少女「こんなところに捨てられちゃって…。寒くない?」
オカマ「余計なお世話よっっ!!!」ガタガタ
少女「いや、震えてるじゃん。今日はずっと雨降ってるもんね」
オカマ「だから放っといてよっっ!!!」プイッ
少女(安っぽいレーヨンの衣装…。どこかのオカマバーが捨てたのかな)
オカマ「……」ガタガタ
少女(髭も伸びちゃってるし…。きっと捨てられて3日は経ってる。かわいそう…)
オカマ「は、早くどっか行きなさいよっ…!見世物じゃないのよっっ!!!」
少女「でも…」
オカマ「うるさいわねこの小娘っ!!でももヘチマもないわよ!!」
少女「あっ、そうだ」ゴソゴソ
少女「これ、あげるよ」ポン
オカマ「なっ…?」
少女「キルトとタオル。これで暖まってね」
オカマ「い、いらないわよっ!!」
少女「そう。じゃあ、ここに捨てるから。自由に使って」
オカマ「…!!」
少女「…あ、いけない。こんな時間」
少女「学校に遅れるから、もう行くね。ばいばい」タタッ
オカマ「あっ…!」
オカマ「なっ、何よあの女!人を見下して!恵んだつもりなのっ!?」プンスカ
オカマ「あーあ、このキルトもだっさい模様ね!女の使うものとは思えないわね!」ゴソゴソ
オカマ「まあ捨てるんなら、私が遠慮なく使うけどねっ!!」フキフキ
オカマ「…」
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