のんびりと書いていきます
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ミーンミーン...
「続いて天気予報です、本日も猛烈な暑さが予想されますので、熱中症には十分注意を...」
愛梨「はぁ...」グデー
マキノ「......」ペラッ
愛梨「マキノさぁん...」
マキノ「なに?」
愛梨「暑いですねぇ...」
マキノ「そうね」
愛梨「どうしてこんなに暑いんでしょう...」
マキノ「夏だからでしょうね
愛梨「ですよねぇ...」
マキノ「ちなみに今日の最高気温は34度だそうよ」
愛梨「あぁ、それを聞いたら余計に暑くなってきました...」
十時愛梨(18)
http://imgur.com/WsAL5Pc.jpg
http://imgur.com/KzbJ9t8.jpg
八神マキノ(18)
http://imgur.com/LH8yUmM.jpg
http://imgur.com/YgBtpDj.jpg
マキノ「愛梨さんは暑がりなのね」
愛梨「マキノさんは暑くないんですか?」
マキノ「暑いわよ、ただ口に出さないだけ」
愛梨「すごいですねぇ、私には絶対無理ですぅ...」
マキノ「口に出したからって涼しくなるわけじゃないわ」
愛梨「うぅぅ...エアコンの温度下げちゃおうかな...」
マキノ「ダメよ、ちひろさんにも言われたでしょ?エアコンの設定温度を下げたら怒られるわよ」
愛梨「そうでした...」ガックリ
マキノ「経費削減のためね、理にかなってると言えるわ」
愛梨「脱いじゃおうかな...」モゾモゾ...
マキノ「私は構わないけど、本当に大丈夫?」
愛梨「...ワンピースでした」
マキノ「...ダメじゃない」
愛梨「うーん、どうしたらいいんでしょう...」
マキノ「冷蔵庫になにかあるんじゃない?」
愛梨「あっ、そうでした!ちょっと探してきます!」テクテク...
マキノ「やれやれ...」ペラッ
愛梨「これがありましたー!」
マキノ「なにがあったの?」
愛梨「牛乳です!きっと雫ちゃんが入れてくれたんですね!」
マキノ「ふむ、牛乳か...」
愛梨「雫ちゃんが教えてくれたんですけど、牛乳を飲むと夏バテしないそうですよ!」
マキノ「なるほど...」
愛梨「今マキノさんの分も淹れてきますから、待っててくださいね♪」
愛梨「お待たせしましたー♪」
マキノ「ありがとう」
愛梨「ふぅ...美味しいです♪」
マキノ「そうね、冷たくて美味しい...」
愛梨「今度雫ちゃんに会ったらお礼を言わないとですね!」
マキノ「ええ、その通りね」
愛梨「それにしても...暑いなぁ...」
マキノ「仕方ないわよ、夏だもの、論理的に当たり前のことよ」
愛梨「......」ジーッ
マキノ「どうかした?」
愛梨「えーっと....オホン!」
愛梨「論理的に...うーん、違うなぁ...論理的に当たり前のことよ!」
マキノ「...どうしたの?」
愛梨「マキノさんのマネです♪」
マキノ「私の?」
愛梨「はい!マキノさんはこんなに暑いのに、全然暑くなさそうだから...」
愛梨「マキノさんのマネをしたら、暑くなくなるんじゃないかなって思って♪」
マキノ「...論理的とは言えないわね」
愛梨「論理的じゃないわ...どうです?似てますか?」
マキノ「いいえ、ちっとも」
愛梨「そんなぁ!」
マキノ「セリフだけ真似てもダメよ、形態模写をするなら似せる努力をしないとね」
愛梨「うぅぅ...難しいなぁ...」
マキノ「愛梨さんには訓練を必要ね」
愛梨「じゃあマキノさんは誰かのモノマネとかできるんですか?」
マキノ「もちろんよ、変装は諜報活動の基本だもの」
愛梨「なるほどぉ♪という事は、私のモノマネなんかもできたりします?」
マキノ「ええ、できるわよ...オホン」
マキノ「お疲れ様ですプロデューサーさん!ここ暑くないですか?」
愛梨「わぁっ!私そっくり!」
マキノ「事務所で顔を合わせているもの、これくらいは簡単よ」
愛梨「すごいです!もっとやってみてください!」
マキノ「いいわよ、じゃあ...」
マキノ「プロデューサーさん、ケーキ作ってきたんです!みんなで食べませんか?」
愛梨「似てる似てる!確かに私そんな感じです!」
マキノ「バニーちゃんです!可愛いですか?ぴょーんぴょーん♪」
愛梨「すごいすごい!」パチパチ
マキノ「フフッ♪それじゃ今度は...」
ガチャッ
