垣根「ここから先は・・・俺が常識だ!!」 (144)

注意
主人公は垣根です。
駄文・遅筆ですがご勘弁を
連投・誤字多し
時計列は新約10,5巻とゆう感じです
原作形式の地の文ありです
雑談歓迎
感想や意見、アドバイスがあればお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406560731

あと初SSです。
では初の投下

ー序章ー
赤く燃える研究所にて


「・・・よォ。久しぶりだなァ、ーーーーよォ。」


「あぁ。[初めまして。]ーーーー。」


「?・・・なんでお前が此処にいる?・・・あの時完全に破壊したはずだが?」


「確かに、あの時悪性を表面に出された[誰かさん]はお前達に破壊された・・・そして善性を表面に出された[垣根帝督]が誕生した。」


「・・・・・」

「だが、そいつらは[垣根帝督]であって[垣根帝督]では無く、[垣根帝督]であっても[俺]では無い・・・まぁ、それは暗部抗争の時の[奴]にも言える事だがなぁ」


「?・・・どォいうことだ?馬鹿にしてンのか?お前」


「俺はさぁ、全部じゃ無ぇんだがよ、ほとんど思い出したんだよ」


「?何を言ってやがる・・・」


「まだ分からないか?さっき言ったはずだぜ?[初めまして。]ってなぁ」


「!まさか!」


「あぁ。そのまさかさ」















「俺はさぁ・・・記憶を消されていたんだよ。否うまく書き換えられていた、って方が正しいかもしれ無いがな」








       

     

ー行間1ー


少年は研究所に居た
少年は置き去り(チャイルドエラー)だった。
つい最近ここに来たばかりだが、既に友達は何人か出来ていた。ほとんどが黒髪という中で茶髪というのは珍しかったのだろうか。子供達は声を掛けなくても勝ってに近づいてきた。そのせいもあって友達作りには苦労し無かった。
親が自分を捨てた事には特に何も感じなかった。どうせ親と言ってもご飯を作ってくれただけで会話もまったく無く。世話もしてくれ無かったのだ。唯一心残りなのは向こうで出来た友達と会えなくなることぐらいか。だが自分が居なくなろうとも彼らはやっていけるだろう。

結局の所あちらに帰りたいとは思わなかった。
むしろ学園都市の能力開発には興味が有った自分にも能力は開花するのだろうかということがとても楽しみだった。
今のこの退屈な状況から何かが変わるんじゃないかと思っていた。
「おい垣根?垣根ってば!」
友達の一人が自分に話しかけていたようだ。思考を中断させる。
駄目だ駄目だ。最近一人で考え事をする事ぎ多くなってきた。気をつけないと
「はい。どうかしましたか?」
「どうかしましたか?じゃねぇよ!ったくまぁいいけど・・・ほらあそこの女の子見てみろよ。新入りじゃね?」
友達が指を指す。その方向を見てみると確かに見慣れない少女が壁際で体育座りしていた。だいたい自分が中学生だから小学生・・・大きくても自分の一個下ぐらいか。
「とりあえず声、掛けてみようぜ」
「そうですね」
これが悪夢の始まりだった

今日はここまで。感想なんかをくださると嬉しいかぎりです。
>>1はスマホアプリのパズデックスの方もやってるのでそちらの話もしてくれれば大歓迎です。

このSSを見て気分を悪くした方がいれば申し訳ございません。>>1はこれからも読みやすいように書けるよう、努力しますのでよろしくお願いします。
では投下

-1-それぞれの目覚め


一方通行は自室のベットの上で目を覚ました。
(……また目が覚めたか。)
最近、彼はあまり眠れていなかった。
それは、世界中に散らばる妹達を繋ぐMNWの『総体』から受けた言葉が原因だった。
(どォいう事だ?俺があいつ等を偶像化している?そンな事はねぇ。俺はあいつ等を、一人の人間として……)
そういえば、あの『総体』はこうも言ってなかったか?意識して克服できるものでもないと。
そしてさらに、強く意識する事が、かえって相手を『可哀そうな枠』の中に入れてしまうと。
(つまりは、今こんな事を考えている事自体、あいつ等を偶像化してる事になンのか?)
意味が分からない。と青年は乱暴に頭を掻きながら、ベットから立ち上がり、リビングに向かう。
リビングには、彼の同居人。というか、彼が居候している家の家主、黄泉川愛保が既にいた。
「おはようじゃん。一方通行。……最近早いようだけど、顔色も悪いし、何かあったじゃんよ?」
彼女は、心配そうな表情で問いかけてくる。
「……何にもねェよ。心配ねェ。」
「……そォじゃんか。」
彼女は、少し悲しそうな顔をして話し続ける。

