八幡「喰種になっちまったんだが…」 (43)


ある日の夕方

八幡(今日は戸塚と体育で一緒になれてラッキーだったな)

八幡(ん?なんだ?あの人だかりは…)

野次馬A「おいおい、サラリーマンが喰種に殺られたんだとよ」

野次馬B「うわーマジかよ。最近多いな、喰種の被害者」

野次馬B「こんなんじゃデートもできねえよ」

八幡(リア充爆発しろ。で、確かに最近はやたらと多いな。ここは千葉だからいいけど東京はやばいらしい)

八幡(千葉県民で良かった。でも、戸塚と明日東京に行くんだよな…なんでもコーヒーが美味い店があるらしい)

八幡(MAXコーヒーより美味いのかな…楽しみだ)

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比企谷家

TV『最近、東京では喰種の活動が活発になっているとの噂があり、当局は夜中に出歩かないようにと都民に…」

小町「喰種って怖いよねー。人の肉食べるなんて信じられない」

八幡「まあ、喰種捜査官がいるから大丈夫じゃね?」

小町「ゴミいちゃんは多分食べられないから見逃してくれるよ!」

八幡「それはおれの体が腐ってると言いたいのか?」

小町「その目を見たら喰種も引くよ。まあ、明日は気をつけてね。昼間でも路地裏はダメだよ」

八幡「へーい」

翌日 東京

八幡「いやー、さすが東京。人がゴミのようだ」

戸塚「確かに多いね。じゃあ、僕のお気に入りの店に案内するね!」

八幡「おう!」

喫茶店『あんていく』

八幡「ここか…結構昭和の香りがするな」

戸塚「そこがいいんだよね。じゃあ入ろっか」

カランカラン

芳村「いらっしゃいませ。2名様ですか?」

戸塚「はい」

芳村「ではこちらへ」



戸塚「このコーヒー美味しいでしょ。僕、本格的なコーヒー飲んだことなくて感動しちゃったんだ」

八幡「そうか。確かに美味しいな、ここのコーヒーは」

八幡(そしてカウンターや奥の席の方々はこちらをガン見しています)

八幡「…戸塚、そろそろ出るぞ」

戸塚「え?もうちょっとゆっくりしていこうよ」

八幡「買い物があるんだ。付き合ってくれ」

戸塚「わかった。何買うの?」

八幡「ちょっと本をな…。じゃあ、行くぞ」

戸塚「うん!じゃあ、店長ご馳走さまでした」ニコ

芳村「またいらして下さいね(戸塚君は天使のようだ)」

カランカラン
ーーー
ーー

テクテク

八幡「戸塚は何か買いたいものはあんのか?」

戸塚「僕は……ん?見て!八幡!カップルが喧嘩してるよ!」

リゼ「フフフ…あなた美味しそう」口元血まみれ

カネキ「うわああああああああああ」⬅︎肩が血まみれ

戸塚「八幡、喧嘩は止めなきゃ!僕行ってくるね!」タッ

八幡(おいいいいいいいい!!!)



リゼ「逃げられないわよ…フフフ」

カネキ「だ、誰かぁ……」

戸塚「すい「あ、あのっ!」」

八幡「とととと戸塚、先に行ってろ!早く!」

戸塚「は、八幡?」

八幡「はは早く行って本屋で待っててくれ」

戸塚「一人で大丈夫?喧嘩の仲裁は二人いた方が「早く!!」う、うん。じゃあ後でね」

八幡(ああ、終わったな俺の人生。だが戸塚のために[ピーーー]たなら本望さ)

リゼ「どなた?私に何か用事?」

カネキ「た、助けて…」

八幡「ああああのっ!その…そいつを見逃してやってくれないか」

リゼカネキ「!!」

リゼ「………あなたが代わりに死ぬのよ?いいの?」

八幡「は、はい(何いってるんだろうな俺…)」

リゼ「ハハハハハ面白い子ね!いいわ、行きなさい。金木君(また後日食べるけどね)」

カネキ「よっしゃーーーーーーー」ダッ

八幡(おれはあんな奴のために死ぬのか?)