P「ただ今戻りまし...」
マキノ「なんだか私、脱ぎたくなってきました!」
P「...えっ?」
マキノ「あっ...」
愛梨「プロデューサーさん、おかえりなさい♪」
P「お、おう...ただいま」
愛梨「お仕事ご苦労様です、暑かったですよね?」
P「ま、まあな...」
マキノ「P...い、今のは...///」カアァァァ
P「うん、まあ...その...夏だしな」
マキノ「ち、違うの...あれは...」
P「大丈夫だ、マキノだって人間だしな、時にはそう言う時もあるさ」
P「ただなぁマキノ...」ポン
P「そういうのはせめて事務所の中だけにしておけよ?お前のイメージが...」
マキノ「っ...!!」バシバシ!
P「いてぇっ!叩くなよ!」
マキノ「忘れなさいっ!今見たこと聞いたことは頭の中から消去しなさい!」
P「わかったわかったって!」
愛梨「プロデューサーさん、牛乳飲みますか?冷えてますよ♪」
P「ああ、もらうよ...だから叩くなってマキノ!」
いったん中断します 都築は夜に
ちょびっとずつ再開します
訂正
>>9
○ マキノ「愛梨さんには訓練が必要ね」
× マキノ「愛梨さんには訓練を必要ね」
------
P「ふぅ...冷たくて美味しいな、この牛乳」
愛梨「そうですよね♪さすが雫ちゃんのお家の牛乳です、おかわりどうですか?」
P「ああ、もう一杯もらうよ」
愛梨「はーい、ちょっと待っててください♪」
マキノ「......」
P「マキノ、いい加減機嫌直せよ」
マキノ「別に...普通よ...」
P「ウソつけ、事務所の隅でそっぽ向いてるんのはどう見たってふてくされてるだろ」
マキノ「ふん...」
P「まったく、クールだなんだって言われててもまだまだ子供だな」
マキノ「むぅぅ...すぐにそうやって私を子供扱いして...」
P「そろそろ機嫌直せって、さっき見たのは誰にも言ったりしないからさ」
マキノ「...本当に?」
P「本当だよ」
マキノ「...ウソだったら許さないわよ...」
P「大丈夫だよ」
マキノ「じゃあ...信用することにするわ...」
P「よしよし、いい子だ、そんなマキノにご褒美を上げよう」
マキノ「ご褒美?」
P「ほれ、好きなのを選んでいいぞ」ドサッ
マキノ「これは...アイスクリームか...」
愛梨「プロデューサーさん、牛乳のおかわり、お待ちどうさまです♪」
P「ありがとう、愛梨も好きなのを取っていいからな」
愛梨「わぁっ!ありがとうございます♪じゃあこのバニラ味のを...」
マキノ「私はチョコ味をいただくわ」
P「んじゃ俺はイチゴをっと...」
愛梨「ん~、美味しい♪」
マキノ「ええ、冷たくてとても美味しい...」
P「まったくだな、今日は特に暑いから余計に冷たく感じるよ」
愛梨「外回りも大変そうですね」
P「まあな、でももう慣れたよ」
マキノ「P、熱中症には注意してね?ちゃんと水分補給も欠かさずに...」
P「わかってるよ、心配してくれてんのか?」
マキノ「当たり前でしょ、私のプロデューサーだもの」
愛梨「私も心配してるんですよプロデューサーさん!」
P「そうかそうか、ありがとな二人とも、気を付けてるから平気だよ」
愛梨「もし具合が悪くなったら無理しないでお休み取ってくださいね、その間私がお世話してあげますから♪」
P「なるべくそうならないように気を付けるよ」
愛梨「えぇっ!?私のお世話じゃ不安ですか?」
P「そうじゃないっての、愛梨のスケジュールに穴開けちゃうだろ」
愛梨「でもプロデューサーさんが...」
P「大丈夫だ、ちゃんと体調管理してるから、それより愛梨こそ身体壊さないように気をつけろよ?」
愛梨「えへへ、はい♪」
マキノ「それにしても...確かに今日は暑いわね...」
愛梨「あっ、やっぱりマキノさんも暑かったんですね」
P「エアコンの温度を下げたいところだけど、ちひろさんからきつく言われてるからなぁ...」
愛梨「なにかいい方法があればいいんですけど...」
P「まあ仕方ない、夏だから暑いものは暑い!うちわで我慢するよ...」パタパタ
愛梨「あっ、プロデューサーさん!そのうちわ貸してもらえますか?」
P「おお、いいぞ」
愛梨「ありがとうございます、それじゃ扇いであげますね♪」パタパタ
P「おっ、ありがとう」
愛梨「涼しいですか?」
P「ああ、とっても涼しいよ」
愛梨「えへへ、じゃあもっともっと扇いであげます!」パタパタパタパタ...
