京太郎「黄金に輝く時代を、もう一度」 (1000)

地区大会の1回戦で負けて、

2回戦は俺に勝った奴が負けて、

3回戦は俺に勝った奴に勝った奴が負けて、

そんなことを何度も繰り返して、そして。

男子と女子、それぞれ個人戦1位と2位の交流試合。

男子は女子に、手も足も出なかった。

いや、それだけなら良かったかもしれない。

そこまでなら女子の方が強かっただけの話で、それで終わっただろう。

でも聞いてしまった。

どうしてだか、その言葉がいやにハッキリ聞こえてしまったのだ。


「やっぱ、麻雀で男子が女子に勝てる訳ないよな」


選手と何も関係の無い観客の言葉だったけど、

俺はどうしようもなく悔しかった。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406312725

京一郎「成程な」

俺の親父、須賀京一郎は俺の相談を受けてなお、食事の手を止めなかった。

親父と俺、男二人の色気無い夕食である。

親父は仕事で働き詰めで、家事は俺が担当している。他の家族については、まぁ事情が複雑なので説明は省こう。

ちなみに、京一郎が父の名なのだから、息子の俺は京一と来るべきじゃないか?と聞いたところ、なんと『語呂が良いから』という理由で京太郎ちおしたそうだ。

なんと愛のない名付け方だろうと思ったものだ。

今でこそ須賀京一だとなんだかバランス悪いな、とは思うけど。

京太郎「女が男より強いなんて有り得ない、とか馬鹿なことは言わないけどさ。
そんな風に言われたら男としての面子がって言うのかなー...」

清澄高校の夏は、全国優勝という最高の花を咲かして終わった。

いつも騒がしいチビッ娘。

面倒見の良い先輩。

飄々とした部長。

凛として、だけど情熱がある同級生。

何をやらせてもダメだと思ってた幼馴染み。

みんなが揃いも揃ってわんわん泣いてたときには、心の底から祝福したものだが、

東京から長野に帰ってくる頃には、こんなブルーな気持ちだ。

京一郎「それで?」

親父はサラダを箸で一つまみして聞いてくる。

目線がどこを向いてようと、親父はちゃんと人の話を聞いているのだ。

京太郎「それでって...」

京一郎「お前はどうしたいんだ?」

京太郎「............」

京一郎「男が女に勝てないなんて決めつけられるのが悔しかったのは分かった。
それで、お前はどうしたいと思った?」

京太郎「そりゃ...」

...全く。

やけに核心を突くのが上手いのは、昔から変わらないな。

京太郎「見返してやりたい...って思った」

京一郎「具体的には?」

京太郎「あいつらに、勝ちたい」

親父は、食事の手を止めていた。

京太郎「才能も技術も、ましてや運も無い俺だけど。

才能がないまま、才能で戦う奴に勝ってみたい。

技術がないまま、技術で戦う奴に勝ってみたい。

運がないまま、運で戦う奴に勝ってみたい」

だって、そういうもんだろ?麻雀って。

ただの初心者が、プロに勝つことだって有り得る筈なんだ。

こんな、

こんな力が無くちゃ負けて当然なんて決まり、ある方がおかしい。

京太郎「弱くたっていい。
情けなくたっていい。
神に嫌われててもいい」


京太郎「それでも勝てるって思っていたいんだ」


京一郎「そうか、分かった」

食事の手をまた動かし始める親父。

京一郎「食い終わったら勝てる方法を教えてやる。一回しか教えられんから、しっかり覚えておけ」

京太郎「.........」

頼み込む前に言われちまった。

今日はここまで。
予定が決まってれば報告しますが、基本不定期の更新になりますのでご容赦ください。
書いてませんでしたが、安価も取りたいと思います。

>>2
もう誤字ってる所があるし...。この先不安だ...。

>>4 ごめん、抜けてた。



二十年前。

男子麻雀界の黄金時代と呼ばれる世代で、その頂点に立つ男がいた。

彼の現在の名は、須賀京一郎。

現在は引退して一線から退いた、世界最強の雀士である。

>>8
その抜けてた部分、次始める時に差し込んどけばよかったんじゃねーの?

あと名前欄のそれ、トリップのつもりだとしたらやり方間違えてるから

確か適当な文字打ち込む前に#だったはず。試してみて

話が出来てるだけじゃ立てちゃ駄目だな、ほんとにもう。

>>9
演出上どうしても終わりに入れたかった

みんな何か誤解してるなと思ったら、そういやこの世界における麻雀について説明してなかった。
次回の更新で京一郎さんに解説させたいところです。

それでは、解説編です。
投下しますね

京一郎「まず聞いておきたいんだが」

夕食後。

親父はテーブルに敷いた麻雀卓に牌をぶち撒けていた。

うちは結構裕福だから金には全く不自由してないはずなのに、何故全自動卓ではなくシートなのか。

こっちの方が気軽に場所を選ぶことが出来るからだ。

京一郎「お前はさっき才能も技術も運も無いままで勝ちたいって言ってたな」

京太郎「まぁ、うん」

京一郎「普通そこまでなかったら勝てるわけ無いと思うだろう?」

京太郎「......」

そりゃそうだろうな。

長野の決勝戦で見た鶴賀の妹尾佳織さんなんかは、技術は他に圧倒されてるにも関わらず大量得点してたけど、
あの人はあの人でとんでもない豪運を秘めていた(むしろ才能の一種なのかもしれない)からな。

京一郎「さっきのはどういうつもりで言っていたんだ?」

京太郎「...総合的に見たら運がいい人でも、時の運に左右されるってのはあると思うから、かな」

迷いながら、というか、頭の中で言葉を探しながら言う。

京太郎「咲を例に挙げると、あ、うちの部で大将張ってる奴なんだけど。
あいつは麻雀だと、こうなんか、カンしたらほとんど嶺上開花で和了るんだけどさ、
でもあいつ麻雀以外のことは基本ポンコツだし、結構嫌な思い出もあるから。
能力とか才能とか言われたら、それで終わりなんだけど」

...その嫌な思い出に俺も少なからず関わってるわけだが。

いや、やめとこう。

もう終わったことを考えて、せっかくの親父の特訓の時間を減らす手はない。

照さんとの仲直りだって、ちゃんと出来たんだし。あいつ。

京太郎「でも、そういうのが無いうちの副将の和だって、普段運も良いし、技術なんか誰よりもあると思うけど、
それでも負けることはあるからな」

京一郎「個人が生まれ持った運と時の運は別物で、お前が言った運はその前者の方だと」

京太郎「確証がある訳じゃないけどね」

でも、そういうものなんだろうとは思ってる。

にも関わらず、まるで大番狂わせ無しで予め決められたことみたいに男子が負けるって言われたのが悔しかったんだろう。

京一郎「それにしたって、技術無いまま勝ちたいは若干甘えた発言だったろ?」

京太郎「.........」

ぐうの音も出ない。

京一郎「お前の言ったように生まれ持った運と時の運は別物だし、それが上手く自分に傾いてくれれば、技術が無くても勝てることはあるだろう。
だが、技術があるに越したことはない」

京太郎「うん、肝に銘じとく...」

京一郎「まぁ気持ちは分かるがな」

親父は洗牌(山を積む前に牌を混ぜる作業)しながら、表向きになっている牌を裏返しにしたりしている。

なんだなんだ?

これから、『とりあえずお前の力を見せてもらおうか』的なノリで、親父と麻雀とかすんのか?

元世界王者の親父と?

果たして何局目で心が折れるんだろう。普段焼き鳥にされ慣れているとはいえ、不安だ。

京一郎「お前は周りと比べて麻雀に触れていた時間は短い。
必死に努力して技術を磨いても、周りはお前より先に行ったまま走っているようなものだ。
技術じゃどうしたって敵わないから、時の運に身を任せたくなるだろう」

一通り牌を混ぜ終え、裏返しにし終わると、親父はテーブル横に置いておいたメモ帳に何か書き込み始めた。

京太郎「......?」

京一郎「まぁ、大体こんな所か」

{x+(y/v)}×{(1/w)×100}=z
x=生まれ持った運
y=時の運
v=精神状態
w=技術
z=勝負運

京太郎「.........」

どうやら何かの数式のようだ。

何だろうこれ。

京一郎「麻雀の勝負を決める勝負運の数式だ」

京太郎「え!?麻雀ってこれで勝敗決まってんの!?」

京一郎「だから、大雑把にいうとだ」

京太郎「いや、でもこれ咲の嶺上開花とかそういうのが...」

京一郎「それについてはまた後で説明するから聞け」

京太郎「あ、はい」

上げた腰を下ろした。

このへん結構素直な性格だという自負はある。

京一郎「この式で表すように、xとyは大きければ大きい程、vとwは小さければ小さい程勝負運が上がる。
xとyは値が大きい方が良い状態、vとwは値が小さい方が良い状態、ここまではいいな?」

京太郎「うん」

妹尾さんと和で大雑把に対比すると、

妹尾さん:{100+(100/5)×{(1/10)×100}
=120×10
=1200

和:{50+(80/2)}×{(1/5)×100}
=90×20
=1800

こんな所か。
なんか戦闘力みたいな感じだが。

京一郎「こうすると、技術がいかに大事か分かるだろう?」

京太郎「それは分かるけど、精神状態ってのが絡んでるのは?」

京一郎「神様も自暴自棄な奴よりは前向きな奴の方が好きって事だな。まぁ、時の運はサイコロを振るみたいに気紛れだが」

京太郎「ふむ...」

京一郎「お前と同じで確証はないが、俺の経験上大体このような形だ」

統計的に、ってことか。

まぁ筋は通ってるからこれが正しいと思う。

京太郎「でも、やっぱこれだと咲の嶺上開花とかが説明つかないんだよなぁ...」

京一郎「そうだな。次にそっちについて説明するが...」

親父は書き込んだ一枚を切り取ってから


京一郎「そもそも、麻雀において才能とは生まれ持った運のことだ」


と言った。

京太郎「...え?」

京一郎「能力だなんだと言うが、それは才能とは言わん」

京太郎「いや!いやいやいや!親父も全国大会のテレビは見てたろ!?あれを才能と言わずになんと」

京一郎「習得方法さえ分かれば、誰でも出来る事だ」

さっきみたいに確証がない状態での話し方とは違った。

確証がある。

確信している。

実体験を話しているだけのような。

京一郎「そういった能力には、これの通り6つの系統がある」

新たに書き込んだメモ帳には、次の通り。


強化系:自分の勝負運に+補正を掛ける。

干渉系:相手の勝負運に-補正を掛ける。

変化系:精神状態や状況などによって、自分の補正を+にも-にも変える。

蒐集系:特定の牌を自分の元に集める。

支配系:強化系と干渉系の両方の性質を持つ。

特質系:他のどの系統にも属さないもの。

京太郎「系統...って」

京一郎「この系統には個人差があって、これも生まれ持ったものだが、しかしどれほどの能力に昇華出来るかはまた別だ」

運や技術も、これには関係しない。と言う親父。

京一郎「大抵のテーブルゲームにおいて、縛りが強い程点数が高いというのは共通したもの事柄だが、能力においても例外ではない。
縛りがきつい条件や-補正を自分に掛けることで、能力は昇華する」

京太郎「...咲の嶺上開花とかも」

京一郎「それをしない時の勝負運に-補正を掛けるなどだろうな」

京太郎「........」

咲のプラマイ0。

あれも条件の内だとして、その時の勝負運に+補正を掛けているのだとすれば、合点がいく。

京一郎「そういった役の限定でなくとも、自分で定めた条件をクリアさえすれば、能力は発動する」

京太郎「その定めた条件、リスクが大きい程、能力も昇華される、と。意識的かどうかは」

京一郎「無関係だが、意識的に出来た方が習得しやすいのも確かだ」

...そういうカラクリだったのか。

京一郎「諸注意をしておこう。
まず支配系は強化系と干渉系の両方の性質を持つとあるが、その代わりに強化系の能力を強化系と同等に手に入れるには、強化系以上に強いリスクを背負わなくてはいけない

。干渉系においても同じだ」

京太郎「そうしないと、バランスが崩れるから、か」

京一郎「そうだな。それと、変化系は見分けが難しいこと。
例えば東場での自分に+補正を掛ける代わりに、南場では自分の補正を-にするなどだが。
東場を自分が定めた条件としているか、それ以外の何かは判断しづらい。
多くの場合はv,すなわち精神状態のブレ幅を大きくするのが多いが」

京太郎「.........」

ピンポイントでタコス娘の話が出やがった。

あいつはタコスパワーとかなんとか言ってるから、多分変化系だろうけど。

京太郎「特質系っていうのは?」

京一郎「勝負運や補正も関係無しの能力が多い。千里山女子の先鋒は一巡先を見るとされているが、あれも特質系だろう。
代わりに、払う代償も特殊なものになるケースが一番多い」

無意識につけたものではな、と付け足す親父。

京太郎「成程...。いや、まぁ突飛な話で正直ついて行けないけど、合点はいく」

京一郎「で、ここからが重要な話なんだが」

メモ帳を横に置いて、親父は言う。

京一郎「正直に言って、お前はお前の言うように、才能も技術も運もない」

京太郎「.........」

京一郎「だから、それでも勝つには能力が必要だ」

真っ直ぐ、目を逸らさず言われる。

試されるかのようだ。

いや、実際試されているんだろう。

京一郎「俺も自分に重いリスクを背負わせて、世界最強と呼ばれるようになった。
逆に言えば、重いリスクを背負わなければ勝てない。
それでも勝ちたいか?」

京太郎「...勿論」

真っ直ぐ、目を逸らさず言った。

試すというなら、試されてやる。

生半可な気持ちだったら、相談さえしない。


京太郎「どうしても見返してやりたい。
男が女に劣るなんて決めつけてる奴等に」

今日はここまでです。
それで次回ですが、京太郎が習得する能力を決めたいと思います。
一応考えてあるのがありますが、良い能力の案があれば、どうぞ提供してください。
展開を大きく曲げない能力であり、かつ自分の考えたのより面白いと思ったら採用するかもしれません。
それが複数ある場合、次回安価で決めたいと思います。
期限は次回の更新までとさせていただきます。その次からは闘牌の予定ですので、安価やコンマをとります。
それではお休みなさい

それと、区別しやすいように能力名をつけるかどうかも聞きたいです。
ただし、中2チックになる可能性大です

案が出なかったようですので、予定を繰り上げて今日チュートリアルとして闘牌(安価、コンマ)をしたいと思います。
22時頃に始めます

では、投下しますねー。
書き溜めしてる分としてない分で投下できる速度がかなり違いますので、あしからず。

あと始めるならsageないほうが客来るんじゃないかなと思う。安価スレで人来ない理由の3番目くらいにsage進行とかあるくらいだし

安価した

>>46
そうなんですか、以後気をつけます。



須賀京一郎の麻雀能力講座(生徒数一名)から一週間後。

清澄高校麻雀部の面子は、染谷先輩の店『roof-top』に来ていた。

久「さて」

俺、咲、和、タコス、染谷先輩が並んでる前で、部長が仕切り出す。

久「今日は靖子とそのお友達が来るそうだから、咲と和のリベンジマッチ。ついでにまこの店の売り上げ貢献とするわ。頑張ってちょうだい」

咲「は、はい!」

和「分かりました」

優希「了解だじぇ!」

まこ「ついでとはなんじゃおい」

京太郎「...はい」

メイド四人、執事一人の面子が五者五様の反応。

四人共メイド姿が中々様になってるのは良いが、部活動の一環だからって好き勝手しすぎじゃないかなとか思うこの頃だ。

ちなみに張本人たる部長はいつもの制服姿。

なんとサービス精神の無い事だろう。

京太郎「................」

しかし、藤田プロか。

女子麻雀界のプロの中でも注目株。

持ち点が対局者より負けている状態から、持ち点一位の対局者をまくる試合が多いために、『まくりの女王』と呼ばれている。

県大会前強化合宿より以前の、咲と和を破った実力者。

まこ「おーい、京太郎」

京太郎「あ、はい?」

まこ「お前さんにはドリンクと簡単な料理もしてもらうけぇ、やり方教えるから来い」

京太郎「分かりました」

『あれ』を試すには良い相手だが、今は店の貢献が先決だ。

チャンスが来ればいいけど、それを気にして仕事がおろそかになるようじゃ、染谷先輩に申し訳が立たない。

久「咲ー、ウーロン茶持ってきてもらえるー?」

咲「は、はい!只今!」

部長は既に申し訳が立たなくなっていた。

ていうか、あんたの貢献ってそっちかよ。

チャンスは結構早く来た。

優希「おーい京太郎ー。藤田プロ御一行のお出ましだじぇ。お前も入れー」

席、というか卓に座ったタコスが呼んでくる。

注文のレモンティーを営業スマイルで置いてからそっちの方に行くと、藤田プロと切れ目の女性が座っていた。

靖子「ああ、君が清澄の男子部員という子か。よろしく」

京太郎「これはご丁寧に。須賀京太郎です。藤田靖子プロですよね、どうぞよろしくお願いします」

優希「こっちは風越の鬼コーチと名高い久保貴子さんだじぇ」

貴子「よろしく。ところで、その鬼コーチってのは誰から聞いた?」

優希「風越のイケダだじぇ」

貴子「池田ァ...」

京太郎「...よろしくお願いします」

なかなかに大変そうだ。

ま、それは良いとしても。

京太郎「最初は咲と和が入るんじゃなかったのか?」

優希「咲ちゃんとのどちゃんは他の卓で始めたばっかだじぇ。他のお客さんも他の卓で埋まってるし、仕方ないからお前にも打たせてやろうと思ってな!」

京太郎「...さいですか」

その言い方は腹が立つが、冗談にしてもそうじゃないにしても、それくらいが今のこいつの俺への評価ということだろう。

その通り。俺は素人だし、技術そのものは劇的に変わったわけでもない。

どちらにせよ、『あれ』を試す機会を手に入れられたのだから、良しとしよう。

靖子「それじゃあ、早速始めさせてもらって良いかな?」

京太郎「ええ、勿論」

この京ちゃん糞偉そうだな

>>49
心の中で思うくらいは誰にでもあると思います。
それでも偉そうというのであれば、自分の国語力のせいです。



それでは、闘牌パートのチュートリアルを始めます。

まずはステータスについて説明します。

生運:生まれ持った運の数値。これが変動することは基本無い。
技術:技術の数値。体力や集中力によって変動することはある。
能力:そのキャラが持っている能力。

次に、判定について。

・和了り判定

{生運+(時運/精神)}×{(1/技術)×100}+補正値=勝負運

時運はキャラ指定のコンマ、精神はその時のキャラの状態などによって決まります。補正値は、能力の影響がないときは0です。

勝負運の数値が一番大きいキャラの和了りとなります。

なお、一番大きい数値を出したキャラと差が最も大きいキャラが放銃となります。ただし、このときの差が30以下の場合、ツモ和了りとなります。

>>50
× 一番大きい数値を出したキャラと差が~
○ 一番大きい数値を出したキャラとコンマ差が~

ダメだ、ホントにもう...

・点数判定

和了り判定より下の二つのコンマで点数を決めます。式は次の通りです。

下一つのコンマ+{(和了ったキャラの指定コンマ-和了ったキャラとのコンマ差が最も大きいキャラの指定コンマ)/2}-下二つのコンマ=点数判定

点数判定の表は次の通りです。

~0      流局
1~10    1000(1500)
11~15   1300(2000)
16~20   1600(2400)
21~25   2000(2900)
26~30   2900(4400)
31~35   3200(4800)
36~40   3900(5800)
41~45   4500(6800)
46~50   5200(7700)
51~55   5800(8700)
56~60   6400(9600)
61~65   7100(10600)
65~70   7700(11600)
71~75   8000(12000)
76~80 12000(18000)
85~90   16000(24000)
91~95   24000(36000)
95~     32000(48000)

()内は、親の時に和了った場合の点数です。

流局の場合、コンマが50以上のキャラがテンパイとなります。

このシステムだと生来の運がない人はかなり厳しいな。あと>>1、sagaまで消さなくていいから。

>>53
すいません、ホンット。


なお、今回は判定を東場のみ行います。

南場からは自動で進みますので、ご注意ください。

では、始めます。

須賀京太郎 ↓1
生運:50 技術:95 精神:15
能力:???

