麦野「クリスマスまであと一か月かぁ……」 (89)

~ファミレス~

垣根「あー言われりゃそうだな」ズズー

麦野「音立てて飲むな、行儀悪い」

垣根「はいはい。で、クリスマスまで一か月だとなんか問題があんのか?」

麦野「いや、普通に憂鬱だろ。フリーの身としては」

垣根「確かにお前んとこはグループ内にカップルいるからな。ダメージでかそうだ」

麦野「しかもそれを感じた絹旗が、私に気を使って『クリスマスに遊びましょう!』って言ってくる」ズーン

垣根「あーそれは……ご愁傷さま」

麦野「うっせぇ。あんたはどうなの?」






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垣根「ハッ!俺ほどのイケメンがフリーなわけないだろう?」

麦野「ホントは?」

垣根「超暇。一日中寝る予定」ズーン

麦野「人の事笑えないじゃない……あの子は?あのドレスの」

垣根「仕事がいっぱい入っているんだと。つーか年下とか興味ないし」

麦野「ふーん。あ、そういえばアンタんちの冷蔵庫の中身そろそろ無くなるんじゃない?」

垣根「そうだっけ?しらね」グテーン

麦野「はぁ、ホントだらしないわね。じゃあ今日の夜夕飯作りがてら補充に行くわ」

垣根「いつもいつも助かるわ。あ、お前用のシャンプーも切れかけなかった?」

麦野「あー、そんな気がする。じゃあそれも買ってくわ。じゃあまた夜に」

ガチャン アリガトウゴザイマシター

垣根「はぁ……彼女欲しい」グテーン



しっかりものの麦野さんとだらしない垣根くんがお話しするだけのSS

~アイテム隠れ家~

ガチャッ

麦野「ただいま~っと。ん?」

ガラーン

麦野(……あぁ、今日月曜ってことは絹旗は学校の寮に帰ったのね)

麦野「で、浜面はフレメア連れて滝壷のお迎え、か」コタツハイリ

麦野(暇ね……)

麦野(…………)ヌクヌク

麦野(……はっ、寝かけた!)

麦野(レポート書こ)

麦野「……」カタカタカタ

麦野「……」カタカタカタ

麦野「……」カタカタカタ

麦野「……ホットココア美味し。さてもうひと踏ん張りしますかね」ズズズ

麦野「……」カタカタカタ

ガチャッ

浜面「お~さみぃさみぃ~。っと麦野帰ってたのか」コタツハイリ

ムギノータダイマー ニャア ハマヅラテアライウガイ!!

麦野「浜面、帰ってきたら手洗いうがい。フレメアだって出来てるつーのにアンタは……」カタカタカタ

浜面「へいへいっと。まぁ俺は馬鹿だから風邪引かないけどな」スッ

ドタドタ

フレメア「大体、外は寒すぎ。にゃあ」コタツモグリ

滝壷「そんなに急がなくてもコタツは逃げないよ。ただいま、むぎの」コタウハイリ

麦野「おかえり滝壷、フレメア。滝壷、アンタやっぱ制服に合うわね、霧ヶ丘の」カタカタカタ

滝壷「むぎのそれ言うの何回目……?でもありがとう」

浜面「っし!手洗いうがいも済ませたから俺もコタツに入らせてm」

麦野「浜面、私ココアおかわり。滝壷とフレメアとアンタの分も。早く」カタカタカタ

浜面「……わかったよ」スタスタ





~しばらくして~

麦野「よし。切りいいし、ここで終わり!」カタカタカッターン!

