男「家になんか届いた…」【安価(多数決)】 (81)


男「今日も暇だなぁ…」

ピンポーン

男「ん?誰だ?」

ガチャ

女宅配業者「宅配便でーす!判子くれ」

男「くれはないだろ、くれは…」

女宅配業者「重いのー、はよ」

人1人分入りそうな大きなダンボールを持っている女宅配業者。

男「なんで、そんなでかいの…」

女宅配業者「知らん」


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女宅配業者「とりあえず、はーんーこーくーれー」

男「はいはい…」

男(なんで…こんな馴れ馴れしいんだ?この宅配業者は)

紙に判子をポンッ

女宅配業者「あざまーっす」スタタタタッ

女宅配業者にダンボールを渡されて、大きさのわりには男にとってはそこまで重くなかった。

男「重くないぞ?これってもういないし…」

男「このダンボールに俺の宛先しか書いてない…」

男「さて…どうするか…この荷物」


ここで多数決。

1、男「玄関ですぐ開けるか」

2、男「リビングで開けるか」

票はある程度集まったら決めることにしました
寝落ちやリアルが忙しかったりするので…そこはご了承願います

2が多いので2の「リビングで開ける」ことにしました


男「リビングで開けるか」

リビングにて。

男「ここにおいて…ガムテープ剥がしてから…」

ダンボールの中を開けると…。

男「は?え?」

なんと、そこには真っ白なゴスロリ服を着た胸がとても大きく銀髪の女がダンボールの中に眠って入っていたのだ。

銀髪女「………」

男「人、間…だよな?これ…」

≫9さん
注意?ありがとうございます


男「さっきの宅配業者、馴れ馴れしかったよな…」

男「犯人はあいつか!?」

男「っと…考えるのはそっちじゃないな」

銀髪女「………」スヤスヤ

男「完璧に寝てるがどうしようか」ウムゥ…

男「悩んでる暇があったら行動しろだよな!」

ダンボールから銀髪女を出そうとするが問題点が発生した。

その問題とは…。


男(この人、胸がでけぇ!)

横向きに銀髪女は体育座りでダンボールに入っているので必ず胸を触れなければならなかったのだ。

男(独り暮らしをして20年…そして仕事を探し始めてから2年も経って、女に縁がなかった俺に触れられるのか!?)

男(断じて無理だ!)

男「ど、どうすんだよ俺!」

わたわたとしている男。



さて、またここで多数決。

1、男「もう意地だ!胸のことは気にするな、俺!」

2、男「ここは肩を叩いてダンボールから起こすしかないか…」

3、銀髪女が起きてしまった。

結果と続きは明日にします

おはようございます

3が多いので3の「銀髪女が起きてしまった」にします。



男(うぉぉぉぉぉ!)