リゼ「さぁ…まずは腕から」ジュルリ

八幡(く、クソっ!やっぱりまだ[ピーーー]ない!まだ童貞だぞ!どうすれば…ハッ)

TVにて

和田アキ子『勝俣は女と喧嘩した時どうすんの?』

勝俣『めっちゃ謝りますわーw』

和田アキ子『そんなんせんで男ならぐっと女の肩を掴んでキスすりゃええねん!」

勝俣『さすがアッコさん!男前ですねーーw』
----
八幡「」ガシッ

リゼ「あら?なに?私と戦う気?私も舐められたもの…んん!?」

八幡(ええい!舌も入れてしまえ!)チュー レロレロ

リゼ「んんん!!……ん…チュ…ンッ……チュ…ンハァ…」

八幡(な!?向こうから積極的に!?)

八幡「ぷはっ………」

リゼ「……///」ボー

八幡(か、勝ったのか?)

リゼ(責められるのもいいわぁ…///あれ、この子可愛い顔してるのね…)

リゼ(ちょっと興味が湧いてきちゃったかも…///)

リゼ、ラノベ主人公に敗北する。


八幡「あ、あの…俺を殺さないんですか?」

リゼ「え?ああ…もういいわ。携帯の番号と住所を私に教えたらとっとと行きなさい」

八幡「ありが…ん?番号と住所?(え、グールに個人情報渡すの?やばくね?)」

八幡「[ピーーー]なら今殺せばいいでしょう…」

リゼ「いいえ、貴方は殺さないわ。ただ私にさっきなにしたか忘れたの?」

八幡「………キスです」

リゼ「私はキスだなんてグールにすらさせたことはないの。それを貴方はしたの。わかる?」

八幡「責任を取れと?」

リゼ「いいえ。ただ、自分を殺そうとする相手にキスだなんて…フフッ、面白い子ね」

リゼ「貴方に興味が湧いたの。連れの子が待ってるんでしょ?早くいってあげなさい」

リゼ「その前にさっさと番号と住所を教えて!腕を切断するわよ?」ニコ

八幡「は、はい!!ただいま!!」カキカキ ドウゾ

リゼ「あら、千葉に住んでるのね。じゃあ、今度お邪魔させてもらうわね。バイバーイ」タッ

八幡「え!?ちょっ!!…行っちまったか。しかしなんて運動能力してんだよ。壁蹴りながら飛んで行ったぞ」

八幡(俺はとんでもないことをしでかしたのかもな…もう遅いが…。さて、戸塚のところに行くか)


その日の夜

八幡(今日は疲れた……グールに知り合いができちまった。通報した方がいいのかな)

八幡(確かとなりの有馬さんってグール捜査官だったっけか?忘れた。もう寝よう。夢かもしれんからな)

八幡(ん?メールだ。まさか…やっぱりか。あの女グールはリゼっていうのか)

翌朝

八幡「学校だりー」

小町「そんなこと言ってないでさっさと行こうよ!」

八幡「はいはい。朝から元気なこって…」

学校

戸塚「八幡おはよう!」

八幡「おはよう!」

由比ヶ浜「ヒッキーおはよう!」

八幡「うす」

由比ヶ浜「ヒッキー態度違いすぎ!」

八幡「わかったわかった」

由比ヶ浜「もー」

戸塚「八幡、今日は新しい先生がこのクラスの副担任になるらしいよ」

八幡「そうか(この流れ…最悪だ…)」

ガラガラ

平塚「よーし、席につけー!今日からこのクラスに新しく来た先生と転校生を紹介するぞ」

リゼ「よろしくお願いします」ニコ

トーカ「霧島董香です。よろしくお願いします」

パチパチ カワイー

八幡(なんかリゼさんのとなりもグール臭いな。関わらないでおこう)


平塚「じゃあ霧島は比企谷の隣に座ってくれ」

八幡(は?俺の席の隣、誰かいただろ。思い出せんがな)

トーカ「よ、よろしくね。比企谷君」

八幡「…」zzz

トーカ「」イラッ

トーカ(なんなんだこいつ。人の事を無視しやがって。いや、こいつのオーラ…孤独感が凄い)

トーカ(まさか…こいつも私と同じ…グール!!!そうに違いない!ここまでクラスに溶け込んでいないのはおかしいもん)

トーカ(こいつもばれないように苦労してんのかな…)ジー

リゼ(…あの子、またグールに関わることになるなんて運が悪い子ね)クスッ

戸部「ねえねえ神代先生!先生って彼女いるんすか?」

リゼ「いいえ。いませんけど」

戸部「ウソだー。そんなわけないっしょ!」

リゼ(殺していいかしら?でも殺したらCCGが捜査にこの街に…それは面倒いわね)

