麦野「ムラムラする」(61)

その日、麦野沈利は腹を立てていた。

といっても、彼女にとっては特に珍しいことではない。

些細なことですぐにイラつき周りにあたり散らすことなどしょっちゅうだ。

今日も仕事上がりに立ち寄ったコンビニにシャケ弁がなかったことで、彼女のイライ
ラはピークに達していた。

麦野「クソがぁ・・・3か所もコンビニまわってどこにもシャケ弁がないなんてどう
いうことよ」

このままではイライラして眠れそうもない。おまけに頭まで痛くなってきた。

仕方なく彼女は、近くにあった24時間営業の薬局へ立ち寄った。

麦野「痛み止めと・・・なにこれ、シャケ弁サプリって。頭おかしいんじゃない
の?」

文句を言いながらも彼女はしっかりとそのサプリをカゴの中に入れる。

家に帰ると、彼女は早速件のサプリを飲んでみた。

麦野「全然味しないじゃない、これのどこがシャケ弁なのよ・・・予想はしてたけど」

がっくりと肩を落とし大きくため息をつくと、彼女は痛み止めを手に取った。

麦野「はぁ、頭痛い・・・今日はもう寝ないと」

仕事の疲れと痛み止めの副作用により、ベッドに入ってすぐに彼女の意識は闇に溶け
ていった。

翌朝、彼女は目を覚ます。

昨晩飲んだ痛み止めのせいだろうか。まだ少し頭がぼんやりしている。

なかなか起きる気にならず、しばらく枕を抱え布団の中でまどろむ。

麦野「ん・・・」

毛布を脚に挟み込んだときに感じる違和感。

麦野(やべぇ・・・始まったか?くそっ、昨夜ナプキンつけとけばよかった)