滝壷「むぎの、お疲れ様。みかん食べる??」

麦野「ん、いただくわ」パクッ

浜面「やっぱ絹旗がいないと静かなもんだな」パクッ

フレメア「ちょっとさびしい。にゃあ」パクッ

滝壷「だけどこれもきぬはたの為……だよね?むぎの」

麦野「そ。これでちっとはアイツも真面目に生きてくれるでしょ」パクッ

浜面「しかし暗部上がりの絹旗と滝壷を学校に編入させるとはやっぱレベル5の力半端ねぇな。しかも霧女と長点上機」

滝壷「その変わりに、むぎのがいろんな研究や論文に協力してくれてるから。そのレポートもそうでしょ?」

麦野「そ。でもアンタも絹旗も何も気にしなくて良いからね?結構良い金になるし、コレ」

浜面「麦野様、この浜面めにも良い就職口を……!」

麦野「知らないわよ。そもそも私が紹介してあげたところを3日でクビなったのはドコのどいつ?」

浜面「あれはあのクソ上司が無能力者を舐めた発言をしたからつい拳が、な」アハハハ

麦野「何やってんだか……まぁ適当に探しとてあげるわ」

浜面「! 神様仏様麦野様!!!」オガミ

フレメア「浜面、大体情けないかも。にゃあ」










~その夜・垣根宅~

麦野「ってことがあったわ」ジュージュー

垣根「ふーん。浜面、情けねぇな、あいかわらず。お、良い匂い」

麦野「もうすぐ出来るからお皿並べといて。で、なんか良い就職口無い?」グツグツグツ

垣根「了解した。でも研究職NGだろ?あと裏の仕事系も」カチャカチャカチャ

麦野「そりゃあ浜面には頭使うのは無理ね。もちろん裏の仕事なんか絶対させないし」

垣根「そうなるとなぁ。ま、俺も探しといてやるよ」

麦野「お願いね。はい、じゃああと盛り付けて完成」モリツケ

垣根「お前料理上手いよな、意外に。んじゃいただきます」モグモグ

麦野「意外は余計よ。はい、じゃあ召し上がれ」

垣根「普通にうめぇし。あとでレシピ教えてくんね?」モゴモグ

麦野「別にいいけど。そもそもこれぐらいいつでも作りに来てやるわよ?」

垣根「いやいや自分で作ってみてぇんだよ。料理できる男になれりゃクリスマスはさびしい思いせずに済むかもしれねぇだろ?」

麦野「はいはい、せいぜい無駄な努力頑張りなさい」











~夕食後~

麦野「……」カタカタカタ

垣根「……」スッスッスッ

麦野「……」カタカタカタ

垣根「……」スッスッスッ

垣根「何やってんの?お前」

麦野「論文」カタカタカタ

垣根「そ」スッスッスッ

麦野「あんたは?」

垣根「パ○ドラ」スッスッ

麦野「あ、そ」カタカタカタ

麦野「……」カタカタカタ

垣根「……」スッスッスッ

~入浴後~

麦野「あぁ、良い風呂だったわぁ♪」

垣根「お前、今日一番良い顔してるな……お前んとこもそんな変わらないんじゃねぇの?」

麦野「いやいやここまで良い部屋じゃないから、私らんとこは」

垣根「なんで?引越せばいいじゃねぇか」

麦野「あんまり良い生活させすぎるとフレメアの成長に良くないでしょ?」

垣根「はぁ。結構考えてるんだな、お前。そういや風呂の中でも思ったけどちょい太った?」ニヤッ

麦野「ブチ[ピーーー]わよ?そういうアンタだって腹に肉ついて来たんじゃない?」

垣根「え、マジ?うわー凹むわ……ほい、コーヒー牛乳」キュポッ

麦野「ん。ありがと」

垣根「……」ゴクゴクゴク

麦野「……」ゴクゴクゴク









~就寝~

垣根「っし!そろそろ寝るか」

麦野「そうね。アンタ明日は何か予定あんの?」

垣根「ふっふっふ、聞いて驚くな。明日は上条・一方通行とクリスマス対策会議をするぜ?」

麦野「学園都市1位2位と幻想殺しで何やってんだか……」ヤレヤレ

垣根「うるせぇ。そういうお前は?」

麦野「一日研究所かしら。あーインテリ科学者どもと一日中一緒とか考えるだけで憂鬱だわ。っともうちょっとこっち寄りなさいよ。アンタ少し布団から出てるじゃない」

垣根「おぉ、通りで寒いと思った。じゃあ明日はインテリ科学者どもと楽しい一日を過ごしてくれ。おやすみ」

麦野「アンタこそせいぜい意味のある会議にすることね、おやすみ」

垣根・麦野(はぁ……)