片岡優希 ↓2
生運:200 技術:60 精神:30
能力:[東方神起]
東場で、勝負運に+500の補正。ただし、東場以外では-200の補正。

久保貴子 ↓3
生運:100 技術:20 精神:25
能力:無し

藤田靖子 ↓4
生運:300 技術:15 精神:20
能力:[逆転弾]
自分が負けている状態でのみ発動可能。勝負運に+1000の補正。

点数判定
↓5
↓6

コーチとプロ、技術が1桁くらい低くないか。手加減ならアリだけど

ひどい差が出たけど、これが実力者と素人の差だと言うことで無理矢理納得しました。
そして、何か忘れてるなと思ったら、親決めの方法と持ち点の表記が無かったです。
親決めは、今回はキャラの上から順ということで、持ち点はこれからやります。
あ、それと判定でなら連投でも構わないですよ。五分経っても判定するための新しいレスが無いようでしたら。

>>58
油断して集中力を欠いてる、と考えてください


京太郎 時運78 勝負運58

優希 時運87 勝負運638(+300)

貴子 時運27 勝負運404

靖子 時運71 勝負運1517

点数判定 ー35

京太郎「テンパイ」

優希「テンパイ」

貴子「ノーテン」

靖子「テンパイ」

俺の親から始まった東一局。

いきなり流局という地味な始まりだった。

久保さんはノーテンに終わっているが、見た所藤田プロの当たり牌を抱えてしまったがためのようだ。

貴子「あー、やっぱりこれが当たりでしたか。危ない危ない」

久保さんは澄まし顔で言ってのけるが、俺だったら差し込んでしまっているであろうと思う。

分かっていたことだが、やはり技術で敵うとは思わない方が良いようだ。

須賀京太郎 26000
片岡優希 26000
久保貴子 22000
藤田靖子 26000

東一局 一本場

須賀京太郎 ↓1

片岡優希 ↓2

久保貴子 ↓3

藤田靖子 ↓4

点数判定
↓5
↓6

言い忘れてましたが、和了り判定でのコンマでゾロ目が出た場合、精神値は強制的に1になり、流局時は50以下でもテンパイになります。
点数判定の時は何もありません。

京太郎 時運83 勝負運58

優希 時運55 勝負運725(+300)

貴子 時運33 勝負運665

靖子 時運85 勝負運2028

京太郎「テンパイ」

優希「テンパイ」

貴子「テンパイ」

靖子「テンパイ」

今度は全員テンパイで、親はまたも俺。

しかし、なかなか場が動かないな。

まだ様子見ということなのだろうか?

須賀京太郎 26000
片岡優希 26000
久保貴子 22000
藤田靖子 26000

須賀京太郎 ↓1

片岡優希 ↓2

久保貴子 ↓3

藤田靖子 ↓4

点数判定
↓5
↓6

須賀京太郎 時運41 勝負運55
片岡優希 時運20 勝負運834
久保貴子 時運53 勝負運511
藤田靖子 時運19 勝負運2006

点数判定 -89

京太郎「ノーテン」

優希「ノーテン」

貴子「テンパイ」

靖子「ノーテン」

...これで振り出しに戻ったまま親流れか。

それにしてもなんというか、全く和了れる気がしない。

いくら『あれ』は東場では使わないと決めたとはいえ。

優希「犬、貴様の時代は終わりだじぇ」

タコスはサイコロを振りながら言う。

優希「ここからは、あたしの時代だ」

あ、結構早めに流れる予感。

東二局

須賀京太郎 25000
片岡優希 25000
久保貴子 25000
藤田靖子 25000

須賀京太郎 ↓1

片岡優希 ↓2

久保貴子 ↓3

藤田靖子 ↓4

点数判定
↓5
↓6

須賀京太郎 時運96 勝負運59
片岡優希 時運56 勝負運836
久保貴子 時運70 勝負運514
藤田靖子 時運68 勝負運2023

点数判定 -26

京太郎「テンパイ」

優希「テンパイ」

貴子「テンパイ」

靖子「テンパイ」

...またも流局。

俺みたいな素人の集まりなら分かるけど、この面子でこうも流局が続くと逆に不気味だ。

優希「ぐぬぬ...!犬!何故差し込まないじぇ!」

京太郎「いや、そのキレ方はおかしいだろ」

須賀京太郎 ↓1

片岡優希 ↓2

久保貴子 ↓3

藤田靖子 ↓4

点数判定
↓5
↓6

さっきから思ってたが、普通に打ってロン食らうのは差し込みじゃなくて振り込みじゃん?

試験的に点数判定の式を
↓5のコンマ+|(勝負運が一番大きいキャラのコンマ-そのキャラとコンマ差が最も大きいキャラのコンマ)/2|-↓6のコンマ
とします。||は絶対値という意味です。

>>85
単純にミスりました。すいません。

須賀京太郎 時運54 勝負運56
片岡優希 時運99 勝負運998
久保貴子 時運71 勝負運514
藤田靖子 時運30 勝負運2010

点数判定 68
7700+300=8000

靖子「ロン。一本場で8000だな」

優希「じぇじぇ!?」

意気込み空しく、タコスが振り込んでいた。

これで藤田プロがトップになったが、能力の性質上欲張ってこのままトップを保守しようとは思わないんだろう。

とりあえず、親は流れだ。

優希「うぅ...、この私が東場の親で全く稼げないとは...」

靖子「ま、プロとアマの差って事だな。まだまだ甘いよ」

須賀京太郎 25000
片岡優希 17000
久保貴子 25000
藤田靖子 33000

須賀京太郎 ↓1

片岡優希 ↓2

久保貴子 ↓3

藤田靖子 ↓4

点数判定
↓5
↓6

どうだ

須賀京太郎 時運46 勝負運56
片岡優希 時運52 勝負運836
久保貴子 時運47 勝負運509
藤田靖子 時運66 勝負運2440

点数判定 -6

京太郎「ノーテン」

優希「テンパイ」

貴子「ノーテン」

靖子「テンパイ」

再び流局。

これで、親は独走状態の藤田プロだ。

須賀京太郎 時運46 勝負運56
片岡優希 時運52 勝負運836
久保貴子 時運47 勝負運509
藤田靖子 時運66 勝負運2440

点数判定 -6

京太郎「ノーテン」

優希「テンパイ」

貴子「ノーテン」

靖子「テンパイ」

再び流局。

これで、親は独走状態の藤田プロだ。

>>100
やっべ、再送信...。

須賀京太郎 23500
片岡優希 18500
久保貴子 23500
藤田靖子 34500

東四局
須賀京太郎 ↓1

片岡優希 ↓2

久保貴子 ↓3

藤田靖子 ↓4

点数判定
↓5
↓6

みーみん

時間かかるなぁ...

須賀京太郎 時運66 勝負運122
片岡優希 時運16 勝負運834
久保貴子 時運28 勝負運506
藤田靖子 時運63 勝負運2021

点数判定 -12

京太郎「テンパイ」

優希「ノーテン」

貴子「ノーテン」

靖子「テンパイ」

...また流局。

しかし、藤田プロの親は継続だ。

須賀京太郎 25000
片岡優希 16000
久保貴子 22000
藤田靖子 36000

東四局 一本場
須賀京太郎 ↓1

片岡優希 ↓2

久保貴子 ↓3

藤田靖子 ↓4

点数判定
↓5
↓6

点数判定ですが、試験的に-が出た場合は放縦が逆ということにします。
あまりにもワンマンショー過ぎます。

須賀京太郎 時運97 勝負運59
片岡優希 時運16 勝負運834
久保貴子 時運99 勝負運995
藤田靖子 時運55 勝負運2367
点数判定 -13
1300+300=1600

優希「ローン!1600!」

靖子「お」

やっとこさ、タコスが和了った。

振り込んだのは藤田プロ。

優希「ふっ、最後に一矢報いたじぇ...」

京太郎「............」

こいつの中ではこの局で最後らしい。

まぁ、東場でこれなんだから南場で和了れるとは思えないのかもしれない。

すいません、今日はここまで。
もう駄目です。限界です。いっぱいいっぱいです。
次は京太郎の能力回となりますが、その前にシステムを見直してきます。特に流局について。
みなさん、遅くまで付き合わせてすみませんでした。お休みなさい

まぁ結局能力をどの程度昇華させてどのように使うかが一番の問題ですけどね。この世界だと。
安価は無しですが、夜に更新したい所存ー。

お待たせしました。投下しまーす。

藤田靖子は嘆息していた。

理由は明白。店側から同卓することになった二人だ。

方のちみっこいメイド(あの衣よりかは少し背が高いかな?という程度)は噂の清澄の先鋒。

あの宮永照にも多少なりとも喰らいついた奴だからどんなもんかと思えば、まくりモードが無くとも制するくらいは苦労しない力量。

しかも、南場が始まった途端、あからさまに集中を欠いている。これじゃさっきまで以上に退屈だ。

もう一方の執事(清澄の男子部員らしい)。こっちはまるっきり駄目だ。

さっきからテンパイになったりはするが、和了れるような気配がない。

相手が悪いとか以前の問題だ。

技術を磨いても、運が悪かったり才能がなかったり、そういった要因で負けるタイプの人間だ。

言ってしまえば凡夫。

どれだけ錬磨しようと、石ころは石ころ、ということだ。

靖子(皮肉な話だよね)

麻雀は最近になって始めたようだが、長続きはしないだろう。

この競技を時の運で勝敗が決まると思っていられる内はいいが、そういった常識が通じないような相手は確かにいる。

どれだけ麻雀が好きであろうと、そういった連中に負かされ続ければ、その熱も冷めてしまうだろう。実際自分もそういう連中は見てきた。

それでも折れなかったり、立ち直った奴もいたけれど。

この子はそうしても勝てない人間なのだろうと思う。

靖子(ま、あたしにゃ関係無い話だ)

まくりの女王の本質、見せてやれないのは残念だが。

ここらでさっさと飛ばして終わりにしてやろう。そう思って始めた南一局。


2358w14699s5p東東西


ん?と首を傾げた。

やけに形の悪い配牌だ。

こういうときは大抵でかい手が入って思った通りに飛ばして終わらせられるか、飛び直前まで削れる筈なのだが。

靖子(ま、和了れない訳じゃない)

最短での完成形もほとんど役のない安い手だが、自分ならすぐ出来上がるだろう。

そう思っていたが。

靖子(おかしい...)

六回目のツモまで、次の通り。

一回目→9p、西切り

二回目→北、北切り

三回目→3p、9p切り

四回目→3s、8w切り

五回目→東、1s切り

六回目→1s

一向に進まない訳じゃない。

だが、普段と比べると明らかに速度が遅い。

六回目のツモに至っては裏目に出ている程だ。

靖子(が、降りるにはまだ早いだろう)

まだツモ牌は十分ある。

降りるにしても、山をもう少し消化してからでも問題ないだろう。

1sを切る。

貴子「ロン」

靖子「え」


23s123p123w南南南中中中


貴子「役牌二つとチャンタ、三色同順で跳満。12000です」

靖子「あ、ああ...」

迂闊だった。

手牌が微妙だからといって、相手の跳満手に振り込んでしまうとは。

捨て牌を見る限り、さっきの1sで和了らなかったのは、直前になって完成したからのようだが、それにしても間抜けだった。

まぁいい。

まくられたということは、まくり返す余地が出来たと言うことだ。


須賀京太郎 26000
片岡優希  17600
久保貴子  34000
藤田靖子  22400

南二局。

靖子(まくり返すにしても、差は縮めておきたい。んだが...)

49w23467s11348p南

靖子(何だぁ?この配牌は)

さっきと同じで、良形とは全く思えない配牌。

靖子(駄目だ。こりゃオリだな)

中途半端に悩んで、更に差が出来ても困る。

他家に注意を置いて、この局は流れさせてもらおう。

-----結果。

京太郎「テンパイ」

優希「ノーテン」

貴子「ノーテン」

靖子「ノーテン」

...この対局、これで何度目かも数えてない流局。

しかし、今度は初の男子一人テンパイ。

手牌自体はチートイのみの安手だが、それでもこちらには欲しかったものだ。

靖子(何だ?あまりにも小さい違和感だが、何かが...)

この卓には、衣のような魔物染みた奴はいない。

ちみっこいのは南場では力を発揮しないタイプ。

久保コーチは、流石コーチだけあって技術も高いが、あくまで一般人のそれ。

男子にいたっては、何も感じない上に、明らかにド素人だ。

しかし。違和感はどうにも拭えない。

靖子(なんだろう...。これじゃない、というか、何かが噛み合ってないというか...)

須賀京太郎 29000
片岡優希  16600
久保貴子  33000
藤田靖子  21400

正体を見極められないまま、南三局。

8順目。

345s22567p  南南南 東東東

靖子(...気のせいか)

ドラ2つと役牌1つ。

南二局で和了れなかっただけで、きっちり差は縮められるじゃないか。

考えすぎな自分にため息をついて、申告した。

靖子「ツモ。1000・2000」

さあ、これでまくりの圏内だ。

須賀京太郎 28000
片岡優希  15600
久保貴子  32000
藤田靖子  25400

靖子(ま、お膳立てにもならないか)

南四局。

好物のカツ丼を頬張りながら一息つく。

京太郎「いやー。結局俺一度も和了れないままオーラスですね」

優希「ふん、のらりくらりとかわしおるわ。成長したな、おぬし」

京太郎「何様だよ」

貴子「ふむ。しかし、まだ手は拙い所があるな。テンパイまでは出来てるが、読まれやすいからどうしても和了りまでいかないというか...」

靖子「まぁまだまだ技術不足ってとこか」

ラスト一局となったせいか、他の三人も一息。

本来宮永咲と原村和の成長ぶりを見せてもらうだけのつもりだったが、ウォーミングアップは十分だろう。

ささっとまくって、次に移るとしようか。

京太郎「じゃ、最後は藤田プロの親ですね」

靖子「ああ、そうだな」

優希「うーむ、配色濃厚だじぇ...」

貴子「なんか字が違う気が...」

確信していた。

次の自分のまくりを止められる者は、この卓にはいないと。

そうして始めた配牌は---


259w1248s69p南西北白発。


考え得る限り最悪の配牌だった。

靖子(な...っ!)

先程の違和感が、巨大になって再び襲ってくる。

西切り。

有り得ない。

この場面で、この面子で、自分がこの配牌で始まる筈が無い。

1pツモ。北切り。

さっきまでとは違う。

さっきまでは、まだまくらなくてもいい場面だった。

南ツモ。白切り。

土壇場での逆転、ゆえにまくりの女王。

プロでもこのまくりを止められるのは有数なのだ。

白ツモ。白切り。

いや、配牌だけならいい。

さっきからツモ牌まで考えられないくらいに悪い。

靖子(なんなんだ...?)

裏目に出たり、全く意味のないツモを続け、そのくせたまに手がほんの少しだけ進む牌が来たり。

なんだこれは。

まるで。

まるで自分が凡夫のようではないか---


京太郎「ツモ」

優希「じょっ!?」

貴子「お」

片岡優希は驚愕し。

久保貴子は感心し。

しかし、藤田靖子は、

信じられない物に遭遇したかのように、何も言えないままその手牌を見た。


233445w556677s55p


京太郎「ツモ、断ヤオ、一盃口」

点数は、1000・2000。

つまり。

京太郎「まくりです」


須賀京太郎 32000
片岡優希  14600
久保貴子  31000
藤田靖子  23400


これにて、終局。

その後、藤田プロは当初の予定通り咲と和のリベンジマッチを受けた。

結果は、五戦中三勝二敗で、咲と和の勝利だった。

咲は「もっと打ちたい」と言っていたが、残念ながら仕事の関係でそれ以上は打てなかったそうだ。

和は「あの人、なんだか茫然自失としていて、集中を欠いていたようでした」と言っていて、また改めてリベンジしたいとの事。

優希は俺がいる卓でラスを引いた上、しかも俺がトップになったのが相当堪えていたようだった。

「犬、主人を噛むとはこの事か...」とか言ってた。それを言うなら窮鼠、猫を噛むだ。

仕事が終わると、染谷先輩からバイト代をもらった。別にただのお手伝いだからいらないですと言ったんだが、「それじゃあこっちが納得できん」っつーので、結局頂戴することになった。

ちなみに部長の分は無し。ぶー垂れてたけど、当たり前だ。

そんなわけで帰り道。

もらったバイト代で何か買って行こうと思い至り、商店街の方に寄った。

京太郎「ふぅ...」

にしても、上手くいって良かった。

親父が教えてくれた理論は納得いくものだったけど、能力習得方法ばっかりは実際に習得して実践しないと半信半疑のままだしな。

ぶっつけ本番で藤田プロ相手にやるとは思いもしなかったが、少なくとも藤田プロクラスに通じる事は証明された訳だし、逆に良かったかもしれない。



靖子『何をした?』


そういや帰りがけにこう聞いてきたっけ。


靖子『君からは何も感じられないままだった。衣や、宮永咲みたいな何かはね』

靖子『だというのに、君は私のまくりを止めるだけでなく、むしろ自分が一位をまくるという荒技をやってみせた』

靖子『偶然だと思うか?麻雀でそういうのが通じない相手だっているのは分かってるだろう?』

靖子『あの状況じゃ、私もその一人だと思っている』

靖子『君は、何をしてあの場面で和了ることが出来たんだ?』


最後まで偶然だって事で通したけど、ま、信じちゃくれないだろ。

実際偶然って訳でもないし。

そんな考え事と平行して「今日の晩飯どうしよう?」とか思いながら、街を散策していた時だった。


恒子『はーい!それじゃあ麻雀連盟会長・木口宗介さんに、ふくすこがインタビューしまーっす!』


夏のインハイで聞き慣れたアナウンサーの声が、街頭テレビから聞こえてきた。

恒子『はい!では、早速質問させていただきますね。お題は勿論、一ヶ月後に行われる宗介会長主催の麻雀大会についてですが!』

健夜『ちょっとこーこちゃん!ろくな説明文も無しにいきなり質問は駄目じゃない!?』

恒子『何言ってるのさすこやん!進行はスピーディー!余った尺はコントで埋める!常識でしょ!』

健夜『知らないし、そんな事常識にされても!』

宗介『大会について、でいいんだね?』

健夜『あ、はい。すみません会長、いきなり置いてけぼりにしちゃって...』

恒子『そーだぞアラフォー!空気読め!』

健夜『9割はこーこちゃんのせいだよ!あとアラサーだよ!』


健夜『...それで、来月東京で行われる大会に関してなのですが』

恒子『ちなみに概要はこんな感じ』

・参加者は、12~22歳までに限る。ハガキに参加する旨を書いて送ってくれれば、参加者と認める。
・麻雀プロは参加者とは認められない。
・大会はリーグ戦。
・勝利数に応じて賞金が贈られる。全勝した場合、現金一億円を進呈。
・大会期間は二ヶ月。学生である場合、期間中の授業は免除される。
・滞在費は運営側が全て受け持つ。ただし、滞在するホテルは指定のもののみとして、それ以外の場合の滞在費は受け持たない。

