国王は16歳の女子供に魔王討伐を命じたかったそうです(293)

ルイーダの酒場で待機する事四ヶ月。

……。

一週間前にオルテガのお子さんが亡くなったらしい。

何でも魔王の呪いの病にかかったらしく、アリアハンから出ようにも航海用の船は無い。

他の国に行った事のある魔法使いもいなかったらしく、手詰まりのまま息を引き取った。

更には呪いの影響か一切の蘇生術も功を成さないらしい。

そして今日は生きていれば、16歳となった子が親の背中を追いかける旅立ちのはずだが……。

ルイーダさんが満面の笑みで、王様直筆の書簡を持って目の前にいる。


嫌な予感しかしない。

ルイーダ「という訳で、晴れて貴方は魔王討伐の旅へ出る冒険者に選ばれましたー」パチパチ

何言ってんのこの人、勇者じゃないんですけど。

ルイーダ「これに反対するって事は、王様への反逆z」

やらせていただきます。

ルイーダ「若者は苦労を買って出ないとねぇ」

死亡フラグの苦労は遠慮願いたいのですが。

ルイーダ「で、ptについてだけど」

無視かよ。

ルイーダ「貴方には三人でptを組んでもらう事になったわ」

……あれ、俺を含めて?

ルイーダ「そうよ三人ptよ」

ちょっと待て、聞いた話じゃ勇者を含めて四

ルイーダ「三人ptよ」

いや、それ、違うrp

ルイーダ「三人よ」

だからそれdq3じゃ

ルイーダ「犬になるか配合されたいのね」

今時、三人ptも珍しくも無いからなぁ。

て、待て。標準で勇者にお供する予定の三人っていなかったか?
なのに何で俺が即旅立ち決定なんだ?

ルイーダ「あー戦士君とかの事ね」

ルイーダ「不思議な事にあの子の訃報が伝えられてしばらく」

ルイーダ「忽然といなくなったのよね」

逃げ遅れた!

それじゃあ、新しく人を探すのまでしなきゃいけないのか。

ルイーダ「というか貴方含めて三人しか残っていないの」

……。
ワンモア。

ルイーダ「貴方含めて、冒険者は三人しかいません」

……僧侶は?

ルイーダ「いないわよ?」

え、真面目に誰がいるの?

ルイーダ「すばしっこい盗賊の貴方」

何時も思うが、その紹介のされ方は癪なんですが。

ルイーダ「性格の事が?」

すばしっこいってどんな性格だよ。

ルイーダ「何事にも迅速に対処する。速さなら誰にも負けない……」

おお、ちょっとかっこいい!

ルイーダ「早漏」

止めて!

ルイーダ「で、他が頭脳明晰の魔法使い」

おお、かなりまともな冒険者だ!

ルイーダ「期待の三人目はっ!」

三人目はっ?!

ルイーダ「お調子者の遊び人」

なん……だと。

ルイーダ「じゃ、頑張ってねー」

早々に追い出された。マジかよ。

魔法使い「ま、よろしくね」

お、女性だったのか。盗賊だ、よろしく頼むよ。

魔法使い「……随分嬉しそうね」

いや、魔法使いって爺さんが多いって聞いたから、道中死ぬんじゃ無いかと思ってて。

魔法使い「ああ……大往生」

遊び人「よろしくなー! 盗賊ーーー!」

あ、ああ、よろしくな。

遊び人「でもまさか、オイラに銅の剣を持たせてくれるとは思わなかったぜー」

……。

魔法使い「……」

魔法使い「近接火力大丈夫なのかしら……」

し、しばらくの辛抱だ。俺もお前も長剣は装備できないからな。

一日目
橋を越えると強い魔物が出るらしいと噂を聞いた事がある。
今日は延々と橋を越えずに、実戦を学ぶ事にした。

遊び人! ラストだ!

「……」

おい、さっさと大がらすを倒せ!

遊び「zzz……」

イラッ

大がらすが5体か……。

魔法「厳しい戦いになりそうね」

遊び「zzz……」

初っ端からかよ! 魔法使い、メラで燃やしておけ!

魔法「ちょ……分かったわ、メ……」

ゴメン、冗談、止めて! その子、君よりmhp低いの!!

魔法「ねえ……街に帰らないの」

まだmp残っているんだろう?

遊び「野宿もしないで戦い続ける、て流石に頭おかしいと思うよ」

うるさい、無駄に宿代を払う余裕は無いんだ。
って言うか、文句を言う前にお前は真面目に戦え。

遊び「これぞ遊び人の真髄さ!」

魔法「カラスって案外食べられるのね」

晩御飯はこんがり大がらすのスライムかけ。

二日目
だいぶlvも上がったし、昼頃に街に帰って来た。

魔法「うわ……時間的に24時間くらいずっと外で戦ってたの?」

そうなるな。

遊び人「……朝日が綺麗でしたねぇ」

そうだな。

魔法「あたしもう寝るね」

遊び人「オイラも……あれ、盗賊は出かけるの?」

勇者代行って事で、壺やタンスの物色許可が出ているから、家や城に行ってくる。

魔法「……何か聞こえは凄い気がするわね」

事実凄いからなぁ……。

三日目
朝方出発。今日はレーべの村を目指す事にした。

隊列は俺、遊び人、魔法使い。

なのに、遊び人ばかり狙われる。mhp低いのを見抜かれているのだろうか?

魔法「意表を付いて遊び人を先頭にしてみるとか」

遊び「え、ちょっ」

先頭とは仲間を守る頼れる存在の証であり、最も敵からの攻撃を受ける位置。

成る程、魔物も実は実力者? と騙され、俺を攻撃してくるって寸法か。

と思っていたら遊び人がスライムと大がらすから四連撃を貰った。

涙と鼻水が汚いので隊列を戻してやった。

空が赤みかけた頃、レーべの村に到着した。

何か一軒、鍵掛かっているな。基本、鍵なんか掛けない家ばかりなのに。

魔法「それはそれで凄い事よね」

空き巣入り放題だな。まあ、俺ら以外は捕まるけど。

遊び「そういえば、ナジミの塔に鍵を持った爺さんがいるって話だよ~」

鍵?

遊び「何でも盗賊バコタから奪った鍵なんだそうな~」

でも塔って確か、橋も掛かっていない島にあったよなぁ。洞窟でも探すか?

アリアハンに家の前に立ちふさがっていた人がいるのを思い出し、急遽アリアハンに戻る事にした。

魔法「夜は寝させてよ~」

諦めろ……俺達には不眠とか要睡眠とか寝不足なんて状態異常は無いんだ。

遊び「現実的過ぎる話だねぇ」

死にさえしなければ、どんな無茶な活動も許されるからなぁ。

晩御飯は一角兎のこんがり焼き<胡椒>。

四日目
明け方にアリアハンに到着。

予想通り、家の中に入る事に成功し、タンスや壺の物色に成功した。

魔法「犯罪だわ……」

それを国王が許可しているからなぁ。

遊び「おんや? 武器屋の所に人が……」

店主「今日は店じまいなんだ。明日また来ておくれ」

……。

魔法「昨晩……から?」

遊び「精が出ますなぁ~」

一周して尽き果てそうだな。


その日の昼頃に宿屋にて就寝。

五日目
レーベ南で見つけた地下を探索する事に。

通路の先に洞窟があった。この洞窟、全く気付かなかった。

魔法「ルート的には洞窟から来るのが普通みたいね」

遊び「地元の人、誰もいないもんね~」

洞窟内に大がらすがいる……何で。

魔法「そもそも何で洞窟内に宝箱が配置されたり、燭台があるんだろう」

不思議と洞窟や建物内では時間が進まないようだ。
eloneでさえ、グローバルマップで時間は進むのに。

遊び「何言ってんの?」

あなたはレベル18になった!
たけのこたけのこにょっきっき!
あなたの身体から新たな頭が生えてきた!

魔法「何それ怖い!」

後、腕5本生えたら三面六臂になる。

遊び「頭三個目?! え? 腕一本?!」

時間は進まないものの、戦闘によってmpは消費されていく。

仕方が無い、塔にあった宿に泊まろう。

遊び「ここで経営してて意味あるのかねぇ」

俺達が助かる。他は……なあ。

魔法「……」

遊び「一部屋まるまるで泊まるのかぁ」

魔法「せめて仕切りとシャワーが欲しい……」シクシク

丸一日以上戦うのよりいい気がするがそうでもないらしい。

六日目
引き続き塔内探索。

フロッガー三体か!

魔法「きゃあ!」

やばい、そろそろ薬草がきついのに魔法使いに攻撃が集中している!

遊び「フロッガー×3……舌で魔法使い……エロくていいなっ!!」

お手玉してないで戦え!!

遊び「あっ」

受け損なった石が遊び人に当った!遊び人に11のダメージ!遊び人は力尽きた!

うおおぉぉ、もう魔法使いのmpもねえって時にぃぃぃ!

な、何とか屋上に辿り着いた。

魔法「一人棺桶だけどもね」

なんだ、爺さんがいるぞ?

「お前さんに鍵を渡す夢を見たんじゃ」

はあ……。

「じゃからわしはお前さんらに鍵を渡そう」

魔法「いみふ」

鍵を受け取り一路はアリアハンに。
遊び人を蘇生し宿屋へ。


魔法「次ふざけたら燃すから」

遊び「ヘヘ、オイラはもう姐さんよりmhp高いんだぜっ」

遊び「もう虐げられていた頃とは違うんだいっ!」

遊び「いいんですぜぇ……わざわざ俺の部屋に一人で来た事を後悔させやすぜぇ」

遊び「これからはそのまな板使って恥辱の薔薇色の旅をお送りさせていただきやすぜぇ」ゲッヒッヒッ


昨晩、遊び人が泊まった部屋で巨大な不審火が発生したらしいな。

魔法「へえ」

七日目
不審火に騒ぎに対し、遊び人が犯人は魔法使い、という陳述をしてきた。
そんな事をした真意含めて俺が探っておく、と言うと慌て始めた。何したんだこいつ。

遊び人の事は放っておいてレーべより更に東に進んでいく。
最果てに洞窟があり、なんかでっかい壁があった。

魔法「そういえば魔法の玉がどうのって話があったわね」

遊び「城の宝物庫にでもあるのかなぁ」

そういえばレーべで鍵かかった家あったなぁ。そこ寄ってみるか。

八日目
レーべに戻ってから洞窟に向かうと空が白んできた。
件の鍵付きの家でまほうのたまなるものを頂戴した。
こんな玉っころでどうにかできるのだろうか?

魔法「とりあえず壁にセットしてみるね」

遊び「これでどうに開くんだろうね」


カッ ドオオォォォォン


魔法「」
遊び「」

豪快な力技だった。

しばらく探索していると、魔法使いのmpが心許無くなってきた。

魔法「寝たい……」

あとどれぐらい距離があるんだろう。

遊び「一旦戻らない? 小さなメダルも結構あるし」

魔法「あら本当。これなら景品貰えるんじゃないかしら?」

火力の問題があるし、一旦アリアハンに戻って一泊した。

九日目
小さなメダルの景品の棘の鞭を貰い、再度洞窟へと向かった。

魔法「だいぶ楽になったね」

だいぶというかすっごい楽だ。

魔法「この調子ならこのまま洞窟を突破できそうね」

遊び「にしてもここらへん穴ばっかりだね」

地震とか来たら崩壊しそうだな。

遊び「地震は、関東地方によく起きるんでしょうね……」

魔法「そうかもしれません、分かりません」

おい止めろ。

洞窟を抜けた先には草原が広がり、その果てに城の姿があった。

魔法「夕暮れには着きそうね」

遊び「そもそもここはどこなんだい?」

俺、財宝のある洞窟とかしか知らない。

魔法「魔法以外の事興味無いし」

遊び「常識人がいなかった」

ロマリアらしい。ロマリアって何処?

魔法「どっか」

遊び「ていうか、洞窟の入り口で世界地図手に入ったよね」

なんかちょっとだけ色ついてる。ここがロマリアか、すっげぇ離れた所に来たな。

魔法「本当ね」

確か北の方にエルフの里があるな。

遊び「なにその情報」

夢見るルビーってのがあるらしい。

魔法「ああ、お宝ね……」

なんか王様が困ってた。

魔法「金の冠が盗まれた、ねぇ」

遊び「城の警備薄すぎ笑えない」

というか返さずにどっかで換金できないかな?

魔法「ばれたらあたし達が指名手配ね」

遊び「加齢臭ついた冠で指名手配ってのもなぁ」

装備を整えロマリアの宿で一泊した。

十日目
遊び「芋虫かてぇ」

泣き言言ってないで戦え!

魔法「mpの節約なんてやってられないわよ」

遊び「おいらもう疲れたっ。おやすみっ!」バタ

魔法「……」クイ

遊び人の襟引っ張って何してんの? うなじ見てんの?

魔法「ヒャド」

遊び「うひぃあああぁぁぁああぁ!!」

ひでぇ。

遊び人の魔法使いに対する服従度が上がりつつ、夕方にはカザーブに到着。

魔法「最近夜通し戦うとか無くて嬉しいわぁ」

そんな魔法使いさんに朗報です。貴女のmpは半分以上あります。

魔法「」

遊び「mp尽きるまで戦うの?」

おら、外行くぞ。

魔法「マジキチ」

十一日目
腐った犬がいっぱい出てきた。

魔法「ありえないありえない!」

遊び「二人まだいいじゃん!おいらグループ攻撃ないよっ!?」

まあ倒せるし何とかなるんじゃね?

魔法「ぜぇ……はぁ」

遊び「ほら、おいらもうhp少ないし宿に行こうよっね、ね」

薬草あんだろ、次行くぞ次。

晩御飯はキラービーの姿焼き、にしたのはいいが早くも魔法使いのmp切れ。
もうそろそろ日が昇るという所だったが、カザーブの村で一泊する事に。

十二日目
そういえば道具屋で毒針手に入った。

魔法「何時手に入れたのよ」

二人が宿取っている間に、道具屋のカウンターの宝箱から。

遊び「流石盗賊。平然とやってのけるッ。そこにシビれる!あこがれるゥ!」

そういえばこんなのも手に入ったんだ。

魔法「……ステテコパンツ」

遊び「……これどうすんの?」

守備力高いよ?

