※割とキチ
キョン「いきなり何を言い出すんだ?」
ハルヒ「テレビで見たのよ」
キョン「何を?」
ハルヒ「もう!この動画を見なさいよ!ttp://youtu.be/qFmNko5jgi4」
キョン「なるほど……確かに朝比奈さんで蛸が釣れてるな」
ハルヒ「そうよ!動画が見れなくなってたら、
『みくる 餌 タコ』とかで調べれば画像は見つかるわよ!きっと!」
キョン「いや、今動画を見たから別にもう必要ないんだが」
ハルヒ「あんたに言ってんじゃないわよ!」
キョン「そ……そうか」
古泉「なるほど……ミズダコですか」
ハルヒ「そうよ!土曜日はみくるちゃんでタコ釣り。決定ね」
古泉「ちょっと待ってください」
ハルヒ「なによ?文句あるの?」
古泉「いえ。瀬戸内海ではミズダコは釣れないので……」
ハルヒ「そんなのなんとかしなさいよ!副団長でしょうが!」
古泉「解りました。何とかしましょう」
長門「朝比奈みくるが今この場にいないのは好都合」
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~~~土曜日~~~
みくる「ここどこですか~?」
ハルヒ「秋田県!」
みくる「何で連れてこられたんですか~?」
ハルヒ「タコ釣りの餌にするからに決まってるでしょうが!」
みくる「ふぇっ!?」
ハルヒ「とりあえずこの赤いバニー服に着替えなさい」
みくる「嫌ですぅ~!やめてください~!せめて更衣室でお願いします~」
ハルヒ「抵抗するから着替え終わるのに時間がかかっちゃったわ!」
古泉「おかげそこに置いておいた箱には結構お金が入ってましたよ」
みくる「ふぇ~~~!!」
古泉「旅費の足しにいたします。ありがとうございます」
ハルヒ「どこかにボートでもないかしら?」
長門「あれ」
ハルヒ「私が想像していたようなボートじゃない!ナイスよ有希」
キョン「……とスムーズに出航したまではいいが、どうするんだ?」
ハルヒ「この荒縄をみくるちゃんに括り付けて……っと、海にドボーーン!」
みくる「あ…あっぷ、あっぷ!助けて…助けてくださ~い!わ、わたし、泳げないんです」
ハルヒ「みくるちゃん頑張って!その調子よ!」
キョン「馬鹿野郎!何やってるんだ!
朝比奈さん、ちょっと頑張ってください。すぐに引き上げますから」
ハルヒ「ちょっと、バカキョン!なに勝手に引き上げてんのよ!」
キョン「バカはお前だ!長門説明してやれ!」
みくる「キョンくん……ありがとうございます」
長門「タコは海底に身を潜めている」
キョン「聞いたか?あんな海面で、しかもバチャバチャやってたら釣れないんだよ」
みくる「え!?」
ハルヒ「それなら錘をつければいいじゃない」
キョン「ああそうだな」
ハルヒ「見て!丁度良く4キロの鉄アレイがボートにあるわ!」
古泉「無理ですね。腐敗ガスを考えると最低でも40キロは欲しいです」
ハルヒ「あんたも詳しいのね」
古泉「ええ。たまにバイト関係で使いますから」
ハルヒ「ふ~ん……」
みくる「あ、あの、じゃあタコ釣りは中止ですよね?」
長門「朝比奈みくるは醜い脂肪の塊。通常よりも圧倒的に高い浮力を有する。最低でも400キロ」
古泉「しかも今は赤いですから、その三倍ですね」
キョン「長門……あの鉄アレイでできるか?」
長門「可能」
キョン「やってくれ。俺もタコ釣りに興味がある」
長門「了解」
みくる「なんで、妙な呪文みたいなのを唱ええているんですか!!」
長門「完了した」
転覆、みんなまとめてドッボーーーン!!
~~翌日の新聞~~
秋田県で兵庫県の県立高校がボート遊び中に転覆事故。
遊んでいた一年生が3名死亡。
同じボートに乗っていた二年生は沖に流されていた所を無事に保護された。
みくる「それじゃあ、わたしは帰ります。もうここには用事がありませんから」
長門「……」
みくる「もう会うことはないと思いますが、長門さんもお元気で」
長門「了解」
チラ裏SS オチマイ
付き合って頂いた皆様においては、お疲れ様でした。
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