P「あー、涼しい~...」
マキノ「愛梨さん、そんなことしてると...」
愛梨「はぁ...なんか扇いでたら暑くなってきちゃった...」
マキノ「やっぱりね...」
P「無理するなよ愛梨、うちわ貸せって、俺が扇いでやるから」
愛梨「いいんです、プロデューサーさんはそのままでいてください!」
P「でも暑いんだろう?」
愛梨「我慢します!プロデューサーさんに涼しくなって欲しいんです!」
P「愛梨...」
マキノ「じゃあこうしましょう」
パタパタ...
愛梨「マキノさん、扇いでくれるんですか?」
マキノ「ええ、愛梨さんはPを扇いであげてちょうだい、愛梨さんの事は私が扇ぐから」
愛梨「なるほど!これなら私も涼しくなれるし、プロデューサーさんも涼しくなれますね♪」
マキノ「そうよ、合理的しょう?」
愛梨「えへへ、涼しくて気持ちいいです♪」
P「マキノ、お前だって暑いだろ?」
マキノ「大丈夫よ、辛くなったら休憩するわ」
愛梨「そうですよ、プロデューサーさんは気にせず扇がれててください♪」
P「うーん、だが俺だけ扇がれてるってのも...あっ、そうだ」
マキノ「どうしたの?」
P「マキノ、ちょっとここに座ってくれるか?」
マキノ「ええ、構わないわ、ここでいいの?」
P「ああ、そして...」パタパタ...
マキノ「あっ...」
P「ここなら俺がマキノを扇いでやれるってわけだ」
愛梨「私がプロデューサーさんを扇いであげて...」
マキノ「私が愛梨さんを扇いで...」
P「俺がマキノを扇ぐ、これぞまさに黄金のトライアングル!」
愛梨「こうすればみんなで涼しくなれるんですね!」
P「その通り、どうだマキノ?合理的だろ?」ドヤァ
マキノ「...そうね、でもPには休んでほしいのだけど...」
P「いいんだよ、この方が全員涼しくなれれしなんか楽しいだろ、なあ愛梨?」
愛梨「ふふっ、はい♪」
P「マキノ、涼しいか?」パタパタ
マキノ「ええ、とってもね」
愛梨「プロデューサーさん、涼しいですか?」
P「ああ、涼しいぞ」
マキノ「愛梨さん、涼しい?」
愛梨「はい、ありがとうございます♪」
P「周りから見たらシュールな光景だろうな、3人が丸くなってお互いを扇いでるのって...」
愛梨「そんなことありませんよ、きっと仲良しだなって思われると思います♪」
P「まあ、仲が悪かったらこんなことはしないだろうなぁ...」
マキノ「確かにね、でも...なんだか嫌いではないわ、こういうの...」
P「おっ、マキノがそんなことを言うとは...」
マキノ「貴方は嫌なの?」
P「まさか、ただこうしてると親子みたいだなって思っただけだよ」
愛梨「えへへ♪じゃあプロデューサーさんはパパですね」
P「まあそうなるだろうな」
マキノ「じゃあP、母親は私と愛梨さん、どっち?」
P「えっ?うーん...難しいな...」
愛梨「ママってことは、プロデューサーさんとは夫婦って事ですよね?」
マキノ「ええ、常識的に考えるならそうでしょう」
愛梨「プロデューサさん、私とマキノさん、どっちと夫婦になりたいんですか?」
P「...黙秘します」
マキノ「ダメよ、答えてちょうだい」
愛梨「いじわるしないで教えてください!」