垣根・麦野(クリスマスまであと一か月かぁ……)


一日目終わり


主要登場人物紹介

垣根帝督
スクールの元リーダー。
一方通行に敗れた後、木原一族の力を使い一方通行への怨念にまみれ復活……するはずであったが、心の奥底にあった強い善意と混じり合い、結果として元より幾分か真面目になり復活した。
が、善意100%の白垣根ほど真面目ではなく、また長く暗部にいたこともあり堕落しきっていた。しかし麦野沈利との「ある一件」から徐々に変わり始める。
現在は一方通行とも和解し、上条当麻や土御門元春などを巻き込みながらそれなりに楽しく暮らしている。
能力は『未元物質』であり、その生成に関しては瞬間再生・無限増殖が可能である。その能力を生かし、研究機関等に未元物質を提供することで生計を立てている。

麦野沈利
アイテムのリーダーにしてレベル5第四位の『原子崩し』
ロシアより帰還後、暗部解散に伴いフレメアそしてアイテムの面々を守っていくことを誓う。
自身が多くの研究に協力することを条件に、絹旗最愛や滝壷理后を学校に編入させた。
復活したての垣根帝督に対しては、かつての恨みから一度殺そうとするが……
現在は滝壷・浜面仕上とともにフレメアの面倒を見ながら、各種研究職に忙殺される毎日を過ごす。