遊び「嫌だよ! おいらでも絶対装備したくないよっ!」

お調子者らしく穿いたらどうだ。

遊び「……」パシ


遊び「90gになったよーっ!」

ノリの悪い奴め。

魔法「何気に貴方、酷いのね」

その日のうちにノアニールに着く。が誰も彼もが眠っている。

魔法「一体何が起こったのかしら……」

離れた所にも家があるな。行ってみるか。

遊び「どうしたんだろうね、これ。何しても起きないのかなぁ? ……何しても」ソー


村長の家らしく、唯一起きている人物だった。
どうもこの現象の原因はエルフによる呪いだと言う。

話を聞いている最中、村長宅二階の窓から火の手が見えて気が気でなかった。

村長宅を出ると、全身煤だらけ全裸の遊び人が半べそをかいていた。
大方何をしたかは予想がつく為、同情も何も無いがその格好では困るので皮の腰巻をくれてやった。

遊び「これじゃああんまり変わらないよぉ!」

素っ裸よりマシだと思うが。それと魔法使いもほどほどにな。

魔法「そうね、次からはヒャドかイオにするわ」

遊び「酷いや酷いや! オイラが何したって言うんだ!」

魔法「盗賊、毒針持たせてくれない?」

あいよ。

遊び「あ、ごめんなさい。冗談です」

よし、それじゃあ。

王冠取り戻しに行こうか。

遊び「え? ノアニールの人達は?」

むしろ王冠が先だろ。高飛びされたら困るし。
近くにある塔に悪党が集まっているって聞くし、多分そこだろう。

魔法「そうねぇ……もう長い事眠り続けているけど、問題ないのならそっちが先のがいいわね」

という訳でいざ塔の攻略に。

十三日目
そこから西へ南へと進む事、朝日に照らされなんか見えてきた。

遊び「でも塔を根城って事は、出てくる魔物を瞬殺するような連中って事だよね」

遊び「帰ろうよ! 絶対無理だよぉ!」

魔法「とりあえず塔の魔物の強さくらい確認しておかない?」


最上階
踏破余裕でした。

魔法「あっさりね」

遊び「帰ろう! もう帰ろうよ!」

そんなこんなで王冠泥棒のカンダタ達が来ちゃった。

遊び「ノオオォォォォ!!」

魔法「多分、あんたがうるさいからよ」

カンダタ「たった三人で俺様のアジトに来るたぁ良い度胸だ!」

カンダタ「てめぇらぁやっちまえぇぇ!!」

カンダタが 襲いかかってきた!   ▽

カンダタ子分abc「」

あら意外。

魔法「勝てそうね」

遊び「い、意外と弱いなぁアハハハハ!」

カンダタ「ぐぬぬ!」

と言うより珍しく遊び人がふざけていない。どうやらふざけていたら本当に死ぬ事を察したのかもしれない。
きっと覚木に寄生されている為に身体の一部が木になっていて、今頃赤い花を咲かしているに違い無い。

カンダタ「子分の仇、とってやるぁぁぁ!」

カンダタは 本気をだした!   ▽

いやいや、三対一だからね。しかも相手は人間だしね。

遊び「へっへへ、覆面のおっさん観念しなぁ!」

魔法「畳み掛けるわよ! ヒャド!!」

カンダタ「うおおおお!」

カンダタの 痛恨の一撃!   ▽
遊び人は 力尽きた!   ▽

最後の最後でふざけているから。

魔法「全くね。ヒャド!」

カンダタの 痛恨の一撃!   ▽
盗賊は 力尽きた!   ▽

魔法「えっ」

魔法「ないわー」

カンダタ「ぐぇっへっへっ。ここからはお子様は見られない大人専用の展開だぁ!」

カンダタ「エロ同人みたいになぁ!!」

カンダタの 攻撃!   ▽
ミス!   ▽

魔法「ヒャ、ヒャド!!」

カンダタ「運の良い奴め! だが何処まで耐えられる!!」

カンダタの 攻撃!   ▽
魔法使いに ダメージ!   ▽

魔法「ぐぅ……」

魔法「ヒャド!」

カンダタ「これで終わりだぁ!」

カンダタの 攻撃!   ▽
ミス!   ▽

カンダタ「oh...」

魔法「これで終わりよ! ヒャド!!」

カンダタは 倒れた!   ▽
魔法使いは 2440の経験値を獲得した!   ▽

魔法「ないわー」

十四日目
魔法「カンダタ達を見逃し王冠を取り戻し、ルーラでロマリアに帰り、二人を蘇生した」

まさか一撃死とは。

遊び「全く、ptリーダーが何やっているのさー!」プリプリ

毒針。

魔法「はい」

遊び「あ、ごめんなさい。冗ぎにゃあああ!」プツッ

王冠を返還したものの何の褒美も貰えなかった。

魔法「勇者がいなくて残念的な事言っていたけど、他の国は勇者が死んでいる事って知らないのかしら」

遊び「あ、それ聞いた事あるよー。なんでも混乱を避けるために公表していないんだってさー」

そればれたらアリアハン、各国からバッシングされるんじゃないか。

魔法「全くね……で、これからどうするの?」

とりあえずエルフの里に行こうかな。
あっちもどうにかしないとでしょ。

遊び「その心はー?」

何か一つくらい褒美が得られないとなぁ。

魔法「確かに少し位何か無いとやってられないわね」

十五日目
カザーブで宿を取った後、エルフの里へ。
凄い毛嫌いされた。人間ってだけで。

魔法「本当ね……なんで近くに町があるところで暮らしているのやら」

もっと山奥に暮らせばいいものを。

遊び「ぐへへ、魔王を倒した暁にはその権威を盾に」

ルイーダさんとこ人員増えないかなぁ。

魔法「メンバー交代あるわね」

遊び「へへ、いいのかい! 今のオイラが抜けた戦力ダウンは目に余るものだぜっ!」

身包み剥いで交代させるからいいよ。

魔法「装備による優位性が高いだけだしね」

遊び「ごめんなさい調子に乗りすぎました」

なんやかんやあって何も進展がなさそうだから近くを散策すると。
ありましたよ洞窟。お宝の臭い。これ見よがしの立ち振る舞い。

魔法「腐った犬に襲われたり色々したわね」

遊び「なんでダイジェスト風?」

回復の泉とかあった。何故空き瓶というアイテムが無いのか不思議でならない。

遊び「泉の水を ビンに入れた!」テレレレーン

洞窟の奥にエルフ族から盗まれたというルビーと、人間×エルフの書置きがあった。
無理心中を図った事をエルフの女王に伝えると、眠りの呪いを解く薬を貰った。

魔法「結局謝礼無しのくたびれもうけね」

遊び「ねえねえなにこのまとめ方。何があったか忘れたの?」

忘れた。ここら辺プレイしてから一年くらい間が空いたから。

魔法「一年前の軽いメモじゃあ何があったか思い出せないわ」

その日の夕方にはノアニールに到着。
回復の泉で全快していた事もあって、そのままアッサラームを目指す事に。

魔法「また夜通し移動……」

遊び「お腹空いたよー」

晩飯はぐんたいがにの鍋……のはずだったが、あまりにも不味い鍋を遊び人が作った為、
遊び人を百叩きの刑と処す。

朝日と共にアッサラームに到着。

十六日目
まだmpに余裕がある為、周辺で鍛錬を積む事に。
魔法使いと遊び人は安定のブーイングだったが全て却下とする。

と、探索していたらすごろく場を見つけたので挑戦。

すごろく場のタンスから木の帽子を発見。今更過ぎて有り難味0。
よろず屋でマジカルスカートが1,500gだった。アッサラームのぼったくりがぼったくりに見える。買いだ。

ゴールしたらモーニングスターが景品だった。



誰も装備できない。

すごろく城を出た後、ちょっと砂漠に入った。
辺りは暗くなりつつある。

魔法「いい加減休まない? もうmpろくに残ってないわよ?」

一戦だけ、あと一戦だけ。

遊び「偉い人は言いました。まだやれるはもうだめだ!」キリッ



火炎ムカデx2、地獄の鋏x2が現れフルボッコにされた。

魔法「魔法使えないと倒せないわよ! キメラの翼使うわよ!」

十七日目
アリアハンに帰ってきた。
ついでに小さなメダルを持ってった。なんかガーターベルトとか貰った。

魔法「別にいいわよ。それ、結構凄い装備なのよ」

遊び(生着替え! 生着替え! ここは大人しくうっかりを期待!!)

……。

魔法「サミング!」ガッ

遊び「目があああぁぁぁ! 目があああああ!!」ゴロゴロ

十八日目
ルーラでアッサラームに帰り、宿を取る。

十九日目
一路は砂漠へ。
地獄の鋏x4が現れるも魔法でぼっこぼこ。

遊び「今度はこっちがボコボコにしてやらぁ!」

お前は働けよ。

魔法「全くだわ」

遊び「いつも頑張って遊んでいるよぉ!」

……ステータス考慮も含めて性格変えようか。

魔法「あたしも案を考えておくわ」

夕暮れ時にイシスに着いた。
何だかんだで鋏のベギラマ無効や、猫のマホトーンは厄介だ。

魔法「あまり砂漠では戦いたくないわね。ただでさえ二人だし」

遊び「おいおーい、三人の間違いだro☆ そりゃあー勇者様はいないけどさー」

遊び人のおふざけをスルーしつつ、イシスの城下町を探索。
途中でモンスター賭場を見つけたが、相変わらず掛け金は10gでやる気無し。


イシス城地下で星降る腕輪なるものを発見。
素早さが二倍になるお宝だ。……お宝無防備過ぎでは?

イシスの王女と謁見。
年の割りに凄い美人だ。

遊び「むっひょー! 余裕でストライクゥ! どストライクぅぅ!!」

遊び「うぇっへっへっ、こいつぁー夜に謁見しなくちゃぁならねぇぜ!」

魔法「うるさいわよ、それになに犯罪宣言しているのよ!」

遊び「おっと、町中で魔法を使うかぁ? 使えないよなぁ! 魔法使いじゃオイラを止められないぜー!」

遊び ちから 12
魔法 ちから 13

魔法「……」ガッガッゴッ

遊び「ごべ、ごべんな、ごべんなひゃ、ずびば、もうじま」ガッガッガッ

二十日 宿屋
ただでさえ遊ぶし、打たれ弱いという事で遊び人の性格を変えようと思う。

魔法「はいこれ」

もうアイテムまで準備してあったのか。

魔法「というよりも今ある手持ちから考えただけよ」


遊び(苦労人)「いやぁほら、オイラって遊びながら戦わなくちゃじゃん、辛いっすよねーオイラ」

魔法「どうしようウザさ百倍なんだけど」

あれは苦労人とは呼ばないだろ……いざとなったら燃しちゃって。

魔法「分かったわ」

少しレベル上げ、という事で周辺で戦闘。
途中毒の沼地に囲まれた場所に祠を見つける。

遊び「どうやって暮らしているんだここで」

じいさんが魔法の鍵なるものがピラミッドにあるという。
砂漠の魔物は面倒なのでピラミッドで戦う事にした。


ラリホーで俺と魔法使いが眠らされた。

はっ!

魔法「わぁっ!」

魔法「あ、あれ……? ピラミッド? 全滅したと思ったのに」

遊び「頼みますよー、カエル一匹だけだったから何とかなったもののー」

意外と真面目に働いたなこいつ。

魔法「これも性格のなせる事なのかしら?」

(そういえば魔法使いのセクシーシーンが一切無いなぁ)

魔法「なに?」

何でも。

お、宝箱だ。

遊び「ピラミッドの宝箱、きっと凄い高価なんだろうなぁ!」

魔法「大して期待しちゃいないわよ。どーせ100gとかでしょ」

宝箱は人食い箱だった!

人食「突撃今日の晩御飯」

グッチャグチャギチィボギ
ゴリュボリュガジ

二十一日目
再度やってきたピラミッド。
笑い袋なる魔物は金貨を溜め込んでいて美味しい。

魔法「いい金策ね」

笑い袋は マヌーサを唱えた!   ▽
盗賊達は幻に包まれた!   ▽

遊び「まあ数発当てれば倒せるけどねっ!」

笑い袋は ホイミを唱えた!   ▽
笑い袋は スクルトを唱えた!   ▽
笑い袋は スクルトを唱えた!  ▽

泥仕合の始まりだ。

かける事17ターン。
遂に魔法使いの毒針が笑い袋の急所を突いて決着がついた。

遊び「急所……毒じゃないんだ」

魔法「あたしに言われてもねぇ」

その後、mpが心許無くなるまで戦い、歩いてイシスに戻り宿を取った。


二十二日目
再度ピラミッドへ。今度は攻略へ。
と言っても、人食い箱は危険な為、下層の宝箱には手をつけずに進む。

イシス城で聞いたヒントから上の階層にある扉を開け放ち、魔法の鍵を手に入れた。

直後に遊び人がマミーの痛恨の一撃で沈んだ。

魔法「相変わらず運が悪い男ねー」フゥー

こらこら棺おけに腰をかけない。

仕方が無いので最上階の探索を諦めルーラでイシスに戻った。

二十四日
遊び人を蘇生させ宿を取り、再度ピラミッドへ。
魔法の鍵があった上の階は宝箱だらけだった。

遊び「文字通り宝の山だね!」

開けようとしたらミイラ男x4が襲い掛かってきた。

魔法「マミーならいざ知れず、今更ミイラ男なんて良い経験値稼ぎね」

ミイラ男bの 痛恨の一撃!   ▽
魔法使いは 倒れた!   ▽

最上階からキメラの翼で撤収した。

二十五日目
アリアハンに飛んで宝物庫荒らし。
魔法使いを蘇生させ、ルーラでイシスに飛んで宿を取る。


二十七日目
最上階の宝箱も開け、イシスから撤退する事に。
歩いて砂漠を抜ける。

魔法「地獄の鋏はまだ苦労するわね」

遊び「そう簡単に劇的成長なんてしないもんねー」

夜にはアッサラームに着き、ホビットの洞窟に入った。
が、道が塞がれているし、ホビットも協力的じゃない。

仕方が無いので井戸の命の木の実を回収しつつ、外に出てロマリアを目指す。
まだあそこは魔法の鍵で行ける所を調べていない。

晩飯はあばれザルのステーキ。


二十八日目
朝ロマリアに着き探索。

盗賊の鼻を使い、頑張って小さなメダルを探す。
だいぶ溜まったからルーラでアリアハンに。

二十九日目
刃ブーメランをゲット。

遊び「でもこれチェーンクロスより弱いよー……」

がっかりだ。

魔法「あたしの棘の鞭より少し威力がある程度ね。とりあえずあたしが使うわ」

期待の割りにしょんぼりだった。
用事も済ませたしルーラでロマリアへ。

三十日目
ロマリア南西より地下洞窟を通りポルトガへ。
王様からホビットに当てた手紙を貰い、再度洞窟へ向かうべくアッサラームにルーラ。


三十一日目
きっと洞窟の先は魔物も強かろうとへとへとになるまで遊び人に口笛を吹かせる。

遊び「人使い荒すぎるよ……」

魔法「それはあたしも思うわ」

死ぬような事はない為、二人の言葉を無視する。
宿を取り洞窟へ。

三十二日目
洞窟を超え、夕方にはバハラタに着いた。

魔物強い。アントベアの攻撃力がやばい。
dqm1では最序盤のアタッカーだけはある。あ、やりたくなってきた。

遊び「分かる。初めて果てしなき旅を聞いた時のワクワク感と序盤のドキドキ感」

魔法「……それは置いておくにしても、あたしは数発攻撃されると死ぬんだけど」

遊び「あ、ここの町オイラ達が装備できるものあるねー」

バハラタ周辺で戦いつつ金を貯めて魔法の盾を購入。

魔法「やっとお鍋の蓋を卒業できるわ……」

魔法使いの守備力超強化。というか魔法使いの最強盾だ。

その後も宿を取りつつレベル上げに励む。

三十六日目
アリアハンにセーブしに行ったり、宿を取ったりした。

遊び「何時接触不良でgbaの電源が切れるか分からないもんね!」

dsでも出して欲しいもんだ。勿論ドットで。

色々端折ったがバハラタの近くに人攫いの悪人の根城があるらしい。
この町の胡椒屋のじいさんの孫だが娘が攫われ、その恋人も助けに行ったが帰ってこず。

魔法「孫だが娘って……凄いやる気が無いわね」

正直どっちでもいいさ。どうせ助けるんだし。

遊び「勇者業を肩代わりしているのに、志は低いよね」

なんだかんだで稼げているからやっているだけだしな。

人攫いの洞窟にて。
人食い箱の痛恨の一撃が遊び人降りかかる。

魔法「また戻るの……? もう戻るの……?」

こいつの運のステータスは飾りか。

魔法「時たま、hp1で耐えてたりはするけどね」

うーん……。使えるんだが使えないんだが。

遊び人抜きで宝箱回収に勤しむ。
途中、また人食い箱や殺人鬼x3に全滅させられそうになるも何とか切り抜ける。

魔法「普段、いかにあいつが働いていないかが分かるわね」

三十七日目。
万全を期して洞窟最奥へ。カンダタ子分がいた。
またお前らか。

魔法「でもカンダタが留守で良かったわね」

二人を先に返し、牢屋に落ちている種を拾って出ようとするとカンダタが帰ってきてた。

カンダタ「またてめぇらかぁ!」

またお前らだ。

カンダタ「ここであったが百年目! 今度こそギッタギッタのメッタメッタにしてやるぜぇ!」

魔法「前回のようにはいかないわよ! スクルト!」

とっとと倒して胡椒を貰わないとな。

遊び人は俺と共に子分を集中攻撃だ!

