男「幼、何読んでるんだ?」幼「銀英伝だよ!」(小ネタ) (14)

男「久しぶりに幼が本を読んでるのを見たな。それで銀英伝ってなんだ?」

幼「銀英伝は『銀河英雄伝説』っていう作品の略なんだよ」

男「ほう、ということはSF作品なわけだ」

幼「正確にはスペースオペラっていうジャンルなんだけどね、有名なのだとスターウォーズとかかな」

男「一緒に映画を見に行ったやつか!銀河帝国を倒すやつだろ?その銀英伝についても教えてくれよ」


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幼「うん。まず銀英伝の時代は宇宙歴っていう時代なんだけど西暦に直すと大体3600年くらいなんだよ」

男「すごい未来だな!やっぱりロボット同士で戦ったりするのか?」

幼「まあ普通はそうなるよね。でも銀英伝では戦闘ロボットは全く出てこないし、異星人とかのいわゆるSFチックなものはほとんどないんだよ!」

男「つまり地球から出ていった人類の話なのか」

幼「そういうこと。ここからちょっと長くなるよ。人類は2800年までに結構広い範囲まで行けるようになって、そこで銀河連邦を作るんだよ。でも内戦とか汚職とかで社会はどんどん暗くなっていっちゃうんだ。」

幼「そこで一人の英雄が立ち上がって銀河帝国を作って皇帝になるんだけど、その人はすごく独裁的で何千万人も殺しちゃうんだ。」

幼「それを恐れた自由主義の人たちは遠くへ脱出して自分たちの国を作るんだ。これが自由惑星同盟。」

男「おお、前置きが随分と長いんだな…」

幼「この二つの国が長い間戦うんだけど、泥沼の戦いになってきたときにそれぞれの国に二人の英雄が現れるんだ」

幼「帝国には常勝の天才と呼ばれるラインハルト・フォン・ローエングラム、同盟には不敗の魔術師と呼ばれるヤン・ウェンリー。この二人が時代の流れを大きく変化させることになるんだ。」

幼「ラインハルトは下級貴族の息子だったんだけどシスコンでね。お姉さんが皇帝に連れていかれて以来、親友のキルヒアイスと一緒に宇宙を自分のものにすることを誓うんだ」

幼「一方ヤンは両親を亡くしたあと学費がタダという理由で士官学校へ行くんだけど、任官後のある事件で一躍英雄になってしまい戦争が嫌いなのにどんどん出世してしまうんだ」

男「どちらも魅力的なキャラクターというわけか。俺はヤンみたいなキャラは好きだな」

幼「それだけじゃないよ?脇役は数百人に上るんだけど名脇役と言っていいキャラは数十人単位でいるんだ!」

幼「二人の指揮官はそんな人たちと共に戦うんだけど、そこには芸術のような戦術やあっと驚く奇策、陰謀、政治が入り乱れるんだ!まさに伝説だよ!」

男「うーん…ちょっと想像できないなぁ。面白そうだけど」

幼「じゃあ問題!一つの星を可能な限り早く攻略しようとしていて、その星には強力な防衛衛星が全てをカバーしています。さあ男ならどうやって攻略する?」

男「俺だったら…そうだな、全方向から同時に攻撃するけど…それだと味方も被害が出そうだな」

幼「まあ一般的な答えだよね。でもヤンはその衛星に大量の巨大な氷をぶつけるという方法であっさり壊してしまうんだ!」

男「うわぁ…そんなのアリなのか?でも確かにスマートだな」

幼「読みたくなってきた?」

男「おう、アニメはないのか?どうも活字は苦手でな・・・」

幼「あるけど本編だけで110話あるよ?」

男「」

幼「外伝も入れたら160話だね」

男「」

姉「なあに?あんたら銀英伝の話してるの?」

幼「あ、お姉さんこんにちは。今男に銀英伝を布教してたところだったんだよ」

姉「こいつだと絶対カリン好きそうだね」

幼「男性なら絶対ロイエンタールとかだよね」

姉「あたしはキャゼルヌ夫人かな?ああ…あんな奥様になりたい・・・。幼ちゃんは?」

幼「えと・・・その・・・び、ビッテンフェルト・・・」

姉「これは意外。てっきりミッターマイヤーあたりかと思った」

男「あの、俺のわかる話を・・・」

姉「あんたはあたしの部屋にDVDがそろってるからとりあえず10話くらいは見てきなさい。話はそれからよ」

男「はい・・・」


その後彼は銀英伝に引き込まれ、ひたすら見続けたがあと10数話で100話というときに続きを見たくなくなったという。

なんか咲のSSを書こうとしたら銀英伝ネタが浮かんで、これ咲である必要なくねってなって、意気揚々と銀河史部分を書いたら疲れた。もっと頑張れると思ったのに。どうしてこうなった。

ついでに言うと俺はビッテンフェルトが大好きです。気が向いたらもう少し頑張って練ってくる。

SSの歴史がまた1ページ

<<9
それはOVA82話の予告のせいなんだ。

あ、このSSが中途半端っていうならごめん

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