健夜『差し込むタイミング悪すぎだよ!』

恒子『このように、賞金最高額一億円といい滞在費は全て受け持つといい、気前の良い事ですよね』

宗介『まぁ、一番苦労するのは授業免除だろう。何しろ学生の子達全員分、学校に申請しなければいけないからね』

健夜『...この大会にかける費用は、間違いなく膨大でしょう』

健夜『スカウトするべき逸材を見つけたいなら、学生の大会で十分に感じられます』

健夜『だというのに、何故このような大規模な大会を行う事になったのですか?』

宗介『...まず、君の言うように、目的はスカウトするべき逸材を見つけるためだ』

宗介『それなら学生の大会で十分だと言うが、私はそうは思わない』

宗介『千回の内、九九九回は勝てるのに、残りたった一回がたまたま大会の初戦だったがために、勝ち上がれなかった者』

宗介『個人戦には出ず、団体戦に出たが、チームメイトに恵まれず埋もれてしまった者』

宗介『麻雀部が学校にないから出場出来なかった者』

宗介『家庭の事情でそもそも学校に通えていない者』

宗介『私はね。プロでもやっていける実力があるのに、そういった他の要因で日の目を見ない者を、この大会で発掘したいと思っているんだよ』

宗介『就職活動において、人一人雇うのは億単位の買い物をするのと同じ事と言われるだろう?』

宗介『私は、億単位の金を払って兆単位、いや、金では計れない程の人間を買いたい』

宗介『一種のギャンブルにはなるが、それでも私は、もう一度見てみたいんだ』


宗介『神ノ木京一郎を始めとした雀士達の、黄金に輝く時代を』


神ノ木京一郎。

親父、須賀京一郎の旧名。

京太郎「...............」

番組は大会に関しての細かい事とか、神ノ木京一郎の話題で盛り上がっていたが、俺はそれに目はくれずに散策を再開した。

とりあえず買う物は決まった。

藤田プロに勝てた自分へのご褒美のステーキの材料と、ハガキ。

残念ながら正解者はいないようですので、小ネタ安価は無しです。難しすぎましたかね?
それでは、答え合わせの能力紹介編でーす。

須賀京一郎(旧名:神ノ木京一郎)は、現役を引退する前も後も、変わらずに世界最強の雀士である。

が、それは勝つべき時に勝ち続けたからであって、一度も負けたことがないとは意味しない。

勝つべき時、つまり公式戦やそうでなくとも本気で戦うと決めた対局での戦績は全てトップで終えているが、それ以外での対局では実はラスを引くことが多い。

理由は二つ。

一つは、須賀京一郎が生来から持っている運は、実のところ息子の須賀京太郎と大差が無い凡夫の域であること。

もう一つは、彼自身の能力に起因する。

彼の能力名は[倍付けの領収書(ダブルカウンター)]。系統は特質系に属する。

対局者に和了られることによって失点した時、その失点した点数が彼の領収書(実在する領収書ではなく、あくまでイメージとして)に刻まれ、失点する度にその失点した点数が金額に加算されていく。なお、加算された金額は対局を終えても消えることは無く、持ち越すことが出来る。

その金額を使いたい分だけ帳消しにすることで、その倍の点数分の役を能力発動時に和了ることが出来るのだ。

勿論弱点はある。

能力を発動しないまま和了ってしまった場合、その点数が領収書の金額からそのまま差し引かれることになることが一つ。

二つ目に、能力発動時に帳消しにした点数が領収書に刻まれた金額を超えた場合、能力は不発に終わり、超えた点数分の四倍の点数をその局で失点することになる。

そして三つ目に、対局中に一度でも能力を発動(加算や差し引きは常に行われるが、能力を発動したとは判定されない)した場合、その対局をトップで終えることが出来なければ、その瞬間から三ヶ月間、彼は牌に触れることが出来なくなる。

つまり、彼はプライベートで打つ麻雀で失点することで領収書に金額を加算し、公式戦などでその金額を使って勝利し続けているのだ。

彼に現在刻まれている領収書の金額は、しめて284万7500。

こつこつと貯めてきた成果である。

なお、この能力は絶対性が高い。

彼も試したことのない仮定の話になるが、白水哩と鶴田姫子のコンビ能力[リザベーション]とダブルカウンターを同じタイミングで発動した場合、ダブルカウンターが優先され、彼が和了ることになる。これは、彼が背負っているリスクが、二人の発動条件の厳しさや失敗した時のリスクとは比べ物にならない程重く、それに比例して能力が昇華されているからだ。

そして、彼はこれまでの対局でダブルカウンター発動による和了りを破られたことが一度として無い。

そう。

たった今、息子・須賀京太郎の能力によって破られるまでは。

京一郎「いや、破られたと表現するには少し違うような気もするが......」

京太郎「?どうしたんだ親父」

京一郎「なに、お前の能力がちゃんと発現されて嬉しい限りと言ったまでだ」

京太郎「なんか誤魔化された気がする.........」

まぁ言ってはいないからな、と心の中だけで呟く。

とはいえ、そう思った事自体は嘘ではない。なんであれ、子供の成長を無条件に喜べる父親なのだ。

そしてちょっと寂しくなるのも、親が故だ。

家族二人麻雀。オーラス。

その局で、京太郎が和了っていた。

戦績自体は京一郎の圧勝だから彼の能力によって三ヶ月間牌が触れなくなる事はないが、しかしダブルカウンターが破られたことは事実だ。

いや、だから破られたのとはまた違うのだが、ともかく。

京一郎が1000点分の金額を帳消しにして、和了る筈だった2000点分の役。

それをきっちりそのまま、京太郎が和了っていたのである。


京一郎『特質系だな、お前は。俺と同じく』


一週間前、京太郎は京一郎の編み出した系統判別法によって特質系だと知った。

系統判別法に関しては、またの機会に話す。

そうして一週間の間に、京太郎はある能力を生み出した。

能力名は、[贈り物交換(トレーダー)]。

親に似て理不尽な能力である。

シュレティンガーの猫箱、というものをご存じだろうか?

例えばここに、一つ閉じられた箱があったとする。

中身を知る者は、「ここに猫が入っています。生きているか死んでいるか、さあどちらでしょう?」と聞いてくるが、聞かれた側は箱の中身を開けるまでは生きているか死んでいるのかは分からないのだ。

生きているか死んでいるか、の他にも様々な可能性が存在する。

中身の猫はどんな色なのか。

どれくらいの大きさなのか。

何匹入っているのか。

猫が入っているというのは本当なのか。

そもそも箱の中に何か入っているのか。

答えは『分からない』。

箱の中身を知る、つまり観測するまではその人にとっては様々な可能性が存在し、箱の中身は如何様にも変わり得るのだ。

京太郎の能力は、この理論に基づいたものである。

麻雀では、卓上でどのような能力が発動しようとも、それをいつ発動しようとも、それを見越した上で配牌とツモ牌は決定されている。

この配牌とツモ牌を猫箱の中身とすると、京太郎はこの猫箱を卓上で自由に交換することが出来るのだ。

自分と相手の猫箱を交換、更には相手と相手の猫箱を交換することも可能。

『本来の』相手の配牌とツモ牌を、自分や相手の物にして、その自分や相手の『本来の』配牌とツモ牌を、相手の物とするのだ。

勝負運の式に基づいて言うならば、この式そのものを丸ごと交換するである。

これにも弱点はある。

第一に、配牌とツモ牌は両方まとめてでしか交換出来ないこと。

第二に、配牌を見る前でしか交換は出来ないこと。なお、誰かが配牌を見てしまったとしても、交換対象に出来なくなるだけでその他の人と交換が出来なくなる訳ではない。

第三に、京太郎本人でさえ、猫箱の中身を事前に知る術はないこと。しかし、だからこそやりがいがあると京太郎は考える。

第四に、本人以外の猫箱を連続して持つ、持たせることは出来ないこと。

第五に、あくまで交換する運命は配牌とツモ牌だけであって、和了りなど他の運命まで同じになるとは限らないこと。

第六に、自分の猫箱を持つ対局者によって自分が失点、それを一対局中に四回繰り返してしまった場合、京太郎は三十日間、同卓してる中で最も勝負運の低い者の猫箱を持ち続ける事になる。そして、この三十日間の内に一日でも麻雀をしなかった場合、この能力は二度と使えなくなる。


京太郎はこのトレーダーを使い、藤田靖子を倒した。

南一局。

藤田の「飽きてきたからさっさと終わらせたい」という雰囲気を感じ取り、次の局で高い手が入ると予想。

藤田と久保、そして藤田と優希の猫箱を交換。

その結果、思った通りに久保に優希の点数をギリギリまで削る跳満手が入り、藤田が振り込んだ。ここで自分の能力が上手く作用した事を京太郎は知る。

南二局では、京太郎と藤田の猫箱を交換。

差を詰めておきたい藤田の手を京太郎が持つことで、和了りには至らなかったが一位の久保との差を詰める。

南三局では、あえて何もしないことで、藤田の点数を一位の久保をまくれるように差を詰めさせる。

この時点で京太郎と久保の点数差は緊迫しているため、相当高い手かツモによってでしかまくれないような状況となる。

これで仕上げの準備は完了。

後はもう一度藤田と京太郎の猫箱を交換して、藤田には自分の進まない手を、自分にはツモで本来藤田が久保と自分をまとめてまくれる手が入り。

結果、京太郎トップで終局。

藤田のまくりが強化系に属するものだというのは、事前に察していた。

特質系における絶対性は、他のどの系統の影響があろうとも揺るがないものであるのは、京一郎から聞いている。

では、絶対の特質系同士ではどちらが優先されるか?

これは先にも述べた通り、どれだけのリスクを背負い、能力が昇華されているかによって決まる。

そして、京太郎のトレーダーの絶対性は、京一郎のダブルカウンターを上回ることが先の実験で証明された。


京太郎は確信する。

自分と相手との力の差が大きいほど真価を発揮するこの能力こそが、自分に最も適した能力だと確信する。

自分に生来の運が無いからこそ勝てる力が、この能力にはある。

京一郎「まぁ。弱点を突くことが不可能ではないがな」

で、と言う京一郎。

京一郎「ハガキはもう送ったんだろ?」

京太郎「ん」

京一郎「じゃ、東京に行ってくるんだな?」

京太郎「滞在自体は大会の一ヶ月前からOKみたいだから、観光がてら明日にでも行こうと思ってる」

京一郎「よし、じゃあ行ってこい」

そして、と繋ぐ。


京一郎「才能如きで麻雀が決まると思ったら大間違いだってのを、証明してやれ」

京太郎「合点」

それでは、次回から舞台を東京に移ります。

大会のリーグ戦は一人八回で、一週間に一回試合があります。

この時点での月日が九月一日なので、十月一日から大会開始となります。

大会開始と同時に、指定で対戦相手の選定を行います。ただし、指定出来るキャラは咲の女子キャラのみとなります。その他は自分が選びますので、ご注意ください。三人中何人が指定となるかは、自分の裁量次第となります。

大会開始から一週間後に京太郎の試合があります。一試合が終わる毎に次の対戦相手が決まり、その一週間後に試合となります。

試合前や大会前の一ヶ月は自由に過ごしましょう。

では、過ごし方について説明します。

一日毎に朝、昼、夕、夜、深夜の五フェイズあります。

そのフェイズ毎に京太郎の行動を安価で決定します。

行動安価は、次の通りです。

・街を散策する
東京の街を徘徊します。
安価を飛ばしてから、直下から↓5までで一番コンマが大きいレスが指定したキャラと遭遇します。

・麻雀の勉強をする。
麻雀の勉強をして、技術を高めます。
どれだけ高まるかは、コンマ次第です。

・相手を研究する。
対戦相手の研究をします。
対戦相手の過去の試合を見て、そこから安価で相手の能力の謎を解明します。解明度を100%にするには、最低でも三フェイズ分必要です。なお、この解明度は京太郎視点からによって決まります。解明度を100%にして、相手の能力の全容を知ることが出来ます。また、対戦相手と決まっていなくとも、研究は出来ます。

・連絡をする。
連絡先を知っているキャラと連絡をとります。
共に予定を立てるなどして、好感度を上げましょう。

・休む
体を休めます。
基本深夜フェイズで行いますが、他の選択肢を選んでも構いません。ただし、選ばなかった場合、その数だけ試合当日の技術値に-1が掛けられます。この-は、深夜フェイズ以外で休むを選択することによって1ずつ消えていきます。-10に達すると、能力が使えなくなります。

女子キャラの好感度について。

散策することによって遭遇し、好感度が一定に達すると連絡先を交換できます。その後連絡をするなどして、好感度を上げましょう。

なお、女子キャラの会話は安価によって行動や台詞を決定します。自由安価もありですが、展開その他から見てこれはないと思った安価はとりませんのでご注意を。

この好感度が一定に達すると、能力について話すことが出来ます。この話を女子キャラが信じた場合、京太郎と共に能力開発することが出来ます。信じる、信じないは好感度やキャラ次第になります。

京太郎が能力開発した女子キャラは、その女子キャラがリーグ戦で一勝する毎に好感度が上がります。

大会が終わるとエンディングとなりますが、女子キャラの好感度や制覇状況によってエンディングは変わります。

なお、イベントを起こすための好感度はキャラによって違います。注意してください。

というわけで正解は、卓上の運命を入れ替えるでした。勝負運を入れ替えるでも可。
たまにこうやってクイズを出したり、気分次第で小ネタ安価します。

では、今日はここまでで。
大変なのはこっからです、はい。
次回からは安価で京太郎に行動させますので、そのつもりで。

京太郎と同等の勝負運を持つ相手だと能力使うより技術上げた方が危険は少ないってのはありますけどね。

7,8時頃更新したい所存

では、本編開始でーす。

東京には意外に早く着いた。

指定されたホテルは大会の会場の最寄りのもので、高い階に上ればすぐそこに見える程だ。

とはいえ流石東京。人だかりが長野とは大違いだ。

咲じゃあるまいし、迷うことは無く地図の通りに進むことは出来たが、ホテルに辿り着くのは思ったよりかかってしまった。

ホテルにチェックイン。

京太郎「すいません。木口杯麻雀リーグ大会に参加する須賀京太郎という者なんですが...」

従業員「はい。須賀京太郎様ですね。少々お待ちください」

身分証明書(学生証)を渡すと、従業員の人はパソコンでデータ検索をし始めた。

参加者かどうかを確認しているのだろう。

従業員「......はい、確認しました。それでは、部屋番号1406の御部屋をご利用ください」

京太郎「ありがとうございます」

鍵を受け取る。

参加者全員分の個室を用意してくれてるとは、ホンットに太っ腹だよ。

個室に荷物を置いて、一息。

京太郎「さて、どうしようか...」

九月一日 昼

1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡
5.休む

↓1から↓5まで一番コンマが高い人

間違えた。ここから↓3で

京太郎「散歩でもするか」

三ヶ月近くはここで過ごすことになるんだから、何がどこにあるのかとかは把握しておきたい。

金はたんまり持ってきてあるし、それなりには豪遊できるしな。

京太郎「とりあえず会場周辺でもぶらつくとするか」


出会うキャラは?
(今度こそ)↓1から↓5まで一番高いコンマの人

91 淡


淡「ふはははははー!ここが私の独壇場となる場所か!この高校百年生、大星淡ちゃんには相応しいね!」

京太郎「...............」

あ、こいつアホの子だな。

長い金髪を靡かせたそいつの後ろ姿を見て最初に思ったことがそれだった。

会場前の入り口に来てみればこんなレアな生物に出逢うとは、流石というかなんというか。

それよかあいつの制服、どっかで見たような...?

淡「.........ん?」

アホの子が振り向いた。

目が合う。

淡「......金髪だ!」

京太郎「.........どうも」

まぁ。

やけに可愛らしい顔をしてるとは思ったよ。

アホの子という評価は変わらないけど。

見たことある制服だと思ったら、照さんと同じ白糸台高校の麻雀部だそうだ。

淡「何を隠そう、この私は王者・白糸台高校麻雀部のレギュラーで、虎姫で、大将なのだ!」

京太郎「あぁ、見た見た。そういや決勝にも出てたっけ」

白糸台は三連覇出来てないけどな。

という言葉を呑み込んで話を合わせておく。無理に負けた記憶を抉るのはよくない。実体験として。

京太郎「紹介が遅れたな。俺は須賀京太郎。一応清澄高校の麻雀部に所属してる」

淡「ん。私は大星淡ね。まぁ知ってると思うけど」

京太郎「まーな。結構有名人だし」

淡「へー、清澄のか。ここで大会やるけど、勿論あの宮永咲も出るんでしょ?」

京太郎「だろうな」


↓3
1.「リベンジマッチってか?上手く当たるといいな」
2.「言っとくが、俺と当たったら全勝は無理だと思えよ?」
3.「お互い頑張ろうぜ」

京太郎「お互い頑張ろうぜ」

淡「ん?何だ、あんたも出るの?」

京太郎「いや、そりゃそうだろうよ。他の何があったら長野からここまで来るんだよ」

淡「散歩?」

京太郎「散歩でこんな所まで来るか!」

散歩で会場まで来たのは事実だけど!

それでもホテルからだよ!


