妹「や、やだ…体が熱い…!」 兄「ほう」 (9)

 リビング 


妹「うぅっ!」

兄「どうした? 急に苦しそうな声をあげて」

妹「はぁ…はあ…! お、お兄!」モジモジ

兄「んー?」ニヤニヤ

妹「頼みごとが、その……あるんだけど」

兄「……へえ、聞かせてみろ」

妹「う、うん、あのね?」

兄「……」


 兄 (ふんっ! 馬鹿な妹よ、わざとらしく顔を赤らめているのが滑稽だぞ…?)

 兄 (どうせいつもの『アレ』に違いない)


妹「……体が、熱いんだ」

兄「ああ、そう言ってたな」

妹「うん、だから……『アレ』を……」

兄「アレ?」

妹「……棒状の」

兄「棒状の……?」

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妹「……」


 妹 (ふふっ! 馬鹿な兄を持つと涙が出るほど笑えるねえ!)

 妹 (……何ヤらしい顔してんだよッ!)


妹「……い…を」

兄「ん? 何だって?」

妹「ち……ま」

兄「ちぃー……なんだ?」

妹「……」






妹「"血"にまみれた闘争をしようぜ、お兄ィィィィ!!!」サッ



兄「やはりなァァァァッッッ!!!」サッ


>二人は棒状の何かを取り出した



兄「『裁く』のは俺のラグナロクだぜッ!」


妹「いいや違うねえッ! うちのエクスカリバーだよッッッ!」



兄・妹「「オラオラオラーーーーーッ!」」

兄「オラァ!」ガッ!

妹「ふん」サッ

兄「ドラァ!」バッ!

妹「それ」サッ



兄「ええいッ、ちょこまかと避けるんじゃあないッ!」

妹「……煩いなあ」

兄「何だと?」

妹「少しは周りに目を向けなよ? ……いや」


妹「"耳"かな……?」


兄「一体何を」


────ガッシャアアアアン!!


兄「何ィ!?」

妹「ふふっ、きたきた!」


兄「窓がぶち破られただとォォォォッ!?」





 幼馴染み「おまたせ」



妹「……ふふんふふ、これで2 : 1ィ!」


兄「増援だァ!? きったねええええッ!!」

幼馴染み「汚いも綺麗もあるもんですか…!」


幼馴染み「『戦場』では勝者こそ絶対正義なんだからッ!」

兄「手段を選ばねえってか!」

妹「……それにお兄は、男じゃん…! 女が一人で勝てるわけがないよ……?」

兄「ちっくしょおおッッッ!?」

幼馴染み「さあ、行くわよ……妹ちゃん!!」


幼馴染み「私のゲイボルグが貴方をぐちゃどろミンチにしてあげるッ!」



妹「サーッ!!」


兄「ぐっ、まずい!」


幼馴染み「オルルルルァァァァッ!!」ザンッ!

兄「っぶねえ!!」サッ

妹「オッラァ!」バゴンッ!

兄「うわああああッ!?」サッ ダダダダ…


幼馴染み「ちょっ、逃げるなんて卑怯よ!」

兄「うるせえ、『戦場』とは生き残ることが全てにゃんだよッ!」ダッ!





妹「……逃した」

幼馴染み「残念だけど、まあいいわ」

妹「え?」

幼馴染み「……くふふっ、この"街"はまったく、私にとって住みやすい所になったのよ……?」

妹「……?」

妹「あっ……ふーん」クスクス

幼馴染み「ね、大丈夫でしょ?」

妹「ね、使えるね……」





『幼馴染み親衛隊』

幼馴染み「汚いも綺麗もあるもんですか…!」


幼馴染み「『戦場』では勝者こそ絶対正義なんだからッ!」

兄「手段を選ばねえってか!」

妹「……それにお兄は、男じゃん…! 女が一人で勝てるわけがないよ……?」

兄「ちっくしょおおッッッ!?」

幼馴染み「さあ、行くわよ……妹ちゃん!!」


幼馴染み「私のゲイボルグが貴方をぐちゃどろミンチにしてあげるッ!」



妹「サーッ!!」


兄「ぐっ、まずい!」


幼馴染み「オルルルルァァァァッ!!」ザンッ!

兄「っぶねえ!!」サッ

妹「オッラァ!」バゴンッ!

兄「うわああああッ!?」サッ ダダダダ…


幼馴染み「ちょっ、逃げるなんて卑怯よ!」

兄「うるせえ、『戦場』とは生き残ることが全てにゃんだよッ!」ダッ!





妹「……逃した」

幼馴染み「残念だけど、まあいいわ」

妹「え?」

幼馴染み「……くふふっ、この"街"はまったく、私にとって住みやすい所になったのよ……?」

妹「……?」

妹「あっ……ふーん」クスクス

幼馴染み「ね、大丈夫でしょ?」

妹「ね、使えるね……」





『幼馴染み親衛隊』

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