P「いじわるとかそういう問題じゃないっての、俺は答えん!」
愛梨「ひどいですよぉ!私知りたいです~!」
マキノ「私は知りたいと思った情報は必ず手に入れるわ、さあ答えなさい」
P「ダメだダメだ、こんなのどう答えても角が立つに決まって...」
ガチャッ
茄子「お疲れ様です~♪」
P「よう茄子、お疲れさま」
茄子「お疲れさまです、どうしたんですか?三人で丸くなって」
愛梨「今みんなでお互いを扇いであげてたんです♪」
茄子「あら、なんだか楽しそうですね、私もやってみていいですか?」
愛梨「いいですよ、それじゃ私と交代です♪」
茄子「はいどうも♪」
愛梨「外は暑かったですよね?飲み物を持って来ますから待っててください」テクテク
茄子「ありがとうございます♪それじゃその間に...」
パタパタ...
茄子「どうですかPさん?涼しいですか?」
P「ああ、ありがとう茄子、悪いなお前も仕事終わったばっかりなのに...」
茄子「気にしないでください、Pさんこそお仕事お疲れさまです♪」
P「茄子...」
マキノ「それでP?さっきの話の続きだけど...」
P「まだ続けるのかよ...」
マキノ「当然よ、まだ貴方から聞き出していないもの」
茄子「なにを聞き出すんですかマキノちゃん?」
マキノ「私と愛梨さん、どっちと夫婦になりたいかという話よ」
茄子「へぇ...夫婦にですか...」
P「気にしなくてもいいぞ茄子、みんな暑いからちょっと変なんだよ」
茄子「あら、そんなことないと思いますよ?」
マキノ「そうよ、それでどっちなの、P?」
P「答えません、というか答えられません」
マキノ「ふむ...あくまで黙秘を続けるというわけね...」
P「きっと夏の暑さに参ってるんだよ、だからさっきもあんな...」
マキノ「...その事を茄子さんの前で言ったら...ひどいわよ?」
P「わかったわかった...」
茄子「PさんPさん?実は私、こんな季節にピッタリのいいものを持ってるんですけど」
P「なんだ?新しいクーラーか?」
茄子「ふふっ、それはちょっと持ってないですけど...これ!」
P「おぉ、それは...」
茄子「夏と言えばこれですよね♪」
チリーン♪
P「うーむ、いいなぁ...」
茄子「いいですねぇ♪」
愛梨「あっ、風鈴付けたんですか?」
茄子「どうです?涼しく感じませんか?」
愛梨「そうですね、なんだか涼しくなったような気がします♪」
マキノ「なるほど...物理的のみならず感覚的に涼しさを感じさせる、というわけね...」
茄子「クーラーとか扇風機を使って涼むのもいいですけど、日本には目で見て、耳で感じて涼むっていう感覚があるんです」
茄子「私はこっちの方が四季の情緒を感じられるので好きなんです、結構いいと思いませんか?」
愛梨「はい、なんだか風情があっていいと思います!」
マキノ「そうね、先人の知恵を体感するのも有意義な事だと思うわ」
茄子「ふふっ、二人ともありがとうございます♪」
P「うむ、茄子はすごいなぁ、なんだかこうしてると...」
茄子「こうしてると、なんですか?」
P「あれだ、俺のばあちゃんにそっくりだな、よくそんなこと言ってたし」
茄子「ばあちゃ...!!」ガーン!