重い身体を起こしてまずはベッドを確認する。どうやらまだ漏れてはいないらしい。

セーフ、と思いながら彼女はそのままトイレに向かった。

麦野「・・・あれ?」

ショーツの中を確認してみたが、特に血で汚れたような形跡はない。

麦野「やだ、これって・・・」

ふと思い返す麦野。そういえば、昨夜の夢は「そういう夢」だったような気がする。

麦野「・・・んん」

とりあえずこのままでは気持ち悪いので、下着を履き替えそのままベッドにもぐりこ
む。

再び枕を抱え、目を瞑る。

しばらくはそのままもぞもぞと動いていたが、やがて彼女の手はショーツの中へとの
びていった。

麦野「んっ・・・ふっ、う」

身体と下着の間の狭い隙間の中で、彼女の指は敏感な部分を刺激し続けるようにぎこちなく動き始めた。

麦野「くふ・・・ん、っ!」

2、3度身体を小さく痙攣させると、ぐったりと力が抜ける。

ショーツやその中の指はすでにびしょびしょになってしまっている。

麦野「はぁ、はぁ・・・ふー。あっシーツにまで・・・最悪」

今度こそ彼女は起き上がり、そのまま布団のシーツを剥ぎ取った。

洗濯物をすべてカゴに放り入れ・・・朝から2枚も下着を汚してしまった。そのまま
シャワーを浴びる。

今日はアイテムの連中と会う予定がある。ランチを兼ねた昨日の仕事の反省会だ。

そしてその後はフレンダからのお誘いを受けている。また新種のサバ缶探しか。

念入りに身体を洗い、身支度を整えた彼女は家を出た。

フレンダ「あっ、麦野!おーい!」

いつものファミレスに向かう途中、後ろからフレンダに声をかけられる。

麦野「おはよ。フレンダ」

フレンダ「おはよう麦野!ねぇねぇ、今日の約束、忘れてないよね?」

麦野「あーはいはい、またアンタのサバ缶探しに付き合わされるわけね」

フレンダ「さ、サバ缶だけじゃないって訳よ!ほら、洋服とかー、いっしょに見にい
こうよ!」

麦野「つうかサバ缶も探すのかよ・・・」

フレンダと一緒にファミレスの中に入ったが、今日はまだ誰も来ていなかった。

フレンダ「お、結局私たちが一番のりって訳よ!」

麦野「ったく、私を待たせるとはあいつらいい度胸してるじゃない」

彼女がニヤリと笑うと、入り口の方から絹旗が小走りで向かってくるのが見えた。

絹旗「っはー!はぁ、超、おはよう、ございます」

麦野「なにアンタ、走ってきたの?」

絹旗「ふぅ、ふぅ、だって、向かいの道路から見たら麦野とフレンダが超いるじゃな
いですか!」

フレンダ「今日は珍しく私たちが一番だったからね」

絹旗「ちょっとでも遅れたら麦野にどんなお仕置きされるか超わかりませんしね!」

麦野「別に何もしねえよ・・・」

とりあえず彼女たちはドリンクバーを注文し残りの2人を待つことにした。

しかし、予定の時間を30分過ぎても滝壺と浜面は店に現れなかった。

麦野「・・・」

絹旗(・・・フレンダ、今、麦野超イライラしてますよね)

フレンダ(もちろん。私たちもここでご機嫌をとっておかないとヤバイって訳よ)

すでに数分ほど前から麦野の口数が少なくなっていた。

ふたりは怯えながら、腫物に触るように麦野に声をかけた。

フレンダ「あ、あのー・・・麦野?」

麦野「ゴメン!ちょっとお手洗いいってくる!」

絹旗「ひっ・・・!あ、と、トイレ?超いってらっしゃい・・・」

二人を残し席を立つ麦野。

絹旗「超びっくりしました!超!びっくりしました!!」

フレンダ「結局あれは、多分イライラを発散させにいった訳よ」

絹旗「お店のトイレが無事だといいんですけど・・・」

麦野が席を立った理由は2人の予想とは随分と離れたところにあった。

いや、確かになかなか来ない滝壺と浜面にはイラついて・・・いるはずだったのだ
が。

いつもだったら。

しかし、何故か。今日は。

イライラではなく。・・・ムラムラしていた。

個室のカギを締めると、麦野はそのまま下着をおろした。

もうすでに軽く糸を引くほどにそこは濡れていた。

麦野「なん・・・で・・・っ」

自分の身体に起きている不可解な現象を目の当たりにしつつも、彼女の指は今朝と同
じように局部に滑り込んでゆく。

麦野(声を・・・抑えなくちゃ)

その思いとは裏腹に、指の動きが早まるにつれ呼吸は乱れはじめ、次第に小さな声も漏れ
るようになっていった。

麦野「んっ・・・く、ふっぅ!」

誰か来たらどうしよう。そう考えた瞬間、急に彼女を快感の波が襲った。

麦野「ひぐっ!?ぅ!」

ビクビクと身体を仰け反らせる彼女。大きく息を吐くとそのまま静かにうなだれる。

麦野(ったく、発情期かっつーの・・・)

とりあえずの「処置」を済ませた彼女は手をよく洗い、念のため時間をおいてから席
に戻った。

するとそこには、遅れていた二人の姿があった。

滝壺「あ、むぎの」

浜面「悪い、麦野!すげぇ遅れちまった!!」

土下座する浜面を見下ろす麦野。

その様子を恐る恐る見つめるフレンダと絹旗。

麦野「・・・はーまづらぁ」

土下座したままビクッと身体を震わせる浜面。顔が見えなくても冷や汗をかいている
のがわかる。

絹旗(これはやっちまいましたね)

フレンダ(ブ・チ・コ・ロ・シ・カ・ク・テ・イって訳よ!)

麦野「もういいから座んなさい。次は遅れるんじゃないわよ」

浜面「えっ」

絹旗「えっ」

フレンダ「えっ」

滝壺「むぎの、おくれてごめんね」

てっきりキツイお仕置きが待っていると思った浜面は、彼女が怒っていないことを知
るとまるで褒められた犬のようにドリンクバーを取りに行った。

絹旗(超!意外でしたね)

フレンダ(絶~~っ対、麦野は怒ると思ってた訳よ!こ、これは今日は雨が降る訳
よ!うぅ、このあと買い物行こうと思ってたのに・・・)