「確かに、私達の関係は、紙にかけば同居人ってだけじゃんよ。……でも、私はそうは思わないじゃん。この家に住んでいるみんな全員、家族だと思ってるじゃんよ。だから、できれば家族に対して隠し事はして欲しくないじゃん。」
「!そォか。」
あぁ、自分は本当に分かり安い甘い言葉に弱いなと思いながら続ける。
「だが悪い、これだけは言えねェ。俺もお前等を……家族だとおもってる。だが、これは俺が自分で解決しないと前に進めない気がするんだ。」
彼はもはや、自分のついた嘘を躊躇なく払いのける。
そして、自分の『家族』に対して、自分の本音を話す。
「そうじゃんか……」
黄泉川は少し俯いて黙り込んだ。と思うとすぐに顔を上げて豪快に笑いだした。
「なっ何笑ってやがる!?」
「あっはっはっはっは!いやぁ、一方通行がそんなこと言うのが少しおもしろくてさぁ」
いや、その笑い様はちょっとってレベルじゃねェだろ。と一方通行は思いながら
「畜生が……。こっちは真剣だったってのによォ」
いや、と黄泉川は笑うのを止め、一言区切ると
「でも正直、安心したじゃん。お前がこれからも全部一人で背負っていくんじゃないかって心配してたのは、本当じゃんよ。」

二人の怪物が目を覚ましたのと同時刻、第七学区のとある道路にて。

「……不服だ。」
上条家のマスコットキャラクター。オティちゃんは、大絶賛不機嫌だった。
現在、オティヌスはある物の中に隔離されていた。

「仕方無ぇよ、こればっかりは……」
今日は上条当麻の退院日だった。
上条御一行は、病院から帰る途中であった。
「なんせ病院には『これ』しか無かったし、つーかなんで『これ』が病院に有るのか謎なんだけどな。」
『これ』とはカエル顔の先生にオティヌスの話をしたら、退院祝いとしてプレゼントされた物である。

「確かに! 『これ』は現状の、我々の悩みを全て解決する物だ! だが、さすがにこれはあんまりだろう!?」

「いいじゃないのよ、もう。……諦めなさい。」
御坂美琴は呆れと哀れみを込めた視線を、オティヌスに向ける。

「駄目だ! これは私の人としての最後のプライドをも、傷つける!」
さぁ、お見せしよう。
みんなのオティちゃんが『これ』に入った経緯を!
そして、『これ』の正体を!

時は少し逆上る。
午前七時。
病院にて

「さて、君も今日、やっと退院だね」
カエル顔の医者が、上条に話掛ける。

「ホントーにお世話になりました!」
上条はリハビリやカエル顔の医者の完璧な治療のおかげでもはや、完全に思い通りに動かせるようになった体で、勢い良く頭を下げる。

「ありがとうなんだよ!」
「本当にこのバカがお世話になりました。」
「世話になった。」
それぞれ、上条当麻の退院祝いに来た、インデックス・御坂美琴、そして退院祝いというか、上条が入院している間ずっと病院にいたオティヌスがカエル顔の医者に礼を言う。

「いやね。医者として当然のことをしただけだね。」
と、カエル顔の医者はさも当然といった顔で答える。

(確かに、やってる事は当たり前のことなんだろうけど、そのスピードが異常なんだよなぁ)

事実、上条はアニメにでも出てくる、全身包帯でグルグルのミイラみたいになってもおかしくないほどの大怪我だった。
しかしこの医者は、そこらの医者なら三倍はかかるんじゃないか、というスピードで、上条をここまで回復させることに成功した。
これは異常以外のなんでもないだろう。

