、こんな時間になにして…」
?「よっ…」ヒュッ
そう呼びかけた瞬間、なんとその人影はその場から飛び降りたのだ。
警備員「え!?」
警備員は青ざめた。
たった今飛び降り自殺の瞬間を目撃してしまったのだから。
警備員はあわてて人影が立っていた場所まで駆け寄る。
警備員「おいおいおいおい嘘だろ……」
おそるおそる下を見た
しかし、遥か下の地面に死体は横たわってはいなかった
警備員「ひっ!?」
警備員は思った。なぜだ?今確かにここから落ちたはず
なのに死体は自分の瞳には映っていない
じゃあ一体どこに…
そう思いつつ、顔を上げ、ふと横に視線を移すと
ヒュンヒュンヒュンヒュン
バッバッバッ
その視線の先に建物の間をすばやく次々と飛び移っていく人影があった
警備員「」
警備員は腰を抜かし、その場に尻餅をつく。
警備員「…に、ニンジャ…」ブルブル
?「誰か、他に忍はいないのかな」
?「けど夜中だから人の気配はしねーし、これからどうすりゃ…」
詢子「おーい、そこの少年~こんな夜遅くに外うろついてちゃダメだろーがぁ~補導されんぞ~」ヒック
?「!」(人だってばよ!)
?「あのさあのさ、ここって一体どこなんだってばよ!?」タッタッタ
詢子「あん?どこってぇ、ここは天下の見滝原だぞ~」
?「みたき………はら…?」
詢子「んぅ?その口ぶりからすると、おまえさん市外から来たのかい?」
?「わからねェんだ…気づいたらここにいて…」
詢子「ほ~ほ~、よーするに迷子かぁ~そんにゃぁこの私が家まで送ってってやろうかぁ~」ヒック
?(見滝原なんて聞いたことねぇよ…やっぱ他所の里かどっかなのか?)
?(もしそうだとしたら、マダラに気絶させられて連れてこられたってのか…?)
?(でも、気絶してたにしても、そんな長時間眠ってた感じはしねェし…そもそもなんでこんな所に…)
詢子「うぉい!聞いてるのかぁしょーね~ん」ズイ
?「うわあっ!?なんだってばよ?!」(酒くさっ!!)
詢子「このとっても親切で優しく麗しい詢子お姉さんが、迷える少年をお家まで送り届けてあげると言ってるのらぁ」ヒクッ
詢子「住所はどこなんだぁい」
?「だ~か~らぁ!俺の家はここにはないんだって!それに多分、こっからめちゃくちゃ遠いとこにあるんだってばよ!」
詢子「そんなのわからんだろぉ~、言ってみぃ?住んでた場所の名前」
?「えと、木の葉隠れの里だってばよ」
詢子「木の葉隠れェ?里ぉ~?山奥からやってきたのかい?」ヒク
?「ちげーってばよ!周りに山なんかねーってばよ!」
詢子「そぉか~…う~ん…すまないが、ちょっと知らないなぁ」
?「……そっか、ありがとなおばちゃん」タタッ
詢子「…待ったぁ!」ガシッ
?「うぇい!?」(げげ…こ、これは、酔っ払いに絡まれてめんどくさいパターンだってばよ…)
詢子「とりあえず、まず最初に」
詢子「だ~れ~が~おばちゃんだごりゃぁぁぁ!」ドゴッ!
?「ブハッ!!?」
詢子「あたしゃまだまだピチピチじゃあボケ~!お姉さんと呼びなさぁいまったくぅ~…」ヒック
?「いてて、でもさすがにお姉さんと呼ぶには年行って…」
詢子「あぁん?なんだってぇ?」
?「僕が間違ってましたごめんなさいすっごく素敵なお姉さん!」
詢子「わかればよろしい♪」
?「ふぅ…」(こええ…)
詢子「少年よ、君はここの地形とか全く把握してないし、そのなんたらの里も遠いんだろぉ?」
詢子「でだ、とりあえず私を家まで送ってきなさぁい、しばらく家にいていいからさ」
?「えぇ!?今俺そんなことしてる暇ないんだってばよ…!」
?「俺は早いとこ木の葉に戻んなきゃ…!」
詢子「そう焦るな焦るな、おまえさんのことはあたしがなんとかしてやるから♪」
?「いいの?」
詢子「おうよ♪こんな酔っ払いだが、困っている人を見過ごせない性でね」ヒック
詢子「それに…もう夜も遅いし、見てのとーりひろーい見滝原だ」
詢子「これ以上手がかり探して走り回ったって、ぶっ倒れちまうのがオチだ」
詢子「無理せず今夜はうちで過ごしな」
?「…わかったってばよ」
詢子「ぃよーし!そうと決まればさっそく家までれっつらごーだ!」ガバッ
?「うげっ!?おんぶかよっ!?」
詢子「つべこべいわずにすすめぇしょーねん!」ヒック
?「うぅ…なんだか綱手のばーちゃん相手にしてるみたいだってばよ…」
詢子「んん~?なぁんか言ったかぁ」
?「なんでもねェ」
詢子「ところで少年よ、あんた名前はなんてゆーんだい?」
?「俺?俺の名前はナルト、うずまきナルトっつーんだ」
詢子「ナルトかぁ…ふふっ、ラーメンの具材みたいだな♪」
ナルト「ほっとけってばよ!」
詢子「でも、いい名前だ♪」
ナルト「……へへっ、サンキュ//」
すいません、疲れたんで今日はここまでにします
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