大星淡の好感度10上昇


淡「でもそっか。選手なら戦うことになるかもね。よろしくー」

京太郎「おうよ。言っておくが手加減なんざするんじゃねーぞ?」

淡「ほほう、良い度胸だね。この私を大星淡と知ってなお全力を望むとは...」

京太郎「その付け髭持参してんのか...?」

なかなか芸人魂の持った奴である。

京太郎「...ま、立ち話もなんだしそこのベンチで座って話そうぜ」

淡「座り話だね」

京太郎「間違っちゃいないが、そんな日本語はない」

はず。


↓3
1.「そこの自販機でなんか買ってくるけど、なんか飲むか?奢るぞ」
2.普通に座る。
3.ベンチのゴミを払ってやる。

ベンチに落ち葉とかゴミが溜まっていたので、払ってから座った。

淡「.........」

京太郎「ん?どうした?」

淡「や、意外に紳士的な事するなーって」

京太郎「意外ってなんだよ」

淡「見た目不良っぽいし」

京太郎「喧嘩売ってんだなそうなんだな!?」


大星淡の好感度10上昇

それから少し話したが、結構気が合う奴だった。

あれだ。バカ騒ぎしてる所とか、タコスに似通ってる感じがある。

ついついこっちもバカ騒ぎしちゃうタイプである。

淡「...あ、もうこんな時間だ。私スミレ達とこの辺でお昼ごはん食べる予定だから、もう行くね」

京太郎「おう、じゃまたな大星。俺もどっかで適当に済ますわ」

淡「あ、それとー」

大星はポケットからスマホを取り出す。

キラッキラに光る星のシールが大量に付けられてた。

淡「メアド交換しよ!」

京太郎「メアド...?別に良いけど、お前今日初めて会った奴と連絡先交換していいのか?」

淡「なんで?」

キョトン、とした顔をする大星。

警戒心0かよ。

信頼されて嬉しいととるべきか、騙されやすそうで心配と見るべきか分からん。

京太郎「...りょーかい。んじゃ、赤外線でな」

淡「うん!」

赤外線で受信、送信をする。

東京に来ていきなり女の子のメアドを手に入れてしまった。

淡「よし、完了だね!じゃ、行くから!ばいばーい!」

ばびゅーん、と口で言いながら去っていく大星。

京太郎「......元気の良い奴だなぁ」

子供は風の子、というが、ああいう奴を見て生まれた言葉なんだろう。


大星淡の連絡先を手に入れました。


九月一日 夕

1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡
5.休む

↓3

昼飯はマックにした。

京太郎「さて、散歩再開するか」


出会うキャラは?
↓3

また間違えたけど、このまま進行。
シロで。


白望「............」

京太郎「............」

ベンチで思いっきりだらけている白髪の女性を発見した。

もうほんと、だらけすぎてスライムなんじゃねーかと疑うレベルだ。

勿論そんなことは無いのだが、しかしスライムのように胸が大変素晴らしい。

目の保養になります。

しかし関わるのは面倒そうなので、そのまま前を通り過ぎ

白望「.........そこの男子」

呼び止められてしまった。

京太郎「...なんですか?」

白望「おぶって...」

京太郎「.........」


↓3
1.無視して去る
2.何も言わずおぶってやる
3.「体調悪いんですか?救急車呼びます?」

見知らぬ男におぶってとは、また警戒心の無い人だ。

ここは世間の厳しさを教えてやるため、無視して去ってやる。

白望「...冷たい男だな」

あんたが不用心なだけだよ。


小瀬川白望の好感度が5減少しました。


九月一日 夜

1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡
5.休む

↓3

京太郎「そろそろ日が暮れてきたな」


出会うキャラは?
↓1から↓5まで一番コンマが高い人

100 照


照「京...ちゃん...?」

京太郎「へ?」

後ろから声がして、振り返ってみれば。

そこに、照さんがいた。

照「やっぱり、京ちゃんだ...!」

京太郎「あー......お久しぶりです」

向こうからしたら数年ぶりなんだけど、こっちはテレビとかで見てるから、なんか久しぶりとは言い難い。

そういや、咲も俺のことは話してないって言ってたっけ。

照「そっか。木口杯に出ることになったんだね」

京太郎「はい。照さんは出るだろうなとは思ってましたけど、まさかこっちに来た初日に会うとは思ってませんでした」

照「私も、こんな所で会うなんて全然...」

近くにあった噴水に腰掛けて、照さんと話す。

照さんもちょっと散歩に出かけてきたようだった。

照「それにしても、京ちゃん大きくなったなぁ...。昔は私より小さいくらいだったのに」

京太郎「はは、やっぱ男としては背が高い方が良いですからね」

照「小さい京ちゃんも可愛くて良かったけどね」

ふふ、と自然に笑う照さん。


↓3
1.「照さんは綺麗になりましたよね」
2.「あの時の虫歯は治りましたか?」
3・「でも、照さんが麻雀得意だったなんてなぁ」

京太郎「照さんは綺麗になりましたよね」

照「ふぇ!?」

茹でダコのように真っ赤になる照さん。

京太郎「昔も昔で良かったんですけど、今だとクールなお姉さんって感じがして」

照「あぅ、あぅう...」

京太郎「でも中身は子供っぽいところがあって、そのギャップがまた魅力的というか」

照「きょ、京ちゃん!年上をからかっちゃ駄目!」

京太郎「えー、そんなつもりないんですけど」

不意打ちで褒めるとすぐ照れるのも変わらないなー。

本音ではあるけど。

照「......でも、ありがと」


宮永照の好感度が10上昇

照「そういえば、淡に会ったんだって?」

京太郎「ええ。今日の昼頃に会場前で」

照「へえ」


↓3
1.「咲へのリベンジに燃えてたみたいですよ」
2.「主に照さんのことを話してましたよ」
3.「可愛い奴ですよね、大星」

京太郎「咲へのリベンジに燃えてたみたいですよ」

照「咲......。やっぱり咲も出るんだね」

京太郎「でしょうね。あいつ、強い人と戦うのスゴイ楽しみみたいですし」

照「ん。じゃあ私もリベンジしなきゃね」

京太郎「?照さんは個人戦一位で咲は二位だったじゃないですか」

照「チームとしては負けてたから」

京太郎「ああ...」

照「咲に、清澄の人達に会ったら伝えといて」

照さんは立ち上がる。

歓談は終わりらしい。

照「今度こそ、白糸台は負けないってこと」

京太郎「じゃ、俺からもいいですか」


京太郎「凡人が天才を討つことだってあるのを、証明して見せますよ」


これでどっちも当たらなかったら、拍子抜けだけど。


宮永照の好感度が5上昇しました。

九月一日 深夜

1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡
5.休む

京太郎「さて、寝るか」

ホテルに戻って睡眠に入る。

休養は大事だよな。



本日の好感度変化

大星淡
0+10+10=20

小瀬川白望
0-5=-5

宮永照
70+10+5=85

京太郎が寝たところで、今日はここまでー。
うーん、思った以上に進まない...。
あ、それと女子キャラと遊びに誘うと、雀荘で練習試合などが出来ます。この場合、一回のコンマで勝敗を決めます。

回線直りましたので、今日22時更新します。

システムについて。
フェイズコマンドでの選択肢に、練習試合を追加します。
連絡先を知っている女子キャラに最大三名声をかけて、雀荘で対局を行います。
試合前に普通に対局するか、早送りで対局するかを決めます。早送りの場合、二回のコンマで順位を決めます。
試合中に安価が発生し、正しい選択をすることで能力解明度を最大で50%まで上げることが出来ます。なお、この解明は練習試合で同卓してる全員に同時に行えます。
順位に応じて、対局してる女子キャラの好感度が上がります。四位で終わると好感度は上がりません。
誘う女子キャラが三名に満たない場合、雀荘のおじさん(つまりモブ)が入ります。

なお、現在京太郎が連絡先を知っている女子キャラは
宮永咲
原村和
片岡優希
竹井久
染谷まこ
宮永照
大星淡
となっております。
なお、清澄勢の能力解明度は既に100%となっています。

では、始めます。

京太郎「むーん...」

京太郎「前も思ったけど、寝るところが違うとなんか違和感あるよなー...」

京太郎「さて、朝飯食ったらどうしよう?」


 ↓3
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡
5.練習試合
6.休む

京太郎「街に出かけるか」


出会うキャラは?
↓1から↓5まででコンマが一番高いキャラ

89 漫


図書室で偶然同じ本を同時にとろうとして、手と手が触れあうというパターンがマンガとかではよくあるだろう?

それに似た状況が、今俺の身に起こった。

京太郎「あ」

漫「あ」

コンビニの飲み物コーナー。

最後の一本のお茶をとろうとしたら、俺よりやたら身長の低い少女と手が触れあったのである。

というかこの人って...。

京太郎「上重漫さん?」

漫「え、何でうちの名前......ま、まさか!」

京太郎「夏の大会見てたからですよ?」

表情的にストーカー扱いされそうだったので、釘を打っておく。

漫「あ、なんや。そーなんか」

京太郎「どーしたんです?」

漫「あ、これな。ちょこっと部内でゲームして負けたから、罰ゲームなんや」

京太郎「...............」

果たしてその罰ゲームはこの買い出しなのか、デコに書かれた『犬』の文字なのか判断しづらいんだが。

恐らく両方だと結論づけた。

漫「いや、悪いなー。お茶譲ってもらって」

京太郎「いえいえ、そんなお礼を言ってもらえるような事じゃないですよ」

結局お茶は上重さんに譲って、俺はアクエリにした。

喉潤したかっただけだし、優先順位はどう見ても上重さんのが上だし。

漫「んじゃ、うちは戻るから」


 ↓2
1.「はい、それでは」
2.「荷物重いでしょう?俺が持ちますよ」
3.「あ、俺もホテルに戻りますから、一緒に行きません?」

京太郎「はい、それでは」

俺は上重さんとは反対方向に向かった。


九月二日 昼

↓3
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡
5.練習試合
6.休む

京太郎「麻雀の勉強でもするか」

『贈り物交換(トレーダー)』があるとはいえ、同クラスの奴相手だと技術はあるに越したことはないからな。

京太郎「さて、やるか」


↓2のコンマ
0~30  失敗
31~70 成功
71~99 大成功

大成功 京太郎の技術値が93になりました。


九月二日 夕

↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡
5.練習試合
6.休む

出会うキャラは?
↓1から↓5まで一番コンマが高いキャラ

86 久


久「あら」

部長に遭遇した。

京太郎「こんにちは、部長」

久「須賀君も来てたのね」

京太郎「というと、部長も?」

久「ええ。というか、清澄女子部員はみんな来てるわよ」

京太郎「部活動の一環って事で?」

久「違うわよ。たまたまみんなとホテルで会っただけ」

たまたま、ね...。


↓2
1.「俺にも声掛けてくれたら良かったのに」
2.「言っておきますけど、前の俺とはひと味違いますよ?」
3.「この後何人か誘って雀荘で討ちます?」

討ちます→打ちます

誤字...。
こっから↓2で

京太郎「この後何人か誘って打ちます?」

久「あら、積極的ね。前は進んで打つ程じゃなかったのに」

京太郎「まぁ前はサポートに回ってましたけど、今回は遠慮すること無いんで」

久「オッケー。じゃ、誰誘う?」

京太郎「そうですねー...」

練習試合をしたいキャラを選んでください。
なお、京太郎の連絡先を知っているキャラに加え、久が誘える加治木ゆみ、龍門淵透華、福路美穂子も誘えます。

↓1、↓3

久「じゃ、私はゆみを呼ぶけど、須賀君は?」

京太郎「じゃ、俺は大星誘ってみます」

久「大星って、大星淡!?須賀君いつの間にそんな子と連絡先を交換してたの!?」

京太郎「ええ、まぁ色々ありまして」

ちょっと話し込んだら向こうから交換申し出てきたんだが、まぁ言う必要はないだろう。

雀荘に集まった。

淡「あー!清澄でたかみーと打ってたおさげの人!」

久「どうも、うちの須賀君がお世話になってるわ」

淡「お世話してます!」

京太郎「されてねぇよ」

一度とさえお前に世話になった覚えはねぇよ。

あと部長。あなたは俺のお母さんですか?

ゆみ「.........久に誘われて来てみれば、まさかあの大星まで来ているとは」

京太郎「あ、加治木さん。どうも」

ゆみ「ああ、君が須賀君か。よろしく。これから打つわけだし、仲良くしようじゃないか」

京太郎「ええ、こちらこそ」

加治木さんと握手する。

クールな人だと思っていたが、男女分け隔て無くフレンドリーだ。

淡「須賀ぁー!早く席に着くー!」

京太郎「おー」


では、まず親と席を決めます。
コンマが高い順に席を、十の位と一の位をサイコロと見立てて、一番大きい人を親と決めます。(0は10として、7以上なら-6として考えます)

須賀京太郎 ↓1
竹井久   ↓2
加治木ゆみ ↓3
大星淡   ↓4

大星淡が親に決まりました。
席は次の通り。

加治木ゆみ
須賀京太郎
大星淡
竹井久

ステータスは、次の通り。

須賀京太郎 生運:50 技術:93
能力[贈り物交換(トレーダー)]
勝負運のコンマの前に発動判定。勝負運の数値を入れ替える。どう入れ替えるかは指定。

竹井久 生運:180 技術:40
能力[大穴狙い]
コンマが60以上で発動。勝負運に補正を800かける。ただし、点数判定で自動的にロン和了りとなり、点数は二段階以上の時は一段階下げる。

加治木ゆみ 生運:230 技術:45
能力 なし

大星淡 生運:400 技術:50
能力[???]


では、始めます。
贈り物交換は発動するか否か。
発動の場合、交換を指定。しない場合、無しとしてください。
↓1で

京太郎(アホの子ではあるが、麻雀じゃ照さんの後継者とも言われてる程の実力)

京太郎(本来であればどれほどの配牌が出るか、見させてもらうとするか)


加治木ゆみ  ↓1
須賀京太郎  ↓2
大星淡    ↓3
竹井久    ↓4

時間が遅いので、自動的に早送りにします。すいません。


京太郎(見事に決まったな)

京太郎(やはりこの中じゃ、大星が一番強い)

京太郎(あくまで自分の麻雀が打てれば、の話だがな)

京太郎(途中から本領発揮したけど、本来の力が出せなくて焦ってるのが目に見えてるぜ?)

京太郎(ま、あいつの配牌を何回か手にして分かったが、大星の系統は恐らく...)


↓2
1.強化系
2.支配系
3.干渉系

京太郎(強化系...か?)

京太郎(しかし、交換できなかった局で他の二人と交換したが、その時はどう考えても最悪の配牌だった)

京太郎(いやしかし...くそ、わからん)


解明失敗!

京太郎(.........狼狽えるな。どうであろうと、大星の勝負運が一番なのは確かなんだ)

京太郎(大会前に解明したかったが、それよりも勝つことを考えろ!)

京太郎(元々そのために、手にした能力だろうが!)

交換 ↓1

ここはまた淡ととっかえだな。
あくまで一局一局連続は無理なんであって、早送りでは問題ないだろ?

>>322
無問題です。

京太郎と淡の交換となりました。


加治木ゆみ  ↓1
須賀京太郎  ↓2
大星淡    ↓3
竹井久    ↓4

一位 須賀京太郎
二位 竹井久
三位 加治木ゆみ
四位 大星淡

淡「嘘、そんな.........」

大星は唖然としている。

それもそうだ。大星の勝負運があれば、この結果で終わる筈はない。

加治木さんも俺がトップ終局するとは思えず、ショックを受けてるようで。

俺がド素人だと知ってる部長の驚きはそれ以上だった。

京太郎(勝った、のか......?)

それでも、一番驚いているのは俺だ。

何が起こったか、いや、何を起こしたのかは分かっている。

それでも、例え藤田プロから数えて二回目でも。

この勝利は、どうにも信じ難かった。

ゆみ「...............驚いた。まさか大星を下して、トップになってしまうとは。隠れた逸材、というべきか?久」

久「え、ええ。そうね.........」

加治木さんは手放しに祝ってくれるが、部長はまだ狼狽えが大きいようだ。

いや、目のあたりにして戸惑ってる、というのが正しいか。

藤田プロとの件は、優希から聞いてるはずだし。

淡「...............」

大星は放心していた。

目の焦点が定まっていない。

京太郎「お、おい。大星?」

淡「.....................次」

京太郎「ん?」

淡「次!絶対私が勝つから!!」

淡「ぜーったい木口杯かその前にぎったんぎったんに倒してやるから!次は100回、いや1000回倒してやるから!覚悟しろ須賀ぁ!」

涙目だった。

迫力は皆無に等しい。

淡「今日は勝ちを譲ってあげるけど、次はこうはいかないからな!覚えとけー!」

京太郎「お、おう.........」

俺の声が聞こえたかどうか、大星は雀荘から出て行ってしまった。

お前、それは次も負けるフラグなんだけど。



大星淡、加治木ゆみ、竹井久の好感度が30上がりました。

ナレーション忘れ
加治木ゆみの連絡先を手に入れました。


京太郎「さて、暗くなっちまったな」

京太郎「あの後加治木さんもどうしたらそんなに劇的に強くなれるのか、良ければ教えて欲しいな。なんて言うからつい連絡先交換したけど」

京太郎「それって連鎖的に俺の弱点を晒すことになるかもだしなぁ........」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡
5.休む

出会うキャラは?
↓1から↓5まで

84 小走やえ


やえ「そ、そこの男子!」

京太郎「え、はい」

なんか後ろから呼びかけられたので、振り向いた。

横ドリル髪の女の子がいた。

やえ「み、みみ、道をお聞きしたいのだが、よりしいかな!?」

京太郎「あ、ええ...」

なんかめっちゃテンパッてる.........。

↓2
1.男と話すのに慣れてないのか?
2.元々あがり症だったりして
3.ひょっとして、トイレ?

男と話すことに慣れてないかな?

なんか探り探りな言動だし。

テンパッて失敗してるけど。

京太郎「目的地はどこでしょうか?」

こういう相手はなるべく無害そうに話すのがいいだろう。

そういった目論見はどうやら成功したようで、ほんの少しだが落ち着いたようだった。


小走やえの好感度が10上昇


やえ「あ、えっと......このホテルまでの道なのだが...」

京太郎「ああ、このホテルですね」

俺が泊まってるホテルじゃん。

つまり、木口杯の参加者ということか。


↓2
1.ルートの案内だけする
2.送っていく

京太郎「良かったら一緒に行きます?俺もこのホテルに泊まってるので」

やえ「ホント!あ、いや、本当か!それは有り難い!」

今何を言い直したんだろう?

道中、色々話を聞いた。

彼女の名前は小走やえさん。奈良個人戦での王者だそうだ。

夏の大会の団体戦で自分たちを負かした阿知賀女子に、リベンジしたいとのこと。

ホテルにたどり着くまでの短い時間だったが、いい人だというのはなんとなく伝わった。

そう言うと、小走さんは

やえ「き、君もなかなか人徳に溢れているぞ!大事にするといい!」

と言って、別れた。

結構仲良くなれた気はする。


小走やえの好感度が10上昇



九月二日 深夜

↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡
5.休む

京太郎「さて寝るか」


九月二日の好感度変化
竹井久   30+30=60
加治木ゆみ 0+30=30
大星淡   20+30=50
小走やえ  0+10+10=20

今日はここまでー。
練習試合でどう順位つけたかと言うと、能力含めた勝負運の合計で決めました。
勝負運の数値が出ないのは、それによって能力バレを防ぐためです。
あ、雑談は度が過ぎなければ構いませんよ。
それと、この長い更新時間をどうにかしたいんですが、何か良い案があれば遠慮無く言ってください。善処します。

すいませんが、仕事が忙しくてしばらく更新出来そうに無いです。
場合によっては午前中での投下も考えますが、どうでしょう?

ようやく一段落ついたんで、19日19時頃更新したいと思います

あれ、ちゃんと書き込み反映されてた...?

よぅし、そろそろ始めようかー。
小ネタはまた今度で(ごめんなさい)

九月三日 昼

京太郎「今日はちょっと朝飯が嫌いな食べ物多かったな.........」

京太郎「残すような真似はしないけど、若干ブルーだぜちくしょう.........」

京太郎「さて、今日はどうすっかな?」



↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

京太郎「また街に出るとするか」


出会うキャラは?
↓3

京太郎「あ」

淡「あ」

大星と遭遇した。

淡「き、昨日今日でもう再戦する!?あたしは全然構わないよ?むしろこんなに早くリベンジのチャンスが巡ってきて嬉しいくらいだね!」

京太郎「落ち着け」

超落ち着け。

ていうかそんなへっぴり腰の奴に再戦とかせんわ。

京太郎「たまたま会っただけだろ?なんでそんなすぐリベンジになるんだよ」

淡「アンタ自分がこの淡ちゃんに何をやったか分かってないな!?」

大星はズビシ、と俺を指す。

もうほんと、そのまま俺の目を貫かんばかりの勢いだった。

京太郎「.........そりゃ、お前くらいになると麻雀で負けたのは相当悔しいものなんだろうけどさ、だからって」

淡「そりゃ、負けることはあるさ!宮永咲にも高鴨穏乃にも負けたし、うちの部活でもテルーとかには負けるよ!そっちにもリベンジはするけど!」

でもね!と前置きして大星は言う。

淡「ラス引かされるなんて生まれてこの方アンタが初めてだよ!」

京太郎「...............」

マジかこいつ。

そういや公式の記録で大星がラス引いて終わった試合は見たこと無いけど、ガキの頃からずっとそうだったのか?

相当神様に愛されたやがる。

淡「しかもなんか全然強そうな感じしないアンタにだよ!これは冒涜だよ!高校百年生大星淡に対する!」

京太郎「お前等天才ってそんなドラゴンボールみたいな見分け方してんの.........?」

いよいよ人間離れしてる気がする。

いや、麻雀の勝敗がそれで決まる訳じゃないけど。

それにしても、どうしたもんか.........。


好感度判定
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

↓2で

37 成功


京太郎「.........とりあえずさ、今日は再戦受けるつもりは無いんだわ」

淡「なに?逃げるの?」

京太郎「逃げるとかじゃなくてさ。お前多分何かの間違いだって感じで対策なんかちっとも立ててないだろ?」

淡「事実そーじゃん!」

京太郎「咲やその高鴨だって十分に対策を立ててきたろうに、お前だけ相手を知らないまま打ったって二の舞になるのは目に見えてるだろ?」

淡「それとこれとは別でしょ!」

京太郎「同じだよ」

努めて宥めるように、説教する。

なかなかに高難度のミッションだった。

京太郎「そりゃお前は強いよ。でも、相手を知ろうとしない点ではお前は他にリードされてるんだよ」

淡「ぬぐぅ...」

京太郎「.........俺との対局ちゃんと思い出してみれば、俺の弱点だって見つかるだろうし、頑張るならそこから始めてみろ」

少し能力を晒してしまった気もするけど、まぁ大星が落ち着いたようだし。

これでいいとしよう。


大星淡の好感度が5上昇。

淡「.........分かったよ。ぶっちゃけ何が起こったのか全然分かってなかったし、ちゃんと分かってからにする」

京太郎「分かってくれたか」

淡「でも!分かったら絶対グチャグチャにしてやるからね!逃げないよーに!」

京太郎「逃げない逃げない」

表現が前回より物騒になっていたが、まぁいいだろう。

分かってても破ることは出来ないだろうし。

弱点まで知られるのは厳しいが。

淡「それじゃ、対策立てたら絶対リベンジするから。木口杯が終わる頃には勝者はこの私だからね」

京太郎「俺だけの対策立てても仕方ないだろ」

と、その時。


くぅぅぅう~~~~.........