「先生。本当にありがとうございました。」
上条は、もう一度深く頭を下げる。

「そこまで言うならもう、怪我はしてほしくないんだけどね?」
と、カエル顔の医者はどうかえってくるか、分かりきっている問いを上条に言う。

「それは分かりません。……また今回みたいに、目の前に困っている人がいれば、放っておけないし、また怪我するかもしれない。でも、俺はそれを曲げるつもりは無い。これは、これだけは、曲げちゃ駄目だとおもうんです。」
上条は自分の思いを真っ直ぐ告げる。
こういう所が、彼の周りに人が集まる理由かもしれない。

中途半端ですが今日はここまで。
いつになったら一章は終わるのやら……
次は『これ』の正体にも迫ろうかとおもいます。
そして、バズデックスでは、とうとうアリサちゃんがでましたね!なんとしても欲しい!無課金の>>1には厳しいかもしれませんが……

ちゃんとノートかなんかにプロットまとめとかないと、この登場人物数だとストーリーがすぐに破綻しちゃうよ
実際に2回読み返したけど、場面があっちこっちに飛んで、しかも時系列もあやふやだから情報が入り辛い

垣根が主人公なら、最初ぐらいは垣根に焦点を絞って「場面設定」をするとストーリーが締まるよ

例えば、>>6>>23を最初に持って来て、「これは垣根の物語です」と印象付けて、そのまま「今の垣根」がよくわかるギミック(戦闘でもギャグパートでもなんでも良い)を仕込めば、後々、キャラを増やしてごった煮にしても整理が付きやすいと思うよ

PSPじゃなくて、いわゆる「大学ノート」で良いじゃん?
そして、それを人は「ネタ帳」「黒歴史」などと呼ぶ

お久しぶりです。
やっとリアルのほうも落ち着いてきたので、早速投下……と行きたいのですがその前に。
前にこのシリアスは四章で構成すると言いましたが、すみません。軽く書きためてみましたら、思っていたよりも長くなりまして……五章構成になるかと思います。
では投下。

    -行間2-


「おーい。そこの女の子、新入りか?」

友達が謎の少女に対して声を掛ける。

……なれなれしい。非常になれなれしい。

初対面でこんな声をかけられては、少女も困ってしまうんじゃないだろうか?


「……」

思った通り、少女は答えない。


「……なんだよ。シカトかよ。」


「否、貴方がなれなれしすぎるんですよ。」

垣根帝督は深くため息をつき、思った事を口にする。

「いやさぁ、こっちが明るい感じにいけば相手も気が楽かと思ったんだけだなぁ。」

友達は頭を掻きながら、自分の思った事を口にする。


「確かにそうかもしれませんが……まぁ見ておいてください。」

友達が、ちゃんと考えて口にしていたことに少し驚きつつ、垣根は少女へ声を掛ける。


「失礼、お嬢さん。見ない顔ですが、新しく入った方でしょうか?」


「……はい。……多分。」

垣根の言葉に反応し、少女は答える。


(多分?どういう事でしょうか?)

「多分?どういうことだ?」

友達が、垣根も思っていた事を問いかける。


「じつは……………………………………………………………………………‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・・・・・ ・ ・ ・    ・        ・

>>49
いやいや>>1は初心者って自分で言ってたし
たとえ上から目線でも教えてくれる人が居た方がいいでしょ
アンタが何を思ってそんなこと書いたのかは知らんけど

所でssって[。]は書く必要なかったんじゃなかったっけ?
長文&間違ってたらごめん

-二章 過去との和解、未来との決別-



10:00


遅めの朝食を済ませた垣根は、太陽が眩しい学園都市の路地を歩いといた。


(ハァ……眩しいなぁ太陽ってのは)


自分達の様な人間には太陽は、眩しすぎるとため息をつきながら彼は思う。


(まぁ、そんな事今考えても意味が無い。それより……)

彼は別に宛もなく、太陽が照りつけるこの道を歩いている訳ではなかった。


「一体どこに居んだよ……」


彼が本日二度目のため息をつこうとした所で。


「キャャアアア!!」

と彼の耳に少女の悲鳴が割り込んできた。

周りを見渡すと、どうやら悲鳴は近くの路地裏から聞こえてきたようだった。

彼は、もう一度、よく、周りを見渡し、そしてやっと本日二度目のため息をつく。

(……なんにも変わらねぇ。)