麦野「アンタたち、さっきからなにヒソヒソ話してるのよ」

絹旗「あ、超なんでもないですよ!」

フレンダ「け、結局浜面の悪口を言ってた訳よ!」

麦野に話しかけられた二人は、まるで怒られた子猫のように身体をビクリと震わせ
た。

仕事の反省も終わり、食事をしながら話題は滝壺と浜面が何故遅れたのかということ
に移る。

浜面「いやそれがよ、ここに来る途中で滝壺と会ったんだけど。なんかベンチでうな
だれててな」

滝壺「あるいてたら、ぐあいがわるくなった」

浜面「で、仕方ないから飲み物買ってきて、しばらくそこで休ませてから来たんだ」

絹旗「滝壺さん、大丈夫なんですか?」

滝壺「いまはもうだいじょうぶ」

麦野「無理しない方がいいわよ。今日はこれ終わったら帰って休みなさい」

滝壺「うん、そうする」

絹旗「あ、じゃあ私超おくっていきますね」

浜面「ああ、俺も行くわ」

絹旗「送り狼なんて超最低ですね。浜面」

浜面「ちげえよ!!車回してやるから、乗ってけ」

滝壺「はまづら、ありがとう」

昼食を食べ終わり、そのままファミレスで解散することになった一同。

滝壺たちは一度病院へ寄ってから家に帰るそうだ。

フレンダ「む・ぎ・のぉ~!やっと二人っきりになれたって訳よ~」

麦野「気色悪い」

フレンダ「ひどい」

麦野「あー、フレンダ。買い物に行く前に、ちょっとウチに寄りたいんだけど」

また下着を汚してしまった。いったん帰って下着を履き替え、念のためライナーをつ
けたほうがよさそうだ。

フレンダ「麦野の家に!?行く!行く!!」

ピョンピョン跳ねながらついてくるフレンダ。

しばらく歩くと、立派なマンションが見えてきた。

フレンダ「oh...これが麦野の部屋・・・oh」

麦野「ほら、入んなさい」

フレンダ(やっぱりレベル5は格が違うって訳よ・・・)

その内装の豪華さに圧倒されつつ、フレンダはリビングのソファに腰かけた。

麦野「ちょっと身支度整えてくるから、アンタはそこで待ってて」

フレンダ「はーい」

フレンダを残し寝室に入った麦野は、クローゼットから新しい下着を取り出す。

麦野(・・・1日に何枚下着変えてんだろ)

そう思いながらショーツを脱ごうとしたとき、彼女の背筋がゾクリと震えた。

ドア「・・・ハァハァ」

麦野「フレンダ、てめぇ・・・」

やべっ、という声とともにドアが閉められる。

麦野「ふれんだぁ~、着替えが終わったらオ・シ・オ・キ・カ・ク・テ・・・
いっ!?」

そこまで言った途端、急に身体に力が入らなくなる。

とりあえず部屋の鍵を締め、フレンダが入ってこれないようにする。

麦野「な、何・・・?何なの、これぇ・・・」

そのまま床に崩れ、横たわる。その手は自然と下腹部のほうへ伸びてゆく。

麦野「ダメだっ・・・て、の・・・!くぅん!」

一方、リビングでフレンダは肩を震わせていた

フレンダ(やばいやばいやばいやばい本能が理性を上回った訳よ)

フレンダ(死ぬ!絶対麦野に殺される!!上半身と下半身がセパレートタイプな感じ
にされる訳よ!!)

フレンダ(どどどどうせ死ぬなら、好きなことやって死ぬ訳よ!ヒャッホーイ!!)

土壇場で本能に忠実な彼女であった。

フレンダ「浴室ッ!oh, look at this!!まだ洗ってない洗濯物ぉ!!」

フレンダ「シーツ!クンカクンカ!いい・・・」

フレンダ「おっほ!!ここここれは・・・パンツ発見!!しかもまだちょい湿って
る!朝採れ生パンツ!ヒョホ!」

フレンダ「スーハースーハー・・・うーん、持って帰りたい!!でもそんなことをしたら麦野
に殺される・・・」

フレンダ「ていうかこの状態を見つかったらまずこの場で殺される・・・」

フレンダ「私、結局何やってる訳よ」

急に我に返ったフレンダは、なるべく証拠を残さぬよう洗濯物をもとに戻し始めた。

フレンダ「・・・あ、でもでも。パンツだけは写メ撮っといて後で使おーっと」

どこまでも本能に忠実な彼女であった。

麦野「はっ・・・はっ・・・はぁっ・・・はぅん」

一方その頃、麦野は自室で自慰に耽っていた。

隣にフレンダがいること。ダメだと思えば思うほどに指が止まらなくなる。

次第にその指は蕾から内部へと、滑り込み始める。

麦野(本当に・・・ダメだって・・・声が・・・出)