やたら可愛らしい音が聞こえてきた。

具体的には大星の腹から聞こえてきた。

淡「............................」

京太郎「...............」

おうおう、真っ赤になっちゃってまぁ。

そういやそろそろ昼飯の時間か。


好感度判定
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

京太郎「あー、そろそろ腹が減ってきたな」

淡「...............」

京太郎「ここだけの話、俺ってレディースランチが好きでさ。ホテルの昼食メニューにもあったし、一回食べてみたいと思うんだよなー」

淡「............」

京太郎「でも俺男だから、注文できないんだよな」

淡「..........」

京太郎「飯奢るでも良いから、誰か代わりに頼んでくれる女の子いねーかなー」

淡「.........ふ、ふーん!」

淡「仕方ないなぁー!男のくせにレディースランチが好きなんて笑っちゃうけど、私は寛容だからね!いいよ。レディースランチ頼んで、奢られてあげるよ」

京太郎「おお、マジか!有り難い!」

意地っ張り且つチョロイ奴だなぁ、とか思ったけど、胸の奥にしまっておいた。


大星淡の好感度が10上昇。

九月三日 夜

京太郎「学食のも良かったが、ホテルとなるとまた一段と上手かったな。レディースランチ」

京太郎「さて、どうしようか?」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

ちょっと飯休憩してきます。

出会うキャラは?
↓3

白望「あ」

京太郎「.........」

この前のだらけ美人がまたベンチに座っていた。

白望「この前の冷たい男......」

京太郎「............」

この前スルーしていった俺のことを覚えていたらしい。

嫌なことは忘れないタイプなのかもしれない。


好感度判定
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

京太郎「いや、見知らぬ男にいきなりおぶっては無いでしょうよ」

白望「それでも黙って去っていくのも無い......」

京太郎「まぁそれは悪いとは思いましたが......」

白望「いくら私がただただダルいからおぶってと言ったとしても...」

京太郎「あれ、不正解かと思ったら正解の行動だったような気がしてきたぞ」


小瀬川白望の好感度変動なし

京太郎「...それで?またダルいからおぶってと言うんですかあなたは」

白望「ダルいのは事実だけど、もうおぶってとは言わない」

京太郎「あ、ダルいのは事実なんだ」

白望「結局友達におぶってもらったけど、帰った時にはすごい汗の量だったし」

自分が重いから、とそう言いたいのか。

多分その友達が非力だっただけなんじゃないかなぁ。

重そうには見えないし。

白望「というわけで、君に用があった訳じゃない。それじゃ...」

言いながらも立ち上がろうとはしない。

京太郎「.........」


好感度判定
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

京太郎「......そうですか。それじゃ」

白望「ん」

俺はだらけさん(仮名)と別れた。


小瀬川白望の好感度変動無し

早いですけど、今日はここまでにします。
うーん。シロはギャルゲの神に愛されてないのだろうか。
ちょっと失敗の範囲が広いようなら狭めますが、どうしましょう?
小ネタは次回までに!次回までに!

それともう一つ。
現在キャラ毎の能力名を決めている所なんですが、難航してます。
女子キャラの能力に対する良い名前があれば、書き込んでいってください。

一応ゾロ目で完璧と出れば、好感度が一気に20上がるようにはしてます。

それと、どうしましょう?このままだと連絡の存在意味が無いので、連絡先手に入れたキャラは散策で出会わないように縛りをかけようかと思うんですが

木、金は休みが出来たので、二日連続で更新したいと思います。
時間は大体午後八時くらいで。

すいません、ちょっと予定より遅めになりそうです

では、始めます。
まず小ネタから。

ホテルには専用の医務室があるらしい。

病院が近くに無いわけではないが、ホテル内にあるならば好都合。

若干深めの切り傷を腕に作ってしまったので、包帯でも巻いてもらおうかと訪れると。

憩「どうもーぁ、どうなさいました?」

白衣の天使がいた。

というか荒川憩さんだった。

京太郎「あれ?荒川さん?」

憩「あぁ、うちを知っとるんですかーぁ?うちも有名になったもんやなーぁ」

彼女はにっこりと微笑む。

他に人はいないようだった

京太郎「成程、木口杯が終わるまではここでバイトすることになったと」

憩「あくまで大会優先やけどなーぁ」

袖を捲って怪我したところに包帯を巻いてもらう。

現在先生はいないそうで、事実上部屋の中に男女が二人きり、となっている。

すぐそこにベッドがあるというおまけつきだ。

だからって襲ったりしないけど。

憩「君もこのホテルに泊まっとるようやし、やっぱ木口杯なんか?」

京太郎「ええ。出るからには、やっぱり全勝目指しませんとね」

憩「ふぅーん?」

ちょっとイタズラっぽい笑みを浮かべてくる荒川さん。

憩「そう簡単にとれるとは思えんけどなーぁ」

京太郎「まぁ簡単にはとれないでしょうけど、麻雀に絶対なんて存在しませんから」

憩「そうやなーぁ。うちもあの宮永照に勝てへんかったけど、次も勝てんとは限らんし」

京太郎「となると、リベンジですか。今大会で」

憩「上手く当たるとええんやけどなーぁ」

きゅっ、と巻き終わる包帯。

少し締める力が強めに感じたのは、それだけ再戦に燃えてるという事だろう。

憩「正直、ビビっとるのはちょっとあるんやけどなーぁ」

京太郎「えー。あの照さんにですか?」

憩「あれは人じゃない、って真面目に思ったんは、あれと打ったからやしな」

京太郎「人じゃないって、大袈裟な.........」

麻雀での照さんを良く知ってるわけじゃないけど、それ以外だと普通にポンコツだし。

ポンコツ具合においては咲とどっこいどっこいだし。

迷子の二人を俺が一番最初に見つけた回数なんて数知れないし。

憩「っちゅーか、須賀君って宮永照と知り合いなん?」

京太郎「ん。まぁちょっと昔からの縁で」

憩「幼馴染みいうやつなんかーぁ。なんか素敵やなーぁ」

京太郎「そんな憧れられるような関係じゃないですよ。昔からの愛称とかなかなか変えてくれないし」

京ちゃんとか。

京太郎「そのくせ照さんが麻雀強いとか全然知らなかったし」

憩「そうなんかーぁ」

京太郎「ま、対局するからには勝つ気でいきますけどね」

憩「その意気やなーぁ」

またぱっ、と花開くように微笑む荒川さん。

憩「それなら、うちらは打倒宮永照同盟ってことやなーぁ。同士として情報交換がてら、お話でもしますーぅ?」

京太郎「公式的に募ったら何人集まるでしょうねそれ.........?」

お話は次の患者が来るまでということにしたけど、今日の患者は俺で最後だったようで、結局荒川さんの勤務時間終了まで話し込んだ。

勝ちたい理由が、一つ増えた一日だった。

小ネタ。荒川憩と遭遇して宮永照打倒で意気統合でした。
では、本編に入ります。

九月四日 昼


京太郎「あ~.........眠い」

京太郎「雑用してる時に身についた習慣とはいえ、なんでこう早起きしちゃうかな俺」

京太郎「さて、今日はどうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡


なお、今回から散策では連絡先を持っているキャラは選択できません。

京太郎「また街に繰り出すとするか」


出会うキャラは?
↓3

映画館の前を通ると人だかりが出来ていた。

何だろうあれ?

映画館からはみ出す程並んでるって感じじゃないし。

どっちかっつーと何かを囲んでるっつーか。

京太郎「アイドルでも現れたのか?」

ちょっと一目お目に掛かろうと人だかりの中心へ。

ぎゅうぎゅう詰めにされながらなんとか押し出すと、全身真っ黒けの長身女性がいた。

豊音「わ、わ、あのあの!私そういうのとはちょっと違うんですけどー.........」

男A「ねぇねぇ君モデルさんでしょ?どこの事務所の人?」

男B「髪キレーだよねー。目線もらって良い?」

男C「名前なんて言うの?」

豊音「で、ですから~...」

ふむ。

見た目こそモデルさんと見違うばかりの美貌を備えているが、雰囲気からしてどうやらただの一般人のようだ。

どこか場慣れしてない所があるし、こういうのをかわす手段も心得てないみたいだし。

ここは助け船を出すべきだろうか?


好感度判定   直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

81 大成功


京太郎「はいはい、ちょっといいですかー」

少々強引に黒美人さん(仮名)の前に出る。

近くで見ると相当身長高いなこの人。

俺前の身体測定で180強出た筈なんだが、それよか頭一つ抜き出てる。

いやマジで。

豊音「え、あれ?どちらさ.........」

京太郎(すいません、ちょっとの間で良いんで口裏合わせてもらえます?)

豊音(え、は、はい...?)

もうボロが出そうだったので小声で会話。

マジでこういう時どうしたらいいのか分かってないらしい。

年上のようだけど、保護者呼びたくなってきた。

京太郎「いやーすいませんね。写真とか撮りたくなる気持ちは分かりますけど、ちょっと時間急いでますんで」

男A「あ、ああ......すまないね。でも君、彼女とは一体どういう......」

あっさり引き下がってくれるなら有り難かったが、そうもいかないようだ。

やれやれ。この手はあんまり使いたくないんだが。

京太郎「やだなぁ。見て気づきません?」

黒美人さんの手を取って、満開の笑顔を浮かべてやる。

ご丁寧に恋人繋ぎで。


京太郎「彼氏彼女の関係ってやつですよ」


聞いてた群衆がおよそ全員固まった。

黒美人さんも固まっていた。

うわ、すげぇ。人間ってこんなに顔真っ赤に出来るんだね。

京太郎「じゃ、急ぎますんで」

俺は群衆を掻き分け、黒美人さんをほとんど引き摺るようにして映画館に入っていった。


姉帯豊音の好感度10上昇。

さて、まず何から始めようか。

京太郎「すいませんでした」

群衆から遠ざかり映画館に入って選択した答えは、謝ることだった。

直立から120度の角度。

記憶してる内で最も礼儀正しい謝罪体勢である。

豊音「い、いやそんな。謝れるようなことは何もないよー」

京太郎「いやいや。ああするしかなかったとはいえ、いきなり現れてあんな事言い出したのはちょっと出過ぎた真似でした」

固まった状態から復帰したらしき黒美人さん。

おろおろした様子で困っているようだった。

とはいえ彼女は否が応にも目立つ容姿なので、こういうことも群衆の記憶には残りやすいものだ。

ああいう状況下でああいう発言をしてしまえば、変な噂が立つかもしれない。

という理由で謝罪してると言ったら、彼女はおろおろを解かないまま言う。

豊音「その心配は無用だよー。私、木口杯に出よーってことでこっちに来てるだけで、地元は遠い所だから」

京太郎「木口杯って、あなたもですか?」

豊音「え?もってことは、君も?」

京太郎「ええ、まぁ一応」

豊音「わー!ちょー感激だよー!こんな所で同じ大会に出る人と会うなんて!」

なんか興奮してる黒美人さん。

おろおろは終わりのようだ。

豊音「あ、私姉帯豊音って言うんだー。君は?」

京太郎「あ、須賀京太郎です」

豊音「大会ではよろしくねー」

えへへ、と微笑む黒美人さん改め姉帯さん。

笑うと滅茶苦茶可愛いなこの人。

大会では敵同士なんだけど。


好感度判定   直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

39 成功


京太郎「ええ、よろしくお願いします」

豊音「うん!」

姉帯さんと握手を交わす。

今更だけど、女性を見上げるって新鮮だわ。


姉帯豊音の好感度が5上昇。

京太郎「そういや、あんな所で何をしてたんですか?」

豊音「あ。あれは道を歩いたら他の人達が......」

京太郎「惜しい。その一個前の出来事なんですよねぇ」

聞きたいのは何であんな所歩いてたのかだ。

豊音「あ!そーだった!私見たい映画があったんだった!」

京太郎「見たい映画、ですか...?」


好感度判定   直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

61 成功


京太郎「俺あのアクション映画見ようと思ってたんですけど、姉帯さんは?」

豊音「私はあの動物さんの映画だよー。わんこさんがちょー可愛いんだー」

京太郎「ああ、あれですか。あれ結構前評判良いみたいですよね」

豊音「そーなんだよー!」

ちょっと熱っぽくなった姉帯さんと5分程語り合っていたが、上映時間が来たのでそこでお別れした。

姉帯さんが「また会おうねー!」とぶんぶん手を振っていたのが印象的だった。


姉帯豊音の好感度が5上昇。

九月四日 夜


京太郎「映画良かった」

京太郎「さて、今日はだいぶ満足気味だが、どうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
↓3

煌「店主さん!このおでんは実にすばらですね!
この濃厚且つサッパリとした汁はすばらです!こんにゃくの食感もすばら!すばらなたまごのすばらなほかほか具合もすばら!大根もすっと歯が通っていく様がすばすばすばーらです!」

京太郎「.....................」

なんかクワガタヘアーの超盛り上がってる人が屋台にいた。

たまには屋台で食うのもありかな、とか思って暖簾をくぐったら突然エンカウント。

落ち着いて食えそうにないので時間を巻き戻すように元いた場所へ戻ろうとする。

煌「やや!新しいお客さんですか!これは失礼どうぞおかけをば!」

見つかってしまった。

京太郎「...............では、お言葉に甘えて」

クワガタヘアーの人は花田煌さんと言うらしい。

どちらも木口杯参加者だということを話すと、すぐ意気投合した。

煌「ほうほう。ところで、そちらにいる優希はご迷惑お掛けしてませんか?あの子はやんちゃですから心配で」

京太郎「優希、ですか...」

好感度判定   直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

61  成功


京太郎「まぁやんちゃだってのは変わってないですね」

煌「あぅ......」

京太郎「けど、花田さんが心配するようなことじゃないですよ」

ちくわを口に放り込む。

美味い。

京太郎「うちの部活って零細ですけど、部員全員と仲良くしてますから。あいつ」

煌「そうでしたか。それはすばらです!」

うん。

すばらって何だろう?


花田煌の好感度が5上昇。

京太郎「そういえば、何でここで一人で食ってたんです?」

あんなテンションで。

煌「あー、それはですね.........」

花田さんはポリポリと頬を掻く。

恥ずかしいとか情けないとか、そんな感じの表情だった。

煌「私、こう見えて新道寺での先鋒を務めておりまして」

京太郎「ほう」

煌「だというのに、他のレギュラーやそうでない子達、あ、一緒に来てるんですけどね?その子達に麻雀でコテンパンにされてしまいまして」

京太郎「あー......」

煌「自分が当て馬なのは納得してるのですが、なんだかブルーになってしまいまして、たまにこうしてやけ食いしてるのです」

京太郎「やけ食いですか」

それならあのテンションも仕方ない、のか...?