魔法「遊び人?」

遊び:麻痺「」ピクピク

1ターン目で?!

なんだかんだでカンダタを倒した。マジ役立たずだこいつ。

魔法「全くね」

遊び「いやぁ頑張って麻痺を解こうとはしたんだけどさぁ」

魔法使いは ルーンスタッフを装備した。   ▽

遊び「あ、それ痛いつ、ごめ、ごめんなさ」ガッガッ

無事胡椒を貰い、ポルトガにルーラ。
船を貰い、いよいよ船旅だ。というタイミングで遊び人が大王イカに食われた。

三十九日目
バハラタからダーマ神殿に向かいつつ鍛える事に。
と言っても海の魔物の方が経験値が高い為、近海で戦う事に。

魔法「ベギラマが効かない相手が多くて苦労するわ」

遊び「魔法が効かないと魔法使いなんてゴミみたいなも、ごめんなさい、杖を振りかぶらないで」

しびれくらげが仲間を呼ぶ事を知る。

一度宿屋に泊まり、準備を整えてしびれくらげを大量に倒しに行く。

四十日目
意外と面倒だったがしびれくらげだけで経験値2,500は稼いだ。

遊び「もっと仲間を呼んでくれればいいのにね」

魔法「そうすればあたしのブーメランと盗賊のチェーンクロスで薙ぎ倒すものを」

遊び「オイラは? オイラは?」

魔法「一人で寝てればいいじゃない」

しびれくらげ退治も疲れたので神殿へ。
武器屋も防具屋もいなかった。ショック。

ダーマ神殿周辺を探索という事で、東へと向かっていく。
どこら辺だここ、と進んでいくとスライムつむりの群れが現れた。

遊び「即効でスクルト三連発だよぉ!」

魔法「任せない! ベギラマ!」

スライムつむりには 効いていない   ▽

魔法「メラミ!」

スライムつむりには 効いていない   ▽

魔法「イオ!」

スライムつむりには 効いていない   ▽


俺達は逃げ出した。

四十一日目
夜が明け、朝日が周囲を照らす頃、ムオルという町に着いた。
なんかアリアハンのポカパマズって人がここに来たらしい。

魔法「聞いた事無いわね」

遊び「中々いないよね、そんな変な名前」

なにやら立派な兜がおいてあったが、俺達には装備も出来そうにないから無視していく事にした。

裁きの杖なる杖があった。なんか効果がありそうだから遊び人に持たせた。

魔封じに裁きにと、遊び人の所持品に杖が充実していく。

その後歩いてダーマへ。
道中スカイドラゴンに出会った。やばい強そう。

激しい炎に吹かれタジタジになる。全体に30超えのダメージとは如何に。

逃げ出す事三回目で成功。
もう一撃燃されていたら全滅確定だった。

魔法「……お金も預けたいしアリアハンでいいかしら?」

ルーラでその地域から逃げ出した。

四十二日目
アリアハンにて金を預けると再びダーマへルーラ。

最近気付いたのだが、魔法使いのマホトラが俺達に対して使えるらしい。

遊び人が無駄人員から、mpタンクになった。っていうかなんでお前魔法使いよりmp多いんだ。


四十三日目
今度は北へと探索開始。

なにやら塔がある。お宝の臭いだ。

結構敵が強い。
というより、怪しい影が時折強くて困る。

魔法「でもここなら結構鍛えられそうね」

遊び「お金もそれなりに溜まるね」

買い換えられる装備がかなり限定的だがな。

よし、じゃんじゃん口笛を吹け。

遊び「オイラの土壇場だぜぇい!」ピュー

スカイドラゴンの群れが現れた!

魔法「」

遊び「」

oh...

逃げる事三回、スカイドラゴンx3から逃げ出した。
炎を一回しか吹かれていないこの奇跡。

遊び「ただの噛み付きも結構痛いけどね」ドクドク

魔法「強敵ね……というかあたし達、本当に魔王なんて倒せるのかしら」

とりあえず魔法使いがフバーハ覚えるまでは、大多数のスカイドラゴンとの戦闘は避けよう。

遊び「つまりまだ続けるの……?」

当然だ。

運よく毒針が決まったりで今回の引きこもりでメタルスライムx2を討伐。

魔法「この中で必要経験値が一番多いあたしにとっては嬉しいわ」

遊び「盗賊はガンガンレベル上がるよね」

そしてステータスが安定しているという。

魔法「あなただけが頼りよ、盗賊」

俺もお前だけが頼りだ、魔法使い。

遊び「オイラは? オイラは?」

勝手に麻痺でも眠りでも幻に包まれるでもしてろよ。

魔法「毒と魔封じ以外、自分でなるって凄いわよね」

四十五日目
ダーマで宿を取り、アリアハンにルーラ。

船を使い行った事の無い島や大陸に向かう事にした。

まずは西だ。

魔法「海の魔物がだいぶ楽になったわね」

遊び「大王イカ痛いよ!」

なんかあいつ、最近hp以外伸びなくなったな。

魔法「全くね。力だってあたしより2低い」

差が広がった!

夕暮れに大陸に到着。ランシールという町があった。

鋼の鞭なるものが売っている。チェーンクロスともおさばらだ。

遊び「お金足りないよ?」

アリアハンに戻って金取ってくるか。

アリアハンに夜に着いた。24時間営業の銀行屋の優しさときたら。

今晩は大王イカの活造り。

四十六日目
ランシールで鞭ゲット。パワーナックルものも売っているが高い。

魔法「盗賊は素手装備もできたのね」

そういえばピラミッドになんかお宝が隠されていると聴いたな。
一階の宝箱は全部開けていないし行ってみるか。

折角船があるんだし、川を遡って行こうぜ。

遊び「盗賊、そういうの無駄に好きだね」


一階宝箱(人食い箱)
遊び人、逝ったあぁ!

仕方なくイシスへ戻る。道中棺桶に腰掛つつ、火炎ムカゲの塩焼きを食べる。

丁度夜だし、少しお城に行ってみるか。

魔法「なんで?」

女王様の部屋で何か別の話が聞けないかなって。丁度馬鹿は棺おけだし。

魔法「なるほどね」


なにか勘違いした女王様から祈りの指輪をもらった。ありがたい。

あと城の中に猫の意識に潜入している魔王の使いがいた。
しょぼすぎるだろう、それは。

四十七日目
一階の宝箱を取り終え地下へ。

魔法「な、なんでこんなにガイコツが多いのよ……」

遊び「出口あるのになんでだろうね」

昔はあの出口、封じられていたのだろうか? それとも肉食獣の檻だったとか。
そんな事を言いながら探していると更なる地下へと続く階段を発見。

お宝、黄金の爪をゲットだぜい。

なんか呪いがどうたら言われた。

魔法「どれくらいの威力なの? その爪」

えーとだな。何これ装備できん。まさかの武道家専用装備とな。

遊び「えー何しにここまで来たのさ」

仕方が無い。戻るか。
二歩踏み出し戦闘。
薙ぎ払う。
二歩踏み出し戦闘。
薙ぎ払う。
二歩踏み出し戦闘。

これが呪いか。

魔法「流石に全滅の危険性はないけどもね」

出口が遠い……。

遊び「もう疲れたよぉ! 戦闘嫌だよぉ!」

珍しく働く遊び人。いや普通は戦闘中ふざけないものなんだが。

魔法「あ、ミイラ男から金のメダル」

いらねぇ。あ、レミラーマ解禁キタ。


そんなこんなで出口に。

塵も積もれば何とやら。
入る前の所持金は二千gなのに、出る頃には八千gに。

四十八日目
ランシールにルーラし、再び船旅開始。

適当に黒い土地を踏破していく。
誰かにエジンベア行けとか言われたが、一体何処に?

夜になり、テドンという町に着いた。

魔法「なんかやたらとボロボロな町ね」

遊び「疲れたよぉ。休もうよぉ」

外の敵も意外と強いし、少し休憩するかと宿を取る。


翌朝完全に廃墟になっていた。何これ怖い。

四十九日目
どうやらテドンというのは魔物に滅ぼされた町らしい。
あれは幽霊だったのか。

闇のランプなるものを手に入れてテドンを後にする。


夜になって小島に建つお城に着いた。
どうやらここがエジンベアらしいが門番のディフェンスがうざい。

魔法「田舎者だからって入国拒否ってどうなのかしら?」

遊び「城下町も無いしね」

そういえばここ、dq3で唯一町の無いお城なんじゃないだろうか。魔王城除いて。

消え去り草を使い門番を華麗にスルー。
gbaの所為で夜のお城で消え去り草使うと輪郭が見えなくなる。


城を探索していたらなんか王様がいない。というか玉座に大臣が座っていた。

遊び「これをネタにお金でも貰えないかなー」

魔法「毒針の準備できたわよ」

ツッコミたいがセーブできなくて割りと真面目に困ってる。

渇きの壷なるものを見つけて意気揚々としていたら寝ている王様を見つけた。

なんか俺達が死んだ夢を見ているらしく死んでしまうと云々と言っている。

魔法「あれ? あたし達、まだこの王様に会った事が無いような」

遊び「え? 予知夢? オイラ達これから全滅するの?」

いや、これから先全滅しない確率の方が絶望的だろうけども。

魔法「でもぶっちゃけもうこの国に立ち寄る理由無いわよね」

遊び「盗賊の鼻、レミラーマ済みだしね」

東に向けて出発。
晩御飯はマリンスライムの壷焼き。


五十日目
夕方に海岸近くの祠を見つける。
どうやらオルテガにお供した事のあるホビットのようだ。

祠にいる猫に南にある四方の山の真ん中に行けと言われた。
運動がてら行って来るとするか。

夜になって現地に着く。おおよその真ん中の中りをつけて調べる事しばらく。
世界樹の葉をゲットした。なにこれ。

魔法「本で読んだ事があるわ! これ、死者を蘇生できるのよ!」

なるほど、じゃあ遊び人以外が持っておかないとな。

魔法「むしろ盗賊が持っていて頂戴。で、使われるのはあたし、と」

遊び「え、なにその二重の意味のイジメ」

森の中で豪傑熊の鍋をつついた。

五十一日目
なんか歌が流れてきて船が押し戻される岬があった。
止む無く周辺を探索。祠を見つけた。

魔法「でもここ、開けられない鍵の扉ばかりね」

遊び「ぶっちゃけ宿だけだよねー」

どうしようもないので、そこからムオル方面へと向かう。
晩御飯はしびれクラゲの踊り食い。

五十二日目
ムオルまであと少し、という所で大王イカx3

魔法「案の定、遊び人が袋叩きにされたわね」

仕方が無いので世界樹の葉を使うと共に、再度回収しに行く。

遊び「ごめんよー……もうちょっと頑張るよー」

お前はもっと頑張れ。

魔法(……これ、教会に連れて行った方が早かったんじゃないかしら)

五十四日目
色々無駄足しつつ夜明けにムオル到着。
物資を補給し、北東の泉というものを目指す。

魔法「着く頃には夜かしら……」

遊び「夜の泉とか魔物が這い出てきそうだね」

そんなこんなで泉に到着……なんか普通にただの泉だな。

魔法「暗いからって落ちないでよねー」

遊び:サインボード『次で落ちて』サッサッ

遊び人を殴ろうとしたら滑って転んで鞭が泉に落ちた。馬鹿な。
しかもグラフィックが斧だった。馬鹿な。

なんか精霊がキタ。

遊び「泉の精霊オラレラさんマジ精霊ペロペロ」

魔法「にしても拾ってきてくれるなんて優しい精霊ね」

精霊「貴方が落としたのはこの檜の棒ですか?」

なんか斧の形をした檜の棒が出てきた。馬鹿な。

魔法「強そうな檜の棒ね」

遊び「でもただの木製斧だよね。あれ? 斧?」

違うと答えたら魔神の斧を持って来た。なんでここに沈んでいるんだ。
というかそんな物をわざわざ直接持っている意味も無いし、俺のじゃありません。

精霊「なんと……私は貴方が嘘をつくかと思っていました」

その嘘得しないんだけど。

魔法「斧なんて誰も装備できないしね」

遊び「全くだね」

そんなこんなでようやく鞭が帰ってきた。良かった良かった。

ちょっと試しにまた落としてみた。
わざと落としたのではと聞かれたので正直に違うと答えた。

魔法(正直……)

遊び(流石は盗人……)

見つからないとか言われた。あれ? 天罰?

魔法「でも、足元がどうのとか言っていたわよね」

遊び「よーしここ掘れわんわん」ザクザク

遊び「なんか出てきた!」ズルッ

魔法「50gと……鞭?!」

どうやら精霊の泉の手品師はオラレルだった。

魔法「盗賊がバグりつつあるわね……」

遊び「ゲシュタルト崩壊の兆しだね」

五十五日目
アカイライ手羽先香草焼きを食べつつ進路は新大陸、泉より南へ。

そういえば最近、魔法使い達がこの夜通しの進行に不満を言わなくなった。
二人もだいぶ鍛えられてきているという事か。

魔法「見て! 朝日に照らされて!」

遊び「おお、聳える塔! これはもう行くっきゃないね!」

やたらと毒素たっぷりのゾンビが多いのが嫌らしい。

魔法「ムオルで状態異常系の薬を買っておいて良かったわね」

よし! 今こそ忘れかけていた裁きの杖の出番だ!

遊び「いよっしゃあ!」

もうお前はただの非力な者ではない! バギ使いの遊び人だ!

遊び「いくぜ! これがオイラのバキルーラだ!」

魔法「バキルーラ:一度訪れた町や城を範馬刃牙がボコボコにしていく」

遊び人は 裁きの杖を使う事はできない!   ▽

あれー?