------
茄子「......」ブスー
P「あの...茄子さん?」
茄子「もう知りません...」プイッ
P「悪かったって、ちょっと言葉を選ぶべきだったよ...でもあれは別に悪い意味じゃ...」
茄子「ふーんだ、私はどうせおばあちゃんですよーだ...」
P「参ったな...」
茄子「どうせ私だけ10代じゃないもん、おばあちゃんだもん...」
P「だ、だから...」
茄子「せっかく美味しいかき氷買ってきたけど、Pさんにはあげない...」
P「えっ!そんな...」
茄子「愛梨ちゃん、マキノちゃん、三人で食べましょうね♪好きなの選んでください」
愛梨「じゃあ私はイチゴ」
マキノ「私はレモンをいただくわ」
茄子「そして私があずき、残った一つはどうしようかな...」
P「すいません!ゴメンなさい!許してください茄子様!」
愛梨「はぁ...冷たくて美味しいです♪」
マキノ「ええ、本当に...あっ...」
愛梨「あっ、頭にキーンて来ちゃいました?」
茄子「そういう時は器で頭を冷やすといいですよ」
P「茄子はなんでも知ってるなぁ...」
茄子「そうですよ、なにせおばあちゃんですから♪」
P「だから悪かったって...」
茄子「ふふっ、冗談です♪もう怒ってませんよ」
P「茄子、一応言っておくけどあれは悪い意味で言ったんじゃないからな?ばあちゃんと過ごしてるみたいに心が安らぐっていう意味で...」
茄子「あら♪じゃあ褒めてくれてたんですか?」
P「もちろんだよ、茄子は見た目だけならばあちゃんどころか高校生でも通用すると思うぞ?」
茄子「もう...Pさんったら♪かき氷あーんしてあげちゃいます♪」
P「い、いいよ別に...」
茄子「遠慮しないでください、はいあーん♪」
P「はむっ...」
茄子「ふふっ、あずきは好きですか?」
P「うん...美味いな...」
マキノ「P、私のレモンもあげるわ、あーんしなさい」
愛梨「わ、私のイチゴもあげます!あーんしてください!」
P「ち、ちょっと待てお前ら...」
マキノ「ちなみに私は現役の高校生よ、どう思う?」
愛梨「私も去年までは高校生です、どうでしょう?」
P「みんな可愛いよ!それより一人で食べれるから!」
------
P「ふぅ、まったくお前らは...」
茄子「まあまあ、よいではないかよいではないか♪」
愛梨「かき氷美味しかったです、ありがとうございます♪」
マキノ「だいぶ涼しくなったわ、お礼を言わせてちょうだい茄子さん」
茄子「ふふっ、どういたしまして♪」
P「ところで三人共、こんな所でゴロゴロしてていいのか?」
愛梨「どういう意味ですか?」
P「いや...愛梨とマキノは今日オフだろ?たまの休みなんだから一人でゆっくりしてても...」
愛梨「うーん、部屋でのんびりしてようかと思ったんですけど...」
P「けど?」
愛梨「プロデューサーさんがどうしてるかなぁって気になったから事務所に来ちゃったんです♪」
P「おいおい...」
マキノ「私も似たようなものよ、Pが熱中症にでもなってるんじゃないかと思って様子を見に...」
P「お前らは俺の母親かよ...」
茄子「ふふっ、心配されてますねぇ♪」
P「茄子はもう仕事終わったからオフだぞ?帰らなくていいのか?」
茄子「そうしてもいいんですけど、Pさんが心配で心配で...」
P「こら」ペシッ
茄子「えへへっ♪」ペロッ
P「まあ...なんにせよ心配してくれてどうもありがとな」
マキノ「気にしないで、自分のプロデューサーを心配するのは当然でしょう?」
愛梨「そうですよ、いつも私たちの為に頑張ってくれてるんですからこれくらい...」
P「お前ら...」ホロリ
茄子「Pさんコーヒー飲みますよね?淹れてきますから待っててください」
マキノ「私も手伝うわ、愛梨さんも飲む?」
愛梨「あっ、はい!お願いします♪」
マキノ「じゃあちょっと待っててね」
P「よし、かき氷で身体も涼しくなったところだし書類作るか」
愛梨「今日も泊まりですか?」
P「いや、多分今日は夕方には終わるよ、大まかな所は昨日やったからな」
愛梨「それなら安心ですね」
P「愛梨も帰りたくなったら好きな時に帰っていいからな?」
愛梨「はい、ありがとうございます♪」
P「......」カタカタ
愛梨「......」ゴロゴロ...