ヌルリと指が膣口に入り込んだ瞬間、彼女は大きく身震いすると共に一際大きい声を上げた。

麦野「んんうっ!!」

その声は、もしかしたらフレンダのいるリビングまで届いたかもしれない。

やってしまった、という気持ちと同時に、その快感もますます大きくなっていく。

麦野「あっ、あぅん、ふっ!ひうんっ!」

喘ぎ声と荒い吐息、濡れそぼる恥部をかき回すクチュクチュという淫らな音が重なり合い、彼女の興奮をいやがうえにも高めていく。

フレンダ「む、麦野!?大丈夫?」

まずい。扉の向こうにフレンダが来た。というかもう、これ以上は隠せそうもない。

麦野「あっ、フレッ、ンダ!あう!ちょ、ちょっとっ・・・!あんっ、向こう
に・・・」

フレンダ「む・・・麦野・・・?」

麦野「お願いだからぁ・・・向こうに行っててぇ・・・ひぐっ!」

泣きながらも、彼女は指を動かし続ける。

フレンダ「麦野っ!麦野ぉ!?」

麦野「あっ、っ・・・く!!ぅぁん!」

その瞬間、彼女は絶頂に達した。

床に横たわったまま、涙が頬を伝う。

そして、ビクンと身体を波打たせたかと思うと、ぐしょぐしょになった彼女の股間から暖かい液体が漏れだした。

それは床を伝い、ドアの向こうにいたフレンダの足元まで及んだ。

フレンダ「麦野っ!開けるよっ!」

扉の向こうにあるツメを回してフレンダが鍵を開けると、そこにはあられもない姿の麦野が横たわっていた。

フレンダ「む・・・ぎの・・・」

麦野「ぐすっ・・・ひっぐ、ひぅ・・・」

すすり泣く彼女を見て、フレンダは背中をさすった。

その瞬間、ビクンと身体を揺すぶる麦野。

フレンダ「・・・だ、大丈夫?落ち着いた?」

フレンダの問いかけに首を横に振り俯く麦野。

麦野「・・・ダメ・・・もうだめ・・・殺せよ、ひぐっ」

フレンダ「麦野・・・」

顔を下に向けたまま麦野は続ける。

麦野「殺せッていってんだろっ!!」

フレンダ「麦野、落ち着いて」

麦野「く、ククク、レベル5のこの私がよぉ、こんな盛りのついた豚みたいにヒンヒン鳴き声上げてオナってるなんて・・・」

麦野「死ぬ・・・死んでやる・・・」

フレンダ「待って!!」

暴走しようとする麦野を抱きしめて押さえつけるフレンダ。

麦野「邪魔するなクソが!てめぇも一緒に殺してやろうか!!」

フレンダ「・・・うん、いいよ。麦野と一緒に死ぬなら、それも悪くないって訳よ」

そうつぶやくと、フレンダは彼女を抱きしめる力をより一層強めた。

麦野「くっ、は、なせ、ダメ!放して!お願い!あっ、あぁ!!」

フレンダの腕の中でビクビクと身体を震わせたかと思うと、再び彼女の足元を暖かいものが伝う。

それはフレンダの脚にも伝わり、タイツ越しにじわりと広がっていった。

フレンダ「麦野・・・」

麦野「うぅぅ・・・見るな、見ないでぇ・・・フレンダぁ」

そう言いながら、彼女は剥き出しの局部をフレンダの脚に押し付けてくる。

麦野「もう分かんない・・・何これ、なんでこんなことに・・・うぅっん!」

タイツが擦れるその度に、彼女が切なそうな吐息を漏らす。

フレンダ「む、麦野!!」

フレンダはたまらず、彼女の背中に回していた腕をそのまま臀部へと滑り下ろした。

麦野「ひゃう!」

そのままお尻を抱えるように、太ももの間から前の方へ指を這わせる。

そこはすでに茂みまでぐっしょりと濡れており、恥裂からはヌルヌルと愛液があふれ
出ている。

麦野「んんんん~~~~!」

敏感な個所を指でこすりあげる度に、彼女は目を強く瞑って身体を痙攣させる。

フレンダ「麦野・・・わ、私のも・・・」

もはや力の抜け切った彼女の手をつかみ、自らのショーツの中へ導こうとするフレン
ダ。

彼女もまた、麦野の痴態に欲情せずにはいられなかった。

そして意外なことに、彼女の手もまた自らの意思でフレンダの恥部へと滑り込んでき
た。

フレンダ「・・・麦n」

名前を口にしようとしたその時、いきなりその口を塞がれた。

彼女の熱い舌が口の中に入ってくる。

麦野「んっむ・・・・フレ、ンダ・・・っ」

フレンダ「んちゅっ・・・・ちゅぷ、っは・・・麦野ぉ・・・」

ぬちゅぬちゅといやらしい音を立てながら、二人は絡み合う。

もうすでに体中が二人の体液に塗れている。最初は服を着ていたフレンダも、肌着をめくりあげ今はもう殆ど裸同然となっていた。

こうしてお互いに何度か絶頂を迎えた後、二人はゆっくりとその場に起き上がった。

フレンダ「・・・もうお嫁に行けないって訳よ」

麦野「いや襲ってきたのはアンタでしょうが・・・」

フレンダ「誘ったのは麦野って訳よ」

麦野「・・・とにかく、床を掃除しましょう」

フレンダ「ついでにお風呂も貸してほしい訳よ・・・あと服」

麦野「ああ、じゃあもう今着てたの洗濯するからその間にお風呂使いなさい」

フレンダ「・・・一緒に入らないの?」

フレンダは悪戯っぽく麦野に聞いた。

麦野「・・・この分だと、そのほうがいいかもしれないわね」

フレンダ「えっ」

床の掃除を始める2人。どうせこの後風呂に入るので当然服は着ていない。

フレンダ(おっほ、雑巾がけする麦野・・・前も後ろも丸見えだぜ・・・!)

フレンダ(それにしてもあの麦野が私の腕の中であんなに悶えるとは・・・フヒヒ)

先ほどの絡みを思い出し涎をたらすフレンダ。

フレンダ(・・・おっといけねえ、またちょっと濡れてきた気がする・・・まぁお風呂入るからいっか)