男が葛藤している間に銀髪女が起きてしまった様子。

銀髪女「………?」

銀髪女の瞳は綺麗な青い瞳で小さく首をかしげた。

男「ん?うぉっ!起きちまった!」

銀髪女「…?」

男「断じて!やましい気持ちでお前のことを見てる訳じゃないんだ」アワアワ…

銀髪女「………」コクリ

男「お前…喋れないのか?」

銀髪女「……」コクリ

男「んじゃあ…えっと、文字なら書けるだろ?」

銀髪女「……」コクリ

男「そのダンボールから出てソファーに座って待ってろ」

銀髪女「……」コクリ

銀髪女はダンボールから出てはソファーに座り大人しくしており、男は紙とペンを用意して銀髪女の前に出す。

男「えっと…お前の名前は?その紙とペンで話せるだろ」

銀髪女「………」コクリ カキカキ

銀髪女【なまえ ないんです】

男「名前が…ない?」

銀髪女「……」コクリ

男(じゃあ…俺が付けなきゃいけねぇのかよ!名前の才能ねぇし!)ガタガタ

銀髪女「……?」

男「いや、なんでもねぇよ?」

銀髪女「……」コクリ


男「っと…その前に聞くことあったんだ」

男「お前はなんでダンボールの中に?」

銀髪女「……」カキカキ

銀髪女【なんでか だんぼーるの なかに はいってました】

男「そうか」

男「ひらがなしか書けないのか?」

銀髪女「……」コクリ

男「そっか」

男(この場合って漢字とか教えた方がいいのか?だが俺には教えられる程の脳がない!)キリッ

男「お前って笑ったり出来ねぇの?表情とか変えられないのか?」

銀髪女「………」コクリ カキカキ

銀髪女【わたしの かおは かたまっていて くちも うごかすことが できません】

男「まるで人形見たいなものだな?」キョトン

銀髪女「……」カキカキ

銀髪女【わたしの ような かたを いきた にんぎょうと よばれています】

男「生きた人形……なんかメリーさんみたいだな…」

プルルルルル、プルルルルル

男「お?電話か…誰からだ」

親友≪はろーん!元気にしてるかー?常に暇人の男くんのために合コンの誘いに電話した俺でーす≫

男「なんだ、オレオレ詐欺か」

親友≪詐欺じゃねぇよ!≫

男「合コンってどういうことだよ」

親友≪いやね、合コンを知り合いでやろうとしたんだけど…1人欠席しちゃってさ≫

男「それで俺に出ろと?」

親友≪そういうことー、あかんの?最強群馬の実家に帰る訳じゃねぇだろ?≫

男「俺の実家群馬じゃねぇし沖縄だ」

親友≪なにそれ、初耳ー≫

男「んなことより、合コンは行かねえよ?」

親友≪なんで?お前ん家の目の前にいんのに≫

男「は?」


親友≪だーかーらー、お前んちの扉の前にいんの≫

男「こえーよ…」

親友≪インターホン鳴らすのめんどくさくてさ≫

男「電話の方がめんどくさくね?」

親友≪画面タッチですぐだし≫

男「インターホン押すだけだぞ?」

親友≪…ま、いいじゃん≫

男「よくねぇよ…」

男(どうするかな…)


ここで多数決

1、男「合コン行かねぇから帰れよ」電話越し

2、男「お前って生きた人形って知ってるか?」

3、男「帰れ」扉開けて

4、男「まぁ入れよ、話はそれからだ」

隠す…えっと
群◯とか…でしょうか?

1
酋はちゃんとつけとけよ

>>26
>>24は「人形を隠せ」ってことじゃないかと

>>28
酋…ですか…?

>>29
なるほど…ありがとうございます

ありがとうございますです

さて結果は1が多いので
1、男「合コン行かねぇから帰れよ」電話越し
に決定しました



男「合コン行かねぇから帰れよ」

親友≪えー…折角こっちに着たんだからいいじゃねぇかよ≫

男「こっちは仕事探しで忙しいんだ」

親友≪ハロワ行ってんの?≫

男(めんどくせぇなこいつ)

男「そうだよ、ネットで調べて仕事探してんだ帰っとけ」

親友≪ふーん、ま…しゃーねぇか…帰るわ≫

男「そうしてくれ」

親友≪またなんかあったら連絡するわ≫プツッ

男「あぁって…切るのはやっ…」

銀髪女「……?」

男(というか、あいつの好みっぽい子なんだよなぁ…ああやって追い出しとかねぇと、何するかわかんねぇし…)ハァ…

銀髪女「……」カキカキ

銀髪女【ためいき ついて どうなさいました ごしゅじんさま】

男「御主人様って…俺のこと?」

銀髪女「……」コクリ

男「ま、いいか…お前は飯は食うのか?」

銀髪女「……」フルフル…

首を横に振る銀髪女を見て男は悩む。

男「俺の分だけでいいのはわかったが、人の目に触れるところにはいるなよ?」

銀髪女「……」コクリ

男(いい子そうでよかった…)


銀髪女「……」カキカキ

銀髪女【ごしゅじんさまの やくにたてる ことなら なんでも いたします】

男「なんでもって…家事も炊事も洗濯も?」

銀髪女「……」コクリ

男「洗濯はベランダに干すから洗濯はやんなくていいからな」

銀髪女「……」コクリ

男(なんでも出来ると言われたが、実際何を頼んだらいいんだろうか)ムゥー

男(それにしても…)ジーッ

銀髪女「……?」

男(胸でかっ、肌白っ…よくよく見れば、いや見なくても美女だよなぁ…)ジロジロ

銀髪女「……」カキカキ

銀髪女【じろじろと わたしの かおに なにか ついていますか】

男「えっ、いや…なんでもないんだ」アワアワ…

男(女を家に入れるのも初めてだし…なんとも言えねぇ気分だなこれ)

男(とりあえず、なにしようか…)


ここでまた多数決。

1、飯を作ってもらう

2、そのままソファーにじっとしてもらう

3、ゴスロリ服じゃ目立つので服を貸す

4、そのほか自由意見をどうぞ

4番の自由意見から多数決を取ります


1、有無を言わさずπタッチ

2、好きなアニメを見せる

3、銀髪女が入ってた箱に説明書か何かが無いか探す

4、名前を決める


この4つの内の数が多い方を選択します。

結果は
銀髪女が入ってた箱に説明書か何かが無いか探す

銀髪女の名前を決める
に決定しました。


男「箱に説明書とかねぇのかな?」

箱を調べてみると1枚の手書きの紙がありそれには…。

男「なになに?」

男「『生きた人形は命令は何でも聞く もちろん R18のことも可能』って説明書適当すぎだろ!」

銀髪女「……」カキカキ

銀髪女【それいがいの ことは かいてないようです】

男「そうみたいだな、お前の名前を考えるとしよう」

男(名前のセンスもない俺にいい名前が思い付くか?)