好感度判定   直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

04 失敗


京太郎「まー仕方ないですよ。そういう日もありますって」

煌「そうですよねー......。でも、木口杯が目前に控えているというのに、こんな調子でいいんでしょうか?」

京太郎「そんなこと言い出したら俺だって負けた事なんて数知れずですよ。そのくせ勝った経験なんて数える程しかない」

煌「須賀君は始めたばかりですから、それも仕方ないとは思いますけどねー......」

むぅーん。

俺なりに言葉を尽くしてみたんだが、元気付けるには足らないようだ。


花田煌の好感度変動無し。

煌「それでは、お勘定お願いします」

花田さんは食べ終わったようだ。

俺はまだ一盛り分あるからまだいるが......。

煌「それでは須賀君。また」

京太郎「.........」


好感度判定   直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

71  大成功


京太郎「花田さん」

煌「はい?」

京太郎「正直麻雀だと才能だとか運だとかがあってなんぼの世界なんだって思いますけどね」

煌「.........」

京太郎「たまーに、気持ち一つでどうにかなっちゃうもんですよ」

能力が生まれたりとか、ね。

京太郎「偶然会えば相談相手くらいにはなりますし、対局の時くらいしょげらずいると良いんじゃないですか」

煌「......そう、ですね。ええ、私らしくありませんでした」

花田さんはにかっ、と実に快活に笑う。

煌「須賀君、今の言葉すばらです!胸に刻みつけておきました!」

そう言ってどひゅー、と去っていく。

大根を食べる。

すばらだった。


花田煌の好感度が10上昇。

今日はここまでー。
このペースだと完結までどれだけかかるやら...。
それではまた明日。

そんじゃあ始めますねー。

九月五日 昼


京太郎「そろそろ今のベッドにも慣れてきたな」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
↓3

玄「おもち.......」

京太郎「...........................」

超真剣な面持ちでおっぱいプリンと向かい合っている少女を発見した。

持っているスプーンでつついたり撫でたりして、一向に食べる気配がない。

果たして自然公園の木製テーブルで何をやっているのだろうこの人。

京太郎「あのー......」

玄「へ?うひゃぁぁぁっ!」

めっちゃ仰け反ってきた。

こっちがびびるくらいのリアクションだ。

玄「み、見てた!?君いつから見てたの!?」

京太郎「声掛けづらかったんで体感時間じゃ5分程」

玄「わぁぁぁぁ!もうそんなに時間経ってた!?ついつい夢中になって周りに全然気付いてなかったー!」

若干泣きながら取り乱す黒髪の少女。

プリンに蟻が近寄ってたから声を掛けたんだが、さっきのリアクションで驚いたのか、どっかに行ってしまってた。

玄「取り乱してごめんね。私は松実玄っていうんだ。よろしくね」

京太郎「ええはい。俺は須賀京太郎って言います。どうぞよろしく」

5分後。

ようやく落ち着いた松実さんと向かい合って座っていた。

玄「さっきはその、ね。ちょっと他の人には秘密の、優雅な一時っていうか、私だけの秘密の時間っていうかな。それが見られちゃったから動揺しちゃって」

京太郎「こんな公園で秘密も何も.........」

自分の部屋でやろうという発想が無いんだろうか、この人。

玄「それでね?さっきのことは秘密にしてて欲しいんだけど、いいかな?」

京太郎「まぁそれはいいですけど......」

玄「ありがとう!」

にぱっ、と笑う松実さん。


好感度判定   直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

07 失敗


京太郎「しかし、何故このプリンを?」

玄「あ、うん。これってなんだか女の子の胸、すなわちおもちに似てるから、こっちに来てみて一度買ってみたかったんだ」

京太郎「まぁ似せるように作られたものではありますけど.........」

まず思った感想を一言述べる。

京太郎「そういうのって、普通男が買うモンじゃないっすかね。いや俺は買ってませんけど」

玄「うぅ、やっぱり変だよね...?本物のおもちに気安く触れるのにこういうの買うの」

京太郎「ええじゃあもう帰りますね」

玄「ええ!?何!?私何かした!?」

悪気はないんだろうけど嫌味たらしい人だった。


松実玄の好感度変動無し。

仕方ない。好感度変動無しと書いたが、玄からは失敗時好感度1上昇にしよう。



九月五日 夜

京太郎「こっちに来てからというもの、変な人に良く会うな...」

京太郎「さて、どうしようか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

京太郎「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」

京太郎「今の内に対戦するかもしれない相手を研究しとこう」


誰を研究する?
↓3

京太郎「ここは大星で行くか」


~~~ビデオ研究中~~~


京太郎「まず大星の系統」

京太郎「大会での記録を見る限り、これはおそらく.........」


選択肢  ↓2
1.強化系
2.支配系
3.干渉系


オリキャラ以外はビデオでの対局を省こうと思います。
原作を見て推察しましょう。

2だろ

京太郎「支配系だろうな」

京太郎「他の3人が手が悪い反面、大星は手が早い」

京太郎「干渉に関しては、注目すべきは他3人の......」


選択肢 ↓2
1.ツモ牌
2.ドラ
3.配牌

京太郎「配牌、だろうな」

京太郎「この前の対局でも思ったが、大星以外の配牌はどうにも重かった」

京太郎「少なくとも、5向聴くらいはやられたな」

京太郎「いつもはそれだけだが、本領発揮した後になって強化系の部分も使うようになるんだろう」

京太郎「それはおそらく......」


選択肢
1.ダブルリーチと山の変わり目を目印にするという掟をつけて、裏ドラを自分のカン牌にする。
2.配牌時点で絶対に和了りが出来ないという制約で、ダブルリーチが出来る。
3.気分次第かもな、あいつの

↓2書いてなかった...。
こっから直下で

京太郎「ダブルリーチは魅力的に思うが、最初からリーチしてずっとツモ切りってのはリスクが高い」

京太郎「そして、山の変わり目でカンと和了。つまり目印」

京太郎「この二つを代償にして、カンした牌が裏ドラになる強化」

京太郎「これが、あいつの能力だ」


能力解明、成功!

大星淡
[小さな宇宙空間(マイクロスペーシアン)]
対局者3人の配牌を重くし、アンカンが裏ドラになる。ダブルリーチと山の変わり目が目印となるのが代償。
自分に+1000の補正。他3人に-500の補正。なお、点数判定の数値が-50となる代わりに、役の数が+6される。
強化はいつでも可能だが、干渉は常に行わなければならない。なお、どちらも一度発動すると解除は出来ない。というよりしない。
能力解明度100%の場合、淡自身の補正値が-200される。

京太郎「ふぅ......」

京太郎「やっぱり一度打ったのは大きかったな」

京太郎「出来たら打ってるときに分かりたかったものだけど」

京太郎「さて、寝るか」

アナウンス

大星淡の能力開発が可能となりました。
連絡する時の選択肢に出てきますので、それを選んで能力開発しましょう。

九月六日 昼


京太郎「ん......」

京太郎「やっべ、テレビ付けっぱなしだった」

京太郎「あー、大星を研究するのに結構遅くまで起きてたからなー」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
↓3

スマホで訳の分からないエラーが出たので、携帯ショップで聞きに行くことにした。

入ると同時に、携帯を見比べてる姉帯さんを発見した。

豊音「むむむ~.........」

京太郎「こんにちは、姉帯さん」

豊音「うわぁ!?ってあ、須賀君だ。こんにちはだよー」

姉帯さんは無邪気に微笑む。

超可愛い。

見た目大人っぽいから、ギャップで微笑ましさ倍増だった。

京太郎「どうしたんですか?こんな所で」

豊音「あ、うん。そうだ、折角だし須賀君にも選んでもらおっかな」

姉帯さんは携帯が置かれてるケースを指さす。

豊音「須賀君はどれが良いと思う?」


好感度判定   直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

クロチャー.........。



京太郎「そうですね、この携帯とかどうです?」

俺は携帯の一つを指さす。

機能こそ若干古い物だが、耐衝撃、耐水だからどこに落としても無くさない限り平気、というタイプだ。

豊音「うーん、ちょっとデザインが可愛くないかなー...」

京太郎「ですよねー」


姉帯豊音の好感度が1上昇。

九月六日 夜


京太郎「あんまり参考的な意見は出せなかったなー.........」

京太郎「ま、買った時メアド交換した訳だし、いいとするか」


姉帯豊音の連絡先を手に入れた。


京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

京太郎「連絡でもすっか」


誰と連絡する?
連絡先を知ってる中で↓3

かじゅ

トゥルルルルル............

ガチャッ

淡『何の用だでくのぼー!』

京太郎「ついに名前で呼ばれなくなったか......」

選択肢 ↓2
1.電話で話す
2. 会う約束をつける
3.能力開発

電話でこれから会うという約束を取り付け、大星を部屋に招き入れた。

雀卓は敷くタイプのを借りた。

山は既に設置済み。

淡「なにさ?ひょっとして再戦の申し込み?」

京太郎「んー、まぁそれでもいいよ。俺がこれからする話に実演が必要なら」

そうして、俺が親父から聞いた話を大星にした。

勝負運の話。

能力の話。

才能の話。

系統別の話。

背負うリスクの話。

そして、俺の能力の話。

京太郎「俺は、本来のツモ牌と配牌を丸ごと入れ替える能力。この前だと俺が和了った局じゃ、本来はお前が和了る筈だった。っていう感じなんだが、ここまではいいか?」

淡「成程ねー、って言いたいけど、正直難しくて半分くらいしか分かんなかった」

京太郎「そーかい」

まぁ信じてくれている時点で話す事は無駄ではないんだが。

重要なのはこれからだ。

系統判別法は親父から習ったが、大星が支配系なのは既に分かっている。

よってするべき話は。

京太郎「お前の能力だが、やりようによって昇華することが出来るんだ」

淡「え、ホント!?アンタの能力とか破ること出来る!?」

京太郎「いや、それは無理だけど」

真っ向勝負じゃ、支配系は特質系の絶対性は破れない。

特質系同士でも俺のは親父のを破るくらいだし。

淡「えー、つまんなーいぃ」

京太郎「まぁ、他の.......咲とか高鴨とかなら、まだ望みはあるかもな」

淡「じゃあそれで!」

切り替え早ぇーな。

淡「で、どうやんの?」

京太郎「制約と誓約、つまりはリスクを背負うことだ」

京太郎「お前の場合既に形が決まってるが、それに更にリスクを付け加える事で能力の補正が大きく出来る」

京太郎「逆に補正を小さくして、リスクを軽減することも可能」

京太郎「習得の仕方は意識的にやれば意外と簡単。自分が得たい能力と、それに伴うリスク。これを常に思い描きながら半荘を一週間の内に百回やること」

京太郎「その間徐々に形が出来てきて、一週間経つと完成されてるって訳だ」

淡「ふむふむ」

京太郎「っつーわけで、どんな能力にしたいかってのを決めるところから始める」

淡「らじゃー!」

こうして、大星と俺とで能力開発を始めた。

といっても大星は大雑把な所が多いのでほとんど俺が考えるハメになったが、しかし。

最近の敵視ぶりはどこへやら、いつの間にやら会った時みたいな元気に走り回る小動物の如き大星になっていた。

俺に懐いてる感じがした所は、違ったけど。

あわあわチョロすぎィ

大星淡の好感度が30上昇。


能力は一週間で完成され、その後からのそのキャラの大会リーグ戦が行われる度、好感度が上昇します。(ただし、イベントにおける負けはあり。それ以外は全て勝ちとする)

次に淡が京太郎かその他との対局までの期間に、淡の能力をどのように昇華したのかを自由に書き込んでください。その案を混ぜたりなどしながら決めます。


では、今日はここまでにします。
次は出来たら日曜日にしたいかと思います。おやすみなさい。

乙ー。

>>546
住民だけでなくコンマ神にも愛されてたからな。
淡一強状態

今日の九時頃始めたいと思います

そろそろ始めますよー。

九月七日 昼


京太郎「うがー.........」

京太郎「二日連続で大星関連で寝不足になるとは...」

京太郎「そのくせちゃんと時間通り起きるんだから、厄介なことだよ」

京太郎「さて、今日はどうしようか?」


選択肢 ↓2
1.
2.
3.

間違えた。

↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

京太郎「麻雀の勉強でもするか」


成功判定 直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

46 成功

京太郎の技術値が92になった。


九月七日 夜

京太郎「寝起きでも結構勉強できるモンだな」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定 直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

22 完璧

京太郎の技術値が87になりました


京太郎「......何でか知識がすいすい入っていくな」

京太郎「しかし口惜しいが、眠気がMAXだ」

京太郎「寝よう......」

減ってるけど良いのかコレ
92→87

九月八日 昼


京太郎「さて、ぐっすり寝てすっきりしたところでどうしようか?」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

>>567
技術値は数値が低い方が良い状態なので。




京太郎「街に出よう」


出会うキャラは?
↓3

すこやん

>>572,>>573
一応言っておきますけど、大人勢は一応攻略は出来ますけど、大会には出ませんよ?
能力開発に関しちゃメリットはないですし、そもそも出来ないと思っていてください。



迷子、そしてそれを捜す人というのは、俺にとっては判断しやすい。

道歩く人の中で、咲や照さんみたいな仕草をしてる人は、迷子。

俺みたいな仕草をしてる人は、迷子を捜してる人。

そうやって置き換えると、「あ、この人迷子だな」とか「あ、この人迷子捜してるな」という勘が働きやすいのだ。

さて、何故突然こんな話をしたかと言えば、それは簡単。

俺の視界に「あ、この人迷子捜してるな」と直感出来る人が横切ったからだ。

塞「全くあの子ったら、どこ行ったんだか......」

お団子の髪型をした女性がきょろきょろしていた。

京太郎「どうかしたんですか?」

塞「あ、すいません。実は今ちょっとグループからはぐれちゃった子を捜してまして......」

京太郎「はぐれちゃったんですか.........」

塞「他のグループの子には待っててもらうように言ったんですけど、なかなか見つからなくて.........」

京太郎「ふむ.........」


好感度判定   直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

↓2
迷子の子は?(宮守メンバーのみ)

91 大成功


京太郎「ちなみにどんな感じの子なんですか?」

塞「んー、大雑把に言うと全身真っ黒けな身長高い子で」

京太郎「はいもう分かりました」

完全完璧に姉帯さんのことだった。

俺の全細胞が姉帯さんだと即答した。

塞「え?もう分かった?」

京太郎「いや、こっちに来てから会ったんですけど、十中十で姉帯さんのことでしょう?」

塞「十中十とか初めて聞いたけど.........うん、確かに姉帯豊音のことだよ」

京太郎「やっぱりか」

となると今頃不安で不安でおろおろしてるのかもしれない。

塞「そこいくと、君ってもしかして豊音が話してた須賀君?」

京太郎「あ、俺のこと聞いてたんですか?」

塞「うん、まぁね。豊音が言うには『とっても良い子だよー』って話だけど」

あ、今のちょっと似てた。

意外な特技だ。

塞「......うん、確かに豊音の言うイメージ通りかもだわ」

京太郎「あー、じゃあそれは置いといて、俺も捜しましょうか?姉帯さんとは知らない仲じゃないんで」

塞「あ、うん。じゃあお願いできる?」

その後、無事姉帯さんは発見された。

余程不安だったのか、俺と塞さんの二人で見つけたときにまとめて滅茶苦茶強く抱きしめられた。

骨が嫌な音したけど、大丈夫だろうか。

姉帯豊音の好感度が5上昇。
臼沢塞の好感度が10上昇。


九月八日 夜


京太郎「なんか久々だったなー、迷子捜し」

京太郎「さて、どうしようか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

誰を研究する?
↓3

タコス

>>587
前も言いましたが、清澄勢は既に解明度100%です。
解明済みのキャラは選べません。

安価上で照で行きます。



京太郎「照さんの打ち方を研究するか」


~~ビデオ研究中~~


京太郎「ふむ.........」

京太郎「さすがはインハイ王者、といった感じか」

京太郎「それにしても、いくつか気になる点があったな。親父の言うとおり、そこから能力を紐解いていこう」

京太郎「まず、照さんはほとんど全試合を通して1局目は何もしないでいるが......」


選択肢 ↓2
1.相手を見定めているのか?
2.覚醒が遅いのか?
3.何かの代償なのか?

京太郎「相手を見定めているのか?」

京太郎「そう考えれば、初見の筈の能力者相手に対応していたのも頷ける」

京太郎「そして、この親番における驚異的連荘」

京太郎「これは恐らく.........」


選択肢 ↓2
1.親という限定条件でのみ発動する勝負運の強化
2.他3人の勝負運を封じる干渉
3.親という限定条件と点数制限による、勝負運と点数の加速

京太郎「主に親の時になって和了る照さんだが、もしかして親の時という限定条件なのか?」

京太郎「そして、無理に前局以上の高い点数を取ろうとする打ち方」

京太郎「勝負運に-を、点数に+を加速度的に補正することによる強化であると考えられる」

京太郎「さっきの見定めと合わせて、照さんの系統は.........」


選択肢 ↓2
1.支配系
2.変化系
3.特質系

京太郎「特質系.........」

京太郎「じゃあ、ないだろうなぁ」

京太郎「特質系は基本絶対のもの。勝負運に関係無しに働くものだ」

京太郎「照さんは、必ずしも相手が飛ぶまで和了り続ける訳じゃない」

京太郎「そうなると.........」


選択肢 ↓2
1.支配系
2.変化系

京太郎「変化系.........」

京太郎「いや、違うな。変化系だったら最初の見定めはどう説明する?」

京太郎「変化系は強化しやすさがある分、場合によって-にもなる系統」

京太郎「ただし、補正するのは自分だけだ」

選択肢が一つだけになったので、自動的に解が出ます。



京太郎「最初動かないのは、恐らく相手の打ち方や能力を見定めるもの」

京太郎「能力を見切られると対策が立てられる分その効果は軽減されるから、これは干渉系によるものだ」

京太郎「しかし、それだけでは説明できないのがあの連荘」

京太郎「親になったときに補正が掛けられ、そして加速するかのように点数が加算されていき」

京太郎「それに反比例するかのように、勝負運の補正が-されていく」

京太郎「現に、高得点になるほど点数制限で見逃した和了りもある」

京太郎「これで解明完了だ」


能力解明、完了!

宮永照    70+10+5
[加速する嵐(テンペスト)]
自分が親の時、自分に+4000の補正。和了った時点数判定は行わず、最低値の点数を和了る。
連荘する度この点数が一段階ずつ上がるが、補正値は300ずつ減少する。補正値が尽きれば、足りない分は勝負運に-の補正がつく。
自分が親でなくなればリセットされ、次の親番からまた最低値の点数で始まる。
[照魔鏡]
他3人の能力解明度を100%にすることで、相手の能力を知る。
支配系の干渉系側ではあるが、能力解明による相手への-効果なので、勝負運そのものには干渉しない。

ごめん、色々間違えた。


京太郎「現に、高得点~~」の後、
京太郎「よって、照さんの系統は支配系」

70+10+5  これは見なかったことにして

×
[照魔鏡]
他3人の~~


[照魔鏡]
最初の一局を和了らないことで、他3人の~~

京太郎「ふぅ......」

京太郎「大星の時と言い、能力解明って頭使うなぁ...」

京太郎「今日はもう寝よう」

今日はここまでで。
ちなみに能力解明ですが、知り合っていない誰かでも出来ます。
それと近々練習試合したいと思いますので、今まで対局してないキャラで安価取って決めたいと思います。
では、能力解明のご褒美と言うことで、
↓3(淡の分)、↓4(照の分)で小ネタ安価を。
そこから早い者勝ちで三名、それで練習試合での対局キャラを。

今日は本編投下は無しで。
今ちょっと難航してる所なので、あんまり進まないです。
出来た小ネタの片方だけ、今日は投下します。

[モヤッと淡]


大星の新能力を開発してる時の話だ。

何の前触れもなく、電話が掛かってきた。

淡「あわ?」

京太郎「あ、俺のみたいだな。ちょいと失礼」

ポケットから電話を取り出して、着信を確認。

この着メロは咲だな。

多分部長から俺が東京に来てる旨を聞いて掛けてきたんだな。

京太郎「もしもし、こちらイケメン紳士」

咲『もしもし、こちらビューティーガール』

京太郎「乗ってきただとぉ!?」

そこは冷静にツッコミ入れる所だろーがよ!

しかもなんだビューティーガールって!?お前の雰囲気でビューティーは無理があるだろ!

咲『冗談はおいといて、こんばんは京ちゃん』

京太郎「お、おう。いきなしぶっ込んできたからビビッたわ」

咲『舐めないでよね。私だって日々成長してるんだから』

京太郎「お前の成長の方向ホントにそれでいいのか.........?」

咲『それはともかく、京ちゃんも木口杯に出るんだって?』

京太郎「おうよ。言っておくが、前までの俺だと思ってたら大間違いだからな」

咲『うん、それは聞いてる』

京太郎「聞いてるのかよ」

咲『優希ちゃんからはあの藤田さんに勝ったって聞いたし、部長からは大星さん相手にしてもトップになったって聞いたから』

京太郎「口が軽いなー......あの二人」

咲『京ちゃん、なんだか知らないけど強くなったんだね』

京太郎「まぁ、な」

強くなった、というにはちょっと違う気もするけど。

咲『うん。楽しみにしてるね、京ちゃんと戦うの』

京太郎「ま、ご期待には添えてみせますよ。お姫様」

咲『それじゃ、おやすみ』

京太郎「おう、おやすみ」

電話を切った。

全く、携帯手に入れてからちょっとしたことで掛けて来やがって。

この前は照さんと何話したとか。その前は夕食で何食べたとか。その前はなんとなくだし。

次会ったら文句言ってやらないと。

淡「むむぅうう」

と。

呆れやら諦めやら感傷に浸ってると、目の前の大星が唸っていた。

こいついつの間に起きてたんだ。

さっきまで寝っ転がってぐーたらしてたくせに。

京太郎「どうした?大星」

淡「べっつにー。淡ちゃんの新能力どうしよっかなーとか考えてただけだしー」

京太郎「なんでそんなぶーたれてる風なんだよ」

淡「ぶーたれてないしー」

京太郎「.........まぁ、お前の事なんだからお前が考えなきゃなんないのは確かだよ。あ、それと注意事項があってだな」

淡「はいはい」

その後能力開発は事無きを得たが、大星は結局ぶーたれていた。

かと思えばなんだか懐いた犬みたいにすり寄ってくるし。

なんなんだか、ホント。

以上!
ちなみに今回は、本編でも実際あった裏話として扱います。
本編は明日更新したいと思います。照の小ネタが投下出来るかは分かりませんが。

そろそろ更新しますよー。

九月九日 昼


京太郎「ふぅー...」

京太郎「時間が空くとたまに料理したくなるこの衝動、どうしてくれよう」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

17 失敗

技術値変動無し


京太郎「.........駄目だ」

京太郎「頭が煮詰まってきてるなー、なんか」

京太郎「やめやめ!夜はどうしようか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
↓3

最新レスから五分経っても新しいのが出ないようでしたら連投は可、です。



京太郎「ったくよー.........」

スーパーに寄っていざ帰ろうとしたら、外は大雨だった。

天気予報は大はずれ。

あの予報士め。クレームつけてやろうか。

雨の中突っ切るには、ホテルは遠い。

京太郎「こりゃ、帰ったらすぐ風呂かな」

明華「あの、そこのお方」

どうしようかと迷っていたら、傘を持った女性に声を掛けられた。

なんだか外国風な雰囲気を持ったおっとりした女性だった。

京太郎「はい?俺ですか?」

明華「はい、あなたです」

明華「もしかして木口杯の参加者でしょうか?」

京太郎「そうですけど、どうしてそれを?」

明華「私東京住まいなのですが、ここらへんではあまり見かけない制服でしたので」

京太郎「はあ、成程」

明華「帰る先は同じでしょうし、よろしければ私の傘に入っていきませんか?」

京太郎「え、いいんですか?」

明華「ええ、その代わり.........」

彼女は傘を持ってる手とは逆の手にぶら下げた買い物袋を少し持ち上げる。

やたらパンパンに詰め込まれていた。

明華「これ重いので、私の代わりに持っていただけませんか?」

京太郎「.........」

ちゃっかりしてるなぁ。

それくらいはお安いご用だけど。

京太郎「ええ、じゃあ交渉成立ということで」

明華「ええ、ではお願いします」

買い物袋を受け取り、帰路についた。



好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

05 失敗


道の途中では他愛の話をしていたが、特にこれといって挙げるような事は無かった。

ホテルに着いて荷物を返す。

明華「ありがとうございました。正直これを持ったまま帰るのは憂鬱だったので、助かりました」

京太郎「いえいえこちらこそ。おかげで濡れずに済みましたよ」

そんな会話を交わして部屋に戻った。


雀明華の好感度が1上昇

九月十日 昼


京太郎「昨日の雨は止んだみたいだな」

京太郎「さて、今日はどうしようか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
↓3

特売。

それは、台所を預かる者の戦争。

なんてどこのフロンティアだよ、とか思う人もいるだろうが、残念。

比喩でも何でもなく、ただ単純に戦争だ。

例え滞在中であっても、料理をしたくなったときにはこの戦争は避けて通れない。

京太郎「東京の戦争は劇的だったな.........」

激しい戦争だけに。

なんつって。

アホなことを考えるくらいにホクホク顔で戦利品を持って帰っていると、黄昏れている女性を発見した。

黒髪セーラー服の正当派美少女だった。

京太郎「どうしました?」

竜華「.........あ、どうも。いやちょっとヘコんどっただけや...」

ちょっと魂が抜け掛かっていたので、話を聞いた。

京太郎「成程。特売の戦争に敗北したんですね」

竜華「うぅ.........。大阪やと最低でも一個くらいは獲ってこれたんやけど、東京は別格やったわ...」

京太郎「俺もそれは思いました」

まさか禁断の裏技『騙し声』まで使う事になるとは。

ちなみにどういう技かというと、店員さんの声を真似て全く見当違いの所でも特売がやっていると思わせ、集団を大移動させている内に物品を回収する非道の技だ。

苦節五年、ようやく手に入れた技である。

竜華「どないしよう...、怜のためになんか栄養のあるモン食わせたろ思ったのに...」

買い物メモを切なげに見る清水谷さん(さっき聞いた)。

ふむ。

どれも俺がいくつか買った物だな。


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

82 大成功


京太郎「どれも俺が買った物にあるんで、良かったらいります?」

竜華「え、ええの!?」

ガバッ、と顔を上げる清水谷さん。

竜華「で、でもでも!須賀君だって苦労して手に入れた品なんやろ!?それやのに」

京太郎「どうせ自分だけのために買った物ですし、それよりは他人のために作る人が貰った方が食材も喜ぶでしょうよ」

竜華「あ、ありがと~~~っ!」

感慨極まったせいか、俺に抱きついてきた。

ちょ、感情表現激し過ぎない!?

しかも右手がお互いの胸にサンドされてるし!

やばいって!

主に俺が!

俺の理性がやばいことに!

京太郎「あ、あ、あ、あ、あ、あの~.........」

竜華「え?.......あ、ご、ごめんな!ごめんな!」

バッと離れる清水谷さん。

様子からして手が当たってたのには気付いてないようだった。

心の中で安堵。

竜華「あ、じゃあお金やけど...」

京太郎「いいですよ。そんなの」

竜華「え、そんな!タダでなんか貰えんって!」

いえ、お代はもう貰いましたし。

お釣りを払いたいくらいだ。

京太郎「じゃあ、こうしましょう。機会があれば清水谷さんが手料理振る舞ってくれればいいです」

竜華「...そんなんでええん?」

京太郎「そんななんてことは無いですよ」

竜華「......うん、わかった!腕によりをかけて振る舞ったるからな!」

ほななー!と言って清水谷さんは帰って行った。

京太郎「さて、俺も行くか」

そういえば。

お互いの連絡先も知らないのに、またの機会ってどうやって作ろう?

清水谷竜華の好感度10上昇。

九月十日 夜


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

誰を研究する?
↓3

前も言いましたが既に解明度100%のキャラは選べません。
そして清澄勢は最初から100%です。

じゃあゾロ目ボーナスってことで、三択から二択で。
解明キャラは安価上で行きます。


京太郎「姉帯さんの打ち方でも研究するか」