床の掃除が終わり、洗濯機のタイマーをセットする麦野。

麦野「・・・よし、じゃあ入りましょ」

フレンダ「フフフ、なんだかまるで新婚さんみたいな訳よ」

麦野「キモっ」

そういいながらも、何故か麦野はフレンダの胸を揉んだ。

フレンダ「あんっ!」

麦野「覚悟しなさいよ・・・ちょっとまだ収まりそうもないわ」

フレンダ「えっ」

そして、二回戦が始まった。

軽くシャワーを浴びると、2人はそのまま浴室で互いの身体を求め合う。

麦野「フレンダ、足広げて。こっち向いて」

フレンダ「ちょ、これは・・・は、恥ずかしいって訳よ」

麦野「さっきあんだけ私のモノ見といて何言ってんの。いいから足広げろや。ケツの穴に軽石ぶち込むぞ」

フレンダ「ひっ」

言われるがまま開脚をして麦野の方を向くフレンダ。

麦野「ほーぅ、アンタ、なんでここ剃ってんの」

フレンダ「えっ、それはその・・・み、身だしなみって訳よ!」

麦野「別に全部剃る必要なくない?」

フレンダ「いや海外じゃこれが普t」

そこまで言いかけると、いきなり彼女はフレンダの脚を押さえ、その中心を舐り始め
た。

フレンダ「!?あふぅ・・・っ!」

思わず声を上げると、口を動かしながらそれに反応するように自らの陰部を弄り始める麦野。

麦野「んっ・・・ふぅ、ふぅー・・・れる・・・ちゅっ・・・」

フレンダ「あっ、あっ・・・あっ、む、ぎの」

足の間にある彼女の頭を押さえようとするが、力が入らない。

フレンダ「あっ、ごめっ、ちょ、タンマ!足っ!足が!攣りそ・・・っ!」

ビキッ、という嫌な感触とともに土踏まずのあたりに激痛が走る。

フレンダ「~~~~~~~~ッ!!」

あまりの痛みにバランスを崩すフレンダ。

フレンダ「ふぐぉっ!?」

後ろに仰け反った拍子にタオルハンガーに頭を打ち付ける。

フレンダ「痛ぁいん!!ひぐぅっ!」

しかしその間も麦野は休むことなく彼女のクリトリスを責め続ける。

激痛と快感の狭間で、ついにフレンダは失禁してしまった。

フレンダ「あ、ああぁぁ・・・麦野ッ!ご、ごめ」

次の瞬間彼女が見たものは、目を疑うような光景だった。

なんと麦野が、自分の尿を飲んでいるではないか。

フレンダ「えっ」

麦野「あんた・・・なにお漏らししてんのよ」

フレンダ「あ、いやその、すみません。ていうか、あれ、飲んじゃったですか?」

麦野「・・・じゃ、次はフレンダの番ね」

ニッコリと嗤って、麦野はフレンダを見つめた。

麦野「・・・ほら」

バスタブに片足を乗せ露わになった麦野の恥部に、フレンダがそっと口をつける。

フレンダ「んぁむ・・・ちゅ」

麦野「一滴でも零したら、オ・シ・オ・キ・カ・ク・テ・イ、よ」

目を瞑ったフレンダの口の中に、暖かい液体が流れ込む。

フレンダ(ああ・・・これ、麦野のオシッコ・・・)

彼女はそのままそれを飲み込む。目を開けてみると、満足そうに麦野がこちらを見ている。

麦野「よくできました・・・」

そういうと彼女は、そのままフレンダの顔に性器を押し当てる。

