P「ついに俺も結婚か」 (42)
(短い予定です)
亜美「やっほー、兄ちゃーん。準備できてるー?」
P「ああ、できたよ」
真美「花婿さん、今の心境を一言どうぞ」
P「大人をからかうもんじゃないよ、真美」
亜美「兄ちゃん、緊張してるの?顔が硬いよ」
真美「今から緊張してて、挨拶とかちゃんとできるの?」
P「だ、大丈夫だ。真美のほうが落ち着きないぞ」
真美「だって結婚式って初めてだから、もう興奮しまくりだよー」
P「こら、ドレス着てドタバタするんじゃない。おとなしく自分の控室に帰ってなさい」
亜美・真美「はーい」
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あずさ「あらあらー。プロデューサーさん、タキシード似合いますねえ」
律子「馬子にも衣装、とはよく言ったものですね」
P「酷いなあ、律子。まあ、服に負けてるのは自覚してるよ」
あずさ「先に花嫁さんに会ってきましたけど、ウェディングドレス姿、びっくりするほど綺麗でしたよー」
P「ええ、俺もさっき見たけど、惚れなおしました」
律子「言いますねー。ノロケを聞いてるだけ馬鹿らしいから、もう行っちゃいましょ、あずささん」
あずさ「うふふ。私も早く運命の人を見つけないといけないわねえ」
あずさ「・・・見つかったと、思ってたのになあ」
P「はい?なにか言いましたか?」
あずさ「いいえー、なんでもないですよー」
小鳥「プロデューサーさん、おめでとうございます」
P「ありがとうございます、音無さん」
社長「おめでとう。しかし、君も私に大変な尻拭いをさせてくれたね」
小鳥「現役アイドルが担当プロデューサーと結婚、ですもんね」
P「本当に迷惑かけっぱなしですいません」
社長「大変な騒ぎだったな」
小鳥「社長の意外な影響力で、だいぶ騒ぎも収まってきましたね」
社長「フフン、私だって、やるときはやるのだよ、音無君」
P「社長には感謝してもしきれないくらいです」
P「社長が765プロに俺を採用してくれたから、出会いがあったわけですし」
社長「まあ、そんな事は気にしなくていい。今日はハレの日だ。ビシッと決めてくれたまえ」
小鳥「かっこいい姿、バッチリ撮影しますよ!」
P「いや、撮影は結婚式場の人がしてくれるそうですけど」
小鳥「個人的な趣味です」
P「・・・あ、そうですか」
やよい「プロデューサー、おめでとうございまーす」
伊織「あら、柄にもない格好して。でも、似合ってるじゃない」
P「ありがとう、やよい、伊織」
やよい「わたしもはやく結婚してみたいかなーって」
伊織「わたしの所にも、お父様がお見合いの話を持ってくるようになるんでしょうね。憂鬱だわ」
やよい「伊織ちゃんは結婚したくないの?」
伊織「そういう訳じゃないけど、親に決められて結婚なんてまっぴらだわ」
伊織「目の前でデレデレしてる奴みたいに、本当に好きな人と出会ったらね」
P「デレデレなんてしてないだろ」
伊織「鼻の下伸ばしっぱなしよ!」
やよい「とっても嬉しそうです」
P「そうかなあ。緊張してるんだけどな。人生で一番ドキドキしてるかもしれん」
伊織「あんた、あいつに恥かかせたら承知しないわよ!せいぜいカッコいい所みせなさいよね」
P「わかったよ。ありがとう」
真「うわー、プロデューサー決まってますね」
雪歩「真ちゃんよりカッコいいですぅ」
真「僕と比べないでよ、雪歩」
雪歩「ごめんね、真ちゃん。真ちゃんもカッコいいよ」
真「そういう事じゃないんだけどなあ」
P「真は今日もスーツか。ドレス着ればいいのに」
真「僕がドレス着たら、花嫁が目立たなくなっちゃいますから。なーんて」
P「まあ、真は最近、男性ファンが激増してるからな」
真「ほんとですかぁー?照れちゃうなあ」
雪歩「カッコいい真ちゃんも素敵だけど、かわいい真ちゃんも大好き」
P「お前たちも結婚したらどうだ」
真「何言ってるんですか。やめてくださいよ」
P「ははっ、冗談だよ」
雪歩「え?冗談なんですか?」
真「・・・」
P「・・・」
雪歩「フフッ、冗談ですよぅ」
P「・・・雪歩も成長したよなあ」
美希「ハニー、美希とハニーの結婚披露宴はまだ始まらないの?」
貴音「美希。そのようにプロデューサーを困らせるものではありません」
美希「アハッ、ちょっと言ってみたかっただけなのー」
P「美希、貴音。すまん、もう少し待ってくれ。まだ仕事が押してて来るのが遅れてる娘が何人かいるから」