魔法「そういえばそれ賢者と僧侶しか使えないのよね」

遊び「買う前に言おうよ!」

仕方が無いので役立たず遊び人を引き連れて塔を攻略。
魔法使いがイオラを覚えた。火力か格段に上がる。素晴らしい。どっかの肉壁とは大違いだ。

魔法「もっと頼りにしていいのよ」

遊び「ねえねえオイラの扱い最近酷いんだけど」

なんだよ何ちゃって苦労人。

魔法「むしろあたし達の方が苦労人だわ」

遊び「オイラだって頑張っているだろー!」

低確率でまともに動いているだけだろ。

魔法「肉弾戦しかできないくせにあたしより力が低いとか」

五十七日目
塔からでは南の大陸にも北の大陸から東側にも移れないのでルーラでランシールに。
更に宿を取った。でもこれポルトガでも良かった気がする。

東から大陸に近づき、川を上流へと進んでいくとスーという村に着いた。

魔法「既に夜だし宿もまともな武器防具屋もないわね」

必死になってレミラーマをかけること、なんと雷の杖を見つけ出した。
遊び人でも使えるようだ。

遊び「今度こそ大魔道士遊び人の力を見せてやるぜぇ!」

寝そう。

魔法「麻痺してそう」

なんか壷を西の海で使えとか言われた。

魔法「渇きの壷の事よね……」

遊び「いやいや火薬の壷かもしれませんよぉ」

転んでどーん。

魔法「アイテムどーん」

保存の壷もどーん。

遊び「ふぇぇアイテム持ちきれないよぉ」


大陸を北からぐるりと回って西へ向かう。晩御飯はガニラスの蟹味噌。
なんか浅瀬があったから使ったら小島になった。すげぇ。

五十八日目
朝日が大海原を燦々と照らす中、浅瀬だった洞窟を探索。

なんか最後の鍵を見つけた。遂に来たぜこの時が。
城をルーラで転々としていきは扉を根こそぎ開けてアイテム回収だ。


六十日目
ロマリアで風神の盾とアサシンダガーゲッツ。

遊び「盗賊が活き活きとしているよぉ……」

魔法「本能ね……」

六十一日目
ルーラでバハラタへ。
人攫いの洞窟にいる空飛ぶ猫が強い服を落とすらしい。
いい加減遊び人の防御力対策も講じたい、という事で盗みに来た。

途中、メタルスライム的な怪しい陰を美味しく頂きつつも、遂にぬいぐるみを盗み出した。

魔法「遂に宝箱を落とさなかったわね」

遊び「でもこれ、オシャレスーツより弱いよー?」

……。え?

盗賊 eぬいぐるみ

え?

六十三日目
海岸沿いにあった祠の多くが開かない扉だったはずだ、と向かっている最中。
ひたすら海路を進み、高確率で辺境へと出る旅の扉と言うはずれ具合。
夜明け頃にもう一つの祠に着く。

遊び「また旅の扉……」

魔法「そろそろ新天地に出ないかしら」

多分そろそろ当たりがくるだろ。というかもうここぐらいしか祠を覚えていないし。


出た先は陸路海路からも行けなかったスーのある大陸の南側だった。
豪傑熊x3に遊び人が食われかけた。

サマンオサに到着した。なんか大きい墓場のある城下町を抜けて城の方へ。
行ったら入場拒否された。

そういえば今までアポ無しだったな。

魔法「むしろよく今まで謁見できたわね」

遊び「オイラが言うのもあれだけど杜撰だね」

勝手口があるな……え? ご用きき……ええはいそうですそれで来ました。あ、通っていいんですか……。

遊び「杜撰だね」

王様に会ったら怪しい奴めって投獄された。何がいけなかったのか。
仮にも正式な勇者(不在)ptなのに。

魔法「突如ぬいぐるみ来た男が現れたそうすると思うわ」

遊び「盗賊……それ着ていると気にならないみたいだけど、周りからは凄い浮くからね」

なんてこった。早くまともな装備が欲しいな。

魔法「そろそろ出ましょうよ」

そうだな。牢屋って言っても最後の鍵でいくらでも開くしな。

なんかこの国の兵士達は王様が偽者とか魔物に魂売ったとかそう疑っているらしいな。

魔法「サマンオサ王なんてよく知らないから何とも分からないわねぇ」

遊び「きっと一時間に一回トイレに行くんだよ!」

魔法「なにその偽者」

不味いな。15日過ぎてるぞ。

遊び「まだ雪は降ってこないね」

体も透けていないな。

魔法「え? 何の話? ねえ!」

吟遊詩人曰くロマリア北東でサイモンが死んでるらしい。
扉あけたんだから嘆いてないで出ればいいのに。

魔法「こっちに通路があるわよー」

遊び「次々に牢獄の鍵を開けるって結構やばいよね」

けど誰も逃げないからな。こっちの部屋にも誰か居るな。

魔法「え……この人本物の王様?!」

遊び「現王様はやっぱり真なる魔王か」デッデッデデデンデデデンデデダダダ

魔法「……もうツッコミいれないわよ」デッデッデデデンデデデンデデダダダ

変化の杖を奪われたが為か。そんな物騒な物壊してしまえばいいものを。デレレレーーデーレーーデーレー

魔法「ていうか曲が変わっているんだけど!?」デレレレーーデーレーーデーレー

遊び「やばい、シイルの町を守んなきゃ!」デレレレーーデーレーーデレレレー

王様のいる部屋の隣から外へ。魔法使いのmpも心許ないから宿がない。
なんだここは。宿がない城下町だと。

魔法「どの道、周辺の野良魔物に苦戦するんだしここは後回しよね」

遊び「ロマリア北東のサイモンのところ行ってみようよ。お宝あるかもよ」


六十五日目
ロマリアで宿をとっていざ海へ、と進んだら速攻で陸路にぶつかった。
どうやら例の通れない岬の先らしい。

仕方がないので行っていないところへ、という事でサマンオサのある大陸の海に面した所へ。
ただただ何も見つからず日が暮れる。
晩御飯はマーマンのフカヒレスープ。

六十六日目
夕方頃に建物が見えてくる。どうやら海賊達の根城らしい。
今は海賊もいないようなので探索開始。

魔法「見つかったらあれな展開になるんだわ。エロ同人みたく」

遊び「大丈夫、このptに女騎士はいないよ!」

なんかやたらとすごろく券が出てくるなここ。

魔法「壷から二枚……」

遊び「お宝らしいお宝ないよね」

いやなんかここに階段……うお、レッドオーブとか凄そうなのキタ。

魔法「だいたいこんなもんかしら?」

遊び「これからどうするのさ? 海賊待つの?」

別に海賊に喧嘩を売ったわけじゃないし、戦闘にはならないだろ。

遊び(不法侵入と物資強奪は問われないのかなぁ……)

外で戦闘をしつつ帰ってくる夜を待つ事に。
コングが以外と強い。命の木の実が盗めた。美味い。

夜になって海賊の根城に訪問。思いの外暖かく出迎えられる。

「お前達が魔王を倒そうとしてる奴らか。噂は聞いているぜ」
「歓迎するぞ。ゆっくりしていってくれ」

魔法「い、意外ね」

遊び「なんか女海賊にもまた来いって言われていたよね」

何故だが女海賊にえらく気に入られてしまった。

六十七日目
海賊達から聞いたルザミという島を目指す。

よく見ると地図にも載っていたんだな。

魔法「小さすぎるわね」

遊び「でもあの人達これを自力で見つけたんだから驚、うぉあ! 大王イカ!」

大王イカx3で魔法使いが沈んだ。

くそ、遊びほうけていたお前が死ねばいいのに。

六十八日目
ルザミ到着後すぐに探索しキメラの翼でアリアハンへ。
小さなメダルを持って行ったら、後二枚で忍びの服がもらえるそうだ。

そういえばムオルとかランシールまだ行ってなかったな。

魔法「そこら辺回れば集まりそうね」

遊び「それじゃあ行き先はランシールムオルって事でレッツラゴー」

夕方にランシールに着き奥地に向かうと、なんか知らんがソロで洞窟行って来いって話になった。馬鹿な。

魔法「ファイト」

遊び「頑張れー」

え、マジで?

洞窟の途中で宝箱が四つあった。
人食い箱だったら詰むな、と思いつつも一応回復してから開けてみたらミミックです本当にありがとうございました。

魔法「よく生きて帰ってこれたわね」

ザキ連発ミスってくれなければダメだったな。
まあmpは半分くらい吸われたが。

遊び「で、何があったの?」

ブルーオーブがあった。あと小さなメダル。

魔法「大事な事ね」

七十日目
ルーラでアリアハンに戻って宿をとり、翌朝メダルを渡して忍びの服を手に入れた。
予想外の探索になってしまったがよしとしよう。

遊び「一人だけレベルが上がりやがって……」

一人で戦っていたからな。

魔法「二十半ばになってレベル差が開くってそうそうないわよね」

いやまあ、二人に比べたら必要経験値は少ないしな。

ムオルを目指して海路を行く。途中魔法使いのレベルが上がってマホカンタを覚えた。

マホカンタよりフバーハの方が嬉しいんだけどな。

魔法「え?」

え?

魔法「この間の冗談で言っているのかと思ったけども……フバーハは僧侶の魔法よ」

遊び「へーそうなんだー」

魔法「因みにシャナクは魔法使いね」

この先、火炎吹雪軽減は装備のみ……。

ムオルで小さなメダルを見つけた後は海でまったり。

正直な話、サマンオサの野良魔物に手こずる現状をどうにかしたいわけだが。

遊び「レベル上げしかないねっ」

レベル上げてもネックになるのがお前だよ。

魔法「種や木の実でドーピング」

あー……俺の出番か。

魔法「気のせいか全く盗んでいない気がするけどもね、あなた」

だって二人で戦っている時が多いからな。

遊び「おいおーい、オイラ達三人の仲間だろー!」

七十一日目
そんなこんなでふらふらしていたらすごろく場を見つけた。

魔法「強力な装備が手に入るいいわね」

遊び「頑張れ盗賊!」

ですよねー。


ですよねー。チャラッチャラッチャーン

挑む事7回。やっとゴールしてドラゴンテイルと素早さの種を手に入れた。

遊び「凄い怒涛の賽振りだったね」

魔法「敵が出現、4マス戻って山で敵が出現、バリアに突っ込む、落とし穴」

遊び「敵、敵、バリア、敵、落とし穴は笑ったね。ああ、あと4マス戻って敵、4が出て敵、4が出て敵」

ぶち切れそうになった。

魔法「じゃあそろそろ出ようかしら?」

いや万屋に行きたいからもうちょっと粘る。

遊び「タフだねぇ……」

リザルト
お調子者になる、六千g拾う、万屋で疾風リングと炎のブーメランを買う。
力が1、運の良さが4上がる。かしこさ7、素早さ4下がる。

お調子者……。

魔法「さっきもそうだけど『?』マス踏みすぎよ……」

遊び「ペアルックなの、ウフ」

盗賊は 力自慢になった!   ▽

遊び「そんなに?!」

最近、遊び人の成長率が非常に悪いので豪傑の指輪を装備させた。

遊び「でもオイラ、杖使った方が絶対強いと思うんだ」

ヘビメタリングあたりは体力と素早さの上がりがいいし、こっちにするか。

魔法「本当に役に立たないわね……」

せめて刃の鎧が着られたら奥義が使えるのに……。

遊び「何それ?」

刃が向き出しになっている鎧。攻撃されると相手にも少しダメージを与えられる。

魔法「奥義ってなに?」

エトリア式裸カウンターから学んだ奥義、擬似裸カウンター。

遊び「なにそれ怖い」

七十三日目
ルーラでアリアハンに戻り、薬草を補充すると行き忘れていた島国を目指す。

魔法「異文化ねぇ……」

遊び「ジパングって変な格好の人ばかりだぁね」

何やら生贄がどうのという話を聞く。
これはやばいフラグだ。オルテガ仕事しろ。

魔法「隣にこれ見よがしに洞窟もあるしね」

遊び「なんかあの洞窟から熱気を感じるんだけども」

なんかやばい洞窟だった。

なによりやばいのは奥に居る魔物がやばい。

遊び「なんかキングギドラがいるよー!!」

魔法「準備を万全に喫しても勝てなさそうね」

どう見ても火を吹きそうだし、これはダメかも分からんね。

一先ずアリアハンに戻って体勢を立て直すか……。なんだよあれ、倒せるのかよ。

七十六日目
魔法使い、援護を頼む!

魔法「スクルトとバイキルト、どっちが先がいい?」

スクルト! 流石にこれはお前ら死ぬだろ!

遊び「ひぎゃあ! 噛み付かれたよぉ!」

勝手に薬草使って攻撃してろ!

遊び「扱い酷いよぉ!」

こいつあまり火を吹かないな。

魔法「二人にバイキルトまでかけたわ!」

あとはヒャダルコ連発、これならいける!

遊び:麻痺

お前ほんとマジで死ねよ。

なんとか緑色の飛べないキングギドラを倒す。
も、いきなり旅の扉が現れて逃げられた。

遊び「追いかけるのー?」

一応な。

魔法「これですぐ再戦だったら不味いわよ。mpあと半分」

逃げられそうなら全快してから臨もうか。

なんかジパングの村に出た。ついでにヒミコってのが負傷していた。

遊び「キングギドラの正体見たりってなー」

魔法「どうするのあれ? 放っておいたら回復するんじゃないの?」

まずはこっちの回復だ、が。宿をとるのもあれだし。


魔法使いは マホトラを唱えた。遊び人から mp7を奪った!   ▽
魔法使いは マホトラを唱えた。遊び人から mp9を奪った!   ▽
魔法使いは マホトラを唱えた。遊び人から mp5を奪った!   ▽
魔法使いは マホトラを唱えた。遊び人から mp10を奪った!   ▽



よし!

遊び「わーmp空っぽだー」

魔法「使わないんだからいいじゃない」

遊び「待てよ! オイラの体内にあるmpが魔法使いに奪われる……これはつまりオイラが内側から魔法使いを犯」

魔法「今度から盗賊でいいかしら」

盗賊「そうだな。新しい町とかない限り、俺もそうは使わないし」

魔法「じゃあこれ、もう要らないわね」

盗賊「ああ、要らないな」

遊び「ごめんなさい、ごめんなさい」

時は来たり、いざ再戦!

遊び人、お前はキングギドラから強奪した草薙の剣を使え!

遊び「よっしゃーここがオイラの土壇場よぉ!」

遊び人は 草薙の剣を使えない!   ▽

遊び「えっ」

死ね。

魔法「死ね」

八岐大蛇は 燃え盛る炎を吐き出した!   ▽

ぐお! 今回は炎を吹きまくりじゃないか!

魔法「三ターン目にして炎四連発……これはしんどいわね」

遊び:麻痺

死ね。というか薬草と世界樹の葉しかないから死ね。

魔法「というかこの怒涛の勢いは勝てないんじゃ……」

七十七日目
全滅した為、世界樹の葉を回収しに行く。

魔法「炎吹きすぎよねぇあれ」

七十八日目
世界葉回収成功。道中遊び人が三回麻痺した。
そろそろキレそう。

遊び「ちょ、アサシンダガーと毒針の先が当たってるんですけど」

当ててんだよ。

魔法「当ててるのよ」

八十日目
ダーマへルーラし宿をとる。
目指すはガルナの塔、メタルスライム狩り。


全員レベルが2ずつ上がった。
魔法使いもヒャダインを覚えたことだし、火力が上がったって事でいざジパングへ。

遊び「今度はオイラ達のリベンジだぁね」

魔法「……勝てるのかしらねぇ」

八十二日目
宿を取りルーラでジパングへ。

よし、今回はあまり火を吹かないぞ!

