真「いい汗かいてますか？」

真「思いやり忘れてませんか？」

真「ちょっぴり照れちゃうけど」

真「この手紙を書いてみよう」

Ｐ「……」

真「もしも行き詰ったなら」

真「その時はベスト尽くせばいい」

真「今できること考えよう」

Ｐ「……」

真「素直な気持ちで」

真「ありの」

真「ままの」

真「姿見せるのよ」

Ｐ「……」ﾋﾟｸｯ

真「ありのままの」

真「自分になるのぉー」

真「なーにーもーーこっわーくーないー」

真「風よ吹けえぇー」

真「すこっしも寒くないわぁ…」ﾄﾞﾔｧ

Ｐ「……」

真「……」ﾆｺﾆｺ

Ｐ「……」

真「……？」ﾆｺﾆｺ

Ｐ「…それで…終わりか？」

真「はい！」ﾆｺｯ

Ｐ「……」

Ｐ「……」

Ｐ「え？」

Ｐ「マジで？これだけ？」

真「はい！！」

Ｐ「え？それだけのために俺は仕事を一時中断させられたの？」

真「いいじゃないですか！僕の可愛い歌声を聴ｋ」

Ｐ「真」

真「はい」

Ｐ「正座」

真「はい」

Ｐ「なんだっけ？チアリングレターの『ありの』の部分とlet it goの『ありの』の部分の音程が似てるんだっけ？」

真「はい！さっき気付いちゃって…こう、誰かに教えてあげたかったんですよ！」

Ｐ「おおそうか」

真「はい！」

Ｐ「でもな？仕事の邪魔をするのは違うと思うんだ」

真「だってプロデューサーが無視するから…」

Ｐ「そりゃ俺は仕事してるしな」

真「少しくらい聞いてくれたっていいじゃないですか！」

Ｐ「音無さんが熱中症で搬送され律子が夏バテで使い物にならねえから事務が貯まってんだよ！お前らの相手してる暇ないの！！」

真「ちょっとの間ぐらいならいいじゃないですか。結局プロデューサーも仕事の手を止めてちゃんと聞いてくれたわけだし」

Ｐ「何処の世界にスリーパーホールド決められながら仕事できるやつがいるんだよ」

真「暇なんですから構ってくれてもいいじゃないですか！」

Ｐ「俺暇じゃねえっつったよな？」

真「僕は暇なんです！」

Ｐ「よし分かったお前ただの馬鹿だろ」

真「構ってくれるんですね！やーりぃ！」

Ｐ「なあ馬鹿、俺がいつ構うって言ったよ」

真「え？さっき『よし分かった』って…」

Ｐ「うるせー！お前なんか引きこもっちまえ！」


チアリングレター×let it go　完

Ｐ「なあ美希」

美希「なーにハニー？」

Ｐ「お前が何で正座させられてるか分かるか？」

美希「微塵にも分からないの」

Ｐ「じゃあお前今日のライブでなにやらかした？」

美希「…？別に何もやらかしてないの」

Ｐ「…立て」

美希「はいなの」ｽｸｯ

Ｐ「『Day of the future』を強のライブでやったとおりに歌って踊ってみろ」

美希「伴奏は？」

Ｐ「なしでだ」

美希「はーい」

美希「Future star」ﾀﾀﾝ

美希「今はまだ未知の夢」ｸﾙﾝ

美希「どれだけの世界が広がる」ﾊﾟﾊﾟｯ

Ｐ「……」

美希「Future hope」ﾀｯﾀﾝ

美希「希望と光を紡ぐ」ｸﾙｸﾙ

美希「私はそう走り出す未来」ﾀｰﾝﾊﾟｯ

Ｐ「……」

美希「いつまでも」ﾊﾟｯ

美希「守りたい」ﾊﾟﾊﾟｯｸﾙﾝ

美希「その微笑みをー！」ﾀﾝｯｸﾙｸｼｭﾊﾞｯ

Ｐ「よし美希ストップだ」

美希「Wanna take you,baby,take me higher!!」ｸﾙｯﾊﾟｯﾀﾀﾝﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞ

美希「愛を抱きーしめていーまー！」ﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞ

Ｐ「おい美希やｍ」

美希「Gonna TIGA! Take me,take me higher!!」ﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞ

Ｐ「もう踊れてなｺﾞﾌｯ」ﾊﾞｷｯ

美希「勇気抱きしめてつよっく！！」ﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞ

Ｐ「つ、強…」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

美希「Wanna take you, baby,take me higher!!」ﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞ

美希「きっと辿ーり着けるっさっ！！」ﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞ

Ｐ「や、やめろ！こっち寄っｸﾞﾊｱｯ」ﾄﾞｺﾞｼｬｱ

美希「Gonna TIGA! Take me,take me higher!!」ﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞﾀﾞﾝﾀﾞ

美希「熱い鼓動を信じってぇー…」ﾄﾞﾔｧ

Ｐ「」

～数分後～

美希「ごめんなさいなの…ミキ『Take me higher』すっごい好きだから歌ってるうちに楽しくなってきちゃって…」

Ｐ「ああうん…ちゃんと謝るのはいいことだぞ」

美希「えへへーハニーに褒められちゃったの」

Ｐ「ライブの曲を誰にも言わずいきなり変えるのは良くないがな」

美希「言ったよ？」

Ｐ「誰に？」

美希「カモ先生」

Ｐ「せめて765プロの関係者に言おうか」

Ｐ「つーか『Day of the future』の途中でいきなり『Take me higher』になったけどどうやったんだ？」

美希「ハニーも知ってるの！？」

Ｐ「まあ知ってるけどそれはまた後でな。どうやったんだ？」

美希「えっと、CD音源をパソコンに取り込んだ後歌いたいとこだけ切り取って…」

Ｐ「その熱意をもっと他のことに活かせよ」

Ｐ「美希V6好きなの？」

美希「別にー」

Ｐ「じゃあなぜ」

美希「ティガ見てたらなんかハマっちゃって」

Ｐ「そっちかよ…ティガとか何で見たんだ？誰かに勧められたとか？」

美希「亜美に貸してもらったんだ」

Ｐ「まさかの年下」

美希「ハニーも見たい？」

Ｐ「俺は全部リアルタイムで見たから…じゃなくて美希」

美希「はいなの」

Ｐ「今後今日みたいなことは絶対やらないように。おーけー？」

美希「今日みたいなことって？」

Ｐ「曲を勝手に変えるみたいなことだ」

美希「でも今日のライブ大盛況だったよ？」

Ｐ「勝手に曲使ったから電話がやべえんだよ」

美希「美希ちゃんサイコー！とか？」

Ｐ「苦情に決まってんだろ！馬鹿か！お前も馬鹿なのか！」

美希「美希が歌ってあげたのに苦情って…世の中の人はなーんにも分かってないの」ﾊｧ

Ｐ「うるせー！お前なんかブロンズ像にされちまえ！」

美希「その時はダイナとガイアが助けに来てくれるから大丈夫なの！」

Ｐ「くそおおおお！黙ってろ！！」


Day of the future×Take me higher　完