サスケ「ふん。そんなことはどうでもいい」

ナルト「どうでもよくないってばよぉ！？　気分最悪だってばよぉ！」

サスケ「そんなことより、ナルトぉ！　遊びに行こうぜ！　どうせ暇だろ？」

ナルト「…一人で行けってばよ、おれにも予定ってもんがーー」

サスケ「遊びに行く友達のいないおまえは影分身で一人遊びするしかねーだろ？」

ナルト「サスケェ！！！」ブン

サスケ「見てから転移余裕でした」ヒュン

　一楽のラーメン屋

ナルト「もぐもく…、それでどこに行くんだってばよ？」ｽﾞｽﾞｯ

サスケ「まだ決めてない…、ごくごく」

ナルト「ちゃんと決めてから誘えってばよぉ！｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

サスケ「唾が飛ぶから黙れ。…そうだな一楽のおっさん、なんか案でもないか？」

テウチ「あん？　そうだなー」

　
テウチ「そういや最近ウチの娘が騒いでたんだが…、なんでも覗きが出たらしい」

ナルト「覗き？　エロ仙人を思い出すってばよ…」

サスケ「ナルトぉ…｣ﾖｼﾖｼ

テウチ「あー、ウチの風呂場だけじゃなくてこころではかなり出没してるらしいぜ？」

ナルト「ふーん、そりゃあ大事だってばよ…、ーーサスケェ！　撫でるふりしておれのナルトを取るんじゃねえ！」

サスケ「ちっ…」

　　　
テウチ「そんであんまりにも騒ぐもんだから火影様に依頼でもしにいこうとおもってな？　Dランク任務あたりで」

ナルト「…ほーん｣ｶﾞﾂｶﾞﾂ
サスケ「ふん｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

テウチ「でだ。おまえらそんなに暇ならちょっと犯人捕まえてくんねーか？」

ナルト「んー、どうするサスケ？」
サスケ「報酬によるな」

テウチ「ほら、一楽のラーメン一日食い放題券でどうだ？」

ナルト「受けるってばよ！」

サスケ(いらねー…、普通に金銭を報酬でもらったほうが絶対いいだろ…まあいい)

　□

ナルト「さてと、んじゃあ行くってばよ！」

サスケ「ああ、さっさとこんな任務終わらせちまおう…」

　テクテク



ーー
ー

　■

ナルト「おらぉ！　さっさと吐けってばよぉ！　おまえが犯人なんだろう！」

サスケ「ふん、さっさと楽になれ。黙ってる時間が長引くほど天照の火力が上っていくぞ？　逆さ吊りにされたまま燃やし尽くされたくはないだろ？」

バチバチ




ネジ「ちがう！　犯人はおれではない！」

ナルト「うそつけってばよぉ！！！」

　
ナルト「どうせ白眼で覗いてたんだろ！　そんなオチ定番すぎてすぐわかるんだってばよ！　さっさと綱手の婆ちゃんんとこに行って自首しろってばよ！」

ネジ「ちがうと言ってる！　一体どこにそんな証拠がある！？」

ナルト「サスケェ！」

サスケ「万華鏡車輪眼っ！｣ｶｯ

ネジ「うっ！？｣ﾄﾞｸﾝ

サスケ「『おまえは過去に覗きをしたことがあるか？』」

ネジ「…あります！」

ナルト「逮捕だってばよぉ！！！」

　　　

ネジ「ち、ちがうぞ、聞いてくれ！　

サスケ「さて、言質はとったしそろそろ連行するか…」
ナルト「これから臭い飯を食うことになるってばよ、ネジ…。これも運命だってばよ」

ネジ「そんな運命などないっ！　八卦掌回てーー」

サスケ「千鳥流しェ！！！｣ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ
ネジ「ぐあああああ！！！」

ナルト「じゃあ連行するってばよ」



ハナビ「ね、ネジ兄さん！？　あなた達、なにをやってるんですか！？｣ｵﾛｵﾛ

ネジ「は、ハナビ様…」
　　
サスケ「？　このガキはなんだ？」

ハナビ「ガキじゃありません！　わたしは日向ハナビと言う名前があります！」

ハナビ「そんなことより、あなた達！　ネジ兄さんに乱暴するのは許しませーー」

ナルト「いまからお前の兄ちゃんが覗きの罪で連行されるとこだってばよ」

ハナビ「…えっ？　ネジ兄さん…どん引きです…」

ネジ「誤解です！ハナビ様！」

　　
サスケ「誤解もクソもあるか。おまえさっき自白しただろう？」

ナルト「既に録音済みだってばよ。もう言い逃れはできねーってばよ」

ハナビ「はやくこの人連れていってください」

ネジ「ちがう！　確かにおれは覗きをしていた！　だがおまえ達の言う件には関与していない！　それだけは確かだ！　だからハナビ様、わたしから距離をとらないで！」

サスケ「証拠は？」

ネジ「おれの白眼ならもっと上手くやる」

ハナビ「二度とわたしの目の前に現れないでください」