そんな二人のクリスマスまでのお話です。



壷じゃないよ…

>>28
すいません、『壺』でした。



~次の日 ファミレス~

上条「はぁ……不幸だ。垣根に呼び出されるとロクな事無いんだよなぁ」ハァ

一方通行「珍しくテメェと意見が一致するぜ……」ハァ

垣根「おいおい二人揃ってヒデェ事言ってくれるじゃねぇか。いいか、今日の集まりはお前らにもメリットがあるんだぞ?」

上条「何だよ、俺らのメリットって」

垣根「ふっふっふ、どうせお前らは寂しいクリスマスを過ごすんだろ?」ニヤッ

上条「……」

一方通行「興味ねェ」

垣根「まぁロリコンは置いといて。なぁ上条、お前だって彼女と聖なる夜を過ごしたいだろう?」

上条「……いや。あのな?垣根、落ちついて聞いてくれよ……?」

一方通行「誰がロリコンだ。つーか三下は彼女いるぞ?知らなかったのか?」

垣根「……なん………だと。上条は……鈍感で誰ともくっつかない……クソ野郎のはずだろ……?」

上条「ひでぇ言われようだな、俺……」ズーン

垣根「そ、それで一体誰なんだよ!!上条の彼女っていうのは!!」ガタッ

上条「いやいやお前には絶対教えないぞ!100%良いことなさそうだし!」

垣根「この腐れリア充がっ……!一方通行、お前も知りたいよな!!?」

一方通行「別に興味ねェし」シレッ

上条「というか一方通行だってあの娘と彼女みたいなもんだろ?ほら、あの」

一方通行「黙ってろ三下。この馬鹿に余計な事吹き込むな」

垣根「はぁぁぁぁぁ!!?お前みたいにロリコン根暗借金まみれファッションセンスゼロロリコンモヤシ厨二病野郎に女だとぉ!!?」

上条「お前どんだけ言うんだよ。つーかロリコン2回入ってるし」

一方通行「……」カチッ

上条「ってこっちは無言でチョーカーのスイッチを入れてらっしゃる!!!?」

垣根「こうなったら上条もろとも[ピーーー]やぁぁぁ!!!」ファサ

一方通行「上等だよ、このクソメルヘンがァァ」キーン

上条「ちょ、お前らここファミレス……だぁぁ、不幸だ~~~!!!」

ドカーン

~アイテム隠れ家~

浜面「それでファミレスをぶっ飛ばした、と」

垣根「ハッ!俺と一方通行がそんな無意味な破壊をするけないだろう?ぶっ飛んだのは上条だけだ」フッ

浜面「(あわれ大将……まぁそれでもアイツなら平気か)しかし、上条や一方通行に彼女が出来ていたとはなぁ」

垣根「一方通行の方はまだ違うっぽいけどな。しかしその反応からしてお前も知らなかったのか」

浜面「まぁそんなに頻繁に会うわけじゃないからなぁ。一方通行は普通に怖いし。アイツに彼女とかマジで信じられん」

垣根「そいつは同感だわ。逆に上条のほうは候補が多すぎて一体誰だか―――」

タダイマー ア!テイトクキテル!! アノモフモフダシテモラウ!ニャア!!!

垣根「っとあのガキに未元物質で遊ばれないように帰るわ」ガラッ

浜面「はいはい……。あ、そうだ垣根、一ついいか?」

垣根「あん?」

浜面「……お前毎日楽しんでるか?」

垣根「……ん。麦野には感謝してるさ、伝えといてくれ。じゃあな」ファサッ

浜面「自分で言え……って行っちまったか」ヤレヤレ

アレ?テイトクハ? カエッタ? ハマヅラ、ダイタイヤクタタズ!!!

~夜・垣根宅~

垣根(うーん……?麦野のレシピ通り作ったはずだが何か違う)モグモグ

垣根(なんかこう……アイツのはもうちょっと美味かったような気がするんだよな)モゴモグ

ガチャッ

麦野「お邪魔するわ。夕飯は?」

垣根「自分で作った。つーか今日は一日研究所じゃなかったのか?」

麦野「また夜中から出るわよ?そこがウチよりここからの方が近いからちょっと休憩所代わりに」

垣根「ったく人んちを何だと思ってんだよ……俺の作った奴の余りならあるけど食べるか?」モグモグ

麦野「アンタの自炊?ってこれ私が昨日作ったのと同じメニューじゃない。確かにレシピは置いていったけど、まさか翌日に作るとは……」ハァ

垣根「俺に常識は通用しねえ」キリッ

麦野「はいはい。それじゃいただくわ」

~~~

麦野「……」パクッ

垣根「……」ジーッ

麦野「何よ?なんか言いたい事でも?」

垣根「いや、どうかなぁと思って俺の料理。なんか自分的には今一つなんだが」

麦野「そう?良く出来てると思うけど。まぁ私のレシピ通りやってるんだし当然か」

垣根「そっか、美味いか……ふっ、今度は俺流のアレンジを加えてオリジナルを超えてやるぜ!」

麦野「おい、フラグ立ててんぞ」

~夕飯後~

垣根「っし洗い物終わり!!」キュッキュッ

ガチャ

麦野「お疲れ。それと一番風呂いただいたわ」ホカホカ

垣根「おお。お前今から少し寝るんだろ?多分お前が出てく時間まで俺起きてるから時間教えてくれれば起こしてやるぞ」

麦野「自分で起きるつ―の。アンタは今から何するのよ」

垣根「映画見るんだよ。今日借りてきた奴」ポチットナ

麦野「ふーん。じゃあ私も付き合ってあげる。どうせあんまり眠くないし」ドサッ

垣根「こら、ソファ半分以上占領すんじゃねぇ。ったく今からの仕事に影響しても知らねえぞ?」ドサッ

麦野「平気よ。さぁ始まるわ」

~~~~

コトッ

垣根(なんて言ってやがったのに……)チラッ

麦野「zzz……」スースー

垣根(始まってそ早々、人の肩に寄れ掛かったと思ったらそのまま寝ちまいやがった)