そう。なにも変わらないのだ。

少女の悲鳴が聞こえたというのに。


(所詮人間はテメェが一番可愛い。だからコイツ等が動かねぇってのも当たり前っちゃ当たり前だ。)

だが、と垣根は思う。


「こんなんじゃあ、守りたい物のために立ち上がったアノ野郎の方が光に見えちまうじゃねぇか……」

白髪赤眼のある青年を思いだしながら彼は呟き、路地裏へと足を向ける。

今日はここまで。
パズデックス、次はフレンダでましたね~。欲しいですけど……アリサに使っちまいましたからねぇ、無課金にはキツイご時世ですね……

暇だ~って事で投下しようと思います。
お盆中にはバトルに突入したいなぁと思っています。

>>56 そうなんですか!?知りませんでした。これからは極力無しの方向で行きたいと思います。

垣根は路地裏の前までくると、ゆっくりと周りを見渡した

どこにでも有るような路地裏だった。

だが、垣根にはそれが地獄の入り口のようにも思えた。

一度入っては二度と返さないというような雰囲気を感じる

懐かしい空気だと思う

彼の足の一歩分前の位置の地面には無数の鉄杭が打ち込んであった。

中途半端に錆びた杭は、長さ10センチから30センチとまちまちで、入り口から奥へ1メートルほどの間に、びっしりと植えられている。まるで鉄の草むらだ

「警備ロボット対策、ねぇ」

彼は鼻で笑う

天井に張られている、ビニールシートもそうだが、こういう物は警備員が月1か週1で強制撤去するし、人間が避けて歩く分には何も難しくない。が


「ボランティアでもしてやるとしますかねぇ」

彼がそう呟いただけで、目の前にあった鉄の草むらはサーという音とともに『分解』された。


(やっぱり、久しぶりすぎて『こっちの力』は使いづらいな)

彼は『自分の力』について考えつつ、どんどん路地裏の奥へと足を進める

「もっと手荒い歓迎があると思っていたんだが……俺に怖じ気づいたか?」

彼が一人呟いていると、突如目の前から大きな火の玉が飛び出してきた。


「なんだこれ?」

彼は少し驚いた顔で、呟く

彼が軽く正面に手をかざしただけで、その火の玉は音も無く消滅する。


「スキルアウトじゃ無ぇのか?」

そう、彼が疑問に思ったのはこの場で自分以外の能力が存在することだ


(スキルアウトってのは無能力者の集団のはずだ。今の火力はあり得ねぇ)

確かにスキルアウトにも能力者は存在する。が、それはどれもが日常でとても使えるものでは無いレベル1、あってもレベル2だ。だが、今の火の玉は確実にレベル4クラスの威力はあった


(つーことは暗部か?)