魔法「おまけに馬鹿が麻痺していない!」

遊び「オイラもやる時はやるって事よぉ!」

魔法「mp半分を切ったわ!」

何とかごり押しで押し込むぞ!


遊び:麻痺「」

お前最近なんなの麻痺し過ぎじゃね。

なんだかんだで倒しパープルオーブを手に入れた。
次はえーとサマンオサ? そもそも野良魔物に手こずっているのに、真なる魔王倒すとかないわ。

遊び「助けてウリユたん……」

遊び人お兄さんはもっとフィクションと現実の違いをよく理解しなきゃ大人になれ

魔法「なんであなた達はサマンオサになると変な事を口走るの?」

兎にも角にも、なんか南にあるっていう洞窟にいかないとだな。

遊び「全滅フラグがビンビンだぜ」

八十三日目
で、サマンオサに来たわけだ。

遊び「コングとかが安定して倒せるようになったね!」

魔法「盗賊とあたしのヒャダインのお陰でね」

これなら洞窟踏破も楽そうだな。

シャーマンaは マホトラをとなえた!   ▽
シャーマンbは マホトラをとなえた!   ▽
シャーマンcは マホトラをとなえた!   ▽
シャーマンdは マホトラをとなえた!   ▽


そうでもなかった。

魔法「とりあえずガメゴンが出たらその都度、二人のmpを吸い上げるわ」

仕方が無いな。

遊び「マホカンタがオイラ達にも効けば無尽蔵mpになるのにね」

魔法「それができたら、二人のmpを早めに根こそぎ奪う必要もないわよ」

魔法「だいたい逆にmp吸収したようなメッセージ出しておきながら、一切吸収していないなんて詐欺もいいところだわ」

え? そうなの?

魔法「あたしのmpに注目していれば分かるわよ」

遊び「弾くのは攻撃魔法だけなんだね」

ミミックをメラミ、ザキ一発のみしか許さないという戦術を引きつつ進む事第二階層。

魔法「そろそろmpが心許無いわ」

棺桶「」

そこにある穴から落ちれば、水辺に囲まれた場所に降りれそうだな。とっとと行って帰ろう。

魔法「これ棺桶が降ってくるのよねぇ……」


降ってくる棺桶を避けつつ、華麗にラーの鏡をゲット。

八十六日目
ダーマにルーラし、宿をとって再度サマンオサへ。

遊び「王様って一人で寝るんだってさー」

魔法「護衛も無しにねぇ……おばあさんが言う通り無用心ね」

闇のランプを使って夜にし、いざシイルの町へ!


サマンオサ城内
踊り子が誰もみていないのに踊っている怖い。

魔法「むしろこっちが魔物なんじゃないかしら?」

ボストロール「生かして帰すわけにはいかねぇ!!」

ラーの鏡を当てたらデブになった。

遊び「馬鹿な……竜人じゃないだなんて……」

魔法「とにかく行くわよ! 見るからにインファイターだしスクルトしまくるわよ」

ボストロールは ルカナンを唱えた!   ▽

魔封じの杖!

遊び「袋の中!」

魔法「終わった……」

盗賊hp22 遊び† 魔法mp100
全員 薬草0

よく勝てたものだな……。

魔法「そう思うわ……」

とりあえず王様に会っておこうか。


王様に命の恩人って言われたな。

魔法「言われたわね」

命の恩人……奪われた杖取り返すついでのように貰ってしまった以外お礼って……。

魔法「深く考えちゃいけないようね」

試しに変化の杖を使ってみるか。

魔法「玩具じゃないんだからね」

分かってる分かってる、そら!
おお、踊り子になった!

魔法「あらあたしまで……って遊び人の棺桶まで!?」

マジだ……あ、効果が切れる。

魔法「棺桶だった踊り子が効果が切れる瞬間に透明になった気持ち悪い」

八十七日目
ルーラでアリアハンに戻ってきて貯金を全て下ろす。
ついでに遊び人を蘇生してもらう。

八十八日目
ノアニールにやってきた。
目指すはエルフの里……なんだがhpが22のままで、犬っころに遭遇した時は焦った。

魔法「それでもやられないと思うけどもね」

遊び「でも心臓に悪いよね」

エルフの里
思ったとおり、エルフの里の道具屋が色々売ってくれた。
天使のローブに祈りの指輪大量、更には黄金のティアラだ。魔法使いの装備換装が捗るな。

魔法「え? ガーターベルト外さないとダメ?」

え? 頭装備だろ?

遊び「それ装飾品だってよ」

えー……? ティアラだろ……?

魔法「まあ……どうしてもというなら」ヌギ

遊び「ぶほっ」

ガーターベルトを装備して96レス目にして初めてのセクシーシーンだ。

エルフ「姿を変えても私達には分かります」
エルフ「ひーっ人間だわ! さらわれてしまうわ!」

何と言う棒読み。

魔法「酷いものね」

遊び「けっ! 奇形の人型なんてだぁれが相手するかよぉ!」

エルフたんペロペロ。

魔法「家に連れて帰って妹にしたいわ」

遊び「……え?」

お前は人の皮を被った化け物だな。

魔法「全く、その顔の白いのほんとはノーメイクなんじゃないの?」

遊び「……え?」

八十九日目
アリアハンに帰って、残りの金を銀行へ。

魔法「で、これからどうするの?」

遊び「なんか氷の大地に変化の杖欲しがっている爺さんいなかったっけ?」

魔法「……え? いた? その話した?」

遊び「多分してないねー」

試しに行ったら船乗りの骨と取り替えてくれ言われた。
なんて物騒な。

遊び「でもそれ海賊達が幽霊船どーのって言ってたやつだよね」

魔法「……イオラで船が沈むかしら」

撃沈限定?

九十日目
骨を海に浮かべるとくるくると回りだした。
南に82東に106の 方向を さししめした!

細けえ!

魔法「どこら辺かしら?」

遊び「ランシールあたりじゃない?」

九十一日目
ランシールへルーラして、再度骨を海に浮かべると、そこから南東らしい。
一路ポルトガへ向かい宿をとった。

九十二日目
船に乗ってちょっと進むと船が見えてくる。

いやあれ、陸に接舷しているんだが。

遊び「時はxxxx年、人間と魔物との戦いは佳境を向かえ、遂に新戦力! 幽霊船の不死者達が!!」

魔法「しかも白昼堂々、上陸しようとする幽霊船っていうのもねぇ……」

遊び「いや……船、不死者? 死の神獣……ファントム、ワイト殺技軍団!」バッ

とにかくこちらも近づいて乗り込みとするか。

遊び「あ、またスルーされた」

幽霊船でガーターベルト手には入った。

なんか呪われてそう。

遊び「愛の思い出なるリア充アイテムが手には入った。捨てますか?」

魔法「確かオリビア岬がどうのって話だったかしら?」

えーとどこら辺だっけ。北東から川を上るんだっけ。

遊び「あれ……ツッコミは?」


九十四日目
なんか酷い茶番を見た気がする。

遊び「やっぱり捨てとくべきだったんだよ」

祠の牢獄なるところに到着。
ガイアの剣なる物を手に入れた。

さて、いよいよネクロゴンドの洞窟か。

遊び「凄いオートネタバレだ」

魔法「何処からが近いのかしら」

イシスあたりっぽいし、ルーラお願い。序でに宿もとろうか。


九十六日目
予想に反して全くもって遠い位置に船。

開発の悪意を感じずにはいられない。

九十七日目
仕方が無いのでバハラタへルーラ。
そこから大陸南の川から鮭の如く上る上る。

夜にはでかい山に到着し、おもむろにガイアの剣を投げ入れた。

遊び「ちょ、心の準備が!」ゴゴゴゴ

魔法「しかもなにこの揺れ……あたし達危険な位置にいるんじゃあ……」ゴゴゴゴゴゴ

大噴火が起こった。
俺、幼少の頃に夜に桜島が噴火するのを見た事あるんだ……綺麗だったなぁ。

魔法「なに感慨に耽っているの?!」

九十八日目
トロルがくそ強い件。やばい、hageる。

遊び「それ違うゲーム!」

魔法「ひぎぃ!」グシャァ

トロルbの 痛恨の一撃!   ▽
魔法使いに 大ダメージ!   ▽

遊び「あーー!! 魔法使い!!」

魔法「う……ぐ」フルフル

すげえ……耐えやがった。

何とかトロルを振り切り洞窟へ。
ベギラマ連発のライオンヘッド、焼け付く息の地獄の使いが厄介だ。

魔法「対魔法耐性とか低いものね」

おまけに回復は薬草。

遊び「見て見て! 稲妻の剣見つけたぜぃ!」

遊び人は 稲妻の剣を使えない!   ▽

ですよねー。
遊び「ですよねー」

ホロゴースト「ロンダルキアの思い出を、ちょっと貴方にお裾分け」

ホロゴーストのザラキが決まって遊び人魔法使い死亡。

水路と橋の階層手前につきもう引き返す事も叶わず。


だが俺は盗賊、その本領を見せてやる!!

  [>しのびあし  ピッピッピッ
     [>にげる   ピッピッピッピッ

何とか乗り切った……。
洞窟の先に祠でシルバーオーブをもらって、キメラの翼でアリアハンへと逃げ出す。

九十九日目
さて遂に九十九日目だ。

遊び「果てしなく続く9の羅列であり、真の胎界主はそれに加えられる"1"であると」

この世に存在を確立させるには99年て時間が必要らしい。

遊び「あっあっあっ稀男くん。伝言を聞いてくれたかな?」

魔法「それよりこれからどうするのよ?」

いい加減オーブを集めようか。

遊び「え、また投げっぱなし……?」

盗賊
魔法使い
商人 おっちょこちょい ←new!

遊び 酒場 ←new!!


商人「よ、宜しくお願いします!」

魔法(……売られる為の商人)

さーてlv上げついでにオーブも集めるか。これ装備して。(ガーターベルト:幽霊船産)


夜明け前にテドンでグリーンオーブをゲットした。

百日目
スーの東の空き地に爺さんがいた。
そこで商人を身売りさせて町ができるのを待つ。

一旦、外に出て空き地に戻ってくるも、商人が棒読みでがんばるよ、と死んだ目で呟いた。

魔法「空き地のままね……」

とりあえずぶらぶらしてくるか。

百一日目
ルーラでアリアハンに戻り、遊び人を回収する。

仕方が無いのでレイムアイランドへオーブを捧げに行く事にした。


百二日目
夕方に空き地へ到着。

魔法「商人……相変わらず死んだ目で頑張るって」

遊び「なにあれ恐い」

百四日目
ノアニールへルーラし、宿をとる。


百五日目
昼過ぎに空き地に到着。小屋が出来てた。

遊び「ちっさ!」

魔法「売り物も少ないわね」

むしろ売り物がある事が奇跡だと思うが。

空き地を出て再度入ってみると。

遊び「町になった!!」

魔法「……何が起こったのこれ」

「そらそらどいたどいた。ここに劇場を作っているんだから部外者は離れて!」

町を出て再度入ってみると。

遊び「劇場が出来てる!!」

魔法「時空が捻じ曲がっているわ!」

劇場に寄ったら高額請求された。

遊び「商人の知り合いだって分かってもらえなかったらどうなっていた事やら」

魔法「遊び人は知り合いじゃないでしょ。面識無いし」

遊び「え? あ」

とりあえず調子に乗っている商人に会ってみるか。


商人「え? あれ?! 値段設定間違えた!」

遊び「これがmmoの露店で0が少なかったら阿鼻叫喚だね」

魔法「ていうか、急いで直しても大クレームじゃない?」

ところで劇場以外にもよくない噂を聞いたんだけど大丈夫か?

商人「あー今はもう作業は下請けに任せているから分からないですね」

魔法「へー……え?」

商人「後で下請けの取締役に確認しておきますね」

遊び「これってまずいんじゃないかなぁ」

うーん……。


その夜革命が起こり、商人は投獄された。

これはフォローできない。

百七日目
商人から黄オーブを預かり、ランシールへルーラしてレイムアイランドへ。
着く頃には日が暮れていた。

魔法「これで最後のオーブね」

遊び「卵のドット絵1マスって凄いよね」

村だって1マスだろ。

そんなこんなで不死鳥ラーミア爆誕。
ちょ、狭い祠内を飛び回るな。

百八日目
翌朝イシスへルーラし、ラーミアに乗って飛んでいく。

魔法「何処に向かっているの?」

北の方に岩山に囲まれているっぽい場所があった。

遊び「地図には町かなんかあるって記されていたね」

とりあえず試しに行ってみようじゃないか。


竜の女王の城に辿り着いた。

魔王に対抗する力、光の玉という物を貰った。
魔王戦直前だし助かるな

遊び「でも女王様死んじゃったね……」

魔法「こればかりは仕方が無いわね」

そろそろ……魔王城に攻め込むとするか?

遊び「……」

魔法「……」

大魔法でぶっ殺されるよなぁ……。

百九日目 ガルナの塔
やっぱり不安だからレベル上げ。
だいぶ鍛えられて魔法使いがマヒャドを覚えた。

遊び「それにしてもモンスターってメタルスライムには強いね」

魔法「メタルスライムメダパニ狩り美味しいわね」

混乱スカイドラゴンの炎でメタルスライム狩りうめぇ。
一度で経験値8500とか。ボスかよ。

百十日目
全員レベル4上げてダーマに戻る。

不本意だがレベルアップしても成長しない遊び人に種で強化を図る。

素早さの種11個で33、命の木の実10個で50上げた。

遊び「これでおいらもつよくなったじぇい!」

魔法「運の良さとmhp以外あたしに負けているわよ」

遊び「ごめんね盗賊、大変だったでしょ」

はっ! この程度、ノースティリスのリロード技術をなめるなぁ!

魔法「gbaでよくやるわね」

百十二日目
ラーミアでイシスでセーブして宿をとる。
いざ魔王城へ向けて飛び立った。

動く石造x3で遊び集中砲火。
沈んだ後に魔法使いもやられた。温存とか無理すぎる。

遊び†「」

魔法「世界樹の葉も即効で使ってしまったわね」

忍び足で探索する事に。

百十四日目
探索も終わり、ルーラでアリアハンに行って宿に泊まる。
なんだこれ、本当に魔王倒せるのか?

魔法「むしろどう戦うの?」

対魔王作戦
俺、攻撃
遊び人、武器を持たず杖を使う。

遊び†「その分薬草が持てるね!」

魔法使い、スクルトと攻撃魔法

魔法「……本気で勝てると思っているの?」

無理だと思う。

百十五日目
ラーミアに乗って。世界樹へ葉回収へ。
遊び人を蘇生していざ魔王城へ。

百十六日目
バラモスが襲い掛かってきた!

フォーメーション⊿だ!

遊び「盗賊一人が前にでるだけだね!」

魔法「はー……負けイベント」

一発で眠りの杖が成功した。

遊び人(の眠り杖)が役立った!

遊び「えっへん!」

魔法「これでふざけて始めたらどうなるか分かっているんでしょうね」

遊び「魔封じの杖も効いたよ!」

スクルトしまくって、対策出来ない火炎が恐ろしいだけとなった。

これはイケる。

魔法「盗賊! バイキルト!」

うおおお!