リゼ(フフフ、千葉県外で見かけたら殺そうかしら)


授業中

トーカ(あえて遠くの学校に転校したけど仲間がいてなんか安心。なんかそこまで凶暴じゃなさそうだし)ジー

八幡(なんか見てくるんだよなぁ。俺、食われるのか?二日連続絶体絶命とかマンガかよ)

休み時間

八幡(さて、屋上でのんびり食いますかね)スクッ

トーカ「ねえ!」

八幡「ん!?な、なんだ?」

トーカ「ちょっと屋上に来てくんない?」

八幡「あ…はい(俺は昼食ですか)」

屋上

八幡「な、なんでしょうか」

トーカ「あんたさ、もう何年くらい学校に通ってんの?」

八幡「えっと…12年位?」

トーカ「ウソ!?よくバレなかったね!ご飯はどうしてたの!?」

八幡「え?何の話?」

トーカ「なにいってんの?あたし達グールは人間の肉とコーヒーと水位しか食えないじゃん」

八幡「あ、はい。そうなんですか」

トーカ「え?あんたもグールならそんくらい知ってんでしょうが。ったく、くだらない冗談はやめなよ」

八幡「いや…俺、人間だけど」

トーカ「は?」

八幡「だから人間だって!この通り飯は普通に食えるぞ」もぐもぐ

トーカ「……」

八幡「お、おい…目が怖いぞ…おい!」

トーカ「ごめんね。バレた以上は死んでもらわなきゃ」ゴゴゴゴゴ

八幡「オワタ\(^o^)/」

今日はここまでです。
ありがとうございました。


八幡「いや待てって!そっちが自爆しただけだろ」

トーカ「うっせえなぁ。一瞬で終わるから…」

八幡「誰にも言わないから見逃してくんない?」

トーカ「どうせチクるんだろ。分かってんだよ。人間がグールを死ぬほど嫌ってるくらい」

八幡「…俺は嫌いではないぞ?現にグールの知り合いがいるしな」

トーカ「……え?」

八幡「いや、あのリゼって女の人は俺の知り合いなんだが」

トーカ「…マジで?なんでチクらないの?あたしら人間食うんだよ?」

八幡「俺と俺の知り合いが食われなきゃ別になんとも思わねえよ」

八幡「それに俺もグールみたいな感じだったし。小学校の頃のあだ名はグールだったし」


トーカ「ふーん…」

八幡「分かったか。俺はお前らに関わらないから安心しろ」

トーカ「信用していいの?(本当は人を殺したくない…こいつにも家族が…)」

八幡「して大丈夫だ。戸塚には危害を加えるなよ。それだけだ」

トーカ「なに?戸塚って女の子が好きなの?」

八幡「戸塚は男だぞ」

トーカ「……は?うそ…」

八幡「マジだ。ついでにこのクラスの人間について教えといてやる」

八幡「まずは、葉山。イケメンだ」

トーカ「さっき見た」

八幡「そして、戸部。キョロ充、つまりクズだ」

トーカ「その戸部ってやつもあんたには言われたくないと思うよ」

八幡「なんだと!? じゃあ試してみるか!?」ポロン

トーカ「こんなとこでチ○コだすな!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月08日 (金) 23:03:02   ID: jEISFNHW

期待大

2 :  SS好きの774さん   2014年08月12日 (火) 15:39:09   ID: wSH3U_q3

マジで期待

3 :  SS好きの774さん   2014年08月12日 (火) 20:47:26   ID: kvdhDcJX

はよ

4 :  SS好きの774さん   2014年08月13日 (水) 10:35:19   ID: ej0c01Q0

期待大!

5 :  SS好きの774さん   2014年08月19日 (火) 21:19:02   ID: 3i8rBAbV

期待期待!

6 :  SS好きの774さん   2014年08月21日 (木) 20:15:38   ID: cCz8S5eB

はよはよ

7 :  SS好きの774さん   2014年08月25日 (月) 00:55:10   ID: i-y9TY9o

頼むからはよお願いします。

8 :  SS好きの774さん   2014年08月28日 (木) 21:50:32   ID: z-7GEIKT

早く続きが読みたい

9 :  SS好きの774さん   2014年09月27日 (土) 22:27:54   ID: 2p4RAkok

はよ(笑)

10 :  我が名はめぐみん   2018年07月31日 (火) 16:40:26   ID: kGmzoHbY

おもしろいと思う

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