垣根(やっぱ相当疲れてんじゃねぇか、無理しやがって)ヒョイ

麦野「んっ……zzz……」スースー

垣根(昨日は太ったとか言ったがやっぱコイツの体軽いな)ガチャッ

垣根(っとこうやってベッドに寝かせておけばあの体勢でいるよりはいいだろ)

垣根「それじゃあ麦野、おやすみな」ガチャ

麦野「zzz……♪」スースー

~~~

垣根「…………は!!俺のまで映画見ながら寝ちまった。つかどんだけつまんねぇんだよこの映画!!!」

垣根(あ、やべぇ。麦野、まだ寝てるんじゃ)

麦野「中々のアホ面で寝てたわよ、アンタ。ま、私もそうだったんだろうけど」クスッ

垣根「結構爆睡してたように見えたが起きるとはさすがだな。もう行くのか?」

麦野「実感ないけど疲労って溜まってるもんね。ええ、もう出るわ」

麦野「ベッドまで運んでくれたお礼にアンタの明日の朝ごはん作っといたからチンして食べなさい?それじゃ―――」

垣根「……麦野、無理すんなよ」

麦野「……ふっ。アンタが私の心配?アンタはいずれ『私に殺される』のに?」

垣根「……」

麦野「安心しな、学園都市第4位は伊達じゃないのよ。じゃあね」

バタンッ

垣根(そういやそうだ……俺はアイツに殺されるんだったな。もしかしたらクリスマスに生きてねーかもな、俺……)


二日目終了

~11月27日・とある高校~

上条「クリスマスパーティ?」

青ピ「そや!あと一か月しかないんやし、もう開き直って男子だけで騒ごうやないか~」グッ

上条「な、なるほどな。でも生憎その日俺は用事が……」

青ピ「あぁん?!」ギロッ

青ピ「上やんは12月24日もしくは25日になんの用事があるんや?あぁん!!?」ギロッ

上条「(こえーよ!全盛期の一方通行かよ!!!)いや、大した用じゃ……そう、補習だよ!補習!」

青ピ「その日は補習ないよ?僕が小萌先生の補習のスケジュールを把握してないとおもっとんの?」

上条「うっ!」

青ピ「みんなー、なんか上やんがクリスマスに予定あるらしいでぇ」

ナンダト!! カミジョウシネ!!! ユルサン!! エ。ダレト。 コンナコトナラホシュウイレレバヨカッタデスー

上条「(やばい、なんかスゴイ騒ぎに!?)ちょ、土御門!お前本なんか読んでないで庇ってくれよ」コソコソ

土御門「……」パタン

クラス一同「??」

上条「……」ゴクッ

土御門「上やんはクリスマスに最近出来た年上の彼女とデートするからパーティへの参加は無理だにゃ~」

上条「おまっ……」

クラス一同「…………死刑」

上条「待て!俺昨日も結構な目に遭ってまして……不k」

バーン! ドカーン!! コロセ―!!! ウソ。ダレ。 クッ、カミジョウノクセニ。

~放課後~

上条「ったく酷い目に会いましたよ……」

上条(でも……やっぱり恋人とクリスマスを過ごせるってのは嬉しいな。クラスのみんなには悪いけど)

上条「っし!!!じゃああと一か月頑張りますか!」

ガチャ

上条「ただいま~」

インデックス「おかえりなんだよ」モグモグ

垣根「おかえり。ホント良く食うな、シスターちゃんは」

上条「いやインデックスさんの食欲には上条さんも困って……ん?」

垣根「? どうした?」キョトン

上条「なに当たり前のように俺の家にいるんだよ、お前が!」

垣根「そりゃお前の彼女の情報を集めに来たに決まってるだろ」

上条「お前そんなに気になってたのかよ。まぁこの部屋にきたところで……」

インデックス「♪」モゴモグ

上条「イ、インデックスさん?付かぬことを伺いますがその美味しそうなケーキは……?」

インデックス「ていとくがくれたんだよ!」モグモグ

上条「もしかしてその見返りに……?」

垣根「おう。いろいろ話を聞いたぜ。写真も見せてもらった」ニヤッ

上条「だぁぁ。何食い物につられてるんだよぉぉぉ」ガーン

垣根「別に良いじゃねぇか。俺は口の堅い男だぞ?」