~~~ビデオ研究中~~~

京太郎「...やっぱり変わった打ち方するな」

京太郎「まず気になるのが...」


選択肢 ↓2
1.リーチのタイミング
2.手の作り方

京太郎「リーチのタイミングだな」

京太郎「隠している試合が多くあるけど、追っかけリーチでほぼ確実にリーチした人から和了っている」

京太郎「しかもリーチが出ればほぼ確実に......。対策するならダマで張るしかないあたり、良くできた能力だ」

京太郎「そうで無い場合だと...」


選択肢 ↓2
1.裸単騎によるツモ和了りが目立つ
2.鳴きによる干渉か?

京太郎「裸単騎によるツモ和了りが目立つ」

京太郎「リーチをしなければこっちで攻めるという、正に二刀流って訳か」

京太郎「追っかけリーチは恐らく干渉系のものではなく、条件付けってことだろうな」

京太郎「そうすると系統は...」


選択肢 ↓2
1.支配系
2.強化系

京太郎「支配系は強化と干渉でそれぞれ分けるのが多いと聞いてはいたが、強化系でもいるんだな」

京太郎「ま、それについては言及してなかったしな。親父に」

京太郎「解明成功、と」


能力解明、完了!


姉帯豊音
[先の先潰し(トリガークラッシュ)]
他の対局者がリーチした後、追っかけリーチする。
能力解明度が100%でない場合、勝負運で負けたとき自分に+3000の補正。100%の場合、対局者の和了り役数を-1させる。
判定がロン和了りの時に発動。
[たった一人の一番槍(ファーストアタック)]
裸単騎になるとその次巡でツモ和了りする。
自分に+1500の補正。ただし、点数判定の式はー20される。
判定がツモ和了りの時に発動。

京太郎「また頭使ったなー...。ちゃんと注意してみないと気付かない事って多いし」

京太郎「ま、泣き言言っても始まらないな」

京太郎「大会で試合中に解明することもあるだろうしな」

京太郎「さて、寝るか」

[夢いっぱい、お菓子いっぱい]



照『私ね、大人になったらお菓子屋さんになって、お菓子を毎日いっぱい食べるのが夢なんだ』


そう言えば昔照さんはこんなこと言ってたっけなぁ、とか思いながら、俺は簡単なお菓子の作り方を教えていた。

須賀京太郎の簡単お菓子教室である。

生徒数は一名のみ。

というか照さんのみ。

京太郎「......で、これを使えばちゃんとした形で焼き上がる訳ですよ」

照「ふむふむ」

照さんは熱心なことに、説明のメモまでしていた。

そりゃ、向こうから頼み込んできたんだから熱心になってもらわないと困るが、それにしてもだった。

ホテルの調理スペースを借りて二人きりになった俺と照さんは、今は先生と生徒状態。

俺が説明交えて実践でお菓子を作る横で、照さんは麻雀の時に匹敵するのではないかという程集中して教わっている。

ハギヨシさんにタコスのついでに習った諸々の一部がこんな所で発揮されるとは。

人生って分からない。

京太郎「でも、俺じゃなくても良かったんじゃないですか?」

照「何が?」

京太郎「お菓子の作り方。白糸台麻雀部は女子部員数多いんですから、一人や二人.........」

照「私は麻雀部の筆頭みたいな存在になってるから、他の子達に習うって結構難しいんだ」

京太郎「ジレンマですねー。そういうの」

照「それに.........」

京太郎「それに?」

照「.........みんな麻雀に打ち込んでる所為か、一人や二人でさえお菓子はおろか料理も.........」

京太郎「...........................」

新情報。

白糸台麻雀部の平均女子力は軒並み低いようです。

出来たら知りたくなかったなぁ.........。

照「それに、やっぱり京ちゃんは手際も教え方も上手いから」

京太郎「お褒めにお預かり光栄ですっと。まぁそういうことならいいですけど」

照「うん。京ちゃんが教えてくれるなら、私の夢もちゃんと実現しそうだよ」

京太郎「お菓子屋さんて言ってたあれですか」

お菓子屋さんはお菓子がいくらでも食べられる職業では無いんだが、言う必要はないだろう。

本気でその道に進むなら自然と知っていくことだろうし。

試作品ならいくらでも食えるのは確かだし。

京太郎「じゃ、味見お願いできます?」

照「うん」

焼き上がったクッキーを頬張る照さん。

幸せそうに食べるなぁ。

書き溜めた小ネタも投下したんで、今日は終わりです。
それでは、豊音の能力解明のご褒美に、小ネタ安価を↓3で。
明日は仕事があるんで無理そうですが。

>>700

>>702了解です。
デレりゅーかか...。どないしよ

そろそろ始めますねー。
小ネタはまだ出来てません。すいません。

九月十一日 昼


京太郎「ん、朝か」

京太郎「そろそろ早起きにも慣れてきたな」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

誰を研究する?
↓3

京太郎「高鴨穏乃、だっけか?研究してみるか」


~~~ビデオ研究中~~~


京太郎「......これが大星の支配を打ち破ったっていう高鴨って奴か」

京太郎「スゲェ楽しそうに麻雀打つな、こいつ」

京太郎「親父によると、能力が無効化されるのはそういう能力であるか、または相手の補正を上回る補正が必要だそうだが」

京太郎「そう考えると無効化されてる大星の能力は...」


選択肢 ↓2
1.支配系の強化側
2.支配系の干渉側
3.いや、無効化はされてないな

京太郎「支配系の干渉側が無効化されてるのか?」

京太郎「...いや、見る限り高鴨の配牌は重いままだ」

京太郎「これは、大星の干渉は効いたままだったということ」

京太郎「となると...」


選択肢 ↓2
1.支配系の強化側
2.いや、無効化はされてないな

京太郎「いや、無効化はされてないな」

京太郎「ってじゃあ何で大星はカン裏が乗らなかったり、ダブルリーチが出来なくなったりしたんだ?」

京太郎「他二人の干渉が入ったとは考えづらいし」

京太郎「無効化されてないって考えはやめた方が良いな」

京太郎「そうなると、強化側が無効化されたと考えられるな」

京太郎「本来アンカンと和了りが起きるはずの山の変わり目で何も出来なかったり」

京太郎「出来たとしても、裏ドラが乗らなかったり」

京太郎「大星の強化を上回る干渉なんだろう」

京太郎「他に気になる所となると...」


選択肢 ↓2
1.本人の打ち筋
2.本人の手牌
3.他3人の手が悪くなる牌の場所

京太郎「他3人の手が悪くなる牌の場所だな」

京太郎「配牌、ツモ牌、ドラ表示牌さえも、どれも山の深いところで他3人にとって都合の悪い牌になってる」

京太郎「恐らく高鴨は山の深いところにある牌に干渉する能力」

京太郎「そうなると気をつけなきゃならないのは.........」


選択肢 ↓2
1.理牌
2.鳴き
3.サイコロの出目

京太郎「サイコロの出目だな」

京太郎「山の深いところに干渉するなら、山の浅いところでの干渉力は比較的弱いってことだ」

京太郎「場合によっては『贈り物交換(トレーダー)』を発動するのもいいだろう」

京太郎「これで対策は立ったかな」


能力解明、完了!


高鴨穏乃   
[彷徨わす山神(ループ・ザ・マウンテン)]
山の深いところにある牌に干渉する。
サイコロの目の合計が七以上なら主にツモ牌に、六以下なら主に配牌に干渉する。
どちらであっても対局者に-3000の補正。

九月十一日 夜


京太郎「さて、夜はどうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡


出会うキャラは?
↓3

京太郎「ん?」

なにやらミサンガのような物が落ちてた。

なんとなく気になったので、拾う。

京太郎「なんだこりゃ...?」

ミサンガのような、じゃなくてまんまミサンガだった。

アクセントとして一つ澄んだ水色の石が付いていたが、手作り感が溢れている代物だ。

と、観察していると。

憧「ああ、もう。どこいったのよ~.........」

地に手をつけて周りをオロオロ捜している制服を着た女子がいた。

どうやら捜し物をしているらしい。


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

47 成功


京太郎「あのー......」

憧「へ!?あ!はい!!」

少女はいきなり立ち上がった。

絶対上に何かあったら頭ぶつけてた感じだ。

京太郎「何か捜し物でも?」

憧「え、ええ...。ちょっとしたアクセサリーみたいな物なんですけど...」

京太郎「アクセサリー、ですか...」

俺の顔を認めた瞬間、ぎぎぎ、と音を空耳したほど不自然に目線を逸らされた。

なんだろう。この前会った小走さんを思い出す。

こっちはもっと重症っぽいが。

京太郎「もしかして、ミサンガじゃないですか?一つ水色の石があるのなんですが」

憧「え、なんでそれを」

京太郎「いや、さっきそれらしき物を見つけて」

さっき拾ったミサンガを目の前に差し出す。

憧「そ、それです!ありがとうございました!」

京太郎「はぁ、どうも」

それはいいんだが、受け取るのにどんだけ手間取ってるんですかねぇ......。

その後一瞬で終わるはずの手渡しが30秒ぐらい掛かって、受け取るとお礼を言いながら去っていってしまった。

男に免疫無さ過ぎだろ。


新子憧の好感度が5上昇。

今日はここまでで。
デレりゅー投下出来たらその時に穏乃の能力解明ご褒美の小ネタ安価とります。
それではお休みなさい。

[清水谷竜華風愛情表現]


竜華「京君京君」ポムポム

京太郎「どうしました竜華さん。膝をポンポン叩いて」

竜華「膝枕や膝枕。うちがしたるで」

京太郎「え?いいんですか?」

竜華「そらもちろんや。あ、でも誰にでもこうしたるわけやないからな?その......怜と京君専用や」

京太郎「んー、ではお言葉に甘えて」ポスッ

竜華「...どや?」

京太郎「あー、いいですねこれ。感触もさることながら安心感も尋常じゃないですわ」

竜華「ほ、ほかほか!そら良かったわ!」

京太郎「ここで眠れるなら俺一生目覚めなくても良いって気がしてきます」

竜華「いや、それはうちが困るんやけど.........。あ、そういえば京君のためにお弁当作ってきたんやで?ほら、この通り」

京太郎「おぉ。そういえばそろそろ何か食べたいって思ってたんですよねー」

竜華「ほな、うちが食べさせたるからな」

京太郎「へ?」

竜華「はい、あーん」

京太郎「いや、ちょっとこの体勢ではモゴッ!」

竜華「あー、京君ったらしゃーないなぁ。飲み物もあるから、ゆっくり飲み込み?」

京太郎「モガッ、モガガッ!(鼻に、鼻に!)」

うちの竜華は好感度カンストするとこんな感じです。
本編更新は明日にしようと思います。
では、↓3で小ネタ安価

そろそろ始めますー。
小ネタは以後出来たらすぐ投下するスタンスで。

九月十二日 昼


京太郎「この辺の地理も大体把握できてきたな」

京太郎「さて、今日はどうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

京太郎「誰かに連絡するか」


誰に連絡する?
↓3

そう言われてみればいちいち確認させるのも面倒ですね。

宮永咲
原村和
片岡優希
染谷まこ
竹井久
宮永照
大星淡
加治木ゆみ
姉帯豊音

この中から直下で

これはあわあわでいいのかな?



トゥルルルルル......
ガチャ

淡『はいはーい。どしたの須賀ー』

京太郎「おっす。大星」


選択肢 ↓2
1.電話で話す
2. 会う約束をつける

京太郎「あー。ちっとどっか遊びに行かないかって誘おうと思ってな」

淡『いいよー。いつ、どこにする?』

京太郎「そうだな......」


選択肢 ↓2
1.九月十五日、ゲームセンター
2.九月十七日、商店街
3.九月二十日、遊園地


選択肢で選んだ場所と日で一日中キャラと遊びます。
他の何かよりも好感度を大幅に上げるチャンスです。場所によって上がる好感度の幅が違います。

京太郎「九月二十日に遊園地、でどうだ?」

淡『おっけー!その日は空けとくね!』

京太郎「おう。んじゃ、細かいことは.........」


大星淡と九月二十日に予定を立てました。

九月十二日 夜


京太郎「しっかし、ほんと前とは変わったような気がするな大星」

京太郎「ちゃんと俺の言ったこと守ってるか不安だけど...」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

京太郎「麻雀の勉強だな」


成功判定 直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

52 成功


京太郎の技術値が86になりました。


京太郎「ふぅー.........」

京太郎「勉強すればする程自分がどれだけ的外れな打ち方してたか痛感するな」

京太郎「さて、寝るか」

次の日で淡と能力開発1週間(完成)になるけど、意味はあるのか?

九月十三日 昼


京太郎「...ちょっと寝過ぎたか」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

>>771
今の所は無いですよ。
大会が始まってから意味を持ち始めます。



京太郎「連絡するか」

誰に連絡する?
↓3

間違えた。ここから直下で。

トゥルルルルル.......
ガチャ


豊音『こんにちはだよー。聞こえるかなー?』

京太郎「聞こえてますよー」

豊音『わ、わ、ホントに須賀君の声が聞こえてきたよー!』

京太郎「まだ試してなかったんですか」


選択肢 ↓2
1.電話で話す
2. 会う約束をつける
3. 能力開発

淡の能力昇華だけど、自分の親に1回だけ相手への-補正を倍にする、みたいな感じでもいける?無理そうか?

京太郎「電話越しで良いので、俺の話聞いてもらえますか?」

豊音『もちろんだよー』


~~~説明中~~~


豊音『うーん...』

京太郎「どうです?突拍子も無い話ですけど」

豊音『うん。須賀君のこと信じられない訳じゃないけど、ちょっと...』

京太郎「そうですか...」

豊音『あ、でもでも先生なら今の話について何か知ってるかもだから、今度聞いてみるね!』

京太郎「先生、ですか」

豊音『うん!とっても物知りで優しい先生なんだよー』

京太郎「はは、じゃあこの事はその人に確認とるだけで、他の人には秘密でお願いしますね」

豊音『うん。じゃあねー』

そうして電話は切れた。



姉帯豊音はまだ能力開発出来ないようです。

>>783
そんな感じで意見出してくれたら嬉しいです。


九月十三日 夜


京太郎「姉帯さんはいい人だけど、まぁこんな話をすぐ信じられる程仲良くなれてる訳じゃないか」

京太郎「気にするほどの事じゃないけどな。俺も元世界王者の親父の話じゃなかったら信じてなかったろうし」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
↓3