それに応えるように、その敏感な部分を舐りあげるフレンダ。

フレンダ(ああ・・・すごい。もう全部見える、全部・・・麦野の身体・・・)

しなやかな肢体。豊かな乳房。肩から腰に掛けてのなだらかな曲線。

ビキニラインの内側数㎝に生えるやや薄めの恥毛。

そこから続く柔らかい谷の奥にあるのは、淡桃色の粘膜がのぞく秘裂。

こんなに素晴らしい身体を独り占めしていいものだろうか、否!むしろこれは私だけのものだ!!

そう思った彼女は立ち上がり、麦野の手を握る。

フレンダ「む、麦野・・・」

フレンダ「麦野の全部を・・・私に頂戴!!」

麦野「・・・って言われても、これ以上何を」

フレンダ「全部よ全部!もう麦野の全部がほしい!!」

言うなりフレンダは、麦野の臀部に手を回した

麦野「ちょっ!アンタまさか」

フレンダ「こっちも!!」

麦野「ひっ!」

後ろの穴に指を入れようとすると、彼女はそれを拒んだ。

麦野「や、やめなさい!そこはダメ!!」

フレンダ「結局もう止まらないって訳よ!本当ならバラバラにして食べちゃいたいくらいなんだからね!!」

麦野「バカなこと言ってひゃうんっ!!」

抵抗むなしく、すでに愛液に塗れた指はつぷつぷと肛門の中に侵入してくる。

麦野「あぐ・・・あああぁぁ~~~・・・!」

フレンダ「麦野・・・力、抜いて」

麦野「ん・・・ほぅ・・だ、めぇ・・・」

フレンダ(いま「んほぉ」って言った!!気の強い女はアナルが弱いってのは本当だった訳よ!!)

そのまま追い打ちをかけるように前の穴にも残った指を挿入する。

麦野「あっ、あうぅ!あひっ!ひぃん・・・!」

フレンダ(麦野!麦野、麦野、麦野ぉ!麦野っ!)

前と後ろで交互に出入りする指の動きに、彼女は足をがくがくと震わせる。

フレンダ「っは、はぁ、麦野!イキそう?イキそうなの!?」

麦野「ぐっっ、ふぅ、あっ、あっ・・・~~~~~!!」

プシャッという音とともに潮を吹くと、そのまま彼女はへたり込んでしまった。

麦野「はーっ・・・はーっ・・・はーっ」

フレンダは彼女から抜いた指を舐めあげる。

麦野「あ・・・ダメだってフレンダ・・・汚いよ・・・」

そういいつつも、どこか嬉しそうな表情でフレンダを見つめる麦野。

フレンダ「構わないって訳よ・・・」

2人が風呂からあがる頃には洗濯も終わり、すでに夕方になっていた。

麦野「長風呂しすぎだって」

フレンダ「いやー結局燃え上がっちゃった訳よ」

軽口をたたく二人だったが、すでに足腰はフラフラだった。

麦野「あー、気持ち良かったけど疲れたわー」

フレンダ「もう夕方かー、買い物には行けなくなっちゃった訳よ・・・ていうか、もうダメ歩きたくない」

麦野「・・・だったらさー、フレンダ」

麦野「今日、泊まっていけば?」

こりゃ明日も腰が立たねえや、と確信したフレンダであった。

一旦ここで終わります。
最後になりましたがこのssには露骨な表現が含まれていますので充分ご注意ください。

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