盗賊の 攻撃! バラモスに 60のダメージ!   ▽

あ、駄目だこれ。

遊び「与ダメージヤバイ」

魔法「ならばあたしが! ベギラゴン!」

バラモスには 効かない!   ▽

魔法「マヒャド!」

バラモスには 効かない!   ▽

魔法「メラミ!」

バラモスには 効かない!   ▽

魔法効かなさ過ぎる。詰んだ。やべぇ。

魔法「ならば! ドラゴラム!!」ボゥン

遊び「その調子で暗黒魔法90のフュージョン覚えて! 丁度三人! ギッガアァァス!!」

バラモスの 攻撃!   ▽
魔法使いに 106のダメージ!   ▽

星降る腕輪無し、スクルト無しの魔法使い並の軟らかさだ……見誤った。

やばいやばい! 遊び人! 眠りの杖でバラモスを縛り続けろ!

遊び「あいあいsぶぇぇぇっくしょん!!」

全員は驚いた!   ▽

バカ! なにやってんだ!

遊び「ごめんごめん、次こそ……」バタン

遊び「ぐう……ぐう……」

え、ちょ、マジで?

魔法使い死亡。即座に世界樹の葉を与える。
遊び人目覚める。

魔法「あんた真面目にやってよ!」

遊び「そぉれお手玉だぁ……あいた!」

受け損なった石が 遊び人に当たった!   ▽

頼む! マジで眠りの杖使って!

遊び「よっしゃあ手玉だぁ……あいた!」

受け損なった石が 遊び人に当たった!   ▽

死ね。本気で死ね。

バラモス「ふははは! 面白い仲間だな!!」ガァァ

遊び「何をぉ! くらえ! 眠りのつ」ガッ

遊び人は 転んでしまい、ひざを少し擦り剥いた!   ▽

遊び人「次こそは!」

遊び人は 眠りの杖を使った! しかしバラモスには 効かない!   ▽
バラモスは 燃え盛る炎を吐き出した!   ▽

ぐおおおおお!

遊び人は 祈り始めた。   ▽

遊び(杖が効きますように)

魔法「もう駄目よ! 当たって砕けろ! ドラゴラム!」

ちょ、待!

遊び人は にっこり微笑んでいる。   ▽

マジで死ね。

バラモスは 燃え盛る炎を吐き出した!   ▽


全滅した。
遊び人、死ね。

ちょっとゾーマに挑んでくる

百十七日目
リベンジだ。これで駄目なら、少しレベルを上げよう。
魔法使いは攻撃をマヒャドに絞ってくれ。

魔法「炎を吐くしベギラゴンは利かなさそうだものね」

比較的順調に進んだ。流石に全滅した後、五回私刑に処した所為か遊び人が真面目に動く。

バラモス「貴様ら先ほどとはまるで動きが違ぐぅ……ぐぅ……」

眠りの杖の効きも悪くない。

が、魔法使いのmp切れ。

魔法「あ、終わった」

遊び「ここでオイラの出番だじぇい! 眠りの杖!」

バラモスは 眠りについた!   ▽

俺ではダメージが50~60しか与えられない!

全てはお前にかかっている!!

魔法「ええ……今しかない!」クワッ


魔法「  マ  ホ  ト  ラ  !  !  」

遊び人から mpを奪った!   ▽

mpを回復しながら放つマヒャドで何とか撃破。

これ運が良かったから勝てただけだよな。

魔法「……ええ、全くね」

アリアハンに飛ばされた。
町に入ると皆が出迎えてくれた。

遊び「こいつらどうして魔王倒したの知ってるんだろう……」

魔法「恐いわね……」

ちょっと寄って行ってもいいか?

魔法「王様より先に?」

今なら勇者を蘇生できるかもしれない。

遊び「おお、そういえばそうだね……って死体腐っていない? 旅立ちからだけでも四ヶ月経ってるよ」

魔法「そこは鳥山明先生的に冷凍装置のホイポイカプセルでどうにか、ね」

冷凍装置付き棺おけか……。

世界樹をすり潰して与えると、勇者が目を覚ました。

勇者「……えっと、あの、貴方達は?」

完全浦島状態だな。

魔法「仕方が無いでしょ……あたし達は」

盗賊達は 勇者に今までの事を話した。   ▽


勇者「……」ズゥゥン

遊び「そりゃあ落ち込むよね。勇者なのに死んでる間に魔王倒されているんじゃ」

むしろ倒したから蘇生できたわけだがな。

勇者を連れて王様に会った。ら、なんかゾーマとかいう魔王が現れた。

遊び「兵士が次々に稲妻で……」

魔法「ライディン……ゾーマは元勇者なのね」

勇者「え……?」

なんか言い去ったけどよく聞いていなかった。

魔法「なんでよ」

デビサバ2見てた。いおっぱい。いおっぱいgundam可愛い。

とりあえずバラモスがボスじゃないらしい。

魔物もまだいるっぽいし、少し勇者を鍛えてから冒険の戻る事にする。

ちょっと戦う事になるけどいいかな?

勇者「あ、は、はい! 宜しくお願いします!!」デレレレレレレレ デレレレレレレ デレレレレレ レレレレ デーレー

魔法「やったぁ勇者ちゃんと旅が出来るのね!」ギュッ

お姉さん定番の可愛い子好きだな。

遊び「ま、オイラ達が先輩だからなぁ! 魔王バラモスを倒した先輩だからなぁ!」フンス

勇者「え、は、はい! 宜しくお願いします! 遊び人さん!」

遊び「良い……これ良い」'`ァ'`ァ

魔法「こいつ除名したいんだけど」

スライムと戦う時に燃して良いよ。俺も鞭でしばくから。

勇者「え?!」

遊び「あ、ごめんなさい。もうしません」

百十八日目
木の実集め込みでジパングへ。
デッドペッカーの素早さの種に豪傑熊の力の種。

よーしガンガン狩るぞー!

魔法「勇者ちゃんは防御していて」

遊び「この大先輩がちゃちゃっとモンスターをたおs」

早く口笛吹けよ。

魔法「何時からまともな火力なのよ。あたしより力低いのに」

勇者「ま、魔法使いさんより低いんですか……」

遊び「oh...」

勇者は レベルが上がった!   ▽

……予想だにしない延びの悪さだな。

遊び「残念勇者……」

魔法「勇者ちゃんは大器晩成型なのよ! そういう目で見る奴はベギラゴンよ」

勇者「いえ、その……ごめんなさい。あたし……ほんと何時もだめだめで」タハハ

ガーターベルトつけてるのになぁ。あ、このペースなら13,4くらいで遊び人より力越すな!

勇者「本当ですか!」

遊び「ちょ、いくらなんでもその嘘は……マジだ!」

豪傑熊の金メダル出た。むしろ力の種は……?

遊び「デッドペッカー出ないねぇ」

魔法「ここも飽きたし別に移らない?」

勇者「飽き、ええ?!」

デッドペッカーは……テドン地方だったかな。

勇者「皆さん凄いですね……」

まあ時々全滅するけどな。

勇者「あ、ははは……でも、凄く楽しそうですし、あたしも楽しいです!」

そっか。そいつは良かったな。

勇者「はい!」

魔法「何時の間にフラグ」

遊び「何と言うお兄ちゃん盗賊」


百十九日目
ラーミアで飛ぶ事、夜明け頃。テドンに到着。
口笛吹く事10回近く。全く出てこない。

魔法「どうするの?」

んー……サマンオサでコング狩りかなぁ。命の木の実で。

遊び「あれ? 勇者ちゃんの盾って鱗の盾なんだね」

勇者「あ、はい。袋の中にあったのを勝手に装備……あ、まずかったですか?」

いや、むしろ弱い盾を装備させててすまないな。サマンオサでドラゴンシールド買わないとな。

魔法「丁度良いわね。ルーラ」


百二十日目
サマンオサでコング狩り。
命の木の実集まらず。

百二十二日目
アリアハンに戻り宿をとる。

魔法「リザルト」

勇者「レベルが12になりました」

力の種+2、命の木の実+2

遊び「これからどうするの?」

まず遊び人を除名します。

遊び「えっ」

ガルナの塔に登って勇者の修行続行。

魔法「なるほどね。でも何時まで続けるつもり?」

lv20くらいあれば変な所行かない限りやっていけるだろ。

百二十五日目
メタルスライム、メダパニ狩りごっつぁんです。

魔法「ありがとうスカイドラゴン、君の犠牲は忘れないわ」

ガルーダと痺れアゲハだけだと、何となく堂々巡りしているようだ。

魔法「ああ……メタルスライム。ここにメタルスライムとスカイドラゴンの一匹でもいれば……」

勇者lv20「あはは、あれ凄かったですね。あたしにもできたりするんでしょうか?」

魔法「勇者ちゃんはメダパニが使えないからねぇ……」

毒蛾の粉っていうアイテムで代用はできるが……どっか売っていたっけ?

魔法「さあ?」

さて、俺達はそろそろ旅に戻るよ。それだけ強ければ食うに困らないだろうしな。

勇者「大魔王ゾーマですね……」

魔法「ま、なんだかんだでバラモス倒せたし次も倒せるでしょう」

遊び「いやー……流石にそれはどうかなー」

勇者「あ、あの! あたしも」

魔王を倒すのに。

魔法「?」

魔王を倒すのに勇者の存在が不可欠、という事は無かった。それが俺達の証明だ。

もう、オルテガの娘というだけでその双肩に背負うべき物は何も無いんだ。

勇者「……」

まあなんだ。袋の中身はお互い共有しているらしいし、時たま開けてみてくれ。

遊び「旅先のお土産いっぱいだぁね」

魔法「既にいっぱいよね。どうなってんのよこれ。四次元ポケットの魔法じゃないんだから」

腐った食べ物を入れるとあら不思議。

遊び「ワァーオ! グラは腐ってるのに腐ってない!」

勇者「……」

魔法「貴方達、茶化しすぎよ」

(ネタ振ったくせに)

遊び「お前がネタを振ったzyぬわーーー!」

勇者「あの……皆さん、本当にありがとうございます」

勇者「それとゾーマの事も。本当はあたしがやらなくちゃいけないのに……」

君はもうただの女の子に戻っていいんだよ。

遊び「でもレベル20って普通の女の子じゃなぬわーーーー!」ボゥ

あ、それと銀行のお金、君の方で使っちゃって良いから。

勇者「そ、そんな、悪いですよ!」

魔法「でももう、あたし達は最強装備だしね」

炭「必要な物って行ったら薬草くらいだもんね」ブスブス

勇者「何から何までありがとうございます……」

良いって事よ。じゃあ、達者でな。


銀行
勇者「うええぇぇ?! 三万gもぉ?!」


*「>>205 勇者の様子も見ますか?」
   [>はい  (皆のアイドルdq3勇者ちゃん大活躍)
    いいえ (この旅に勇者なんていなかったんや)

はい

百二十六日目
あと怪しい所と言えばバラモス城近くの大穴くらいだ。

遊び「これが某ポケットサイズのモンスターの伝説みたく各地を飛び回っていたら?」

魔法「追えない。というか大惨事じゃないそれ」

壁が壊れ、って穴が凄い広がっているぞ!

魔法「何か昨日、地震と共に穴が広がったそうよ」

遊び「……ゾーマ?」

飛び降りるか。

遊び「普通に考えたら頭おかしい発言」

魔法「数階の塔から飛び降りているものね」



落ちた先は小島で、そこに暮らす男性から話を聞く。

どうやらここは闇の世界、アレフガルドだと言うらしい……。

てっきりゾーマの根城かと思ったら、完全に新世界に来たようだ。

百二十六日目 アレフガルド突入一日目

なんかエフェクトと効果音付きでカッ、と表示されたらアレフガルド編って感じで格好良いのに。

魔法「まあ……普通の初見の人はアレフガルドってだけで凄いテンション上がるけどもね」

遊び「テンション上がりすぎて涙出るほどだったなぁ」


何かずっと夜らしい。時間感覚分からん。

魔法「とりあえず適当に進むしかないのかしら?」

遊び「おお、スライム! ここ、この世界の序盤位置?」

サラマンダーが 現れた!   ▽

遊び「あるぇー?」

えぇ……?

魔法「流石にこれはどうツッコミを入れればいいのかしら」

ラダトーム城に到着。すごろく券多すぎだろ。
地面とタンスだけで三枚出てきたぞ、おい。

遊び「それよりオルテガがいるっぽいね」

魔法「何とか勇者ちゃんの事を伝えたいわね」

というか生きているなら、一度くらい家に帰れば良いのに。

ルーラ使えなくてもキメラの翼があるだろ……と思ったが記憶喪失しているって話か。

遊び「みたいだね」

魔法「というか、キメラって上の世界じゃ見かけなかったけど、一体なんなの?」

北に洞窟があるらしいって事で突撃。

なんでも魔王の爪跡である深遠の穴が観光資源だとか。

遊び「汝が久しく深淵を見入るとき深淵もまた汝を見入るのである」

わああああああああ見誤ったぁぁ一回の猶予も無かったぁぁぁ。

遊び「無理ぃぃ絶対無理ぃぃ」

魔法「この洞窟、魔法が使えないわよ」

胸で十字架を切っておくか。スッスッ

トロルキングとか出た。勝てる訳無い。

魔法「魔法解禁でも勝てないわね」

遊び「やべぇ出ようよ!」

ここは俺の忍び足、呪文じゃないのに弾かれた!

魔法「凄いわね……どうやって封じているのかしら」

遊び「ひぎゃあああ青い八岐大蛇が出たぁぁぁ」

サタンパピー以外即逃走だな。

魔法「生きている事が不思議ね」

最下層
へえ、これがそうか。

遊び「お宝いっぱいだぁ!」

魔法「中身開けてもいない宝箱で喜ぶなんて……」

傭兵パンティ・ミエタなんだろ。

遊び「うおわぁ! ミミックぅ!」

誰だよここにミミック置いたの。可哀想だろ。

魔法「全くね」

奥の方から光の盾を見つけたから即袋に突っ込んだ。

外に出てマドハンド戦。

大魔神を呼びやがった。強そうだ。

遊び「ねえこれ……やばいフラg」ゴシャア

大魔神の 攻撃!   ▽
遊び人に 71のダメージ!   ▽

あ、これはヤバイ。

遊び「今?!」ドクドク

何とか切り抜け人里離れた祠のような家へ。

どうやら息子であるガライが放蕩息子らしい。

遊び「というかこの人達どうやって暮らしているの」

魔法「貴方より強いのは確かね」

ベッド二つしかないからなー。そりゃあ放蕩息子にもなるだろ。

遊び「た、タンスからモヒカンの毛が出てきた……」

魔法「せ、世紀末救世主……」

ヒャッハー! そりゃあ放蕩息子にもなるだろ。

ラダトームに帰ろうとしたら迷子になった。

遊び「うわーん、地図ないのかなぁ」

魔法「敵は強いし不味いわねぇ……」

んーここは違うな。北行ってみるか。

遊び「さっきの洞窟だぁね」

じゃあ城は南南東くらいか。

なんとかラダトーム城に帰還。

多分二日くらい外にいたかな?