上条「うぅ……土御門とインデックスしか学園都市では知ってるやつがいなかっというのに……」シクシク

垣根「?一方通行の奴も知ってたじゃ……あぁ、名前と姿形を、ってことか」

上条「そういうことですよ。まぁ昨日までは彼女いる事知っているのも、さっきの二人と一方通行だけだったんだけどな」シクシク

上条「昨日、今日でクラス全員と小萌先生とお前に知られてしまいましたよ……」

垣根(あと浜面に言ったしたぶんそこからアイテム全員に知られるな、スマン上条)

垣根「つーか泣くほどの問題か?俺だったらあんな彼女自慢しまくるが」

上条「上条さんは翼生やしちゃうような奴とは違うんですよ……」

インデックス「というかとうまの彼女が言ったんだけどね。あまり広めると絶対に良くないことが起こるって」

上条「あいつの言いつけをしっかり覚えてるのになんでケーキぐらいでつられるんだよ……」

インデックス「そ、それは普段ケーキを買ってくれないとうまが悪いかも!」プンスカ

垣根(そういやさっきの話だと第3位は知らないのか、コイツにこいつに彼女がいる事)

垣根(クックック、リア充の糞野郎には爆発してもらうか)ニヤッ

社会人の師走の忙しさを舐めてました。
時期を逃してしまったけど、続けるので良かったらお願いします。

   ノ´⌒`\           ∩___∩    ━┓     /  
  γ⌒´     \          | ノ\     ヽ.   ┏┛   /
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  i   (・ )゛ ´( ・) i,/ \    彡、   |∪|   |    /     /  (●)  \ヽ ・
 l u   (__人_).  | .   \ /     ∩ノ ⊃  ヽ /     /   (⌒  (●) /
_\  ∩ノ ⊃ /  ━┓\  ∧∧∧∧∧∧∧/     /      ̄ヽ__) /
(  \ / _ノ |  |.  ┏┛  \<         >    /´     ___/
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    \     _ノ  /      |   'ー=‐' i  ・      \ \_   ⊂ヽ∩\
    /´     `\/        >     く          \  /´    (,_ \.\
     |      /      _/ ,/⌒)、,ヽ_         \ |  /     \_ノ
     |     /         ヽ、_/~ヽ、__)  \        \

~11月28日・黄泉川家~

垣根「お邪魔しますっと」ガチャッ

一方通行「まさかお前を家にあげる日が来るとはなァ。で?なンだよ話って」

垣根「まぁそう急くなって。今日他の人はどうした?お、菓子みっけ」ポリポリ

一方通行「出かけてなきゃテメェを家にあげねェよ。あと人ンちのモン勝手に食うな」

垣根「すっかり良い子ちゃんになっちまって。んじゃ本題に入るか」ポリポリ

一方通行「だから早く話せっての……ン?」


一方通行の携帯「」ブルブルブル


一方通行「悪い。ちょッと電話」ピッ

垣根「おー。菓子食ってるわ」パクパク


一方通行『もしもし。あァお前か。どうした?』

一方通行『今?暇じゃねェ。家に一人じゃねェし』

一方通行『はァ浮気!?そンなンじゃねェよ、タコ。そもそも来てるのは垣根だっつーの』

一方通行『大体俺は浮気なんてしねェ。お前しか愛さねェ。おう、じゃあまた後でな』ピッ


一方通行「待たせちまったな。で話ってのは?」

垣根「うるせぇ、[ピーーー]」バタンッ

やはり今さらクリスマスは厳しいですよね……本当に申し訳ありません。

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