花陽「けんだマスターになる」 (4)

凛「よっ、よっ」

花陽「凛ちゃん…急にけん玉なんて始めてどうしたの」

凛「なんか部屋掃除してたら出てきて、案外楽しかったから持って来たにゃ」

穂乃果「けん玉かぁー、懐かしいなー」

海未「穂乃果、けん玉なんてやってましたっけ?」

穂乃果「やってたっていうか、小さい頃家で遊んでたの」


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凛「もしかして技とか出来ちゃったり?」

穂乃果「どうだろ、たぶん少しは出来るよ」

ことり「なんか穂乃果ちゃんがけん玉って意外だね」

海未「外遊びのイメージが強いですからね」

花陽「確かに…」

穂乃果「そんなに意外かなぁ…」

穂乃果「よっ、と!」

海未「おお、綺麗なふりけんです」

穂乃果「えへへ、飛行機!」

凛「うおぉ…かっこいいにゃ…けんだマスターへの道は長いにゃ」

花陽「けんだマスター?」

凛「凛はけんだマスターになるんだにゃ、この夏の宿題にゃ」

海未「学校の宿題もやるんですよ」

穂乃果「けんだマスター…! これからはけんだマスターと呼んで!」

ことり「ほのかちゃん!」

穂乃果「呼んでよ」

にこ「ええーい! カンカンカンカンうるさい! 練習いくわよ!」

凛「にこちゃん空気よむにゃ! 今はけん玉ムードにゃ!」

花陽 (あ、もしかして)

穂乃果「にこちゃんけん玉苦手?」

にこ「うるさい…うるさい!」

海未「…ほら穂乃果、準備してください」

ことり「にこちゃん元気だして」

にこ「…うるさぁぃ……」

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