百二十八日目 三日目

城の屋外で地図貰えた。くそ。

遊び「ちゃんと探索しないからだぁ! 無駄骨に対する謝罪を要求する!」

魔法「こればっかりは擁護できないわね」

くそー……何で王の間の扉に気づかなかったんだ。

百三十日目 五日目
城の人達がマイラマイラ言うからそこを目指す事とする。

のんびり船旅二日、に思えたがクラーゴンの屈強さ。

魔法「痛恨の一撃で遊び人が沈んだわ……」

眠りの杖要因としては使えないわけじゃないし、世界樹の葉を使うか……くそ。

そんなこんなでマイラに到着。

なんかジパングから来た人とかいるらしい。凄いな。

井戸の底にすごろく場があった。すげえ。こんな地下に。

遊び「ペロッ。これは帝愛グループの味っ!」

魔法「不吉な事言わないの」

よーし一丁やるか。


最寄のタンスから小さなメダル。次に落とし穴。

同じ落とし穴。

同じ落とし穴。

同じ落とし穴。

四回連続7マス目の落とし穴に引っ掛かるってなんだよ。

ワープで強制的に左ルートへ。体力+3。

ゴール。光ドレス入手。

魔法「良くやったわ盗賊!」フンス

遊び「ここぞとばかりの喜びよう」

いや、実際超強化だしな。よっしゃ右ルート攻めて来る。


ゴール手前落とし穴。

体力-3。ぐぬぬ。

宝箱がミミックだった。 すごろく場に? 誰が置いた止めろ。

遊び「……あれって、ここと魔王軍との癒ty」

魔法「言わない方がいいわよ。あたしも巻き込まれたくないし……」

ゴール近辺の落とし穴。

地獄の騎士x3とか勝てる訳がない。強制バトルマスはレベル相応の敵だから困る。

ゴール近辺の落とし穴。

ワープで左ルートに突っ込まれたから中止。

サイコロ切れで終了。

ワープで左ルートに突っ込まれたから中止。

7マス目落とし穴。

?マスで抜け目ないになる。

ワープで左ルートに突っ込まれたから中止。ワープうぜぇ。

ゴール。グリンガム鞭ゲットだぜ。



超パワーアップした気分だ。いや超パワーアップしているんだけどさ。

魔法「すごろく場3のドラゴンテイル以来の換装ね」

一度ラダトーム城へルーラで戻ってセーブ。

百三十二日目 七日目
マイラへルーラ。そこから海を渡って西の塔へ。

塔を上って上って最上階。ルビスの像を見つけたら妖精の笛を吹いて復活させた。

遊び「超ダイジェスト」

聖なる守り貰った。

魔法「何か効果あるのかしら?」

握ってみるか。

「頑張って盗賊。私はいつでもあなたを見守っていますよ」

なんかフラグ立った。

遊び「ちょっとオイラにも……」

なんか穢れそうだから駄目。

更に探索する事、光の鎧を見つけたから袋に突っ込む。

魔法「勇者ちゃん気づいてくれると良いわね」

遊び「次に会う時着てたりして。やばい、今すぐ会いたいなぁ」

まあ、運の良さ以外のステータスがお前より上になっているんだろうけどもな。


ルーラでラダトーム城に戻りセーブした。

(盗賊達が)アレフガルド突入 勇者 一日目
盗賊さん達と別れて、何をしようかと悩む。

ふと、修行中に聞いたムオルという町の事を思い出す。

ポカパマズという戦士が滞在していたらしいが、それがオルテガじゃないだろうかという話だ。

旅に出る支度を済ませ、何か装備があればとお金を下ろして地図を広げる。

地図には表示されていないけども、聞いた限りの位置だとジパングという国が近いようだ。

初めての一人旅だ、と意気込みルーラを唱えようとしたら、袋ががさごそと音を立てる。

輝かしい勇者の盾が出てきた。なにこれ凄い。

二日目
不死鳥ラーミアの背に乗りムオルの町へ。

やはり父のオルテガだったらしく、町に置いていった兜を譲り受ける事になった。

思いがけず父の形見が手に入り、何とも言えない気持ちになる。


店を見ていると毒蛾の粉を見つけた。……これだ!

これを使ってメタルスライムを倒して強くなれる!

強くなれば……胸を張って盗賊さん達に追いかけられる! おじさん、これ袋いっぱいに下さい!

「はいよ。お、少し袋の中にあるね……はい、しめて3万とんで70goldだ」

え?

物資を集め、いざガルナの塔へ。

早速スカイドラゴンと大量のメタルスライムが出てくる。

も、中々スカイドラゴンが混乱しない。魔法使いさんは一発で混乱にさせていたのに……難しいなぁ。

結局スカイドラゴンだけ倒して二戦目。痺れアゲハがたくさん現れる。

稲妻の剣を振りかざすも、二体には効かずに反撃とばかりに神経毒たっぷりの舌で舐め上げられる。

あ、体が痺r


三日目
気がつくとダーマ神殿にいた。

なんてこった。麻痺したら一発で敗北だなんて。

今日は順調にレベルが上がっていく。

ベホイミを覚えたし、最近はステータスの伸びもいい。

これならきっと盗賊さん達の役に立てるはず!

お金が五千goldまだ溜まったから、アリアハンに戻って預けてくる。

ついでに宿に泊まってmpを回復させた。


六日目

レベルが上がる前にまた麻痺して負けた。麻痺耐性装備ってないのかな……。

七日
また袋が蠢いていたから漁ってみると、輝く光の鎧が出てきた。凄い。

というか盗賊さん達は何をしているのだろう……なんでこんなものが見つかるのだろう。

対メタルスライムに刃の鎧着ているしなぁ、と思ったものの、他のモンスターとの戦闘で着れば良いのか。


光の鎧着て歩くだけで体力が回復した。凄い!

半永久機関きた!

これもう補給する必要ない? と思ったら麻痺して負けた。三千goldが溶けた。

今日はここまで
女勇者好きが多くて助かる


女勇者はfc版、女勇者はfc版っ

百三十四日目 九日目
ラダトームより南南西? ドムドーラに着いた。多分一日は越えたな。

遊び「途中の洞窟ガン無視だったね」

だってお前、どうせまたキングトロルとか出て来るんだぞ。

魔法「どうせあたし達に装備できるものなんてそう多くないんだしね」


ドムドーラを探索していたらでオリハルコンを見つけた。

遊び「銃の威力は豆鉄砲だがオリハルコン弾は魔法則を帯びている」

この距離でも心臓を打ち抜く頼もしさだぜぃ。オウよ!

魔法「極限まで薄くしましょうか」

オリハルコンてなミスリル銀を精製して鋳られ、ってこの手のネタに返すの珍しいな。

百三十五日目 十日目
ルーラでマイラに。なんか色々と物直すジパングの人にオリハルコン売りつけた。

遊び「良い値で売れたな!」

しばらくして戻ってみると……なんとそこには!

遊び「燦々と輝き飾られる王者の剣の姿が!!」

魔法「あたし達に支払われた金額に上乗せされているわね」

商売上手だな。

王者の剣を購入し、袋に突っ込む。

百三十七日目 十二日目
ルーラでラダトーム城に戻り、回復とセーブ。
更にルーラでドムドーラへ。


百三十九日目 十四日目
進み進んでメルキド到着。


百四十日目 十五日目
メルキドにルーラして船を連れてくる。
いい位置に船がついて来る。いざ出発。

八日目
ダーマ神殿で説教されつつ無茶をするなと諭される。

ついに次のレベルアップまで10メタルスライムになった。

先が長いなぁ……。


そろそろ帰ろうかなと最後の一戦で麻痺して負けた。また三千gold……。

九日目
痺れアゲハの金メダルが手に入った!

……嫌がらせだろうか?

六千gold越えたからアリアハンに戻る事にした。


十日目
アリアハンにルーラをし、銀行にお金を預けているとまたもや袋が蠢く。

王者の剣なるものが出てきた。

これ、王家の宝とかじゃないよね……違うよね、盗賊さん……。

十一日目
ダーマへ戻り修行を再開。

一万gold越えたから一旦アリアハンへ戻り、お金を預ける事にした。


十三日目
ダーマへ戻り修行を再開。

ギガデインを覚えた! と喜んでいたら麻痺した。

くそぅ、六千goldが溶けた。

十四日目
ずーっと戦ってばっかで少し飽きたので装備を集めに出る事にした。

ルーラで行けるリストの終わりの方を辿ってみる。


十五日目
まずはスー論外。

何でも近くに新しい町があるらしいから寄ってみる。

バーグという所だが微妙。

百四十日目 十五日目続き
メルキド南の祠に住む妖精から雨雲の杖を貰った。

しかし、十一月がどうのと言っていたが一体何の事だろうか。

魔法「さあ? 勇者ちゃんの事じゃないの?」

遊び「でもこの間の十一月で勇者死んだよねぇ」

そこから東の島に祠があって虹の雫を貰った。

外に出るとゴールドマンなるモンスターに襲われた。

遊び「なにこいつお金ざっくざkkひでぶぅ!」

魔法「そいつこの近辺だと何気に大魔神の次に攻撃力あるわよ……」

百四十二日 十七日目
リムルダールという町に到着し宿をとる。

南方の島に渡り、ゴールドマン狩りを始める。

遊び「銀行のお金上げるなんて言わなければ良いのに」

魔法「力の盾にミスリルヘルム、見鏡の盾……結構な金額ね」

迂闊だった……まさかあそこまで新装備が出てくるなんて。

口笛を吹かせ続けてある程度貯まった所でラダトームに帰還する。


百四十三日目 十八日目
ミスリルヘルムたけぇ……。

魔法「貴方の分買えないわね……」

百四十四日目 十九日目
再びリムルダールにルーラで飛んで、ゴールドマン狩りをする。

ある程度資金が残るようになるまで稼いだしそろそろ帰ろうか。

魔法「じゃあラスト一戦って事で」ピュィー

ホロゴースト「即死の恐怖をお裾分け」

魔法使いがザキで倒れた。

遊び「世界樹の葉って便利」

百四十五日目 二十日目
ルーラでドムドーラに行き、力の盾を購入。


百四十六日目 二十一日目
カザーブへルーラ。ラーミアに乗って世界樹の葉を回収しに行く。

十六日目
エジンベアには入れてもらえず。

地図を見て近くのランシールへ。買い換えるものはなさそう。

あれ? もしかしてこの盾と鎧と王者の剣って最強?

観光をしているとカルロスって人達から感謝された。

え? 魔王の呪い? 魔王倒したのあたしじゃ……。

困惑しているとお礼として誘惑の剣を貰った。

え? 家宝、え? いいの? あたし何もしてない……。

十七日目
ジパングに行ってみた。

論外。


十八日目
買い換える物も無く、お金預けにアリアハンへ。


十九日目
修行再開。

が、一階でやたら強い怪しい影x3。痛恨の一撃で150超えのダメージを二発貰って沈む。
なんだったろうあのモンスターは。

しかもセーブがアリアハンだった

二十一日目
ダーマでセーブをし直していざガルナの塔。

ものの試しに誘惑の剣を使ったらメダパニの効果があった。

なんてこった。毒蛾の粉99個は要らなかったのか……いやノブレス・オブリュージュというか。

経済効果はあったはずだ! 多分!


スカイドラゴンの燃え盛る炎でメタルスライム6匹が蒸発した。

きた! 久々の大成功だ!

二万五千を超える経験値は中々お目にかかれないなぁ。まあ、レベル上がらなかったけど。

百四十七日目 二十二日目
アリアハンへルーラ。宿に泊まる。


百四十八日目 二十三日目
勇者はいないらしい。顔ぐらい見れれば良かったが。

魔法「勇者ちゃん分が補給できない……」

遊び「なら遊び人ちゃん分を補給させてあげるだぁよ」バッ

魔法使いは ルーンスタッフを装備した!   ▽

遊び「痛! 痛い! ごめんなさい! ごめんなさい!」

そろそろゾーマ城に攻め込むかぁ……。

魔法「ま、このレベルだと全滅するでしょうけどね……」

百四十九日目 二十四日目
リムルダールへルーラし、いざゾーマ城へ。

虹の雫を使い、岬に橋をかけて突き進む。

ゾーマ城入った直後にトロルキングが現れる。


魔法「バシルーラで盗賊が飛ばされたわ」

遊び「ドラゴン三体も残っているんだけどどうするのこれ」

百五十日目 二十五日目

魔法「棺桶引きつつアリアハンへルーラ」

酒場で仲間との感動の再開! よっこらせ。

魔法「事も無げに遊び人の棺桶に腰掛けたわね」

いやなんていうかもう、あれどうしようね。あ、こいつじゃなくて敵の方。

魔法「忍び足でやり過ごす?」

それが無難なのかなぁ。


遊び人を蘇生し、アリアハン周辺実地訓練。

マホカンタは力の盾の回復を弾かないようだ。ゾーマ戦では役に立ちそう。

百五十一日目 二十六日目
リムルダールへルーラし、再度潜入開始。

部屋を守る大魔神二体戦発生。やべぇ。

魔法「あら、ラリホーが効くのね」

遊び「ここがおいらのオンステージだぜぇい!」

遊び「うおらあああああああ!!!」

遊び人は 大声をあげた!   ▽
大魔神の群れは 逃げ出した!   ▽

逃げ出した?! 大魔神が?!

魔法「何気に凄いのかしら……アレ」

城内部で両刃の剣を手に入れた。

はいはい誰も使えない。


大魔神x1アークマージx3ptでザオリク合戦になって泣いて逃げた。

遊び「あれは削りきれないね」

魔法「アークマージは魔法が効きにくいからね」

何時の間にか吹雪の剣盗んだ。使えない。

遊び「剣類の道具効果全滅だぁね」

なんと! 一人の男が 怪物と戦っている!   ▽

やべぇ! 助けたいけど、ヒドラ系相手とか助けに行けない! 行きたくない!


戦っている場所まで辿り着いた頃には魔物の姿は無く、男が一人倒れているだけだった。

魔法「これは……もう」

遊び「い、息はあるみたいだぁよ!」

だが……薬草が効かない。これでは……。



一人の男はオルテガと判明。そして遺言を残して息を引き取った。

遊び「どうするのこの遺言……」

魔法「お、重たすぎるわ……」

俺達がその志を継ぐしかないだろう。その為にここまでやってきたんだ。

奥の方で宝物庫を発見。賢者の石を見つけた。

遊び「今のはメラゾーマではない。メラだ!」

魔法「錬成している訳じゃないから威力上がらないわよ」

遊び「あ、これを飲み込めばもしや!」

よーし拳より大きいそれを遊び人の口に押し込むか。

魔法「手伝うわ」

遊び「あ、や、冗談ですよぉやだなぁじょうdあががががが」

百五十三日目 二十八日目
奥に行くと明らかに危険な雰囲気だった為、一度撤退してダーマで宿とセーブ。

先行き不安だし、残っている種でドーピングを図る事にした。

俺は力が60上がった。

魔法「あたしはmmpが18上がったわ」

不思議の種は貴重だからなぁ……。

遊び「オイラmhpが35、素早さが3上がったよー」

いけると思う?

