ロン「ハーマイオニー、君パイパンじゃないか！」

ハーマイオニー「ええ！」

ハリー「な、なんだって急に」

ハーマイオニー「この季節は蒸れるのよ」

ロン「おったまげー。うわあツルッツルだ」

ハリー「まあ夏だからね」

ハーマイオニー「夏よね」

ロン「うちのママは年中ボーボーだよ」

ハリー「ジニーは？」

ロン「君が一番よく知ってるだろ」

ハリー「違えねえ」

ハーマイオニー「まったく男の子ったら」

ハハハ…

ネビル「おーいお三方、そろそろ授業が始まりますだ」

ロン「いっけね、急がなきゃ」

ハーマイオニー「教えてくれてありがとネビル。良い子ね」ﾁｭｯ

ネビル「うへへえ！」

ハリー「こいつめ。えっと確か一時間目は」

ハーマイオニー「魔法薬学よ」

スネイプ「はい、みんなおはようございます」

おはようございまーす

スネイプ「最近急に暑くなりましたね。熱中症に気を付けましょう」

はーい

スネイプ「えー、では今日は…おや」

スネイプ「すいませんみなさん、先生教材を職員室に忘れてきてしまいました」

ドワッハハハ

スネイプ「ちょっと取ってきますんで、その間自習で」

はーい

ロン「すいません遅れまし…あれ？スネイプは？」

マルフォイ「教材忘れたんだってさ」

ハリー「まじかよ。ラッキー」

マルフォイ「出席はもう取ったぞ」

ロン「なんだ」

ハーマイオニー「残念」

マルフォイ「あれ、グレンジャーパイパンにしたのか」

ハーマイオニー「ええ。どうかしら」

マルフォイ「いいんじゃないか涼しげで」

ロン「あんまり驚かないのなマルフォイ」

マルフォイ「ああ。父上もパイパンだしね」

ハリー「お袋さんは？」

マルフォイ「君が一番よく知ってるだろ？ポッター」

ハリー「違えねえ」

ハハハ…

スネイプ「はいはいはいすみませんよっと…さてさて始めますかな。では教科書の32ページから」

休み時間

ハーマイオニー「次はなんだったかしら」

ハリー「食堂でチョコバーをかじる時間さ」

ロン「またかよハリー、そろそろマーさんにどやされるぜ」

ハーマイオニー「ま、たまにはいいんじゃないかしら」

ハリー「ウワアオ、珍しいねハーマイオニー」

ロン「あー、いるよねパイパンにしたら急に放埒になる子」

食堂

ロン「うめえ」フーフー、ズルル

ハリー「本気食いじゃないかロン」

ロン「朝御飯食べてなかったからね」

ハーマイオニー「あら、あれは」

ハリー「どうしたんだいハーマイオニー」

マルフォイ「お、やっぱりいた」

ロン「あれマルフォイ。君授業は？」

マルフォイ「君たちもだろ？」

ハリー「違えねえや」

ロン「ちょうど四人いることだし麻雀でもする？」

ハリー「いいね」

ドンジャラ！

ハリー「そういえばハーマイオニー」

ハーマイオニー「ん？」

ハリー「昨日剃った毛は、その、もう捨てたのかい？」

ロン「でたよ」

マルフォイ「好きだなあポッター。グリフィンドールのフリチンボウズ」

ハーマイオニー「うふふ。そういうと思って…はい」

ハリー「そうこなくっちゃ！うわあ231本もある！」

ハリー「こっちは歯ブラシにして…こっちは栞に…」

ネビル「て、てえへんだあ！」

ロン「お、ネビルじゃないか。どうした」

ネビル「てえへんですだ旦那！例のあの人が…」

ハリー「あー、例のどの人？」

ネビル「へえ、三番目の例のあの人ですだ」

マルフォイ「マクゴナガルか」

ハーマイオニー「先生がどうかなさったの？ネビル」ﾁｭｯ

ネビル「うへへえ！ああ、いけねえ。そうですマクゴナガル先生が…」

……

職員室

ハリー「先生！」

マクゴナガル「おやポッター。今は授業中のはずでは」

ロン「そんな場合かよ！先生、ほんとなんですか！？」

マクゴナガル「うふふ…はて、なにがでしょうウィーズリー」

ハーマイオニー「先生が…」

ハーマイオニー「結婚なさるって！」

マクゴナガル「ええ、本当ですよ」ニコッ

マルフォイ「ッヒュー！」

ハリー「ウワアアアオ！」

ロン「おったまげー！」

ハーマイオニー「うわあ、おめでとうございます！」

マクゴナガル「ふふふ、ありがとうグレンジャー」

ハリー「相手は誰なんですか！？」

ロン「きっとダンブルドアだよ！」

マルフォイ「いや、スネイプと見たね」

マクゴナガル「うふふ…外れですよ、二人とも」

ハーマイオニー「その二人じゃないとしたら、誰なのかしら…」

ハリー「まてよ、ってことはもしかして…」

マクゴナガル「うふふ…」ニコニコ

式当日

ハーマイオニー「マクゴナガル先生そろそろかしら」ソワソワ

ロン「君がソワソワしても始まらないよハーマイオニー」

ハリー「マン毛も生えかけだしね」

マルフォイ「いやー、しかしあの人がマクゴナガル先生となあ…」

ロン「でも言われてみればさもありなんだよな」

ハーマイオニー「ええ。そういえばどことなく良い感じだった気がするもの」

ネビル「おらあ緊張してきただ旦那あ」

ハリー「君が緊張してどうするのさネビル」

ハハハ…

パパパパーン パパパパーン

ハリー「！」

マルフォイ「来たぞ！」

パパパパン パパパパン

ロン「ッヒュー…」

パパパパン パパパパン

マクゴナガル「……」

ハーマイオニー「先生、綺麗…」

I love you forever …

新婦「えー、ではこれより誓いの儀を。新婦、ミネルバマクゴナガル」

マクゴナガル「はい」

神父「 汝、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも 、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか？」

マクゴナガル「…誓います」

ウォォォォ…

神父「……」コクリ

神父「では」

神父「新郎、ハマオカモト」

ハマオカモト「はい」

～～～～～～～

ハマオカモト「……ハッ！」

ハマオカモト「夢か…」

完

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うむ