P「うーん...」カタカタ
愛梨「......」ジーッ
P「えっと...」
愛梨「...よし」ムクッ
ガシッ
P「おおっと、どうした?」
愛梨「プロデューサーさん、肩こってないかなと思って♪」モミモミ
P「ああ、ありがとう」
愛梨「えへへ、どうです?気持ちいいですか?」
P「とっても気持ちいいよ」
愛梨「じゃあもっとモミモミしちゃいます!」モミモミ
P「うーむ...」カタカタ...
愛梨「どうしたんですか?難しい顔してますよ」モミモミ
P「いや...」
愛梨「ひょっとして、私のマッサージが下手だから...」
P「ちがうちがうそうじゃないよ、とっても上手だ、ただな...」
愛梨「?」
P「愛梨やマキノは普段の仕事やレッスンでとっても疲れてるはずなのにさ」
P「たまの休みに俺の肩を揉ませたり、コーヒー淹れてもらったりするのは...なんか申し訳ないなぁと思ってさ」
愛梨「でも、それを言ったらプロデューサーさんだって私たちの何倍も疲れてますよ?」
P「俺はもう慣れたからいいけど、オフなんだからゆっくりリフレッシュしてほしいなとも思ってしまうわけで...」
愛梨「プロデューサーさん」
P「なんだ?」
愛梨「あの...なんて言ったらいいかよくわからないんですけど...うーん...」
愛梨「えっとですね、プロデューサーさんは慣れちゃったって言ってますけど...」
愛梨「仕事に慣れたからってお仕事の量とか、辛さっていうのは同じだと思うんです」
愛梨「毎日毎日パソコンの前に座って色々な書類を作ったり、テレビ局とかに行ったり...」
愛梨「私たちのために頑張ってくれて、きっととっても疲れがたまってるんだろうなって」
愛梨「特に私なんてドジで抜けてるからプロデューサーさんにいっぱい迷惑かけてるし...」
愛梨「平気だって言ってくれますけど、きっとプロデューサーさんの身体に無理させちゃってます...」
ギュッ
愛梨「だから私、少しでもプロデューサーさんを癒してあげられるならなんでもしてあげたいんです」
愛梨「こうやってマッサージしたり、いろんなお話したり、ケーキを作ってあげたり...」
愛梨「うーんと...えーっと...つまりですね...」
愛梨「申し訳ないとか、思う必要なんてないんですよ?」
愛梨「プロデューサーさんはいつも頑張ってるんですから、いっぱい癒されないといけないんです!」
愛梨「だから...私たちに悪いとか考えずに、たーくさん甘えちゃっていいと思いますって事を言いたかったんです♪」
P「......」
愛梨「あの...すみません、説明が下手で...」
P「いや、大丈夫だ、大体わかったから」
愛梨「本当ですか?」
P「ああ、俺は幸せ者だな、愛梨にこんなに心配してもらって」
愛梨「えへへ、私だけじゃありませんよー♪」
愛梨「マキノさんも茄子さんもみーんなプロデューサーさんがどんなに頑張ってるか知ってるんです」
愛梨「だから遠慮なんかしないで、お世話させてください!」
P「わかったわかった、でも愛梨たちも無理するなよ?お前たちだって大変なのは俺が一番よく知ってるんだからな」
愛梨「大丈夫です、こうやってプロデューサー分を補給すればいつも元気いっぱいです♪」ギュウウウウ
P「こ、こら...」
茄子「コーヒーお待ちどうさ...あっ、愛梨ちゃんずるいです!」
愛梨「じゃあ茄子さんも一緒に!」
茄子「はーい♪」ギュッ
P「もがっ...」
愛梨「ほら、マキノさんも♪」
マキノ「それじゃ遠慮なく」ギュッ
P「お前ら...こら!」
愛梨「えへへ、プロデューサー分を補給です!」
茄子「そうですねー、Pさん分の補給をしないと♪」
マキノ「ええ、とても合理的よ」
P「合理的じゃない!というか呼吸できないし...暑い...」
ガチャッ
ちひろ「ただいま戻りましたー、すみません用事が長引いて...」
愛梨「あっ、おかえりなさいちひろさん!」