美希「ううん、全然気にしてないの。それよりハニー、今ならまだ間に合うの」
P「間に合うって、何が」
美希「美希を連れて、愛の逃避行に出かけるの」
貴音「美希、戯れもほどほどにするのです。花嫁御寮にも失礼ですよ」
美希「むー、分かってるの!美希はもうハニーの事はキッパリ諦めてるの」
美希「でも、今日でハニーは他の人のものになっちゃうから、最後にちょっと甘えてみてもいいよね」
P「美希・・・」
美希「でも、16歳の娘と結婚するなんて、ハニーはロリコンなの。若い娘が好きなら、美希の事も好きだよね」
貴音「全然分かってないでは無いですか・・・・」
貴音「プロデューサー、美希を連れて先に披露宴会場に行っております」
P「うん、頼むよ。甘えん坊さんを見張っててくれ」
美希「ハニー」
P「うん?なんだ?」
美希「ハニーって呼ぶのはこれっきりにするね。じゃあね、プロデューサー」
春香「遅くなりました、プロデューサーさん」
P「春香。お疲れさま」
春香「私が最後ですか?」
P「いや、まだ来てない娘がいるよ」
春香「そうですか・・・あ、おめでとうございます」
P「ありがとう」
春香「いつかは私もお嫁さんに・・・なーんて、今は仕事が一番ですけどね!」
P「ああ、春香ならきっといいお嫁さんになれると思うよ」
春香「・・・正直、プロデューサーさんが結婚して、少し寂しい気持ちもありますけど・・・」
春香「それ以上に、とっても嬉しいです」
春香「プロデューサーさんが、とっても幸せそうだから」
P「春香・・・ああ、俺は今とても幸せだよ」
春香「2人でずっと、ずーっと幸せでいてくださいね。約束ですよ」
P「うん、約束だ」
春香「よーし、今日は酔っ払っちゃうぞー」
P「おいおい、無茶はするなよ」
春香「大丈夫ですって」
響「遅刻しちゃったぞー、プロデューサー」
千早「私達が最後ですか?」
P「ああ、これで出席者は全員揃った」
響「あ、ニービチおめでとう」
P「ニービチ?」
響「結婚の事さー」
P「ああ、ありがとう」
千早「私からも、おめでとうございます」
P「ありがとう、千早」
響「あっと、もう披露宴会場に行かないと、みんなを待たせちゃってるよね」
千早「ええ、急ぎましょう」
P「じゃあ、後でまた」
響「遅れてごめーん、みんな」
千早「ごめんなさい、仕事が押しちゃって」
伊織「遅いわよ、2人とも。さっさと席に座りなさい」
律子「しかし、あの2人が結婚するとはねえ」
あずさ「いつから付き合ってたのかしら」
真「僕、全然気が付かなかったよ」
貴音「私は早い時期から、なにやら怪しいと睨んでおりました」
雪歩「流石、貴音さんですぅ」
やよい「あ、始まるみたいですよー」
「それでは、新郎新婦の入場です」
オメデトー
オメデトー
千早「わぁー、真美綺麗・・・」
あずさ「おめでとうございまーす。プロデューサーさーん、真美ちゃーん」
美希「ハニ・・・プロデューサーカッコいいの。真美かわいいの」
春香「真美、輝いてるなあ・・・」
響「そういえば、亜美はここにはいないのか?」
律子「亜美はあっちの家族のテーブルよ」
響「あ、そっか」
P「今日は僕たち二人の結婚披露宴にご出席いただきましてありがとうございます。」
P「たくさんのお祝いの言葉、本当にありがとうございました」
P「765プロの仲間たちみんなで歌でのお祝いもしていただき、感動しました」
P「真美と出会ってからの3年間、長いようで短かった3年間、2人で多くの思い出を共有してきました」
P「その思い出は、ここにおられるみんなと共有される思い出でもあります」
P「今日から僕たちは新しい家庭を築いていきます」
P「みんなが祝ってくれたこの日のことを一生忘れることなく、歩んでいきたいと思います」
P「これからも、本当に未熟な僕たち2人のことをよろしくお願いいたします」
真美「兄ちゃん」
P「なんだい真美」
真美「真美、幸せだよ」
P「俺もだよ、真美」
真美「兄ちゃん」
P「なんだい真美」
真美「これからも兄ちゃんって呼んでもいい?」
P「いいよ、結婚しても兄ちゃんだ」
真美「大好き、兄ちゃん」
亜美「兄ちゃんが本当の義兄(にい)ちゃんになっちゃったよ、どうしょっか」
おわり
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