雑誌とかに載るような有名人に会うって、実はそんなに感動的なものじゃないのかと疑う。

洋榎「おっちゃん!たこ焼き3パック貰ってええか?うちと妹とおかんの分なんやけど」

洋榎「えー!ええやんかどーせなら気前よくもう1パックサービスしてくれても!」

洋榎「なんで爪楊枝がもうワンセット付いてくるねん!?」

京太郎「.........」

大阪風庶民的だなぁ...と勝手に思った。

洋榎「おうおう!そこに立っとる兄ちゃんも言ったり!このおっちゃんけちんぼなんやでー!」

京太郎「すいません、たこ焼き1パック貰って良いですか?」

洋榎「無視かい!」

愛宕さんは結局1パックの半分、更にサービスして貰っていた。

最早駄々こねてただけだったけど。

洋榎「なぁ兄ちゃん。この辺でなんかええ店知らんか?お持ち帰り出来る店限定やで」

京太郎「そうですねー...」

なんで俺この人と普通に会話してるんだろう。

大阪女子のコミュ力って怖い。


好感度判定 直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

04  失敗


京太郎「あそこの店とかどうですか?」

洋榎「あ、あそこか。なんやえらい小さい店やな」

京太郎「小さいからと言ってバカにしちゃいけません。あそこはスゴイ店ですよ」

洋榎「ほほぅ、隠れた名店っちゅうやつか」

京太郎「ええ。種類で言えば恐らくあそこの店を上回る店は無いでしょうね」

洋榎「なんやて!?そこまですごいんか!?」

京太郎「はい。人気こそありませんが、味においては随一でしょうね」

洋榎「そうなんかー...。で、どんな店なんや?」

京太郎「食べられる生きた幼虫などが主です」

洋榎「そんなモン女子にオススメするなや!!」

お気に召さなかったようだ。


愛宕洋榎の好感度が1上昇

それじゃあ始めます。

九月十四日


京太郎「やっぱり、大会前にもうちょい対局しときたいな」

京太郎「まだ能力も使い慣れてないし、大会でミスったりしたら目も当てられないし」

京太郎「今日は雀荘に行くとするか」

という訳で近くの雀荘に来たんだが...。

穏乃「ねぇねぇそこの人!」

京太郎「ん?」

なんか茶髪ポニテのジャージの子に声を掛けられた。

というか、ビデオで見た高鴨穏乃じゃん。

こんな所で遭遇するとは。

穏乃「今打とうと思ってるんだけど一人足りなくて、良かったら入って貰えないですか?」

京太郎「んー。まぁいいよ。俺も相手捜してた所だったし」

穏乃「ありがとうございます!私は高鴨穏乃、高校一年!」

京太郎「俺は須賀京太郎。同じく高校一年だ」

穏乃「あ、同い年だった?背が高いから年上かと」

京太郎「急に馴れ馴れしくなったなおい。いいけどさ」

穏乃「憧ー!園城寺さーん!人見つかったよー!」

憧「そんな大声出さなくても聞こえてる...ってうぇぇ!?」

京太郎「あ、いつぞやのミサンガ落としてた子」

憧「あ、えっと...はい。その節はどうも...」

またもぎぎぎ、と不自然な首の動きをする少女。

大丈夫だろうか。

怜「おー、男の子か。よろしゅうなー」

既に着席している儚げな印象を持った人はぺこり、とお辞儀してくれた。

制服がどっかで見たことあるな、と思ったら、清水谷さんと同じものだった。

怜「自己紹介から始めよか。うちは園城寺怜や。千里山の三年生で、さっきそこで誘われたんや」

憧「しずと同じ阿知賀の一年、新子憧です。よろしくお願いします」

京太郎「清澄の一年、須賀京太郎です。どうぞよろしく」

穏乃「憧がビックリするぐらい他人行儀だ...!」

いつもはこんな風じゃないのか。

やはり俺が男だからか。

怜「っちゅーわけで、対局始めよか。うちもこの二人とは打ってみたい思っとったし」

穏乃「はい!お願いします!」

まー、俺は数合わせだよな。

夏の大会じゃシード枠と準優勝だった2校だし。

油断してるのは、有り難いとも言えるがな。

京太郎「それじゃ、お願いします」

では、まず親決めと席順から。


直下
須賀京太郎 生運:50 技術:86 精神:10
能力[贈り物交換(トレーダー)]
配牌・ツモ牌の運命を交換する。
勝負運の数値を入れ替える。他人の運命を連続して持つ、持たせることは出来ない。

↓2
高鴨穏乃 生運:200 技術:50 精神:5
能力[彷徨わす山神(ループ・ザ・マウンテン)]
山の深いところにある牌に干渉する。
サイコロの目の合計が七以上なら主にツモ牌に、六以下なら主に配牌に干渉する。どちらであっても対局者に-3000の補正。
最初の東場では発動しない。

↓3
新子憧 生運:190 技術:40 精神:15 
能力 無し

↓4
園城寺怜 生運:220 技術:70 精神:10
能力[???]

サイコロの合計値が全員同じとかそんなん考慮しとらんよ.........。
同値の時は上から順で。なお、対局中でのサイコロの目は親のコンマで判定します。
ちなみに穏乃の能力を一部改変しました。
というわけで、以下の通り。

新子憧
園城寺怜
高鴨穏乃
須賀京太郎(親

京太郎(俺の親か...)

京太郎(高鴨の能力は後になってから発動するタイプ。他二人はどんな打ち方とか能力とかは分かってない以上...)

京太郎(最初は何もせず、様子見かな)


新子憧 直下
園城寺怜 ↓2
高鴨穏乃 ↓3
須賀京太郎(親) ↓4

憧「ツモ!1600・3200!」

京太郎「ぬぉぅ」

やっぱり和了れまいとは思っていたが。

随分と手が早い。

あと若干テンションが上がったような気がしたんだけど、麻雀始めたからか?



新子憧    31400
園城寺怜   23400
高鴨穏乃   23400
須賀京太郎  21800


>>883
「千里山女子の先鋒」って言ってたんで、ここにいる怜がそれだとは思ってません。


東2局

新子憧(親) 直下
園城寺怜 ↓2
高鴨穏乃 ↓3
須賀京太郎 ↓4

憧「ツモ!12000オール!」

穏乃「うぇ!?」

怜「おー」

憧「ふっふっふ、流れが来てるようね」

新子は不敵に笑う。

俺から点棒受け取るとき震えてなかったらさぞ格好付いたろうに...。

なんにせよ、このまま流れに乗らせたままはまずいか。

早いけど、使うか。


新子憧    67400
園城寺怜   11400
高鴨穏乃   11400
須賀京太郎  9800



東2局 一本場

新子憧(親) 直下
園城寺怜 ↓2
高鴨穏乃 ↓3
須賀京太郎 ↓4

穏乃「ロン!1600」

京太郎「っ」

ここで高鴨が和了るか...。

本来であれば新子が振り込んだであろう局で交換したことで、支払いを受け持ってしまった。

こういう裏目に出るのが痛いんだよな.........。


新子憧    67400
園城寺怜   11400
高鴨穏乃   13000
須賀京太郎  8200


東3局

新子憧 直下
園城寺怜(親) ↓2
高鴨穏乃 ↓3
須賀京太郎 ↓4

>>837
一本場なの忘れてた...。
点数 1700

新子憧    67400
園城寺怜   11400
高鴨穏乃   13100
須賀京太郎  8100

確か能力って
京太郎と交換した人物が京太郎から上がるとアウトだっけ?

憧「ツモ!1500・2900!」

怜「引き運ええなぁー」

のんびりしてる場合ですか園城寺さん。

このままじゃ削られる一方だな。


新子憧    73200
園城寺怜   8500
高鴨穏乃   11600
須賀京太郎  7000


>>845
一対局中にそれが四回重なるとですね。

東四局

新子憧 直下
園城寺怜 ↓2
高鴨穏乃(親) ↓3
須賀京太郎 ↓4

京太郎「ロン。8000だ」

憧「あ、はい!」

不敵の仮面が崩れた。

もうホント、そろそろ慣れてくれないと困る。

ま、トレーダーは上手くいったんだけど。


新子憧    65200
園城寺怜   8500
高鴨穏乃   11600
須賀京太郎  15000



京太郎(しかし、気になるのは園城寺さんだな)

さっきからリーチやテンパイの気が見えるようになると、自分の番が回ってきた時ちょっと疲れたような雰囲気が出る。

何をしたわけでもない、一瞬の間で唐突に、だ。

振り込みも見事に避けてるし、どういうことだか......。

そう言えば、どっかで千里山の何かの話を聞いた筈だったんだが、あれはどこだったっけ?


選択肢 ↓2
1.清水谷さんに会ったとき
2.親父に能力の話を聞いたとき
3.藤田プロとの対局のとき

そうそう、親父に能力について教わってた時だ。

千里山ってのは園城寺さんと同じだけど、もしかしてそれだけじゃないのか?

まさか、園城寺さんが千里山の...。


選択肢 ↓2
1.大将?
2.副将?
3.先鋒?

先鋒、なのか?

だとするなら、何か隠された能力があるのかもしれない。

そして親父は、この人の能力について何か言ってた気がする。

あれは確か.........。


選択肢 直下
1.ドラを集める。
2.一巡先を見る。
3.点棒がマイナスにならない。

一巡先を見る、だったな。

次の自分のツモ牌や相手の捨て牌を見る、ということなのか?

...特質系ならば、有り得る。

ならば代償。それはまさか、あの疲れたみたいな様子に関係してるとしたら。

体力を消費して見る、ということなのか?

...とするなら、園城寺さんの振り込みは期待しない方が良いか。

園城寺怜の能力が一部解明されました!


園城寺怜   
[数歩先の未来図(ア・フューチャー)]
その日の技術値(体力)を代償にして、数巡先を見る。
発動中は点数判定で振り込む対象には選ばれない。和了った時、役が二つ入った状態が最低値となる。
ただし、見た数巡先、その数の二乗の数だけ技術値が+されていく。技術値が100を超えた場合、イベントでの使用しか出来なくなる。
振り込む判定が出た時と、和了った時が発動判定。
[???]

もう一つの能力は、清水谷竜華の能力解明によって明かされます。

怜の能力解明した所で、今日はここまで。
試合は時間掛かりますけど、こればっかりは変えられる余地が無いと思います。あるならば言ってください。是非お願いします。
次回は南場から始まりますけど、次スレがそろそろなので中途半端な所で中断するかもしれません。
それではお休みなさい。

そろそろ始めます

南一局


新子憧 直下
園城寺怜 ↓2
高鴨穏乃 ↓3
須賀京太郎(親) ↓4

京太郎「ツモ。1000オール」

思った通り。

南場に入ってから他の手が一気に重くなったな?

恐らく高鴨の干渉が効き始めたということだろう。

俺も高鴨と交換しなければ和了れなかった筈だ。

そして、どちらも破れる能力者はこの中にはいない。



新子憧    64200
園城寺怜   7500
高鴨穏乃   10600
須賀京太郎  18000


南一局 一本場


新子憧 直下
園城寺怜 ↓2
高鴨穏乃 ↓3
須賀京太郎(親) ↓4


よく見たら点棒間違ってたんで、こっから訂正。


怜「ツモ。1600・3200や」

次は園城寺さんが和了る。

高鴨と園城寺さんの交換も上手くいった。

新子がうっすらではあるが、違和感を感じ取ったかのように眉根を寄せ始めている。

それもそうだろう。本来であれば高鴨が和了るような状況下においても、他が和了っているのだから。

高鴨自身は何も感じ取って無いようだが。


新子憧    62700
園城寺怜   13900
高鴨穏乃   9000
須賀京太郎  14400


南2局

新子憧(親) 直下
園城寺怜 ↓2
高鴨穏乃 ↓3
須賀京太郎 ↓4

へいへい

京太郎「ツモ。2000・3900」

また高鴨と俺で交換する形。

和了れるのはいいが、なかなか新子との差が縮まないな...。

残り2局。追い抜けるだろうか?


新子憧    58800
園城寺怜   11900
高鴨穏乃   7000
須賀京太郎  22300


南3局

新子憧 直下
園城寺怜(親) ↓2
高鴨穏乃 ↓3
須賀京太郎 ↓4

怜「ロン。3900や」

憧「ん...」

段々と歯切れ悪くなってくる新子。

園城寺さんに削らせたはいいが、まだ足りない。

このまま連荘させるべきだろうか。


新子憧    54900
園城寺怜   15800
高鴨穏乃   7000
須賀京太郎  22300


南3局  一本場

新子憧 直下
園城寺怜(親) ↓2
高鴨穏乃 ↓3
須賀京太郎 ↓4

>>892
またミスった...。

点数 5800

新子憧    53000
園城寺怜   17700
高鴨穏乃   7000
須賀京太郎  22300


京太郎「ツモ。900・1600だ」

今度は俺のツモ和了り。

連荘させるのは無理だ。

何故なら俺の能力がそのように出来てないから。

肝心なときにそういうのが頭から抜けるな、俺。


新子憧    52100
園城寺怜   16100
高鴨穏乃   6100
須賀京太郎  25700


南四局(オーラス)

新子憧 直下
園城寺怜 ↓2
高鴨穏乃(親) ↓3
須賀京太郎 ↓4

穏乃「ツモ!700オール!」

高鴨が高らかに宣言。

くっそ。こいつめ。

点棒最下位のくせに、笑ってやがるぜ。

んな顔されたらこっちも諦め切れねぇだろうがよ。


新子憧    51400
園城寺怜   15400
高鴨穏乃   8200
須賀京太郎  25000



またミスった...。
訂正。

点数 1400オール

新子憧    50700
園城寺怜   14700
高鴨穏乃   10300
須賀京太郎  24600



南四局(オーラス) 一本場

新子憧 直下
園城寺怜 ↓2
高鴨穏乃(親) ↓3
須賀京太郎 ↓4

穏乃「ロン!4800!」

憧「うぐ」

新子が着々と削られていく。

このままなら高鴨は逆転するまで削っていくだろう。

だが、まだだ。

まだ交換するには早い。


新子憧    45900
園城寺怜   14700
高鴨穏乃   15100
須賀京太郎  24600



南四局(オーラス) 二本場

新子憧 直下
園城寺怜 ↓2
高鴨穏乃(親) ↓3
須賀京太郎 ↓4

穏乃「ロン!11200!」

憧「ふきゅっ!?」

...今のなんだ?

口元押さえてるけど、もしや新子から出た音か?

...まぁそれはいいとして。

念のため新子と交換しておいて良かった...。


新子憧    34700
園城寺怜   14700
高鴨穏乃   26300
須賀京太郎  24600

南四局(オーラス) 三本場

新子憧 直下
園城寺怜 ↓2
高鴨穏乃(親) ↓3
須賀京太郎 ↓4

穏乃「ツモ!2600オール!」

京太郎「...へ」

これで四連続和了。

ホント、ワンマンショーって感じだな。

だが、まだまだ。


新子憧    32100
園城寺怜   12100
高鴨穏乃   34100
須賀京太郎  22000


和了り止めは無しのルールで。



南四局(オーラス) 四本場

新子憧 直下
園城寺怜 ↓2
高鴨穏乃(親) ↓3
須賀京太郎 ↓4

それはある種、動物的カンだったと言えよう。

本能とも言える。

とにかく何の根拠もない判断で、「ここが発動するタイミングだ」と結論づけた。

そして、その判断は。


京太郎「ロン。7700だ」

穏乃「あ...」


見事的中したのである。

新子憧    32100
園城寺怜   12100
高鴨穏乃   26400
須賀京太郎  29700


京太郎(とか言っても、二位か)

本当なら一位を取りたかったが、これ以上引き離されたらそれすらも危うい。

最善といえば最善。

とはいえ、後々ドデカイ手が入ってくる可能性も0では無かった。

そう考えるとタイミングを逃したかもしれないが、これ以上を望むのは無理な状況下だし、その度胸もなかった。

京太郎(要反省だな)

思えば、序盤の新子の大手を易々と許してしまったのもいけなかったろう。

過ぎたことをぐちぐち言っても仕方ないが。

憧「あー、どきどきした...」

新子が背もたれに体を預けて言う。

憧「一回しずに逆転されるし、どうなるかと思ったわ」

穏乃「三位かー。本気のつもりだったんだけどなー」

そらもう本気だったろうね。

俺が交換してなかったら後半独壇場だったもんね。

怜「うちも疲れたなー...。ま、また対局できるの楽しみにしてるで」

京太郎「ええ。またこうやって集まるのもいいですし、大会で当たるにしても楽しみですよ」

次は絶対トップに立ってやる、という言葉は封じ込めた。

穏乃「あ、じゃあさ。メアド交換しない?みんなで」

京太郎「んぉ?」

憧「え!?」

怜「おー、ええでー。ほな赤外線でな」

高鴨と園城寺さんはもう通信を開始していた。

いや、話早くね?

別に良いけど。

憧「ちょっ、しず!マジで!?」

穏乃「え、楽しくなかった?」

憧「いや、そういう訳じゃないけど...」

穏乃「じゃ、問題なし!ほらほら須賀君も!」

憧「そういう問題じゃないぃ~~~~!」

その後、高鴨と新子(ほぼ無理矢理させられていた)と園城寺さんとメアドを交換した。

ホテルに戻って、色々なことを発見した一日となったな、という感想と共にベッドについた。


高鴨穏乃、新子憧、園城寺怜の好感度が20上昇しました。

高鴨穏乃、新子憧、園城寺怜の連絡先を手に入れました。

今日はここまで。
前回と同じく、今回の試合もちょっとこちら側の反省が多かったです。
次回はまた日常パートに入ります。
大会前にもう一回練習試合が入るかもしれません。
では、お休みなさい。

[今風]


憧「ねー、京太郎」

京太郎「どした、憧」

憧「ネックレスならこっちとこっち、どっちがいいかしら?」

京太郎「なんだぁ?どっちもそんな変わんないように見えるけど」

憧「変わるわよ!」

京太郎「うお!」

憧「こっちのネックレスは単体で考えるとこっちより可愛いけど、でもこっちのに比べて今持ってる服に合わないのよ」

京太郎「お、おう.........」

憧「でもこっちの方が安いし、でも合う服を買うお金を考えるとこっちの方が、うむむむ...」

京太郎「あー。とりあえず試着してみたらどうだ?今着てる服でどうなのか試すのも良いだろ?」


憧「えー?それもそうだけど、制服じゃない」

京太郎「いいからいいから。ほれ、貸してみ?」

憧「え?ちょ」

京太郎「あんま動くなよ。付けづらいから」

憧「.........うん」

京太郎「......うし、どうだ?」

憧「...ん。いいかも」

京太郎「んじゃ、これに決定だな。レジ行くか」

憧「あ、ちょ、置いてくなー!」

女子高生してるってなんだ...?と悩みながら書いた結果こうなりました。
今日の夜に一日だけ進めたら次スレ製作に入りたいと思います。

それではボチボチ始めていきまーす

九月十五日 昼


京太郎「大会まであと半月か...」

京太郎「さて、今日はどうしよう」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

誰を研究する?
↓3

~~ビデオ研究中~~


京太郎「ふーむ......」

京太郎「見たところ強いときと弱いときがきっぱり分かれてるような感じだな」

京太郎「強いときでは結構ブレがあるようにも思うけど、弱いときはブレ無く弱いって感じだが」

京太郎「...ま、人のことは言えないな」

京太郎「それは置いとくとして、気になるのは...」


選択肢 ↓2
1.無口になっているとき
2.話し始めるとき
3.目を閉じたとき

京太郎「目を閉じたとき、だな」

京太郎「このときを境に弱いときから強いときに切り替わっている」

京太郎「しかし、もう一つ気になるのはその逆の時だな」

京太郎「強くなったときから切り替わる時はいつも急に話し出すんだが...」


選択肢 ↓2
1.もしかして寝てたのか?
2.気持ちのオン・オフなのか?
3.二重人格なのか?

京太郎「もしかして寝てたのか?」

京太郎「無口になってる時は目を開けたまま寝てたと?」

京太郎「...それなら、あの打っている人は誰なんだ?」

京太郎「睡眠麻雀とか訳の分からん事じゃ無かろうに」

京太郎「そう言えば、神代さんって確か...」


選択肢 ↓2
1.大手会社の娘
2.出雲大社の神主
3.霧島神宮の巫女

京太郎「霧島神宮の巫女さん、だった筈だ」

京太郎「そこに関係しているとなると」

京太郎「まさか.........、神様をその身に宿してるってのか?」

京太郎「もしそうだとするならば、要注意だ」


能力解明、成功!


神代小蒔   
[夢見る神様(スリーピングビューティー)]
眠っている間、その身に神を宿す。
降ろした神によってステータス・能力が変わる。
発動するタイミング・解除されるタイミングは不定期。

九月十五日 夜


京太郎「あー、疲れた」

京太郎「さて、どうしようか」


↓2
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

京太郎「麻雀の勉強でもするか」


成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

63 成功


京太郎「奥が深いよなー、麻雀って」

京太郎「さて、寝るとするか」

今日はここまでで。
次スレ立ててきます。


【安価】京太郎「黄金に輝く時代を、もう一度」淡「まだまだ準備期間!」(2スレ目)
【安価】京太郎「黄金に輝く時代を、もう一度」淡「まだまだ準備期間!」(2スレ目) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1410451190/)

次スレになります。

残りは適当に埋めちゃってください。
淡の新能力についてなり、小ネタ希望なり、スレそのものに対する意見なり、雑談なり、ご自由にどうぞ。

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