「おいおい。アンタが何をしにここに来たのかしらねぇけど、無能なスキルアウトなんかと同じにするなんて失礼じゃねぇかよ、あぁ!?」

「俺達はーこの無能なやつらを成敗してるー正義のヒーローでーす。」

暗闇からまた一人、柄の悪い青年が姿を表す。

「……無能力者狩りか」

垣根が相手を判断し呟くと


「まぁ、そう呼ばれていますねぇ」

今度は残りの二人とは違い、人の良さそうな笑みを浮かべた青年が姿を現す。

だが、今この状況でこの青年を見て、好青年だと思うものは居ないだろう。

その左手は少女の黒い髪の毛を握っており、右手には鉄パイプを持っていた

垣根が、自分が右手に持つ鉄パイプを見ていることに気づいたのか、青年はわざとらしく鉄パイプを持った右手を上げて愉快そうに話す

「これですか?いやー、一時期は能力を使っていたぶっていた時もあったんですがねぇ、何分能力を使っちゃうと相手がすぐダウンしてつまらないんですよね。」

青年は掴んでいる髪の毛を引っ張り、少女を自分に引きよせる


「いやっ!離してっください!」

少女が必死に抵抗するが、髪の毛を引っ張られている為その抵抗も意味をなさない


「だからこうしてっ」

青年は鉄パイプを振り下ろす。

とりあえずここまで。
また後でくるかもしれません。

「おいコラ。勝手に人を殺してんじゃねぇぞ。」


「………え?」


「なっなん何で生きてんだよ!?お前!」

男達の乾いた笑い声が消え、叫び声に変わる。


「なんでってお前、そりゃーーーーーー」


「あの程度の炎で俺が死ぬ訳ねーだろ」


「!ッひぃぃぃぃ」


垣根は、発火能力の男を指差し口を動かす。


「吹き飛べ」

「は?…ゴッ………ガッ!?」


乙。>>47-48は偉そうでしたね、すみません。


折角、地の文を使っているんだから、バトルにはもっと動きの描写を入れるといいですよ。

例えば、>>75

「吹き飛べ」

「は?…ゴッ………ガッ!?」

なんかは、

***

「吹き飛べ」

瞬間、感知できない『何か』が発火能力の男に襲い掛かった。

「は?…ゴッ………ガッ!?」

一体どんな攻撃を受けたのか?

男はそれを知る暇も、ましてや能力の正体を洞察する間もなく、強烈な衝撃に吹っ飛ばされて背後の壁に激突した。

「おっお前一体何をした!?」

込み上げてくる吐き気をなんとか押さえ込み、恐怖まじりの声で言う。


***

といった感じ?

ト書きじゃないから、『誰が何をした』という最低限の情報が地の文には必要ですよ。

もちろん、あまり情報を詰め込むとくどくなってしまいますから、そこは書き手のセンスが必要です。

どんなに!や?を多用したところで、描写にメリハリが無ければ淡白な文章になってしまいます。

色んな小説を読み比べて、そして自分の文章と比較して、なにが足りて居ないかを考えると上達すると思います。

……最近のラノベはあまり教科書にはなりませんがー

そうそう、パズデックス始めてみました。
とりあえず、麦のんが出るまでリセマラですなー

「アンタ、はさ、『新しいクローン』の話を聞いた時……どう思った?」

御坂は、振り絞るかのように弱々しく、ゆっくりと問いかける。かつて一万もの命を救った英雄へと。

そうだな。と上条は頭を掻き、水を一杯飲む。

沈黙が流れる喫茶店には、彼がコップを置く音さえもが響きわたった。


「正直言うと、『俺は』またどっかの研究所なんかが実験でも始める気なのか? と疑ったよ」

彼は決して『俺も』とは言わない。


「お前はどう思ったんだ?」

「私は……」

御坂は一度、言葉を止める。

言いたく無かった。聞かれたく無かった。

ここで言ってしまえばもう、次こそ自分は立ち直れないだろうから。

だが、ここで止まる事は許されない。

今生きている妹達にも、死んでいった妹達にも、自分にも、そして。目の前で、真っ直ぐ自分を見つめている少年にも。

彼女は覚悟を決める。

裏切られる覚悟を。

全てを背負う覚悟を。


「私は、信じてみたかった。自分がDNAマップを提供した事が、間接的にでも人の役にたつことを」

先日、蛙顔の医者が言っていた。クローン技術で救える人がいると。自分がDNAマップを提供し、作り上げられた妹達のデータが役にたつと。

もちろん、最初は疑っていた。だが、捨てきれなかった。自分がDNAマップを提供したことで、救われた人がいたことを証明したかった。

「こんな理由で……こんな理由でクローンを作ることを許可しちゃった私って、最悪よね……」

御坂は今にも泣きだしそうな顔で話し、そして俯くとそれっきりなにも言わなくなった。

喫茶店にもう一度、沈黙が流れる。


「なぁ」

次に、沈黙を破ったのは上条だった。

中途半端ですが、今日はここまで。
基本的に序盤、中盤は上条さんには裏方に回ってもらって、物語の裏側を暴いてもらおうかと思っています。
今回のもそれの一つだと思って頂ければ。

パズデックス、全然水着みこっちゃんおちない……
進化素材や専用ゲコ太でボックスが圧迫されていく一方……不幸だーーー!!

では寝ます。おやす~ノシ

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