ちひろ「ごめんなさいね愛梨ちゃんにマキノちゃん、留守番なんか頼んで...」
マキノ「気にしないでちひろさん、それとこれといって特に異常はなかったわ」
ちひろ「ありがとうございます、あら茄子ちゃんまで、どうしたんですか?」
茄子「ふふっ、Pさん分を補給してたんです♪」
ちひろ「Pさん分?まあ、よくわかりませんけどお疲れさまです」
P「ちひろさんは用事終わったんですか?」
ちひろ「ええ、おかげ様で、でも最近は暑くてイヤになりますねぇ」パタパタ
P「まったくです、夏はジメジメしてあまり好きになれません」
ちひろ「ですよね、そういえば外を歩いてたらこんなのもらいましたよ」ピラッ
茄子「どれどれ?あっ...」
愛梨「なんですかそのチラシ?」
茄子「...Pさん、今度のお休みっていつですか?」
P「休み?来週の日曜なら一日オフだけど?」
茄子「あらまあ♪ちょうどこの日ですね、ツイてます!」
マキノ「ふむ、これは...」
P「どうした?やけに嬉しそうだな?」
茄子「ふふっ、夏だからって嫌な事ばかりじゃありませんよ♪」
---一週間後---
ガヤガヤ...
P「おぉ、結構人がいるな...」
愛梨「あっ、プロデューサーさん!こっちですよー!」
P「俺が一番最後か、待たせて悪かったな」
マキノ「気にしないで、時間通りよ」
P「今日はこの近くで夏祭りだったとはな、忙しくて忘れてたよ」
茄子「ふふっ、マキノちゃん待ちきれなくて一時間前から待ってたみたいですよ♪」
愛梨「マキノさん、よっぽど楽しみにしてたんですね!」
マキノ「い、いいじゃない!遅れるよりは早く来てた方が論理的にも...」
茄子「わかってますよー♪」
マキノ「そ、それよりP!」
P「なんだ?」
マキノ「その...どう?似合ってるかしら?普段はあまりこういうのは着なくて...」
P「ああ、とっても可愛いぞ」
マキノ「そ、そう...///」
P「マキノの方こそ、待ってる間ナンパとかされなかったか?」
マキノ「平気よ、何人かに話しかけられたけど全員あしらったわ」
P「なるほど」
マキノ「Pの方こそ、お祭りに来てる子をスカウトしないようにね」
P「わ、わかってます...」
愛梨「プロデューサーさん、私の浴衣似合ってますか?」
P「おう、よく似合ってるな」
愛梨「えへへ、茄子さんに着付けしてもらったんです♪」
P「さすがは茄子だ、上手だな」
茄子「ふふっ、喜んでもらえて何よりです」
P「お祭りなんか来るのは久しぶりだよ、ここ数年なんやかんやで忙しかったからな」
茄子「じゃあ今日は今まで来れなかった分も楽しまないとですね♪」ギュッ
P「お、おい茄子...」
茄子「今日は花火も上がるそうですよ、一緒に見ましょうね♪」
愛梨「プロデューサーさん!私、金魚すくいやってみたいです!」ギュッ
マキノ「P、私は出店の食べ物が食べてみたいわ、お祭りにおける食べ物の味の傾向を...」
P「わかったわかった、ひとりずつ!ひとりずつだ!」
愛梨「えへへ♪今日はいっぱい楽しみましょうね!」
P「忙しい夜になりそうだ...」
マキノ「いいじゃない、これも夏の風物詩というものでしょう?」
P「うーん、そうなのかな...」
茄子「うふふ、細かい事は言いっこなし!楽しんだもの勝ちですよ♪」
P「それもそうか...よし、今日は遊ぼう!」
愛梨「はい!たくさん夏を感じちゃいましょうね!」
P「ああ、そうだな...」
P「うん、夏だからって嫌な事ばかりじゃないみたいだ...」
おわり
駄文失礼しました~
知ってる人は知っているかもしれませんが嫁3人衆です
暑くなってきたのでかき氷食べたいなぁ
ちなみに家の近くのお祭りは雨で中止になったそうです
まあどっちにしろ仕事で行けないんですけどね
ではまた~
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