魔法「(セーブポイントに)いけると思うわ」

二十二日目
レベルが45に上がったから、ちょっと盗賊さん達を追いかけてみる事にする。

魔王城がどうの、ギアガの大穴がどうのと言っていたから、魔王城まで行けば分かるのだろう。

なにこの大穴。落ちたら死ぬって……底見えないし。


と足が竦んでいると、穴へと吹き込む風に押されて転落した。

あ、これはダーマに戻されるなぁ……。

気づいたら地面に立っていた。

近くの人に話を聞くと、どうやらここはアレフガルドという世界らしい。

既に袋の中に入っていた地図を広げる。盗賊さん達が踏破したのだろう地域を表示している。


二カ所、何かある表示だけど到達していないっぽい場所を見つける。

一方はお城だ。位置は近いが内海に囲まれている。

近そうで遠いからゾーマ城かな。

一方は洞窟だった。盗賊さん達、気づかなかったのかな。

探索しようとしたら、地獄の騎士の焼け付く息で麻痺した。

二十三日目
再度洞窟へ。

ダースリカントという巨大な熊を一撃で倒せた。

今のあたし、凄い強いんじゃない?!

と、意気揚々としていたら、ホロゴーストのザキが決まった。


二十四日目
最深部で呪われてそうな名前の装備が手には入った。

使う必要も無いしなぁ……。

二十五日目
風の噂であるすごろく場に、小波の杖という強力な杖があるらしいと聞く。

そんな訳でカザーブにやってきた。

これ手に入ったら盗賊さん達喜んでくれるかなぁ。

それにすごろくも初めてだし! いよーしやるぞー!!


すごろく場3
体力が6上がる。
落とし穴。

力2上がる。
お金を拾う。
落とし穴。

落とし穴。

足元を調べるも中々アイテムそのものが出てこない。

満月草を拾う。それじゃないのに……。
お金。
運が2下がる。
毒消し草拾う。
ゴール。いやそうじゃなくて。

お金お金落とし穴。

落とし穴

お金。
6進む6戻れ宿。
6進む6戻れ宿。
6進む6戻れ宿。無限ループ恐い。
お金拾ってゴール。だからそうじゃなくて。

落とし穴。

毒蛾の粉拾う。もう要らないよ。
お金、さいころ切れ。

一万gold落とす。うぇー……。
落とし穴。

ブーメランを拾う、毒消し、お金。
未開封宝箱からアサシンダガー。
お金、さいころ切れ。

7千gold落とす、お金、ブーメラン。
さいころ切れ。

お金、毒消し、お金、だからね……そうじゃなくて。
ゴール、イヤイヤイヤそうじゃないって。

お金、お金、お金。
素早さ6上がる。
お金。
さいころ切れ。

お金、ブーメラン、お金。
さいころ切れ。

落とし穴。

1マス目調べたら落とし穴だった。

毒消し、毒消し、お金、ブーメラン。
ここ本当に杖あるの?
お金、お金、さいころ切れ。

毒蛾の粉。
mhp3上がる。
さいころ切れ。

お金
ゴール。

落とし穴。

お金
賢さ3下がる。
お金、毒消し。
ゴール。

お金。
力3下がる。げっ。
落とし穴。

悟りの書を拾う。レア度的に惜しいはず。うわーん!
落とし穴。

お金。
落とし穴。

賢さ3下がる。大変だ! どんどん馬鹿になる!
mhp3上がる。
お金。
さいころ切れ。


もういいや。レベル3上がったし、諦めていいよね。

二十七日目
アリアハンに戻りお金を預けてラダトームへルーラをする。

お城にmpを回復してくれる人がいるので、宿代わりにしてゾーマ城を目指す。


二十九日目
船でぐるりと回ってリムルダールという町を経て、遂にゾーマ城まで辿り着く。

出てくる敵がすごろく場の強制戦闘マスと同じだ。これならいける!

というかこれ進んだところでどうやって盗賊さん達と合流しよう……。

あたしが探索しておけば盗賊さん達に余裕が出るのかな?

百五十四日目 二十九日目
キメラの翼でリムルダールへ。

さあ、決戦の時だ!


逃げるに逃げて最深部。生贄の祭壇という所に来てゾーマが現れる。

ゾーマ「出でよ我が僕達!」

ちょ、そんな余裕無い。

遊び「こいつはやべぇーぜ!」

魔法「祈りの指輪全開でいくわよ!」

キングヒドラ戦
噛み付きいてー!

遊び「と、盗賊で80ダメージ」ガタガタ

魔法「スクルト! スクルト! 賢者の石!」


キングヒドラを 倒した!   ▽

賢者の石が無かったら勝ちようがないな……。

魔法「ま、全くね」

バラモスブロス戦
即効で魔封じの杖が決まった!

これは遊び人を褒めざるを得ない! よくやった!

遊び「え……気持ち悪い……」

魔法「褒められなれていない遊び人がドン引きしているわ……」

バラモスブロスの 攻撃!   ▽

遊び「ひぎゃああ!」グシャアア

魔法特化かと思ったらこいつ……!

魔法「腐ってもバラモスね!」

バラモスゾンビ戦
魔法「スクルト!」

バラモスゾンビの 攻撃!   ▽
魔法使いに 80のダメージ!   ▽

遊び「pt最堅を誇る魔法使いが……」

これダメかもしれねえな。

遊び「まだあわてるようなz」

遊び人に 100のダメージ!   ▽

何とかダメージが分散して生き残り、スクルトが効いてきたな。

魔法使いに 27のダメージ!   ▽

遊び「これならいけそうだぁよ!」

魔法「ゴリ押しいけそうね!」

遊び「うぃーヒック! おうこら盗賊ぅ、なにリーダー面してんだぁよぉ」

遊び人は酔っ払い 盗賊に絡んだ!   ▽

魔法「ああもうばか!」


なんだかんだで何とかバラモスゾンビを倒した。

い、いよいよゾーマだ。

魔法「なんかもう駄目な気がする」

遊び「早いよ!」

「盗賊さん! 魔法使いさん!」

え?

魔法「まさか……」

勇者「あたしも戦います! 戦わせて下さい!!」

魔法「ダメよ! 勇者ちゃんには……」

いや、一人でここまで来たんだ。

勇者「! はい!!」

遊び「あれ……今オイラの名前出てこなかった?」



ゾーマが 襲い掛かってきた!   ▽

ゾーマは マヒャドを唱えた!   ▽

つえええええ!

ゾーマの 攻撃!   ▽
遊び人に 150のダメージ!   ▽

遊び「物理もつええええ!」

魔法「く……回復が追いつかない!」

勇者「任せてください! ベホマズン!」パァ

ゾーマは マヒャドを唱えた!   ▽
ゾーマは 凍える吹雪を吐き出した!   ▽

遊び†「」

うおおお!

魔法「魔法使う余裕も無いわ!」

勇者「ベホマズ……」

やめろ! それ燃費悪いの!

ゾーマ「フハハハ! 滅びるが良い!」

復活の杖で遊び人生き返らせて肉壁にするか!

遊び人は 蘇った!   ▽
ゾーマは 凍える吹雪を吐き出した!   ▽
遊び人は 力尽きた!   ▽

ですよねー。

魔法「分かりきった事をしないの!」

勇者「あ、遊び人さん……」

ぐああ残りhp80!

魔法「あたしもhp70よ!」

勇者「魔法使いさんにベホマ!」

魔法「賢者の石!」

力の盾! ふぃー乗り切った!

ゾーマは 凍える吹雪を吐き出した!   ▽
盗賊に 116のダメージ!   ▽

うがあああ!

ゾーマ「フハハハ! 何処までも耐え、もがき苦しめ! それこそ我が糧よ!」

勇者「草薙の剣!」カッ

ゾーマの 守備力が下がった!   ▽

復活の杖!パァ

遊び人は 蘇った!   ▽

ゾーマの 攻撃!   ▽
ゾーマの指先から いてつく波動が迸る!   ▽
ゾーマの 攻撃!   ▽
ゾーマの指先から いてつく波動が迸る!   ▽

魔法「空打ちきた! 賢者の石よ!」パァ

遊び「オイラ完・全・復・活! ゾーマ! 覚悟ぉ!」

遊び「迸る激情! 滾る闘魂! くらぇ! 雷のt」

ゾーマは マヒャドを唱えた!   ▽
ゾーマの 攻撃!   ▽
遊び人に 141のダメージ!  ▽

遊び人†「」

魔法「復活の杖禁止」

ああ、あまりにも割に合わない盾だ。

勇者「イリュージョンシールド……」

勇者「たあああ!」

勇者の 攻撃!   ▽
ゾーマに 135のダメージ!   ▽
勇者達は ゾーマを倒した!   ▽

ゾーマ「お、おのれ……」ドサ

か、勝ったのか?

魔法「みたいね……」

ゾーマ「わ、忘れるな……光あるところに闇もまたある……その時には、お前達は生きていまい」

魔法「あ、今思ったのだけれども、あたしが勇者ちゃんにモシャスすればもっと楽に戦えたかも」

なにぃ!? お前! そういうのはさー。

勇者「どうなんでしょう……でももし装備の耐性が得られるんでしたら凄いかもしれませんね」

ゾーマ「ごふっ!」

あ、ゾーマ力尽きた。

ゾーマ城崩れ始めたな。

魔法「リレミトが効かないんだけども」デーレーレーデーレーレー

勇者「というかなにか変なbgmが!」デーレーレーデーレーレー

ラスボス撃破後の自爆装置作動脱出劇だな。デーーレレレーーデーーレレレーー

魔法「定番ね」デレレデーーレレレーーデレレデーーレレレデレレロレレレレレロレレ

勇者「えーと……とりあえず、遊び人さん蘇生しますね」デーーレレレーーデーーレレレーー


勇者「mp尽きました……」デッデッデ ド デッデッデ ド

ザオラル全ミスじゃあ仕方が無いな。デッデッデ ド デッデッデ ド

魔法「忍び足でここを抜けましょ」デレレローデレレーレレレーレーーレーー

遊び人†「」デッデッデ ド デッデッデ ド

勇者「あとまたbgmが変わりました」デッデッデ ド デッデッデ ド

魔法「脱出bgmがリドリー戦版ね」ダッダッダ ド ダッダッダ ド

城が崩れて穴が開いて落っこちた。

魔法「更なる地下世界行きかしら」

次の前哨戦はゾーマゾンビか……。

勇者「ゾーマのゾンビ?! 復活早すぎじゃないですか?!」

某世界では三日あれば人々が復活するからな。

勇者「あれ? なんか地鳴りというか」

魔法「あら本当ね……」

地鳴りと共に空間把握能力が奪われる。
どっちが上か下か分からなくなる。

魔法「あ、明かりが」

勇者「これって浮き上がっているのかな?」

あっという間に明かりが近づき、ぽぽんと外界に放り出される。

最後に飛び出て振ってくる棺桶に、魔法使いがメラゾーマを唱えているのは見なかった事にしよう。あれ、でも撃たないな?

魔法「っち……ここは魔法が封じられているのね」

僅かな優しさかと思ったら違った。

勇者「そ、それにしてもここって何処でしょうか?」

魔法「……ここって盾があった洞窟かしら?」

みたいだな。

魔物がいなくなり、静寂に包まれた洞窟を進んでいくと地面が更に裂けて、最下層への道が閉ざされた。

魔法「結局、あの穴はなんだったのかしらね?」

勇者「さあ……?」

もしかしたらあそこからゾーマが出てきたのかもな。

魔法「それが崩れた今、安心していいのかしら?」

さあなぁ……ま、今は四人だし何とかやれるだろう。

勇者「あたし達の世界は盗賊さん達だけで救いましたからね……」

魔法「というよりも、ここで遊び人をハブらなかった盗賊は大人ね」

なんだかんだで杖を使って役立っていたからな。

勇者「あの……それ遊び人さんが、じゃなくて杖の担い手が欲しいだけじゃ……」

魔法「戦士や武道家なら尚良しね」

素早さ的には武道家かな。

外に出るとまた地鳴りがする。

魔法「見て! 東の空!」

勇者「あ……太陽……」

きっと幼少のギンコもこんな気分だったのだろうか。

魔法「あの時の日の暖かさは今でも覚えている」

勇者「えっと、えっと」

ごめん、無理して合わせなくていいからな。

魔法「ごめんね、後でちゃんと全巻貸すからね」

勇者「え、あ、ありがとうございます」

そっちのごめんねなのか。まあ良い話だし勇者にも是非読んで欲しいが。

アリアハン城に戻るとお祭り騒ぎだった。そりゃそうか、今まで太陽が昇らなかったもんな。

魔法「さあお城に行きましょうか」

勇者「はい!」

今度は胸を張って行けるもんな。

勇者「……あ。あの、あたしお役に立ててましたでしょうか?」

というか勇者がいなかったら負けてたな。

魔法「攻撃の七割は勇者ちゃんが与えたようなものだし」

俺は二割九分九厘だな。

勇者「一厘が遊び人さんの雷の杖でしょうか……」

魔法「思ったのだけれどもあれ、絶対に防御させておけばもう少し壁になったわよね」

ごめん、超反省するわ。

アリアハン王に別世界との繋がりが立たれた的な話をされた。

マジか。俺らはいいが勇者には家族いるしなぁ。

魔法「いやあたしにもいるんだけど」

遊び「オイラにもいるぞ!」

お前の場合勘当されているからよくね?

遊び「なんで知ってんの……?」

魔法「というか何時の間に復活してたの?」

勇者「あ……袋の中にあった世界樹の葉を使ったのですが駄目でしたでしょうか……?」シュン

魔法「勇者ちゃん可愛い! 許す!!」

そういえばすごろく場で手に入ったのがあったな。

遊び「もっと早く使って!」

いや、あるの知っていたら二人に使わない通達をだな。

遊び「え、この人本気で言ってる……」

というか……真面目に勇者をどうにかしてやりたいな。

魔法「これからは元の世界に戻る手段を探しましょうか」

勇者「……」

遊び「……どうやって探そうか?」

珍しく遊び人がまともだ。流石にこの空気を読んだか。

勇者「……いえ、あたしは皆さんとこのアレフガルドで頑張ろうと思います」

いいのか?

勇者「……辛い事は辛いですけども、でもあたしももう子供じゃありません」

勇者「それにお母さんはお父さんのお葬式の時でも泣きませんでした……あたしの尊敬する強い女性です」

勇者「おじいちゃんも年の割には元気です。……。……元気すぎて叔父、叔母が生まれていない事を祈るぐらいです」

魔法「そんなにパワフルなの……」

勇者「孫がいなくなって好き放題してそうで恐い……長い事死んでたし」

単にそれを垣間見るのが嫌で帰りたくないんじゃ……。

遊び「触れちゃいけなさそうだぁね……」

そんなこんなで大宴会が始まった。

これでめでたしめでたしめでたしに限りなく近い何か。



ルビスの塔
魔法「何でここで暮らしているのかしらあたし達」

やーほとぼり冷めるまで静かに暮らしたいじゃん。

勇者「お魚いっぱい釣れましたよ!」

勇者「……でも遊び人さんが高波に攫われちゃったんですけど」

魔法「いいんじゃない?」

問題あるのか?

勇者「ええぇぇぇ……」


その後、彼らはガライの故郷に町を興したり、
マイラ南の地底トンネルを手伝ったりと楽しく生活をしたという。

そして伝説が始まった!


      国王は16歳の女子供に魔王討伐を命じたかったそうです   終

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