悩み始めてしまった男くん。

銀髪女「……?」

男「銀髪の銀からとって…銀子…なんか知ってるアニメでいた気がするんだが…」

男「じゃあ、ゴスロリからとってロリ子…なんかは…まるで俺がロリコンじゃねぇか…」

銀髪女「……」カキカキ

銀髪女【なまえ なんでも いいのですが】

男「適当にしちゃだめだろ…?」

男「どうすっかなぁ…」



またここで多数決。

1、銀子にする

2、ロリ子にする

3、その他の名前をご自由に

眠いので結果はまた明日です
おやすみなさい

結果は3の自由意見にしました

そこからまた多数決を取ります

1、 銀(イン)

2、 ルン

3、 ロベルタ

4、眞銀(ましろ)

結果は4の「眞銀(ましろ)」にしました
なんでしょう、凄く可愛い名前になりましたね


男「紙に何も名前書いてねぇし…名前無しだと可哀想だから……」

男「お前の名前は眞銀な?俺は男、よろしくな」

眞銀「……」コクリ カキカキ

眞銀【よろしくおねがいします おとこさま】

男「お前ってご飯とかいるのか?」

眞銀「……」フルフル

男「飯いらねぇのか、なら2人分の食費はいらないっと…」メモメモ

眞銀「………」キョロキョロ

男「何もねぇけど許してな?」

眞銀「……」コクリ

男「さてと…腹へったからなんか作るか…」

眞銀「……」カキカキ

眞銀【なにか おつくり しましょうか】

男「いや、そんな真っ白いの汚したら駄目だろ?それに自分の分は自分で作るって決めてんだ」

男「簡単なもんなら作れるからな」

そう言いながら男はキッチンに立って自分のご飯を作り始めて眞銀は周りに散乱している求人広告を広い集めては片付けていた。

数分後…。

男「うーん…見た目はいいんだが、どうなんだろうか?」

彼は簡単な炒飯を作ってはそれを持って部屋に戻る。

男「眞銀、綺麗にしてくれたのか」

眞銀「……」コクリ

男「わりぃな、就活してんだけど全然決まんなくて…パートも落ちたしさ」モグモグ

眞銀「……」カキカキ

眞銀【あるばいとは しないの ですか】

男「ん…まぁしようとは思うけど…パートも落ちてんだから、バイトもどうなんだろうかと考えてたりすんだよな」

眞銀「……」カキカキ

眞銀【やって みては どうでしょう ちかくの こんびにえんすすとあ とかでも よいのでは ないでしょうか】

男「やってみた方がいいよなぁ…やっぱり」

眞銀「……」コクリ カキカキ

眞銀【きっと だいじょうぶ です】

男「お…おう……ありがとな、頑張ってみるわ」

眞銀「……」コクリ

男「お前がしたいことないのか?」

眞銀「……」カキカキ

眞銀【ないです おとこさまは めいれいとか しないのですね】

男(命令なんて…女にできるわけねぇだろうがって言えるわけないしなぁ…)

男「俺はそういうことしない主義だからさ」

眞銀「……」カキカキ

眞銀【そうでしたか ですが やくにたてることなら なんでも いたします】

男「あ、あぁ……」

男(さて、どうするか)




自由意見から多数決を取ろうと思います。
何も思い浮かばなかったんです…
許してください…ショボン

>>38の3に決定致しました

男「その服は流石に目立つから、着替えるか?」

眞銀「……?」

眞銀は首を小さく傾げた。
どうやら、服装のことは気にしなかったらしい。

男「外に行く時とかその格好だと俺が恥ずかしいんだよ…」

眞銀「……」カキカキ

眞銀【そう なのですか そういうのは わかりません】

男「まぁ、そこで待ってろ」

眞銀「……」コクリ

男の部屋にて男は眞銀が着る服を探していた。

男「んーと…適当でいっか」ガサゴソ

引き出しから適当に無地の白いTシャツと灰色のズボンを手に持ってリビングに戻る。

男「これ、着ろよ」

眞銀「……」コクリ

眞銀は頷いてゴスロリを脱ぎ始めた。
勿論、男はリビングから出て着替え終わるのを待つことにしたのだった。

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